JP3077404B2 - 液晶表示装置の製造方法 - Google Patents
液晶表示装置の製造方法Info
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Description
法に関する。
ぞれ透明電極が形成された2枚のフィルム基板をシール
材を介して貼り合わせ、シール材の内側における両フィ
ルム基板間に液晶を介在させた構造のものがある。ま
た、このような液晶表示装置には、外部との電気的接続
を図るために、一方のフィルム基板の端部を他方のフィ
ルム基板から突出させ、この突出部分に接続端子を設け
たものと、2枚のフィルム基板の端部をそれぞれ対向す
るフィルム基板から突出させ、これらの突出部分に接続
端子を設けたものとがある。
方法の1つとして、各フィルム基板を複数枚ずつ形成す
るための長尺状または比較的大きいシート状の2枚のベ
ースフィルムを用意し、透明電極形成工程やシール材形
成工程等の所定の前工程を経た後、2枚のベースフィル
ムを貼り合わせ、液晶注入工程後にまたは液晶注入工程
前に、貼り合わせた2枚のベースフィルムをカッタ等に
よって切断し、これにより複数個の液晶表示装置を製造
する方法がある。
このような液晶表示装置の製造方法では、貼り合わせた
2枚のベースフィルムのうち片方のみをカッタ等によっ
て切断する必要があるが、この切断作業が非常に困難で
あるという問題があった。すなわち、最終製品としての
液晶表示装置の2枚のフィルム基板の少なくとも一方の
フィルム基板の端部を他方のフィルム基板から突出さ
せ、この突出部分に接続端子を設けているので、貼り合
わせた2枚のベースフィルムの切断箇所が部分的に互い
に一致しないことになる。しかも、ベースフィルムはポ
リエチレンテレフタレート(PET)やポリエーテルサ
ルフォン(PES)等の樹脂からなる薄いフィルムによ
って形成されており、また切断作業においては十分な加
工精度が得られないので、貼り合わせた2枚のベースフ
ィルムの一方のみを切断するのは非常に困難である。こ
の結果、貼り合わせた2枚のベースフィルムの片方のみ
を切断する際に、別の片方のベースフィルムの接続端子
が設けられた部分に切り込みを入れ、同部分の接続端子
を傷付けたり完全に切断してしまうことがあり、歩留低
下の一要因になっているという問題があった。この発明
の目的は、接続端子が設けられた部分に切り込みが入ら
ないようにすることのできる液晶表示装置の製造方法を
提供することにある。
面にそれぞれ透明電極が形成された2枚のフィルム基板
を貼り合わせかつこれら2枚のフィルム基板の間に液晶
を介在させるとともに、前記2枚のフィルム基板のうち
少なくとも一方のフィルム基板の端部を他方のフィルム
基板から突出させ、この突出部分に接続端子が設けられ
た液晶表示装置を製造するに際し、前記一方のフィルム
基板を複数枚形成するための一方のベースフィルムと、
前記他方のフィルム基板を複数枚形成するための他方の
ベースフィルムとを用意し、前記一方のベースフィルム
に、前記一方のフィルム基板に対応した接続端子を複数
組設け、前記他方のベースフィルムの前記一方のベース
フィルムの前記複数組の接続端子と対応する部分にスリ
ットを形成し、前記一方のベースフィルムと前記他方の
ベースフィルムとを開口部を液晶注入口とするシール材
により貼り合わせた後、前記両ベースフィルムを前記液
晶注入口の配列に沿って切断した後、前記液晶注入口を
介して液晶を注入し、封止した後、前記両ベースフィル
ムを前記スリットと接するように切断することにより、
前記液晶表示装置を複数個製造するようにしたものであ
る。したことを特徴とするものである。
リットを介して一方のベースフィルムの接続端子が設け
られた部分を露出させた状態で2枚のベースフィルムを
貼り合わせ、スリットを介して露出した接続端子を避け
て、貼り合わせた両ベースフィルムをスリットと接する
ように切断すると、接続端子が設けられた部分をスリッ
トに相当する分だけ突出させることができ、しかも接続
端子が設けられた部分に切り込みが入らないようにする
ことができる。
3を参照しながら説明するに、一方の(リア側)フィル
ム基板の端部を他方の(フロント側)フィルム基板から
突出させ、この突出部分に接続端子を設けた液晶表示装
置を製造する場合について説明する。まず、リア側フィ
ルム基板を複数枚形成するための図1に示すようなリア
側ベースフィルム1と、フロント側フィルム基板を複数
枚形成するための図2に示すようなフロント側ベースフ
ィルム2とを用意する。ベースフィルム1、2はPET
やPES等の樹脂からなる薄いフィルムによって長尺状
(または比較的大きいシート状)に形成され、その各幅
方向両端部にはスプロケットホール3、4が形成されて
いる。
よび長手方向の1つおきのスプロケットホール3に対応
する部分を除く残りの部分は、フィルム基板形成領域1
1となっている。フィルム基板形成領域11の上面に
は、リア側ベースフィルム1の幅方向に6つ、長手方向
に3つの合計18のシール材12が印刷により形成され
ている。シール材12の図1における左側には液晶注入
口13が設けられている。なお、シール材12を形成す
る前に、フィルム基板形成領域11の上面には、図3
(B)に示すように、ITO等からなるリア側用の透明
電極14がパターン形成され、その上面には配向膜15
が形成されかつ所定の配向処理が施されている。また、
シール材12の図3(B)における右側の部分(図1に
おける上側の部分)におけるフィルム基板形成領域11
の上面には接続端子16がパターン形成されている。
向の所定の6個所、つまりリア側ベースフィルム1の接
続端子16が設けられた部分と対応する部分には、パン
チングにより、スリット21がリア側ベースフィルム1
のフィルム基板形成領域11の長手方向いっぱいに延び
て形成されている。なお、スリット21を形成する前に
または形成した後に、フロント側ベースフィルム2の下
面には、図3(B)に示すように、ITO等からなるフ
ロント側用の透明電極22がパターン形成され、その下
面には配向膜23が形成されかつ所定の配向処理が施さ
れている。また、フロント側ベースフィルム2の下面の
各所定の個所には、フロント側ベースフィルム2とリア
側ベースフィルム1とを電気的に接続するためのクロス
材(図示せず)が印刷により形成されている。
1およびフロント側ベースフィルム2を用意した後、必
要に応じて、リア側ベースフィルム1のシール材12の
内部にスペーサ(図示せず)をスプレー等を用いて散布
する。次に、図3(A)、(B)に示すように、フロン
ト側ベースフィルム2のスリット21を介してリア側ベ
ースフィルム1の接続端子16が設けられた部分を露出
させた状態で、リア側ベースフィルム1とフロント側ベ
ースフィルム2とをシール材12を介して貼り合わせ
る。次に、図3(A)において一点鎖線で示すように、
貼り合わせた両ベースフィルム1、2を図示しないカッ
タ等によって切断する。すなわち、両ベースフィルム
1、2の幅方向への切断は液晶注入口13の配列に沿っ
て行ない、長手方向への切断はスリット21の図3
(A)における上側の縁部21aに沿って行なうと、ス
リット21を介して露出した接続端子16を避けて、貼
り合わせた両ベースフィルム1、2をスリット21と接
するように切断し、接続端子16が設けられた部分をス
リット21に相当する分だけ突出させることができる。
したがって、接続端子16が設けられた部分に切り込み
が入らないようにすることができ、同部分の接続端子1
6を傷付けたり完全に切断したりすることがなく、歩留
を向上することができる。これにより、液晶表示装置を
構成するセルが複数個得られ、かつ液晶注入口13が側
面に露出している。そこで、液晶注入口13を介して液
晶(図示せず)を注入し、次いで液晶注入口13に樹脂
(図示せず)を塗布して封止すると、リア側フィルム基
板の端部がフロント側フィルム基板から突出し、この突
出部分に接続端子16を設けた液晶表示装置が製造され
ることになる。
ースフィルム1、2を図3(A)において一点鎖線で示
すように切断し、各切断片の液晶注入口13を介して液
晶を注入しているが、これに限定されるものではない。
例えば、貼り合わせた両ベースフィルム1、2を液晶注
入口13の配列に沿って幅方向にのみ切断し、この状態
で各切断片の液晶注入口13を介して液晶を注入し、次
いで液晶注入口13を封止し、この後各切断片をスリッ
ト21の図3(A)における上側の縁部21aに沿って
切断するようにしてもよい。このようにすると、液晶注
入および液晶注入口封止を効率よく行なうことができ
る。また、両ベースフィルム1、2を貼り合わせる前
に、シール材12の内部に液晶を印刷するようにしても
よい。
3(A)における上側の部分におけるリア側ベースフィ
ルム1の上面に接続端子16をパターン形成し、この接
続端子16が設けられた部分に対応させてフロント側ベ
ースフィルム2の幅方向の所定の6個所にスリット21
を形成しているが、これに限定されるものではない。例
えば、図4に示すように、シール材12の右側の部分に
おけるリア側ベースフィルム1の上面に接続端子(図示
せず)をパターン形成し、この接続端子が設けられた部
分に対応させてフロント側ベースフィルム2の長手方向
の所定の3個所にスリット21を形成し、一点鎖線で示
す箇所で切断するようにしてもよい。
および図6を参照しながら説明するに、2枚のフィルム
基板の端部をそれぞれ対向するフィルム基板から突出さ
せ、これらの突出部分に接続端子を設けた液晶表示装置
を製造する場合について説明する。なお、これらの図に
おいて、図1〜図3と同一名称部分には同一の符号を付
し、その説明を適宜省略する。この場合、シール材12
の図6(B)における右側の部分(図6(A)における
右側の部分)におけるフロント側ベースフィルム2の下
面には接続端子31がパターン形成されている。一方、
図5のようにリア側ベースフィルム1の長手方向の所定
の3個所、つまりフロント側ベースフィルム2の接続端
子31の部分と対応する部分には、パンチングにより、
スリット32が形成されている。したがって、貼り合わ
せた後、スリット21の図6(A)における上側の縁部
21aに沿って切断するとともに、スリット32の図6
(A)における右側の縁部32aに沿って(すなわち、
液晶注入口13の配列に沿って)切断すると、2枚のフ
ィルム基板の端部をそれぞれ対向するフィルム基板から
突出させ、これらの突出部分に接続端子を設けた液晶表
示装置が製造されることになる。
ば、貼り合わせた両ベースフィルムをスリットと接する
ように切断すると、接続端子が設けられた部分に切り込
みが入らないようにすることができるので、同部分の接
続端子を傷付けたり完全に切断したりすることがなく、
したがって歩留を向上することができる。
ィルムの一部の平面図。
の一部の平面図。
貼り合わせた状態の一部の平面図、(B)はそのX−X
線に沿う断面図。
3(A)同様の平面図。
フィルムの一部の平面図。
貼り合わせた状態の一部の平面図、(B)はそのY−Y
線に沿う断面図。
Claims (1)
- 【請求項1】相対向する面にそれぞれ透明電極が形成さ
れた2枚のフィルム基板を貼り合わせかつこれら2枚の
フィルム基板の間に液晶を介在させるとともに、前記2
枚のフィルム基板のうち少なくとも一方のフィルム基板
の端部を他方のフィルム基板から突出させ、この突出部
分に接続端子が設けられた液晶表示装置を製造するに際
し、前記一方のフィルム基板を複数枚形成するための一
方のベースフィルムと、前記他方のフィルム基板を複数
枚形成するための他方のベースフィルムとを用意し、前
記一方のベースフィルムに、前記一方のフィルム基板に
対応した接続端子を複数組設け、前記他方のベースフィ
ルムの前記一方のベースフィルムの前記複数組の接続端
子と対応する部分にスリットを形成し、前記一方のベー
スフィルムと前記他方のベースフィルムとを開口部を液
晶注入口とするシール材により貼り合わせた後、前記両
ベースフィルムを前記液晶注入口の配列に沿って切断し
た後、前記液晶注入口を介して液晶を注入し、封止した
後、前記両ベースフィルムを前記スリットと接するよう
に切断することにより、前記液晶表示装置を複数個製造
する、 ことを特徴とする液晶表示装置の製造方法。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP04210788A JP3077404B2 (ja) | 1992-07-15 | 1992-07-15 | 液晶表示装置の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04210788A JP3077404B2 (ja) | 1992-07-15 | 1992-07-15 | 液晶表示装置の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0634956A JPH0634956A (ja) | 1994-02-10 |
JP3077404B2 true JP3077404B2 (ja) | 2000-08-14 |
Family
ID=16595143
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04210788A Expired - Fee Related JP3077404B2 (ja) | 1992-07-15 | 1992-07-15 | 液晶表示装置の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3077404B2 (ja) |
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1992
- 1992-07-15 JP JP04210788A patent/JP3077404B2/ja not_active Expired - Fee Related
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