JP3078574B2 - 気相成長装置 - Google Patents

気相成長装置

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JP3078574B2 JP02314121A JP31412190A JP3078574B2 JP 3078574 B2 JP3078574 B2 JP 3078574B2 JP 02314121 A JP02314121 A JP 02314121A JP 31412190 A JP31412190 A JP 31412190A JP 3078574 B2 JP3078574 B2 JP 3078574B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、化合物半導体等の製造に用いられる気相成
長装置に関する。
(従来の技術) 基板上に半導体等の結晶薄膜を気相成長させて半導体
等を製造する気相成長装置は、例えば第3図に示すよう
に構成されている。
この図に示すように、この気相成長装置は、反応管内
1内に支持体2で支持されたサセプタ3と、サセプタ3
上に載置された基板4と、サセプタ3を介して基板4を
加熱するためのヒータ5と、ヒータ5を支持して通電す
るための電極6とから構成されている。
反応管1の上部にはガス(反応ガス、キャリアガス
等)を反応管1内に供給するための供給口1aが形成さ
れ、下部には反応管1内の未反応ガスを排出するための
排気口1bが形成されており、反応管1の外側には、反応
管1の内壁面を水冷冷却するための冷却装置7が配設さ
れている。また、ヒータ5は、サセプタ3を支持する支
持体2内に配設されている。
従来の気相成長装置は上記のように構成されており、
サセプタ3上に載置された基板4をヒータ5による加熱
によって所定温度に上昇させて、供給口1aから反応管1
内に反応ガス(例えば、SiH4,SiH2Cl2,SiHCl3,SiCl
4等)をキャリアガス(例えば、H2等)と共に供給し、
基板4上に薄膜を気相成長させる。
(発明が解決しようとする課題) ところで、上記した従来の気相成長装置では、サセプ
タ3の下にヒータ5が配設されているので、サセプタ3
の外周側を支持体2によって支持している。このため、
ヒータ5によって加熱されるサセプタ3の熱は支持体2
を介して反応管1に伝達されるので、サセプタ3の外周
側の温度は中心側に比べて低くなる(第4図参照)。
更に、冷却装置7によって反応管1が冷却されること
によって反応管1に近いサセプタ3の外周側の温度が下
がり、また、反応管1内に供給されるキャリアガスによ
ってサセプタの外周側は熱が取られるので温度が下が
る。
このように、サセプタ3の外周側が中心側より温度が
下がることによって温度分布が不均一になると、サセプ
タ3に載置されている基板4に気相成長される結晶薄膜
が不均一なものとなり、特にこのような結晶薄膜によっ
て例えばレーザダイオードを作製した時に発振周波数が
ばらつく等の問題が生じる。
本発明は上記した課題を解決する目的でなされ、ヒー
タによって加熱されるサセプタの温度分布を均一にして
良好な結晶薄膜を得ることができる気相成長装置を提供
しようとするものである。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 前記した課題を解決するために本発明は、反応管内に
配設されるサセプタ上に基板を載置し、加熱手段により
前記サセプタ上の基板を加熱して前期反応管内に供給さ
れるガスにより、前記基板上に結晶薄膜を気相成長させ
る気相成長装置において、前記サセプタの基板載置側の
面の中心側より外周側の熱放射率を大きくしたことを特
徴としている。
(作用) 本発明者の実験によって、サセプタを加熱した時にサ
セプタ表面の熱放射率を大きくした部分(例えば表面を
粗くしたり、黒体化した部分)は、熱放射率の小さい部
分よりも温度が高くなることが判明した。
従って、本発明では、サセプタの基板載置側の面の中
心側より外周側の熱放射率を大きくしたことによって、
サセプタの温度分布を略均一にすることができるので、
基板上に良好な結晶薄膜を気相成長させることができ
る。
(実施例) 以下、本発明を図示の実施例に基づいて詳細に説明す
る。
第1図は、本発明に係る気相成長装置の要部を示す断
面図、第2図は、同気相成長装置のサセプタを示す平面
図である。尚、従来と同一部材には同一符号を付して説
明する。
両図に示すように、支持体2で支持されたサセプタ10
の下には、通電用の電極6で支持されたヒータ5が配設
されている。ヒータ5、電極6、サセプタ10は、第3図
に示した従来の気相成長装置と同様反応管(図示省略)
内に気密状態で配設されている。
円形状に形成されたモリブデン等から成るサセプタ10
の上部には、基板4の外周部4aを載置するための溝部10
aと、その内側にザクリ部10bが形成されており、サセプ
タ10の下部の外周面には、サセプタ10を支持する支持体
2が接続されている。
また、サセプタ10の基板4が載置される側の中心側部
分10cは、表面を研磨して熱放射率が小さくなるように
形成されており、その外周部分10dは、表面を粗くして
熱放射率が大きくなるよう形成されている。
この時、例えばサセプタ10の中心側部分10cの表面粗
さを1.5S〜6Sにし、その外周側部分10dの表面粗さを25S
〜60Sにした場合、中心側部分10cの熱放射率は0.2程度
になり、その外周側部分10dの熱放射率は0.3程度にな
る。
そして、基板4を載置したこのサセプタ10をヒータ5
で加熱し、反応管(図示省略)内に反応ガス(例えば、
SiH4,SiH2Cl2,SiHCl3,SiCl4等)をキャリアガス(例え
ば、H2等)と共に供給して基板4上に薄膜を気相成長さ
せる時、サセプタ10の基板4載置側の中心部分(表面を
研磨して熱放射率を小さくした部分)10cの温度を例え
ば700℃にすると、その外周側部分(表面を粗くして熱
放射率を大きくした部分)10dの温度は従来(サセプタ
全面が同じ放射率の場合)に比べて12℃程度高くなっ
た。このように、サセプタ10の基板4載置側の外周部分
10dの温度を上げることができるので、ヒータ5によっ
て加熱されるサセプタ10の温度分布が略均一になり(第
4図参照)、基板4の全面にわたって均一で良好な結晶
薄膜を気相成長させることができる。
また、前記した実施例では、サセプタ10の中心側部分
10cの熱放射率を0.2程度にしてその外周側部分10dの熱
放射率を0.3程度にしたが、この数値に限定されること
なく、サセプタ10の中心側部分10cの熱放射率をその外
周側部分10dの熱放射率より小さくなるようにすれば、
任意の熱放射率に設定することができる。
また、前記した実施例ではサセプタ10の基板4載置側
の中心側部分10cとその外周側部分10dの熱放射率を変化
させるのに研磨による表面粗さで行なっていたが、これ
以外にも、サセプタ10の基板4載置側の中心側部分10c
とその外周側部分10dにそれぞれ異なる塗布剤を塗布す
ることによって前記同様熱放射率を変化させることもで
き、また、サセプタ10の基板4載置側の中心側部分10c
から外周側部分10dに向かって順次黒体化することによ
って外周側部分10dの熱放射率を大きくすることができ
る。
また、以上の熱放射率の変化のさせ方は、従来のサセ
プタの温度分布を略均一とすべくサセプタの中心側部分
10cから外周側部分10dへ徐々に変化させるように、ある
いは段階的に変化させるようにすればよい。
尚、前記した実施例ではサセプタ10上に一枚の基板4
を載置する気相成長装置の例であったが、サセプタ上に
多数の基板を載置する気相成長装置でも適用することが
できる。
[発明の効果] 以上、実施例に基づいて具体的に説明したように本発
明によれば、ヒータによって加熱されるサセプタの温度
分布を略均一にすることができるので、基板上の全面に
均一で良好な結晶薄膜を気相成長させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係る気相成長装置の要部を示す断面
図、第2図は、同気相成長装置のサセプタを示す平面
図、第3図は、従来の気相成長装置を示す断面図、第4
図は、本発明と従来の気相成長装置のサセプタの温度分
布を示す図である。 1……反応管、2……支持体 4……基板、5……ヒータ 6……電極、10……サセプタ 10c……中心側部分 10d……外周側部分

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】反応管内に基板を載置するサセプタ上に基
    板を載置し、加熱手段により前記サセプタ上の基板を加
    熱して前記反応管内に供給されるガスにより、前記基板
    上に結晶薄膜を気相成長させる気相成長装置において、
    前記サセプタはその中央部側の第1の表面領域と、外周
    側の第2の表面領域を有し、前記第2の表面領域の表面
    粗さは、前記第1の表面領域の表面粗さより大きく、前
    記第1の表面領域よりも前記第2の表面領域の熱放射率
    が大きいことを特徴とする気相成長装置。
  2. 【請求項2】反応管内に基板を載置するサセプタ上に基
    板を載置し、加熱手段により前記サセプタ上の基板を加
    熱して前記反応管内に供給されるガスにより、前記基板
    上に結晶薄膜を気相成長させる気相成長装置において、
    前記サセプタの中央部側の表面領域には第1の塗布剤が
    塗布され、前記サセプタの外周側の表面領域には、前記
    第1の塗布剤と異なる第2の塗布剤が塗布され、前記サ
    セプタ中央部側の表面領域よりも前記サセプタ外周側の
    表面領域の熱放射率が大きいことを特徴とする気相成長
    装置。
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