JPH0785246A - 画像合成装置 - Google Patents

画像合成装置

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JPH0785246A
JPH0785246A JP5226154A JP22615493A JPH0785246A JP H0785246 A JPH0785246 A JP H0785246A JP 5226154 A JP5226154 A JP 5226154A JP 22615493 A JP22615493 A JP 22615493A JP H0785246 A JPH0785246 A JP H0785246A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、合成する画像間の変位量を可変可能
な任意の大きさのサーチエリア及びサーチラインに基づ
く最適な平均濃度の基準ブロックの設定及び対横転の検
出によりから求め補間された画像合成を高速処理する画
像合成装置を提供することを目的とする。 【構成】本発明は、撮像され2値化処理された合成画像
データのオーバーラップ領域3内で記憶する任意の大き
さのサーチエリア4を設定し、最適平均濃度演算回路に
よる相関性の判断でエリア内の好適な位置に基準ブロッ
ク5を設定し基準点9を抽出し該基準点9から下部にサ
ーチライン7を延ばし該ライン上の相関のある位置に基
準ブロック6を設定し基準点10を抽出して、基準点
9,10を求める基準ブロック設定回路21と、前記基
準点から変位量R,Sを求める変位量検出回路22と、
画像を補間する補間回路23と画像合成を行う合成回路
24とからなる画像合成装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、互いにオーバーラップ
領域を有する複数のデジタル画像(2値画像)を好適に
合成する画像合成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、2枚以上のデジタル画像(2値画
像)等を合成する際に、互いの画像の端部等には合成に
よって重なり合う領域すなわち、オーバラップ領域がで
きる。このオーバーラップ領域内では、合成される画像
側の画素の位置と、合成する画像側の画素の位置との間
にずれが生じるが、種々の手法によって位置や濃度等が
補正され、繋りよく合成されている。
【0003】例えば、特開昭63−64180号公報に
は、ハンドスキャナを用いて、大型の画像をイメージ画
像として入力した際に、ハンドスキャナの撮影できる範
囲はある程度に制限されるため、複数のブロックに分割
して撮影入力し、再現する場合に各ブロックごとにイメ
ージ画像を重畳して合成し(マッチング)、合成画像や
大型画像を再現する合成方式が記載されている。
【0004】また、特開平3−182976号公報に
は、合成する画像の濃度が等しくなるように変換して2
値化処理を行い、各画像に特定の粒子状の重心を求め
て、マッチングをとる合成方法が記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述した各公報におい
ては、合成する際にオーバーラップ領域内のある範囲の
領域(エリア)を基準となるブロック(基準ブロック)
として定め、これに基づき、種々の補正を施して複数の
画像を合成処理している。
【0006】つまり、基準ブロックの設定は、画像内の
一定領域のある位置に固定しておく方式と、オペレータ
がマニュアルで画像内の任意の位置に指定する方式があ
る。前述した特開昭63−64180号公報に記載され
るマスクパターンは、予め固定された位置に設定され、
特開平3−182976号公報に記載される方式では、
画面上の粒子状に表されている部分の画素数を特定の範
囲に限定することにより、2つの基準点が任意の位置に
決められている。
【0007】この画像合成装置をカメラ等に搭載し、会
議中の黒板や掲示される資料、OHP(オーバーヘッド
プロジェクタ)、本等を撮影することなどに用いられる
場合には、内容によっては直ちに撮影した画像を再生し
なければならない場合もある。そのためには高速な処理
が要求されると共に、合成の際の基準ブロックの検出や
対応点の抽出処理は、撮影の後にその場で自動的に処理
される必要がある。
【0008】さらに実際に撮影される画像のデータは様
々であるため、基準ブロックが固定された位置に設定さ
れる場合には、基準ブロック内に、平均濃度が極端に高
い(2値画像の場合は、白画素数が黒画素数より極端に
多い、または真白)可能性と、平均濃度が極端に低い可
能性があり、このような基準ブロックに基づいて対応点
を抽出すると、正しいマッチングがとれないことにな
る。
【0009】また、特開昭63−64180号公報に記
載されるように、合成する画像間のオーバーラップ領域
における対応点の抽出が、予め設定された大きさの基準
ブロック内に配置されており、当然、基準ブロックが大
きいほど画像のずれが大きくても対処できるが、常に処
理に時間を要することになる。
【0010】従って、固定された大きさの基準ブロック
は、常に適正な対応点が抽出できる範囲を持ち、且つ効
率的な大きさとは限らない。また、特開平3−1829
76号公報に記載される方式は、特徴粒子がある特定の
金属組織の検査のための結晶写真に対して実現できるも
のであり、本願発明が趣旨とする汎用的な利用に用いる
ようには構成されておらず、さらには撮影直後に再生す
る必要がないため、処理時間の高速化・短縮化について
考慮されておらず、この方式では高速処理を実現するこ
とができない。
【0011】そこで本発明は、合成する画像間の変位量
を可変可能な任意の大きさのサーチエリア及びサーチラ
インに基づく最適な平均濃度の基準ブロックから求め補
間された画像合成を高速処理する画像合成装置を提供す
ることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、画像データを所定幅で重合せた時の互いに
オーバーラップする領域内に第1のサーチエリアを設定
し、この第1のサーチエリア内の画像データの濃度に基
づく相関性を有する所定サイズの第1の基準ブロックを
設定し、前記第1の基準ブロックから前記オーバーラッ
プ領域の長方向に沿って延ばした第2のサーチエリア内
の前記相関性を有する位置に第2の基準ブロックを設定
する基準ブロック設定手段と、前記基準ブロック設定手
段により設定された各基準ブロック内の所定画素から合
成に際して補間されるべき画素の位置への変位量を検出
する変位量検出手段と、前記変位量検出手段により検出
された変位量に基づき合成する画像を補間する補間手段
と、前記画像データと前記補間手段により補間された画
像データを合成する画像合成手段とで構成された画像合
成装置を提供する。
【0013】
【作用】以上のような構成の画像合成装置は、複数の合
成する画像が互いにオーバーラップする領域内に予め定
められた大きさに基づき選択された大きさのサーチエリ
ア(サーチライン)が上または下部に設定され、それら
のサーチエリア(サーチライン)内で相関性の判断結果
により好適する位置に基準ブロックが設定され、その基
準ブロックに基づき対応点の検出処理が行なわれ、基準
ブロック及び対応点から算出された変位量により合成す
る側の画像の補間が施されて画像が合成される。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。まず図1を参照して、本発明による画像合
成装置の画像合成の概略について説明する。
【0015】この画像合成装置は、基準ブロックを設定
するのに適正な位置にサーチエリアを定め、相関性を持
つ基準ブロックを抽出し、抽出された基準ブロックに基
づき対応点の検出処理を行い、算出された変位量から画
像を補間し合成する処理をユーザーによる操作なしに迅
速に処理するものである。すなわち、この画像合成装置
は合成する画像の互いのオーバーラップ領域において、
画像間の変位量を計算するために、移動可能なサーチエ
リアを設定し、基準ブロックの位置を相関性の判断結果
に基づき自動的に設定するものである。ここで前記基準
ブロック及びオーバーラップ領域の基準となる大きさ
は、予めユーザが画像の大きさ及び重ね合わせの具合に
よって任意に設定し記憶しておく。この実施例では、基
準ブロックを17×17画素程度、オーバーラップ領域
を画像(638×500画素)の面積の15〜20%
(横方向に100〜130画素)程度と想定した。
【0016】図1は、画像2枚を合成させる例を示し、
左画像1を合成される画像(基準画像)とし、右画像2
を合成する画像とする。各画像の重なり合う領域をオー
バーラップ領域3とする。
【0017】前記基準画像1のオーバーラップ領域3内
に、任意の大きさのサーチエリア4を設け、このエリア
内で後述する相関性判断を行い適正な位置に基準ブロッ
ク5が設定される。そして、設定された基準ブロック5
の中心点から延長線(サーチライン)7を下部3bに向
かって延ばし、そのサーチライン7上に相関性を持つ基
準ブロック6を設定できるか判定する。このサーチライ
ン7上のみの探索により相関性を持つ基準ブロック6が
検出され、検索のための計算量が軽減され、後の合成処
理の座標変換を簡単にする。
【0018】前記サーチエリア4及びサーチライン7上
の基準ブロックの設けられる領域は、2値画像のデータ
で表せられるため、各画素毎に次の処理により、各ブロ
ックの平均濃度をチェックし、それぞれ(1)式を満た
す箇所に基準ブロックとして設定する。
【0019】 V0 =Min|C0 −C/2| 若しくは、 V1 =Min|C1 −C/2| …(1) 但し、C0 ;ブロック内0の画素数、C1 ;ブロック内
1の画素数、C;ブロック内全画素数(C0 +C1 )と
する。
【0020】一方、前述したオーバーラップ領域3のサ
ーチエリア4とサーチライン7上の基準ブロックを設け
る領域の平均濃度は、撮影された画像によって異なり、
極端に高い若しくは、極端に低い可能性がある。この場
合は、不完全な合成(ミスマッチング)の確率が高くな
る。この問題を解決するために設定された基準ブロック
の平均濃度を下記の(2)式により評価する(以下、相
関性判断と称する)。
【0021】 |V0 −C/2|<p・C/2 若しくは、 |V1 −C/2|<p・C/2 …(2) 但し、0<p<20%とする。この(2)式の条件を満
たせば、相関性がないと見なすことができる。このpの
範囲は、試験的に実施した結果から好適すると思われる
数値である。
【0022】図2には、第1実施例としての2値画像を
出力する電子カメラ等に前述した画像合成装置を搭載し
た構成例を示し、説明する。この構成は、撮像部11と
画像合成装置12と出力装置となる印刷部13及び表示
部14とからなる。この撮像部11は、特願平5−63
978号に記載されたようなCCDを利用し、前面に設
けた鏡を回転させて方向の異なる画像を得る構成や、T
Vカメラを回転させて連続画像信号を得る構成などを用
いている。
【0023】前記撮像部11により撮像された画像信号
が画像合成部12のA/D部15でデジタル化され、さ
らに2値化回路16で2値化処理される。この2値化処
理は、例えば、本出願人が提案した特願平5−9455
4号に記載されるような高速な2値化方法を用いて、2
値化処理を行なう。ここで2値化処理を行うのは、最後
に出力する画像が2値画像であるため、いずれ2値化処
理を行う必要がある点、また、後に行う2値画像に対す
る基準ブロックや対応点の検出処理が高速化できるとい
う利点から2値化処理を撮像直後の画像に施している。
【0024】この2値化回路16から出力された画像デ
ータは、フレームメモリA17に一時的に記憶される。
そしてフレームメモリA17から所定のフレーム分の画
像データが読出され、画像合成回路18により後述する
ような合成処理が行われ、その結果がフレームメモリB
19に記憶される。
【0025】前記フレームメモリB19に記憶された合
成画像は読出されて、印刷部9により印刷される、若し
くはD/A部20によりアナログ化され、ブラウン管等
の表示部14に表示される。
【0026】次に図3には、図2に示した画像合成回路
の具体的な構成例を示し説明する。この画像合成回路
は、フレームメモリA17から読出された画像データか
ら基準ブロックを設定する基準ブロック設定回路21
と、設定された基準ブロックと前記画像データとから対
応点の変位量を検出する変位量検出回路22と、検出さ
れた変位量に基づき合成する画像を補間する補間回路2
3と、フレームメモリA17から読出された合成される
画像と補間された合成する画像とを合成する合成回路2
4とで構成される。
【0027】なお、この変位量検出回路22、補間回路
23、合成回路24は、本出願人が提案した特願平5−
42402号に記載したものと同一である。また図4に
は、図3に示した基準ブロック設定回路の具体的な構成
例を示し、説明する。
【0028】この基準ブロック設定回路は、図示しない
フレームメモリA17からの画像データが入力し図1に
示す上部3aにサーチエリア4を設定する上部サーチエ
リア設定回路31と、前記上部サーチエリア設定回路3
1がサーチエリア4を設定する際に基準となるブロック
サイズ及びオーバーラップ領域の大きさの数値を記憶す
るメモリ32と、サーチエリア内の画像データの濃度の
最適平均値を算出する最適平均濃度演算回路33と、同
様に下部3bにサーチライン(基準ブロック6)を設定
する下部サーチライン設定回路34と、サーチエリア内
の画像データの濃度の最適平均値を算出する最適平均濃
度演算回路35とで構成される。前記上,下部の最適平
均濃度演算回路33,35から上,下の基準ブロック
が、図3に示す変位量検出回路22に出力される。
【0029】次に図5には、図4に示した最適平均濃度
演算回路の具体的な構成例を示し、説明する。この最適
平均濃度演算回路は、設定されたサーチエリアの画像デ
ータから基準ブロックに相当する範囲のブロックを読出
すブロック読出し回路36と、“0”若しくは“1”の
どちらかの画素数をカウントするカウンタ回路37と、
1/2ブロックサイズ(ブロック内の全画素数の1/
2)を記憶するメモリ38と、カウンタ回路37で所定
数までカウントされた数値から1/2ブロックサイズを
減じる減算器39と、それらの結果の絶対値をとる演算
回路40と、得られた数値の中から最小値を検出する最
小値検出回路41とで構成される。
【0030】ここで、メモリが1/2ブロックサイズを
記憶し、カウントされた数値(ブロック内の“0”か
“1”側の画素数)から減じるのは、前述した(1)式
に示すように、1/2の値がコントラストが高い値とな
るため、これをカウント数から減じると最小の値が求め
られる。
【0031】このように構成された画像処理装置におい
ては、必ずしも図1に示すようなオーバーラップ領域3
のサーチエリア4とサーチライン7上の基準ブロックの
平均濃度が適切ではない場合もあり、すなわち相関性が
ない場合があり、サーチエリア又はサーチラインを移動
させて、再検索を行なう必要がある。
【0032】そこで図6には、第2実施例の画像処理装
置としての基準ブロック設定回路(2)を示し説明す
る。この基準ブロック設定回路の各構成部材は、図4に
示す基準ブロック設定回路の構成部材と同様な動作を行
うため、詳細な説明は省略し、図7に示すフローチャー
ト及び図8に示すオーバーラップ領域内のサーチエリア
(サーチライン)と基準ブロックの配置関係を参照し
て、構成及びその動作を説明する。
【0033】この画像処理装置において、サーチエリア
に設定した基準ブロックの相関性の有無を判定し、相関
性がなければ、サーチエリア又はサーチラインを移動さ
せて、新たな基準ブロックを設定し、再度検索を行なう
ことにより、様々な画像信号データに対応する。
【0034】まず、上部サーチエリア設定回路50は、
メモリ51から読出したブロックサイズ及びオーバーラ
ップ領域の大きさに基づき、図8(a)に示すようなサ
ーチエリア4を設定する。そして最適平均濃度演算回路
52により、サーチエリア4内に設定した基準ブロック
5の平均濃度を算出し、相関性判定回路53で相関性の
有無を判定する(ステップS1,S2)。
【0035】このステップS2の判定で相関性があると
判定された場合には(YES)、下部サーチライン設定
回路54により、オーバーラップ領域3の下部3bにサ
ーチライン7を延ばし、該サーチライン7上において設
定する基準ブロック6の相関性を検索し(ステップS
3)、相関性判定回路56で相関性の有無を判定する
(ステップS4)。
【0036】この相関性判定回路56の判定で相関性が
あると判定された場合には(YES)、図1に示したよ
うな基準ブロックが設定され、図3に示す変位量検出回
路22により変位量R,S(R:回転ベクトル、S:ず
れベクトル)が演算され(ステップS5)、その変位量
R,Sに基づき補間処理が行われ画像が合成される(ス
テップS6)。しかし相関性がないと判定された場合に
は(NO)、下部サーチライン再設定回路57により、
図8(a)に示すような下部3bからサーチエリア4に
向かって延長サーチライン7aを延ばし、最適平均濃度
演算回路58及び相関性判定回路59により基準ブロッ
ク6の相関性を再度検索し、その相関性の有無を判定す
る(ステップS7,S8)。 このステップS8の判定
で相関性があると判定された場合(YES)、ステップ
S5に移行し、変位量R,Sが演算され、画像が合成さ
れる。しかし相関性がないと判定された場合(NO)、
図8(b)に示すような状態となり、変位量検出回路2
2により変位量Sが演算され(ステップS9)、前記変
位量Sに基づき平行移動のみの画像合成処理が行われる
(ステップS10)。
【0037】また、前記ステップS2の判定において、
相関性がないと判定された場合(NO)、下部サーチエ
リア設定回路60により設定された下部のサーチエリア
8内に設ける基準ブロック6の相関性を検索し、相関性
判定回路62により相関性の有無を判定する(ステップ
S11,S12)。
【0038】このステップS12の判定で相関性がある
と判定された場合(YES)、図8(c)の状態のよう
に、オーバーラップ領域3の下部3bから上部3aに向
かって、上部サーチライン再設定回路63で延長サーチ
ラインを延ばし、再度基準ブロック5の相関性を検索
し、その相関性の有無を判定する(ステップS13,S
14)。
【0039】このステップS14の判定で相関性がない
と判定された場合(NO)、図8(d)に示すような状
態となり、ステップS9に移行し、変位量Sに基づき平
行移動のみの画像合成処理が行われる。しかし、相関性
があると判定された場合(YES)、ステップS5に移
行し、変異料R,Sが演算され、画像が合成される。ス
テップS12の判定で相関性がないと判定された場合
(NO)、図8(e)に示すような状態となり、単に重
ね合わせられて画像合成(べた貼り)される(ステップ
S15)。
【0040】以上のことから、本実施例は、基準となる
ブロックの設定処理に関して、移動可能なサーチエリア
及びサーチラインを設け、最適な平均濃度を持つ場所を
サーチすることと、基準ブロック内の平均濃度を評価す
ることによって、高速な自動処理を可能にさせ、様々な
画像信号データに対応することができる。
【0041】次に前述した第1,2実施例では、オーバ
ーラップ領域の大きさが固定され、基準点(対応点)を
抽出している。また、特開平3−182976号公報に
おいても、基準点の抽出は、既に分かっているオーバー
ラップ領域内の画像に対して、2値化をしてから抽出処
理を行なっていた。
【0042】しかし、オーバーラップ領域の大きさが固
定されている場合に、合成する画像間のずれが大きくな
ければ対応できるが、ずれが大きくなりすぎた場合に
は、図9に示すように、対応点検出する領域がないた
め、ミスマッチングの発生が一層高くなる。特に、手持
ち型の撮像装置では、手振れにより合成する画像間が大
きくずれる可能性がある。
【0043】そこで本発明による第3実施例として、オ
ーバーラップ領域の大きさを可変する画像合成装置につ
いて説明する。図10には、オーバーラップ領域と設定
する基準ブロック及び基準点の位置関係を示し、図11
にはその設定処理を行う画像合成装置における画像合成
回路の構成例を示す。
【0044】図11は画像合成回路の具体的な構成を示
し、画像合成装置の全体的な構成は図2に示す構成と同
様であるものとする。この画像合成回路の構成は、フレ
ームメモリAからの画像データから実際のオーバーラッ
プ領域の大きさを検出するオーバーラップ領域検出回路
71と、検出されたオーバーラップ領域及び上部の基準
ブロックからサーチライン7上の下部の基準ブロックを
設定する基準ブロック設定回路72と、設定された基準
ブロックと前記画像データから基準点10を設定する下
部の対応点26bを検出する対応点検出回路74と、前
記オーバーラップ領域、基準ブロック及び対応点から変
位係数(変位量)を算出する変位係数算出回路73と、
算出された変位量R,Sに基づき画像データを2値補間
する2値補間回路75と、補間された画像データと前記
フレームメモリAからの画像データを合成する合成回路
76とで構成される。
【0045】この第3実施例は図10に示すように、ま
ず、実際のオーバーラップ領域を検出しサーチエリア4
aを左画像の右端線に設定する(サーチラインに相当す
る)。さらに上部の基準ブロック5aの大きさを例え
ば、51×51画素程度の第1実施例よりも大きめなブ
ロックに設定する。そして、左画像の右端線に沿って、
相関性高い場所を探す。下部の基準ブロック6は計算量
を減らすために前述した基準ブロックの大きさ(17×
17画素)と同じに設定する。
【0046】上部の対応点26aの検出は、横方向が大
きめに設定されたサーチエリア25a内を行なう。対応
点がマッチング処理によって検出された場合、そのブロ
ックの右端線の位置は、実際のオーバーラップ領域の大
きさを示す。下部の対応点サーチエリア25bは前述し
た実施例と同様である。
【0047】この第3実施例は、大きめに設定された上
部の基準ブロックが左画像の右端線に設けたサーチエリ
アから探されるため、画像間に大きなずれがあったとし
ても、右画像に対応する点を検出することができ、実際
のオーバーラップ領域の大きさも分かることによって、
右画像の下部の対応点を検出するためのサーチエリアが
適正に設定され、正確且つ効率的な処理ができる。
【0048】また、以上第1〜3実施例において、左画
像の基準ブロック(基準点)に対する右画像の対応点の
検出をさらに高速化した第4実施例としての画像合成装
置を説明する。この対応点は、左画像のオーバーラップ
領域の基準点に対応する右画像の対応点である。
【0049】この第4実施例の画像合成装置は、変位量
検出回路に特徴を持つものであり、他の構成部は第1実
施例と同等であり、それらの説明は省略する。まず、対
応点検出の高速化を実現するための手法として、公知な
テンプレートマッチングや構造マッチングなどがある。
本実施例では、オーバーラップする画像をサーチエリア
として、テンプレートマッチングを適用して対応点の検
出を行なう。
【0050】このテンプレートマッチングにおいて、例
えば特開昭63−64180号公報に記載されているよ
うに、一般的にはマッチングを行なうエリアは予め固定
されている。対応点の検出における適正さを求める場合
に、エリアが大きく設定されるほど正確になる反面、マ
ッチングを行なう領域が広くなるため、計算量が増え高
速な処理が難しくなる。逆にエリアを小さく設定する
と、合成する画像間のずれが大きかった場合には、ミス
マッチングの可能性がある。
【0051】図12には、変位量検出回路の構成を示し
説明する。この変位量検出回路は、大別して対応点検出
回路81と変位係数算出器82からなる。前記対応点検
出回路81は、例えば図3に示した基準ブロック設定回
路21から出力された基準データと、図示しないフレー
ムメモリAから読出された画像データとが入力され、小
領域のサーチエリアを設けてマッチング処理を行なう小
領域内マッチング部83と、予め設定された閾値以上の
場合に、サーチエリアを拡張した拡張領域サーチエリア
で再度をマッチング処理を行なう拡張領域内マッチング
部84と、さらに閾値以上の場合には、基準ブロックを
拡大し若しくは隣接しない位置に配置される2対の基準
ブロックを使って、それぞれマッチング処理を行なう基
準ブロック拡大マッチング部85とで構成される。
【0052】また各マッチング部は、同じように構成さ
れており、その構成を図13に示し説明する。このマッ
チング部は、決められた大きさのサーチエリア(サーチ
エリアブロック)から、入力した画像データを基準ブロ
ックの大きさに基づき読出すサーチエリアデータ読出回
路86と、基準データ(基準ブロック)と読出されたサ
ーチエリアデータとの後述する排他的論理和をとるNO
R回路87と、前記NOR回路87からの出力で、合わ
ない箇所(点)を加算する加算器88と、加算された値
を比較して最小の値を検出し図12に示す変位係数算出
器82に出力する最小値検出回路89とで構成される。
【0053】図14乃至図17を参照して、第4実施例
の画像合成装置におけるマッチング処理について説明す
る。このマッチング処理は、合成する画像が2値画像で
あるため、次式のような排他的論理和を用いて、計算の
高速化を図る。
【0054】
【数1】 ただし、T(x) ;基準ブロック、S(x) ;サーチエリア
ブロックとする。
【0055】まず、図14に示すように、比較的小領域
をサーチエリア27として設定して、小領域内マッチン
グ部83によりマッチング処理を行う。このサーチエリ
アの中心点は、左画像に検出された基準ブロックの中心
点(基準点)の位置から、オーバーラップ領域の大きさ
に基づきマッピングすることによって得られる。
【0056】次に前記小領域内マッチング部83からの
結果が予め設定され閾値(例えば、基準ブロック画素数
の10%)よりも大きい場合、マッチングが取れなかっ
たものと判定し、さらに図15に示すように、拡張領域
内マッチング部84により、サーチエリア28を一段と
拡張した後、再度、マッチング処理を行なう。
【0057】この拡張サーチエリアでも予め設定された
閾値以上になり、マッチングができなかった場合には、
図16に示すように、基準とするテンプレートブロック
を拡大して、マッチング処理を行う。この場合には、評
価閾値を前述したマッチングの際の閾値よりも多少幅を
持たせて、例えば20%に設定することによって、合成
する画像間に比較的大きなずれが生じていても対応する
ことができる。
【0058】このようなマッチング処理を行っても閾値
以上になる場合には、図17に示すように、サーチエリ
ア内で互いに隣接しない位置に基準ブロックを設定し、
2対の基準ブロックを使って、それぞれマッチング処理
を行ってもよい。
【0059】この場合は、得られた2個の回転角度(変
位係数の1つ)の差によって対応点を決める。ずれ等に
より差が大きい場合には、絶対値の小さいの方を採用
し、差が小さくなるならば、それぞれの変位係数を求め
平均する。
【0060】また、2対の基準ブロックを用いたが3対
以上の基準ブロックを用いてさらに高精度のマッチング
処理をしてもよい。さらに多数の基準ブロックを設定
し、それぞれのマッチング処理の結果を解析して求めて
もよい。
【0061】従って、第4実施例の画像合成装置は、画
像間の対応点検出処理に関して、マッチング処理を行な
うサーチエリア及び基準ブロックの大きさを固定せず
に、合成する画像に対応して拡大でき、さらにマッチン
グ処理を多段階に分けて処理することにより、予め大き
く領域を固定したものと同等の精度が得られつつ、且つ
高速な対応点検出ができる。
【0062】なお、マッチング処理を行うサーチエリア
の順次拡大手段は第3実施例にも応用できる。次に、本
発明による第5実施例としての画像合成装置の2値画像
の補間について説明する。
【0063】画像合成の際に行う画像の補間に関して
は、スプライン及び線型など方法が一般に知られてい
る。例えば、本出願人が提案した特願平5−42402
号においては、高解像度画像が得られる撮像装置に、主
として線型補間を用いている。
【0064】しかし、撮影する被写体や撮像装置によっ
ては、撮影直後に画像を必要とする場合もあり、速い処
理による高画質な2値画像が要求されている。従来は、
図18に示すように線型補間においては、特願平4−0
89090号に記載する第3実施例のように補間係数を
離散化させても、各画素毎に最低4回乗算と、3回の加
算が必要である。さらに、この補間演算により算出され
るデータが“1”,“0”に区別される2値化データで
ない場合が多く、再2値化処理を施す必要があり、さら
に処理時間が増えることになる。
【0065】この第5実施例では、2値画像に対して高
速な補間処理を行なう画像合成装置の画像合成回路を示
し説明する。本実施例において、画像合成回路以外の構
成部材は、第1実施例と同等であり、その説明は省略す
る。
【0066】図19に示すように、この画像合成回路
は、フレームメモリA17から読出された合成される画
像データに基づき基準ブロックを設定する基準ブロック
設定回路91と、設定された基準ブロックと同じくフレ
ームメモリA17から読出された合成する画像データか
ら変位量を検出する変位量検出回路92と、検出された
変位量R,Sに基づき、前記合成する画像データを2値
補間する2値補間回路93と、2値補間された画像デー
タとフレームメモリA17から読出された合成される画
像データとを合成する合成回路94とで構成される。
【0067】また図20には、前記2値補間回路の具体
的な構成を示す。この2値補間回路は、図19に示す変
位量検出回路92からの変位量R,Sに基づき、合成す
る画像側の特定された画素(原画素)の座標を変換する
座標変換回路95と、座標変換された新画素とそれに近
傍する原画素との距離を算出する近傍距離算出回路96
と、算出された距離により、新画素の位置をどこの領域
に従属するか判定する距離判定回路97と、判定された
結果によって合成する画像データ(原画素の値)を補間
として読出す画像データ読出回路98とで構成される。
【0068】図21乃至図24を参照して、このような
画像合成回路の動作について説明する。図21(a)乃
至(f)に示すように、合成する画像データ(原画像)
は、“1”若しくは“0”の値であるため、同図(a)
に示すように“1”の2値の4つの画素に囲まれている
領域100に座標変換された新画素V’がある場合、こ
の画素の値は“1”と判定され、これとは反対に同図
(b)に示す領域101にある画素の値は“0”と判定
される。
【0069】その他の場合、同図(c)〜(f)に示す
ように、等分割して、新画素の値が一番近い原画素の値
によって決まる。従って、図22に示すように、座標変
換された新画素座標の近傍にある4つの原画素Va,V
b,Vc,Vdによる囲まれた領域を4等分し、新画素
V’がいずれかこの等分割された領域の1つに従属し、
従属された領域の一番近い原画素の値によって囲まれた
領域が“1”若しくは“0”値の領域に最大4分割され
ることになる。このいずれかの領域の中の位置によって
補間される画素の数値が決定される。
【0070】図23のフローチャートを参照して、画素
の補間の動作について説明する。まず、補間される画素
V’の値m,p[座標;(V´x,V´y)]と近傍の
原画像との距離m,pを算出する(ステップS21)。
この値m,pは図18(b)に示すように画素Vaから
の距離を示すものである。但し、0≦m≦1,0≦p≦
1とする。
【0071】次に、求められた値mがm<1/2か否か
判定する(ステップS22)。この判定で値mが1/2
未満であれば(YES)、値pが、p<1/2か否か判
定する(ステップS23)。このステップS23の判定
で、値pが1/2未満であれば(YES)、画素V’は
Vaの値になり、しかし値pが1/2以上であれば(N
O)、画素V’はVcの値になる。
【0072】そして、前記ステップS22の判定で値m
が1/2以上であれば(NO)、ステップS23と同様
に、値pがp<1/2か否か判定する(ステップS2
6)。このステップS26の判定で、値pが1/2未満
であれば(YES)、画素V’はVbの値になり、しか
し値pが1/2以上であれば(NO)、画素V’はVd
の値になる。
【0073】また、4つの画素で囲まれた領域の分割に
ついて、画素値が3:1の割合になっている場合に、前
述した図21(e),(f)では、領域も3:1の割合
に分割したが、画素間の距離で考えて、図24(a),
(b)に示すように、領域を8:1に分割する考え方も
ある。
【0074】従ってこの第5実施例は、2値画像の補間
処理に関して、補間される画素は、近傍する4つの画素
が囲む画素領域を等分割し、最も近い画素の値に補間す
る画素の値とすることにより、高速処理に好適する。ま
た本発明は、前述した実施例に限定されるものではな
く、他にも発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形や
応用が可能であることは勿論である。
【0075】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、合
成する画像間の変位量を移動可能で可変可能な任意の大
きさのサーチエリア及びサーチラインに基づく最適な平
均濃度の基準ブロックの設定及び対応点の検出により求
め補間された画像合成を高速処理する画像合成装置を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による画像合成装置の画像合成の概略を
説明するための図である。
【図2】本発明による第1実施例としての2値画像を出
力する電子カメラ等に画像合成装置を搭載した構成例を
示す図である。
【図3】図2に示した画像合成回路の具体的な構成例を
示す図である。
【図4】図3に示した基準ブロック設定回路の具体的な
構成例を示す図である。
【図5】図4に示した最適平均濃度演算回路の具体的な
構成例を示す図である。
【図6】本発明による第2実施例の画像合成装置の基準
ブロック設定回路の構成を示し図である。
【図7】第2実施例の画像合成装置の基準ブロック設定
回路の動作を説明するためのフローチャートである。
【図8】第2実施例の画像合成装置により合成する画像
のオーバーラップ領域内のサーチエリアと基準ブロック
の配置関係を示す図である。
【図9】対応点を検出する領域がない場合のサーチエリ
アと基準ブロックの配置関係を示す図である。
【図10】本発明による第3実施例としての画像合成装
置によるオーバーラップ領域と設定する基準ブロック及
び対応点の位置関係を示す図である。
【図11】第3実施例の設定処理を行う画像合成装置に
おける画像合成回路の構成例を示す図である。
【図12】本発明による第4実施例としての画像合成装
置の変位量検出回路の構成例を示す図である。
【図13】図12に示した変位量検出回路内のマッチン
グ部の具体的な構成例を示した図である。
【図14】第4実施例において、比較的小領域をサーチ
エリアとして設定するサーチエリアと基準ブロックの配
置関係を示す図である。
【図15】第4実施例において、拡張した領域をサーチ
エリアとして設定するサーチエリアと基準ブロックの配
置関係を示す図である。
【図16】第4実施例において、基準とするテンプレー
トブロックを拡大して設定するサーチエリアと基準ブロ
ックの配置関係を示す図である。
【図17】第4実施例において、複数の基準ブロックを
用いてマッチング処理する場合のサーチエリアと基準ブ
ロックの配置関係を示す図である。
【図18】従来の線型補間を説明するための図である。
【図19】本発明による第5実施例としての画像合成装
置の画像合成回路を示す図である。
【図20】図19に示した2値補間回路の具体的な構成
例を示す図である。
【図21】4つの画素に分割された領域に位置する補間
される画素の画素値を示す図である。
【図22】4つの画素に囲まれた領域の分割状態を示す
図である。
【図23】4つの画素に分割された領域に位置する補間
される画素の画素値を決定するためのフローチャートで
ある。
【図24】4つの画素に分割された領域の分割例の一例
である。
【符号の説明】
1…左画像(基準画像:合成される画像)、2…右画像
(合成する画像)、3…オーバーラップ領域、3a…上
部、3b…下部、4,8,25a,25b…サーチエリ
ア、5,6…基準ブロック、7…延長線(サーチライ
ン)、9,10…基準点、11…撮像部、12…画像合
成部、13…印刷部、14…表示部、15…A/D部、
16…2値化回路、17…フレームメモリA、18…画
像合成回路、19…フレームメモリB、20…D/A
部、21…基準ブロック設定回路、22…変位量検出回
路、23…補間回路、24…合成回路、26a,26b
…対応点、27…小リサーチエリア、28…拡張リサー
チエリア、31…上部サーチエリア設定回路、32,3
8…メモリ、33…最適平均濃度演算回路、34…下部
サーチライン設定回路、35…最適平均濃度演算回路、
36…ブロック読出し回路、37…カウンタ回路、39
…減算器、40…演算回路、41…最小値検出回路。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データを所定幅で重合せた時の互い
    にオーバーラップする領域内に第1のサーチエリアを設
    定し、この第1のサーチエリア内の画像データの濃度に
    基づく相関性を有する所定サイズの第1の基準ブロック
    を設定し、前記第1の基準ブロックから前記オーバーラ
    ップ領域の長方向に沿って延ばした第2のサーチエリア
    内の前記相関性を有する位置に第2の基準ブロックを設
    定する基準ブロック設定手段と、 前記基準ブロック設定手段により設定された各基準ブロ
    ック内の所定画素から合成に際して補間されるべき画素
    の位置への変位量を検出する変位量検出手段と、 前記変位量検出手段により検出された変位量に基づき合
    成する画像を補間する補間手段と、 前記画像データと前記補間手段により補間された画像デ
    ータを合成する画像合成手段とを具備することを特徴と
    する画像合成装置。
  2. 【請求項2】 画像データを所定幅で重合せた時の互い
    にオーバーラップする領域内に第1の基準ブロックを設
    定するための第1のサーチエリアを所定画素の端線に設
    定し、この第1のサーチエリア内の画像データの濃度の
    最適平均値に基づく相関性を有する所定サイズの第1の
    基準ブロックを設定し、前記第1の基準ブロックから前
    記オーバーラップ領域の長方向に沿って延ばしたサーチ
    ライン上もしくは、このサーチラインを含み第1のサー
    チエリアより小さいサイズの第2のサーチエリアを設定
    して検索し、この第2のサーチエリア内の濃度の最適平
    均値に基づく相関性を有する位置に第2の基準ブロック
    を設定する基準ブロック設定手段と、 前記設定された第1基準ブロックに基づき、これに対応
    する別の画像上の対応点及びオーバーラップ領域を検出
    して第2基準ブロックに対応する対応点を検出し、これ
    らの基準ブロック及び対応点から画像間の変位量を算出
    する変位量算出手段と、 算出された変位量に基づき画像データを補間する補間手
    段と、 前記画像データと前記補間手段により補間された画像デ
    ータを合成する画像合成手段とを具備することを特徴と
    する画像合成装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の画像合成装置の変位量検
    出手段において、 合成する第1画像に設定された第1及び第2の基準ブロ
    ックを所定オーバーラップ領域に基づき、それぞれ第2
    画像にマッピングし、対応する第1及び第2サーチエリ
    アにおけるマッチングを行なう対応ブロック検出の処理
    結果が、予め設定された範囲を越えた場合にサーチエリ
    アを順次拡大してマッチング処理を行なうサーチエリア
    拡張マッチング部と、 前記サーチエリア拡張マッチング部で定めた範囲を越え
    た場合には、基準ブロック及び対応ブロックを拡大し若
    しくは隣接しない2対の基準,対応ブロックを用いて、
    それぞれマッチング処理を行なう基準ブロック拡大マッ
    チング部からなる対応点検出手段と、 前記対応点検出手段の各サーチエリア拡張マッチング部
    と基準ブロック拡大マッチング部からの結果から変位量
    を算出する変位係数算手段とをさらに具備することを特
    徴とする画像合成装置。
  4. 【請求項4】 2値化された画像データを所定幅で重合
    せた時の互いにオーバーラップする領域内に所定サイズ
    の基準ブロックを設定する基準ブロック設定手段と、 設定された基準ブロックと前記画像データから変位量を
    検出する変位量検出手段と、 検出された変位量に基づき合成する画像側の画素(原画
    素)の座標を変換する座標変換部と、座標変換された新
    画素とこれに近傍する原画素との距離を算出する近傍距
    離算出部と、算出された距離により、新画素の位置を判
    定する距離判定部と、判定された位置から画像データを
    補間する画像データ読出部とからなる2値補間手段と、 2値補間された画像データと合成される画像データとを
    合成する合成する画像合成手段とを具備することを特徴
    とする画像合成装置。
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