JP3078040B2 - 材料貯蔵装置のリフティング装置 - Google Patents
材料貯蔵装置のリフティング装置Info
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- JP3078040B2 JP3078040B2 JP03168374A JP16837491A JP3078040B2 JP 3078040 B2 JP3078040 B2 JP 3078040B2 JP 03168374 A JP03168374 A JP 03168374A JP 16837491 A JP16837491 A JP 16837491A JP 3078040 B2 JP3078040 B2 JP 3078040B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば丸棒や角材の
ごとき長尺の材料を収納する収納棚を複数段備えた立体
棚から所望の材料を容易に取出すようにした材料貯蔵装
置のリフティング装置に関する。
ごとき長尺の材料を収納する収納棚を複数段備えた立体
棚から所望の材料を容易に取出すようにした材料貯蔵装
置のリフティング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】適宜棒材などの長尺の材料を収納する左
右両側に設けた収納棚を複数段に備えてなる立体棚が適
宜な間隔で複数設けられている。この立体棚の上記収納
棚に対して材料の出し入れを行なう材料搬送装置は、立
体棚の長手方向に対して直交する方向へ移動自在な走行
台車を設け、この走行台車に、立体棚における左収納棚
と右収納棚との間に形成されたスペースに上下動自在な
リフタービームを設け、このリフタービームの長手方向
に対して直交する方向へ突出した複数のリフターアーム
が前記リフタビームの長手方向に備えられている。
右両側に設けた収納棚を複数段に備えてなる立体棚が適
宜な間隔で複数設けられている。この立体棚の上記収納
棚に対して材料の出し入れを行なう材料搬送装置は、立
体棚の長手方向に対して直交する方向へ移動自在な走行
台車を設け、この走行台車に、立体棚における左収納棚
と右収納棚との間に形成されたスペースに上下動自在な
リフタービームを設け、このリフタービームの長手方向
に対して直交する方向へ突出した複数のリフターアーム
が前記リフタビームの長手方向に備えられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、リフターア
ームで右収納棚に収納されている材料を取出すために
は、リフターアームの先端が右収納棚の先端に収納され
ている材料に衝突してはならないので、リフターアーム
の長さLは棚深さlより長くしなければならない(l<
L)。すなわち、柱間ピッチの1/3以上のスペースが
リフターアーム通過のスペースとなってしまい省スペー
ス化が不可能であった。
ームで右収納棚に収納されている材料を取出すために
は、リフターアームの先端が右収納棚の先端に収納され
ている材料に衝突してはならないので、リフターアーム
の長さLは棚深さlより長くしなければならない(l<
L)。すなわち、柱間ピッチの1/3以上のスペースが
リフターアーム通過のスペースとなってしまい省スペー
ス化が不可能であった。
【0004】また、リフターアームは右収納棚用の左に
向いたリフターアームと、左収納棚用の右に向いたリフ
ターアームとが必要である。その理由としては右収納棚
の材料は左向きリフターアームでなければ取出せず、左
収納棚の材料は右向きリフターアームでなければ取出せ
ない。さらに、左向きリフターアームで取出した材料
は、左収納棚に載せることはできず、ある場所に材料を
一度置いて、再度右向きリフターアームで取出してから
左収納棚に載せざるを得なかった。したがって、左,右
向きリフターアームが必要であると共に、棚の方向に合
せて乗せ換えなければならないという問題があった。
向いたリフターアームと、左収納棚用の右に向いたリフ
ターアームとが必要である。その理由としては右収納棚
の材料は左向きリフターアームでなければ取出せず、左
収納棚の材料は右向きリフターアームでなければ取出せ
ない。さらに、左向きリフターアームで取出した材料
は、左収納棚に載せることはできず、ある場所に材料を
一度置いて、再度右向きリフターアームで取出してから
左収納棚に載せざるを得なかった。したがって、左,右
向きリフターアームが必要であると共に、棚の方向に合
せて乗せ換えなければならないという問題があった。
【0005】従来のリフターアームはL字型アームとな
っていて、リフタービームに対して適宜な間隔で複数本
設けられているので、1つの棚に複数行(各収納棚の長
手方向に複数材料が収納されている。)に乗せてある材
料を個々にリフターアームで取出すことができなかっ
た。すなわち、従来のリフターアームでは複数行の処理
が不可能であるから、棚にムダなスペースが発生すると
いう問題があった。
っていて、リフタービームに対して適宜な間隔で複数本
設けられているので、1つの棚に複数行(各収納棚の長
手方向に複数材料が収納されている。)に乗せてある材
料を個々にリフターアームで取出すことができなかっ
た。すなわち、従来のリフターアームでは複数行の処理
が不可能であるから、棚にムダなスペースが発生すると
いう問題があった。
【0006】この発明の目的は、上記問題点を改善する
ため、1つのリフターアームで左,右収納棚のどちらの
収納棚からも材料を取出すことが出来るようにして、乗
せ換えを不要にし、また、複数行に乗せた材料の取出し
も可能にし、さらに左収納棚と右収納棚との間のスペー
スを省スペース化した材料貯蔵装置のリフティング装置
を提供することにある。
ため、1つのリフターアームで左,右収納棚のどちらの
収納棚からも材料を取出すことが出来るようにして、乗
せ換えを不要にし、また、複数行に乗せた材料の取出し
も可能にし、さらに左収納棚と右収納棚との間のスペー
スを省スペース化した材料貯蔵装置のリフティング装置
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前述のごとき問題に鑑み
て、請求項1に係る発明は、材料を収納支持する収納棚
を複数段備えた各立体棚間のスペース内を上下動自在の
リフタービームに、前記各収納棚内の材料を支持自在の
リフターアームを設けてなる材料貯蔵装置のリフティン
グ装置において、前記リフタービームに移動自在に支持
されたリフターフレームの上面に前記リフターアームを
水平に回動自在に設け、このリフターアームの先端部に
設けた材料支持部材の方向性を常に同一方向に保持する
ように回転自在に設け、前記一方の立体棚の右収納棚又
は左収納棚から前記材料支持部材によって取出した材料
を前記リフターアームの回動によって他方の立体棚の左
収納棚又は右収納棚へ移動可能に構成してなるものであ
る。
て、請求項1に係る発明は、材料を収納支持する収納棚
を複数段備えた各立体棚間のスペース内を上下動自在の
リフタービームに、前記各収納棚内の材料を支持自在の
リフターアームを設けてなる材料貯蔵装置のリフティン
グ装置において、前記リフタービームに移動自在に支持
されたリフターフレームの上面に前記リフターアームを
水平に回動自在に設け、このリフターアームの先端部に
設けた材料支持部材の方向性を常に同一方向に保持する
ように回転自在に設け、前記一方の立体棚の右収納棚又
は左収納棚から前記材料支持部材によって取出した材料
を前記リフターアームの回動によって他方の立体棚の左
収納棚又は右収納棚へ移動可能に構成してなるものであ
る。
【0008】請求項2に係る発明は、請求項1に記載の
リフティング装置において、リフタービームには、リフ
ターアームを水平に回動自在に支持した複数のリフター
フレームが独立して移動自在に支持されている構成であ
る。
リフティング装置において、リフタービームには、リフ
ターアームを水平に回動自在に支持した複数のリフター
フレームが独立して移動自在に支持されている構成であ
る。
【0009】
【実施例】理解を容易にするために、まず全体的構成に
ついて説明する。
ついて説明する。
【0010】図5,図6を参照するに、例えば棒材のご
とき長尺の材料Mを貯蔵する材料貯蔵装置1は複数の立
体棚3(本実施例においては2つしか図示してないが、
多数設けられるものである)を並列に備えてなるもので
ある。
とき長尺の材料Mを貯蔵する材料貯蔵装置1は複数の立
体棚3(本実施例においては2つしか図示してないが、
多数設けられるものである)を並列に備えてなるもので
ある。
【0011】上記立体棚3は、垂直に立設した複数の支
柱5を備えている。上記複数の支柱5は、材料Mの長手
方向に配設してあると共に各支柱5は適宜の連絡部材に
よって一体的に連結してある。そして、各支柱5には、
材料Mを支持する支持アーム7が左右方向に突出して設
けてあり、上記支持アーム7は上下に複数段に設けてあ
る。上記複数の支持アーム7は材料Mを収納支持する作
用をなすものであって、収納棚9を構成している。
柱5を備えている。上記複数の支柱5は、材料Mの長手
方向に配設してあると共に各支柱5は適宜の連絡部材に
よって一体的に連結してある。そして、各支柱5には、
材料Mを支持する支持アーム7が左右方向に突出して設
けてあり、上記支持アーム7は上下に複数段に設けてあ
る。上記複数の支持アーム7は材料Mを収納支持する作
用をなすものであって、収納棚9を構成している。
【0012】前記各立体棚3の下部は複数の連結板11
を介して互いに連結してあり、適宜位置の立体棚3の間
には、材料Mを切断する切断機13に対して材料Mを送
材する送材ローラコンベア15が配置してある。
を介して互いに連結してあり、適宜位置の立体棚3の間
には、材料Mを切断する切断機13に対して材料Mを送
材する送材ローラコンベア15が配置してある。
【0013】上記切断機13は、例えば帯鋸盤,丸鋸
盤,ディスクカッター等の公知の切断機で良いものであ
るから、本実施例においては、切断機13のより詳細な
構成、作用についての説明は省略する。
盤,ディスクカッター等の公知の切断機で良いものであ
るから、本実施例においては、切断機13のより詳細な
構成、作用についての説明は省略する。
【0014】前記送材ローラコンベア15は、前記複数
の連結板11との干渉を回避して立設した多数のコンベ
アブラケット17にほぼ水平な支持ローラ19および竪
ローラ21をそれぞれ回転自在に支承してなるものであ
る。
の連結板11との干渉を回避して立設した多数のコンベ
アブラケット17にほぼ水平な支持ローラ19および竪
ローラ21をそれぞれ回転自在に支承してなるものであ
る。
【0015】上記送材ローラコンベア15における各支
持ローラ19は、前記切断機13に対して送材作用を行
なうべく、適宜に設けた送材用モータ(図示省略)に適
宜に連結されている。また、例えば各支持ローラ19の
間隔は、例えば材料Mを支持して搬送するクレーン等の
搬送装置において材料Mを支持するアーム又は爪部材等
が入り易いように設けられている。
持ローラ19は、前記切断機13に対して送材作用を行
なうべく、適宜に設けた送材用モータ(図示省略)に適
宜に連結されている。また、例えば各支持ローラ19の
間隔は、例えば材料Mを支持して搬送するクレーン等の
搬送装置において材料Mを支持するアーム又は爪部材等
が入り易いように設けられている。
【0016】前記各立体棚3の各収納棚9および前記送
材ローラコンベア15に対する材料Mの搬出入を行なう
ために、材料貯蔵装置1には材料搬送装置23が設けら
れている。
材ローラコンベア15に対する材料Mの搬出入を行なう
ために、材料貯蔵装置1には材料搬送装置23が設けら
れている。
【0017】上記材料搬送装置23は、前記立体棚3の
長手方向の両側方に設けた左右方向のガイドレール25
に案内されて、複数の立体棚3の並設方向へ移動自在に
設けられている。
長手方向の両側方に設けた左右方向のガイドレール25
に案内されて、複数の立体棚3の並設方向へ移動自在に
設けられている。
【0018】より詳細には、上記ガイドレール25は複
数の支柱27を介して比較的高く設けられており、前記
送材ローラコンベア15によって送材される材料Mはガ
イドレール25の下側を横切って通過するように構成さ
れている。そして、ガイドレール25上には、例えばガ
ントリクレーンのごとき前記材料搬送装置23が移動自
在に支承されているものである。
数の支柱27を介して比較的高く設けられており、前記
送材ローラコンベア15によって送材される材料Mはガ
イドレール25の下側を横切って通過するように構成さ
れている。そして、ガイドレール25上には、例えばガ
ントリクレーンのごとき前記材料搬送装置23が移動自
在に支承されているものである。
【0019】さらに詳細には、前記材料搬送装置23に
おける門形のフレーム29の両側の脚部29Lが車輪3
1を介してガイドレール25に移動自在に案内されてい
るものである。上記両脚部29Lの内側には、上下ガイ
ド部材33がそれぞれ垂直に設けてあり、この上下ガイ
ド部材33には、水平に延伸したリフタービーム35の
両端部が上下動自在に案内されている。
おける門形のフレーム29の両側の脚部29Lが車輪3
1を介してガイドレール25に移動自在に案内されてい
るものである。上記両脚部29Lの内側には、上下ガイ
ド部材33がそれぞれ垂直に設けてあり、この上下ガイ
ド部材33には、水平に延伸したリフタービーム35の
両端部が上下動自在に案内されている。
【0020】上記リフタービーム35の上下動を行なう
ために、門形の前記フレーム29における上部の水平な
梁部29Bには、昇降用モータ37が装着してあり、こ
の昇降用モータ37と前記リフタービーム35は適宜に
連結してある。なお、前記上下ガイド部材33に沿って
リフタービーム35を上下動する機構としては、例えば
リフタービーム35に備えられたナット部材に垂直な螺
子杆を回転自在に螺合し、この螺子杆を前記昇降用モー
タ37によって回転する構成や、或は昇降用モータ37
によって回転されるドラムに掛回したチェン,ワイヤ等
をリフタービーム35に連結する構成など、一般的な種
々の構成を採用し得るものである。
ために、門形の前記フレーム29における上部の水平な
梁部29Bには、昇降用モータ37が装着してあり、こ
の昇降用モータ37と前記リフタービーム35は適宜に
連結してある。なお、前記上下ガイド部材33に沿って
リフタービーム35を上下動する機構としては、例えば
リフタービーム35に備えられたナット部材に垂直な螺
子杆を回転自在に螺合し、この螺子杆を前記昇降用モー
タ37によって回転する構成や、或は昇降用モータ37
によって回転されるドラムに掛回したチェン,ワイヤ等
をリフタービーム35に連結する構成など、一般的な種
々の構成を採用し得るものである。
【0021】すなわち、リフタービーム35を上下動す
るための構成は一般的な構成で良いものであるから、前
記昇降用モータ37とリフタービーム35とを連動する
構成についての詳細な説明は省略する。
るための構成は一般的な構成で良いものであるから、前
記昇降用モータ37とリフタービーム35とを連動する
構成についての詳細な説明は省略する。
【0022】前記材料搬送装置23における前記フレー
ム29は、前記立体棚3を跨いだ状態で移動し得るもの
である。このフレーム29を立体棚3に対応して位置決
めした状態において、前記リフタービーム35を上下動
することにより、リフタービーム35は、立体棚3にお
ける上下の各収納棚9に対応し得るものである。
ム29は、前記立体棚3を跨いだ状態で移動し得るもの
である。このフレーム29を立体棚3に対応して位置決
めした状態において、前記リフタービーム35を上下動
することにより、リフタービーム35は、立体棚3にお
ける上下の各収納棚9に対応し得るものである。
【0023】したがって、立体棚3の各収納棚9に対し
て材料Mの搬出入を行なうべく、前記リフタービーム3
5には、材料Mを支持する複数のリフターアーム73が
設けられている。前記立体棚3における支柱5の両側の
各収納棚9に対して材料Mの搬出入を行ない得るよう
に、本実施例においては、前記リフターアーム73はリ
フタービーム35の長手方向から、この長手方向に対し
直交する左右方向の両方向まで回動自在に設けてある。
て材料Mの搬出入を行なうべく、前記リフタービーム3
5には、材料Mを支持する複数のリフターアーム73が
設けられている。前記立体棚3における支柱5の両側の
各収納棚9に対して材料Mの搬出入を行ない得るよう
に、本実施例においては、前記リフターアーム73はリ
フタービーム35の長手方向から、この長手方向に対し
直交する左右方向の両方向まで回動自在に設けてある。
【0024】また、リフターアーム73は複数のグルー
プに分けてあり、各グループは個別に左右方向へ回動で
きるように構成してある。
プに分けてあり、各グループは個別に左右方向へ回動で
きるように構成してある。
【0025】前記材料搬送装置23により前記立体棚3
の各収納棚9へ材料Mを搬送して収納するに先立って、
材料Mを1時的に保持する材料載置台41が前記立体棚
3の側方位置に並列に配置してある。
の各収納棚9へ材料Mを搬送して収納するに先立って、
材料Mを1時的に保持する材料載置台41が前記立体棚
3の側方位置に並列に配置してある。
【0026】上記材料載置台41は、例えばクレーンや
フォークリフト等の運搬機によって搬送された材料Mを
載置支持するもので、複数の支柱43に水平に支持され
た複数の支持ビーム45を備えている。上記支持ビーム
45には、材料Mを支持する材料載置部を凹形状に形成
した板状の複数の材料支持部材47が適宜間隔に取付け
てある。
フォークリフト等の運搬機によって搬送された材料Mを
載置支持するもので、複数の支柱43に水平に支持され
た複数の支持ビーム45を備えている。上記支持ビーム
45には、材料Mを支持する材料載置部を凹形状に形成
した板状の複数の材料支持部材47が適宜間隔に取付け
てある。
【0027】上記複数の材料支持部材47の材料載置部
上に載置される材料Mの先端部の位置決めを行なうため
に、前記材料載置台41には、材料Mの端部の位置決め
用ストッパ49が設けられている。
上に載置される材料Mの先端部の位置決めを行なうため
に、前記材料載置台41には、材料Mの端部の位置決め
用ストッパ49が設けられている。
【0028】前記支持ビーム45にはガイドレール51
が水平に設けてあると共にラック53が水平に設けてあ
る。そして、上記ガイドレール51には、前記支持ビー
ム45の間に位置するキャリッジ55が移動自在に支承
されている。このキャリッジ55には図示を省略したが
走行用モータが装着してあると共に、前記ラック53に
噛合したピニオンギア(図示省略)を備えた回転軸(図
示省略)が回転自在に支承されている。そして、上記走
行用モータと回転軸は、例えばチェン,ベルト等のごと
き適宜の連動機構を介して連動連結してある。
が水平に設けてあると共にラック53が水平に設けてあ
る。そして、上記ガイドレール51には、前記支持ビー
ム45の間に位置するキャリッジ55が移動自在に支承
されている。このキャリッジ55には図示を省略したが
走行用モータが装着してあると共に、前記ラック53に
噛合したピニオンギア(図示省略)を備えた回転軸(図
示省略)が回転自在に支承されている。そして、上記走
行用モータと回転軸は、例えばチェン,ベルト等のごと
き適宜の連動機構を介して連動連結してある。
【0029】したがって、前記ストッパ49を材料支持
部材47より下降せしめた状態において走行用モータを
駆動することにより、キャリッジ55をガイドレール5
1に沿って任意の位置へ移動することができる。上述の
ごとくキャリッジ55を任意の位置へ移動した後、スト
ッパ49を材料支持部材47の間から突出することがで
き、任意の位置で材料Mの端部の位置決めを行なうこと
ができるものである。
部材47より下降せしめた状態において走行用モータを
駆動することにより、キャリッジ55をガイドレール5
1に沿って任意の位置へ移動することができる。上述の
ごとくキャリッジ55を任意の位置へ移動した後、スト
ッパ49を材料支持部材47の間から突出することがで
き、任意の位置で材料Mの端部の位置決めを行なうこと
ができるものである。
【0030】上記構成により、リフタービーム35はY
軸方向(左右方向)へ移動されて収納棚9の左収納棚と
右収納棚の間に位置決めされる。さらに、リフタービー
ム35が上下ガイド部材33に案内されてZ軸方向(上
下方向)へ移動されて、複数段からなる収納棚9におけ
る所望収納棚の位置に位置決めされることになる。
軸方向(左右方向)へ移動されて収納棚9の左収納棚と
右収納棚の間に位置決めされる。さらに、リフタービー
ム35が上下ガイド部材33に案内されてZ軸方向(上
下方向)へ移動されて、複数段からなる収納棚9におけ
る所望収納棚の位置に位置決めされることになる。
【0031】前記リフタービーム35が左収納棚9Lと
右収納棚9Rとの間に位置決めされた状態が図1および
図2に示されている。図1および図2に示されているよ
うに、前記リフタービーム35の上面および左側にはリ
フタービーム35の長手方向であるX軸方向へ延伸した
ガイドレール57,59が設けられている。このガイド
レール57,59に嵌合されかつ案内されてX軸方向へ
移動自在な例えばL字形状のリフターフレーム61が複
数適宜な間隔で設けられている。また、前記リフタービ
ーム35の上面にはX軸方向へ延伸したラック63が設
けられている。
右収納棚9Rとの間に位置決めされた状態が図1および
図2に示されている。図1および図2に示されているよ
うに、前記リフタービーム35の上面および左側にはリ
フタービーム35の長手方向であるX軸方向へ延伸した
ガイドレール57,59が設けられている。このガイド
レール57,59に嵌合されかつ案内されてX軸方向へ
移動自在な例えばL字形状のリフターフレーム61が複
数適宜な間隔で設けられている。また、前記リフタービ
ーム35の上面にはX軸方向へ延伸したラック63が設
けられている。
【0032】前記各リフターフレーム61の前側面には
モータブラケット65を介してサーボモータ67が取付
けられており、このサーボモータ67の出力軸には前記
ラック63に噛合したピニオン69が取付けられてい
る。
モータブラケット65を介してサーボモータ67が取付
けられており、このサーボモータ67の出力軸には前記
ラック63に噛合したピニオン69が取付けられてい
る。
【0033】上記構成により、各サーボモータ67を駆
動せしめると、出力軸を介してピニオン69がラック6
3に沿って回転されることにより、各リフターフレーム
61が独立してX軸方向へ移動されることになる。
動せしめると、出力軸を介してピニオン69がラック6
3に沿って回転されることにより、各リフターフレーム
61が独立してX軸方向へ移動されることになる。
【0034】前記各リフターフレーム61上にはシャフ
ト71を支点として回動自在な前記リフターアーム73
が設けられている。この各リフターアーム73の先端上
には材料支持部材としてのVブロック75が設けられて
いる。
ト71を支点として回動自在な前記リフターアーム73
が設けられている。この各リフターアーム73の先端上
には材料支持部材としてのVブロック75が設けられて
いる。
【0035】前記各リフターアーム73は図3に示され
ているように、リフターアーム回動用のギャードモータ
77が設けられている。このギャードモータ77の出力
軸には駆動スプロケット79が取付けられている。一
方、前記各リフターフレーム61とリフターアーム73
の後端とは前記シャフト71で回動自在に連結されてお
り、リフターフレーム61とリフターアーム73間のシ
ャフト71にはスプロケット81が取付けられている。
ているように、リフターアーム回動用のギャードモータ
77が設けられている。このギャードモータ77の出力
軸には駆動スプロケット79が取付けられている。一
方、前記各リフターフレーム61とリフターアーム73
の後端とは前記シャフト71で回動自在に連結されてお
り、リフターフレーム61とリフターアーム73間のシ
ャフト71にはスプロケット81が取付けられている。
【0036】また、前記リフターアーム73の後端並び
に先端には横溝83,85が形成されており、この横溝
83,85のそれぞれにはシャフト71,87に嵌合さ
れたスプロケット89,91が設けられている。なお、
シャフト87は前記Vブロック75を回動自在に支承し
ている。前記駆動スプロケット79とスプロケット81
およびスプロケット89と91とには、それぞれチェン
93,95が巻回されている。
に先端には横溝83,85が形成されており、この横溝
83,85のそれぞれにはシャフト71,87に嵌合さ
れたスプロケット89,91が設けられている。なお、
シャフト87は前記Vブロック75を回動自在に支承し
ている。前記駆動スプロケット79とスプロケット81
およびスプロケット89と91とには、それぞれチェン
93,95が巻回されている。
【0037】上記構成により、ギャードモータ77を駆
動せしめると、出力軸を介して駆動スプロケット79が
回動される。駆動スプロケット79の回転により、チェ
ン93,スプロケット81およびシャフト71を介して
リフターアーム73が回動されることになる。さらに、
シャフト71の回転によりスプロケット89,チェン9
5,スプロケット91,シャフト87を介してVブロッ
ク75が前記リフターアーム73の回動と同調して回動
されることになる。
動せしめると、出力軸を介して駆動スプロケット79が
回動される。駆動スプロケット79の回転により、チェ
ン93,スプロケット81およびシャフト71を介して
リフターアーム73が回動されることになる。さらに、
シャフト71の回転によりスプロケット89,チェン9
5,スプロケット91,シャフト87を介してVブロッ
ク75が前記リフターアーム73の回動と同調して回動
されることになる。
【0038】前記リフターアーム73の回動制御は、図
4に示されているように、リフターアーム73の回動中
心Oと、これから取出す材料Mの径のセンタとの距離を
xとすると、リフターアーム73の回動角度θは、θ=
sin -1(x/R)(但し、R:回動中心OとVブロック
75の中心Cとの距離)で表わされる。また、材料Mと
直接接触するVブロック75もチェン95で駆動され
て、リフターアーム73の回動角度θに相当する値だけ
同調して回動されるため、Vブロック75は常にX軸方
向へ姿勢を保つ。したがって、収納棚9に複数列に置か
れている材料Mを取出すことができる。
4に示されているように、リフターアーム73の回動中
心Oと、これから取出す材料Mの径のセンタとの距離を
xとすると、リフターアーム73の回動角度θは、θ=
sin -1(x/R)(但し、R:回動中心OとVブロック
75の中心Cとの距離)で表わされる。また、材料Mと
直接接触するVブロック75もチェン95で駆動され
て、リフターアーム73の回動角度θに相当する値だけ
同調して回動されるため、Vブロック75は常にX軸方
向へ姿勢を保つ。したがって、収納棚9に複数列に置か
れている材料Mを取出すことができる。
【0039】以上のことから、図2に示されているよう
に、左,右収納棚9L,9Rの棚深さをl、リフターア
ーム73の移動スペースをLとすれば、l>Lとするこ
とができる。すなわち、lが長くなってもリフターアー
ム73の長さを長くするだけでよく、Lの寸法は変化し
ない。材料Mの最大径をDとすれば、LはDにほぼ等し
くして、Lの寸法を出来るだけ短くすることができる。
に、左,右収納棚9L,9Rの棚深さをl、リフターア
ーム73の移動スペースをLとすれば、l>Lとするこ
とができる。すなわち、lが長くなってもリフターアー
ム73の長さを長くするだけでよく、Lの寸法は変化し
ない。材料Mの最大径をDとすれば、LはDにほぼ等し
くして、Lの寸法を出来るだけ短くすることができる。
【0040】リフターアーム73は図1〜図4において
左収納棚9L側および右収納棚9R側にもそれぞれ回動
できるので、左,右収納棚9L,9Rの複数列上に置か
れている材料Mを自由に取出すことができる。したがっ
て、右収納棚9Rから取出した材料Mをリフターアーム
73の回動によって、左収納棚9Lに移すことが可能の
ため、棚の方向に合わせて乗せ換える必要がない。
左収納棚9L側および右収納棚9R側にもそれぞれ回動
できるので、左,右収納棚9L,9Rの複数列上に置か
れている材料Mを自由に取出すことができる。したがっ
て、右収納棚9Rから取出した材料Mをリフターアーム
73の回動によって、左収納棚9Lに移すことが可能の
ため、棚の方向に合わせて乗せ換える必要がない。
【0041】さらに、各リフターアーム73は各リフタ
ーフレーム61に設けられており、しかも各リフターフ
レーム61が自走式でX軸方向へ独立して移動できるた
め、収納棚9に置かれている各行の材料Mに合わせて位
置決めして取出すことができる。すなわち、複数行の材
料Mを処理することができると共に、端尺材などの短か
い材料Mを収納棚9に複数行乗せることができる。
ーフレーム61に設けられており、しかも各リフターフ
レーム61が自走式でX軸方向へ独立して移動できるた
め、収納棚9に置かれている各行の材料Mに合わせて位
置決めして取出すことができる。すなわち、複数行の材
料Mを処理することができると共に、端尺材などの短か
い材料Mを収納棚9に複数行乗せることができる。
【0042】なお、この発明は、前述した実施例に限定
されることなく、適宜の変更を行なうことにより、その
他の態様で実施し得るものである。
されることなく、適宜の変更を行なうことにより、その
他の態様で実施し得るものである。
【0043】
【発明の効果】以上のごとき実施例の説明より明らかな
ように、請求項1に係る発明においては、リフタービー
ム35に移動自在に支持されたリフターフレーム61の
上面にリフターアーム73が水平に回動自在に設けてあ
り、このリフターアーム73の先端部には方向性が常に
一定に保持される材料支持部材が回転自在に設けてあ
る。そして、一方の立体棚3の右収納棚9R(又は左収
納棚9L)から前記材料支持部材によって材料Mを取出
し前記リフターアーム73の回動によって他方の立体棚
3の左収納棚9L(又は右収納棚9R)へ移動可能に構
成してあるから、立体棚3の各収納棚に対して材料を直
列に又は並列に収納することができると共に、左右の収
納棚間において材料を移動することが容易であり、例え
ば並列に収納した内側の材料の取出しを行うとき、外側
の材料の移し変えを容易に行うことができ、上記内側の
材料の取出しを迅速に能率良く行うことができるもので
ある。
ように、請求項1に係る発明においては、リフタービー
ム35に移動自在に支持されたリフターフレーム61の
上面にリフターアーム73が水平に回動自在に設けてあ
り、このリフターアーム73の先端部には方向性が常に
一定に保持される材料支持部材が回転自在に設けてあ
る。そして、一方の立体棚3の右収納棚9R(又は左収
納棚9L)から前記材料支持部材によって材料Mを取出
し前記リフターアーム73の回動によって他方の立体棚
3の左収納棚9L(又は右収納棚9R)へ移動可能に構
成してあるから、立体棚3の各収納棚に対して材料を直
列に又は並列に収納することができると共に、左右の収
納棚間において材料を移動することが容易であり、例え
ば並列に収納した内側の材料の取出しを行うとき、外側
の材料の移し変えを容易に行うことができ、上記内側の
材料の取出しを迅速に能率良く行うことができるもので
ある。
【0044】請求項2に係る発明においては、リフター
アーム73を備えた複数のリフターフレーム61がリフ
タービーム35に独立して移動自在に支持されているか
ら、材料Mの長さに対応して各リフターアーム73の間
隔を調整して支持することができ、材料を安定支持する
ことができると共に、材料を支持した状態のままリフタ
ービーム35に沿って移動することができ、材料が短く
なったときに並列収納から直列収納に又はその逆に変更
することを容易に行い得るものである。
アーム73を備えた複数のリフターフレーム61がリフ
タービーム35に独立して移動自在に支持されているか
ら、材料Mの長さに対応して各リフターアーム73の間
隔を調整して支持することができ、材料を安定支持する
ことができると共に、材料を支持した状態のままリフタ
ービーム35に沿って移動することができ、材料が短く
なったときに並列収納から直列収納に又はその逆に変更
することを容易に行い得るものである。
【図1】この発明の主要部を示し、リフタービームに設
けられたリフターアームの斜視図である。
けられたリフターアームの斜視図である。
【図2】図1に示したリフタービームが左収納棚と右収
納棚との間に設けられた平面図である。
納棚との間に設けられた平面図である。
【図3】図1におけるIII −III 線に沿った拡大断面図
である。
である。
【図4】リフターアームと材料支持部材とが回動される
回動角制御の説明図である。
回動角制御の説明図である。
【図5】この発明を実施するための一実施例の材料貯蔵
装置の正面図である。
装置の正面図である。
【図6】図5における正面図である。
1 材料貯蔵装置 3 立体棚 5 支柱 9 収納棚 9L 左収納棚 9R 右収納棚 35 リフタービーム 61 リフターフレーム 73 リフターアーム 75 Vブロック(材料支持部材) M 材料
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65G 1/00 - 1/20 B66F 9/07
Claims (2)
- 【請求項1】 材料(M)を収納支持する収納棚(9)
を複数段備えた各立体棚(3)間のスペース内を上下動
自在のリフタービーム(35)に、前記各収納棚(9)
内の材料(M)を支持自在のリフターアーム(73)を
設けてなる材料貯蔵装置のリフティング装置において、
前記リフタービーム(35)に移動自在に支持されたリ
フターフレーム(61)の上面に前記リフターアーム
(73)を水平に回動自在に設け、このリフターアーム
(73)の先端部に設けた材料支持部材の方向性を常に
同一方向に保持するように回転自在に設け、前記一方の
立体棚(3)の右収納棚(9R)又は左収納棚(9L)
から前記材料支持部材によって取出した材料(M)を前
記リフターアーム(73)の回動によって他方の立体棚
(3)の左収納棚(9L)又は右収納棚(9R)へ移動
可能に構成してなることを特徴とする材料貯蔵装置のリ
フティング装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載のリフティング装置にお
いて、リフタービーム(35)には、リフターアーム
(73)を水平に回動自在に支持した複数のリフターフ
レーム(61)が独立して移動自在に支持されているこ
とを特徴とする材料貯蔵装置のリフティング装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03168374A JP3078040B2 (ja) | 1991-07-09 | 1991-07-09 | 材料貯蔵装置のリフティング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03168374A JP3078040B2 (ja) | 1991-07-09 | 1991-07-09 | 材料貯蔵装置のリフティング装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH058810A JPH058810A (ja) | 1993-01-19 |
JP3078040B2 true JP3078040B2 (ja) | 2000-08-21 |
Family
ID=15866915
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03168374A Expired - Fee Related JP3078040B2 (ja) | 1991-07-09 | 1991-07-09 | 材料貯蔵装置のリフティング装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3078040B2 (ja) |
-
1991
- 1991-07-09 JP JP03168374A patent/JP3078040B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH058810A (ja) | 1993-01-19 |
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