JP3078818B2 - 航空機用補助燃料移送装置 - Google Patents

航空機用補助燃料移送装置

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JP3078818B2
JP3078818B2 JP02047095A JP4709590A JP3078818B2 JP 3078818 B2 JP3078818 B2 JP 3078818B2 JP 02047095 A JP02047095 A JP 02047095A JP 4709590 A JP4709590 A JP 4709590A JP 3078818 B2 JP3078818 B2 JP 3078818B2
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ピイ.ウィルソン トーマス
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    • B64AIRCRAFT; AVIATION; COSMONAUTICS
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    • B64D37/00Arrangements in connection with fuel supply for power plant
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B64AIRCRAFT; AVIATION; COSMONAUTICS
    • B64CAEROPLANES; HELICOPTERS
    • B64C17/00Aircraft stabilisation not otherwise provided for
    • B64C17/10Transferring fuel to adjust trim
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  • Loading And Unloading Of Fuel Tanks Or Ships (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、航空機の燃料タンク間における燃料移送
装置に関するものであり、特に、補助タンクからメイン
燃料タンクへの燃料の移送を自動的に管理するシステム
に関するものである。
[従来の技術及び発明が解決しようとする課題] ヘリコプタ等の航空機においては、通常、メイン燃料
タンク以外に1つ以上の補助タンクが機内に設けられて
いる。なお、この補助タンクを機外に設けることもでき
る。タンクに燃料を供給する場合には、安全性を考慮し
て、電力が供給されていない状態で作業を行うことが望
ましい。一般的に、燃料の補給は供給口から燃料を加圧
して供給し、各タンクへ分配する。
飛行中における燃料補給時の自動ホバリングでは、ヘ
リコプタの飛行重心を制御することが好ましい。
メイン燃料タンクの燃料を使い切ると、補助タンクか
らメインタンクへ燃料を移す必要があり、この作業は燃
料タンク内の燃料レベルが低くなった場合、または、パ
イロットからの信号入力に応答して自動的に行うことが
望ましい。この補助タンクからメインタンクへの燃料の
補給は、パイロットが介入することなく自動的に行うべ
きであるが、パイロットはこの補給システムの誤作動を
監視する必要がある。
システムの信頼性とその重量を軽くすることが重要で
あり、1ポンド加わる毎に約250ドル必要となる。従来
の燃料補給においては、耐摩耗性が低く重量の大きい可
動部材から成る多重フラッパ型バルブと流量センサを必
要としていた。
従来、燃料レベル、流量及び圧力の検知は機械的な装
置により行われていた。この種の装置には可動部品が使
用されているが、耐摩耗性及び耐損傷性に乏しく、容積
及び重量が大きく、保全コストがかかり、信頼性及び精
度が低いという欠点があった。
そこで、この発明は、安全性及び信頼性が高く、コン
パクトな補助燃料移送管理システムを提供することを目
的とする。
[課題を解決するための手段] 上記課題を解決するためにこの発明によれば、メイン
燃料タンクと、補助燃料タンクと、前記メイン燃料タン
クと前記補助燃料タンク間を連通する流路と、前記流路
内に配置され、前記補助燃料タンクから前記メイン燃料
タンクへ燃料を移送する燃料移送ポンプと、前記メイン
燃料タンク内の燃料レベルを検知し、それを示す信号を
発するメイン燃料タンクレベルセンサと、前記燃料移送
ポンプと前記メイン燃料タンク間における前記流路内の
圧力を検知する圧力センサと、前記メイン燃料タンクレ
ベルセンサからの信号に基づいて、前記メイン燃料タン
ク内の燃料のレベル変化を測定し、それを示す信号を発
するメイン燃料タンクレベル測定手段と、燃料移送開始
信号に応答して、前記燃料移送ポンプを作動させる燃料
移送開始手段と、前記圧力センサからの信号に基づい
て、第1所定時間内に所定圧力より高い圧力を検知した
場合に第1圧力信号を発するとともに、前記第1所定圧
力より低い圧力を検知した場合に第2圧力信号を発する
ポンプタイマ手段と、前記第1圧力信号及び前記メイン
燃料タンクレベル測定手段からの信号に応答して、メイ
ン燃料タンク内の燃料の増加の有無を検知し、それを示
す信号を発する燃料移送確認手段と、前記燃料移送確認
手段からの信号に応答してメイン燃料内の燃料のレベル
が所定流量で増加していない場合及び前記第2圧力信号
に応答して、燃料が正常に流れていないことを示す警告
手段と、から構成される航空機用補助燃料移送装置が提
供される。
[作 用] 上記した課題を解決する手段は以下のように作用す
る。
補助燃料タンクからメイン燃料タンクへの燃料の移送
が開始されると、移送流路内の燃料流の圧力が検知され
るとともに、メイン燃料タンク内の燃料レベルの変化率
が測定される。ここで、検知圧力が燃料移送開始より所
定時間内に所定圧力に達していない場合又は、メイン燃
料タンク内の燃料のレベル変化が所定率より小さい場合
に、燃料移送が正常に行われていないことを示す信号が
発せられる。
さらに、他の手段によれば、燃料移送開始信号に応答
して燃料移送ポンプが作動し、補助燃料タンクからメイ
ン燃料タンクへ燃料が供給される。この時、ポンプタイ
マ手段が、供給中の燃料の圧力を測定する圧力センサか
らの圧力信号に基づいて、第1所定時間内に所定圧力レ
ベルよりも高い圧力を検知した場合に第1圧力信号を発
するとともに、第1所定圧力レベルよりも低い圧力を検
知した場合に第2圧力信号を発する。所定圧力より高い
圧力が検知された場合に、メイン燃料タンク内の燃料レ
ベルの変化を測定するレベル測定手段に応答してメイン
燃料タンク内の燃料の増加の有無を判断する。所定の燃
料増加がない場合には、警告手段が燃料供給作業に異常
があることを警告する。また、この警告手段は第2圧力
信号にも応答して、燃料供給作業に異常があることを知
らせる。
[実 施 例] 以下、添付図面に基づいてこの発明の実施例を説明す
る。
第1図において、メイン燃料タンク10は、第1セクシ
ョン12と第2セクション14とに分割されており、内部に
メインタンクパイプ16が設けられている。そして、この
パイプ16には給油ノズル18が接続されており、加圧され
た燃料がパイプ20を通るようになっている。また、バル
ブ22は、メイン燃料タンク内の燃料がオーバーフローパ
イプ26から流れ出てしまう量よりも少なく設定した所定
量まで減少した時、レベルコントローラ24により開閉制
御されるようになっている。
エンジン28及び30は、バルブ32及び34と給油部におい
てチェックバルブ40及び42を有するエンジン供給ライン
36及び38を通して燃料を吸い出すようになっている。な
お、エンジン供給ライン36及び38にわたりクロスオーバ
ライン44を設けることもできる。
内部メインタンクパイプ16はタンク外部まで延びる外
部パイプ46を有しており、その一端にメインタンク開閉
バルブ48が設けられている。このバルブは、加圧給油中
に燃料を流す常開バルブとなっている。複数の補助タン
クとメインタンク開閉バルブ48の2次側間は補助タンク
パイプ50により接続されている。また、この補助タンク
パイプ50は常開補助タンクバルブ54を介して内部補助タ
ンク52に接続されており、さらに、レベルコントロール
58による制御によりこのタンク52内の燃料レベルを制限
する燃料吸入/排出バルブ56に接続されている。
また、補助タンクパイプ50はライン62を介して右側の
補助タンク60に接続しており、常開バルブ64を介してこ
のタンクに燃料を供給するようになっている。
左側の補助タンク66は、ライン68及び常開バルブ70を
介して補助タンクパイプ50に接続している。
燃料の加圧補給作業中には、給油ノズル18から補助タ
ンク60及び66に燃料が供給されるとともに、メイン燃料
タンク10及び補助タンク52へもレベルコントロールによ
り燃料供給が遮断されるまで供給される。なお、上述し
たように、各バルブは常開バルブとなっているために、
電力を必要とすることなく燃料の補給作業が行われる。
航空機が始動すると、最初に補助タンクバルブ54、64
及び70がすべて遮断される。そして、各常開バルブを適
切な順序で開いて、燃料が満たされた燃料タンクの順序
が決定される。飛行給油中のホバリング時においては、
給油ノズル72がチェックバルブ74を介して補助タンクパ
イプ50に通じる。なお、この場合においても、電力の供
給なしにすべてのタンクに燃料補給が行われる。
飛行給油中のホバリング時においては、航空機はすで
に作動しているために、種々の常開バルブを作動させて
所望する順序で各タンクに適切に給油する。
メイン燃料タンク10には、レベルサンプリング装置78
を有する容量プローブ型のレベルセンサ76が設けられて
いる。また、同様なレベルセンサ80、82及び84もレベル
レート手段86、88及び90とともに補助タンク52、60及び
66に各々設けられている。
第1遠心力ポンプ92と第2遠心力ポンプ94は、補助タ
ンクパイプ50に接続するポンプ吸入ライン96に対して並
列に配置されている。
ポンプ排出パイプ97は、燃料移送バルブ100及び102の
上流側の第1部98と燃料移送バルブの下流側の第2部10
4を有している。なお、これら燃料移送バルブは並列に
配置されている。
圧力センサ106は、ポンプ及び燃料移送バルブ双方の
下流側のポンプ排出ライン97のライン104内の圧力を検
知するように配置されている。
補助タンクからメイン燃料タンクへの燃料移送中に
は、たとえば補助タンクバルブ54が開いた状態で、たと
えばバルブ70及び64等の他の補助タンクバルブが遮断さ
れる。なお、常開メインタンク遮断バルブ48は遮断され
る。たとえば作動中のポンプ92及び燃料移送バルブ100
等が開くと、燃料はバルブ54を介して吸い出され、ライ
ン104及びライン46を介してメイン燃料タンク10に移送
される。ライン104を通る流量の設定により、このライ
ン内に逆圧が生じて圧力センサ106により検知されるよ
うになる。この圧力センサにより検知された検知圧力
は、燃料が流れている流路(ライン)を十分に示すこと
が可能であり、ライン内における燃料の静水頭により誤
動作が生じることがないような低レベルの所定圧力レベ
ルと比較される。したがって、検知圧力が所定圧力レベ
ルより大きい場合には、ポンプ92は作動しておりバルブ
100が開いていることを示す。燃料流量が適切になる前
にライン内にある空気を排出する必要があるために、移
送燃料がなくなる前に制御システムに適切な遅延時間を
設けることが必要である。
すなわち、所定時間経過後に所定レベルの圧力が存在
しない時には、最初に開いたバルブがうまく作動してい
ない場合であり、自動システムが燃料移送バルブを変更
して再び圧力を測定する。また、所定時間経過後に圧力
が検知されない時には、ポンプ92は遮断されてポンプ94
が始動する。なお、所定圧力が検知されないということ
は、正常な燃料移送作業が行われていないことを示して
いる。
しかしながら、所定圧力が検知されたとしても、ライ
ンが遮断されている場合が考えられるために、メイン燃
料タンクに燃料が供給されているとは限らない。したが
って、センサ76により検知されたメイン燃料タンクの燃
料レベルを、不連続な時間間隔をおいて2回サンプリン
グして燃料レベルレイト論理回路78にてこれを比較す
る。この比較の結果、メイン燃料タンク内の燃料レベル
が予想量の増加を示している場合には、燃料移送が行わ
れていることを示す。
さらに、センサ80により検知された補助タンク内の燃
料レベルをレベルレイト手段86により時間サンプルす
る。この時、タンク内において少なくとも所定流量の燃
料レベルが減少している場合には、燃料移送が行われて
いることが確認される。
ポンプと燃料移送バルブの排出間にあるパイプ98には
放出弁108が接続されている。このバルブは常閉バルブ
となっており、バルブが開かれるとライン110を介して
大気へ燃料が排出される。すなわち、緊急に燃料を排出
しなければならない場合には、燃料移送バルブ100及び1
02を遮断するとともに、ポンプ92及び94の双方またはい
ずれか一方を作動させることにより燃料が機外へ迅速に
排出される。
次に、第2図のフローチャートについて説明する。
燃料移送開始信号200が入力されると、燃料移送が開
始される。なお、この信号はメイン燃料タンク内の燃料
レベルが所定レベルまで低くなった時に自動的に入力さ
れるか、または、パイロットにより手動入力されるもの
である。
燃料移送が開始されると、ステップ202において、メ
イン燃料タンクバルブ48が遮断されるとともに、補助タ
ンクバルブ、たとえばバルブ54が開かれる。次に、燃料
移送バルブ100または102が開かれ、ポンプ92または94の
いずれか一方が作動する。なお、ポンプは交互に使用さ
れる。
次に、バルブタイマステップ204のステップ206におい
て、圧力センサ106により検知された検知圧力が35キロ
パスカルより高いか否かが判断される。この時、圧力が
35キロパスカルより低かった場合には、ステップ208に
おいて、120秒間の遅延時間が設定される。なお、120秒
の所定時間が経過するまでステップ206に復帰して同様
のことが行われる。また、120秒間内に所定圧力レベル
が検知された場合には、ステップライン210を介して確
認ステップ212に進むとともに、タンクの容量レベルセ
ンサが作動して燃料流が測定される。排出ラインの圧力
が所定圧力に達して時に、レベル変化の確認を行うのが
好ましい。したがって、確認ステップ212のステップ214
においてタイマが作動し、ステップ78において、レベル
レート検知手段78がメインタンク内の燃料のレベル、す
なわち容積を不連続な時間間隔で2回サンプリングす
る。この結果、予想最小値(変化率A)を越えた場合に
は、ステップライン216を介してステップ86に進み、補
助タンク内の燃料レベルが適切な比率(B)で変化して
いるかをさらに判断する。この場合、適切な流量である
と判断された場合には、ステップライン218を介して流
量確認ステップ220へ進み、燃料移送作業が行われてい
ることをパイロットに伝える。一方、バルブタイマステ
ップ204において、120秒の所定時間内に圧力が35キロパ
スカルを越えない場合には、ステップライン226を介し
てバルブスイッチステップ228へ進み、現在開かれてい
る燃料移送バルブ100または102を遮断するとともに、他
方のバルブを開く。次に、ポンプタイマステップ229に
進み、ステップ230において、ステップ232で示すように
240秒の所定時間が経過するまでステップ204と同様に圧
力が35キロパスカルを越えているかを判断する。
所定時間が経過しても、その圧力に達しない場合に
は、ステップライン234を介して、ステップ236へ進み、
ポンプバルブの異常を示すアラームを発する。また、ス
イッチポンプステップ238において、現在作動中のポン
プを停止させ、他のポンプを始動させる。つぎに、第2
ポンプタイマステップ240のステップ242において、ステ
ッップ204及び229と同様に、再びステップ244で規制さ
れる360秒の所定時間内に35キロパスカルの圧力に達し
ているかを判断する。ステップ229あるいは240におい
て、35キロパスカルの所定の圧力が検知された場合に
は、ステップライン246または248を介して前記した確認
ステップ212に進む。
なお、360秒の所定時間が経過しても圧力がまだ検知
されない場合には、ステップライン250を介してアラー
ムステップ252において燃料移送が正常に行われていな
いことをパイロットに警告する。また、ステップ78及び
86で、タンク内の燃料レベルの変化が所定変化率より小
さいと判断された場合には、ステップ224において、燃
料移送に異常があることをパイロットに警告する。
上述した実施例は、この発明に係る好適一実施例であ
り、本発明の適用範囲内のその他の変形等はすべて特許
請求の範囲内に含まれるものである。たとえば、第2図
のフローチャートにおいては3つのタイマステップを設
けてあるが、これは必ずしも複数必要とするものではな
く、少なくとも1つ設けてあればよい。また、この場合
には、ステップ208の後にステップライン226を介して直
接ステップライン236に移行することが好ましい。タイ
マの設定時間は、上記時間に限定されるものではなく、
ステップ208においては、20秒から400秒の間に設定し、
ステップ232においては、30秒から600秒に設定し、さら
に、ステップ244においては、10秒から360秒に設定する
ことができる。また、ステップ208における設定時間と
ステップ232における設定時間との差をステップ208にお
ける設定時間と同じにすることが望ましい。さらに、ポ
ンプ92及び94、バルブ100及び102は、必ずしも2つ必要
とするものではなく、各々一つずつ設けてもよい。
[発明の効果] この発明の特有の効果としては、上記構成とすること
により、より安全で簡便な補助燃料移送システムを提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明に係る燃料移送システムの概略を示
す図である。 第2図は、燃料移送システムの移送バルブ、ポンプ及び
アラーム等の作動を示すフローチャートである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 レイモンド シイ.クレシスキ,ジュニ ア. アメリカ合衆国,コネチカット 06460, ミルフォード,ニュー ヘブン アベニ ュー 934 (72)発明者 トーマス ピイ.ウィルソン アメリカ合衆国,コネチカット 06611, トラムブル,レイトン ロード 8 (56)参考文献 特開 昭63−285260(JP,A) 実開 昭63−52962(JP,U) 英国特許出願公開1153040(GB,A)

Claims (17)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】メイン燃料タンクと、 補助燃料タンクと、 前記メイン燃料タンクと前記補助燃料タンク間を連通す
    る流路と、 前記流路内に配置され、前記補助燃料タンクから前記メ
    イン燃料タンクへ燃料を移送する燃料移送ポンプと、 前記メイン燃料タンク内の燃料レベルを検知し、それを
    示す信号を発するメイン燃料タンクレベルセンサと、 前記燃料移送ポンプと前記メイン燃料タンク間における
    前記流路内の圧力を検知する圧力センサと、 前記メイン燃料タンクレベルセンサからの信号に基づい
    て、前記メイン燃料タンク内の燃料のレベル変化を測定
    し、それを示す信号を発するメイン燃料タンクレベル測
    定手段と、 燃料移送開始信号に応答して、前記燃料移送ポンプを作
    動させる燃料移送開始手段と、 前記圧力センサからの信号に基づいて、第1所定時間内
    に所定圧力より高い圧力を検知した場合に第1圧力信号
    を発するとともに、前記第1所定圧力より低い圧力を検
    知した場合に第2圧力信号を発するポンプタイマ手段
    と、 前記第1圧力信号及び前記メイン燃料タンクレベル測定
    手段からの信号に応答して、メイン燃料タンク内の燃料
    の増加の有無を検知し、それを示す信号を発する燃料移
    送確認手段と、 前記燃料移送確認手段からの信号に応答してメイン燃料
    内の燃料のレベルが所定流量で増加していない場合及び
    前記第2圧力信号に応答して、燃料が正常に流れていな
    いことを示す警告手段と、から構成されることを特徴と
    する航空機用補助燃料移送装置。
  2. 【請求項2】前記メイン燃料タンクから補助燃料タンク
    へ燃料を供給する第2流路と、前記第2流路を遮断する
    メイン燃料タンク遮断バルブとをさらに有し、前記燃料
    移送開始手段は前記燃料移送開始信号に応答して前記メ
    イン燃料タンク遮断バルブを遮断させることを特徴とす
    る請求項第1項記載の航空機用補助燃料移送装置。
  3. 【請求項3】前記補助燃料タンクからメイン燃料タンク
    へ燃料を移送する流路内に互いに並列に配された複数の
    燃料移送ポンプと、前記圧力センサからの第2圧力信号
    に応答して第2所定時間内に所定圧力レベルよりも高い
    圧力を検知した場合に第3圧力信号を発するとともに、
    所定圧力レベルよりも低い圧力を検知した場合に第4圧
    力信号をを発する第2ポンプタイマ手段とを有し、前記
    警告手段は、さらに、前記第4圧力信号に応答して燃料
    が正常に流れていないことを示すことを特徴とする請求
    項第1項記載の航空機用補助燃料移送装置。
  4. 【請求項4】前記第2圧力信号に応答して、前記複数の
    燃料移送ポンプの作動中のポンプを切り替えるポンプ切
    り替え手段をさらに有することを特徴とする請求項第3
    項記載の航空機用補助燃料移送装置。
  5. 【請求項5】補助タンクレベルセンサと、この補助タン
    クレベルセンサに応答して補助タンク内の燃料のレベル
    変化を測定する補助タンクレベル測定手段とをさらに有
    することを特徴とする請求項第1項記載の航空機用補助
    燃料移送装置。
  6. 【請求項6】前記各燃料移送ポンプと圧力センサ間の前
    記流路内に移送バルブを並列に設け、前記圧力センサに
    応答して、前記第1所定時間よりも長い第3所定時間内
    に所定圧力レベルよりも高い圧力を検知した場合に第5
    圧力信号を発するとともに、所定圧力よりも低い圧力を
    検知した場合に第6圧力信号を発するバルブタイマ手段
    と、前記第6圧力信号に応答して、前記移送バルブを切
    り替えるバルブ切り替え手段と、をさらに有し、前記移
    送開始手段は前記複数の移送バルブの1つを開くととも
    に、前記燃料移送確認手段は、さらに、前記第5圧力信
    号に応答することを特徴とする請求項第3項記載の航空
    機用補助燃料移送装置。
  7. 【請求項7】前記ポンプ切り替え手段は、前記第2圧力
    信号に応答して、作動中の燃料移送ポンプを停止させる
    ことを特徴とする請求項第3項または第6項のいずれか
    に記載の航空機用補助燃料移送装置。
  8. 【請求項8】前記バルブ切り替え手段は、前記第5圧力
    信号に応答して、作動中の移送バルブを遮断させること
    を特徴とする請求項第7項記載の航空機用補助燃料移送
    装置。
  9. 【請求項9】前記燃料移送確認手段は、さらに、前記補
    助タンクレベル測定手段からの信号に応答するととも
    に、前記警告手段は前記燃料移送確認手段に応答して前
    記補助タンク内の燃料が減少していない場合に、燃料が
    正常に流れていないことを警告することを特徴とする請
    求項第5項記載の航空機用補助燃料移送装置。
  10. 【請求項10】前記第1所定時間は約20秒から約400秒
    の間に設定され、前記第2所定時間は約30秒から約600
    秒の間に設定され、前記第3所定時間は約10から約360
    秒の間に設定されていることを特徴とする請求項第8項
    記載の航空機用補助燃料移送装置。
  11. 【請求項11】前記第1所定時間と前記第2所定時間と
    の差は、略前記第1所定時間と同じであることを特徴と
    する請求項第10項記載の航空機用補助燃料移送装置。
  12. 【請求項12】前記燃料移送確認手段に応答して燃料移
    送が正常に行われていないことを示す燃料移送警告手段
    をさらに有することを特徴とする請求項第1項記載の航
    空機用補助燃料移送装置。
  13. 【請求項13】前記所定圧力は、前記流路内の定常水頭
    よりも大きいことを特徴とする請求項第1項記載の航空
    機用補助燃料移送装置。
  14. 【請求項14】常閉排出バルブを前記流路に配し、燃料
    を大気に放出することを特徴とする請求項第6項記載の
    航空機用補助燃料移送装置。
  15. 【請求項15】前記補助燃料タンクレベルセンサは容量
    型レベルセンサであることを特徴とする請求項第5項記
    載の航空機用補助燃料移送装置。
  16. 【請求項16】前記メイン燃料タンクレベルセンサは容
    量型レベルセンサであることを特徴とする請求項第1項
    記載の航空機用補助燃料移送装置。
  17. 【請求項17】前記メイン燃料タンクレベル測定手段
    は、所定の第1レベルを測定する手段と、第1レベル測
    定後の所定時間経過後に所定の第2レベルを測定する手
    段と、前記第1レベルと前記第2レベルとのレベル差を
    決定する手段とから成ることを特徴とする請求項第1項
    記載の航空機用補助燃料移送装置。
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