JP3079374U - 折畳み式の足踏み健康器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】 折畳み、又は展開の動作が単一のステップで
それぞれの構成部材を連動させる動作であり、実用性と
安全性を具える折畳み式の足踏み健康器を提供する。 【解決手段】 支柱１１と、回動杆２１と、２本の傾斜
支柱３１と、２本のペダル杆４１と、２本のシリンダ５
１と、２本の連結杆６１とによって折畳み式の足踏み健
康器を構成する。支柱は連接部を一体に形成するととも
に、支柱の下端縁の背面には軸孔を有する軸支連結杆を
横設し、かつ底端部にはスタンドロッド１４を横設し、
軸支座１５を形成する。また、回動連結杆は、上端縁部
にハンドル２２を固定し、回動杆の背面には軸支座２３
を凸設して、回動杆を連接部に回動自在に設け、その下
端縁部には連接座２４を形成する。２本の傾斜支柱は、
回動杆の連接座２４にコの字状を形成するとともに、回
動自在に設けられ、また、それぞれの傾斜支柱の下方に
釣支座３３を設け、かつ該傾斜支柱に軸支座３４を設け
る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術範囲】

この考案は足踏み運動を行うための健康器具に関するものであって、特に簡易 な折畳みの動作によって折畳むことのできる足踏み式健康器に関わる。

【０００２】

【従来の技術】

従来の足踏み運動を行うための健康器具は、左右の踏板と、固定されたハンド ルを具えてなり、該ハンドルによって体を支えつつ、左右の踏板を交互に踏込ん で足踏み運動をするものである。このような健康器具は、全体の体積が大きくな り、収納する場合空間を大きく閉める。よって、例えば家庭内で使用する場合、 使用する場所はある程度の面積を有する場所が必要であるのみならず、これを収 納する場合も同様に大きな面積、もしくは収納容量を具えた場所が必要となる。 よって、使用者にとって一種の不便をもたらすことになる。

【０００３】 従来の技術における欠点に対して、折畳み式の足踏み健康器が開発されている が、周知の折畳み式の足踏み健康器は折畳みの動作が個々の構成部材についてそ れぞれ単独に行う折畳みの動作であって、かつこれら動作は前後の順序を具える 。このため、折畳み、展開の動作が煩雑であり不便を感じものであるとともに、 甚だしくはこれら動作を行う場合安全性に欠けることもある。よって、折畳み、 展開の動作が容易で、便利さと実用を具える折畳み式の足踏み健康器を如何にし て開発するかが、消費者の期待するところであって、かつ当業者の開発の目標と なっている。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

この考案は従来の足踏み式健康器具に見られる以上の欠点に鑑みて開発された ものである。即ち、使用後に収納する場合、折畳んで収納することができ、収納 のための空間を節約することのできる足踏み式の健康器具であって、該折畳み、 もしくは展開の動作が単一のステップでそれぞれの構成部材を連動させる動作で あって、実用性と安全性を具える折畳み式の足踏み健康器を提供することを目的 とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

支柱と、回動杆と、２本の傾斜支柱と、２本のペダル杆と、２本のシリンダと 、２本の連結杆とによって折畳み式の足踏み健康器を構成する。該支柱は上端縁 に軸孔を穿設してなる連接部を一体に形成するとともに、該支柱の下端縁の背面 には軸孔を有する軸支連結杆を横設し、かつ底端部にはスタンドロッドを横設し 、該スタンドロッドの両端縁上面には、軸支座を形成する。また、該回動連結杆 は、上端縁部にハンドルを固定し、該回動杆の背面の上端縁に近接した位置には 軸支座を凸設して、該軸支座と支軸によって回動杆を該連接部に回動自在に設け 、かつ該回動杆の下端縁部には連接座を形成する。該２本の傾斜支柱は、連接座 に連結管を挿設し、該連結管の両端にそれぞれの傾斜支柱の上端連結部を嵌挿す ることによって、前記回動杆の連接座にコの字状を形成するとともに、回動自在 に設けられ、また、それぞれの傾斜支柱の上端連結部に近接した位置には、下方 に釣支座を設け、かつ該傾斜支柱の縦方向の中段の適宜な位置に軸支座を設ける 。また、該２本のペダル杆は、一端に連結管部を形成し、他端の上面にはペダル 板を設けるとともに、中段上面の適宜な位置に軸支座を設けてなり、前記支柱の 下端縁の背面に横設した軸支杆の両端縁に回動自在に設ける。該2本のシリンダ は、それぞれの一端を前記傾斜支柱の釣支座に設け、他端を前記ペダル杆の中段 上面に設けた軸支座に設けてなる。また、該２本の連結杆は前記傾斜支柱の軸支 座と、支柱の軸支座との間に回動自在に設けてなり、前記の支柱と、回動杆と、 傾斜支柱と、及び連結杆とによって構成される４本の杆体を連結した構造を形成 して、折畳みの動作を簡易で、かつ安全な動作を達成する。

【０００６】

【実施例】

この考案の特徴と効果を説明するために、具体的な実施例を挙げ、図面を参照 にして以下に詳述する。図１はこの考案による足踏み式健康器を組み立てた状態 の斜視図であって、図２は図１に開示する足踏み式健康器の分解図である。図面 によれば、該足踏み式健康器（１０）は、支柱（１１）の上端縁に軸孔を穿設し てなる連接部（１２）を一体に形成し、該支柱（１１）の下端縁の背面には軸孔 を有する軸支杆（１３）を横設し、また底端部にはスタンドロッド（１４）を横 設する。該スタンドロッド（１４）の両端縁上面には、軸支座（１５）を形成す る。

【０００７】 また、矩形の柱状に形成した回動杆（２１）の上端縁部にハンドル（２２）を 固定し、該回動杆（２１）の背面の上端縁に近接した位置には軸支座（２３）を 凸設して、該軸支座（２３）と支軸によって回動杆（２１）を該連接部（１２） に回動自在に設ける。また、該回動杆（２１）の下端縁部には連接座（２４）を 形成する。

【０００８】 また、２本の傾斜支柱（３１）を前記回動杆（２１）の連接座（２４）にコの 字状を形成するように設ける。それぞれの傾斜支柱（３１）の上端連結部（３２ ）には、該連接座（２４）に挿設した連結管（３１）の両端に嵌挿する。よって 、２本の傾斜支柱（３１）は、連結管（３１）によって一体に設けられるととも に、連接座において回動自在に設けられる。また、該２本の傾斜支柱（３１）の 上端連結部に近接した位置には、下方に釣支座（３３）を設けるとともに、傾斜 支柱の縦方向の中段の適宜な位置に軸支座（３４）を設ける。

【０００９】 前記支柱（１１）の下端縁の背面に横設した軸支杆（１３）の両端縁には、一 端に連結管部（４２）を形成した２本のペダル杆（４１）を回動自在に設け、該 ２本のペダル杆（４１）の他端の上面にはペダル板（４３）を設けるとともに、 中段上面の適宜な位置に軸支座（４４）を設ける。

【００１０】 また、2本のシリンダ（５１）の一端を前記傾斜支柱（３１）の釣支座（３３ ）に設け、他端を前記ペダル杆（４１）の中段上面に設けた軸支座（４４）に設 ける。

【００１１】 また、２本の連結杆（６１）を傾斜支柱（３１）の軸支座（３４）と、支柱（ １１）の軸支座（１５）との間に回動自在に設ける。

【００１２】 以上の部材によって構成されるこの考案の足踏み式健康器（１０）は、支柱（ １１）と、回動杆（２１）と、傾斜支柱（３１）と、連結杆（６１）とによって 構成される４本の杆体を連結した構造を具えてなる。図３に開示するように、こ の考案の足踏み式健康器（１０）を展開する場合は、回動杆（２１）を支柱（１ １）の内側に位置さると、それぞれの部材が部材自体の重量によって下方に引か れる力を利用して傾斜支柱（３１）を展開させて、回動杆（２１）が支柱（１１ ）に密接した状態となり、それぞれの部材が位置決めされて展開される。よって 、足踏み式健康器（１０）の安定した展開状態を得ることができる。

【００１３】 この考案による足踏み式健康器（１０）を折畳んで収納する動作を図４および 図５に開示する。即ち、図３に開示する展開した状態から、足踏み式健康器（１ ０）を図４、図５の順に折畳んで収納する。この場合、ハンドル（２２）を支柱 （１１）の外側に倒し、回動杆（２１）を上方に向かって回転させて傾斜支柱（ ３１）と、連結杆（６１）とを上方に引き上げて支柱（１１）の両側に平面状に 近接させる。また、シリンダ（５１）と、ペダル杆（４１）も同時に上方に引き 上げられ、折畳みの動作が完成する。よって、この考案による足踏み式健康器（ １０）は、単一の動作のステップによって、それぞれの構成部材を互いに連動さ せて、折畳み、もしくは展開の動作を容易に行うことができ、使用上の実用性と 安全性を具える。

【考案の効果】

この考案による折畳み式の足踏み健康器は、折畳み、もしくは展開の動作が単 一のステップでそれぞれの構成部材を連動させる動作であって、操作が容易で実 用性と安全性を具える。

【図面の簡単な説明】

【図１】 この考案による折畳み式の足踏み健康器の斜
視図である。

【図２】 図１の折畳み式の足踏み健康器の分解図であ
る。

【図３】 図１の折畳み式の足踏み健康器を展開する動
作を示す側面図である。

【図４】 図１の折畳み式の足踏み健康器を折畳む動作
を示す側面図である。

【図５】 図１の折畳み式の足踏み健康器を折畳んだ状
態の斜視図である。

【符号の簡単な説明】

１０ 足踏み式健康器 １１ 支柱 １２ 連接部 １３ 軸支杆 １４ スタンドロッド １５ 軸支座 ２１ 回動杆 ２２ ハンドル ２３ 軸支座 ２４ 連接座 ３１ 傾斜支柱 ３２ 上端連結部 ３３ 釣支座 ３４ 軸支座 ４１ ペダル杆 ４２ 連結管部 ４３ ペダル板 ４４ 軸支座 ５１ シリンダ ６１ 連結杆

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 支柱と、回動杆と、２本の傾斜支柱と、
   ２本のペダル杆と、２本のシリンダと、２本の連結杆と
   によってなる折畳み式の足踏み健康器において、 該支柱は上端縁に軸孔を穿設してなる連接部を一体に形
   成するとともに、該支柱の下端縁の背面には軸孔を有す
   る軸支連結杆を横設し、かつ底端部にはスタンドロッド
   を横設し、該スタンドロッドの両端縁上面には、軸支座
   を形成し、 該回動連結杆は、上端縁部にハンドルを固定し、また該
   回動杆の背面の上端縁に近接した位置には軸支座を凸設
   して、該軸支座と支軸によって回動杆を該連接部に回動
   自在に設け、かつ該回動杆の下端縁部には連接座を形成
   し、 該２本の傾斜支柱は、連接座に連結管を挿設し、該連結
   管の両端にそれぞれの傾斜支柱の上端連結部を嵌挿する
   ことによって、前記回動杆の連接座にコの字状を形成す
   るとともに、回動自在に設けられ、また、それぞれの傾
   斜支柱の上端連結部に近接した位置には、下方に釣支座
   を設け、かつ該傾斜支柱の縦方向の中段の適宜な位置に
   軸支座を設け、 該２本のペダル杆は、一端に連結管部を形成し、他端の
   上面にはペダル板を設けるとともに、中段上面の適宜な
   位置に軸支座を設けてなり、前記支柱の下端縁の背面に
   横設した軸支杆の両端縁に回動自在に設けられ、 該2本のシリンダは、それぞれの一端を前記傾斜支柱の
   釣支座に設け、他端を前記ペダル杆の中段上面に設けた
   軸支座に設けてなり、 該２本の連結杆は前記傾斜支柱の軸支座と、支柱の軸支
   座との間に回動自在に設けてなり、 前記支柱と、回動杆と、傾斜支柱と、及び連結杆とによ
   って構成される４本の杆体を連結した構造を具えてなる
   ことを特徴とする折畳み式の足踏み健康器。