JP3079291U - 車載用テレビのアンテナプラグ - Google Patents
車載用テレビのアンテナプラグInfo
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- JP3079291U JP3079291U JP2001000373U JP2001000373U JP3079291U JP 3079291 U JP3079291 U JP 3079291U JP 2001000373 U JP2001000373 U JP 2001000373U JP 2001000373 U JP2001000373 U JP 2001000373U JP 3079291 U JP3079291 U JP 3079291U
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- Japan
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- conductor
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 インピーダンスのロスを低減して性能向上を
図る。 【解決手段】 基端1bに内径(d3)略0.7mmの
嵌挿穴4を有した中心導体1と、中心導体1の先端1a
を表出して中心導体1の周囲を被覆する絶縁体2と、絶
縁体2の周囲に中心導体1と非接触となるように設けら
れた内径(D1)略3.0mm,外径(D2)略3.5
mmの筒状をなしケーブル8の編組10が取り付けられ
る外管導体3と、嵌挿穴4に嵌挿されてケーブル8の芯
線9が取り付けられる接続ピン7とを備えたアンテナプ
ラグPを得る。この構成により、プラグ部分のインピー
ダンスが略46Ωとなり、従来のインピーダンス26Ω
と比較してケーブル8および受信部のインピーダンス7
5Ωからのロスが低減されるので、モニター部での映像
や音声のノイズを減少させて性能向上を図ることができ
る。
図る。 【解決手段】 基端1bに内径(d3)略0.7mmの
嵌挿穴4を有した中心導体1と、中心導体1の先端1a
を表出して中心導体1の周囲を被覆する絶縁体2と、絶
縁体2の周囲に中心導体1と非接触となるように設けら
れた内径(D1)略3.0mm,外径(D2)略3.5
mmの筒状をなしケーブル8の編組10が取り付けられ
る外管導体3と、嵌挿穴4に嵌挿されてケーブル8の芯
線9が取り付けられる接続ピン7とを備えたアンテナプ
ラグPを得る。この構成により、プラグ部分のインピー
ダンスが略46Ωとなり、従来のインピーダンス26Ω
と比較してケーブル8および受信部のインピーダンス7
5Ωからのロスが低減されるので、モニター部での映像
や音声のノイズを減少させて性能向上を図ることができ
る。
Description
【0001】
本考案は、車載用テレビのアンテナのケーブルに用いられて受信器側のジャッ クに接続される車載用テレビのアンテナプラグに関するものである。
【0002】
車載用テレビでは、アンテナ部、受信部、モニター部を有して、アンテナ部で 複数受信した映像および音声のうち最も高感度のものを受信部で選択してモニタ ー部にて出力するダイバーシティ方式が採用されている。すなわち、アンテナ部 は、複数(一般に四個)のアンテナから引き出された各ケーブルに用いられた各 アンテナプラグを介して受信部側の各ジャックに接続される。
【0003】 上記アンテナプラグには、受信部側との複数の接続に対応するため、小型で汎 用のφ3.5プラグが用いられている。このφ3.5プラグは、図4に示すよう に、中心導体51と、絶縁体52と、外管導体53とからなる。中心導体51は 、円柱状に成形されている。絶縁体52は、中心導体51の先端51aを表出し て中心導体51の周囲を被覆するように筒状に成形されている。外管導体53は 、絶縁体52を介して中心導体51と非接触となるように筒状に成形されている 。中心導体51と外管導体53は共に黄銅かならり、絶縁体52はABS樹脂か らなる。そして、中心導体51の基端51bには、嵌挿穴54が形成されている 。嵌挿穴54には、ケーブル(不図示)の芯線が半田付けにて接続される接続ピ ン55が嵌挿される。また、外管導体53には、ケーブル(不図示)の編組が半 田付けにて接続される。そして、ケーブルが半田付けされた各部分を、中心導体 51の先端51aと外管導体53の一部が表出するように合成樹脂材などで被覆 してケーブルを一体にする。
【0004】 このように構成された従来の車載用テレビのアンテナプラグにおいて、中心導 体51と外管導体53との間のインピーダンスを算出した式を下記に示す。
【0005】
【数1】
【0006】 上記式に示すように、外管導体53の内径D=3.0、嵌挿穴54の内径(接 続ピンの外径)d=1.3、絶縁体52の誘電率ε=3.5である従来の車載用 テレビのアンテナプラグの中心導体51と外管導体53との間のインピーダンス は略26Ωであった。
【0007】
しかしながら、一般に受信部側の実用感度はインピーダンスが75Ωとされて いる。これに対応してアンテナからケーブルに至るインピーダンスを75Ωとし ても、上記の如くプラグ部分のインピーダンスが略26Ωであるため、プラグ部 分にてロスが生じて、モニター部で出力する映像や音声にノイズが発生するとい う問題があった。
【0008】 そこで本考案は、上記課題を解消するために、インピーダンスのロスを低減し て性能向上を図ることができる車載用テレビのアンテナプラグを提供することを 目的としている。
【0009】
上記目的を達成するため本考案による請求項1に記載の車載用テレビのアンテ ナプラグは、 アンテナのケーブルに取り付けられ、受信部側のジャックに接続される車載用 テレビのアンテナプラグにおいて、 基端に内径略0.7mmの嵌挿穴を有した中心導体と、 前記中心導体の先端を表出して前記中心導体の周囲を被覆する絶縁体と、 前記絶縁体の周囲に前記中心導体と非接触となるように設けられた内径略3. 0mm,外径略3.5mmの筒状をなし、前記ケーブルの編組が取り付けられる 外管導体と、 前記嵌挿穴に嵌挿されて前記ケーブルの芯線が取り付けられる接続ピンと、 を備えたことを特徴とする。
【0010】 請求項2に記載の車載用テレビのアンテナプラグは、 複数のアンテナのケーブルにそれぞれ取り付けられて、ダイバーシティ方式の 受信部側の各ジャックに各々接続される車載用テレビのアンテナプラグにおいて 、 基端に内径略0.7mmの嵌挿穴を有した中心導体と、 前記中心導体の先端を表出して前記中心導体の周囲を被覆する絶縁体と、 前記絶縁体の周囲に前記中心導体と非接触となるように設けられた内径略3. 0mm,外径略3.5mmの筒状をなし、前記ケーブルの編組が取り付けられる 外管導体と、 前記嵌挿穴に嵌挿されて前記ケーブルの芯線が取り付けられる接続ピンと、 を備えたことを特徴とする。
【0011】 請求項3に記載の車載用テレビのアンテナプラグは、請求項1あるいは請求項 2に記載の車載用テレビのアンテナプラグにおいて、 前記中心導体が黄銅からなり、前記絶縁体がABS樹脂からなり、前記外管導 体が黄銅からなることを特徴とする。
【0012】
以下、本考案の実施の形態を図面を参照して具体的に説明する。 図1(a)は本考案の車載用テレビのアンテナプラグを示す断面図、図1(b )は図1(a)における外観図、図2は前記アンテナプラグにケーブルに接続し た断面図、図3は前記アンテナプラグに使用状態を示す車載用テレビシステムの 概略構成図である。
【0013】 図1(a)に示すように、本考案による車載用テレビのアンテナプラグPは、 小型で汎用のφ3.5プラグとして構成され、主に中心導体1と、絶縁体2と、 外管導体3とからなる。
【0014】 中心導体1は、略1.8mmの外径d1を有した円柱として黄銅により形成さ れている。中心導体1の先端1aは、略3.2mmの外径d2を有するように太 径とされている。中心導体1の基端1bは、外径d1と同径であり、軸線方向に 穿設された嵌挿穴4を有している。この嵌挿穴4の内径d3は略0.7mmとさ れている。また、中心導体1の基端1bの近傍の周囲には、嵌挿穴4の内径d3 と略同径にして凹設された凹部5が形成されている。
【0015】 絶縁体2は、ABS樹脂からなり、中心導体1の先端1aを表出するように、 中心導体1の外径d1部分の周囲を被覆している。
【0016】 外管導体3は、絶縁体2の周囲にて中心導体1と非接触となるように設けられ た筒状をなしている。外管導体3は、内径D1が略3.0mm、外径D2が略3 .5mmとされている。即ち、前記絶縁体2の外径は外管導体3の内径D1と略 同一である。外管導体3の先端3aは、中心導体1の先端1aとの間に絶縁体2 を介している。また、外管導体3の基端3bの近傍の周囲には、フランジ部6が 突設されている。
【0017】 上記の如く構成において、図2に示すように、中心導体1の嵌挿穴4には、接 続ピン7が嵌挿される。接続ピン7は、嵌挿穴4に嵌挿された状態にて、中心導 体1の基端1bから一部突設される。そして、接続ピン7の突設部分には、後述 のアンテナ12から引き出されたケーブル8の芯線9が半田付けによって取り付 けられる。また、外管導体3の基端3bには、ケーブル8の編組10が半田付け によって取り付けられる。さらに、ケーブル8が半田付けされた各部分は、中心 導体1の先端1a側と外管導体3の先端3a側が表出するように合成樹脂材など からなる被覆部11で被覆され、ケーブル8が一体とされる。
【0018】 このように構成された車載用テレビのアンテナプラグPにおいて、中心導体1 と外管導体3との間のインピーダンスを算出した式を下記に示す。
【0019】
【数2】
【0020】 上記式に示すように、外管導体3の内径D1=3.0、嵌挿穴4の内径(接続 ピンの外径)d3=0.7、絶縁体2の誘電率ε=3.5である車載用テレビの アンテナプラグPの中心導体1と外管導体3との間のインピーダンスは略46Ω であった。
【0021】 図3は前記アンテナプラグの使用状態を示す車載用テレビシステムの概略構成 図である。図3に示すように、ケーブル8は、アンテナ12から引き出されてア ンテナプラグPに取り付けられる。本実施の形態では、アンテナ12が対をなす 二組で計四本あり、各アンテナ12から各々ケーブル8が引き出されている。そ して、引き出された四本のケーブル8が、上述したアンテナプラグPに各々取り 付けられている。これら四個のアンテナプラグPは、受信部13に設けられた各 四個のジャック14に中心導体1の先端1a側から挿通接続される。また、受信 部13には、モニター部15が接続されている。このようにして車載用テレビシ ステムが構成される。この車載用テレビシステムでは、ダイバーシティ方式とし て、各アンテナ12で複数受信した映像および音声のうち最も高感度のものを受 信部13で選択してモニター部15にて出力する。
【0022】 上記車載用テレビシステムにおいて、受信部13の実用感度はインピーダンス が75Ωとされている。これに対応してアンテナ12からケーブル8に至るイン ピーダンスも75Ωとされている。そして、上記の如くアンテナプラグPでのイ ンピーダンスは略46Ωである。このため、従来の略26Ωと比較してプラグ部 分でのロスが低減され、モニター部15で出力する映像や音声にてノイズが減少 する。
【0023】
以上説明したように本考案による請求項1に記載の車載用テレビのアンテナプ ラグは、基端に内径略0.7mmの嵌挿穴を有した中心導体と、中心導体の先端 を表出して中心導体の周囲を被覆する絶縁体と、絶縁体の周囲に中心導体と非接 触となるように設けられた内径略3.0mm,外径略3.5mmの筒状をなしケ ーブルの編組が取り付けられる外管導体と、嵌挿穴に嵌挿されてケーブルの芯線 が取り付けられる接続ピンとを備えた。これにより、アンテナプラグのインピー ダンスが略46Ωとなり、従来の略26Ωと比較してプラグ部分でのロスが低減 されるので、モニター部で出力する映像や音声のノイズを減少して性能向上を図 ることができる。
【0024】 請求項2に記載の車載用テレビのアンテナプラグは、上記構成のアンテナプラ グを、複数のアンテナのケーブルにそれぞれ取り付けられて、ダイバーシティ方 式の受信部側の各ジャックに各々接続される車載用テレビのアンテナプラグとし て用いた。これにより、アンテナプラグのインピーダンスが略46Ωとなり、従 来の略26Ωと比較してプラグ部分でのロスが低減されるので、ダイバーシティ 方式の車載用テレビシステムにおけるモニター部で出力する映像や音声のノイズ を減少して性能向上を図ることができる。
【0025】 請求項3に記載の車載用テレビのアンテナプラグは、中心導体が黄銅からなり 、絶縁体がABS樹脂からなり、外管導体が黄銅からなる。これにより、上記の 如く性能向上されたアンテナプラグを安価で生産することができる。
【図1】(a)本考案の車載用テレビのアンテナプラグ
を示す断面図。 (b)図1(a)における外観図。
を示す断面図。 (b)図1(a)における外観図。
【図2】前記アンテナプラグにケーブルに接続した断面
図。
図。
【図3】前記アンテナプラグの使用状態を示す車載用テ
レビシステムの概略構成図。
レビシステムの概略構成図。
【図4】従来の車載用テレビのアンテナプラグを示す断
面図。
面図。
1…中心導体、1a…先端、1b…基端、2…絶縁体、
3…外管導体、3a…先端、3b…基端、4…嵌挿穴、
5…凹部、6…フランジ部、7…接続ピン、8…ケーブ
ル、9…芯線、10…編組、11…被覆部、12…アン
テナ、13…受信部、14…ジャック、15…モニター
部。
3…外管導体、3a…先端、3b…基端、4…嵌挿穴、
5…凹部、6…フランジ部、7…接続ピン、8…ケーブ
ル、9…芯線、10…編組、11…被覆部、12…アン
テナ、13…受信部、14…ジャック、15…モニター
部。
Claims (3)
- 【請求項1】 アンテナのケーブルに取り付けられ、受
信部側のジャックに接続される車載用テレビのアンテナ
プラグにおいて、 基端に内径略0.7mmの嵌挿穴を有した中心導体と、 前記中心導体の先端を表出して前記中心導体の周囲を被
覆する絶縁体と、 前記絶縁体の周囲に前記中心導体と非接触となるように
設けられた内径略3.0mm,外径略3.5mmの筒状
をなし、前記ケーブルの編組が取り付けられる外管導体
と、 前記嵌挿穴に嵌挿されて前記ケーブルの芯線が取り付け
られる接続ピンと、 を備えたことを特徴とする車載用テレビのアンテナプラ
グ。 - 【請求項2】 複数のアンテナのケーブルにそれぞれ取
り付けられて、ダイバーシティ方式の受信部側の各ジャ
ックに各々接続される車載用テレビのアンテナプラグに
おいて、 基端に内径略0.7mmの嵌挿穴を有した中心導体と、 前記中心導体の先端を表出して前記中心導体の周囲を被
覆する絶縁体と、 前記絶縁体の周囲に前記中心導体と非接触となるように
設けられた内径略3.0mm,外径略3.5mmの筒状
をなし、前記ケーブルの編組が取り付けられる外管導体
と、 前記嵌挿穴に嵌挿されて前記ケーブルの芯線が取り付け
られる接続ピンと、 を備えたことを特徴とする車載用テレビのアンテナプラ
グ。 - 【請求項3】 前記中心導体が黄銅からなり、前記絶縁
体がABS樹脂からなり、前記外管導体が黄銅からなる
ことを特徴とする請求項1あるいは請求項2に記載の車
載用テレビのアンテナプラグ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001000373U JP3079291U (ja) | 2001-01-30 | 2001-01-30 | 車載用テレビのアンテナプラグ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001000373U JP3079291U (ja) | 2001-01-30 | 2001-01-30 | 車載用テレビのアンテナプラグ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3079291U true JP3079291U (ja) | 2001-08-10 |
Family
ID=43212177
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001000373U Expired - Lifetime JP3079291U (ja) | 2001-01-30 | 2001-01-30 | 車載用テレビのアンテナプラグ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3079291U (ja) |
-
2001
- 2001-01-30 JP JP2001000373U patent/JP3079291U/ja not_active Expired - Lifetime
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Legal Events
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EXPY | Cancellation because of completion of term |