JP3077915B2 - 電力計による高調波解析データのグラフ表示方法 - Google Patents

電力計による高調波解析データのグラフ表示方法

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JP3077915B2 JP03138238A JP13823891A JP3077915B2 JP 3077915 B2 JP3077915 B2 JP 3077915B2 JP 03138238 A JP03138238 A JP 03138238A JP 13823891 A JP13823891 A JP 13823891A JP 3077915 B2 JP3077915 B2 JP 3077915B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電力計による高調波
解析データのグラフ表示方法に関する。
【0002】
【従来の技術】電力演算は、電圧と電流との瞬時値を用
いて行なわれており、その際の電力は、V・I・cos θ
+V・I・cos (2ωt−θ)の式により求めることが
でき、このうち、V・I・cos θが有効電力値となる。
【0003】この場合、位相角θが−90°≦θ≦90°の
範囲にあるときは、電力は正の値となり、電源側から負
荷側に電力を供給している状態にあることを示してい
る。また、位相角θが90°≦θ≦270 °(−90°)の範
囲にあるときは、電力は負の値となり、負荷側から電源
側に電力を返送している状態にあることを示している。
【0004】したがって、電力が正の値であるか負の値
であるかの別により、負荷側が電力を消費している状態
にあるのか、あるいは発生している状態にあるのかが判
明することになる。
【0005】ところで、近年、機器が異常音を発した
り、過電流継電器等が誤作動するなどといったような高
調波障害が問題になってきている。
【0006】このような高調波障害の問題については、
高調波の発生源が電源側にあるのか負荷側にあるのかを
知ることが重要であり、その発生源は、さきに述べた理
由により電力の極性の如何を知ることで容易に知ること
ができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、通常、電力
計においては、高調波成分(次数)毎の電力演算は行な
われておらず、全ての次数の高調波成分をトータルした
総合高調波ひずみ率として電力演算されているのが実情
である。
【0008】このため、上記電力計によっては、個々の
高調波成分(次数)を知ることができないため、次数毎
の高調波解析データを得ることができない不便があっ
た。
【0009】また、次数毎の高調波解析データを出力す
る従来手法による場合にあっては、個々の高調波解析デ
ータが対数(log)データに変換された棒グラフとして表
示される場合、通常、正の数値として表示され、その極
性が正であるのか負であるのかを知ることができず、し
たがって、このグラフ図によっては高調波発生源が電源
側にあるのか負荷側にあるのかを分析できない不都合が
あった。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は、従来手法に
みられた上記課題に鑑みてなされたものであり、その構
成上の特徴は、被測定データをアナログ値として取り込
む入力手段と、被測定データをディジタル変換するA/
D変換手段と、変換後のディジタルデータを格納するメ
モリ手段と、このメモリ手段から読み出された被測定デ
ータを高調波解析する高調波解析手段と、この高調波解
析手段を介して解析された高調波解析データをグラフ図
として出力する出力手段と、これらの各構成手段を統括
制御するCPUとを少なくとも備えてなる電力計におい
て、前記高調波解析手段を介して解析された高調波解析
データのうち、高調波発生源が電源側にあることを示す
極性が正のデータについては第一パターンの棒グラフと
して、高調波発生源が負荷側にあることを示す極性が負
データについては前記第一パターンとの識別が可能な
第二パターンの棒グラフとして、高調波の次数毎に各別
に順次出力させることにある。
【0011】
【作用】このため、出力手段に出力される棒グラフのパ
ターンを見分けることで、当該次数の高調波解析データ
の極性が正であるか負であるかを直ちに知ることがで
き、高調波発生源が電源側にあるのか負荷側にあるのか
を容易に分析することができる。
【0012】
【実施例】以下、図面を参酌してこの発明の実施例を説
明する。
【0013】図2は、この発明の実施に供される電力計
の概要を示すものであり、装置本体11は、1〜3チャ
ンネル分の被測定データを端子Tを介してアナログ値と
して各別に取り込むことができる入力手段13と、各チ
ャンネルの被測定データを各別にディジタル変換するた
めのA/D変換手段14と、変換後の各ディジタルデー
タを各別に格納することができるRAMなどからなるメ
モリ手段15と、これらのメモリ手段15から読み出さ
れた被測定データを高調波解析するためのディジタルシ
グナルプロセッサ(DSP)などからなる高調波解析手
段16と、この高調波解析手段16を介して解析された
高調波解析データを出力するための出力手段17と、こ
れらの各構成手段を統括制御するためのCPU12とを
少なくとも備えている。
【0014】なお、この発明における出力手段17に
は、CRTディスプレイやELディスプレイ、プリンタ
などを含むほか、出力データを格納しておくためのVR
AMも含むものとする。
【0015】図1は、図2に示す電力計を用いて実施さ
れるこの発明方法の一実施例としての処理手順を示すフ
ローチャートである。同図によれば、まず、高調波の次
数1〜nに対応して用意される変数kに最初の次数を示
す「1」がセットされ、次いで、この「1」に対応する
高調波解析データ(以下、「analyze (k) 」という)が
正の値(極性)であるか負の値(極性)であるかが判別
される。
【0016】この際、「1」に対応する「analyze (k)
」が正の値(極性)であると判別された場合には、予
め定められている第一パターンの棒グラフ、例えば図3
における太線棒グラフ19として、また、負の値(極
性)であると判別された場合には、前記第一パターンと
の識別が可能に予め定められている第二パターンの棒グ
ラフ、例えば図3における細線棒グラフ20として出力
手段17に出力される。
【0017】なお、この場合における第一パターンの棒
グラフと第二パターンの棒グラフとは、図3に示すパタ
ーン例に限られるものではなく、例えば、第一パターン
を実線の棒グラフとし、第二パターンを破線の棒グラフ
とするなど、要は正の値と負の値とを区別してグラフ上
から読み取ることができるパターンのものであれば適宜
採用することができる。また、図3においては、縦軸が
log 軸である場合を例に棒グラフが示されているが、縦
軸を%軸として同様のパターンでグラフ表示することも
できる。
【0018】さらに、図3における基軸としての横軸を
プラス側に予め桁上げしておき、この横軸を中心にして
その上方に正の値を示す第一パターンの棒グラフを、下
方に負の値を示す第二パターンの棒グラフをそれぞれ表
示することで行なうこともできる。
【0019】かくして、「1」に対応する「analyze
(k) 」の値が第一パターンと第二パターンとにおけるい
ずれかのパターンの棒グラフとして出力手段17に出力
された後は、変数kにさらに「1」がプラスされ、この
「k+1」に対応する次の次数の「analyze (k) 」が正
の値(極性)であるか負の値(極性)であるかが判別さ
れ、以後、変数kが「1」である場合と同様にその処理
が順次繰り返し行なわれる。
【0020】このようにして行なわれる一連の処理は、
変数kが最後の次数を示す「n」であると判別されるま
で繰り返し行なわれ、「n」に対応する「analyze (k)
」の値が第一パターンと第二パターンとにおけるいず
れかのパターンの棒グラフとして主力手段17に出力さ
れた後、当該被測定データの高調波成分についての次数
毎の出力処理を終了する。
【0021】この発明は、上述したようにして構成され
ているので、各チャンネルから取り込まれた被測定デー
タは、高調波解析手段16を介して解析され、しかる
後、これらの高調波解析データのうち、極性が正である
高調波解析データについては第一パターンである太線棒
グラフ19として、また、極性が負である高調波解析デ
ータについては第二パターンである細線棒グラフ20と
して図3に示すようにして出力手段17に出力させるこ
とができる。
【0022】このため、例えば高調波解析次数が49次
まである場合には、図4に示すように次数毎に解析結果
を棒グラフとして出力することができる。
【0023】しかも、この際に出力される各棒グラフ
は、極性が正であることを示す太線と、極性が負である
ことを示す細線との二種類に明確にパターン分けされて
いるので、このパターンの別を目視することで、各次数
毎の高調波解析データの極性が正であるか負であるかを
直ちに知ることができ、高調波発生源が電源側にあるの
か負荷側にあるのか容易に分析することができる。
【0024】
【発明の効果】以上述べたようにこの発明によれば、
調波発生源が電源側にあることを示す極性が正のデータ
については第一パターンの棒グラフとして、高調波発生
源が負荷側にあることを示す極性が負のデータについて
は前記第一パターンとの識別が可能な第二パターンの棒
グラフとして出力手段を介して出力表示することができ
る。したがって、出力手段に出力表示されている各次数
毎の棒グラフのパターンを見分けることにより、個々の
次数の高調波解析データの極性が正であるか負であるか
を直ちに知ることができるので、高調波発生源が電源側
にあるのか負荷側にあるのかを分析して高調波障害の発
生源を容易に知ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明方法の一実施例としての処理手順を示
すフローチャートである。
【図2】この発明方法の実施に供される装置の概要を示
す構成図である。
【図3】この発明方法により得られるグラフ図の基本パ
ターンを示す説明図である。
【図4】この発明方法により得られる一例としてのグラ
フ図である。
【符号の説明】
11 装置本体 12 CPU 13 入力手段 14 A/D変換手段 15 メモリ手段 16 高調波解析手段 17 出力手段 19 太線棒グラフ 20 細線棒グラフ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01R 11/00 - 11/66 G01R 21/00 - 22/04

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被測定データをアナログ値として取り込
    む入力手段と、被測定データをディジタル変換するA/
    D変換手段と、変換後のディジタルデータを格納するメ
    モリ手段と、このメモリ手段から読み出された被測定デ
    ータを高調波解析する高調波解析手段と、この高調波解
    析手段を介して解析された高調波解析データをグラフ図
    として出力する出力手段と、これらの各構成手段を統括
    制御するCPUとを少なくとも備えてなる電力計におい
    て、 前記高調波解析手段を介して解析された高調波解析デー
    タのうち、高調波発生源が電源側にあることを示す極性
    が正のデータについては第一パターンの棒グラフとし
    て、高調波発生源が負荷側にあることを示す極性が負の
    データについては前記第一パターンとの識別が可能な第
    二パターンの棒グラフとして、高調波の次数毎に各別に
    順次出力させることを特徴とする電力計による高調波解
    析データのグラフ表示方法。
JP03138238A 1991-05-14 1991-05-14 電力計による高調波解析データのグラフ表示方法 Expired - Fee Related JP3077915B2 (ja)

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