JP3079341B2 - 蛍光x線膜厚計 - Google Patents

蛍光x線膜厚計

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JP3079341B2
JP3079341B2 JP05047017A JP4701793A JP3079341B2 JP 3079341 B2 JP3079341 B2 JP 3079341B2 JP 05047017 A JP05047017 A JP 05047017A JP 4701793 A JP4701793 A JP 4701793A JP 3079341 B2 JP3079341 B2 JP 3079341B2
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Inventor
宏見 田代
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セイコーインスツルメンツ株式会社
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  • Length-Measuring Devices Using Wave Or Particle Radiation (AREA)
  • Analysing Materials By The Use Of Radiation (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、X線を利用した、金
属メッキ等の膜厚測定に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、試料の一次X線照射位置を観察す
るため、以下の構造がある。図2に示すように、一次X
線2を平行ビームにし、絞るためのコリメータ5と試料
表面を観察するための傾斜したミラー4を一体にする。
この一体のコリメータ5を、一次X線2を試料に照射し
ないで試料表面を観察する場合は、図2の(a)の状態
から左側にずらし(スライドし)一次X線のパス上に試
料画像をカメラに導くためのミラーが来るようにする。
【0003】また他に、図3に示すように、測定中に試
料画像のモニタを可能とするために、コリメータ5と測
定試料の間に傾斜させたミラー4を設置することが必要
であった。この場合ミラー4には、一次X線2が通過す
るための孔4aを設ける。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の図2の
方法では、一次X線を試料に照射して、試料の成分また
は膜厚を測定している最中は、ミラー4を移動しなけれ
ばならないために、試料画像をモニタすることができな
い。
【0005】また、図3の方法では、コリメータ5を測
定試料に近づけることが困難で、測定試料によっては誤
ってミラーを破損する恐れもある。コリメータ5を測定
試料になるべく近づけて、一次X線2のビームの広がり
及び強度の低下を抑えることにより、測定精度を向上さ
せることと、測定中に試料画像をモニタしたいという要
求を同時に実現したいという課題があった。
【0006】そこで、この発明の目的は、従来のこのよ
うな課題を解決するため、測定中であっても測定試料画
像をモニタすることができ、かつコリメータと測定試料
との間にミラーを設置しなくても良い方法を得ることで
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この発明は、一次X線を絞るコリメータと、試料画
像をカメラに導くためのミラーと、カメラからの映像信
号をフレームメモリに取り込むためのAD変換回路と、
画像情報を蓄積するためのフレームメモリと、フレーム
メモリの情報を映像信号に変換するDA変換回路と、表
示デバイスと、表示デバイスへの信号を切り替える切り
替え器と、画像データの加工及びその他の制御を行うC
PU回路からなる蛍光X線膜厚計において、図2に示す
ようなタイプのコリメータ及びミラーを使用してX線ビ
ームの広がりを抑制し、かつ測定直前の試料画像をフレ
ームメモリに記憶しておき、測定中にその試料画像のモ
ニタを可能にした。また、表示している試料画像がリア
ルタイムの画像であるか否かを判別するといった目的の
ために、フレームメモリに読み込んだ画像データの修
正、X線の照射位置のマーキングなどの処理がソフトウ
エアにより可能なようにした。
【0008】
【作用】上記のように構成された蛍光X線膜厚計におい
ては、測定を行っていない状態、即ち一次X線の光軸上
の本来コリメータのあるべき位置にミラーが位置してい
る状態の時、サンプルの像はカメラに入力される。カメ
ラからの映像信号は、AD変換器を介して、フレームメ
モリに蓄えられる。同時に、カメラからの信号は、直接
表示デバイスにおくられる。このときCPUは信号切り
替え器によって、カメラからの信号を直接表示デバイス
に表示するようにする。試料測定の時は、信号切り替え
器により、フレームメモリの画像が表示デバイスに送ら
れるように信号切り替え器を動作させ、コリメータを一
次X線の光軸上に移動し測定を開始する。フレームメモ
リの情報は、測定開始直前の試料画像であり、測定中に
試料を故意に移動することはないので測定中の試料画像
モニタとしての機能を果たすことができる。
【0009】
【実施例】以下に、この発明の実施例を図面に基づいて
説明する。図1において、図1aは、本願発明のコリメ
ータ部分の側面断面図とブロック図である。X線管球3
は試料6に照射する一次X線2を発生する。X線管球3
からの一次X線2は、下に置かれた試料6との間にコリ
メータ5が配置されている。コリメータ5は、一次X線
を平行ビームにかつ絞るために備えている。コリメータ
5には光を反射するためのミラー4が図1の手前側に備
えられている。なお、コリメータ5とミラー4とは、図
2の構造と同じである。
【0010】試料を観察する場合、コリメータ5とミラ
ー4を図1の紙面に対して裏面側にスライドさせる。そ
して、一次X線2が試料6に照射する位置の画像を、ミ
ラー4にて反射し、その画像をカメラ1にて観察する。
カメラ1にて観察された試料6の画像の信号は、A/D
変換器8にてA/D変換され、フレームメモリ9にて画
像として記憶される。フレームメモリ9に記憶された画
像信号は、D/A変換器10によりD/A変換され、信
号切り替え器12を介して、表示デバイス11に送ら
れ、画像は表示デバイス11にて表示される。
【0011】A/D変換器8とフレームメモリ9とD/
A変換器10と信号切り替え器12とはそれぞれCPU
7に接続されており、それらの操作は制御される。ここ
で、試料6の表面に一次X線2を照射して、試料6の成
分またはコーティングの膜厚を測定するためには、現在
ミラー4のある位置にコリメータ5を移動させる必要が
あるが、移動させるとこのままでは試料6の表面の画像
は消えてしまう。そこで、コリメータ5を移動させる前
に、まずフレームメモリ9への画像の取り込みを中止
し、フレームメモリ9に記憶された画像データに適当な
修正を施した後、信号切り替え器12によりフレームメ
モリ9に記憶された画像データがD/A変換器10を介
して表示デバイス11に表示されるようにする。図4に
示す測定前の試料画像13に比較して、測定中の試料画
像14では図5に示すようにX線の照射位置を強調する
ために、X線ビームマーク15をソフト的にフレームメ
モリを修正することによって表示している。
【0012】
【発明の効果】この発明は、以上説明したようにコリメ
ータと測定試料との間にミラーを設けない構造の蛍光X
線膜厚計に、試料画像を記憶するためのフレームメモリ
を付加した構成としたので、X線のビームの広がり及び
強度の低下を抑止し、かつ測定中であっても試料画像を
モニタすることが可能であるという効果がある。さらに
試料画像に対する画像処理により、測定状態に関するモ
ニタ機能が充実できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示したコリメータ部の側面図
とブロック図である。
【図2】コリメータと測定試料との間にミラーを置かな
いタイプの従来の方法の正面図と側面図である。
【図3】測定中に試料のモニタができるタイプの従来の
方法の正面図と側面図である。
【図4】カメラが観察した試料表面の画像の模式図であ
る。
【図5】フレームメモリの画像を示した試料表面の画像
の模式図である。
【符号の説明】
1 カメラ 2 一次X線 3 X線管球 4 ミラー 5 コリメータ 6 測定試料 7 CPU 8 A/D変換器 9 フレームメモリ 10 D/A変換器 11 表示デバイス 12 信号切り替え器 13 測定前の試料画像 14 測定中の試料画像 15 X線ビームマーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01B 15/00 - 15/08 G01N 23/00 - 23/227

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一次X線を絞るコリメタートと、試料画
    像をカメラに導くためのミラーと、前記カメラからの映
    像信号をA/D変換するAD変換回路と、前記AD変換
    回路からの画像情報を蓄積するためのフレームメモリ
    と、前記フレームメモリの情報を映像信号に変換するD
    A変換回路と、前記カメラからの映像信号、あるいは前
    記DA変換回路からの映像信号を受けてどちらか一方の
    試料画像を選択的に表示する表示デバイスと、前記表示
    デバイスに入力される前記二つの映像信号を選択的に切
    り替える信号切り替え器と、前記各回路、フレームメモ
    リ、信号切り替え器の操作の制御を行うCPU回路とか
    らなり、試料測定中に、前記信号切り替え器により前記
    DA変換回路からの映像信号に切り替えることにより、
    前記表示デバイスで試料画像をモニタできることを特徴
    とする蛍光X線膜厚計。
  2. 【請求項2】 試料を照射する一次X線を絞るコリメー
    タと、試料画像をカメラに導くためのミラーと、前記カ
    メラからの映像信号をA/D変換するA/D変換回路
    と、前記A/D変換回路からの画像情報を蓄積するため
    のフレームメモリと、前記フレームメモリの画像情報を
    映像信号に変換するD/A変換回路と、前記カメラから
    の映像信号あるいは前記D/A変換回路からの映像信号
    を受け試料画像を表示する表示でデバイスと、前記表示
    デバイスへの映像信号を切り替える信号切り替え器と、
    前記各回路、フレームメモリ、信号切り替え器の操作を
    制御するCPU回路とからなり、試料画像をカメラから
    の映像信号を通して表示デバイスに表示した後、試料測
    定時には、前記コリメータを試料位置上に移動させると
    共に、前記信号切り替え器により映像信号を切り替え、
    前記D/A変換回路からの映像信号を前記表示デバイス
    に表示させることを特徴とする蛍光X線膜厚計。
  3. 【請求項3】 前記フレームメモリに読み込んだデータ
    の修正が、ソフトウェアにより行えることを特徴とする
    請求項1または請求項2記載の蛍光X線膜厚計。
JP05047017A 1993-03-08 1993-03-08 蛍光x線膜厚計 Expired - Lifetime JP3079341B2 (ja)

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JP4731749B2 (ja) * 2001-07-13 2011-07-27 株式会社堀場製作所 X線分析装置
WO2018110260A1 (ja) * 2016-12-15 2018-06-21 株式会社堀場製作所 放射線検出装置

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