JP3051836U - 折畳みできるテーブル板を備えた家具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 折畳みできる、かつ使用時に安定したテーブ
ル板を備えた椅子又はテーブル等の家具を提供する。 【解決手段】 折畳み椅子３の二本の縦向支持脚１にテ
ーブル板５を枢支するとともにテーブル板の裏面を伸縮
ロッド５２により支持して折畳みできるように取り付け
る。伸縮できるインナーパイプ５２１とアウターパイプ
５２２からなる伸縮ロッド５２は、一方の端部が二本の
縦向支持脚１を連結する横向きロッド２に取り付けられ
たＵ形ジョイント２１に回動自在に、他端をテーブル板
５の裏面のＵ形ジョイント５１６に回動自在に取り付け
られている。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、折畳みできるテーブル板を備えた椅子あるいはテーブル等の家具に 関するものである。

【０００２】

【考案が解決しようとする課題】

本考案の主な目的は折畳みできるテーブル板を持つ、折畳できる椅子あるいは テーブル等の家具を提供することにある。このテーブルの板は、たとえば、折畳 みできる椅子の一側から展開され、または折畳みできる椅子の一側に折り畳むこ とができる。

【０００３】

【課題を解決するための手段】

上記課題は、家具に二本の縦向支持脚１にテーブル板を枢支するとともにテー ブル板の裏面を伸縮ロッドにより支持して折畳みできるように取り付けるように して折畳みテーブルを家具に取り付ける。 請求項１の考案は、下方において中央部にＵ型ジョイントを有する横向きロッ ドにより接続され、家具の支持脚となる二本の縦向支持脚と、前記二本の縦向支 持脚に枢支され、一側辺の中央部に把持部を有し、該把持部の近傍に穴が形成さ れ、裏面中央部にＵ形ジョイントを有するテーブル板と、一端が前記横向きロッ ドのＵ型ジョイントに回動可能に連結されたインナーパイプと、該インナーパイ プが挿入され、一端が前記テーブル板の裏面のＵ形ジョイントに回動可能に連結 されたアウターパイプと、前記インナーパイプ内に弾性板により外方に突出可能 に支持され、前記アウターパイプに設けられた貫通孔と係合するプラグを有する 伸縮ロッドと、からなる折畳みできるテーブル板を備えた構成である。

【０００４】 請求項２の考案は、請求項１記載の折畳みできるテーブルを備えた家具におい て、前記横向きロッドに位置決め板を回動可能に取り付けた構成である。 請求項３の考案は、請求項１又は請求項２記載の折畳みできるテーブル板を備 えた家具において、前記家具は折畳み可能の椅子である折畳みできるテーブル板 を備えた家具。

【０００５】 請求項４の考案は、請求項１又は請求項２記載の折畳みできるテーブル板を備 えた家具において、前記家具はテーブルである折畳みできるテーブル板を備えた 家具。

【０００６】

【考案の実施の形態】

以下、本考案の構造、特徴及び効果に理解を容易にするために、図面に基づい て、本考案の実施例を説明する。 先ず図１及び図２を参照して説明する。図１は本考案を折畳み可能の椅子に適 用した例を示す。本考案による折畳みできるテーブル板を持つ折畳み可能の椅子 は主に、両側に設けた二本の縦向支持脚１を備える。この縦向支持脚１の下方に は中央部にＵ形ジョイント２１を持つ横向ロッド２を具有する折畳み椅子３に連 結される。そして、この縦向支持脚１に折畳みテーブル板５が取り付けられる。

【０００７】 折畳みテーブル板５について以下に詳述する。 テーブルの板５１の両側辺は枢軸５１１により、折畳み椅子３の縦向支持脚１ における適当な高さに枢設される。その接続方式はリベットを縦向支持脚１の一 側から通過させることにより枢軸５１１に位置決められる。人間工学の設計にし たがって、快適かつ使用に便利な把っ手５１２がテーブル板５１の一側辺の中央 部から延伸して設けられている。テーブル板５１にはカップを置くために、把っ 手（５１２）の近傍の内側に孔穴５１３が設けられる。テーブル板５１の底部周 辺における適当な位置に、ごみの収集袋またはほかのものをかけるために、いく つかのハンガー５１４が設置される。枢軸に近いところに、大型の雨傘の把っ手 を入れるために、中空の垂直方向の係止座５１５が設けられている。なお、テー ブル板５１の底部の中央における適当な位にはＵ形ジョイント５１６が取り付け られている。

【０００８】 伸縮ロッド５２は図２及び図３に示すように、インナーパイプ５２１、アウタ ーパイプ５２２から形成される。インナーパイプ５２１の一端はリベットまたは ねじで、折畳み椅子３の横向ロッド２の中央部に取り付けられているＵ形ジョイ ント２１に回動自在にできるように連結される。インナーパイプ５２１のもう一 端はパイプの内側に弾性ばね板片５２３を取付ける。該ばね板片５２３の一端に は、プラグ５２３１が取り付けられおり、インナーパイプ５２１の外壁を通して アウターパイプ５２２に設けられた貫通穴５２２１を貫通して位置決めされるよ うにしている。アウターパイプ５２２の一端の内径はインナーパイプ５２１が伸 縮自在に挿入できる寸法である。アウターパイプ５２２には、インナーパイプ５ ２１のプラグ５２３１に対応した向きにに沿って貫通穴５２２１があるので、内 、外パイプ５２１，５２２が最大限度まで延ばされるときに、プラグ５２３１は ストッパーとしてインナーパイプ５２１を位置決める。また、また、アウターパ イプ５２２のもう一端はリベットまたはねじで、テーブル板５１の裏面のＵ形ジ ョイント５１６に活動自在にできるように接続される。

【０００９】 次に、図３を参照して折畳みテーブル５の使用方法について説明する。折畳み テーブル５は、テーブル板５１が伸縮ロッド５２に接続され、横向ロッド２が連 結された二本の縦向支持脚１に連結された折畳み椅子３の一側に位置決められる 。テーブル板５２が引かれる場合に、伸縮ロッド５２の内、外パイプ５２１，５ ２２が摺動し、移動する過程においてプラグ５２３１は貫通穴５２２１に入って 、ストッパーとしてテーブル板５２を位置決める。すなわち、テーブル板５１と 折畳み椅子３は枢軸５１１を支点として、上へ展開され、縦向支持脚１と垂直の 状態で位置決められる。

【００１０】 折畳みテーブル５にとって、テーブル板５１と折畳み椅子３が縦向支持脚１と 垂直の状態で位置決められるときに、安定かつ堅固の状態となるように、また、 重量を受けて傾斜する現象を避けるために、横向ロッド２の中央部に枢設された 伸縮ロッド５２のインナーパイプ５２１の一端に、さらに位置決め板６を追加す る。位置決め板６は細長状で、枢設連結部の他方の一端に、床面と接触するため の階段状支持辺６１がある。伸縮テーブル５が上へ展開されるときに、位置決め 板６を表板との平行してある状態まで回転すると、折畳み椅子の専用伸縮テーブ ルがより安定になる。位置決め板６を使用しない場合に、横向ロッド２の下まで 回して隠すことができるので、実用かつ便利である。

【００１１】 折畳み椅子３の一側に取付けられ、上へ展開された状態になる折畳みテーブル ５を折り畳む場合には、図４に示すように、突出しているプラグ５２３１をアウ ターパイプ５２２の貫通穴５２２１から分離させるように押しながら、手でテー ブル板を押すか、または把っ手５１２を握り、伸縮ロッド５２のインナーパイプ ５２１の一端、つまり、プラグ側の端をアウターパイプ５２２と表板との接合し た側へ縮める。伸縮ロッド５２の長さを縮合させると、テーブル板５１は枢軸５ １１を支点として、折畳み椅子３の一側に密着のように縮合できる。

【００１２】 図４に示されるように、前述したテーブル板の折畳みは椅子の折畳みに不良影 響を及ぼすことがない。また、出かけて携行して使用したい場合に、図３に示す ように、折畳み椅子３をあけて、手で枢軸５１１を支点として、折畳みテーブル ５の一側から突出してある把っ手５１２を上へ展開させる。そうすると、伸縮ロ ッド５１の内、外パイプ５２１，５２２がすぐに引かれて、図２に示すように、 インナーパイプ５２１のプラグ５２３１がアウターパイプ５２２の貫通穴５２２ １から突出しているので、テーブル板５１が縦向支持脚１と垂直した状態で位置 決められる。そのときに、横向ロッド２の下に隠れた位置決め板６をテーブル板 との平行位置まで回転すると、伸縮テーブル５がバランスよく、安定かつ堅固の 状態になる。さらに、テーブル板５１における孔穴５１３及びハンガー５１４， 垂直方向の係止座５１５を利用すると、図６に示すように、カップを置くこと、 ごみの収集袋または別のものをかけること、大型の雨傘を挿入することなどマル チ機能に役立つので、出かける場合に、非常に便利であると共に、日光にあてた り、雨にぬれたりすることがなくて、快適に過ごすことができる。図６は、折畳 みテーブル５を折畳みできる椅子の片側に取り付けた例を示している。

【００１３】 以上は本考 案の折畳みテーブルを折畳み椅子に適用した例で説明したが、図７及び図８は本 考案による折畳みみテーブル５をテーブル４に取り付けた例を示す。 すなわち 、本考案の折畳みテーブル５を一般的なテーブル４の両側における二本の縦向支 持脚１に取付けて、横向ロッド２を連結してもよい。同時に、テーブル板５１と テーブル４の縦向支持脚１との連結は図９，図１０に示すように、回動自在の接 手ジョイント７で接続され、伸縮ロッド５２と横向ロッド２との連結は活動自在 のツーウエイ接手ジョイント８で接続される。以上のとおりであるから、図１１ は、本考案の折畳みテーブル５をテーブル４に取り付けた他の例を示す。この例 では、横向きロッド２の左右二箇所に位置決め板６、６を回動自在に取り付けて いる。

【００１４】 なお、上記の各実施例においては、テーブル板が取り付けられる二本の縦向支 持脚は、椅子またはテーブルの支持脚であるが、特に、これに限るものでなく、 支持脚を有する他の家具にも適用できることは明らかである。

【００１５】

【考案の効果】

上述のように、本考案によれば、椅子又はテーブルに伸縮ロッドと枢軸を利用 してテーブル板を折畳み自在にもうけているため、簡単な操作で拡げたり折り畳 んだりすることができ、使用時にはテーブル板を安定した状態で位置決めするこ とができる。また、横向きロッドに位置決め板を回動自在に取り付けているため 、必要に応じて引出して使用することができ、より安定した状態で折畳みテーブ ルを使用することが可能となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案による折畳みテーブルの立体構造図であ
る。

【図２】本考案による伸縮ロッドの局部アセンブリを示
す断面図である。

【図３】本考案による折畳みテーブルのテーブル板を展
開するまたは折畳む状態を示す断面図である。

【図４】本考案による折畳みテーブルのテーブル板を展
開するまたは折り畳む状態を示す外観説明図である。

【図５】本考案による折畳みテーブルのテーブル板を折
畳み椅子の片側に取付けた立体外観図である。

【図６】本考案による折畳みテーブルのテーブル板を折
畳み椅子の片側に取付けた実施例の使用状態を示す図で
ある。

【図７】本考案による折畳みテーブルのテーブル板をテ
ーブルの片側に取付けた立体外観上視図である。

【図８】本考案による折畳みテーブルのテーブル板をテ
ーブルの片側に取付けた立体外観図である。

【図９】本考案による折畳みテーブルのテーブル板を縦
向支持脚に取付けるための接手ジョイントを示す説明図
である。

【図１０】本考案による折畳みテーブルのテーブル板を
縦向支持脚に取付ける用のツーウエイ接手ジョイントを
示す説明図である。

【図１１】本考案による折畳みテーブルのテーブル板を
テーブルの片側に取付けたもう一つの実施例図面であ
る。

【符号の説明】

１ 縦向支持脚 ２ 横向ロッド ２１ Ｕ形ジョイント ３ 折畳み椅子 ４ テーブル ５ 伸縮テーブル ５１ テーブルの表板 ５１１ 枢軸 ５１２ 把っ手 ５１３ 孔穴 ５１４ ハンガー ５１５ 垂直方向の係止座 ５１６ Ｕ形ジョイント ５２ 伸縮ロッド ５２１ インナーパイプ ５２２ アウターパイプ ５２２１ 貫通穴 ５２３ 弾性薄片 ５２３１ 受力プラグ ６ 位置決め板 ６１ 置物面 ７ 接手ジョイント ８ ツーウエイ接手ジョイント

Claims (4)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 下方において中央部にＵ型ジョイントを
   有する横向きロッドにより接続され、家具の支持脚とな
   る二本の縦向支持脚と、 前記二本の縦向支持脚に枢支され、一側辺の中央部に把
   持部を有し、該把持部の近傍に穴が形成され、裏面中央
   部にＵ形ジョイントを有するテーブル板と、一端が前記
   横向きロッドのＵ型ジョイントに回動可能に連結された
   インナーパイプと、該インナーパイプが挿入され、一端
   が前記テーブル板の裏面のＵ形ジョイントに回動可能に
   連結されたアウターパイプと、前記インナーパイプ内に
   弾性板により外方に突出可能に支持され、前記アウター
   パイプに設けられた貫通孔と係合するプラグを有する伸
   縮ロッドと、からなる折畳みできるテーブル板を備えた
   家具。
2. 【請求項２】 請求項１記載の折畳みできるテーブルを
   備えた家具において、前記横向きロッドに位置決め板を
   回動可能に取り付けた折畳みできるテーブル板を備えた
   家具。
3. 【請求項３】 家具は折畳み可能の椅子である請求項１
   又は請求項２記載の折畳みできるテーブル板を備えた家
   具。
4. 【請求項４】 家具はテーブルである請求項１又は請求
   項２記載の折畳みできるテーブル板を備えた家具。