JP3078339U - 炭入り工芸建具 - Google Patents

炭入り工芸建具

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JP3078339U
JP3078339U JP2000008841U JP2000008841U JP3078339U JP 3078339 U JP3078339 U JP 3078339U JP 2000008841 U JP2000008841 U JP 2000008841U JP 2000008841 U JP2000008841 U JP 2000008841U JP 3078339 U JP3078339 U JP 3078339U
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charcoal
shoji
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JP2000008841U
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Inventor
六郎 藤原
Original Assignee
株式会社工房成瀬
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本考案は、全体が木製からなる扉・引き戸や
天井・壁に利用できると共に、炭入り障子を着脱するこ
とができる炭入り工芸建具を提供することを目的とす
る。 【解決手段】 本考案の炭入り工芸建具は、木製の左右
の縦枠1、上下の横枠2、中程の中間仕切枠3からなる
縦長矩形状の格子扉4であって、格子扉4の中間仕切枠
3で上下に分割された開口部13に、木目模様5が正面
に出るように微小隙間で並べられた縦桟6と該縦桟6を
支持する横桟7とからなる格子枠8と、碁盤目状の組子
9に障子紙10を貼った中に粉粒末状炭、例えば籾殻燻
炭11を入れた炭入り障子12とを、該炭入り障子12
が見えないように両側から前記格子枠8で挟み込んだ状
態で、嵌合させたものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、炭を利用して室内空気の脱臭や調湿を行うことができる炭入り工芸 建具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、炭を利用して室内空気の脱臭や調湿を行うことができる建具は、特開平 8−333959号公報により公知の技術である。 この公知技術は、粉粒炭を収容した袋を、襖における桟と襖紙とによって形成 される空間や、障子の組子と障子紙とによって形成される空間に収容するもので あった。 そのため、全体が木製からなる扉・引き戸や天井・壁には利用できないもので あった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
そこで、本考案は、全体が木製からなる扉・引き戸や天井・壁に利用できると 共に、炭入り障子を着脱することができる炭入り工芸建具を提供することを目的 とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
そのために、本考案の炭入り工芸建具は、木製の縦枠、横枠、中間仕切枠から なる縦長矩形状であって、中間仕切枠により上下に分割された開口部に、木目模 様が正面に出るように微小隙間で並べられた縦桟と該縦桟を支持する横桟とから なる格子枠と、碁盤目状の組子に障子紙を貼った中に粉粒末状炭を入れた炭入り 障子とを、該炭入り障子が見えないように両側から前記格子枠で挟み込んだ状態 で、嵌合させたものである。
【0005】
【実施例】 以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。 本考案の炭入り工芸建具は、図1に示すように、木製の左右の縦枠1、上下の 横枠2、中程の中間仕切枠3からなる縦長矩形状の格子扉4であって、格子扉4 の中間仕切枠3で上下に分割された開口部13に、木目模様5が正面に出るよう に微小隙間で並べられた縦桟6と該縦桟6を支持する横桟7とからなる格子枠8 と、碁盤目状の組子9に障子紙10を貼った中に粉粒末状炭、例えば籾殻燻炭1 1を入れた炭入り障子12とを、該炭入り障子12が見えないように両側から前 記格子枠8で挟み込んだ状態で、嵌合させたものである。
【0006】 前記格子扉4は、杉木材からなり、図2に示すように、所定幅の縦枠1と横枠 2を組み合わせて縦長矩形状の扉枠を形成し、該扉枠の中程に所定幅の中間仕切 枠3を有したものであって、前記中間仕切枠3により上下に分割された開口部1 3を形成する。 前記横枠2及び中間仕切枠3の開口部13の内側断面には、図3に示すように 、2枚の格子枠8及び1枚の炭入り障子12を重合状嵌合できる幅で上側に深い 凹溝14及び下側に浅い凹溝15を形成する。 したがって、上方の開口部13に格子枠8及び炭入り障子12を嵌合させる時 には、横枠2の深い凹溝14に格子枠8又は炭入り障子12の上部を深く嵌合さ せた後、中間仕切枠3の浅い凹溝15に格子枠8又は炭入り障子12の下部を嵌 合させることができるし、下方の開口部13に格子枠8又は炭入り障子12を嵌 合させる時には、中間仕切枠3の深い凹溝14に格子枠8又は炭入り障子12の 上部を深く嵌合させた後、横枠2の浅い凹溝15に格子枠8又は炭入り障子12 の下部を嵌合させることができる。 また、格子枠8又は炭入り障子12を開口部13から外す時には、格子枠8又 は炭入り障子12を上方にスライドさせて深い凹溝14の奥まで押し込み、浅い 凹溝15から格子枠8又は炭入り障子12の下部を取り外すことができる。
【0007】 前記格子枠8は、丸太を縦方向に切断した一枚の杉板材を所定幅でスライスし て多数の縦桟6を形成し、該縦桟6はスライスした杉板材の木目模様5が変わら ないように縦桟6同士に微小隙間を空けて並べ、適宜個所、例えば上下3個所に 横桟7を設けて固定して形成する。 したがって、前記格子枠8は、正面から見ると木目模様5が表された一枚の杉 板材の如く感じられ、かつ微小間隔を通して通気性を有するものである。
【0008】 前記炭入り障子12は、図2に示すように、碁盤目状の組子9を形成し、片面 に障子紙10を貼り、該組子9の矩形空間に粉粒末状炭、例えば籾殻燻炭11を 入れ、もう片面に障子紙10を貼って籾殻燻炭11を封入したものである。 なお、組子9の矩形空間に籾殻燻炭11を入れたが、これに限らず、粉粒末状 の炭であればどのような材料から形成されていても良い。 また、格子扉4を杉木材から形成したが、これに限らず、軟木としてヒバ、サ ワラ、トガ、モミ、硬木としてヒノキ、ケヤキ、カエデ、ナラ、サクラ等が用い られる。
【0009】 次いで、本考案の格子扉4の組み立てについて述べると、 図2に示す木製の縦枠1、横枠2、中間仕切枠3からなる縦長矩形状の格子扉 4を斜めに立て掛けた状態で、図2の奥側に示す格子枠8を格子扉4の上下の開 口部13にそれぞれはめ込む。 次に、前記格子枠8の手前側に炭入り障子12が重なるように前記開口部13 にはめ込み、さらに該炭入り障子12の外側に別の格子枠8をはめ込み、図3の 断面図に示すように、炭入り障子12が格子枠8間に挟まれるようにして開口部 13に嵌合する。 なお、前記開口部13の上下両方に格子枠8及び炭入り障子12を嵌合するよ うにしたが、これに限らず、一方のみとすることもできる。 そして、組み立てられた格子扉4は、部屋の入口に蝶番構造により開閉自在に 据え付けられる。 なお、炭入り工芸建具を格子扉4としたが、これに限らず、格子引き戸や天井 ・壁としても良い。
【0010】
【効果】
本考案の炭入り工芸建具は、表裏どちら側から見ても木目模様の縦桟が正面に 位置し意匠性に優れ、しかも内部の炭入り障子は見えないので一枚の木板材の如 き美観を呈し、また微小隙間を通して通気性があるので、室内空気の悪臭を炭が 吸着すると共に、湿気が多いときには炭が水分を吸収し逆に乾燥すると炭から水 分が放出されて室内の湿度調整を行うことができる。 また、炭入り障子は、取り外しが可能なので炭の吸着効果が減少した場合には 、天日に曝して吸着効果を復元することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の炭入り工芸建具の一部を破断した正面
図である。
【図2】本考案の炭入り工芸建具の一部分解斜視図であ
る。
【図3】本考案の炭入り障子の格子扉の部分縦断面図で
ある。
【符号の説明】
1 縦枠 2 横枠 3 中間仕切枠 4 格子扉 5 木目模様 6 縦桟 7 横桟 8 格子枠 9 組子 10 障子紙 11 籾殻燻炭 12 炭入り障子 13 開口部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 木製の縦枠、横枠、中間仕切枠からなる
    縦長矩形状の工芸建具であって、中間仕切枠により上下
    に分割された開口部に、木目模様が正面に出るように微
    小隙間で並べられた縦桟と該縦桟を支持する横桟とから
    なる格子枠と、碁盤目状の組子に障子紙を貼った中に粉
    粒末状炭を入れた炭入り障子とを、該炭入り障子が見え
    ないように両側から前記格子枠で挟み込んだ状態で、嵌
    合させたことを特徴とする炭入り工芸建具。
JP2000008841U 2000-12-15 2000-12-15 炭入り工芸建具 Expired - Lifetime JP3078339U (ja)

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