JP3078940U - 墓 石 - Google Patents

墓 石

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JP3078940U JP2001000118U JP2001000118U JP3078940U JP 3078940 U JP3078940 U JP 3078940U JP 2001000118 U JP2001000118 U JP 2001000118U JP 2001000118 U JP2001000118 U JP 2001000118U JP 3078940 U JP3078940 U JP 3078940U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 墓石における墓碑部の取り扱いの容易性を損
なわず安定性を向上する。 【解決手段】 表示面31に文字が刻設される墓碑部3
0と、墓碑部30が載置される台部40とを備えた墓石
において、墓碑部30の台部40への載置面32に、断
面が長円形で柱状の突起33が形成されており、台部4
0の墓碑部30が載置される面には、突起33に嵌合す
る長円孔42が形成されている。そして、墓碑部30の
突起33が、台部40の長円孔42に挿入されつつ、墓
碑部30が台部40に載置される。従って、台部40に
載置された墓碑部30は、大きな地震や台風等による外
力が加わった場合にも、その移動や傾きが制限されて、
安定した状態で固定される。また、墓碑部30は台部4
0と別体で構成されており、墓碑部30の製造工程にお
ける文字の刻設作業は墓碑部30単体に対して行えばよ
いため、その取り扱いの容易性を損なわない。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、墓石に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、故人を記念しその記録を永く保存して子孫に伝えるものとして墓石 が知られている。そして、一般に墓石は、家名や命日等の文字を表示する墓碑部 と、墓碑部が載置される台部とを少なくとも有する。
【0003】 例えば図9に示すように、従来の一般的な墓石70は、下から順に芝石71と 、下台石72と、上台石73と、竿石74とを積み重ねて構成されるが、この場 合には、竿石74が墓碑部に相当し、上台石73が台部に相当する。そして、竿 石74は、その水平方向の断面が略正方形で鉛直方向に長い柱状に形成されてお り、手前側となる位置に文字74aが刻設される。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、竿石74は鉛直方向に長い形状であるため、大きな地震や台風等が 発生した場合には倒壊してしまう恐れがあった。 一方、これを防ぐ方法として、竿石74と上台石73とを一体で成形すること が考えられるが、安定性は高くなるもののその製造工程において不都合が生じる 。即ち、竿石74には文字74aを刻設する作業が必要であるが、一体成形する ことで石がより大きく、しかもより重くなり、その結果、運搬が困難になる。そ の上、文字を彫る際にその面が上を向くように石を寝かせて置きたい場合に置き づらくなるというように、取り扱いの容易性が損なわれてしまうという問題があ る。
【0005】 本考案は、こうした問題に鑑みなされたものであり、墓石における墓碑部の取 り扱いの容易性を損なうことなく安定性を向上することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段及び考案の効果】
上記目的を達成するためになされた請求項1に記載の墓石は、表面に文字が刻 設される墓碑部と、その墓碑部が載置される台部とを備えているが、特に、墓碑 部の台部への載置面(つまり、台部に置かれる面)には、所定形状の突起或いは 孔が形成されており、台部の墓碑部が載置される面には、墓碑部に形成される突 起に嵌合する孔、或いは墓碑部に形成される孔に嵌合する突起が形成されている 。
【0007】 そして、請求項1の墓石では、墓碑部に形成される所定形状の突起或いは孔が 、台部に形成される孔或いは突起に嵌合した状態で、墓碑部が台部に載置される こととなる。 従って、請求項1の墓石によれば、大きな地震や台風等により、墓碑部に外力 が加わった場合にも、墓碑部はその移動や傾きが制限され、安定した状態で固定 されることとなる。また、墓碑部は台部と別体で構成されており、墓碑部の製造 工程における文字の刻設作業は墓碑部単体に対して行えばよいため、その取り扱 いの容易性を損なわない。
【0008】 次に、請求項2に記載の墓石では、請求項1の墓石において、墓碑部は板状に 形成されていると共に、墓碑部の台部への載置面には、所定形状の突起が形成さ れており、台部の墓碑部が載置される面には、突起に嵌合する孔が形成されてい る。
【0009】 この請求項2の墓石によれば、墓碑部は板状に形成されているため、請求項1 の墓石の効果に加え、文字の表示面積を十分に確保しつつ小型軽量化されたもの となり、文字の刻設作業における取り扱いの容易性を更に向上させることができ る。特に、墓碑部に孔ではなく突起を形成しているため、その板厚をより薄いも のにすることができる。即ち、仮に、墓碑部に孔を形成した場合には、墓碑部の 板厚は、形成される孔の大きさに対してその孔の周囲の肉厚分を加えたものとな り、孔の大きさに比べかなり厚いものとなってしまう。これに対して、請求項2 の墓石では、墓碑部の板厚をより薄くすることができる。
【0010】 更に請求項3の墓石では、上記請求項1又は請求項2に記載の墓石において、 突起は先端方向に狭まる形状となっている。 そのため、請求項3の墓石では、孔に突起を挿入する際、挿入初期の段階に生 じる孔と突起の先端との隙間は、完全に挿入された状態に生じる孔と突起の根元 との隙間に比べて大きいものとなる。
【0011】 従って、請求項3の墓石によれば、請求項1又は請求項2の墓石の効果に加え 、突起及び孔の加工を高精度にすることなく、墓碑部の安定性と、突起の孔への 挿入の容易性とを高くすることができる。即ち、仮に、突起が先端方向に狭まる 形状でない場合について考えると、孔は突起に対して一回り大きく形成されるが 、突起を孔に挿入する容易性と、突起と孔とが嵌合した状態での墓碑部の安定性 との両方を良好にするためには、孔と突起との隙間の寸法を0よりも大きい所定 の下限値から所定の上限値までの狭い範囲に設定しなければならず、突起及び孔 に高精度の加工をする必要がある。これに対して、請求項3の墓石では、孔と突 起の根元との隙間の寸法を0から所定の上限値までの範囲に設定すればよく、よ り低い精度で加工することができるのである。
【0012】 また、請求項4の墓石では、請求項2の墓石において、突起は、墓碑部にて文 字が刻設される面とは反対側の背面と同一平面である第1面と、第1面と所定の 角度をなす第2面とを有すると共に、第1面と第2面とにより形成される突起の 厚みが、先端方向に狭まる形状となっている。また、台部は、孔にて突起の第1 面に接する内壁面と同一平面である背もたれ面を持つ壁を有している。
【0013】 このような請求項4の墓石では、突起の厚みが、先端方向に狭まる形状となっ ていることから、上述した請求項3の墓石と同様の効果を得ることができる。 しかも、請求項4の墓石では、突起の第1面が孔の内壁面に接し、更に該第1 面と同一平面である墓碑部の背面が、孔の該内壁面と同一平面である壁の背もた れ面に接するため、台部の孔が単にまっすぐに空けられた孔(孔形状が孔の深さ によらず一定の孔)であっても、墓碑部の安定性を損なわない。
【0014】 即ち、台部の孔がまっすぐに空けられている場合、墓碑部を台部に載置した状 態では、突起の第1面は孔の内壁面に接するが、第2面は突起の根元部分のみで 接することとなり、突起の第2面側の先端部分には孔の内壁面との間に空間が生 じる。こうした状態では、墓碑部の、文字が刻設される面側への傾きは、突起の 第1面が孔の内壁面に接することで制限される。一方、墓碑部の、背面側への傾 きについては、突起の第2面はその根元部分でしか孔の内壁面と接しないため、 そのことのみでは傾きの制限に十分寄与されないが、墓碑部の背面が壁の背もた れ面に接することで制限されることとなる。従って、墓碑部の両方向への傾きを 規制することができる。しかも、壁は墓碑部の背面側に位置するため、墓碑部に よる文字の表示を妨げない。
【0015】
【考案の実施の形態】
以下、本考案が適用された実施形態の墓石について、図面を用いて説明する。 図1は、第1実施形態の墓石10の外観図である。この墓石10は、外観上の 主要部分を形成する墓標20と、墓標20の手前側で文字を表示する墓碑部30 と、墓碑部30が載置される台部40とを有する。尚、その他の部分に関しては 、本考案と直接関係しないためその説明を省略する。
【0016】 墓碑部30は、図2に示すように、略直方体の板状に成形した石材であり、戒 名又は法名や命日等の文字31aが刻設される表示面31を有する。また台部4 0への載置面32には、断面が長円形で柱状の突起33が形成されている。 この突起33は、図3に示すように、表示面31と同じ側の側面のみに傾斜面 33a(第2面に相当)が形成されており、表示面31と直交する方向の厚みが 根元から先端に向かって徐々に薄くなる形状となっている(根元厚さL1>先端 厚さL2)。そして、突起33の表示面31とは反対側の鉛直面33b(第1面 に相当)は、背面34(表示面31の裏側)と同一平面になっており、傾斜面3 3aと所定の角度をなす。尚、図3(a),(b)は、それぞれ墓碑部30の正 面図及び側面図を表す。
【0017】 一方、台部40は、図4に示すように、墓碑部30と同じ石材で成形された左 右側面が略台形の土台であり、重心が低く安定した形状となっている。そして、 墓碑部30が載置される面41の略中央部には、長円孔42が貫通して形成され ている。そして更に、上記面41には、長円孔42にて突起33の鉛直面33b に接する側の内壁面と同一平面である背もたれ面43aを持つ壁43が延設され ている。長円孔42は、墓碑部30に形成される突起33に嵌合するものである 。また、長円孔42は、鉛直方向に単にまっすぐに空けられた孔で、その深さに よらず孔形状が一定となっており、該孔42の長手方向の寸法は、突起33に対 して若干長めに形成され、また該孔42の短手方向の寸法は、突起33の根元の 厚み寸法と同じになっている。
【0018】 上述した構成により、図5に示すように、墓碑部30に形成される突起33が 、台部40に形成される長円孔42に挿入されつつ、墓碑部30が台部40に載 置される。そして、墓碑部30は、その突起33が長円孔42に嵌合し、且つ、 背面34が台部40の壁43の背もたれ面43aに接した状態で台部40に載置 されることとなる。
【0019】 以上のような第1実施形態の墓石によれば、台部40に載置された墓碑部30 は、大きな地震や台風等による外力が加わった場合にも、その移動や傾きが制限 されるため、安定した状態で固定されることとなる。また、墓碑部30は台部4 0と別体で構成されており、墓碑部30の製造工程における文字31aの刻設作 業は、墓碑部30単体に対して行えばよいため、その取り扱いの容易性を損なわ ない。
【0020】 また、既に述べたように、墓碑部30は、その表示面31と直交する方向の厚 みが薄い板状であり、文字31aの表示面31が広い割には、体積が小さいもの となっている。特に、墓碑部30には孔でなく突起33が形成されているため、 その板厚がより薄いものとなる。即ち、仮に、墓碑部30に孔が形成されている 場合には、墓碑部30の板厚は、形成される孔の大きさに対してその孔の周囲の 肉厚分を加えたものとなり、孔の大きさに比べかなり厚いものとなってしまう。 これに対して、本実施形態では、墓碑部30に突起33が形成されることで、墓 碑部30の板厚をより薄くすることができる。
【0021】 従って、墓碑部30は、文字31aの表示機能を損なうことなく小型軽量化さ れたものとなり、該墓碑部30の製造工程における文字31aの刻設作業の際の 取り扱いの容易性を更に向上させることができる。 また、既に述べたように、突起33には傾斜面33aが形成されることにより 、その短手方向の厚さが、根元から先端にかけて徐々に薄くなる形状となってい る。従って、墓碑部30の突起33を台部40の長円孔42に挿入する際の、挿 入初期の状態と完全に挿入した状態とでは、長円孔42と突起33との隙間の大 きさが異なる。即ち、挿入初期の状態では、図5(a)に示すように、長円孔4 2と突起33の先端との隙間が大きく形成され、容易に挿入することができる。 一方、完全に挿入した状態では、図5(b)に示すように、長円孔42と突起3 3の根元とが当接するか、或いは隙間がごく小さく形成される。
【0022】 従って、突起33及び長円孔42の加工を高精度にすることなく、墓碑部30 の安定性と、突起33の長円孔42への挿入の容易性とを高くすることができる 。即ち、仮に、突起33に傾斜面33aを形成しない場合(即ち、突起33の形 状を単に長円孔42に嵌合する形状とした場合)について考えると、長円孔42 は突起33に対して一回り大きく形成されるが、突起33を長円孔42に挿入す る容易性と、突起33と長円孔42とが嵌合した状態での墓碑部30の安定性と の両方を良好にするためには、長円孔42と突起33との隙間の寸法を、0より も大きい所定の下限値から所定の上限値までの狭い範囲に設定しなければならず 、突起33及び長円孔42に高精度の加工をする必要がある。これに対して、本 実施形態では、長円孔42と突起33の根元とにおける短手方向の隙間の寸法を 、0から所定の上限値までの範囲に設定すればよく、より低い精度で加工するこ とができるのである。
【0023】 また、他にも以下のような効果を生ずる。 台部40の長円孔42が、単にまっすぐに空けられた孔であるにもかかわらず 、墓碑部30の安定性を損なわない。即ち、図5(b)に示すように、墓碑部3 0を台部40に載置した状態では、突起33の鉛直面33bは長円孔42の内壁 面に接するが、傾斜面33aは突起33の根元部分のみで接することとなり、先 端部分には長円孔42の内壁面との間に空間(矢印sに示す部分)が生じる。こ うした状態では、墓碑部30の、表示面31側への傾き(矢印c方向)は、突起 33の鉛直面33bが長円孔42の内壁面に接することで当然制限される。一方 、墓碑部30の、背面34側への傾き(矢印d方向)については、突起33の傾 斜面33aはその根元部分でしか長円孔42の内壁面と接しないため、そのこと のみでは傾きの制限に十分寄与されないが、墓碑部30の背面34が壁43の背 もたれ面43aに接することで制限されることとなる。従って、墓碑部30の両 方向への傾きを規制することができる。しかも、壁43は墓碑部30の背面34 側に位置するため、墓碑部30の表示面31による文字31aの表示を妨げない 。
【0024】 また、墓碑部30を台部40に載置した状態では、図1に示すように、外観上 は突起33及び長円孔42が隠れて見えないため、墓碑部30を台部40の上に 単に積み重ねた状態に見える。このように、従来の墓石と同様、石を積み重ねて 構成された趣のある外観となり、墓石としての美観を損なわず、品位を保つこと ができる。逆に、例えば、墓碑部に突起を形成せず、台部に墓碑部の下端を直接 挿入して嵌合させるといった構造を考えた場合、安定性は得られるものの外観上 嵌合させて固定していることが明らかとなるため見栄えが悪く、墓石としての品 位を損なうこととなる。
【0025】 また、墓碑部30は背面34が平らな形状のため、墓碑部30の製造工程にお いて墓碑部30に文字31aを彫る際に、表示面31を上向きにして寝かせて置 きやすく、作業性が高い。 また、墓碑部30の台部40への固定は、突起33と長円孔42とを嵌合させ るだけの簡単な構造であり、ビスや接着剤等を用いる必要がなく、脱着作業が容 易であるため、例えば、墓碑部30に刻設されている文字31aの変更や追加と いった作業を比較的容易に行うことができる。
【0026】 次に、第2実施形態について図6〜図8を用いて説明する。尚、第1実施形態 と同じ部材に関しては同一の符号を付しているため、詳しい説明は省略する。 図6は、第2実施形態の墓石50の外観図である。尚、この墓石50は、一般 に墓誌或いは霊標と呼ばれるものである。この墓石50は、本墓石50の外観の 主要部分を形成する平板状の墓標51と、墓標51の前後面に複数設けられ第1 実施形態と同一形状である墓碑部30,30,…と、墓標51及び墓碑部30, 30,…を支持する台部60と、台部60が載置される下台52と、下台52を 支持する足部53とにより構成される。
【0027】 台部60は、図7に示すように、略平板状に成形された石材であり、墓標51 及び墓碑部30,30,…が載置される面61には、複数の切欠き部62a,6 2a,…を有する略長方形の孔62が貫通して形成される。尚、図7(a),( b)は、それぞれ台部60の上面図及び正面図を表す。
【0028】 そして、この孔62に墓標51のみが載置されると、図8に示すように、孔6 2の中央部分が塞がれ、残された切欠き部62a,62a,…により、墓碑部3 0の突起33を挿入するための孔k,k,…が、墓標51の前後面に5個ずつ形 成される。そして、第1実施形態の場合と同様に、この孔kに墓碑部30の突起 33を挿入して載置するのである。その際、墓碑部30の背面34が、墓標51 の面51aに当接することとなる。つまり、本第2実施形態では、墓標51が壁 に相当し、その面51aが背もたれ面に相当している。
【0029】 このような第2実施形態の墓石50によれば、第1実施形態と同じ効果が得ら れる上に、墓碑部30を複数有することで、墓石50に多くの事項を記述するこ とが可能となる。しかも、記述に関する部分的な変更,追加,削除等を行う際に は、複数設けた墓碑部30の一部のみを変更すればよいといったメリットがある 。
【0030】 また、形状が異なる墓石に対して同一形状の墓碑部30を共通して利用するこ とでコストダウンを図ることができる。 以上、本考案の一実施形態について説明したが、本考案は、種々の形態を採り 得ることは言うまでもない。
【0031】 例えば、上記各実施形態では、墓碑部30の形状は、その載置面32に平行な 断面が略長方形の板状であったが、これに限らず、例えば、断面が半円形,台形 ,角を丸くした長方形等、様々な断面の板状で可能である。また板状に限らず、 例えば、断面が正方形の柱状であってもよい。同様に、突起33の形状について も断面長円状に限らず、例えば、円形,多角形等の断面形状のものであってもよ い。
【0032】 また、上記各実施形態では、墓碑部30に突起33を形成し、台部にその突起 33と嵌合する孔を形成したが、この組み合わせは逆であってもよい。いずれに しろ、一方に突起を形成し、他方に孔を形成するという構成により高い安定性が 得られるのである。
【0033】 尚、例えば、墓碑部及び台部の両方に所定形状の孔を形成して、その各々の孔 に両端が嵌合する棒材を組み込むことで、両者を固定することも考えられるが、 墓碑部と棒材との間に生じる隙間と、台部と棒材との間に生じる隙間とが合わさ って大きながたつきを生じさせることとなり、好ましくない。これに対して、上 記各実施形態によれば、このようなことはない。
【0034】 また、上記各実施形態では、突起33の表示面31側のみに傾斜面33aを形 成したが、その他の面を傾斜させてもよく、要するに根元から先端に向かって細 くなる形状であればよい。また、突起の傾斜に合わせて孔の内壁面を傾斜させて もよい。また、傾斜面33aを形成しない形状であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施形態の墓石を表す外観図である。
【図2】 墓碑部の形状を表す斜視図である。
【図3】 墓碑部の形状を説明する説明図である。
【図4】 台部の形状を表す斜視図である。
【図5】 墓碑部の台部への固定方法を説明する説明図
である。
【図6】 第2実施形態の墓石を表す外観図である。
【図7】 台部の形状を説明する説明図である。
【図8】 墓碑部を載置しない状態における墓石を表す
外観図である。
【図9】 従来例としての墓石を表す外観図である。
【符号の説明】
10,50…墓石、 30…墓碑部、 31…表示面、
31a…文字、32…載置面、 33…突起、 33
a…傾斜面、 33b…鉛直面、40,60…台部、
41,61…台部の墓碑部が載置される面、42…長円
孔、 k…孔、 43…壁 43a…背もたれ面

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に文字が刻設される墓碑部と、 前記墓碑部が載置される台部と、 を備えた墓石において、 前記墓碑部の前記台部への載置面に、所定形状の突起或
    いは孔が形成されており、 前記台部の前記墓碑部が載置される面には、前記突起に
    嵌合する孔或いは前記孔に嵌合する突起が形成されてい
    ること、 を特徴とする墓石。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の墓石において、 前記墓碑部は、板状に形成されていると共に、該墓碑部
    の前記台部への載置面には、所定形状の突起が形成され
    ており、 前記台部の前記墓碑部が載置される面には、前記突起に
    嵌合する孔が形成されていること、 を特徴とする墓石。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の墓石にお
    いて、 前記突起は先端方向に狭まる形状であること、 を特徴とする墓石。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載の墓石において、 前記突起は、前記墓碑部にて文字が刻設される面とは反
    対側の背面と同一平面である第1面と、該第1面と所定
    の角度をなす第2面とを有すると共に、前記第1面と前
    記第2面とにより形成される当該突起の厚みが、先端方
    向に狭まる形状となっており、 前記台部は、前記孔にて前記突起の第1面に接する内壁
    面と同一平面である背もたれ面を持つ壁を有しているこ
    と、 を特徴とする墓石。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011236600A (ja) * 2010-05-07 2011-11-24 Masahiro Tanaka 墓石

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