JP3075308B2 - 顕微鏡写真撮影装置 - Google Patents

顕微鏡写真撮影装置

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JP3075308B2
JP3075308B2 JP03328855A JP32885591A JP3075308B2 JP 3075308 B2 JP3075308 B2 JP 3075308B2 JP 03328855 A JP03328855 A JP 03328855A JP 32885591 A JP32885591 A JP 32885591A JP 3075308 B2 JP3075308 B2 JP 3075308B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、接眼レンズで標本像を
観察しながら所望の測光部位を指定できるようにした顕
微鏡写真撮影装置に関する。
【0002】
【従来の技術】生体組織や細胞上で蛍光標識を施したタ
ンパクや遺伝子等を検出する蛍光顕微鏡が広く知られて
いる。
【0003】特に、近年では微弱な蛍光しか発しない物
質であっても、多重染色等により他の物質との位置相関
関係を調べたり、蛍光染色された物質が細胞構造のどの
部位に存在するのかを、位相差検鏡法や微分干渉検鏡法
と組合わせて調べるようになってきている。
【0004】上記のような蛍光観察においては、暗い背
景の中に明るい蛍光像が極在することが多く、視野全体
の照度を平均化して露出時間を決定する従来の測光方法
では、写真撮影した場合に蛍光像の部分が潰れてしまう
不具合が発生する。
【0005】そこで、接眼レンズから測光部位を観察で
きるようにして、任意の測光部位を選択して測光し、そ
の測光部位の照度情報から露出時間を決定する装置が考
えられており、例えば、特開昭58−214121号公
報に記載されている。
【0006】かかる顕微鏡写真撮影装置は、図10に示
すように構成され、対物レンズ1からの光束を四辺形プ
リズム2の第1面S1から入射し、第1面S1と平行な
第2面S2を透過した光束を、第1〜第3の反射部材M
1〜M3によって順に反射させる。そして第3反射部材
M3からの光束を、四辺形プリズム2の第3面S3から
射し、四辺形プリズム2の第4面S4を透過させた後
に、接眼レンズ3に導いている。
【0007】また第2反射部材M2と第3反射部材M3
との間に、物体像のピント合わせを行うレチクルRと、
測光光束を反射するための斜設された半透過部を有する
測光部材4とを配置し、レチクルR上に中間像I1を形
成している。
【0008】そして測光部材4の出射面にリレーレンズ
5を設けて、レチクルR上に形成される中間像I1を、
接眼レンズ3の手前で物体像I2として再結像させてい
る。このような光学系において、測光部材4に、測光領
域に対応する部分光束を反射する半透過面を有する測光
プリズムを用い、光軸に対して移動可能にすることによ
り、接眼レンズ3から観察される物体像上に測光部位を
示す指標像が投影され、測光部材4を移動させることに
よりその指標像を物体像上の任意の位置へ移動させるこ
とができるものとなる。
【0009】測光部位を指定した像は、例えば第1反射
部材M1から取出して露出時間を決定し、写真撮影時に
は第2反射部材M2を光路からはねのけ、中間像I3を
さらにリレーレンズ6でフィルム面に再結像させ、シャ
ッタ7を上記露出時間に応じて開閉制御する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た顕微鏡写真撮影装置は、写真撮影範囲や測光領域を接
眼レンズから観察できるようにするために、観察光学系
の中に中間像I1を形成し、ここに測光部位や写真撮影
範囲を表示するためのレチクルRを配置している。その
ため、観察光学系や写真撮影光学系の中に中間像I1,
I3をリレーするためのリレーレンズ5,6が必要とな
り、観察像及び撮影像の品質が劣化する原因となってい
る。
【0011】本発明は以上のような実情に鑑みてなされ
たもので、光学系の中に中間像を形成すること無く、接
眼レンズから標本像を観察しながら任意の測光領域を指
定でき、標本像の劣化を伴わない写真撮影を実現する顕
微鏡写真撮影装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために顕微鏡写真撮影装置を、拡大観察及び撮影の
対象となる標本に対向配置される対物レンズと前記標本
の標本像が結像するフィルム面との間の光路上に配置さ
れ、前記対物レンズからの光束を測光用光路へ導く測光
用光学部材と、前記測光用光路上の前記フィルム面と共
役な位置に配置され、2次元状に配列された複数の受光
素子からなるエリアセンサと、前記対物レンズと前記測
光用光学部材との間の光路上に配置され、前記対物レン
ズからの光束を観察用光路へ導く観察用光学部材と、標
本像上の測光部位を指定するための指標像を発生させる
と共に、該指標像を光軸と直交する面の所望位置に移動
させる測光部位指定手段と、前記対物レンズと前記観察
用光学部材との間の光路上に配置され、前記測光部位指
定手段で形成した指標像を、前記観察用光路及び前記測
光用光路に投影する半透過鏡と、前記エリアセンサの出
力信号を入力して前記標本像上に投影されている指標像
の形成位置を検出して、少なくとも1画素以上の領域か
らなる測光領域を決定する測光領域決定手段と、を具備
してなる構成とした。
【0013】また上記目的を達成するために、顕微鏡写
真撮影装置を、拡大観察及び撮影の対象となる標本に対
向配置される対物レンズと前記標本の標本像が結像する
フィルム面との間の光路上に配置され、前記対物レンズ
からの光束を測光用光路へ導く測光用光学部材と、前記
測光用光路上の前記フィルム面と共役な位置に配置さ
れ、2次元状に配列された複数の受光素子からなるエリ
アセンサと、標本像上の測光部位を指定するための指標
像を発生させると共に、該指標像を光軸と直交する面の
所望位置に移動させる測光位置指定手段と、前記対物レ
ンズからの光束を観察用光路へ導くと共に、前記測光位
置指定手段で形成した指標像を、前記観察用光路及び前
記測光用光路に投影する観察用光学部材と、前記エリア
センサの出力信号を入力して前記標本像上に投影されて
いる前記指標像の形成位置を検出し、少なくとも1画素
以上の領域からなる測光領域を決定する測光領域決定手
段と、を具備してなる構成とした。
【0014】
【作用】本発明は以上のような手段を講じたことによ
り、対物レンズを介して取込まれた標本像が観察用光学
部材により観察用光路上で結像されると共に、測光用光
学部材により測光用光路に導かれエリアセンサ上で結像
する。
【0015】そして測光位置指定手段で指標像を発生さ
せると、その指標像が半透過鏡により対物レンズと観察
用光学部材との間の光路上に入射し、さらに標本像と同
様に、観察用光学部材及び測光用光学部材により観察用
光路及び測光用光路にそれぞれ投影される。この結果、
指標像が両光学系における標本像の同一位置に重ねられ
る。この状態で測光位置指定手段により指標像を光軸と
直交する方向に移動させることにより、観察用光路及び
エリアセンサでは指標像が標本像上を移動する。
【0016】従って、観察用光路の結像位置に対向配置
される接眼レンズから標本像及びこれに投影された指標
像を観察しながら、測光位置指定手段を操作することに
より、標本像上の任意の位置に測光領域を指定できる。
【0017】標本像上の任意の位置に指標像を投影した
像はエリアセンサで撮像されて、その電気信号が測光領
域決定手段に入力する。標本像上の指標像投影位置はそ
の周囲に比べて照度値が大きく異なるので、測光領域決
定手段ではエリアセンサの出力から指標像形成位置を検
出することができ、その検出位置から測光領域が決定さ
れる。
【0018】また本発明によれば、以上の手段を講じた
ことにより、対物レンズを介して取込まれた標本像が観
察用光学部材により観察用光路上で結像されると共に、
測光用光学部材により測光用光路に導かれエリアセンサ
上で結像する。
【0019】そして測光位置指定手段で指標像を発生さ
せると、その指標像が観察用光学部材に入射して、観察
用光路及び測光用光路にそれぞれ投影される。この結
果、指標像が両光学系における標本像の同一位置に重ね
られる。そして上記発明の作用と同様にして、標本像上
の任意の位置に測光領域を指定できる。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。図
1及び図2には本発明の第1実施例に係る顕微鏡写真撮
影装置の構成が示されている。
【0021】本実施例に係る顕微鏡写真撮影装置の光学
系の構成は、図1に示すように、光源11で発生した照
明光を、コレクタレンズ12,リレーレンズ13,視野
絞り14を介して反射鏡15に入射する。反射鏡15は
入射する照明光を上方へ向けて反射する。そして反射鏡
15で反射した照明光を、リレーレンズ16,明るさ絞
り17を介してコンデンサレンズ18に入射し、このコ
ンデンサレンズ18により標本19を均一に照明する。
【0022】標本19の上方に対物レンズ20を対向配
置している。この対物レンズ20に入射する標本19か
らの光束を、結像レンズ21を介して、観察用光学部材
としての半透過プリズム22に入射している。この半透
過プリズム22は、入射光束の一部を半透過面22aで
反射させ、その結像を接眼レンズ23を介して拡大観察
できるようにしている。また半透過プリズム22の半透
過面22aを透過した光束を、撮影レンズ24,シャッ
タ25を介してフィルム面26で結像させている。
【0023】本実施例では、さらに上記光学系に測光位
置指定手段としての指標光源ユニット27が備えられて
いる。この光源ユニット27は、外部からの点灯信号に
よって点灯制御される指標光源28と、測光部位を指定
する指標像の形状を決めるピンホール等の孔が形成され
た指標板29とから構成されている。指標板29は光軸
と直交する面内を任意の方向に移動自在に設けられてい
る。
【0024】そして対物レンズ20と半透過プリズム2
2との間の光路上に、半透過鏡30が該光路に対して挿
脱自在に設けられている。この半透過鏡30は光路中に
挿入された状態で、前記指標光源ユニット27からの光
束をリレーレンズ31を介して受けて、半透過プリズム
22へ入射させるようにしている。
【0025】また半透過プリズム22とフィルム面26
との間の光路上に、測光用光学部材としてのクイックリ
ターンミラー32が該光路に挿脱自在に設けられてい
る。このクイックリターンミラー32は、測光領域を決
定するときには、光路に挿入されて、半透過プリズム2
2からの光束を所定方向へ反射させて測光用光路へ導く
ものである。そしてその測光用光路のフィルム面26と
共役な位置にエリアセンサ34が配置されている。
【0026】エリアセンサ34は、インターライン型の
CCD2次元センサから構成されていて、外部からのC
CD駆動パルスによって1フィールド毎に読み出される
ようになっている。
【0027】本実施例に係る顕微鏡写真撮影装置の電気
系の構成は、図2に示すように、測光領域の検出や写真
撮影等の各動作段階に応じて、CPU40からミラード
ライバー41及びプリズムドライバー42へ動作制御信
号が与えられる。ミラードライバー41は、CPU40
からの動作制御信号を受けて、半透過鏡30及びクイッ
クリターンミラー32を光路に対して挿脱させる。プリ
ズムドライバー42は、CPU40からの動作制御信号
を受けて、写真撮影時に半透過プリズム22を光路から
はねのけて、代わりに光路長補正用の光学部材を挿入す
るよう動作する。なお、光路長補正用の光学部材は、標
本像を100%撮影光学系側へ透過させるものが使用さ
れる。
【0028】またタイミング発生器44は、CPU40
からの指令を受けて、指標光源28を点灯制御するタイ
ミング信号を指標光源ドライバー44に送出し、またエ
リアセンサ34の読出しを指示するタイミング信号をC
CDドライバー45に送出するものである。
【0029】指標光源ドライバー44は、タイミング信
号に基づいて点灯制御信号を指標光源28に入力して点
灯制御を行う。またCCDドライバー45は、タイミン
グ信号に基づいてCCD駆動パルスをエリアセンサ34
に印加し、順次各画素の蓄積電荷を照度信号(以下、
「測光信号」と呼ぶ)に変換して読出すものである。
【0030】CCDドライバー45によってエリアセン
サ34から読み出された測光信号は、プリアンプ46を
介して補正回路47に入力される。補正回路47は、測
光信号に対して固定パターンノイズ及び暗出力の補正処
理を施した後、その補正後の測光信号をイメージメモリ
48に記憶させている。
【0031】CPU40は、測光領域決定手段としての
機能により、イメージメモリ48から読出した測光信号
から測光領域を決定し、かつ露出時間算出機能によりそ
の測光領域の照度を検出して撮影時の露出時間を算出す
る。そしてその求めた時間だけシャッター25を開動作
させるようにシャッタードライバー49を制御してい
る。次に、本実施例における測光領域決定原理について
説明する。
【0032】以上のように構成された本実施例では、半
透過鏡30およびクイックリターンミラー32を、それ
ぞれ光路上に配置して光源11及び指標光源28をそれ
ぞれ点灯させる。
【0033】これにより、照明光によって均一に照明さ
れた標本19の標本像は、半透過プリズム22に入射し
て、その一部が半透過面22aで反射して観察用光路に
配置された接眼レンズ23の手前で結像する。また残り
の光束が半透過面22aを透過してクイックリターンミ
ラー32に入射し、ここで反射されて測光用光路には位
置されたエリアセンサ34上で結像する。
【0034】この結果、観察用光路及び測光用光路の各
結位置には、標本像に指標像が重ねられた像が形成され
ることになり、接眼レンズ23からはその像を観察する
ことができる。指標光源ユニット27で作成した指標像
は光スポットであるので、両光路の結像面では指標像の
形成位置のみが周囲の明るさに比べて大幅に明るくな
る。
【0035】この指標像は、指標板29を光軸と直交す
る方向へ移動させることにより、その移動に応じて標本
像上を移動させることができる。従って、接眼レンズ2
3から標本像を観察しながら、標本像上の任意の位置に
指標像を投影することができる。
【0036】接眼レンズ23で観察される像と同じ像が
エリアセンサ34上に形成されるのは上述した通りであ
る。そこで標本像上の任意の位置に指標像を投影した像
を撮像すれば、指標像が形成されている位置の受光素子
の出力は、その他の部分の出力に比べて著しく大きくな
る。
【0037】例えば、標本像上に指標像を投影していな
いときの、あるラインのエリアセンサ出力が図4(a)
に示すものであるとすれば、同一ライン上に指標像を投
影した像を撮像したときの同一ラインのエリアセンサ出
力は図4(b)に示す値になる。
【0038】ここで、通常はエリアセンサ34は通常の
明るさを示す標本像を撮像しても飽和しないようにダイ
ナミックレンジが設定されているのが、上記したように
著しく明るい指標像が形成された画素は飽和してしま
う。そこで、飽和レベルに達している画素を検出するこ
とにより、測光部位を検出することができる。
【0039】なお、飽和レベルに達している画素から測
光部位を検出方法の他にも、図4(a)に示すエリアセ
ンサ出力から図4(b)に示すエリアセンサ出力を減算
する方法や、図4(b)に示すエリアセンサ出力に対し
て所定の閾値を設定して検出する方法等がある。この様
にして指標形成位置を検出したならば、その検出位置を
中心として少なくとも1画素以上の領域を測光領域とし
て決定する。次に、本実施例の具体的な動作について説
明する。
【0040】本実施例は、測光部位指定ステップ、測光
部位検出ステップ、測光ステップ、露出時間決定ステッ
プ、撮影ステップの順に動作が進行する。以下、図5に
示すフローチャートに従って各ステップを説明する。
【0041】先ず、測光部位指定ステップでは、半透過
鏡30,半透過プリズム22,およびクイックリターン
ミラー32をそれぞれ光路上に配置し、光源11及び指
標光源28を点灯させて接眼レンズ23で標本像上に指
標像が投影された像を観察可能にする。
【0042】このような状態で、指標板29を光軸と直
交する任意の方向に動かして、指標像を標本像上の任意
の位置に形成させる。測光部位が確定したら指標光源2
8を消す。
【0043】次に、CPU40に対してレリーズ信号を
入力することにより、測光部位検出ステップに移行す
る。このステップでは、図3に示すタイミングでエリア
センサ34の測光信号が読み出される。
【0044】指標光源28は1フィールドの蓄積時間T
中に出力を飽和できるのに必要な時間tだけ点灯させ
る。指標光源28を点灯させた直後のフィールドシフト
パルスによって、エリアセンサ34から出力された1フ
ィールド分の測光信号をイメージメモリ48に格納し、
飽和レベルに達している画素を検出する。そしてその画
素を含む所定の領域を測光領域に決定しその領域の画素
アドレスを記憶する。
【0045】次に、測光ステップでは、指標光源28を
消した後に、指標の投影されていない標本像をエリアセ
ンサ34で撮像し、上記同様に1フィールド分の測光信
号をイメージメモリ48に格納する。この1フィールド
分の測光信号から、上記測光位置検出ステップで求めた
測光領域の画素アドレスの測光信号を読み出す。次に露
出時間決定ステップに移行し、次に示す式から露光時間
を算出する。 露出時間=K/(α×フィルム感度×照度×露出時間×
補正値) なお、Kは一定値、αは相反則不軌、照度は測光信号に
感度を乗算した値、補正値は半透過鏡や対物レンズ等の
透過率に応じた補正値をそれぞれ示している。
【0046】撮影ステップでは、半透過鏡30,半透過
プリズム22,クイックリターンミラー32を光路から
図示点線位置にはねのけ、半透過プリズム22の代わり
に、標本像を100%透過させる光路補正用光学部材を
配置する。そして上記算出した露出時間だけシャッター
25を開くことにより、写真撮影が終了する。
【0047】なお、図5に示すフローチャートは、標本
像上の指標像形成位置を検出するために飽和レベルを検
出する場合の動作例を示しているが、上述した他の2つ
の検出方法を実施する場合には、図6及び図7にそれぞ
れ示すような動作となる。
【0048】図6に示すフローチャートは、指標像を投
影したときの測光信号から指標像を投影しないときの測
光信号を減算する場合の動作を示している。この様な場
合は、第1の測光信号を読み込むまでの動作は同じであ
る。
【0049】次に、指標光源28を消して、第2の測光
信号を読み込む。そして指標像を投影していない第2の
測光信号から、指標像を投影している第1の測光信号を
減算する。
【0050】第1及び第2の測光信号は、指標像形成位
置以外は、ほぼ同じ信号値となるので、減算値はほぼ0
になり、指標像形成位置の画素出力のみが所定レベル以
上の絶対値を示す。そこで所定レベル以上の絶対値を示
す画素を検出して、その画素を中心とする測光領域を決
定する。
【0051】次に、イメージメモリ48に格納されてい
る、指標像を投影していない第2の測光信号から、上記
測光領域の画素出力を読出して、上記同様にして露出時
間を算出する。以下の動作は既に説明したものと同じで
ある。
【0052】また図7に示すフローチャートは、指標像
を投影したときの測光信号を所定レベルの閾値と比較し
て、指標像形成位置を検出する場合の動作を示してい
る。この様な場合は、第1の測光信号を読み込んで、各
画素出力を例えば飽和レベルよりも若干小さな値に設定
した閾値と比較する。指標像形成位置はダイナミックレ
ンジを越えるほどの画素出力レベルを示すので、閾値を
越えた画素を指標像形成位置と判断することができる。
次に、指標光源28を消して、第2の測光信号を読み込
み測光領域の画素出力から露出時間を算出する。
【0053】この様に本実施例によれば、対物レンズ2
0からの標本像を、半透過プリズム22で観察用光路に
導き、半透過プリズム22を透過した標本像をさらにク
イックリターンミラー32によって測光用光路に導き、
指標光源ユニット27で作成した指標像を、対物レンズ
20と半透過プリズム22との間の光軸上に配置された
半透過鏡30を使って標本像上に投影するようにしたの
で、光学系中に中間像を形成すること無く、標本像上の
任意の位置に指標像を形成することができる。従って、
中間像をリレーレンズでリレーして所定位置に再結像さ
せる必要がなくなるので、観察像及び撮影像の品質が劣
化するのを防止できる。次に、本発明の第2実施例につ
いて図8を参照して説明する。なお、前記第1実施例と
同一機能を有する部分には同一符号付している。
【0054】本実施例の顕微鏡写真撮影装置は、対物レ
ンズ20とクイックリターンミラー32との間の光路上
に半透過プリズム50が配置される。また、指標光源2
7からの指標像は、リレーレンズ51,反射部材52,
53等を介して、半透過プリズム50に入射させる。
【0055】この半透過プリズム50は、対物レンズ2
0側となる第1面S1から入射する標本像の光束および
第2面S2から入射する指標像の光束を、半透過面50
aによって反射成分と透過成分にそれぞれ分割する。そ
して、標本像の反射成分は接眼レンズ23側となる観察
用光路へ導き、透過成分は撮影光学系方向へ導く。ま
た、指標像の反射成分は撮影光学系方向へ導き、透過成
分は観察用光路へ導いている。
【0056】すなわち、半透過プリズム50に第2面S
2を設け、ここから指標像を入射することにより、半透
過鏡を用いること無く指標像を標本像上に投影できるよ
うにしている。なお、電気系の構成は基本的には図2に
示すものと同じであるが、半透過鏡の制御機能は備える
必要がない。
【0057】この様な本実施例によれば、前記第1実施
例と同様の効果を得ることができ、さらに半透過鏡を削
減することができ、その動作制御も行う必要なくなり制
御内容が簡素化される利点がある。次に、本発明の第3
実施例について図9を参照して説明する。なお、前記第
1実施例と同一機能を有する部分には同一符号付してい
る。
【0058】本実施例は、対物レンズ20からの標本像
の光束を透過成分と反射成分とに分割してその透過成分
を観察光路へ導くと共にその反射成分を撮影光学系方向
へ導き、かつ指標光源ユニット27からの指標像の光束
を透過成分と反射成分に分割してその透過成分を撮影光
学系方向へ導くと共にその反射成分を観察用光路へ導く
半透過鏡60が備えられている。すなわち、半透過鏡6
0が前記第2実施例の半透過プリズム50と同じ機能を
果たしている。
【0059】そして、測光時には半透過鏡60およびク
イックリターンミラー32を光路上に配置し、また撮影
時には半透過鏡60およびクイックリターンミラー32
を光路上から外し、半透過鏡60に代えて、対物レンズ
20からの標本像を100%撮影光学系側へ反射させる
ミラーを配置させる。この様な本実施例によれば、クイ
ックリターンミラー32と半透過鏡60の駆動のみとな
り、ミラーの制御が簡素化される。なお、上記各実施例
では透過型の照明方法が採られているが、落射照明にす
ることもできる。本発明は上記各実施例に限定されるも
のではなく本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実
施可能である。
【0060】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、光
学系の中に中間像を形成すること無く、接眼レンズから
標本像を観察しながら任意の測光領域を指定でき、標本
像の劣化を伴わない写真撮影を実現する顕微鏡写真撮影
装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る顕微鏡写真撮影装置
の光学系の構成図。
【図2】第1実施例に係る顕微鏡写真撮影装置の電気系
の構成図。
【図3】第1実施例の顕微鏡写真撮影装置に備えられた
エリアセンサに関する動作タイミング図。
【図4】指標像の有無に応じたエリアセンサ出力を示す
図。
【図5】第1実施例に係る顕微鏡写真撮影装置の全体的
な撮影動作容を示す図。
【図6】図5に示す撮影動作とは測光部位検出方法が異
なる第1実施例の動作説明図。
【図7】図5及び図6に示す撮影動作とは測光部位検出
方法が異なる第1実施例の動作説明図。
【図8】第2実施例に係る顕微鏡写真撮影装置の光学系
の構成図。
【図9】第3実施例に係る顕微鏡写真撮影装置の光学系
の構成図。
【図10】従来よりある顕微鏡写真撮影装置の光学系の
構成図。
【符号の説明】
20…対物レンズ、22…半透過プリズム、23…接眼
レンズ、25…シャッタ、26…フィルム面、27…指
標光源ユニット、30…半透過鏡、32…クイックリタ
ーンミラー、34…エリアセンサ、40…CPU、48
…イメージメモリ。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭50−25220(JP,A) 特開 昭53−129631(JP,A) 特開 平4−172429(JP,A) 特開 平4−9815(JP,A) 特表 昭62−502427(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 21/00 G02B 21/06 - 21/36 G03B 7/00 - 7/28

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 拡大観察及び撮影の対象となる標本に対
    向配置される対物レンズと前記標本の標本像が結像する
    フィルム面との間の光路上に配置され、前記対物レンズ
    からの光束を測光用光路へ導く測光用光学部材と、 前記測光用光路上の前記フィルム面と共役な位置に配置
    され、2次元状に配列された複数の受光素子からなるエ
    リアセンサと、 前記対物レンズと前記測光用光学部材との間の光路上に
    配置され、前記対物レンズからの光束を観察用光路へ導
    く観察用光学部材と、 標本像上の測光部位を指定するための指標像を発生させ
    ると共に、該指標像を光軸と直交する面の所望位置に移
    動させる測光部位指定手段と、 前記対物レンズと前記観察用光学部材との間の光路上に
    配置され、前記測光部位指定手段で形成した指標像を、
    前記観察用光路及び前記測光用光路に投影する半透過鏡
    と、 前記エリアセンサの出力信号を入力して前記標本像上に
    投影されている指標像の形成位置を検出して、少なくと
    も1画素以上の領域からなる測光領域を決定する測光領
    域決定手段と、を具備したことを特徴とする顕微鏡写真
    撮影装置。
  2. 【請求項2】 拡大観察及び撮影の対象となる標本に対
    向配置される対物レンズと前記標本の標本像が結像する
    フィルム面との間の光路上に配置され、前記対物レンズ
    からの光束を測光用光路へ導く測光用光学部材と、 前記測光用光路上の前記フィルム面と共役な位置に配置
    され、2次元状に配列された複数の受光素子からなるエ
    リアセンサと、 標本像上の測光部位を指定するための指標像を発生させ
    ると共に、該指標像を光軸と直交する面の所望位置に移
    動させる測光位置指定手段と、 前記対物レンズからの光束を観察用光路へ導くと共に、
    前記測光位置指定手段で形成した指標像を、前記観察用
    光路及び前記測光用光路に投影する観察用光学部材と、 前記エリアセンサの出力信号を入力して前記標本像上に
    投影されている前記指標像の形成位置を検出し、少なく
    とも1画素以上の領域からなる測光領域を決定する測光
    領域決定手段と、を具備したことを特徴とする顕微鏡写
    真撮影装置。
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