JP3079358B2 - ガスバーナ - Google Patents
ガスバーナInfo
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Description
えた略環状の分布室と、分布室の周囲一側部に連通する
混合管とを有する板金製のバーナ本体と、分布室上に載
置されるバーナヘッドとを備えるガスバーナに関する。
の分布室上にバーナヘッドを載置することによって、分
布室の上壁板とバーナヘッドの下面に形成した櫛歯状の
部分とで囲まれた炎孔を形成する。従って、分布室の上
壁板の内、少なくとも櫛歯状の部分に対応する範囲は外
周壁板から略平面状に折り曲げた上壁板を形成する必要
がある。従って、炎孔をバーナヘッド全周に設けるため
には分布室内であって上壁板と外周壁板との間に位置す
る部分にコーナ部が形成される。尚、バーナ本体を鋳造
により形成すると、外周壁板の肉厚を大きくできるため
にバーナヘッドの櫛歯状部分に対応する上記上壁板が不
要であり、又は、駄肉で埋められ、コーナ部は形成され
ない。
一側部に連通されており、該混合管から分布室内に流入
した混合気は分布室内を左右の両周方向に流れる。しか
し、分布室と混合管との連結部の近傍に位置するコーナ
部では混合気のほとんどが該コーナ部をまたいでバーナ
ヘッドが載置されている上方の流出穴へ向かって流れ
る。すると、コーナ部をまたいで流れる際に混合気の一
部がコーナ部内に入り込むが渦流状態となってコーナ部
内に滞留することになり、流速は極めて遅い。
合管内へのガスの供給は直ちに停止されるがエゼクタ効
果により吸引されていた一次空気は慣性のため引き続い
て混合管内に入り、混合管内は通常燃焼状態より空気が
過剰な状態になる。このように混合気中の空気の割合が
多くなると燃焼速度が速くなるため炎は炎孔からバーナ
本体内部に逆火する場合がある。分布室内に残っている
混合気量は少量であるためそのまま放置すれば自然に消
火し(約5秒後)、また、消火操作後直ち(約3秒以
内)に再点火操作する場合には、逆火した炎はコーナ部
まで進んでおらず、そこでは燃焼速度より混合気の供給
速度のほうが速いため、再点火操作により供給される混
合気によって炎は炎孔へと押し戻される。ところが、炎
が上記コーナ部で滞留している混合気まで逆火した状態
(約3秒以上5秒未満後)で再点火操作すると、再点火
操作により混合気を流しても該コーナ部での混合気の流
速が極めて遅いため炎を押し戻すことができず、かつ、
新しい混合気が該コーナ部内に供給され続けるため、該
コーナ部内の炎が消えないという不具合が生じる。
すべく、上方に流出孔を備えた略環状の分布室と、分布
室の周囲一側部に連通する混合管とを有する板金製のバ
ーナ本体と、分布室上に載置されるバーナヘッドとを備
えるガスバーナにおいて、分布室の上壁板と外周壁板と
の間に形成されるコーナ部に、少なくとも上記周囲一側
部に位置させて、混合管から流入する混合気がコーナ部
に滞留することを防止する整流板を取り付けることを特
徴とする。
混合管の下半部とを構成する板金製の下側半殻体と、分
布室の上壁板と内外両壁部と混合管の上半部とを構成す
る板金製の上側半殻体とを接合して形成され、上側半殻
体に上記整流板を取り付けるようにしてもよい。
滞留しなくなり、たとえコーナ部の位置まで炎が逆火し
ても整流板により炎のコーナ部への侵入が阻止され、再
点火操作により混合気を供給すると、混合気により炎が
押し戻されバーナ本体内で燃焼が継続することはない。
あり、板金成形された上側半殻体11と同じく板金成形
された下側半殻体12とを気密に密着させた状態でかし
められている。該バーナ本体1には混合管2と該混合管
2に連結される分布室30を備えたバーナ部3とが形成
されている。図示しないノズルが混合管2の開口21に
臨むように配置され、該ノズルから噴出されたガスと、
エゼクタ効果により吸引された空気とを末広管部22内
で混合してバーナ部3の分布室30内へと供給する。混
合管2から供給される混合気は分布室30を通って、該
分布室30の上壁板30aに開設した流出穴である複数
の窓穴31から噴出する。一方、該分布室30の上壁板
30aにはバーナへッド4が載置され、バーナヘッド4
の櫛歯部41が分布室30の上壁板30aに形成された
内周側に向って傾斜した平面状の載置部32に当接す
る。従って、窓穴31から噴出した混合気は櫛歯部41
と載置部32とで形成される炎孔から放射状に放出され
る。尚、バーナ部3の上壁板30aには分布室30に連
通しない開口33が設けられており、該開口33を通し
て点火プラグや熱電対(共に図示せず)が配設される。
尚、バーナヘッド4の下面に突出するボス部42をバー
ナ部3の中央に開設した丸穴34に挿入させることによ
ってバーナ部3に対するバーナヘッド4の位置決めを行
なう。尚、上側半殻体11と下側半殻体12とは外周部
分と丸穴34の内側と開口33の縁部とで相互にかしめ
られている。
面51と、該斜面51の両端に形成された折返片52
と、斜面51の途中2か所に垂設された取付足53とに
より構成されている。そして、上側半殻体11と下側半
殻体12とを合わせる前に、上側半殻体11のバーナ部
3の内側であって、混合管2に連通する部分を中心とし
て左右対称になるように、整流板5をスポット溶接し、
その後に下側半殻体12を上側半殻体に11に合わせる
ようにした。
に示すように、分布室30内の上壁板30aの載置部3
2と外周壁部30bとの間に形成されるコーナ部6が整
流板5の斜面51によって塞がれ、混合管2から流れて
くる混合気はコーナ部6内で渦流となって滞留すること
なく該斜面51に案内されてスムーズに各窓穴31へと
流れる。尚、斜面51の両端まで流れた混合気は折返片
52があるため斜面51の裏側に流れ込むことはない。
3内での混合気の流れをスムーズにし混合気が滞留しな
いようにすると、消火操作をして炎が分布室30内に逆
火し、かつその逆火した炎が消火する前に再点火を行な
った場合でも、新たに供給される混合気によって炎は炎
孔から外部へと押し戻され、分布室30内に炎が残り続
けるようなことはない。尚、整流板5と上側半殻体11
の上壁部30aは外周壁部30bとの間に隙間が生じて
も、炎は該隙間を通る際に整流板5に冷却されて消火さ
れ、整流板5の裏側、すなわちコーナ部6内に侵入する
ことはない。尚、整流板5を全周に設けても良い。尚、
窓孔31は環状の1つの開口で形成しても良い。すなわ
ち上壁板は少なくとも載置部を備えていれば良い。
2枚の半殻体で構成したが、3枚の半殻体をかしめて構
成するものにも適用することができ、また、中央に空気
通路である丸穴34を設けないものに適用してもよい。
る橋状の連結部について、該連結部の外周側が内周側よ
り低くなるように放射方向に傾斜させ、炎孔から入った
煮汁が該連結部を伝って丸穴34とバーナヘッド4との
間に流入しないようにするとよい。
は、板金成形されたバーナの分布室内のコーナ部に整流
板を取り付けることにより、分布室内で混合気が滞留し
ないようにして、消火操作後再点火した場合に分布室内
に炎が残らないようにした。
Claims (2)
- 【請求項1】 上方に流出孔を備えた略環状の分布室
と、分布室の周囲一側部に連通する混合管とを有する板
金製のバーナ本体と、分布室上に載置されるバーナヘッ
ドとを備えるガスバーナにおいて、分布室の上壁板と外
周壁板との間に形成されるコーナ部に、少なくとも上記
周囲一側部に位置させて、混合管から流入する混合気が
コーナ部に滞留することを防止する整流板を取り付ける
ことを特徴とするガスバーナ。 - 【請求項2】 上記バーナ本体は、分布室の底壁板と
混合管の下半部とを構成する板金製の下側半殻体と、分
布室の上壁板と内外両壁部と混合管の上半部とを構成す
る板金製の上側半殻体とを接合して形成され、上側半殻
体に上記整流板を取り付けることを特徴とする請求項1
記載のガスバーナ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07325506A JP3079358B2 (ja) | 1995-12-14 | 1995-12-14 | ガスバーナ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07325506A JP3079358B2 (ja) | 1995-12-14 | 1995-12-14 | ガスバーナ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09166307A JPH09166307A (ja) | 1997-06-24 |
JP3079358B2 true JP3079358B2 (ja) | 2000-08-21 |
Family
ID=18177642
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP07325506A Expired - Fee Related JP3079358B2 (ja) | 1995-12-14 | 1995-12-14 | ガスバーナ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3079358B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101816527B1 (ko) * | 2016-05-16 | 2018-01-09 | 공재철 | 회오리 화염형 헤드 및 이를 구비하는 휴대용 가스레인지 |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5279292B2 (ja) * | 2008-02-19 | 2013-09-04 | 株式会社パロマ | コンロバーナ |
JP6951211B2 (ja) * | 2017-11-24 | 2021-10-20 | 株式会社ハーマン | コンロ用ガスバーナ |
JP7315494B2 (ja) * | 2020-02-07 | 2023-07-26 | リンナイ株式会社 | コンロバーナ |
CN115823582B (zh) * | 2022-11-28 | 2023-08-25 | 中山市康诺智能家居有限公司 | 一种高效节能大功率超薄型组合燃烧器 |
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1995
- 1995-12-14 JP JP07325506A patent/JP3079358B2/ja not_active Expired - Fee Related
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KR101816527B1 (ko) * | 2016-05-16 | 2018-01-09 | 공재철 | 회오리 화염형 헤드 및 이를 구비하는 휴대용 가스레인지 |
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JPH09166307A (ja) | 1997-06-24 |
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