JP3076982B2 - 移動体計数装置 - Google Patents

移動体計数装置

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JP3076982B2
JP3076982B2 JP09350774A JP35077497A JP3076982B2 JP 3076982 B2 JP3076982 B2 JP 3076982B2 JP 09350774 A JP09350774 A JP 09350774A JP 35077497 A JP35077497 A JP 35077497A JP 3076982 B2 JP3076982 B2 JP 3076982B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、計数装置に関
し、特に、移動体の数を計数する移動体計数装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】まず、従来の第1の計数方法として、カ
メラによって撮像された画像の全てを計数領域とする方
法がある。しかし、この第1の計数方法では画像全体と
いう相当量の画像処理が必要であるという問題がある。
【0003】また、第1の計数方法では、本来、計測す
る必要のない移動体の数も計測してしまい、以下の問題
も生じる。たとえば、出入り口を通過する人の数を計測
するため、出入り口付近の監視領域をテレビカメラで撮
像すると、その画像には出入り口を通過する人以外に出
入り口前でUターンする人が含まれている。にも関わら
ず、画像全体を計数領域とするため計数されるべきでな
い人の数も含めて計数され、計測精度の信頼性が十分で
ないという問題がある。
【0004】そこで、第1の計数方法に比べて、画像処
理量を軽減し、本来の計数されるべき移動体の数の計測
精度を向上させる計数方法が以下のようにある。図6
は、従来の第2の計数方法を説明するための図である。
図6を参照して、カメラによって撮像された画像(101)
の横方向がX軸に対応し、画像(101) の縦方向がY軸に
対応する。画像(101) のY軸方向の中心を互いに結ぶ計
数ライン(103) がX軸方向に平行に延びて固定されてい
る。詳しい説明を省略するが、現在の画像よりも1フレ
ーム前の直前画像と現在画像との各画素ごとの輝度差を
とった差分画像の差分領域の面積が所定の閾値以上であ
る場合は、移動体が存在すると判定される。そして、閾
値以上の面積を有する差分領域が計数ライン(103) を通
過することで、移動体の数の計数が行われる。具体的に
は、移動体としての人(105) が実線の位置から破線の位
置に移動することで、計数ライン(103) の通過が検知さ
れ、計数される。
【0005】しかしながら、従来の第2の計数方法で
は、2次元平面で表された画像に対して計数の基準がX
軸方向に平行な計数ライン(103) のみであるため、斜め
に計数ライン(103) を通過(特にX軸方向に平行に近い
状態での斜めの通過)の検知が極めて不安定なため、画
像処理量を軽減できるものの、計数精度の向上が十分で
はないという問題がある。
【0006】そこで、第1の計数方法に比べて画像処理
量を軽減しつつ、第1及び第2の計数方法に比べて計数
精度の向上が期待できる計数方法が以下のようにある。
図7は、従来の第3の計数方法を説明するための図であ
る。図7を参照して、撮像された画像(111) の横方向が
X軸に対応し、画像(111)の縦方向がY軸に対応する。
画像(111) のY軸方向の中心部に画像(111) の1/4高
さの帯状計数領域(113) がX軸方向に平行に延びて固定
されている。ここでも詳しい説明を省略するが、上記手
法等で、移動体の存在が判定され、この計数領域(113)
の外部から内部へ入り、内部から外部に出る(計数領域
(113) を通過する)移動体の数の計数が行われる。具体
的には、移動体としての人(115) が実線の位置から破線
の位置に移動することで、計数領域(113) の通過が検知
されて計数される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、第3の計数
方法では、第1及び第2の計数方法に比べて上記のよう
な利点が得られるが、その前提として計数精度の向上に
は、カメラが監視領域を撮像する際に画像内の計数領域
(113) が正確な位置となるようにカメラのセッティング
の正確さが要求される。即ち、計数領域が画像内で固定
されているためカメラのセッティングが正確でなければ
ならない。
【0008】しかしながら、正確なセッティングは困難
なばかりか、仮に正確にセッティングしてもずれてしま
うことも考えられる。その場合は、再度セッティングを
行わなければならず、作業負担が大きいという問題があ
る。なお、このセッティングの作業負担が大きなこと
は、計数ライン(103) が固定されているため、第2の計
数方法でも同様である。
【0009】ゆえに、本願発明は、可能な限り画像処理
量の軽減及び計数精度の向上を図りつつ、カメラのセッ
ティングのような大きな作業負担がかからず、容易な作
業で対処できる移動体計数装置を提供することを課題と
する。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、移動
体の数を計数する移動体計数装置であって、監視領域を
撮像する撮像手段と、撮像手段が撮像した撮像画像を画
面に表示する表示手段と、撮像画像内の任意の位置及び
範囲の計数領域を可変設定可能な計数領域設定手段と、
前記計数領域の外部から内部に入り、内部から外部に出
る移動体の数を計数する計数手段とを備え、前記計数領
域設定手段は、一辺を基準辺とする長方形の計数領域を
設定し、前記表示手段は、前記計数領域設定手段が設定
した計数領域を前記画面に表示し、前記計数手段は、前
記長方形の前記基準辺を除く三辺のうちの任意の二辺を
通過する前記移動体の数を計数せず、前記長方形の前記
基準辺を除く三辺のうちの任意の一辺及び前記基準辺を
通過する前記移動体の数を計数する、ことを特徴として
いる。
【0011】このような発明によって、まず画面内の任
意の位置及び範囲に計数領域が可変設定可能なため、撮
像手段とは別の手段で計数領域を画像内の正確な位置に
設定できる。しかも、計数領域は画面に表示されるの
で、表示された計数領域を見ながらの可変設定ができ
る。なお、計数領域を広げれば、内部に入った後にうろ
つくような不安定な動きをしても無駄な計数を行わなく
てすむ。加えて、たとえ計数領域を移動体が通過しても
全て計数するわけでなく、基準辺の通過を基準とした移
動体の数の計数が行える。また、画像内の計数領域とし
ての長方形の一辺の長さに対応する監視領域内の実際の
長さをを500mm程度以上に設定することで、たとえ
ば基準辺に垂直に入り、その後、基準辺に直角な辺から
出ていく場合でも、誤差のない計数が可能になる。
【0012】請求項2の発明は、請求項1の表示手段
が、常時、計数領域設定手段が設定した計数領域を画面
に表示することを特徴としている。このような発明によ
って、撮像手段の撮像方向が何らかの原因でズレて計数
領域が画像内の正確な位置からズレても、画面を見ただ
けでそのズレた状態を認識できる。
【0013】
【0014】請求項3の発明は、請求項1又は2の撮像
手段が、監視領域の一部を両者とも撮像する第1の撮像
手段と第2の撮像手段とを含み、計数領域設定手段が、
第1の撮像手段が撮像した第1の撮像画像内に設定され
る第1の計数領域の境界の一部と第2の撮像手段が撮像
した第2の撮像画像内に設定される第2の計数領域の境
界のうち第1の計数領域の境界の一部に対応する一部と
を共通させつつ設定可能であることを特徴としている。
【0015】このような発明によって、監視領域が大き
くて一の撮像手段で撮像して計数するよりは複数の撮像
手段で撮像して計数するほうが好ましい場合において、
その各撮像画像に計数領域がまたがったとしても、各画
像内の計数領域を可変設定できるため、各画像間の計数
領域にかさなった部分を生じないように設定し、全体で
一の計数領域を設定できる。即ち、必要な計数領域を複
数の画像で得ることができる。また、以上の発明の好適
な適用例としては、請求項4の発明のように、「前記監
視領域は施設の出入口に沿って設けられ、前記計数領域
の基準辺は前記出入口近傍に設けられている」こととす
ることができる。これにより、出入口から出入する人の
数を正確に計数できる。
【0016】
【発明の効果】請求項1の発明は、可能な限り画像処理
量の軽減及び計数精度の向上を図りつつ、撮像画像内の
任意の位置及び範囲に計数領域を可変設定可能なため、
撮像手段とは別の手段で画像内の正確な位置に計数領域
を設定でき、しかも、計数領域が画面に表示されるの
で、表示された計数領域を見ながらの可変設定ができ、
カメラのセッティングのような大きな作業負担がかから
ず、容易な作業での対処ですませることができる。な
お、計数領域を広げれば、内部に入った後にうろつくよ
うな不安定な動きをしても無駄な計数を行わず、正確な
計数ができ、監視領域に対して計数精度及び画像処理量
を考慮しながら適切な計数領域の範囲とできる。加え
て、たとえ計数領域を移動体が通過しても全て計数する
わけでなく、基準辺の通過を基準とする移動体の数の計
数が行え、計数精度を向上させながら扉を通過する人の
数を計測するような場合の計測を行える。また、画像内
の計数領域としての長方形の一辺の長さに対応する監視
領域内の実際の長さを500mm程度以上に設定するこ
とで、たとえば基準辺に垂直に入り、その後、基準辺に
直角な辺から出ていく場合でも、誤差のない計数が可能
で計数精度の信頼性が保証される。
【0017】請求項2の発明は、撮像手段の撮像方向が
何らかの原因でズレて計数領域が画像内の正確な位置か
らズレても、画面を見ただけでそのズレた状態を認識で
き、ズレた状態を放置しなくて早期の対処を行える。
【0018】請求項3の発明は、監視領域が大きくて一
の撮像手段で撮像して計数するよりは複数の撮像手段で
撮像して計数するほうが好ましい場合において、その各
撮像画像に計数領域がまたがったとしても、各画像の計
数領域を可変設定できるため、各画像の計数領域間にか
さなった部分を生じないように設定し、全体で一の計数
領域を設定でき、複数の画像によって得られた計数領域
を用いて計数精度の信頼性を向上させることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の形態に係
る移動体計数装置の構成を示したブロック図である。図
1を参照して、移動体計数装置(201) は、移動体の数を
計数するものであり、撮像部としてのカメラ(203) と、
A/D変換部(205) と、計数領域設定部(207) と、VR
AM(208) と、CPU(209) と、D/A変換部(211)
と、表示部(213) とを備えている。
【0020】カメラ(203) は、例えば人のような移動体
の移動が実際に行われる監視領域を撮像し、その撮像出
力をA/D変換部(205) に与える。A/D変換部(205)
は、与えられたアナログデータをデジタルデータに変換
する。計数領域設定部(207)は、撮像画像内の任意の位
置及び範囲の計数領域を可変設定できる。具体的には、
CPU(209) が計数領域を記憶していて、撮像画像内の
任意の位置及び範囲に可変設定される。なお、CPU(2
09) の計数領域の可変設定の信号は、図示されていない
がキーボードなどの操作部によって決定される。そし
て、デジタルデータに変換された撮像画像のデジタルデ
ータがD/A変換部(211) に与えられる。D/A変換部
(211) はデジタルデータをアナログデータに変換し、表
示部(213)が計数領域を含む画像を画面に表示する。
【0021】一方、CPU(209) は、計数部としても機
能し、撮像画像内に設定された計数領域の外部から内部
に入り、内部から外部に出る移動体の数を計数する。計
数は、CPU(209) が、撮像画像を画像処理し、まず、
移動体の存在を判別して、その移動体の移動を追跡し、
計数領域の外部から内部に入った移動体が内部から外部
に出ることが検知されることで行われる。なお、移動体
の追跡のために、CPU(209) は、過去の位置データを
記憶している。
【0022】図2は図1の移動体計数装置の動作を説明
するための図であって、一辺を基準辺とする長方形の計
数領域の計数手法を説明するための図である。図2を参
照して、画像(251) は、カメラ(203) が撮像した監視領
域の撮像画像に計数領域(253) を含ませた画像であり、
横方向がX軸に対応し、縦方向がY軸に対応する。
【0023】計数領域(253) は、基準辺(255) 及び基準
辺(255) を除く第1、第2、第3の他の辺(257)、(259)、
(261) を境界とする長方形をなしている。ここで、基準
辺(255) を設定したのは、基準辺(255) に対応してたと
えば扉があり、扉を通過する人の数を計数するような場
合に適応させるためである。なお、本来、基準辺(255)
を通過する人の数を計数するのに、必要なのは基準辺(2
55) そのものであるが、従来例での問題のような基準辺
(255) に平行に近い状態でうろつく人の計数の不安定化
を排除し、計数精度を向上させるべく、計数領域(253)
を設定している。
【0024】具体的には、計数領域(253) を通過する人
の通過軌跡が、基準辺(255) から入り、第3の他の辺(2
61) から出る通過軌跡(263) の場合には、計数される。
また、計数領域(253) を通過する人の通過軌跡が、基準
辺(255) から入るものの、第1の他の辺(257) から出る
通過軌跡(265) の場合には、計数されるのに対し、第2
の他の辺(259) から入り、第3の他の辺(261) から出る
通過軌跡(267) の場合には、計数されない。通過軌跡(2
65) は基準辺(255) を通過するが、通過軌跡(267) は基
準辺(255) を通過していないからである。
【0025】図3は本発明の他の実施の形態に係る移動
体計数装置の構成を示したブロック図である。図3を参
照して、移動体計数装置(301) は、複数のカメラ(303a)
〜(303d)で構成される撮像部(303) と、複数のカメラ(3
03a)〜(303d)に対応し、それぞれの撮像出力が与えられ
るA/D変換部(305a)〜(305d)と、計数領域設定部(30
7) と、A/D変換部(305a)〜(305d)に対応し、それぞ
れで変換されたデジタルデータに計数領域を可変設定す
るための各計数領域設定部(309a)〜(309d)と、各画像を
合成する合成部(312) と、合成部(312) で合成された監
視領域全体の画像に対する計数領域設定部(313) と、デ
ジタルデータに変換された撮像画像のデジタルデータを
アナログデータに変換するD/A変換部(317) と、計数
領域を含む画像を表示する表示部(319) とを備える。な
お、各計数領域設定部(309a)のCPU(311a)及びVRA
M(310a)は、移動体の位置をCPU(315) に伝える。計
数領域設定部(313) にはVRAM(314) が含まれ、CP
U(315) は計数領域での計数を行う計数部でもある。
【0026】図4は図3の複数のカメラ(303a)〜(303d)
で撮像される監視領域を説明するための図であり、図5
は図3の複数のカメラ(303a)〜(303d)で撮像された各撮
像画像に計数領域を含ませた画像を示した図である。特
に、図5(a)から図5(d)は、図4の左から順に撮
像された領域に対応する図である。図4及び図5を参照
して、壁(401a)と壁(401b)の間に、扉(403a)と扉(403b)
が設けてあり、扉(403a)と扉(403b)は想像線で示すよう
な範囲の回動が可能であり、扉(403a)と扉(403b)を通過
する人の数の計数を行うために大きな長方形状の監視領
域(405) が設定されている。監視領域(405) は、横方向
にA,B,C,Dの部分で分割され、Aに対応する第1
の監視領域(405a)と、Bに対応する第2の監視領域(405
b)と、Cに対応する第3の監視領域(405c)と、Dに対応
する第4の監視領域(405d)とから成り立っている。第1
の監視領域(405a)と第2の監視領域(405b)とは共通の部
分で重なっており、第2の監視領域(405b)と第3の監
視領域(405c)とは共通の部分で重なっており、第3の
監視領域(405c)と第4の監視領域(405d)とは共通の部分
で重なっている。そして、共通部分にはマーク(407
a)とマーク(407b)とが設けられ、共通部分にはマーク
(407c)とマーク(407d)とが設けられ、共通部分にはマ
ーク(407e)とマーク(407f)とが設けられている。
【0027】このような、第1の監視領域(405a)はカメ
ラ(303a)によって撮像され、第2の監視領域(405b)はカ
メラ(303b)によって撮像され、第3の監視領域(405c)は
カメラ(303c)によって撮像され、第4の監視領域(405d)
はカメラ(303d)によって撮像される。図5(a)に示す
ように、カメラ(303a)が撮像した第1の撮像画像(409a)
に対して、各計数領域設定部(309a)が第1の計数領域(4
11a)の長方形の右側の2つの角がマーク(407a)とマーク
(407b)に一致するように設定する。具体的には、第1の
計数領域(411a)は、基準辺(419a)及び基準辺(419a)を除
く第1、第2、第3の他の辺(419b)、(419c)、(419d)を境
界とする領域であり、基準辺(419a)と第3の他の辺(419
d)との間の角がマーク(407a)に対応し、第2の他の辺(4
19c)と第3の他の辺(419d)との間の角がマーク(407b)に
対応している。ここでの第1の計数領域(411a)の設定
は、CPU(311a)に記憶された第1の計数領域(411a)が
可変設定されて行われる。CPU(311a)は、合成部(31
2) での合成のための画像の前処理を行い、移動体のそ
の位置情報としてCPU(315) に送る。
【0028】図5(b)の第2の撮像画像(409b)はカメ
ラ(303b)が撮像したものであり、図5(c)の第3の撮
像画像(409c)はカメラ(303c)が撮像したものであり、図
5(d)の第4の撮像画像(409d)はカメラ(303d)が撮像
したものであり、各計数領域設定部(309b)が第2の撮像
画像(409b)内に長方形の第2の計数領域(411b)をマーク
(407a),マーク(407b),マーク(407c),マーク(407d)に
位置合わせして設定し、各計数領域設定部(309c)が第3
の撮像画像(409c)内に長方形の第3の計数領域(411c)を
マーク(407c),マーク(407d),マーク(407e),マーク(4
07f)に位置合わせして設定し、各計数領域設定部(309d)
が第4の撮像画像(409d)内に長方形の第4の計数領域(4
11d)をマーク(407e),マーク(407f)に位置合わせして設
定する。VRAM(310b)〜(310d)、CPU(311b)〜(311
d)の動作は、VRAM(310a)、CPU(311a)の動作と同
様である。
【0029】なお、第2の計数領域(411b)は、基準辺(4
21a)及び基準辺(421a)を除く第1、第2、第3の他の辺
(421b)、(421c)、(421d)を境界とする領域であり、第3の
計数領域(411c)は、基準辺(423a)及び基準辺(423a)を除
く第1、第2、第3の他の辺(423b)、(423c)、(423d)を境
界とする領域であり、第4の計数領域(411d)は、基準辺
(425a)及び基準辺(425a)を除く第1、第2、第3の他の
辺(425b)、(425c)、(425d)を境界とする領域である。
【0030】ここで、第1の撮像画像(409a)と第2の撮
像画像(409b)とには監視領域の共通部分に対応する画
像共通部(413) があり、第1の計数領域(411a)の境界の
一部である第3の他の辺(419d)と第2の計数領域(411b)
の境界の一部である第1の他の辺(421b)が共通し、第2
の撮像画像(409b)と第3の撮像画像(409c)とには監視領
域の共通部分に対応する画像共通部(415) があり、第
2の計数領域(411b)の境界の一部である第3の他の辺(4
21d)と第3の計数領域(411c)の境界の一部である第1の
他の辺(423b)が共通し、第3の撮像画像(409c)と第4の
撮像画像(409d)とには監視領域の共通部分に対応する
画像共通部(417) があり、第3の計数領域(411c)の境界
の一部である第3の他の辺(423d)と第4の計数領域(411
d)の境界の一部である第1の他の辺(425b)が共通してい
る。
【0031】合成部(312) に与えられる画像のデジタル
データは、図5(a)〜図5(d)に示されるものから
合成のために前処理されたものであり、合成部(312) は
実際の監視領域に対応した1つのデジタルデータに合成
する。従って、計数領域も、図4の破線で示される長さ
の長い1つの長方形として扱われ、CPU(315) が全全
体の計数領域を記憶する。また、VRAM(314) には、
VRAM(310a)〜VRAM(310d)からデータが送られ、
そして、CPU(315) がCPU(311) 等からの位置情報
を追跡し、計数を行う。
【0032】前述したように、CPU(315) に記憶され
た全体の計数領域は、基準辺(419a)、基準辺(421a)、基
準辺(423a)及び基準辺(425a)を繋いで一つ基準辺とし、
辺(419b)を他の一辺、辺(419c),(421c),(423c),(425c)
を他の一辺、辺(425d)を他の一辺とする長方形であり、
CPU(315) は、上記基準辺と上記他の一辺を通過する
ことが検知されると計数し、上記他の一辺どうしを通過
すると計数しないようにしている。
【0033】そして、計数領域が含まれたデジタルデー
タがD/A変換部(317) でアナログデータに変換され、
表示部(319) によって画面に表示される。なお、表示部
(319) は、合成された一つの画像を一の画面に表示して
いるが、各計数領域設定部(309a)、各計数領域設定部(3
09b)、各計数領域設定部(309c)、各計数領域設定部(309
d)の合成前処理前のカメラ(303a)、カメラ(303b)、カメ
ラ(303c)、カメラ(303d)の撮像画像に各計数領域が設定
された画像を4つの画面に表示するようにしてもよい。
【0034】[その他] 計数領域は、長方形以外の多角形の他、閉曲線で規定
された領域でもよい。 長方形の一辺を基準辺とするように、計数領域の外部
との境界の一部の通過の有無を計数基準とするような限
定は必ずしも必要なく、単なる計数領域の外部から内部
に入り、内部から外部に出る移動体の通過の数を計数し
てもよい。
【0035】計数対象は人に限らず、車などでもよ
い。 撮像画像内の計数領域を任意の位置及び範囲に可変設
定することが本発明では重要であるが、計数領域は少な
くとも可変設定の際に画面に表示されれば、画面を見な
がら正確な位置及び範囲に設定でき、常時画面に表示さ
れている必要はない。但し、常時、画面に計数領域が表
示されることで、何らかの原因で監視領域をからずれた
撮像画像になった場合の計数領域のズレが容易に認識さ
れる効果がある。
【0036】監視領域の一部を共通させつつ複数の撮
像画像を得て、各撮像画像内の計数領域の境界の一部ど
うしを共通させる場合の目印として、マークをつけるよ
うにしたが、マークを人為的に設ける必要はなく、監視
領域の既存もの(例えばネジの頭)をマークとして使用
してもよい。また、床にマークを仮につけ、計数領域設
定後に除去してもよい。
【0037】複数の画像合成のために前処理し、移動
体を検出し、その位置を求めるために、各カメラの撮像
出力に対してCPUを設け、全体の計数領域での計数の
ためにさらにCPUを設けたが、CPUの能力次第で
は、一つのもので、各画像の計数領域の設定、画像合成
処理後の全体計数領域での計数も可能となる。従って、
計数領域設定部(307) が一つのVRAMと一つのCPU
で構成され、そのCPUが計数部としての機能をも果た
すものでもよい。なお、その時の画面への表示は、前述
したように複数画面への表示、一つの画面への表示のい
ずれでもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る移動体計数装置の構
成を示したブロック図である。
【図2】図1の移動体計数装置の動作を説明するための
図であって、一辺を基準辺とする長方形の計数領域の計
数手法を説明するための図である。
【図3】本発明の他の実施の形態に係る移動体計数装置
の構成を示したブロック図である。
【図4】図3の複数のカメラ(303a)〜(303d)で撮像され
る監視領域を説明するための図である。
【図5】図3の複数のカメラ(303a)〜(303d)で撮像され
た撮像画像に計数領域が含まれた画像を示した図であ
る。
【図6】従来の第2の計数方法を説明するための図であ
る。
【図7】従来の第3の計数方法を説明するための図であ
る。
【符号の説明】
(201)、(301) ・・・移動体計数装置 (203) ・・・カメラ (207) ・・・計数領域設定部 (209) ・・・CPU (213) ・・・表示部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−54142(JP,A) 特開 平9−120442(JP,A) 特開 昭64−53288(JP,A) 特開 平4−133193(JP,A) 特開 平8−202849(JP,A) 特開 平5−52964(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06M 7/00 - 11/04

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動体の数を計数する移動体計数装置で
    あって、 監視領域を撮像する撮像手段と、 前記撮像手段が撮像した撮像画像を画面に表示する表示
    手段と、 前記撮像画像内の任意の位置及び範囲の計数領域を可変
    設定可能な計数領域設定手段と、 前記計数領域の外部から内部に入り、内部から外部に出
    る前記移動体の数を計数する計数手段とを備え、 前記計数領域設定手段は、一辺を基準辺とする長方形の
    計数領域を設定し、 前記表示手段は、前記計数領域設定手段が設定した計数
    領域を前記画面に表示し、 前記計数手段は、前記長方形の前記基準辺を除く三辺の
    うちの任意の二辺を通過する前記移動体の数を計数せ
    ず、前記長方形の前記基準辺を除く三辺のうちの任意の
    一辺及び前記基準辺を通過する前記移動体の数を計数す
    る、移動体計数装置。
  2. 【請求項2】 前記表示手段は、常時、前記計数領域設
    定手段が設定した計数領域を前記画面に表示する、請求
    項1記載の移動体計数装置。
  3. 【請求項3】 前記撮像手段は、監視領域の一部を両者
    とも撮像する第1の撮像手段と第2の撮像手段とを含
    み、 前記計数領域設定手段は、前記第1の撮像手段が撮像し
    た第1の撮像画像内に設定される第1の計数領域の境界
    の一部と前記第2の撮像手段が撮像した第2の撮像画像
    内に設定される第2の計数領域の境界のうち前記第1の
    計数領域の境界の一部に対応する一部とを共通させつつ
    前記計数領域が設定可能である、請求項1又は2に記載
    の移動体計数装置。
  4. 【請求項4】 前記監視領域は施設の出入口に沿って設
    けられ、前記計数領域の基準辺は前記出入口近傍に設け
    られている、請求項1、2又は3に記載の移動体計数装
    置。
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