JP3078978B2 - 陳列台における柱と棚フレームの取付構造 - Google Patents

陳列台における柱と棚フレームの取付構造

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JP3078978B2
JP3078978B2 JP06040486A JP4048694A JP3078978B2 JP 3078978 B2 JP3078978 B2 JP 3078978B2 JP 06040486 A JP06040486 A JP 06040486A JP 4048694 A JP4048694 A JP 4048694A JP 3078978 B2 JP3078978 B2 JP 3078978B2
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隆 三浦
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三洋スーパースタンド株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、柱と棚フレームとを極
めて簡単に、かつ強固に結合させ、またその棚フレーム
の取付け高さが任意に設定できるようにした陳列台にお
ける柱と棚フレームの取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、陳列台において柱に棚フレームを
取付けるには、柱に透孔を穿設し、その透孔にボルトを
挿通して棚フレームに締着することにより行なってい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の陳列台における
柱と棚フレームの取付構造にあっては、棚フレームの取
付け高さが任意に設定できないため、その使用範囲が限
られて非常に不便を感じながら使用せざるを得ないとい
う欠点があった。
【0004】また、柱に対する棚フレームの固定は、ボ
ルトの締付けにより行っているだけであるため、その締
付力が弱くて荷重に対する捩れや横方向の振れに弱い等
強度的に劣るという問題点があった。
【0005】本発明は、棚フレームを柱の任意の高さ位
置に取付けることができ、しかも強固に固定することが
できるような陳列台における柱と棚フレームの取付構造
を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の陳列台における柱と棚フレームの取付構造
においては、柱と棚フレームと固定金具とからなり、前
記棚フレームは、角筒状に形成すると共に、その両側面
に係止孔を穿設し、前記固定金具は、断面コ字形とした
連結部材と押え部材とからなり、連結部材は、後壁にね
じ孔を形成すると共に、相対向する両側片に棚フレーム
の係止孔に係止する係止突起を設け、また前記押え部材
は、後壁にボルト挿通用の透孔を穿設し、前記柱に棚フ
レームの端部を当接すると共に、連結部材を柱と棚フレ
ームにまたがって被せて係止突起を棚フレームの係止孔
に係止させ、さらに、押え部材を連結部材に被せて相対
向する両側片を柱に当接させると共に、ボルトを透孔か
ら連結部材のねじ孔に螺合して締着するようにしたもの
である。
【0007】
【作用】棚フレームの端部を柱の任意高さ位置に当接
し、連結部材を柱と棚フレームにまたがって被せて係止
突起を係止孔に係止させる。そして、押え部材を連結部
材に被せて、これの両側片を柱に当接させ、さらに透孔
からボルトを連結部材のねじ孔に螺合して締め付け、棚
フレームの端部を柱に圧接固定する。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
して説明する。図1は本発明が適用される陳列台の斜視
図、図2はその要部の斜視図、図3はその要部の分解斜
視図である。図において、1は陳列台aを構成する柱、
2は棚板bを受ける棚フレーム、3は柱1と棚フレーム
2を連結固定する固定金具である。前記柱1と棚フレー
ム2は断面形状が四角形の角筒状に形成されており、そ
の棚フレーム2の端部近くの両側面2a,2aに円形の
係止孔4,4が穿設されている。
【0009】前記固定金具3は、金属製帯板を断面コ字
形に折曲げて形成した連結部材3aと押え部材3bとで
構成されている。前記連結部材3aは後壁31aと相対
向する一対の両側片32a,32aを有し、その後壁3
1aのほぼ中央にナット33aが固着されると共に、両
側片32a,32aの先端部近くに棚フレーム2の係止
孔4,4に係止する係止突起34a,34aが形成され
ている。この係止突起34a,34aは、両側片32
a,32aに切込みを入れて内側に起立させたものであ
る。また、両側片32a,32aの長さは係止突起34
a,34aを係止孔4,4に係止させた状態で後壁31
aと支柱1との間に若干隙間が形成される寸法に選ば
れ、さらに両側片32a,32aの対向間隔は支柱1の
横幅寸法とほぼ等しく選ばれる。
【0010】前記押え部材3bは、後壁31bと相対向
する一対の両側片32b,32bを有し、その後壁31
bのほぼ中央にボルト5を挿通するための透孔33bが
穿設されている。また両側片32b,32bの対向間隔
は、連結部材3aの後壁31aに被せることが可能な寸
法に選ばれ、さらに両側片32b,32bの長さは、そ
の先端部を柱1に当接させた状態で連結部材3aの後壁
31aとの間に若干隙間が形成されるように選ばれる。
【0011】本発明は上記のように構成されており、棚
フレーム2を柱1に取付けるには、まず棚フレーム2の
端部を柱1の所望高さ位置に当接させ、この状態で連結
部材3aの両側片32a,32aを柱1と棚フレーム2
にまたがって被せて前方へ押し込む。この際に、両側片
32a,32aは拡開弾性により押し広げられ、その復
元力により係止突起34a,34aが棚フレーム2の係
止孔4,4に嵌まり込んで棚フレーム2と連結部材3a
とが結合される。
【0012】次に、この状態で押え部材3bを連結部材
3aの後壁31aに被せてその両側片32b,32bの
先端部を柱1に当接させると共に、ボルト5を透孔33
bからナット33aのねじ孔35aに螺合して締め付け
る。このボルト5の締め付けにより、連結部材3aと棚
フレーム2とが一体となつて押え部材3bに引き付けら
れ、これによって、棚フレーム2の端部が柱1に強く圧
接されて取付け固定されることになる。
【0013】そして、取付け状態において図4および図
5に示すように棚フレーム2は連結部材3aによってそ
の端部全体が柱1に圧接されて支持され、さらに柱1は
連結部材3aと押え部材3bによつて棚フレーム2と一
体に強固に固定され、かつその固定状態は常に堅固に確
保されることになるため、荷重等による捩れや横方向へ
の振れに対する強度を著しく高めることができる。ま
た、棚フレーム2の取付け高さ位置を調節する場合に
は、ボルト5を緩るめて押え部材3bと柱1との圧接状
態を解除することにより簡単に行うことができる。な
お、上述した実施例においては、連結部材3aの後壁3
1aにナット33aを固着したものとして説明したが、
後壁31aにねじ孔を直接に形成するようにすればナッ
ト33aは不要となる。
【0014】
【発明の効果】以上説明したところから明らかなよう
に、本発明によれば、棚フレームを柱にねじ止めするこ
となく取付け固定することができるようにしたものであ
るから、棚フレームの取付け高さ位置を自由に調節、設
定することができる。
【0015】また、棚フレームは連結部材と押え片とに
よって柱に強固に取付け固定されるものであるから、荷
重等による捩れや横方向の振れに対する強度が著しく増
大し、従来の棚フレームの取付構造に較べて全体強度を
はるかに優れたものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される陳列台の斜視図である。
【図2】図1の要部の斜視図である。
【図3】図2の分解斜視図である。
【図4】棚フレームの取付状態を示す横断平面図であ
る。
【図5】棚フレームの取付状態を示す縦断側面図であ
る。
【符号の説明】 1 柱 2 棚フレーム 2a,2a 両側面 3 固定金具 3a 連結部材 3b 押え部材 4,4 係止孔 5 ボルト 31a 連結部材の後壁 31b 押え部材の後壁 32a,32a 連結部材の両側片 32b,32b 押え部材の両側片 33b 透孔 34a,34a 係止突起 35a ねじ孔

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 柱と棚フレームと固定金具とからなり、
    前記棚フレームは、角筒状に形成すると共に、その両側
    面に係止孔を穿設し、前記固定金具は、断面コ字形とし
    た連結部材と押え部材とからなり、連結部材は、後壁に
    ねじ孔を形成すると共に、相対向する両側片に棚フレー
    ムの係止孔に係止する係止突起を設け、また前記押え部
    材は、後壁にボルト挿通用の透孔を穿設し、前記柱に棚
    フレームの端部を当接すると共に、連結部材を柱と棚フ
    レームにまたがって被せて係止突起を棚フレームの係止
    孔に係止させ、さらに、押え部材を連結部材に被せて相
    対向する両側片を柱に当接させると共に、ボルトを透孔
    から連結部材のねじ孔に螺合して締着することを特徴と
    した陳列台における柱と棚フレームの取付構造。
JP06040486A 1994-02-14 1994-02-14 陳列台における柱と棚フレームの取付構造 Expired - Lifetime JP3078978B2 (ja)

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