JP3077178U - 溶接クライマーの安全装置 - Google Patents

溶接クライマーの安全装置

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JP3077178U
JP3077178U JP2000007587U JP2000007587U JP3077178U JP 3077178 U JP3077178 U JP 3077178U JP 2000007587 U JP2000007587 U JP 2000007587U JP 2000007587 U JP2000007587 U JP 2000007587U JP 3077178 U JP3077178 U JP 3077178U
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climber
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JP2000007587U
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武志 久保田
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Shin Kurushima Dockyard Co Ltd
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Shin Kurushima Dockyard Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 立ち上がり隅肉溶接を手動で行う場合、足場
を仮設して行うのであるが、溶接姿勢が悪いため、溶け
込みの不安定、アークの不安定および多量のスパッタの
発生など、また、足場上に送給機、ワイヤ、トーチケー
ブル、シールドガスホースおよびトーチなどが必要であ
り、滑車装置により、吊り上げ、順次、ステージ上に引
き込むなど、段取りに時間を要していた。 【解決手段】 立ち上がり隅肉溶接であるが、単純な直
線溶接であり、溶接電流、アーク電圧、ワイヤの送給量
およびシールドガスの調整を行えば、ビードの均一な高
品質の溶接が行えることに鑑み、溶接クライマー1を使
用するにあたり、溶接品質の向上、人員の削減、また、
吊下げ器13を使用するなど、溶接クライマー1の落下
防止策を講じ、安全面を図ろうとするものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、船体などの壁面のやや単純構造である立ち上がり一直線の隅肉溶接 に関する溶接治具および安全装置に係るものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の技術を図4で示すように、縦通隔壁CLに横置隔壁CTを隅肉溶接する場 合、高さは十数メートルあり、仮設の足場30をクレーンで吊り、交差する部位 の一角に設けられていた。
【0003】 作業員は、下方から順次、ステージ31,32、…に乗り、炭酸ガスアーク溶 接またはアーク溶接により、立ち上がりアーク溶接をしていた。
【0004】 炭酸ガスアーク溶接をする場合には、作業する近傍、足場上に送給機40、ワ イヤおよびトーチケーブル、さらに、シールドガスが必要であり、それらを作動 させる電源ケーブルを必要とし、滑車装置41により吊り、夫々の足場上に引き 込んでいた。
【0005】 送給機とは、炭酸ガスアーク溶接を行う場合、トーチに一定量のワイヤ(溶材 )をトーチケーブルを介して送り込むため、ワイヤの折れ曲がり防止のため、ト ーチの近傍になければならない。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
従来の技術で述べたように、立ち上がり隅肉溶接を手動で行う場合、足場を仮設 して行うのであるが、溶接姿勢が悪いため、溶け込みの不安定、アークの不安定 および多量のスパッタの発生などの問題点を有していた。
【0007】 また、足場上に送給機、ワイヤ、トーチケーブル、シールドガスホースおよびト ーチなどが必要であり、滑車装置により、吊り上げ、順次、ステージ上に引き込 むなど、段取りに時間を要していた。
【0008】 この考案は、従来の技術の有するこのような不十分な点に鑑みてなされたもので あり、その目的とするところは、立ち上がり隅肉溶接であるが、単純な直線溶接 であり、溶接電流、アーク電圧、ワイヤの送給量およびシールドガスの調整を行 えば、ビードの均一な高品質の溶接が行えることに鑑み、溶接クライマーを使用 するにあたり、溶接品質の向上、人員の削減、または、溶接クライマーの落下防 止策を講じ、安全面を図ろうとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、この考案は、 縦通隔壁と横置隔壁が交差する部位 を立上がりの隅肉溶接を行うに際し、トーチを移動させるクライマーとワイヤを 送給する送給機において、該クライマーには、吊下げ金具が設けられており、縦 通隔壁の所定の位置にネジ止めフックが設けられ、遠心ストッパー付の吊下げ器 が係止され、該吊下げ器には、所定のロープが巻装されており、該ロープの端部 は、該吊下げ金具に枢着され、吊下げ器に巻装されているロープは、いつも巻き 取ろうとする小さな力が働き、大きな力または急に引っ張ろうとすると遠心スト ッパーが働き、ロープは、一定の長さより繰り出さないものである。
【0010】 クライマー1には、コントロールボックスが搭載されており、母材により異な るビード量の制御、クライマーの移動量の制御、ワイヤの供給量の制御、異常停 止および送給機の巻上ウインチの制御が行えるようになっており、クライマーの 移動量に合わせて巻き上げられるものである。
【0011】
【考案の実施の形態】
この考案は、縦通隔壁と横置隔壁が交差する部位を立上がり隅肉溶接を行う機具 および安全装具に関するものである。自動溶接を行うために、クライマーと送給 機で概ね構成されており、クライマーは電気駆動の車輪により、本体を電磁石に より鋼板に吸引された状態で該車輪により垂直の鋼板を登るようになっており、 所定の角度でトーチを搭載している。また、送給機には、ワイヤリールにワイヤ (溶材)が搭載されており、ワイヤを始め、シールドガスおよびアーク電圧は送 給機を経由してクライマーに送っている。
【0012】 まず、自動溶接を行うために、クライマーと称する機具と送給機を用いるので あるが、クライマーの移動量に合わせて、送給機が追従する巻上ウインチを設け ている。
【0013】 クライマーは、自走するのであるが、縦通隔壁に施されている溶接シームによ る万一の離脱またはトラブルよるクライマーの落下防止のため、遠心ストッパー 付き吊下げ器を用いて落下防止対策を施している。
【0014】
【実施例】
この考案の技術を図1、図2および図3で示すように、縦通隔壁CLと横置隔壁 CTが交差する部位において、立上がりの隅肉溶接を行うに際し、トーチ4を移 動させるクライマー1と称する機具、ワイヤ5を送給する送給機6、アーク電圧 を供給する溶接電流器(図番なし)およびシールガス(炭酸ガス)を供給するガ スボンベ(図番なし)を必要とする。
【0015】 クライマー1とは、溶接用のトーチ4を溶接母材と一定角度で設置し、電動駆 動の車輪2を有し、本体腹部には、電磁石3を有し、垂直の鋼板に吸引された状 態で車輪2の駆動により移動するものであり、また、片側面にはアームが二本張 り出しており、該アーム先端には案内用のガイドローラ7が設けられている。
【0016】 ワイヤ5、アーク電圧およびシールドガスがトーチケーブル8を介して送給機 6からクライマー1の該トーチ4に送られるようになっている。
【0017】 送給機6にワイヤ5はリール方式でセットされ、アーク電圧は溶接電流器から 変換されて送り込まれ、シールドガスは炭酸ガスボンベから配管され送り込まれ 、ワイヤ5、アーク電圧およびシールドガスは一体化され、トーチケーブル8で トーチ4先端まで送られるようになっている。
【0018】 また、クライマー1には、コントロールボックス9が搭載されており、母材に より異なるビード10量の制御、クライマー1の移動量(上昇量)の制御、ワイ ヤ5の供給量の制御、異常停止および送給機6の巻上ウインチの制御が行えるよ うになっている。
【0019】 送給機6には、巻上ウインチ11が設けられており、クライマー1の移動量に 合わせて巻き上げられるようになっており、巻上ウインチ11のワイヤ端は縦通 隔壁CLのネジ止めフック12に係止されている。
【0020】 クライマー1には、吊下げ金具12が設けられており、縦通隔壁CLの所定の 位置にネジ止めフック13が設けられ、遠心ストッパー付の吊下げ器13が係止 され、該吊下げ器には、所定のロープ14が巻装されており、該ロープ14の端 部は、該吊下げ金具12に枢着されている。
【0021】 吊下げ器13に巻装されているロープ14は、弾性物等によりいつも巻き取ろ うとする小さな力が働き、大きな力または急に引っ張ろうとすると遠心ストッパ ーが働き、ロープ14は、一定の長さより繰り出さないようになっている。
【0022】
【考案の効果】
この考案は、上述のとおり構成されているので、次に記載する効果を奏する。こ の考案は、立ち上がり隅肉溶接に溶接クライマーを使用するにあたり、遠心スト ッパー付の吊下げ器を用いることにより、溶接クライマーの落下防止し、人員の 安全面、人員の削減および溶接クライマー保護を図ろうとするものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の縦通隔壁を上昇するクライマーおよ
び送給機を平面的に略示したものである。
【図2】この考案の縦通隔壁を上昇するクライマーを側
面的に略示したものである。
【図3】この考案の縦通隔壁を上昇する送給機を側面的
に略示したものである。
【図4】従来の施工方法を斜視図で略示したものであ
る。
【符号の説明】
1 クライマー 2 車輪 3 電磁石 4 トーチ 5 ワイヤ 6 送給機 7 ガイドローラ 8 トーチケーブル 9 コントロールボックス 10 ビード 11 巻上ウインチ 12 吊下げ金具 13 吊下げ器 14 ロープ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縦通隔壁と横置隔壁が交差する部位を立
    上がりの隅肉溶接を行うに際し、トーチを移動させるク
    ライマーとワイヤを送給する送給機において、該クライ
    マーには、吊下げ金具が設けられており、縦通隔壁の所
    定の位置にネジ止めフックが設けられ、遠心ストッパー
    付の吊下げ器が係止され、該吊下げ器には、所定のロー
    プが巻装されており、該ロープの端部は、該吊下げ金具
    に枢着され、吊下げ器に巻装されているロープは、いつ
    も巻き取ろうとする小さな力が働き、大きな力または急
    に引っ張ろうとすると遠心ストッパーが働き、ロープ
    は、一定の長さより繰り出さないことを特徴とする溶接
    クライマーの安全装置。
  2. 【請求項2】 クライマー1には、コントロールボック
    スが搭載されており、母材により異なるビード量の制
    御、クライマーの移動量の制御、ワイヤの供給量の制
    御、異常停止および送給機の巻上ウインチの制御が行え
    るようになっており、クライマーの移動量に合わせて巻
    き上げられる請求項1記載の溶接クライマーの安全装
    置。
JP2000007587U 2000-10-23 2000-10-23 溶接クライマーの安全装置 Expired - Lifetime JP3077178U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012172363A (ja) * 2011-02-21 2012-09-10 Towani:Kk 解体機

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