JP3078440B2 - 電話サービスの提供方法とその装置 - Google Patents

電話サービスの提供方法とその装置

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JP3078440B2
JP3078440B2 JP05343223A JP34322393A JP3078440B2 JP 3078440 B2 JP3078440 B2 JP 3078440B2 JP 05343223 A JP05343223 A JP 05343223A JP 34322393 A JP34322393 A JP 34322393A JP 3078440 B2 JP3078440 B2 JP 3078440B2
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W4/00Services specially adapted for wireless communication networks; Facilities therefor
    • H04W4/16Communication-related supplementary services, e.g. call-transfer or call-hold

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電気通信交換システムに
関する。更に詳細には、本発明はこのような電気通信交
換システムに透明な(加入者に意識されないという意味
である)ワイヤレス機能を付与することである。
【0002】
【従来の技術】携帯電話のようなワイヤレスの移動体装
置(以下「移動体」という)にワイヤレスサービスを提
供する従来の電気通信交換システムでは、ユーザはワイ
ヤレスの移動体用の電話番号と、このユーザにより使用
される固定加入電話機(以下「固定機」という)用の電
話番号の両方を持たなければならない。従来のワイヤレ
ス移動体技術では、或る地理的箇所から別の地理的箇所
へ行くことができ、また、両方の地理的箇所で移動体を
登録することができる。
【0003】従来のワイヤレス移動体における問題点は
次の通りである。第1の問題点は、移動体及び固定機用
として別々の電話番号が必要なことである。第2の問題
点は、固定機用の機構と移動体用の機構間に協調関係が
存在せず、或る装置は他の装置に付与された電話機構に
おける方式でコントロールすることができないことであ
る。最後に、大抵の電話機能はディレクトリ番号又は位
置感受性を生じることである。発呼者表示はディレクト
リ番号感受性を生じる機能の一例である。呼出可能領域
は位置感受性を生じる特徴の一例である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、従来のワイヤレス移動体における問題点を解決する
新規な電気通信交換システムを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】或るディレクトリ番号に
向けられた全ての着呼に関する着信点として機能し、ま
た、このディレクトリ番号が割当てられた移動体及び固
定機について実行されるべき動作を決定するソフトウエ
アアプリケーションプログラムを使用する装置及び方法
により前記の問題点は全て解決され、しかも、技術的進
歩が達成される。
【0006】ソフトウエアアプリケーションプログラム
は移動体および固定機を接続する電気通信システムの場
所に拘らず、着呼をこれら移動体および固定機に振向け
る。移動体又は固定機からの発呼はソフトウエアアプリ
ケーションプログラムにより交換され、あたかも発呼が
ソフトウエアアプリケーションプログラムの位置から発
信されたかのように、発呼を指定固定機へ交換する。ま
た、発呼を配置するのに使用された発信ディレクトリ番
号はソフトウエアアプリケーションプログラムに関連す
るディレクトリ番号である。
【0007】本発明の装置および方法は2種類の番号計
画を使用する。標準的な電話番号からなるディレクトリ
番号と第2の番号計画である。第2の番号計画は移動体
および固定機へ呼出を送信したり、あるいは移動体およ
び固定機からの呼出を受信するためのソフトウエアアプ
リケーションプログラムにより利用される。
【0008】本発明による電気通信システムは複数個の
交換ノードから構成されている。各ノードはそれぞれ別
々の地理的位置に存在することができる。各交換ノード
は、それ自体を識別する移動体に応答して、移動体の位
置をソフトウエアアプリケーションプログラムに伝達
し、そして、ソフトウエアアプリケーションプログラム
により与えられるディレクトリ番号に関連する機能を移
動体に自動的に供給する。ソフトウエアアプリケーショ
ンプログラムのディレクトリ番号へ向けられた呼出は、
ソフトウエアアプリケーションプログラムのコントロー
ルにより、移動体および固定機の両方へ警報を出すこと
ができる。固定機または移動体の何れかが応答する場
合、他の装置に対する警報は止む。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明を更に詳細
に説明する。
【0010】図1は、ネットワーク管理システム(NM
B)115と共に複数個の交換ノード101〜109を
有する電気通信交換システムの概念的構成図である。各
交換ノード101〜109は、BRI固定機120〜1
30のような複数個の電気通信端末との通信用である。
更に、電気通信システムは、交換ノード106及び10
1に相互接続された基地局107及び108を介して移
動体122のような移動体通信機にワイヤレスサービス
を提供する。
【0011】図1の交換ノードは統合システムとして機
能し、AT&TデフィニティジェネリックII通信システ
ムの単独またはネットワークにより提供されるサービス
のような電気通信サービスを提供する。交換ノード10
6は公衆網114を介して他の交換ノードと相互接続さ
れており、他の交換ノードによりサービスを受けている
人々と地理的に遠く離れている一群の人々に電気通信サ
ービスを提供する。
【0012】本発明によれば、この電気通信システムは
ディレクトリ(一次)番号計画と二次番号計画を有す
る。更に、本発明によれば、移動体および固定機とは一
対に組み合わせることができ、同じディレクトリ電話番
号を共用する。他の移動体および固定機は各々、個別に
割当てられたディレクトリ電話番号を有し、交換ノード
はこの割当てられたディレクトリ電話番号に基づいて呼
出を各々に経路指定する。
【0013】共用ディレクトリ電話番号(別名、一次電
話番号)を有する一対の移動体および固定機への呼出は
最初、ディレクトリ番号管理アプリケーションへ経路指
定される。呼出により引き出された機能に応じて、ディ
レクトリ番号管理アプリケーションは、移動体および固
定機へ経路指定するための個別の二次番号を使用して、
この呼出を移動体または固定機若しくは両方へ経路指定
することができる。
【0014】地理的に分布された複数個の交換ノードに
またがる単一の移動体について機能の透明性を与える
他、移動体のディレクトリ電話番号はディレクトリ番号
管理アプリケーションに割当てられる。ディレクトリ番
号管理アプリケーションはこのディレクトリ番号に経路
指定された全ての呼出を受信し、そして、移動体に割り
当てられた二次番号を介してこの移動体と通信する。
【0015】これにより、移動体は、機能に関しては、
ディレクトリ番号管理アプリケーションを実行する交換
ノードへあたかも直接接続されたかのように動作するこ
とができる。従って、移動体は国内を縦横に移動するこ
とができ、そして、依然として、移動体のユーザには自
己の地域の交換ノードに接続されていると思わせる。
【0016】デフィニティジェネリックII通信システム
のネットワークのような従来の交換ノードシステムと異
なり、図1の交換ノードは、どんな電気通信リンクをど
のノードで終端させるか、これらのリンクを終端させる
のにどんなインタフェースを使用するか、交換ノードの
物理的構成及び固定機のタイプ及び特徴などに関して、
初期化前にこのシステムの形成方法を定義する所定の記
憶情報を有しない。更に、各交換ノードに接続される電
気通信端末装置を識別するのに使用される2種類の番号
計画を記述する所定の情報も存在しない。最後に、各交
換ノードはどんな電気通信端末が交換ノードに接続され
るのかに関する所定の知識を有しない。
【0017】各交換ノードは前記システムが初期化され
るか、または、個々の交換ノードが初期化されるか、若
しくは、新たな電話通信端末が初期化されたときに前記
の情報を決定する。更に、個々の交換ノードは、交換ノ
ードが初期化された後に個々の電気通信リンクが起動さ
れるようになったときに、システムを通る新規な経路の
決定を開始する。
【0018】この情報を得るために、各交換ノードは、
起動されるにつれて、次の機能を果たさなければならな
い。(1) それ自身の内部構成を確立する;(2) インタフ
ェースを識別し、初期化する;(3) 交換ノード階層にお
けるその位置を確立する;(4) 一次番号計画のその位置
に関するオーナーシップを獲得する;(5) システムを通
して呼出を経路指定する方法を学習する。更に、NMS
115は、一次番号計画および二次番号計画を交換ノー
ド間で分配するため、および、他の管理機能を提供する
ために、各交換ノードに対する呼出を確立しなけれなな
らない。
【0019】図2は交換ノード階層を示す。図3はディ
レクトリ/一次番号計画階層を示す。図4は二次番号計
画階層を示す。
【0020】初期化中に実行されなければならない動作
について検討する。これらの機能は、(1) ディレクトリ
番号マネージャの起動,(2) ディレクトリ番号マネージ
ャにより使用されるディレクトリ番号をディレクトリ番
号計画内で識別する,(3) 各交換ノードにより二次番号
計画の一部のオーナーシップを獲得する,(4) 共用番号
を使用する電気通信端末を初期化し、かつ、識別する,
(5) 関連ディレクトリ番号マネージャに対して二次番号
計画を使用する電気通信端末を識別する,(6)二次番号
計画を使用するシステムを通して呼出を経路指定する方
法を学習し、かつ、交換ノード及びディレクトリ番号計
画階層に関連する情報を経路指定することである。
【0021】これらの機能を実行させる方法を説明する
ために、図1の移動体122とBRI固定機121がデ
ィレクトリ番号を共用する下記の具体例について検討す
る。このディレクトリ番号は、ディレクトリ番号マネ−
ジャが交換ノード101で実行する番号である。
【0022】第1の機能(即ち、NMS115によるデ
ィレクトリ番号マネージャの起動)を行うために、図1
に図示されたシステムの初期化中に、NMR115はデ
ィレクトリ番号計画を分配するために交換ノード101
に対する経路を学習する。NMS115は、ディレクト
リ番号管理アプリケーション666の実行を起動する同
じ経路によりコントロール情報を交換ノード101へ伝
送する。
【0023】第2の機能(即ち、ディレクトリ番号計画
に対するディレクトリ番号管理アプリケーションにより
使用されるディレクトリ番号の識別)を行うために、ノ
ード101で実行するディレクトリ番号管理アプリケー
ション(DMA)666は、ディレクトリ番号管理アプ
リケーションが番号1101を使用するノード101の
番号計画アプリケーションを通知する。図3に示される
ように、交換ノードは番号11XXのブロックを所有す
るので、番号計画アプリケーションは、この番号がディ
レクトリ番号管理アプリケーション666に対応するこ
とを記録する。
【0024】次に第3の機能(即ち、交換ノードによる
二次番号計画の一部のオーナーシップの獲得)について
検討する。ディレクトリ番号計画に関する限り、NMS
115は先ず各交換ノードへ二次番号計画の一部を通知
しなければならない。二次番号の特定のブロックを所有
しなければならないことを通知されたら、各交換ノード
は、呼出をその上位交換ノードへ配置することにより番
号計画階層内の上位交換ノードを見つけ出し、そして、
この番号のブロックを所有することの許可を上位交換ノ
ードへ請求する。
【0025】例えば、交換ノード104はNMS115
により、交換ノード104が番号群“S1XXX”を有
することを知らされ、更に、交換ノード102は図4に
示されるように二次番号計画において上位に位置するこ
とも知らされる。ディレクトリ番号計画階層内および交
換ノード階層内の交換ノード104の位置を確立してい
る間、交換ノード104は交換ノード102へ呼出を経
路指定するための十分な情報を得る。呼出を配置するこ
とにより、交換ノード104の番号計画アプリケーショ
ンは二次番号群“S1XXX”を所有することの許可を
交換ノード102の番号計画アプリケーションから要求
する。同様に、図1における他の交換ノードは二次番号
計画の番号群を所有することの許可を得る。
【0026】実行されるべき第4の機能は、共用番号を
使用する電気通信端末の初期化と識別である。この実施
例では、移動体122とBRI固定機121は、交換ノ
ード101におけるディレクトリ番号マネージャにより
制御されるディレクトリ番号を共用する。第4の機能は
前記の機能(2)として識別される機能の付加部分であ
る。
【0027】BRI固定機に関して、BRI固定機12
1は通常の方法で取り上げられ、交換ノード105と共
に、BRIリンク136により低レベルISDN通信を
確立する。BRI固定機121は交換ノード105にお
いて端末管理アプリケーションと通信する。BRI固定
機121は、TEI割当処理中に端末管理アプリケーシ
ョンに対し自己識別を行う。この処理の一部として、端
末管理アプリケーションはBRI固定機121からサー
ビスプロフィールID(SPID)情報を要求する。こ
のSPID情報は、固定機の特徴に加えてディレクトリ
番号を確定する端末サービスプロフィール(TSP)を
識別する。
【0028】ディレクトリ番号も有する固定機の場合、
SPID情報は、ディレクトリ番号の割当に関して、ノ
ードの番号計画について確認されなければならない。次
いで、端末管理アプリケーションは、NMS115内の
システムネットワーク管理アプリケーションからサービ
スプロフィール情報を受信しなければならない。固定機
がディレクトリ番号を共用している場合、サービスプロ
フィール情報は、共用ディレクトリ番号の存在を識別
し、そして、その番号を確定する。
【0029】更に、端末サービスプロフィール情報は、
この固定機により使用されている二次番号を供給する。
この実施例では、BRI固定機121は二次番号“S1
101”が割当てられる。BRI固定機121が接続さ
れている交換ノード105で実行する端末管理アプリケ
ーションは、“S1101”二次番号を使用できること
を、交換ノード105における番号計画アプリケーショ
ンが確認することを要求する。図4から明らかなよう
に、交換ノード105は“S11XX”の番号群を所有
する。従って、端末管理アプリケーションはBRI固定
機121についてこの二次番号の使用許可を受信する。
【0030】第5の機能(ディレクトリ番号管理アプリ
ケーションに対して共用ディレクトリ番号を有する電気
通信端末の識別)を果たすために、BRI固定機121
をコントロールする端末管理アプリケーションは、共用
番号をコントロールする交換ノード101内のディレク
トリ番号管理アプリケーション666に対してこの固定
機を識別する。これは、端末管理アプリケーションが呼
出をディレクトリ番号管理アプリケーションに配置する
ことにより行われる。この呼出は共用番号1101を使
用して配置され、交換ノード1012へ容易に経路指定
される。
【0031】図3から明らかなように、交換ノード10
5は交換ノード101によりコントロールされる番号を
知っている。図2に示されるノード階層から明らかなよ
うに、交換ノード105は、交換ノード101に直接接
続されていることを了解する。呼出が確立されると、端
末管理アプリケーションは、経路を確定する情報と共に
BRI固定機121の二次番号をディレクトリ番号管理
アプリケーション666へ伝送する。ディレクトリ番号
管理アプリケーション666は、BRI固定機121が
ディレクトリ番号を共用している事実を記録する。ま
た、交換ノード101における低ソフトウエア層は経路
情報を記録する。
【0032】第6の機能(即ち、二次番号計画を使用す
る経路指定方法の学習)は、第5の機能により果たされ
る。第5の機能を実行中に、ディレクトリ番号を共用す
る各電気通信端末は、端末管理アプリケーションを介す
る呼出をディレクトリ番号管理アプリケーションに配置
し、また、二次番号計画によりこの端末管理アプリケー
ションの到達方法に関する情報を包含する。経路指定情
報内のディレクトリ番号管理アプリケーションが端末管
理アプリケーションに戻るような問題は全く存在しな
い。なぜなら、この経路は端末管理アプリケーションか
らの最初の呼出により確定されるからである。
【0033】次に、移動体122がどのようにして前記
の第6の機能を果たすかについて検討する。移動体12
2を無線装置110により基地局108について登録す
る場合、移動体122はBRI固定機121と同様な方
法でTEI割当手続を行う。交換ノード101における
端末管理アプリケーションは移動体122からのSPI
D情報に応答して、端末サービスプロフィール情報を獲
得する。
【0034】この情報から、端末管理アプリケーション
は、移動体122が交換ノード101内のディレクトリ
番号管理アプリケーション666によりコントロールさ
れているディレクトリ番号1101を共用している事実
を識別する。次いで、端末管理アプリケーションは現存
する移動体122のディレクトリ番号アプリケーション
666及びこの特定の端末アプリケーションプログラム
への経路指定方法を通知する。
【0035】更に、端末管理アプリケーションは、ディ
レクトリ番号管理アプリケーション666へ移動体12
2の二次番号(“1102”)を供給する。また、端末
管理アプリケーションは、交換ノード101の番号計画
アプリケーションが二次番号“S1102”を使用する
許可を受信することを要求する。番号計画アプリケーシ
ョンは交換ノード105の番号計画アプリケーションか
ら、番号“S1102”をホストする(司る)許可を要
求する。
【0036】図4から明らかなように、交換ノード10
5は二次番号群“S11XX”を所有する。交換ノード
101の番号計画アプリケーションは、番号をホストす
る許可要求手続により、この番号を使用する。
【0037】結論として、共用ディレクトリ番号110
1を共用する両方の電気通信端末は、このディレクトリ
番号をコントロールするディレクトリ番号管理アプリケ
ーション666に対して端末自身を識別する。更に、デ
ィレクトリ番号管理アプリケーション666は二次番号
を使用するこれら2種類の電気通信端末に対する呼出の
経路指定方法に関する情報を有する。
【0038】次に、移動体122が或る基地局から別の
基地局へ移動される際の機能の透明性について検討す
る。この透明性は次のような4種類の機能に関して与え
られる。一斉呼出,呼出可能領域,ボイスメールシステ
ム127からのメッセージ回復及びメッセージ待機ラン
プ機能。交換ノード101〜105及び交換ノード10
9は一箇所の地理的位置に存在するものと想定する。
【0039】BRI固定機126が、交換ノード104
及び109からの呼出を共用ディレクトリ番号に配置す
ると、ディレクトリ番号管理アプリケーションはこの呼
出に応答して、呼出セットアップメッセージをBRI固
定機121及び移動体122へ、これらの各二次番号を
使用して送信する。BRI固定機121はユーザの事務
所又は家庭内の固定機を示し、移動体122はユーザが
事務所又は家庭から外出している際にユーザにより利用
されるものと想定する。一斉呼出機能は次のようにして
実行される。
【0040】BRI固定機121で一斉呼出ボタンが押
されると、BRI固定機121は警報表示を行わない
が、移動体122は、この移動体122における一斉呼
出ボタンが押されなければ、警報表示を行う。移動体1
22でこの一斉呼出ボタンが押されると、BRI固定機
121及び移動体122は、呼出が呼出可能領域へ転送
される前の瞬間的なベル音以外は警報表示を行わない。
【0041】この実施例では、呼出可能領域経路はボイ
スメールシステム127だけであると想定する。しか
し、呼出可能領域経路は他の電話機も包含することがで
きる。移動体122の一斉呼出ボタンが押されると、デ
ィレクトリ番号管理アプリケーションはこの呼出をボイ
スメールシステム127へ送信し、そして、ボイスメー
ルシステム127へ、転送呼出の企図宛先として共用デ
ィレクトリ番号を提供する。次いで、ボイスメールシス
テム127は通常の方法でこの呼出に応答する。また、
BRI固定機121又は移動体122のどちらも所定時
間経過後もこの呼出に応答しない場合、この呼出は呼出
可能領域へ送信される。
【0042】共用ディレクトリ番号について企図された
呼出に応答した後、ボイスメールシステム127はディ
レクトリ番号管理アプリケーションに対して、このディ
レクトリ番号についてボイスメールシステム127に待
機中のメッセージが存在することを明示するメッセージ
を伝送する。(このメッセージは共用ディレクトリ番号
に出力される。)ディレクトリ番号管理アプリケーショ
ンはこのメッセージに応答して、BRI固定機121及
び移動体122(二次番号計画を使用する)をコントロ
ールする端末管理アプリケーションへ、メッセージ待機
中を示すメッセージを伝送する。これらの電気通信端末
は、各端末における視覚表示器を駆動することによりこ
れらのメッセージに応答する。
【0043】ユーザは、移動体122またはBRI固定
機121の何れかを使用することにより、ボイスメール
システム127からメッセージを入手することができ
る。両方の電気通信端末とも自動ダイヤルボタンを有す
る。この自動ダイヤルボタンが押されると、ボイスメー
ルシステム127に関する交換ノード101の拡張番号
がディレクトリ番号管理アプリケーションへ伝送され
る。ディレクトリ番号管理アプリケーションはこの信号
に応答して、電気通信端末とボイスメールシステム12
7との間の接続をセットアップする。
【0044】実際、BRI固定機121又は移動体12
2の何れかによりダイヤルされた呼出は最初ディレクト
リ番号管理アプリケーションへ出力され、次いで、この
呼出はアプリケーションにより配置され、その結果、受
信固定機は呼出者IDとして共用ディレクトリ電話番号
を受信する。
【0045】次に、移動体122のユーザが交換ノード
106の位置へ移動する場合について検討する。移動体
122が無線装置110から切断される場合、基地局1
08は交換ノード101内の端末管理アプリケーション
へ、交換ノード101内に保持されている移動体122
の全ての記録(ディレクトリ番号管理アプリケーション
により保持される記録も含む)を削除することを通知す
る。交換ノード106は、公衆網114を介して他の交
換ノードと相互接続されている。
【0046】交換ノード106の位置に到着したとき、
ユーザは移動体122から登録手続を起動する。基地局
107の無線装置112〜113のうちの一つがこの登
録要求に応答する。前記のように、TEI割当手続が実
行されるが、今回は交換ノード106において実行され
る。交換ノード106における端末管理アプリケーショ
ンはこの手続に応答し、端末サービスプロフィールを入
手する。この端末サービスプロフィールは共用ディレク
トリ番号,二次電話番号及び移動体の機能などを含む。
【0047】次いで、交換ノード106における端末管
理アプリケーションは呼出を交換ノード101内のディ
レクトリ番号管理アプリケーションへ配置する。この呼
出はディレクトリ番号計画を使用して経路指定され、こ
の時点で、ほどよく確立される。端末管理アプリケーシ
ョンは現存の移動体122のディレクトリ番号管理アプ
リケーションを通知し、かつ、その二次番号が“S11
02”であることを通知する。
【0048】交換ノード106における端末管理アプリ
ケーションは、交換ノード106の番号計画アプリケー
ションが移動体122の二次番号をホストする許可を交
換ノード101の番号計画アプリケーションから要求す
ることを必要とする。なぜなら、この二次番号は交換ノ
ード101により所有される番号群内に存在するからで
ある。ディレクトリ番号管理アプリケーションは単に呼
出及びメッセージを交換ノード106を介して移動体1
22へ経路指定するだけなので、これら4種類の機能の
動作は前記と同様である。移動体122のユーザには、
これらの機能の動作に相違は感知されない。
【0049】ソフトウエアアーキテクチュア 図5は図1の交換ノードのソフトウエアアーキテクチュ
アを説明する模式図である。このアーキテクチュアはI
SDNプロトコルを実現するために変更された常用のO
SIモデルに基づく。本発明によれば、ISDN機能を
包含するために、標準モデルに対して更に特別な変更が
加えられる。
【0050】物理層501の主な機能は物理リンクを終
端させることである。特に、物理層501は物理チャネ
ルを維持し、かつ、この上の物理サブチャネルをコント
ロールすることができる。物理層501はソフトウエア
部分と物理インタフェースとからなる。更に、物理層5
01のソフトウエア部分は物理インタフェースを直接コ
ントロールすることができる。この物理インタフェース
はPRI及びBRI情報と通信する物理リンクを終端さ
せる。物理層501はリンク層512に、このリンク層
512によりコントロール可能な実体として物理サブチ
ャネル及び物理チャネルを与える。
【0051】リンク層512の主な機能は、物理チャネ
ルから伝送される情報を無傷のまま、しかも、正しい順
序で確実に回復させることである。これは別のプロトコ
ル層を使用して実現される。このプロトコル層により、
多数の通信経路(通常、論理リンクと呼ばれる)を所定
の物理チャネルまたはパケット化データを伝達する物理
サブチャネル上に確立させることができる。
【0052】これらの論理リンクを使用し、リンク層5
12と物理層501との間で伝達されるデータを識別
し、かつ、処理する。(このタイプのプロトコルの一例
はISDN Q.921で使用されるLAPDパケット
プロトコルである。ISDN標準では、リンク層512
はLAPDプロトコルの終端となる。)リンク層512
は多重プロトコルをサポートすることができ、その結
果、上層は使用されている別のプロトコルにより影響さ
れない。更に、リンク層512により、高いソフトウエ
ア層は抽象的な方法で物理層501をコントロールする
ことができる。
【0053】図5に示されるように、リンク層512は
リンクインタフェース502とリンク管理503とに分
割されている。この分割の理由を以下説明する。Dチャ
ネルによるISDN信号の通信について、ここで先ず、
DチャネルによるISDN信号の通信について説明す
る。リンク層512において、複数の論理リンクが各D
チャネルに確立される。これらの論理リンクの一つは各
終点にISDNコントロール信号を伝達する。以下、各
呼出コントロール論理リンクを“論理Dチャネル(LD
C)”と呼ぶ。LDCは論理Dチャネル番号(LDC
N)により識別される。
【0054】リンクインタフェース502はリンク層5
12により実行される機能(例えば、論理リンクの確立
など)の大部分を行う。リンク管理503は高ソフトウ
エア層について様々なリンクインタフェースを識別す
る。更に、リンク管理は論理リンクと高ソフトウエア層
との間の情報を伝達する。
【0055】ネットワーク層504はLCDに伝達され
た情報を処理する。従って、ISDN Q.931プロ
トコルの終端となる。よって、この層は、交換ノードに
対する外部呼出の着呼又は起呼についてシステム資源の
利用を交渉することができる。ネットワーク層は、呼出
が受信または発信されるインタフェースにおけるチャネ
ルの割当をコントロールする。
【0056】例えば、交換ノード101がPRIリンク
150を介して交換ノード102からの呼出を受信する
場合、交換ノード101のネットワーク層504は、P
RIリンク150内のBチャネルの割当を獲得するため
に、その同等層(交換ノード102内の対応するネット
ワーク層504)と交渉する。第2のBチャネルが必要
な場合は後の手続を繰り返す。この交渉は、呼出セット
アップのような標準的なISDN Q.931メッセー
ジ及びPRIリンク150のDチャネルにおけるLDC
セットアップを介して、接続メッセージを使用すること
により行われる。
【0057】ネットワーク層504は、このインタフェ
ースに関するLDCにより所定のインタフェースの全て
のBチャネルを識別する。ネットワーク層504は、或
る点から別の点(例えば、交換ノード間)の呼出の確立
にだけ関与する。ネットワーク層は、呼出を特定の交換
ノードへ内部的に経路指定する方法には関与せず、むし
ろ、交換ノード内における呼出の経路指定方法を決定す
る高い層にまで情報を転送する。しかし、ネットワーク
層は、或るアプリケーション(以下「接続マネージャア
プリケーション」と呼ぶ)が物理インタフェース上の機
能を交換ノード内の交換結合へ付加又は除去することを
要求する。
【0058】特に、ネットワーク層は、呼出確立要求が
正当であることを先ず決定し、そして、2個の交換シス
テム間の資源がこの呼出処理に利用可能であることを決
定することにより、呼出のセットアップを行う。この決
定の後、この呼出に関する情報は高ソフトウエア層へ転
送される。ネットワーク層が別の交換ノードとの接続を
確立するための高ソフトウエア層からの要求を受信する
場合、この逆もまた真である。
【0059】ネットワーク層504は呼出を接続する別
のノードから情報をLDCを介して受信する。情報はL
DCで受信されるので、呼出参照番号を使用し、このメ
ッセージに対応する呼出を識別する。呼出参照番号は、
ISDN標準に従って、呼出セットアップ中に発信ネッ
トワーク層により選択される。
【0060】転送層505は、図1に示されたような多
数のノードを有する複合システムにより呼出を経路指定
するための重要な要素である。その主な機能は外部呼出
(即ち、交換ノード間の呼出)の経路指定を管理するこ
とである。転送層505はノードの点から図1のシステ
ムを検分する。転送層505はその所有ノードから他の
ノード又は終点までの呼出の経路指定に関与する。(セ
ッション層506に関する詳細な検討において説明され
るように、層(転送層505ではない)は電話番号のよ
うな論理的宛先情報を解釈し、呼出の宛先ノードを決定
し、そして、接続マネージャアプリケーションを使用す
ることによりノード内経路を確立する。)
【0061】交換ノード101のような多数の交換ノー
ドを有する全体的なシステムでは、各種転送層は、各種
交換ノードを通して呼出を確立するために、相互に通信
する。この転送層間の通信は絶対に必要である。なぜな
ら、宛先ノードへ到達するために、介在ノードを通して
呼出を経路指定しなければならないからである。転送層
は、層3と、交換ノード間に確立された信号経路(LD
C)を使用し、転送層自体の間で通信する。
【0062】ノード内経路指定に関して、転送層505
は、図1に図示された全体システムを概観し始める第1
の層である。転送層505はセッション層506により
与えられた情報を使用し、ノード内経路を選択する。転
送層は、利用可能な経路及びこれらの経路のオプション
を規定するテーブルを利用することにより、各種ノード
間の経路指定を行う。これらのテーブルは全ての経路を
規定するのではなく、ノードが既に使用した経路だけを
規定する。
【0063】転送層間の通信は、確立されたLDCを使
用するネットワーク層504により行われる。転送層5
05はネットワーク層505と同等なものについて宛て
られた情報を伝達し、そして、ネットワーク層504
は、標準的なISDN Q.931メッセージの情報要
素(IE)内のこの情報をパッケージする。ネットワー
ク層504は、特定のノードに対してセットアップされ
たLDCを使用し、この情報をその同等なネットワーク
層に伝達する。同様に、別のネットワーク層がこのタイ
プの情報を受信する場合、他のネットワークは情報をパ
ッケージせず、その後、この情報を転送層へ転送する。
【0064】セッション層506の主な機能は、アプリ
ケーションと見做される全ての終点(例えば、BRI固
定機はアプリケーションと見做される)と共に終点間で
通信を確立することである。特に、これらの終点は、呼
出処理機能を果たすアプリケーション又は番号計画アプ
リケーションのようなアプリケーションである。何れに
しろ、このような終点間の接続は呼出と見做される。セ
ッション(呼出)は、常に2個のアプリケーションが相
互通信を必要とするセッション層によりセットアップさ
れる。
【0065】前記のように、セッション層506は交換
ノードとこの交換ノードのアプリケーションに関しての
み対処し、他の交換ノードに対する経路を確立するに
は、転送層505に依拠する。セッション層506はア
ドレスにより被呼アプリケーションを識別する。このア
ドレスは電気通信分野において以前は電話番号だけのよ
うに思われてきたが、Q.931プロトコルでは非常に
広い概念を有する。このアドレスから、セッション層5
06は宛先交換ノードを決定する。セッション層506
は、宛先交換ノードのセッション層と通信することによ
り、宛先セッション層に対する呼出をセットアップす
る。他のセッション層との通信は、セッション層がその
転送層に呼出を他の交換ノードへ配置することを要求す
ることにより行われる。これにより、特定のアドレスに
ついて接続を完成させることができる。
【0066】転送層505は、セッション層により決定
されたノード番号に依拠して呼出を配置する。これらの
要求はネットワーク層を使用して行われ、標準的なIS
DNQ.931呼出セットアップメッセージを生成す
る。他の交換ノードがアドレスを解釈できない場合、こ
の交換ノードのセッション層は情報をその転送層へ伝送
し、呼出の打切を要求する。セッション層がアドレスを
解釈できる場合、メッセージをその転送層へ送り、その
ネットワーク層により呼出続行メッセージを要求交換ノ
ードへ返送することを要求する。
【0067】図5のプレゼンテ−ション層507は、ア
プリケーション間で伝達される情報を手入れするために
複合プロトコルを呼出す。これにより、アプリケーショ
ンは情報伝達に使用されるプロトコルから完全に絶縁さ
れる。プレゼンテーションレベルプロトコルにより、ア
プリケーションは転送経路に係わる同等なアプリケーシ
ョンと通信することができる。
【0068】最後に、アプリケーション層508は、ソ
フトウエア層509で実行するアプリケーションにより
必要とされる資源を管理する。ソフトウエア層509に
おけるアプリケーションが別の同等なアプリケーション
と通信する場合、このアプリケーションは、他のアプリ
ケーションが幾つ存在するか、又は、他のアプリケーシ
ョンが何処に位置しているか知らない。アプリケーショ
ン層508の機能は、このような詳細事項を決定し、そ
して使用することである。従って、アプリケーションは
非常に抽象的な方法で記載される。従って、アプリケー
ション層509では、これまで6個のアプリケーション
(即ち、システム管理,番号計画,端末管理,接続マネ
ージャ,ディレクトリ番号管理及び呼出アプリケーショ
ン)について論究してきた。
【0069】このソフトウエアアーキテクチュアが物理
的ハードウエアに関する交換ノードで実現される方法は
本願の関連出願の明細書に開示されている。図6は図1
のソフトウエア表現を例証する模式図である。周辺装置
640などのように“周辺装置”と表示された要素は物
理的インタフェース及びネットワークの機能を実行す
る。
【0070】標準的なISDNリンクをソフトウエア層
に対して初期化する方法について簡単に説明する。前記
の図5のリンクインタフェース層502及び物理層50
1の説明において、これら二つの層が協動してパケット
化ISDN又はBチャネルに論理リンクを確立する方法
について説明した。リンク管理ソフトウエア層503は
これら論理リンクを識別し、そして、指定高ソフトウエ
ア層を有する論理リンクの内の一つに情報を伝達し、あ
るいは、このリンクから情報を交換する。
【0071】論理リンクが初期化されるときに、高ソフ
トウエア層の指定が行われる。例えば、標準的なISD
Nリンクの論理Dチャネルにおいて、ある特定の論理リ
ンク(「論理Dチャネル(LDC)」と呼ぶ)は、IS
DN仕様に従って、ネットワークソフトウエア層504
と常に通信している。LDCは標準的ISDNリンクの
Bチャネルに関する全ての呼出制御情報を伝達する。
【0072】標準的なISDNリンクの初期化について
検討する。標準的ISDNリンクが稼働中になると、物
理層はリンクインタフェースソフトウエア層に対するこ
のリンクの物理インタフェース番号を識別する。リンク
インタフェースソフトウエア層はDチャネルに関するパ
ケットプロトコルを使用し、Dチャネルの所定の論理リ
ンクを介して通信することにより、インタフェースの反
対側におけるものを識別する。
【0073】次いで、リンクインタフェースソフトウエ
ア層は、新たなインタフェースが稼働中であること、特
定のBチャネル番号を有することなどをリンク管理ソフ
トウエア層へ通知し、そして、新たなインタフェースが
接続されている対象(可能ならば)を識別する。リンク
管理ソフトウエア層は、新たなインタフェースが稼働中
であること、特定のBチャネル番号を有することなどを
ネットワークソフトウエア層へ通知する。
【0074】これに応答して、ネットワークソフトウエ
ア層は新規インタフェースの存在及びセットアップテー
ブルを記録し、Bチャネルを制御する。呼出制御信号送
信が別のインタフェースの反対側に予め確立されていな
い場合、ネットワークソフトウエア層はインタフェース
へLDC記録を割当て、そして、リンク管理層が反対側
に関する信号送信論理リンクを確立することを要求す
る。この要求はリンクインタフェース層へ送信される。
【0075】リンクインタフェース層はLAPDプロト
コルを使用し、信号送信論理リンクを確立する。信号送
信論理リンクが確立されると、リンクインタフェース層
は、ネットワークソフトウエア層を通知するリンク管理
層へ、呼出信号送信が稼働中であることを通知する。最
後に、ネットワークソフトウエア層は、転送ソフトウエ
ア層へ、新たなLDCが稼働中であること及び新たなL
DCが接続されているシステムエンティティの内容につ
いて通知する。
【0076】両方のソフトウエア層セット(例えば、ソ
フトウエア層630〜636及びソフトウエア層640
〜646)がこのようにして初期化された後、呼出はこ
のLDCに対応するBチャネルを介して、ネットワーク
ソフトウエア層により確立される。LDCにより受信さ
れた、又はLDCに伝送された信号送信情報はネットワ
ークソフトウエア層とリンク管理ソフトウエア層との間
で通信される。次いで、リンク管理ソフトウエア層はこ
の情報を、Dチャネルの論理リンクについて通信するた
めのリンクインタフェースソフトウエア層へ伝達する。
例えば、PRIリンク150と148はこのようにして
確立される。
【0077】ネットワーク管理初期化 NMS115はソフトウエア層640〜646と同様な
ソフトウエア構成を有する。しかし、NMS115のア
プリケーションはソフトウエア層646におけるアプリ
ケーションと異なる。LDCがPRIリンク148で稼
働中になると、NMS115は交換ノード102から受
信されたシステム識別情報を使用し、NMS115が交
換ノード102へ接続されたことを決定する。
【0078】次いで、NMS115で実行するシステム
ネットワーク管理アプリケーションは、交換ノード10
2におけるソフトウエア層646で実行するシステム管
理アプリケーションに呼出を配置する。この呼出は、交
換ノード102のノード番号及び全てのシステム管理ア
プリケーションが共用する特定の電話番号を使用するこ
とにより、システム管理アプリケーションへ送信され
る。
【0079】呼出がシステム管理アプリケーションとN
MS115におけるシステムネットワーク管理アプリケ
ーションとの間で確立されると、システムネットワーク
管理アプリケーションは、交換ノード102へ接続され
た物理インタフェース,交換ノード102が接続される
交換ノード(例えば、交換ノード101)及び接続端末
(例えば、BRI固定機120)に関する情報を、管理
情報ベース648からシステムネットワーク管理アプリ
ケーションへ転送することを要求する。
【0080】NMS115におけるシステムネットワー
ク管理アプリケーションはこの情報を適当なテーブル内
に記憶し、そして、この情報を分析し、交換ノード10
2と相互接続される交換ノードを決定する。交換ノード
102の経路指定テーブルを図7に示す。これは交換ノ
ード102の初期化中に作成される。
【0081】図6に示されるように、交換ノード101
はPRIリンク150を介して交換ノード102と相互
接続されている。NMS115は交換ノード102及び
PRIリンク150を介して、呼出を交換ノード101
におけるシステム管理アプリケーションに配置する。交
換ノード102によりこのような呼出の確立を要求する
信号送信情報はPRIリンク148のDチャネルについ
て確立されたLDCを介して伝送される。これらの信号
は通常、セットアップメッセージと呼ばれる。
【0082】次いで、このセットアップメッセージは層
640及び641により処理され、そして、このセット
アップメッセージは転送ソフトウエア層642へ送られ
る。転送ソフトウエア層642は図7に示される経路指
定テーブル707を使用してノード番号を分析する。転
送ソフトウエア層642は交換ノード101に対するL
DCが存在することを決定し、そして、ネットワークソ
フトウエア層641がこのセットアップメッセージを交
換ノード101へ伝送することを要求する。
【0083】次いで、ネットワークソフトウエア層64
1は、層640が交換ノード101について確立された
LDCに関するセットアップメッセージを伝送すること
を要求する。セットアップメッセージが転送ソフトウエ
ア層652へ到着したら、下層のソフトウエア層により
処理された後に、ソフトウエア層652はその所有物と
してノード番号を認識し、そして、セットアップメッセ
ージ内の電話番号を使用してシステム管理アプリケーシ
ョンとNMS115内のシステムネットワークマネージ
ャアプリケーションとの間でセッションを確立する。
【0084】このセッションは、ネットワークソフトウ
エア層651により接続メッセージを交換ノード102
のネットワークソフトウエア層641へ返送することを
要求する転送ソフトウエア層652により確立される。
確立されたセッションは論理呼出である。
【0085】NMS115のシステムネットワーク管理
アプリケーションとシステム管理アプリケーションとの
間でセッションが確立されると、システムネットワーク
管理アプリケーションは、システム管理アプリケーショ
ンが、システム管理アプリケーションから要求された情
報と類似の情報を、管理情報ベース658からシステム
ネットワーク管理アプリケーションへ転送することを要
求する。
【0086】交換ノード101用の経路指定テーブルを
図7に示す。NMS115内のシステムネットワークマ
ネージャアプリケーションは交換ノード103〜112
について同様な機能を果たす。
【0087】番号計画初期化 システムネットワークマネージャアプリケーションが各
交換ノードについてセッションをセットアップした後、
NMS115における番号計画管理アプリケーション
は、セッションがこの交換ノードの番号計画アプリケー
ションに対してセットアップされることを要求する。N
MS115における番号計画管理アプリケーションは最
初にディレクトリ番号計画を交換ノードへ分配し、次い
で、二次番号計画を交換ノードへ分配する。
【0088】例えば、ディレクトリ番号計画を分配する
ために、番号計画管理アプリケーションは、図6の交換
ノード102における番号計画アプリケーション(DP
A)661に対してセッションをセットアップすること
を要求する。セッションがセットアップされたら、番号
計画管理アプリケーションは、図3に示されるようなシ
ステムの全てのディレクトリ電話番号のオーナーシップ
を交換ノード102へ与える。
【0089】同様に、番号計画管理アプリケーションは
各交換ノードにおける各番号計画アプリケーションへセ
ッションをセットアップし、そして、図3に示されるよ
うなディレクトリ電話番号群のこれらのノードに対して
オーナーシップを与える。これらのセッションは、ノー
ド番号および全ての番号計画アプリケーションについて
共通の所定の電話番号を使用することにより適当な番号
計画アプリケーションに送信されたセットアップメッセ
ージを使用することによりセットアップされる。
【0090】番号計画アプリケーション(例えば、交換
ノード101の番号計画アプリケーション665)は、
番号群を所有する番号計画アプリケーションから番号群
を所有することの許可を受け取るまでは、実際には番号
群を所有することができない。例えば、全てのディレク
トリ電話番号を所有する交換ノード102の番号計画ア
プリケーション661と、番号群“1XXX”の所有を
希望する交換ノード101の番号計画アプリケーション
665の場合について検討する。
【0091】番号計画アプリケーション665は番号計
画アプリケーション661から番号群“1XXX”のオ
ーナーシップを要求しなければならない。番号計画アプ
リケーション665がこのディレクトリ電話番号の番号
群を所有することの許可を得たら、番号計画アプリケー
ション661は、これらの番号が交換ノード101へ引
き渡されたことを示し、そして、レベル5経路指定テー
ブルを更新する図7のエントリ705,701及び70
2を作成する。
【0092】図7のテーブル708及び711のオーナ
ーシップ欄における番号は次の意味を有する。“1”
は、番号群がノードにより所有され、そして、ノード欄
に列挙されたノードから受信されることを意味する。
“2”は、番号群がノード欄に列挙されたノードへ引き
渡されたことを意味する。状態欄は許可要求の状態及び
呼出が2個の番号計画アプリケーション間に依然として
存在するか否かを示す。“1”は許可が下りたことを意
味し、“2”は許可が要求されたことを意味し、“3”
は呼出が2個の番号計画アプリケーション間に依然とし
て存在することを意味する。
【0093】図1の残りの交換ノードはディレクトリ電
話番号の番号計画の一部のオーナーシップを得る。各交
換ノードに関する、得られたディレクトリ番号計画テー
ブル,レベル5経路指定テーブル及びレベル4経路指定
テーブルを図7及び図8に示す。
【0094】ディレクトリ番号計画が完全に初期化され
た後、番号計画管理アプリケーションは二次番号計画を
図4に示されるような各交換ノードへ分配する。更に、
各交換ノードには、番号計画階層において自己よりも高
い交換ノードのノード番号が与えられる。また、番号群
を所有する番号計画アプリケーションから番号群を所有
することの許可を受けるまでは、番号計画アプリケーシ
ョンは実際には番号群を所有することができない。この
機能は、ディレクトリ番号計画に関する機能を果たす同
一の番号計画アプリケーションにより各ノードにおいて
果たされる。
【0095】例えば、交換ノード101の番号計画アプ
リケーション665は、交換ノード104の番号計画ア
プリケーション669から二次番号群“S12XX”の
オーナーシップを要求する。番号計画アプリケーション
669が番号計画アプリケーション665へオーナーシ
ップを与えたら、番号計画アプリケーション669は図
9の二次番号計画テーブル907を更新する。
【0096】更に、番号計画アプリケーション669
は、図9のレベル5経路指定テーブルに、番号群“S1
2XX”への電話呼出は交換ノード101へ経路指定さ
れるべきであることを記録する。残りのノードにおける
番号計画アプリケーションも、正しい番号計画アプリケ
ーションについてセッションをセットアップし、これら
の二次番号計画の一部についてオーナーシップを受け取
る。後記で説明されるように適当な時点で書き入れられ
るエントリ917,918及び1010〜1013を除
いて、結果を図9及び図10に示す。
【0097】最後に、NMS115におけるシステムネ
ットワークマネージャアプリケーションは交換ノード1
01におけるシステムマネージャアプリケーションへメ
ッセージを伝送し、ディレクトリ番号管理アプリケーシ
ョン(DMA)666を起動する。更に、システムネッ
トワークマネージャアプリケーションは、ディレクトリ
番号管理アプリケーション666へ、このディレクトリ
番号管理アプリケーション666がディレクトリ電話番
号“1101”を使用することも通知する。
【0098】ディレクトリ番号管理アプリケーション6
66は、この番号を使用することの許可を番号計画アプ
リケーション665から要求する。交換ノード101は
番号群“11XX”を所有するので、番号計画アプリケ
ーション665はディレクトリ番号管理アプリケーショ
ン666へこの番号の使用許可を与える。
【0099】各ノードが二次番号計画の一部についてオ
ーナーシップを得たら(機能3)、第5の機能(即ち、
関連するディレクトリ番号管理アプリケーションに対す
る二次番号計画を使用して電気通信端末を識別するこ
と)を実行することができる。第4の機能(即ち、共用
番号を使用して電気通信端末を初期化及び識別するこ
と)はシステムの初期化中に果たされる。この時点で、
端末管理アプリケーションはTEI割当手続に先んずる
ことができる。
【0100】例えば、端末管理アプリケーション(TM
A)667は、端末サービスプロフィール情報に応答し
て、移動体122がディレクトリ番号(1101)を共
用していること、及び、二次番号“S1102”を使用
していることを確認する。
【0101】第1に、端末管理アプリケーション667
は、番号計画アプリケーション665が二次番号“S1
102”の使用許可を得ることを要求する。番号計画ア
プリケーション665は、“S1102”を所有する番
号計画アプリケーションについてセッションをセットア
ップすることを要求する。この要求に応答して、セッシ
ョン層653は図10のレベル5経路指定テーブル10
02を検査し、そして、二次番号“S1102”を所有
する交換ノードへ経路指定する方法に関する情報をレベ
ル5経路指定テーブル1002が有しないことを決定す
る。(この時点では、エントリ1011〜1013はテ
ーブル1002へは書き入れられていない。)
【0102】デフォルトとして、セッションソフトウエ
ア層653は、このセッション要求を、図4に示される
ように二次番号計画階層において交換ノード101より
も高い交換ノード104へ経路指定する。セッションソ
フトウエア層553は、転送ソフトウエア層652が交
換ノード104を介して、二次番号“S1102”を所
有する番号計画アプリケーションに関するセッションの
セットアップ試行を要求する。
【0103】転送ソフトウエア層652はセッション層
653からの要求に応答して、交換ノード104に対す
る呼出を検査レベル4の経路指定テーブル1003へ経
路指定し、PRIリンク155の使用を決定する。転送
ソフトウエア層652は、ネットワーク層651がセッ
トアップメッセージを伝送し、交換ノード104におけ
る番号計画アプリケーション669により呼出を確立す
ることを要求する。
【0104】セッションが確立されたら、番号計画アプ
リケーション665は、番号計画アプリケーション66
9が番号計画アプリケーション665に対して二次番号
“S1102”を所有すること/ホストすることの許可
を与えることを要求する。交換ノード104における番
号計画アプリケーション669はこの要求に応答して、
図9の二次番号計画テーブル907に応答指令信号を送
る。
【0105】このテーブルから、番号計画アプリケーシ
ョン669は、二次番号“S1102”が番号群“S1
1XX”(このオーナーシップは交換ノード105へ与
えられている)の一部であることを決定する。この決定
に応答して、番号計画アプリケーション669は、呼出
アプリケーション609がこの呼出を交換ノード105
へ転送することを要求する。
【0106】この要求に応答して、ネットワーク層60
1は、呼出/セッションを交換ノード105へ転送すべ
きことを指示する転送メッセージを交換ノード101へ
返送する。この転送メッセージの操作は本願の関連出願
の明細書で説明されている。
【0107】交換ノード101の転送ソフトウエア層6
52は転送メッセージに応答して、図10のレベル4経
路指定テーブル1003を応答指令信号として送り、交
換ノード105へ到達するためにPRIリンク151を
使用すべきことを決定する。転送ソフトウエア層652
は、セットアップメッセージをネットワーク層651に
より交換ノード105へ送ることを要求する。セットア
ップメッセージが交換ノード105で受信されたら、こ
れは番号計画アプリケーション673に対する層610
〜615へ伝達される。
【0108】番号計画アプリケーション665と673
の間でセッションがセットアップされた後、番号計画ア
プリケーション665は二次番号“S1102”をホス
トすることの許可を要求する。番号計画アプリケーショ
ン673は許可を番号計画アプリケーション665に返
送し、図9のテーブル904及び905に適当に記録す
る。番号計画アプリケーション673が二次番号計画テ
ーブル904にエントリ915を書き入れる。このエン
トリ915は、二次番号“S1102”が交換ノード1
01によりホストされていることを明示する。交換ノー
ド105に関するレベル5経路指定テーブル905にお
けるエントリ916は、二次番号“S1102”が交換
ノード101への経路指定により到達できることを明示
する。
【0109】二次番号をホストすることの許可を受信す
ると、番号計画アプリケーション665は、現在二次番
号“S1102”を所有することを示すために、エント
リ1010を有する図10の二次番号計画テーブル10
01を更新し、そして、交換ノード105からこの番号
をホストすることの許可を受け取る。また、番号計画ア
プリケーション665は、二次番号“S1102”が交
換ノード101で終了することを示すためにレベル5経
路指定テーブル1002を更新する。
【0110】その後、番号計画アプリケーション665
は端末管理アプリケーション667へ、交換ノード10
1が二次番号“S1102”を現在ホストしていること
を通知する。次いで、端末管理アプリケーション667
はディレクトリ番号管理アプリケーション666へ、二
次番号“S1102”が共用ディレクトリ番号“120
1”であることを通知する。これに応答して、ディレク
トリ番号管理アプリケーション666は図11のディレ
クトリ番号管理テーブル1101にエントリ1105を
作成する。
【0111】ディレクトリ番号管理アプリケーション6
66は多数のディレクトリ番号及びこれらの関連二次番
号について必要な操作を行うことができ、また、図11
におけるエントリを使用して二次番号をこれらのディレ
クトリ番号と適正に対応させることができる。
【0112】交換ノード105の端末管理アプリケーシ
ョン672及び番号計画アプリケーション673は、二
次番号“S1101”を使用するBRI固定機121に
ついて同様な操作を行う。これらの操作の結果は図11
のエントリ1106へ書き込まれる。交換ノード105
は二次番号群“S11XX”を所有するので、番号計画
アプリケーション673は二次番号“S1101”の使
用許可を得る必要はない。
【0113】次に、交換ノード109に接続されたBR
I固定機126と、ディレクトリ番号“1101”を共
用する移動体122及びBRI固定機121との間で呼
出をセットアップする方法について検討する。呼出は交
換ノード109に接続されたBRI固定機126から、
共用ディレクトリ番号“1101”を使用する交換ノー
ド105へ接続されたBRI固定機121及び移動体1
22へ経路指定される。
【0114】交換ノード109における端末管理アプリ
ケーション674はセットアップ要求及びBRI固定機
126からの被ダイヤル番号(別名「被呼番号」)に応
答して、“1101”の被呼番号に呼出をセットアップ
することを要求する。セッション層623はこの要求に
応答して、図10のレベル5経路指定テーブルを検査す
る。セッションソフトウエア層623はレベル5経路指
定テーブルにアクセスし、そして、このテーブルがこの
呼出を経路指定する方法を知らないことを決定する。
【0115】デフォルト動作として、セッションソフト
ウエア層623は、被呼番号に“最も近い”番号に関す
る番号計画マネージャを有する交換ノード(この場合に
は、交換ノード104)へ呼出を経路指定することを決
定する。その後、セッションソフトウエア層623は下
部の転送ソフトウエア層622へ要求を伝送し、セット
アップメッセージを交換ノード104へ経路指定する。
【0116】転送ソフトウエア層622はこの要求に応
答し、図10に示されたレベル4経路指定テーブル10
05にアクセスし、そして、このテーブルから、交換ノ
ード104へアクセスするためにPRIリンク158の
LDCを使用すべきことを決定する。次いで、転送ソフ
トウエア層622は、交換ノード104へセットアップ
メッセージを伝送するための要求をネットワークソフト
ウエア層621へ送信する。セットアップメッセージ
は、宛先交換ノード番号,被呼番号及び発呼者電話番号
などを含む。周辺装置620と共にネットワークソフト
ウエア層621はPRIリンク158を介してセットア
ップメッセージを交換ノード104へ伝送する。
【0117】セットアップメッセージが周辺装置600
により受信されると、このメッセージはネットワークソ
フトウエア層601を介してソフトウエア層602へ転
送される。転送ソフトウエア層602は交換ノード10
4に関するノード番号を認識し、そして、セットアップ
メッセージをセッションソフトウエア層603へ転送す
る。セッションソフトウエア層603は、被呼番号を図
9のレベル5経路指定テーブル908に書き込まれた電
話番号のひとつと一致させるために、レベル5経路指定
テーブル908にアクセスする。被呼番号と一致する唯
一の電話番号は交換ノード101を識別するエントリ9
17である。その後、セッションソフトウエア層603
は、転送ソフトウエア層602がセットアップメッセー
ジを交換ノード101へ伝送し、かつ、被呼電話番号及
び発呼者電話番号を含むことを要求する。
【0118】転送ソフトウエア層602は、交換ノード
101への経路を見つけ出すために、交換ノード104
のレベル4経路指定テーブル909にアクセスする。転
送ソフトウエア層602はエントリ918で経路を発見
し、そして、交換ノード101への経路はPRIリンク
155を経由することを決定する。次いで、転送ソフト
ウエア層602はソフトウエア層601に対する要求を
公式化し、セットアップメッセージを交換ノード101
へ伝送する。ネットワークソフトウエア層601はこの
セットアップメッセージをPRIリンク155を介して
交換ノード101へ伝送する。
【0119】セットアップメッセージが周辺装置650
及び交換ノード101のネットワークソフトウエア層6
51を介して転送ソフトウエア層652により受信され
ると、この転送ソフトウエア層は宛先交換ノード番号を
検査し、そして、その番号が自己の所有物であることを
決定する。次いで、転送ソフトウエア層652はセット
アップメッセージをセッション層653へ伝達する。
【0120】転送ソフトウエア層652は被呼番号に応
答し、図10のレベル5経路指定テーブルへアクセスす
る。被呼番号は図10のエントリ1011と一致する。
このエントリは、この番号が交換ノード101で発見で
きることを指図する。その他の内部テーブルを使用し、
セッションソフトウエア層653は、この被呼番号がデ
ィレクトリ番号管理アプリケーション666を参照し、
そして、セットアップメッセージをディレクトリ番号管
理アプリケーション666へ伝達することを決定する。
【0121】ディレクトリ番号管理アプリケーション6
66はこのセットアップメッセージに応答し、セッショ
ン層653が、二次番号“S1102”及び“S110
1”をそれぞれ使用して、セットアップメッセージを移
動体122及びBRI固定機121へ送信することを要
求する。セットアップメッセージはBRI固定機126
及び交換ノード109からのセットアップメッセージで
受信された発呼者の情報を包含する。
【0122】移動体122の場合、セッション層653
は要求に応答して、レベル5経路指定テーブル1002
へアクセスする。番号は二次番号なので、図7のレベル
5経路指定テーブル709ではなく、テーブル1002
がアクセスされる。レベル5経路指定テーブル1002
へアクセスすると、セッションソフトウエア層653
は、二次番号“S1102”が交換ノード101で終了
し、そして、セットアップメッセージを端末管理アプリ
ケーション667へ転送することを決定する。
【0123】その後、端末管理アプリケーション667
はソフトウエア層653〜655及び基地局108を介
して移動体122へ警報を出す。基地局108が移動体
122に警報を出すと、基地局108は、ソフトウエア
層650〜655を介してディレクトリ番号管理アプリ
ケーション666に返送される警報送信メッセージに応
答する。
【0124】セットアップメッセージのBRI固定機1
21への送信要求に関して、セッションソフトウエア層
653はディレクトリ番号管理アプリケーション666
からの要求に応答して、図10のレベル5経路指定テー
ブル1002を検査し、二次番号“S1101”に関す
る最適な適合はエントリ1013であることを決定す
る。エントリ1013は、この二次番号が交換ノード1
05により所有された二次番号群の一部であることを明
示する。この決定に応答して、セッションソフトウエア
層653は、転送ソフトウエア層652がセットアップ
メッセージを交換ノード105へ伝達することを要求す
る。
【0125】この要求に応答して、転送ソフトウエア層
652はレベル4経路指定テーブル1003にアクセス
し、そして、呼出を交換ノード105へ経路指定するの
に使用すべきLDCはPRIリンク151のLDCであ
ることを決定する。次いで、転送ソフトウエア層652
は、層650及び651がPRIリンク151を介して
セットアップメッセージを交換ノード105へ経路指定
することを要求する。
【0126】セットアップメッセージが層610〜61
2を介して交換ノード105のセッションソフトウエア
層613へ経路指定される場合、セッションソフトウエ
ア層613は図9のレベル5経路指定テーブル905へ
アクセスし、そして、二次番号“S1101”は、交換
ノード105に与えられた番号群の一部であることを決
定する。次いで、セッション層653は、転送ソフトウ
エア層が、セットアップメッセージを交換ノード105
へ転送する転送メッセージを交換ノード101へ返送す
ることを要求する。
【0127】交換ノード101の転送ソフトウエア層6
52は転送セットアップメッセージに応答して、図10
のレベル4経路指定テーブル1003にアクセスした
後、PRIリンク151を介して、このメッセージを交
換ノード105へ経路指定する。図10のレベル4経路
指定テーブル1003は、呼出を交換ノード105へ経
路指定するためにPRIリンク151を使用すべきこと
を明確にする。
【0128】セットアップメッセージを受信すると、交
換ノード105の転送ソフトウエア層612は、宛先交
換ノードが交換ノード105であることを決定し、この
セットアップメッセージをセッション層613へ伝達す
る。セッション層613はこのセットアップメッセージ
に応答し、このセットアップメッセージを端末管理アプ
リケーション652へ伝送する。
【0129】次いで、端末管理アプリケーション672
はこのセットアップメッセージをBRI固定機121へ
伝送する。BRI固定機121は、端末管理アプリケー
ション672が交換ノード101のディレクトリ番号管
理アプリケーション666への返送を要求する警報発信
メッセージに応答する。
【0130】ディレクトリ番号管理アプリケーション6
66が基地局108又はBRI固定機121から警報発
信メッセージを受信すると、ディレクトリ番号管理アプ
リケーション666は警報発信メッセージを交換ノード
109へ返送する。
【0131】次に、移動体122がBRI固定機126
からの電話呼出に応答せず、BRI固定機121が応答
する事例を想定して説明する。BRI固定機121が呼
出に応答する場合、交換ノード105は接続メッセージ
を交換ノード101へ伝送し、そして、図6の周辺装置
610を介してBRIリンク136とPRIリンク15
9との間の接続をセットアップする。
【0132】接続メッセージが交換ノード101で受信
されると、接続メッセージはディレクトリ番号管理アプ
リケーション666へ伝達される。ディレクトリ番号管
理アプリケーション666は、交換ノード101により
PRIリンク151とPRIリンク155との間の接続
をセットアップし、そして、交換ノード104を介して
接続メッセージを交換ノード109へ伝送することによ
り応答する。この接続メッセージは交換ノード104及
び109により接続をセットアップさせる。
【0133】交換ノード109は接続肯定応答メッセー
ジに応答する。この接続肯定応答メッセージはディレク
トリ番号管理アプリケーション666へ中継返送され
る。この時点で、BRI固定機121とBRI固定機1
26との間で通話経路が存在する。
【0134】接続肯定応答メッセージに応答して、ディ
レクトリ番号管理アプリケーション666は接続肯定応
答メッセージをBRI固定機121に関する交換ノード
105へ伝送する。更に、ディレクトリ番号管理アプリ
ケーション666は、移動体122で起動されている共
用ディレクトリ番号に対応する回線使用中の表示ランプ
を点灯させるメッセージを端末管理アプリケーション6
67へ伝達する。
【0135】使用者が共用ディレクトリ番号に対応する
回線を選択し、移動体122のフックを外す場合、端末
管理アプリケーション667は、基地局108を介する
移動体122と交換ノード105との間の接続を周辺装
置610によりセットアップすることを要求する接続メ
ッセージをディレクトリ番号管理アプリケーション66
6へ伝達する。ディレクトリ番号管理アプリケーション
666はこの接続メッセージに応答してコンファレンス
を確立する。このコンファレンスはBRI固定機126
とBRI固定機121との間で既にセットアップされた
呼出に移動体を加える。
【0136】交換ノード105が警報発信メッセージを
交換ノード101へ返送する場合、これは交換ノード1
05により所有された二次番号に関連する情報を包含す
る。交換ノード101のセッション層653はこの情報
に応答して、エントリ1113を図10のレベル5経路
指定テーブル1002へ書き入れる。エントリ1113
は、交換ノード105が二次番号群“S11XX”を所
有していることを明示する。
【0137】BRI固定機121が、図6に図示された
ような交換ノード101のディレクトリ番号管理アプリ
ケーション666に関連する共用回線で呼出を発信する
ときの、図1に図示された装置の動作について検討す
る。この事例のために、BRI固定機126はディレク
トリ番号“2001”を使用するものと想定する。
【0138】BRI固定機のフックが外され、BRI固
定機126に関するディレクトリ番号(即ち、“200
1”)がダイヤルされるのに応じて、図6の端末管理ア
プリケーション672はBRI固定機121の動作に応
答して、図6のディレクトリ番号管理アプリケーション
666へ伝達されるセットアップメッセージを生成す
る。また、このセットアップメッセージには、発呼者I
D情報(即ち、二次番号“S1101”)及び最終ディ
レクトリ番号宛先(即ち、“2001”)を包含する。
【0139】端末管理アプリケーション672は、セッ
ションソフトウエア層613がこのメッセージをディレ
クトリ番号“1101”(即ち、ディレクトリ番号管理
アプリケーション666を識別するディレクトリ番号)
へ伝送することを要求する。セッションソフトウエア層
613は図8のレベル5経路指定テーブル805にアク
セスし、そして、この呼出が交換ノード101に経路指
定されるべきであることを決定する。
【0140】次いで、セッションソフトウエア層613
は、交換ノード101へ伝達されるべきセットアップメ
ッセージについて転送ソフトウエア層へ要求を伝送す
る。転送ソフトウエア層612はこの要求に応答して、
図8のレベル4経路指定テーブル806にアクセスし、
そして、このメッセージがPRIリンク151を介して
交換ノード101へ伝達されることを決定する。ネット
ワークソフトウエア層611及び周辺装置610は転送
ソフトウエア層612からの情報に応答して、セットア
ップメッセージをPRIリンク151を介して交換ノー
ド101へ伝送する。
【0141】交換ノード101の転送ソフトウエア層6
52は層651及び650を介して受信されたセットア
ップメッセージに応答して、宛先交換ノードが101で
あることを決定し、そして、このセットアップメッセー
ジをセッションソフトウエア層へ転送する。セッション
ソフトウエア層は、ディレクトリ番号1101がディレ
クトリ番号管理アプリケーション666で終了されてい
ることを決定し、そして、セットアップメッセージはデ
ィレクトリ番号管理アプリケーション666へ伝達され
る。
【0142】ディレクトリ番号管理アプリケーション6
66はこのセットアップメッセージに応答して、BRI
固定機121は既にフックが外されていることを、端末
管理アプリケーション667へ伝達する。端末管理アプ
リケーション667はPRIリンク152を介してメッ
セージを基地局108へ伝送する。基地局108は移動
体122の回線使用中表示器を駆動する。このメッセー
ジは移動体122を識別する二次番号“S1102”に
基づいて基地局108へ経路指定される。
【0143】その後、ディレクトリ番号管理アプリケー
ション666は新たなセットアップメッセージを生成す
る。このセットアップメッセージはこのBRI固定機1
26のディレクトリ番号“2001”を使用してこの固
定機へ送信される。ディレクトリ番号管理アプリケーシ
ョン666はその所有ディレクトリ番号“1101”を
セットアップメッセージに書き入れる。
【0144】次いで、端末管理アプリケーション667
は、交換ノード101の層650〜653がセットアッ
プメッセージをBRI固定機126へ伝達することを要
求する。セッションソフトウエア層653は図7のレベ
ル5経路指定テーブル709へアクセスし、そして、被
呼電話番号と一致する唯一のエントリである交換ノード
102へ経路指定されるべきであることを決定し、転送
ソフトウエア層652がセットアップメッセージを交換
ノード102へ経路指定することを要求する。
【0145】交換ノード102のセッションソフトウエ
ア層643がセットアップメッセージを受信すると、図
7のレベル5経路指定テーブル706から、このセット
アップメッセージはディレクトリ番号群“2XXX”を
所有する交換ノード104へ経路指定すべきことを決定
する。転送ソフトウエア層652はこの情報に応答し
て、メッセージを交換ノード104へ伝送すべきことを
特定する転送メッセージとして、セットアップメッセー
ジを交換ノード101へ返送する。
【0146】セットアップメッセージが交換ノード10
4のセッションソフトウエア層603により受信された
後、このソフトウエア層は図7のレベル5経路指定テー
ブル713にアクセスし、そして、このセットアップメ
ッセージが交換ノード109へ経路指定されるべきこと
を決定する。転送ソフトウエア層602は転送ソフトウ
エア層603からのこの情報に応答して、図7のレベル
4経路指定テーブル712にアクセスし、セットアップ
メッセージをPRIリンク158を介して交換ノード1
09へ経路指定すべきことを決定する。
【0147】セットアップメッセージが交換ノード10
9のセッションソフトウエア層623により受信される
と、このソフトウエア層は、ディレクトリ番号が交換ノ
ード109で終了することを決定し、そして、セットア
ップメッセージを端末管理アプリケーション674へ転
送する。端末管理アプリケーション674はBRI固定
機126に警報を出す。
【0148】これにより、交換ノード109と、ディレ
クトリ番号番号計画を使用する交換ノード101のディ
レクトリ番号管理アプリケーション666との間におけ
るISDNメッセージの正常な流れが形成され、メッセ
ージの正常な流れは、呼出をBRI固定機121へ配置
するBRI固定機126の事例における逆方向において
既に説明したように二次番号計画を使用する交換ノード
105とディレクトリ番号管理アプリケーション666
との間でやりとりされる。
【0149】次に、移動体122が基地局108から切
断され、そして、それ自体を図1の基地局107に登録
する場合に採られる動作について検討する。移動体12
2が呼出に従事しない場合、移動体はそれ自体を基地局
108に4秒毎に再登録する。移動体が4秒以内にそれ
自体を再登録できない場合、基地局108は移動体が基
地局のサービスエリア外に存在するものと見做す。その
後、基地局108は、移動体122が切断されたことを
交換ノード101へ伝送する。
【0150】交換ノード101の層650及び651は
基地局108からのこの情報に応答して、移動体122
に関する全ての情報をこれらの層によりコントロールさ
れている内部テーブルから削除する。セッションソフト
ウエア層653は移動体122の切断に応答して、図1
0のレベル5経路指定テーブル1002からエントリ1
011を削除する。ディレクトリ番号管理アプリケーシ
ョン666はこの切断に応答して、図11からエントリ
1105を削除する。
【0151】番号計画アプリケーション665はこの切
断に応答して、図10のテーブル1001からエントリ
1010を削除する。更に、番号計画アプリケーション
665は、二次番号“S1102”をもはやホストして
いないことを、番号計画アプリケーション673へ伝送
する。このメッセージに応答して、番号計画アプリケー
ション673は、二次番号計画テーブル904からエン
トリ915を除去し、図9のレベル5経路指定テーブル
905からエントリ916を除去する。前記のような動
作の結果、二次番号“S1102”に関する全てのテー
ブルは一掃される。
【0152】次に、移動体122は、図1及び6に図示
されたような交換ノード106と相互接続されている基
地局107にそれ自体を登録すると想定する。交換ノー
ド106の端末管理アプリケーション675は移動体1
22の基地局107への登録に応答して、番号計画アプ
リケーション676が二次番号“S1102”をホスト
することの許可を求めることを要求する。番号計画アプ
リケーション676は、セッション層633が“S11
02”を所有する番号計画アプリケーションへ経路指定
することを要求する。
【0153】セッションソフトウエア層633は、番号
計画アプリケーションが二次番号“S1102”を所有
することに関する情報を有しないので、図4に図示され
るように、二次番号計画階層内の高交換ノードへ経路指
定する。番号計画アプリケーション676は、セッショ
ンを交換ノード102の番号計画アプリケーション66
1についてセットアップすることを要求する。このセッ
ションは容易にセットアップすることができる。なぜな
ら、図9のノード106に関するレベル4経路指定テー
ブル912は交換ノード102との通信方法を定義する
エントリを有するからである。
【0154】交換ノード106の番号計画アプリケーシ
ョン676と交換ノード102の番号計画アプリケーシ
ョン661との間でセッションがセットアップされる
と、番号計画アプリケーション676は、二次番号“S
1102”をホストすることの許可を求める。番号計画
アプリケーション661は、二次番号計画テーブル90
1を検査し、そして、二次番号群“S1XXX”のオー
ナーシップを交換ノード104へ付与することを決定
し、また、低ソフトウエア層がセッションを交換ノード
104の番号計画アプリケーション669へ転送するこ
とを要求する。
【0155】番号計画アプリケーション669はセット
アップされているセッションに応答して、図9の二次番
号計画テーブル907を検査し、そして、二次番号群
“S11XX”を交換ノード105へ付与することを決
定する。次いで、番号計画アプリケーション669は転
送メッセージを使用することにより、交換ノード104
及び101に呼出を交換ノード105の番号計画アプリ
ケーション673へ転送させる。
【0156】交換ノード106の番号計画アプリケーシ
ョン676と交換ノード105の番号計画アプリケーシ
ョン673との間でセッションがセットアップされる
と、番号計画アプリケーション676は番号計画アプリ
ケーション673から、二次番号“S1102”をホス
トする許可を得る。両方の番号計画アプリケーション
は、これらの各交換ノードに関する番号計画、レベル5
経路指定及びレベル4経路指定を取り扱う二次テーブル
を更新する。これらの更新テーブルを図12に示す。
【0157】交換ノード106の番号計画アプリケーシ
ョン676が二次番号をホストする許可を受けた後、交
換ノード106の端末管理アプリケーション675は、
交換ノード101のディレクトリ番号管理アプリケーシ
ョン666に対して移動体122の識別を続行する。端
末管理アプリケーション675は、移動体122の存在
を通知するメッセージをディレクトリ番号管理アプリケ
ーション666へ送信することを要求する。このメッセ
ージはディレクトリ番号計画を使用してディレクトリ番
号管理アプリケーション666へ経路指定される。
【0158】端末管理アプリケーション675は、セッ
ションソフトウエア層633がこのメッセージをディレ
クトリ番号1101へ経路指定することを要求する。デ
ィレクトリ番号1101はディレクトリ番号管理アプリ
ケーション666を識別する。セッションソフトウエア
層633は図8のレベル5経路指定テーブル802にア
クセスし、そして、このメッセージが交換ノード101
へ経路指定されるべきことを決定する。
【0159】転送ソフトウエア層632は交換ノード1
01への経路指定要求に応答して、メッセージをPRI
リンク161へ伝送する。次いで、このメッセージは交
換ノード102により、交換ノード101のディレクト
リ番号管理アプリケーション666へ経路指定される。
ディレクトリ番号管理アプリケーション666はこのメ
ッセージに応答して、ディレクトリ番号管理テーブル1
101へエントリ1105を書き戻すことにより、テー
ブル1101を更新する。(エントリ1105は、移動
体122が基地局108から切離されたときに除去され
た。)
【0160】図13は、一斉呼出及び呼出可能領域の機
能を付与する際に、図6のディレクトリ番号管理アプリ
ケーション666により行われる動作を示す流れ図であ
る。着呼がディレクトリ番号管理アプリケーション66
6により受信されると、このアプリケーションは先ず決
定ブロック1301で、二次番号“S1102”を使用
する移動体122で一斉呼出ボタンが駆動されたか否か
をチェックする。
【0161】一斉呼出ボタンが駆動された場合、ブロッ
ク1310で、二次番号“S1102”を使用する移動
体122及びBRI固定機121へ一斉呼出メッセージ
を伝送する。一斉呼出メッセージは、これらの端末から
発せられる短い連続的な可聴周波数音を生じる。
【0162】次いで、ブロック1311で、呼出可能領
域メッセージが呼出アプリケーション659へ伝達され
る。このメッセージに応答して、呼出アプリケーション
659は着呼を呼出可能領域に転送する。本発明のこの
実施例では、呼出可能領域経路はボイスメールシステム
127だけからなる。ボイスメールシステム127はこ
の呼出に応答して、ディレクトリ番号1101に関する
ボイスメッセージを記録する。移動体122又はBRI
固定機121の何方も、図14に関連して説明されるよ
うに、このメッセージを検索することができる。
【0163】決定ブロック1302へ戻る。結果が“N
O”である場合、ディレクトリ番号管理アプリケーショ
ン666は二次番号“S1102”へセットアップメッ
セージを送信する。このメッセージにより、移動体12
2に呼出信号音による警報を出す。次いで、決定ブロッ
ク1303において、BRI固定機121で一斉呼出ボ
タンが駆動されたか否かチェックする。BRI固定機1
21で一斉呼出ボタンが駆動された場合、ブロック13
04において、BRI固定機121から短い音を発射さ
せる。しかし、決定ブロック1303の結果が“NO”
である場合、ディレクトリ番号管理アプリケーション6
66はセットアップメッセージをBRI固定機121へ
伝送する。
【0164】決定ブロック1308は、警報発信メッセ
ージが移動体122またはBRI固定機121から返送
されたか否かチェックする。警報発信メッセージは端末
のベルが鳴らされていることを示す。何方かの端末が警
報発信メッセージを返送すると、ディレクトリ番号管理
アプリケーション666は警報発信メッセージを呼出端
末へ送信する。
【0165】警報発信メッセージを呼出端末へ伝送した
後、決定ブロック1312において、接続メッセージが
移動体122又はBRI固定機121から受信されるま
で、若しくは、所定の時間が経過するまで待機する。所
定の時間内に呼出に応答しない場合、制御はブロック1
311へ転送される。ブロック1311の機能について
は既に説明した。何方かの端末装置が呼出に応答する場
合、決定ブロック1315が実行される。
【0166】このブロックの目的は、移動体122又は
BRI固定機121の何方が呼出に応答したかを決定す
ることである。これにより、応答しなかった方の端末装
置は回線使用中のメッセージを受信することができる。
この回線使用中メッセージは、受信端末で駆動される回
線使用中表示器に表示される。接続メッセージがBRI
固定機121から受信される場合、ブロック1316は
回線使用中メッセージを移動体122へ伝送する。次い
で、ディレクトリ番号管理アプリケーション666は接
続メッセージを呼出端末へ伝送する。
【0167】決定ブロック1318において、フック外
しメッセージが移動体122から受信されたか否かチェ
ックする。このフック外しメッセージは、移動体122
が、BRI固定機121と呼出端末との間で現在進行中
の呼出に参加することを望んでいることを示す。移動体
122がフックを解除する場合、ディレクトリ番号管理
アプリケーション666は、移動体122を呼出に参加
させるメッセージを周辺装置650へ伝送する。
【0168】ブロック1320の目的は、ディレクトリ
番号計画を介してディレクトリ番号管理アプリケーショ
ン666へ伝送されるメッセージを移動体122及びB
RI固定機121から受信することである。このような
各メッセージは交換される。その結果、これらのメッセ
ージが呼出端末へ送信される前に、このメッセージはそ
の発信端末ディレクトリ番号“1101”と使用者の氏
名を有する。同様に、呼出端末から受信されたメッセー
ジは二次番号計画を介して移動体122及びBRI固定
機121へ再伝送されるが、呼出端末に関する情報の交
換は行われない。
【0169】決定ブロック1323において、移動体1
22又はBRI固定機121若しくは呼出端末から受信
されたメッセージが切断メッセージであるか否かチェッ
クする。呼出端末からの切断メッセージは呼出を終了さ
せ、あるいは、呼出について二次番号を使用する最後の
装置(移動体122及びBRI固定機121)からの切
断メッセージは呼出を終了させる。呼出が終了されない
場合、制御は決定ブロック1323から決定ブロック1
318へ戻される。呼出が終了されると、着呼の処理は
完了する。
【0170】図13のブロック1324〜1329は、
ブロック1315〜1312について既に説明した態様
と同様な態様で機能する。相違点は、ブロック1324
〜1328において、着呼に応答するのがBRI固定機
121ではなく移動体122であると想定していること
である。
【0171】要するに、図13は、「ディレクトリ番号
管理アプリケーション666へメッセージを伝送するた
めに、移動体122及びBRI固定機121へ送信され
るメッセージは二次番号計画を使用し、また、これらの
端末からのメッセージはディレクトリ番号計画を使用す
るので、一斉呼出及び呼出可能領域の機能は全体とし
て、移動体122及びBRI固定機121の物理的位置
と無関係である」という事実を例証している。
【0172】図1に図示されたシステムにおける他の端
末の観点からすれば、移動体122及びBRI固定機1
21により共用されるディレクトリ番号は呼出を終了さ
せ、そして、交換ノード101に留まる。従って、交換
ノードにより左右されるこれらの機能の全ての相互作用
は、移動体122又はBRI固定機121の位置に関係
無く同一のままである。
【0173】例えば、呼出可能領域は、移動体122又
はBRI固定機121が呼出可能領域経路と同じ交換ノ
ード上に位置するものと見做す。更に、ユーザが交換ノ
ード101に接続された固定機から発呼している場合、
ボイスメールシステム127はログオン処理において特
定のショートカットを可能にする。
【0174】図14は、移動体122又はBRI固定機
121が発呼するときにディレクトリ番号管理アプリケ
ーション666により行われる動作を例証する流れ図で
ある。移動体122又はBRI固定機121が発呼する
とき、回線使用中表示器が他の端末で駆動されなければ
ならない。本質的に、移動体122又はBRI固定機1
21からの発呼により、呼出は先ずディレクトリ番号管
理アプリケーション666にセットアップされる。
【0175】次いで、このディレクトリ番号管理アプリ
ケーション666は被呼/宛先端末に対する呼出の合図
をセットアップする。図14は、セットアップメッセー
ジが元々、移動体122(“S1102”二次番号)か
ら受信されたのか、又は、BRI固定機(“S110
1”二次番号)から受信されたのかに応じた、2本の主
要経路を有する。図14の動作を、呼出を発信するBR
I固定機121について説明する。
【0176】決定ブロック1401において、セットア
ップメッセージが移動体122又はBRI固定機121
の何方からのものか決定する。メッセージがBRI固定
機121からのものである場合、ブロック1420にお
いて、回線使用中メッセージを移動体122へ伝送す
る。このメッセージにより、移動体122の回線使用中
表示器が駆動される。次いで、ディレクトリ番号管理ア
プリケーション666はセットアップメッセージを、B
RI固定機121により識別される被呼端末へ伝送す
る。
【0177】ディレクトリ番号管理アプリケーション6
66から被呼端末へセットアップメッセージが伝送され
た後、決定ブロック1403において、移動体122の
フックが解除されたか否かを決定する。このフック外し
は、移動体122がBRI固定機121と被呼端末との
間の呼出に参加することを希望していることを示す。決
定ブロック1403における実行の結果が“YES”で
ある場合、ブロック1409において、移動体122及
びBRI固定機121から受信されたメッセージを被呼
端末へ中継する。この逆もまた同じである。
【0178】決定ブロック1411において、これらの
メッセージのうちの一つが切断メッセージであるか否か
決定する。切断メッセージは呼出側に参加者が存在しな
い場合に生じる。決定ブロック1411の結果が“N
O”である場合、制御はブロック1410へ戻される。
決定ブロック1411の結果が“YES”である場合、
呼出は終了される。
【0179】決定ブロック1403へ戻る。移動体12
2のフックが解除されていない場合、制御はブロック1
404へ転送される。ブロック1404はブロック14
10で既に述べた動作と同じ動作を行う。決定ブロック
1408において、BRI固定機121又は被呼端末は
切断メッセージを終了させたか否かチェックする。チェ
ックの答えが“YES”である場合、呼出は終了され
る。しかし、答えが“NO”である場合、制御は再び決
定ブロック1403へ転送される。
【0180】ブロック1413〜1418はブロック1
402〜1411と同様な態様で機能する。但し、呼出
の発信端末は移動体122である。
【0181】ユーザが移動体122又はBRI固定機1
21からボイスメールシステム127にアクセスする事
例について検討する。ボイスメールシステム127の性
質から、ディレクトリ電話番号“1101”は交換ノー
ド101で終了するので、ボイスメールシステム127
は、交換ノード101へ直接接続された端末を扱う。ボ
イスメールシステム127は、アプリケーションと相互
作用していることは知らず、むしろ、端末と相互作用し
ているものと見做す。従って、ボイスメールシステム1
27の動作は全体的に、移動体122又はBRI固定機
121の物理的位置には影響されない。
【0182】これまで、BRI固定機及び移動体はディ
レクトリ電話番号を共用する場合を想定して図1のシス
テムを説明してきた。しかし、移動体122がシステム
に登録されていない場合に、BRI固定機121が動作
できる方法について説明されているので、これは不必要
である。図1に図示されたシステム全体を移動体が移動
できるような目に見えない機能を維持するために、移動
体にはディレクトリ管理アプリケーションによりコント
ロールされるディレクトリ番号が割当てられ、BRI固
定機と番号を共用しないことが望ましい。
【0183】ディレクトリ管理アプリケーションは二次
番号計画を介して移動体と通信する。前記のように、こ
れらの動作は、ディレクトリ番号管理アプリケーション
が存在する交換ノードに直接接続された端末により行わ
れるものと思われる。これにより、移動体に関する呼出
可能領域,一斉呼出及びボイスメール動作などのような
機能の透明性が確保される。
【0184】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
携帯電話のような移動体装置と家庭用の固定加入電話機
とを一つの電話番号で相互に自由に使用することができ
る。また、本発明によれば、固定機用の電話機構と移動
体用の電話機構間に協調関係が構築されるので、移動体
及び固定機にそれぞれ付与された電話機構の方式で相互
に自由にコントロールすることができる。更に、本発明
によれば、移動体および固定機ともディレクトリ番号又
は位置感受性により機能的な影響を全く受けない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による電気通信交換システムの一例のブ
ロック図である。
【図2】図1の交換ノードのノード階層を示す模式的構
成図である。
【図3】図1のディレクトリ番号計画階層を示す模式的
構成図である。
【図4】図1の二次番号計画階層を示す模式的構成図で
ある。
【図5】各交換ノードで実現されるソフトウエア階層の
模式的構成図である。
【図6】図1の電気通信交換システムの詳細図である。
【図7】図1の電気通信交換システムで使用される番号
計画及び経路指定テーブルを示す表図である。
【図8】図1の電気通信交換システムで使用される番号
計画及び経路指定テーブルを示す表図である。
【図9】図1の電気通信交換システムで使用される番号
計画及び経路指定テーブルを示す表図である。
【図10】図1の電気通信交換システムで使用される番
号計画及び経路指定テーブルを示す表図である。
【図11】ディレクトリ番号管理テーブルを示す表図で
ある。
【図12】図1の電気通信交換システムで使用される番
号計画及び経路指定テーブルを示す表図である。
【図13】ディレクトリ番号管理アプリケーションプロ
グラムにより実行される動作を説明する流れ図である。
【図14】ディレクトリ番号管理アプリケーションプロ
グラムにより実行される動作を説明する流れ図である。
【符号の説明】
101,102,104,105,106,109,
交換ノード 107,108 基地局 110,111,112,113 無線装置 114 公衆網 115 NMS 120,121,125,126,128 BRI固定
機 122 移動体 127 ボイスメールシステム
フロントページの続き (72)発明者 ゲーリー レン グリフィス アメリカ合衆国 8005 コロラド アル バダ、ブレントウッド コート、8271 (72)発明者 ビジェイ プラカッシュ アメリカ合衆国 80301 コロラド ボ ルダー、カーター トレイル、4325 (56)参考文献 特開 昭59−50629(JP,A) 特開 昭60−113563(JP,A) 特開 平3−214898(JP,A) 特開 平4−127651(JP,A) 特開 平4−264899(JP,A) 特開 平4−298130(JP,A) 特開 平4−339490(JP,A) 特開 平5−327888(JP,A) 国際公開91/664(WO,A1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04M 3/42 - 3/58 H04M 3/00 H04B 7/24 - 7/26 113 H04Q 7/00 - 7/38

Claims (18)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個の交換ノードを有する電気通信交
    換システムが移動電話機および固定電話機に電話サービ
    スを提供する方法において、 前記電気通信交換システムが、一次番号計画の一次番号
    を移動電話機および固定電話機の両方に割り当て、二次
    番号計画の第1の二次番号を前記移動電話機に割り当
    て、前記二次番号計画の第2の二次番号を前記固定電話
    機に割り当てる割当てステップと、 前記電気通信交換システムが、発呼電話機からの、前記
    一次番号を宛先とする着呼に関する着呼情報を、該着呼
    がアクティブである間に、前記第1の二次番号を用いて
    前記移動電話機へルーティングするとともに前記第2の
    二次番号を用いて前記固定電話機へルーティングするル
    ーティングステップと、 前記移動電話機が、前記一次番号を宛先とする着呼情報
    がルーティングされてきたことに応答して、前記電気通
    信交換システムへ第1制御情報を送信するステップと、 前記電気通信交換システムが、前記第1制御情報に応答
    して、前記固定電話機へ第2制御情報を送信するステッ
    プと、 前記電気通信交換システムが、前記第1制御情報に応答
    して、前記発呼電話機へ第3制御情報を送信するステッ
    プとからなり、 前記割当てステップは、 着呼を処理するために前記電気通信交換システムにおい
    て番号管理アプリケーションを実行するステップと、 前記電気通信交換システムの第1交換ノードが、前記第
    1の二次番号により前記移動電話機を識別するステップ
    と、 前記電気通信交換システムの第3交換ノードが、前記第
    2の二次番号により前記固定電話機を識別するステップ
    と、 前記番号管理アプリケーションが、前記一次番号によ
    り、前記移動電話機が前期第1交換ノードに接続されて
    いること、および、前記固定電話機が前記第3交換ノー
    ドに接続されていることを判定するステップとからなる
    ことを特徴とする電話サービスの提供方法。
  2. 【請求項2】 前記着呼情報は呼設定情報であることを
    特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記電気通信交換システムが前記発呼電
    話機と前記移動電話機の間に音声接続を確立するステッ
    プをさらに有することを特徴とする請求項2に記載の方
    法。
  4. 【請求項4】 前記ルーティングステップは、 前記番号管理アプリケーションが、前記着呼情報を受け
    取るステップと、 前記番号管理アプリケーションが、前記移動電話機用
    に、前記第1の二次番号を用いて前記着呼情報を前記第
    1交換ノードへ送信するステップと、 前記番号管理アプリケーションが、前記固定電話機用
    に、前記第2の二次番号を用いて前記着呼情報を前記第
    3交換ノードへ送信するステップとからなることを特徴
    とする請求項1に記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記第1制御情報を送信するステップ
    は、前記一次番号を用いて前記番号管理アプリケーショ
    ンへ前記第1制御情報を送信するステップからなること
    を特徴とする請求項4に記載の方法。
  6. 【請求項6】 着呼に関する他の情報を、前記第1の二
    次番号を用いて前記移動電話機へ送信するとともに前記
    第2の二次番号を用いて前記固定電話機へ送信するステ
    ップをさらに有することを特徴とする請求項5に記載の
    方法。
  7. 【請求項7】 前記割当てステップは、 前記第1交換ノードから前記移動電話機を切断するステ
    ップと、 前記電気通信交換システムの第2交換ノードが、前記第
    1の二次番号により前記移動電話機を識別するステップ
    と、 前記番号管理アプリケーションが、前記一次番号により
    前記移動電話機が前記第2交換ノードに接続されている
    と判定するステップとをさらに有することを特徴とする
    請求項4に記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記ルーティングステップは、 前記番号管理アプリケーションが、前記移動電話機用
    に、前記第1の二次番号を用いて前記着呼情報を前記第
    2交換ノードへ送信するステップをさらに有することを
    特徴とする請求項7に記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記番号管理アプリケーションは前記第
    1交換ノードにおいて実行され、 前記第1制御情報を送信するステップは、前記移動電話
    機が、前記第2交換ノードから先へのルーティングのた
    めに、前記一次番号を用いて前記番号管理アプリケーシ
    ョンへ前記第1制御情報を送信するステップからなるこ
    とを特徴とする請求項8に記載の方法。
  10. 【請求項10】 複数個の交換ノードを有する電気通信
    交換システムが移動電話機および固定電話機に電話サー
    ビスを提供する装置において、 前記電気通信交換システムが、一次番号計画の一次番号
    を移動電話機および固定電話機の両方に割り当て、二次
    番号計画の第1の二次番号を前記移動電話機に割り当
    て、前記二次番号計画の第2の二次番号を前記固定電話
    機に割り当てる割当て手段と、 前記電気通信交換システムが、発呼電話機からの、前記
    一次番号を宛先とする着呼に関する着呼情報を、該着呼
    がアクティブである間に、前記第1の二次番号を用いて
    前記移動電話機へルーティングするとともに前記第2の
    二次番号を用いて前記固定電話機へルーティングするル
    ーティング手段と、 前記移動電話機が、前記一次番号を宛先とする着呼情報
    がルーティングされてきたことに応答して、前記電気通
    信交換システムへ第1制御情報を送信する手段と、 前記電気通信交換システムが、前記第1制御情報に応答
    して、前記固定電話機へ第2制御情報を送信する手段
    と、 前記電気通信交換システムが、前記第1制御情報に応答
    して、前記発呼電話機へ第3制御情報を送信する手段と
    からなり、 前記割当て手段は、 着呼を処理するために前記電気通信交換システムにおい
    て番号管理アプリケーションを実行する手段と、 前記電気通信交換システムの第1交換ノードが、前記第
    1の二次番号により前記移動電話機を識別する手段と、 前記電気通信交換システムの第3交換ノードが、前記第
    2の二次番号により前記固定電話機を識別する手段と、 前記番号管理アプリケーションが、前記一次番号によ
    り、前記移動電話機が前期第1交換ノードに接続されて
    いること、および、前記固定電話機が前記第3交換ノー
    ドに接続されていることを判定する手段とからなること
    を特徴とする電話サービスの提供装置。
  11. 【請求項11】 前記着呼情報は呼設定情報であること
    を特徴とする請求項10に記載の装置。
  12. 【請求項12】 前記電気通信交換システムが前記発呼
    電話機と前記移動電話機の間に音声接続を確立する手段
    をさらに有することを特徴とする請求項11に記載の装
    置。
  13. 【請求項13】 前記ルーティング手段は、 前記番号管理アプリケーションが、前記着呼情報を受け
    取る手段と、 前記番号管理アプリケーションが、前記移動電話機用
    に、前記第1の二次番号を用いて前記着呼情報を前記第
    1交換ノードへ送信する手段と、 前記番号管理アプリケーションが、前記固定電話機用
    に、前記第2の二次番号を用いて前記着呼情報を前記第
    3交換ノードへ送信する手段とからなることを特徴とす
    る請求項10に記載の装置。
  14. 【請求項14】 前記第1制御情報を送信する手段は、
    前記一次番号を用いて前記番号管理アプリケーションへ
    前記第1制御情報を送信する手段からなることを特徴と
    する請求項13に記載の装置。
  15. 【請求項15】 他の着呼情報を、前記第1の二次番号
    を用いて前記移動電話機へ送信するとともに前記第2の
    二次番号を用いて前記固定電話機へ送信する手段をさら
    に有することを特徴とする請求項14に記載の装置。
  16. 【請求項16】 前記割当て手段は、 前記第1交換ノードから前記移動電話機を切断する手段
    と、 前記電気通信交換システムの第2交換ノードが、前記第
    1の二次番号により前記移動電話機を識別する手段と、 前記番号管理アプリケーションが、前記一次番号により
    前記移動電話機が前記第2交換ノードに接続されている
    と判定する手段とをさらに有することを特徴とする請求
    項13に記載の装置。
  17. 【請求項17】 前記ルーティング手段は、 前記番号管理アプリケーションが、前記移動電話機用
    に、前記第1の二次番号を用いて前記着呼情報を前記第
    2交換ノードへ送信する手段をさらに有することを特徴
    とする請求項16に記載の装置。
  18. 【請求項18】 前記番号管理アプリケーションは前記
    第1交換ノードにおいて実行され、 前記第1制御情報を送信する手段は、前記移動電話機
    が、前記第2交換ノードから先へのルーティングのため
    に、前記一次番号を用いて前記番号管理アプリケーショ
    ンへ前記第1制御情報を送信する手段からなることを特
    徴とする請求項17に記載の装置。
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