JP3077135B2 - 吐出容器 - Google Patents
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Description
プの吐出容器であって、可撓性容器に収容されたクリー
ム状又はゲル状の二剤を同時に吐出させることを可能と
する吐出容器に関する。
ば、酸化染料を含有する第1剤と、過酸化水素等の酸化
剤を含有する第2剤とからなる二剤形式の染毛剤が知ら
れている。また、ヘアブリーチとして、アルカリ剤を含
有する第1剤と過酸化水素を含有する第2剤とからなる
二剤形式のものが知られている。染毛剤やヘアブリーチ
等の毛髪化粧料の他に、歯磨剤にも炭酸カルシウムなど
の研磨洗浄効果を有する第1剤と過酸化水素を含有する
ことにより漂白効果を有する第2剤とからなる二剤形式
のものが知られている。
性の点から第1剤と第2剤とが、それぞれプラスチック
チューブ容器や、金属薄とプラスチックシートとの積層
シートからなるチューブ容器等の可撓性容器に別個に収
容され、使用時に第1剤と第2剤とがそれぞれ吐出さ
れ、混合されている。
に第1剤と第2剤とをそれぞれ可撓性容器からしぼり出
し、それらを混合するのは繁雑であるという問題があっ
た。
しようとするものであり、染毛剤その他の二剤形式の化
粧品を使用時に簡便に同時に吐出させ、二剤形式の化粧
品の使用上の利便性を向上させることを目的としてい
る。
を達成するためには、第1剤と第2剤のように互いに異
なるクリーム状物又はゲル状物をそれぞれ収容した複数
の可撓性容器を併置させ、それらを特定の押圧部材を用
いて同時に押圧することにより、それぞれの可撓性容器
の内容物を同時に吐出させる吐出容器を使用することが
有効であることを見出し、本発明を完成させるに至っ
た。
出容器であって、互いに異なるクリーム状物又はゲル状
物をそれぞれ収容した複数の可撓性容器を、それら可撓
性容器の口部が上方に向くように鉛直に保持し、併置す
る保持容器、各可撓性容器に収容されたクリーム状物又
はゲル状物を同時に吐出させる1個又は複数個の吐出
孔、及び保持容器に併置させた複数の可撓性容器を押圧
し、可撓性容器に収容されていたクリーム状物又はゲル
状物を前記吐出孔から同時に吐出させる押圧部材を有し
てなり、該押圧部材が少なくとも一対のローラ状押圧部
材からなり、該ローラ状押圧部材が、保持容器に保持さ
れた可撓性容器の下方に位置し、保持容器がローラ状押
圧部材の方へ押し下げられた場合に該保持容器に保持さ
れていた可撓性容器が一対のローラ状押圧部材の間隙に
挿入されて押圧され、ローラ状押圧部材が、相対的に可
撓性容器の口部方向へ移動するようにしたことを特徴と
する吐出容器を提供する。
性容器に収容されていた内容物を吐出させる吐出容器の
基本的な態様として、非エアゾールタイプの吐出容器で
あって、互いに異なるクリーム状物又はゲル状物をそれ
ぞれ収容した複数の可撓性容器を、それら可撓性容器の
口部が上方に向くように鉛直に保持し、併置する保持容
器、各可撓性容器に収容されたクリーム状物又はゲル状
物を同時に吐出させる1個又は複数個の吐出孔、及び保
持容器に併置させた複数の可撓性容器を押圧し、可撓性
容器に収容されていたクリーム状物又はゲル状物を前記
吐出孔から同時に吐出させる押圧部材を有してなり、該
押圧部材が、保持容器内を鉛直方向に起立している捩子
状軸部材に螺着された円板状押圧部材からなり、該捩子
状軸部材をその軸方向を中心として回転させることによ
り、円板状押圧部材がその側壁で可撓性容器を保持容器
の内壁へ押圧しつつ可撓性容器の下端から上方に移動す
るようにしたことを特徴とする吐出容器を提供する。
に基づいて説明する。なお、各図中、同一符号は同一又
は同等の構成要素を表している。
ム状物又はゲル状物をそれぞれ収容した複数の可撓性容
器を保持容器により併置させ、それら可撓性容器を押圧
することによりそれぞれの可撓性容器の内容物を同時に
吐出させるものである。ここで、可撓性容器を押圧する
具体的態様としては、種々の態様が含まれる。
は、可撓性容器をその口部が上方に向くように鉛直に保
持し、その口部と反対側の端部において、ローラ状押圧
部材を用いて、可撓性容器の胴部を横断するように線状
ないし帯状に押圧し、その線状ないし帯状の押圧部分を
可撓性容器の口部方向へ相対的に摺動させることにより
可撓性容器の内容物を押し出す態様や、円板状押圧部材
で可撓性容器を保持容器の内壁へ押圧する態様等が含ま
れる。図1は、このような押圧態様で可撓性容器に収容
されていた内容物を吐出させる本発明の吐出容器の一つ
の態様の概略説明図であり、同図(a)は鉛直方向の概
略断面図、同図(b)はその水平方向のA−A断面図、
同図(c)は上面図である。
ーブ状(筒状)あるいはパウチ状(一枚もしくは2枚の
シートを接着して得られる平たい袋状)の可撓性容器2
a、2bを、それらの口部2x、2yが上方に向くよう
に鉛直に併置させる保持容器3と、保持容器3の下方に
位置して保持容器3を起立状態に支持する底部容器4
と、吐出孔5を備えた蓋体6とからなっている。
の口部2x、2yのそれぞれに嵌着する嵌着孔7a、7
bが形成されており、この嵌着孔7a、7bは、蓋体6
に設けられている吐出孔5と吐出路8で連通している。
状押圧部材9a、9bと第2の一対のローラ状押圧部材
10a、10bとが設けられている。ここで、第1の一
対のローラ状押圧部材9a、9bは、保持容器3内に併
置させた可撓性容器2a、2bを挟持し、強く押圧する
ようになっており、第2の一対のローラ状押圧部材10
a、10bは第1の一対のローラ状押圧部材9a、9b
よりも緩く可撓性容器2a、2bを押圧するようになっ
ている。
a、2bの間に仕切り板11が装着され、この仕切り板
11を鉛直に保持し、かつ2つの可撓性容器2a、2b
を鉛直方向に上下移動させることができるように、底部
容器4には仕切り板11のガイド12が設けられてい
る。仕切り板11としては、例えば、厚さ1〜3mmの
ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン等の樹
脂製板あるいはアルミニウム等の金属板を使用すること
ができる。
材9a、9b、10a、10bとの間には押圧用シート
13a、13bが装着されている。押圧用シート13
a、13bとしては、例えば、厚さ0.5〜3mm程度
のポリエチレン製シートを好ましく使用することができ
る。また、押圧用シート13a、13bとしては、均一
な厚みのシートに限らず、図3に示したように、すのこ
状シート13p、13qを設けることができる。この場
合、すのこ状シートは、後述するように可撓性容器2
a、2bの押圧作業を円滑に行えるようにする点から、
すのこ状シートを構成する個々の板状部材を、図3の鉛
直方向の長さL1 が2〜20mm程度、厚さが1〜3m
m程度のポリエチレン等の樹脂製板材とし、個々の板状
部材の相互の間隔L2 を1〜2mm程度とし、各板状部
材を厚さ0.5〜2mm程度のポリエチレン等の樹脂製
シートで連結したものが好ましい。
器としては、例えば、プラスチックシート、又は金属薄
層とプラスチックシートとの積層シートからなるチュー
ブ容器又はパウチ容器をあげることができる。また、こ
れらの内部物としては種々のクリーム状物又はゲル状物
とすることができ、例えば、二剤形式の染毛剤、ヘアブ
リーチ、歯磨剤等の第1剤と第2剤とすることができ
る。
のように保持容器3内に可撓性容器2a、2bを収容
し、その口部2x、2yと嵌着孔7a、7bとを嵌着さ
せ、蓋体6を矢印のように押圧する。これにより、図2
に示したように、蓋体6が押し下げられ、それに伴って
保持容器3も押し下げられ、可撓性容器2a、2bがそ
の下側端部から第1のローラ状押圧部材9a、9bの間
隙に挿入され、第1のローラ状押圧部材9a、9bが、
相対的に可撓性容器2a、2bの口部2x、2y側に摺
動することとなる。したがって、可撓性容器2a、2b
はそれらの下端部から次第に押し絞られることとなり、
蓋体6の押圧量にしたがって、蓋体6の吐出孔5から2
つの可撓性容器2a、2bの内容物が同時に吐出される
こととなる。よって、二剤形式の化粧品を使用するにあ
たり、2つの可撓性容器をそれぞれ別個に絞り出すとい
う従来の繁雑さを解消することができる。
ローラ状押圧部材を用いて押し絞る場合に、第2のロー
ラ状押圧部材10a、10bは必ずしも必須ではない
が、第2のローラ状押圧部材10a、10bを同図のよ
うに設けることにより、可撓性容器2a、2bが、第1
のローラ状押圧部材9a、9bで強く押圧されて押し絞
られる前に、予め第2のローラ状押圧部材10a、10
bで緩く押圧されることとなるので、押圧作業を滑らか
に進行させることが可能となる。
ラ状押圧部材9a、9bが直接的に可撓性容器2a、2
bで押圧されるのではなく、押圧用シート13a、13
bを介して押圧されるので、一層滑らかに押圧作業を進
行させることが可能となる。また、アルミニウム層等を
ガスバリア層として有する積層シートからなるパウチで
は、そのパウチ表面をローラで押圧すると、押圧条件に
よっては積層シート内部でガスバリア層が破断する場合
があるが、押圧用シート13a、13bを使用すること
により、このようなガスバリア層の破断を防止すること
が可能となる。さらに、押圧用シートとして図3に示し
たような、すのこ状シート13p、13qを使用するこ
とにより、可撓性容器2a、2bをその外形形状に沿っ
て押圧することができ、可撓性容器2a、2bの押圧済
み領域に残存する内容物の量を大きく低減させることが
できるので、より一層滑らかに、かつ効率よく、押圧作
業を進行させることが可能となる。
撓性容器2a、2bのそれぞれに収容されている内容物
を同時に吐出孔5から吐出させるにあたり、吐出量の制
御は、蓋体6が所定量ずつ段階的に押し下げられるよう
にすればよく、具体的には、例えば図4(同図(a)斜
視図、同図(b)断面図)に示すように、底部容器4に
ストッパー用引張リング14を多段に設けることができ
る。このストッパー用引張リング14は、矢印のように
引っ張ることにより底部容器4から取り外すことができ
るものである。また、図5(同図(a)斜視図、同図
(b)断面図)に示すように底部容器4に、ストッパー
用突起15を設けることができる。このストッパー用突
起15は、矢印のように突起15をスライドさせること
により、その突起15が、底部容器4の側壁面から突出
したり、あるいは側壁内に入り込んだりするものであ
る。また、図6(同図(a)斜視図、同図(b)断面
図)に示すように底部容器4にストッパー用むしりリン
グ16を設けることができる。このむしりリング16
は、その取手16aを回すことにより、そのリング16
自体を底部容器4からむしり取ることができるものであ
る。
嵌着孔7a、7bと吐出孔5との間の吐出路8に逆流防
止弁を設けることができる。
けることができるが、例えば、図7(同図(a)側面
図、同図(b)底面図)に示したような逆流防止弁20
を設けることができる。この逆流防止弁20は、小径筒
状部材21、大径筒状部材22、これら筒状部材の接続
部から大径筒状部材22の軸中心の方向に突設されてい
る長短交互の梁状部材23及び梁状部材23の小径筒状
部材21側に嵌着する弾性弁24からなっている。ここ
で、長尺の梁状部材23はその先端がリングに連結して
いる。また、弾性弁24は基本的に図7(c)に実線で
示したような形状を有し、梁状部材23の小径筒状部材
21側に嵌着しているが、図7(c)の矢印のように押
圧されると容易に同図の破線のように変形し、押圧が解
除されると元の形状に復元する。
の吐出容器1aの吐出路8に設けるにあたり、その小径
筒状部材21側を吐出容器1aの吐出孔5側とし、大径
筒状部材22側を嵌着孔7a又は7b側とすると、可撓
性容器2a、2bがその下端部から押し絞られた場合に
は、図8に矢印で示したように、可撓性容器2a又は2
bからの内容物が弾性弁24を押圧し、逆流防止弁20
を通過し、吐出孔5から吐出されることとなる。反対
に、可撓性容器2a又は2bから吐出された内容物が可
撓性容器2a又は2bに戻ることは阻止される。よっ
て、可撓性容器2a、2bをこの吐出容器1aに装着し
た後も、それら内容物の保存安定性を高く維持すること
が可能となる。
撓性容器を押圧する態様の吐出容器は、この他、種々の
変形態様をとることができる。
8では、2つの可撓性容器2a、2bの口部2x、2y
から吐出された内容物が、吐出容器1aの吐出孔5に達
する前に吐出路8内で接触し、若干混合しあった状態で
吐出孔5から吐出されるが、必要に応じて、2つの可撓
性容器2a、2bからの内容物が十分に混合し合った状
態で吐出孔5から吐出されるように、図9に示したよう
に、吐出路8内に混合手段25を設けてもよい。このよ
うな混合手段としては、例えば、軸中心に互いに逆向き
の傾斜を有する螺旋状板を設けたもの(実開平4−10
0483号公報の「混合吐出筒」参照)を使用すること
ができる。
容物に応じて、それらが吐出孔5から吐出される直前ま
で混合しないようにしてもよく、その場合には、例えば
図10に示したように、吐出路8を内部で2つの流路に
区分し、隣接した吐出孔5a、5bからそれぞれの内容
物が吐出されるようにしてもよい。さらには図11に示
したように、2つの可撓性容器2a、2bの内容物が全
く別個の吐出路8a、8bの吐出孔5a、5bからそれ
ぞれ吐出されるようにしてもよく、このような場合に
は、図12に示したように、吐出容器の吐出孔5a、5
bを、可撓性容器2a、2bの口部2x、2yを嵌着す
る嵌着孔7a、7bとしても機能させ、吐出路8を省略
してもよい。
る押圧部材及び押圧機構が、上述の吐出容器1aと異な
る態様の吐出容器1bの概略説明図であり、同図(a)
は鉛直方向の概略断面図、同図(b)はその水平方向の
A−A断面図である。また、図14はその蓋体6の吐出
孔5付近に設けられた塗布部の説明図である。
性容器2a、2bを、それらの口部2x、2yが上方に
向くように鉛直に併置させる。また、蓋体6の内部に
は、可撓性容器2a、2bの口部2x、2yのそれぞれ
に嵌着する嵌着孔7a、7bが形成されており、この嵌
着孔7a、7bは、蓋体6に設けられている吐出孔5と
吐出路8で連通している。
容器3の上端にわたって、保持容器3の中心部に捩子状
軸部材31が鉛直方向に起立しており、その捩子状軸部
材31に円板状押圧部材32が移動可能に螺着されてい
る。この円板状押圧部材32は、底体30の中央のつま
み部33を図13に矢印で示したように回転させること
により、上方に移動する。
可撓性容器2a、2bと、円板状押圧部材32との間に
押圧用シート13a、13bが装着されている。
域にわたって、塗布具として獣毛ブリストル34が設け
られている。
3のように保持容器3内に可撓性容器2a、2bを収容
し、その口部2x、2yと嵌着孔7a、7bとを嵌着さ
せ、底体30のつまみ部33を矢印のように回転させ
る。これにより、円板状押圧部材32の側壁が、押圧用
シート13a、13bを介して、可撓性容器2a、2b
を保持容器3の内壁に押圧しつつ、可撓性容器2a、2
bの下端から上方へ移動する。したがって、可撓性容器
2a、2bはそれらの下端部から次第に押し絞られるこ
ととなり、円板状押圧部材32の移動量に応じて、蓋体
6の吐出孔5から可撓性容器2a、2bの内容物が同時
に吐出されることとなる。よって、このような円板状押
圧部材32を用いて可撓性容器2a、2bを押圧するこ
とによっても、二剤形式の化粧品を使用するにあたり、
2つの可撓性容器をそれぞれ別個に絞り出すという従来
の繁雑さを解消することができる。また、吐出孔5の周
囲には獣毛ブリストル34が設けられているので、吐出
された内容物の被塗布部への塗布も容易に行うことが可
能となる。
様をとることができる。例えば、前述の図1に示した吐
出容器1aと同様に、押圧用シート13a、13bとし
て、すのこ状シートを使用することができる。また、吐
出路8には図7、図8に示したような逆流防止弁20を
設けることができ、図9に示したように混合手段25を
設けることができる。また、必要に応じて、2つの可撓
性容器2a、2bの内容物が吐出直前まで混合しないよ
うに、図10に示したように、独立的な吐出孔5a、5
bを隣接して設けてもよく、さらには図11及び図12
に示したように、2つの可撓性容器2a、2bの内容物
が全く別個に吐出孔5a、5bからそれぞれ吐出される
ようにしてもよい。
る押圧部材及び押圧機構が、上述の吐出容器1a、1b
とさらに異なる態様の吐出容器1cの押圧機構部分の説
明図である。この吐出容器1cは、保持容器内で2つの
可撓性容器2a、2bを、それらが板状押圧部材40
a、40bの間で重なり合うように併置させ、可撓性容
器2a、2bの側面を板状押圧部材40a、40bで矢
印のように面押しすることにより双方の可撓性容器2
a、2bの内容物を同時に吐出させるものである。ま
た、図16は、図15と同様に板状押圧部材40a、4
0bで可撓性容器2a、2bの側面を面押しすることに
より、それらの内容物を同時に吐出させる吐出容器1d
の押圧機構の説明図であるが、2つの可撓性容器2a、
2bが板状押圧部材40a、40bの間で並列的に設置
されるようにしたものである。
押圧部材40a、40bを用いて可撓性容器2a、2b
の側面を面押しする場合にも、吐出路や吐出孔は、前述
の吐出容器1a、1bと同様に構成することができる。
この具体的構成としては、例えば、図16の吐出容器1
dについては、図17(同図(a)斜視図、同図(b)
x−x断面図、同図(c)y−y断面図)に示したよう
に構成することができる。
3内に設けた板状押圧部材40a、40bの間に、可撓
性容器2a、2bを並列的に併置させるようにしたもの
である。板状押圧部材40a、40bと保持容器3の内
壁との間にはバネ材41a、41bが設けられているの
で、板状押圧部材40a、40bは、保持容器3内に併
置させた可撓性容器2a、2bの側面に常に略密着した
状態となる。また、保持容器3の側面には、図示したよ
うに板状押圧部材40a、40bに接続した押圧部42
a、42bが露出している。一方、保持容器3内に併置
させた可撓性容器2a、2bの口部2x、2yは、この
吐出容器1dの蓋体6の吐出孔5に連通した嵌着孔7
a、7bに嵌着する。したがって、押圧部42a、42
bを同図(c)の矢印のように押圧することにより、2
つの可撓性容器2a、2bが同時に板状押圧部材40
a、40bで挟まれて面押しされ、2つの可撓性容器2
a、2bの内容物が吐出孔5から同時に吐出されること
となる。また、吐出孔5の周囲には獣毛ブリストル34
が設けられているので、吐出された内容物は容易に被塗
布部に塗布することが可能となる。
態様を図面に基づいて説明したが、本発明はさらに種々
の態様をとることができる。例えば、上述した態様で
は、いずれも保持容器に併置する可撓性容器を2つと
し、2つの可撓性容器の内容物が同時に吐出されるよう
にしたが、必要に応じて3個以上の可撓性容器を保持容
器内に併置し、それらの内容物が同時に吐出されるよう
にしてもよい。この場合、吐出容器の吐出孔は1個でも
複数でもよい。
要に応じて、上述した獣毛ブリストルの他に種々の塗布
具等を取り付けることができる。例えば、本発明の吐出
容器に、二剤形式の染毛剤の可撓性容器を収容する場
合、図18に示したように、吐出容器の吐出孔5の端部
には、櫛状塗布具50を取り付けることが好ましい。こ
の櫛状塗布具50は櫛歯51の間に吐出孔5に連通する
開口部52が設けられており、この開口部52から二剤
の染毛剤が同時に吐出されるようになっている。このよ
うな塗布具50を本発明の吐出容器に取り付けて使用す
ることにより、染毛作業をより簡便に行うことが可能と
なる。
式の化粧品を使用時に同時に吐出させることが可能とな
るので、二剤形式の化粧品の使用上の利便性を大きく向
上させることが可能となる。
明図である。
リング付き底部容器の説明図である。
付き底部容器の説明図である。
りリング付き底部容器の説明図である。
図である。
の説明図である。
明図である。
説明図である。
説明図である。
説明図である。
ある。
図である。
明図である。
明図である。
る。
櫛状塗布具の説明図である。
Claims (8)
- 【請求項1】 非エアゾールタイプの吐出容器であっ
て、 互いに異なるクリーム状物又はゲル状物をそれぞれ収容
した複数の可撓性容器を、それら可撓性容器の口部が上
方に向くように鉛直に保持し、併置する保持容器、 各可撓性容器に収容されたクリーム状物又はゲル状物を
同時に吐出させる1個又は複数個の吐出孔、及び保持容
器に併置させた複数の可撓性容器を押圧し、可撓性容器
に収容されていたクリーム状物又はゲル状物を前記吐出
孔から同時に吐出させる押圧部材を有してなり、 該押圧部材が少なくとも一対のローラ状押圧部材からな
り、該ローラ状押圧部材が、保持容器に保持された可撓
性容器の下方に位置し、 保持容器がローラ状押圧部材の方へ押し下げられた場合
に該保持容器に保持されていた可撓性容器が一対のロー
ラ状押圧部材の間隙に挿入されて押圧され、ローラ状押
圧部材が、相対的に可撓性容器の口部方向へ移動するよ
うにしたことを特徴とする吐出容器。 - 【請求項2】 ローラ状押圧部材として、可撓性容器を
強く押圧する第1のローラ状押圧部材と、その第1のロ
ーラ状押圧部材よりも可撓性容器の口部側に位置し、第
1のローラ部材よりも可撓性容器を緩く押圧する第2の
ローラ状押圧部材を有する請求項1記載の吐出容器。 - 【請求項3】 可撓性容器がシートを介してローラ状押
圧部材で押圧されるように、シートが装着されている請
求項1記載の吐出容器。 - 【請求項4】 非エアゾールタイプの吐出容器であっ
て、 互いに異なるクリーム状物又はゲル状物をそれぞれ収容
した複数の可撓性容器を、それら可撓性容器の口部が上
方に向くように鉛直に保持し、併置する保持容器、 各可撓性容器に収容されたクリーム状物又はゲル状物を
同時に吐出させる1個又は複数個の吐出孔、及び保持容
器に併置させた複数の可撓性容器を押圧し、可撓性容器
に収容されていたクリーム状物又はゲル状物を前記吐出
孔から同時に吐出させる押圧部材を有してなり、 該押圧部材が、保持容器内を鉛直方向に起立している捩
子状軸部材に螺着された円板状押圧部材からなり、 該捩子状軸部材をその軸方向を中心として回転させるこ
とにより、円板状押圧部材がその側壁で可撓性容器を保
持容器の内壁へ押圧しつつ可撓性容器の下端から上方に
移動するようにしたことを特徴とする吐出容器。 - 【請求項5】 可撓性容器がシートを介して円板状押圧
部材で押圧されるように、シートが装着されている請求
項4記載の吐出容器。 - 【請求項6】 二剤型酸化染毛剤の酸化染料を含有した
第1剤と過酸化水素を含有した第2剤とをそれぞれ収容
した可撓性容器を併置させる請求項1〜5のいずれかに
記載の吐出容器。 - 【請求項7】 二剤型脱色剤のアルカリ剤をベースとし
た第1剤と過酸化水素を含有した第2剤とをそれぞれ収
容した可撓性容器を併置させる請求項1〜5のいずれか
に記載の吐出容器。 - 【請求項8】 吐出容器の吐出孔に櫛状塗布具が設けら
れている請求項6又は7記載の吐出容器。
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