JPH1069536A - 画像合成装置 - Google Patents
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- JPH1069536A JPH1069536A JP8226372A JP22637296A JPH1069536A JP H1069536 A JPH1069536 A JP H1069536A JP 8226372 A JP8226372 A JP 8226372A JP 22637296 A JP22637296 A JP 22637296A JP H1069536 A JPH1069536 A JP H1069536A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 画像を2値化して矩形を抽出し画像の持って
いる特徴を簡潔に表現するため回転や大きさの変動を推
定して補正する際の演算量を少なくする。 【解決手段】 重複領域を含む様に被写体を分割撮像す
る手段1と、撮像手段を2次元に移動させる移動手段ま
たは、撮像手段よりえられる画像より重複部分を推定す
る手段2と、被写体の一部を撮影した部分画像を格納す
る部分画像格納手段3と、部分画像を合成した画像を格
納する合成画像格納手段8と、合成位置に応じて合成画
像格納部に書き込む画像合成手段7を有する画像合成装
置において、重複領域での矩形を抽出する矩形抽出手段
4と、抽出した矩形の大きさと縦横比、抽出した矩形と
隣接する矩形までの距離、の少なくとも一つを含む矩形
情報により合成位置の検出を行なう合成位置検出手段
6、7とを備える。
いる特徴を簡潔に表現するため回転や大きさの変動を推
定して補正する際の演算量を少なくする。 【解決手段】 重複領域を含む様に被写体を分割撮像す
る手段1と、撮像手段を2次元に移動させる移動手段ま
たは、撮像手段よりえられる画像より重複部分を推定す
る手段2と、被写体の一部を撮影した部分画像を格納す
る部分画像格納手段3と、部分画像を合成した画像を格
納する合成画像格納手段8と、合成位置に応じて合成画
像格納部に書き込む画像合成手段7を有する画像合成装
置において、重複領域での矩形を抽出する矩形抽出手段
4と、抽出した矩形の大きさと縦横比、抽出した矩形と
隣接する矩形までの距離、の少なくとも一つを含む矩形
情報により合成位置の検出を行なう合成位置検出手段
6、7とを備える。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に本や雑誌など
の書物において、結像面上の被写体画像を撮像素子によ
って分割取り込みを行い、その際に取り込み画像が重複
するようにし、重複領域のマッチング状態を調べその情
報により画像を合成する場合の画像合成装置に関するも
のである。
の書物において、結像面上の被写体画像を撮像素子によ
って分割取り込みを行い、その際に取り込み画像が重複
するようにし、重複領域のマッチング状態を調べその情
報により画像を合成する場合の画像合成装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】高精細かつ、大きな範囲にわたる画像を
入力する手段として、CCDなどの固体撮像デバイスな
どを用いる場合、重複領域を含むべく入力を複数回に分
け、ブロックマッチングなどの画像処理方式を用いて合
成することが必要である。
入力する手段として、CCDなどの固体撮像デバイスな
どを用いる場合、重複領域を含むべく入力を複数回に分
け、ブロックマッチングなどの画像処理方式を用いて合
成することが必要である。
【0003】ブロックマッチングは、画像の重複部分に
対しある演算を施し、相関などの数値データを求め合成
する位置情報を求める手段である。しかしこの方式は、
2枚の画像の重複部分の画素に対しマッチング演算を施
す必要があるため、非常に高速な演算機能が不可欠であ
る。例えば平7−107379号公報では、画像を重複
するように撮像し重複箇所にブロックマッチングを施す
ことで画像合成を実現する。しかしながらブロックマッ
チング手法は重複画素の相関を求め繋ぎ位置を求める手
法であるが非常に演算量が多く、またメモリを多く必要
とする。
対しある演算を施し、相関などの数値データを求め合成
する位置情報を求める手段である。しかしこの方式は、
2枚の画像の重複部分の画素に対しマッチング演算を施
す必要があるため、非常に高速な演算機能が不可欠であ
る。例えば平7−107379号公報では、画像を重複
するように撮像し重複箇所にブロックマッチングを施す
ことで画像合成を実現する。しかしながらブロックマッ
チング手法は重複画素の相関を求め繋ぎ位置を求める手
法であるが非常に演算量が多く、またメモリを多く必要
とする。
【0004】さらに、撮像装置が8mmビデオカメラな
どの小型CCDカメラを使う場合など2枚の画像の重複
部分が回転している場合や、焦点距離の変動にともなっ
て画像の大きさが変化する場合も生ずる。
どの小型CCDカメラを使う場合など2枚の画像の重複
部分が回転している場合や、焦点距離の変動にともなっ
て画像の大きさが変化する場合も生ずる。
【0005】一方、本や雑誌などの書物の場合は、背景
が白で文字、記号等の部分が黒である場合が多い。そこ
でこのような特徴を生かし、文書に対して文字、記号等
を囲む矩形を抽出し文字、記号等の大きさや、隣接する
文字、記号等の距離、矩形の縦横比などの情報を用い
て、2枚の画像の繋ぎ位置及び補正角度を求めれば、高
速に処理を行うことが可能になる。2値画像を矩型抽出
して傾き補正を実現するものに、平2−226372号
公報がある。これはあらかじめ元画像を回転した画像を
用意して、最も良い角度を求めるものであるため、画像
を回転させる処理が別に必要となる。
が白で文字、記号等の部分が黒である場合が多い。そこ
でこのような特徴を生かし、文書に対して文字、記号等
を囲む矩形を抽出し文字、記号等の大きさや、隣接する
文字、記号等の距離、矩形の縦横比などの情報を用い
て、2枚の画像の繋ぎ位置及び補正角度を求めれば、高
速に処理を行うことが可能になる。2値画像を矩型抽出
して傾き補正を実現するものに、平2−226372号
公報がある。これはあらかじめ元画像を回転した画像を
用意して、最も良い角度を求めるものであるため、画像
を回転させる処理が別に必要となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の傾き
補正方式は、あらかじめ画像を回転して最も良いものを
選択するといった方式であるため、画像を回転するため
の演算量が多くなる。
補正方式は、あらかじめ画像を回転して最も良いものを
選択するといった方式であるため、画像を回転するため
の演算量が多くなる。
【0007】また、従来の画像の合成およびその際の角
度補正処理は、合成する部分画像一面で行うもので、こ
れは画像の面積に比例したメモリアクセスが必要とな
る。そのために高速にメモリアクセスする手段を必要と
した。
度補正処理は、合成する部分画像一面で行うもので、こ
れは画像の面積に比例したメモリアクセスが必要とな
る。そのために高速にメモリアクセスする手段を必要と
した。
【0008】本発明は、画像を2値化して矩形を抽出し
画像の持っている特徴を簡潔に表現するため、回転や大
きさの変動を推定しそれらを補正することを実現するも
のである。
画像の持っている特徴を簡潔に表現するため、回転や大
きさの変動を推定しそれらを補正することを実現するも
のである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の画像合成装置
は、被写体を分割撮像するための撮像手段と、重複領域
を含む様に分割撮像するための撮像手段を2次元に移動
させる移動手段または、撮像手段よりえられる画像より
重複部分を推定する手段と、被写体の一部を撮影した部
分画像を格納する部分画像格納手段と、前記部分画像を
合成した画像を格納する合成画像格納手段と、合成位置
に応じて前記合成画像格納部に書き込む画像合成手段を
有する画像合成装置において、重複する領域において矩
形を抽出する矩形抽出手段と、抽出した矩形の大きさ、
抽出した矩形の縦横比、抽出した矩形と隣接する矩形ま
での距離、の少なくとも一つを含む矩形情報により合成
位置の検出を行なう合成位置検出手段とを備えてなるこ
とを特徴とする。また、前記合成位置検出手段は、更
に、抽出した矩形間でマッチング演算を施し対応する矩
形を決定する手段を設けてもよい。
は、被写体を分割撮像するための撮像手段と、重複領域
を含む様に分割撮像するための撮像手段を2次元に移動
させる移動手段または、撮像手段よりえられる画像より
重複部分を推定する手段と、被写体の一部を撮影した部
分画像を格納する部分画像格納手段と、前記部分画像を
合成した画像を格納する合成画像格納手段と、合成位置
に応じて前記合成画像格納部に書き込む画像合成手段を
有する画像合成装置において、重複する領域において矩
形を抽出する矩形抽出手段と、抽出した矩形の大きさ、
抽出した矩形の縦横比、抽出した矩形と隣接する矩形ま
での距離、の少なくとも一つを含む矩形情報により合成
位置の検出を行なう合成位置検出手段とを備えてなるこ
とを特徴とする。また、前記合成位置検出手段は、更
に、抽出した矩形間でマッチング演算を施し対応する矩
形を決定する手段を設けてもよい。
【0010】上記画像合成装置によれば、重複する箇所
において着目領域を囲む矩形を抽出する矩形抽出手段
と、抽出した矩形の大きさ、または相対位置、または縦
横比を用いて演算を行う矩形演算手段を用いることで、
抽出した矩形情報の相対位置や、大きさ縦横比などの情
報より重複位量を求めることにより、高速な処理が実現
できる。
において着目領域を囲む矩形を抽出する矩形抽出手段
と、抽出した矩形の大きさ、または相対位置、または縦
横比を用いて演算を行う矩形演算手段を用いることで、
抽出した矩形情報の相対位置や、大きさ縦横比などの情
報より重複位量を求めることにより、高速な処理が実現
できる。
【0011】本発明の他の画像合成装置は、被写体を分
割撮像するための撮像手段と、重複領域を含む様に分割
撮像するための撮像手段を2次元に移動させる移動手段
または、撮像手段よりえられる画像より重複部分を推定
する手段と、被写体の一部を撮影した部分画像を格納す
る部分画像格納手段と、前記部分画像を合成した画像を
格納する合成画像格納手段と、合成位置に応じて前記合
成画像格納部に書き込む画像合成手段を有する画像合成
装置において、重複する箇所において着目領域を囲む矩
形を抽出する矩形抽出手段と、抽出した矩形の大きさ、
抽出した矩形の縦横比、抽出した矩形と隣接する矩形ま
での距離、の少なくとも一つを含む矩形情報により合成
位置の検出を行なう合成位置検出手段と、前記矩形情報
に基づき合成画像を生成する際の角度および大きさの補
正量を演算する補正量演算手段とを備えてなることを特
徴とする。
割撮像するための撮像手段と、重複領域を含む様に分割
撮像するための撮像手段を2次元に移動させる移動手段
または、撮像手段よりえられる画像より重複部分を推定
する手段と、被写体の一部を撮影した部分画像を格納す
る部分画像格納手段と、前記部分画像を合成した画像を
格納する合成画像格納手段と、合成位置に応じて前記合
成画像格納部に書き込む画像合成手段を有する画像合成
装置において、重複する箇所において着目領域を囲む矩
形を抽出する矩形抽出手段と、抽出した矩形の大きさ、
抽出した矩形の縦横比、抽出した矩形と隣接する矩形ま
での距離、の少なくとも一つを含む矩形情報により合成
位置の検出を行なう合成位置検出手段と、前記矩形情報
に基づき合成画像を生成する際の角度および大きさの補
正量を演算する補正量演算手段とを備えてなることを特
徴とする。
【0012】上記画像合成装置によれば、重複する箇所
において着目領域を囲む矩形を抽出する矩形抽出手段
と、抽出した矩形の大きさ、相対位置、または縦横比を
用いて演算を行う矩形演算手段を用い抽出した矩形情報
の相対位置などの情報により重複位置を複数箇所で求
め、また重複画像の相対角度や長さを補正するための情
報を得ることにより、より滑らかな合成が可能になる。
において着目領域を囲む矩形を抽出する矩形抽出手段
と、抽出した矩形の大きさ、相対位置、または縦横比を
用いて演算を行う矩形演算手段を用い抽出した矩形情報
の相対位置などの情報により重複位置を複数箇所で求
め、また重複画像の相対角度や長さを補正するための情
報を得ることにより、より滑らかな合成が可能になる。
【0013】本発明のさらに他の画像合成装置は、被写
体を分割撮像するための撮像手段と、重複領域を含む様
に分割撮像するための撮像手段を2次元に移動させる移
動手段または、撮像手段よりえられる画像より重複部分
を推定する手段と、被写体の一部を撮影した部分画像を
格納する部分画像格納手段と、前記部分画像を合成した
画像を格納する合成画像格納手段と、合成位量に応じて
前記合成画像格納部に書き込む画像合成手段を有する画
像合成装置において、重複する箇所において着目領域を
囲む矩形を抽出する矩形抽出手段と、抽出した矩形の大
きさ、抽出した矩形の縦横比、抽出した矩形と隣接する
矩形までの距離、の少なくとも一つを含む矩形情報によ
り合成位置の検出を行なう合成位置検出手段と、該矩形
位置検出手段により求めた合成位置において、抽出した
矩形内の画像を矩形単位で複写することで画像を生成す
る画像生成手段とを備えてなることを特徴とする。
体を分割撮像するための撮像手段と、重複領域を含む様
に分割撮像するための撮像手段を2次元に移動させる移
動手段または、撮像手段よりえられる画像より重複部分
を推定する手段と、被写体の一部を撮影した部分画像を
格納する部分画像格納手段と、前記部分画像を合成した
画像を格納する合成画像格納手段と、合成位量に応じて
前記合成画像格納部に書き込む画像合成手段を有する画
像合成装置において、重複する箇所において着目領域を
囲む矩形を抽出する矩形抽出手段と、抽出した矩形の大
きさ、抽出した矩形の縦横比、抽出した矩形と隣接する
矩形までの距離、の少なくとも一つを含む矩形情報によ
り合成位置の検出を行なう合成位置検出手段と、該矩形
位置検出手段により求めた合成位置において、抽出した
矩形内の画像を矩形単位で複写することで画像を生成す
る画像生成手段とを備えてなることを特徴とする。
【0014】上記画像合成装置によれば、重複する箇所
において着目領域を囲む矩形を抽出する矩形抽出手段
と、抽出した矩形の大きさ、相対位量、または縦横比を
用いて演算を行う矩形演算手段を用い抽出した矩形情報
によって矩形単位に、別の画像に複写することで、画像
の傾き補正などの負荷の高い手法を用いることなく高品
質な画像を生成することが可能になる。また矩形内に傾
き補正処理を限定することで従来方式より高速な処理が
可能となる。
において着目領域を囲む矩形を抽出する矩形抽出手段
と、抽出した矩形の大きさ、相対位量、または縦横比を
用いて演算を行う矩形演算手段を用い抽出した矩形情報
によって矩形単位に、別の画像に複写することで、画像
の傾き補正などの負荷の高い手法を用いることなく高品
質な画像を生成することが可能になる。また矩形内に傾
き補正処理を限定することで従来方式より高速な処理が
可能となる。
【0015】
実施例1 実施例1について図面を参照して、以下に説明する。図
1は実施例1を説明するためのブロック図で、図中1は
分割撮像するための撮像部、2は重複領域を含むように
撮像する重複領域推定部、3は部分画像を格納するため
の部分画像メモリ、4は矩形抽出部、5は矩形抽出部4
で求めた矩形情報を格納する矩形情報メモリ、6は合成
位置および合成時に補正される角度や大きさを検出する
矩形情報演算部、7は合成画像を生成するための合成画
像生成部、8は合成した画像を格納する合成画像格納部
である。
1は実施例1を説明するためのブロック図で、図中1は
分割撮像するための撮像部、2は重複領域を含むように
撮像する重複領域推定部、3は部分画像を格納するため
の部分画像メモリ、4は矩形抽出部、5は矩形抽出部4
で求めた矩形情報を格納する矩形情報メモリ、6は合成
位置および合成時に補正される角度や大きさを検出する
矩形情報演算部、7は合成画像を生成するための合成画
像生成部、8は合成した画像を格納する合成画像格納部
である。
【0016】撮像部1および重複領域推定部2により、
画像を重複する様に連続して撮られ部分画像メモリ3に
蓄えられる。これは固定されたカメラを移動する機構を
有するものでも、あるいは結像面(CCD)が移動する
ものでもよい。続いて矩形抽出回路4は画像メモリ3を
アクセスし画像を2値化しつつ演算することで矩形情報
を求め、矩形情報メモリ6に格納する。矩形情報演算部
6では、矩形の大きさ、相対位置、縦横比などの情報を
用いて、合成する位置などの情報をもとめる。さらに合
成画像生成部7では、求められた合成位置より合成画像
を生成し、合成画像メモリ8に蓄える。
画像を重複する様に連続して撮られ部分画像メモリ3に
蓄えられる。これは固定されたカメラを移動する機構を
有するものでも、あるいは結像面(CCD)が移動する
ものでもよい。続いて矩形抽出回路4は画像メモリ3を
アクセスし画像を2値化しつつ演算することで矩形情報
を求め、矩形情報メモリ6に格納する。矩形情報演算部
6では、矩形の大きさ、相対位置、縦横比などの情報を
用いて、合成する位置などの情報をもとめる。さらに合
成画像生成部7では、求められた合成位置より合成画像
を生成し、合成画像メモリ8に蓄える。
【0017】矩形抽出を行なうための例を説明する。矩
形抽出は2値化された画像に対し、1行目を先頭から最
初に黒画素が出現する場所を見つけメモリに送る。次に
白画素がくる手前を第1矩形の先頭とする。同様に第2
矩形、第3矩形を見つける。さらに2行目に処理を移し
黒画素の塊を探す。そして1行目で見つけた黒画素の塊
との重なりを調べ、重なっている場合は、横の座標値を
更新する。さらに1行目までの塊で2行目との重なりの
ない矩形を確定とする。以下順に下の行に処理を移し、
すべての矩形の塊を検出する。
形抽出は2値化された画像に対し、1行目を先頭から最
初に黒画素が出現する場所を見つけメモリに送る。次に
白画素がくる手前を第1矩形の先頭とする。同様に第2
矩形、第3矩形を見つける。さらに2行目に処理を移し
黒画素の塊を探す。そして1行目で見つけた黒画素の塊
との重なりを調べ、重なっている場合は、横の座標値を
更新する。さらに1行目までの塊で2行目との重なりの
ない矩形を確定とする。以下順に下の行に処理を移し、
すべての矩形の塊を検出する。
【0018】図2のより具体的な例で説明する。図2
は、2値化した画像データを拡大表示したもので、一つ
一つの桝め50,50,・・・は画素に相当する。図2
において、3行、7列のところで黒画素の塊を見つけ、
これが1番目の矩形として矩形情報メモリ5に蓄えられ
る。さらに4行目に処理が移れば、4列目から10列目
までと、18列目から24列目に黒画素が出現する。前
者は3行目のものと繋がっているため、1番目の矩形と
して扱う。後者は2番目の矩形として扱う。このように
処理を進め12行目に処理が及ぶと、1番目の矩形と繋
がる黒画素が存在しないため、l番目の矩形a1の抽出
が完了する。2番目の矩形a2も同様に抽出が完了す
る。このように各々の矩形に対して、位量情報を求め、
矩形情報メモリ5に格納する。
は、2値化した画像データを拡大表示したもので、一つ
一つの桝め50,50,・・・は画素に相当する。図2
において、3行、7列のところで黒画素の塊を見つけ、
これが1番目の矩形として矩形情報メモリ5に蓄えられ
る。さらに4行目に処理が移れば、4列目から10列目
までと、18列目から24列目に黒画素が出現する。前
者は3行目のものと繋がっているため、1番目の矩形と
して扱う。後者は2番目の矩形として扱う。このように
処理を進め12行目に処理が及ぶと、1番目の矩形と繋
がる黒画素が存在しないため、l番目の矩形a1の抽出
が完了する。2番目の矩形a2も同様に抽出が完了す
る。このように各々の矩形に対して、位量情報を求め、
矩形情報メモリ5に格納する。
【0019】図3は実際に重複した画像に対して矩形抽
出した状態を示している。図4は図3の破線の部分60
を切り出したものである。
出した状態を示している。図4は図3の破線の部分60
を切り出したものである。
【0020】矩形情報メモリ5に格納される内容は、た
とえば第1番目の矩形a1について言えば、図5に示す
様に、矩形a1の縦横の大きさx1,y1、上下左右に
隣接する矩形a2,a7およびそれらとの距離r1,d
1などとする。これを隣接している2枚の部分画像70
a,70b(図3参照)の、重複している箇所に対して
行う。
とえば第1番目の矩形a1について言えば、図5に示す
様に、矩形a1の縦横の大きさx1,y1、上下左右に
隣接する矩形a2,a7およびそれらとの距離r1,d
1などとする。これを隣接している2枚の部分画像70
a,70b(図3参照)の、重複している箇所に対して
行う。
【0021】図3に基づいてさらに詳細に説明する。左
画像70aの矩形をa1,a2,・・・an、右画像7
0bの矩形をb1,b2,・・・,bnとする。まず、a
1とb1が同一の矩形であるとすると、a2とb2、a
3とb3が同じになるはずである。しかし、a3とb3
は文字の大きさが明らかに異なるため、矛盾を生じる。
次に、a1とb2が同一と仮定して処理を進め同様に矛
盾していると判定する。こうしてa1とb1,b2,b
3,・・・の組み合わせを調べた後、a2とb1,b
2,b3,・・・の組み合わせを調べる。a2とb1の
場合はa3とb2、a4とb3の大きさおよび相対位量が
ほぼ同じであるので,最初の仮定が矛盾していないと判
定する。
画像70aの矩形をa1,a2,・・・an、右画像7
0bの矩形をb1,b2,・・・,bnとする。まず、a
1とb1が同一の矩形であるとすると、a2とb2、a
3とb3が同じになるはずである。しかし、a3とb3
は文字の大きさが明らかに異なるため、矛盾を生じる。
次に、a1とb2が同一と仮定して処理を進め同様に矛
盾していると判定する。こうしてa1とb1,b2,b
3,・・・の組み合わせを調べた後、a2とb1,b
2,b3,・・・の組み合わせを調べる。a2とb1の
場合はa3とb2、a4とb3の大きさおよび相対位量が
ほぼ同じであるので,最初の仮定が矛盾していないと判
定する。
【0022】これは、具体的には、ある矩形とある矩形
が対応すると仮定し、以下の矩形の対応するものどおし
で、大きさ、縦横比、隣接矩形との距離の差をもとめそ
れの総和を求め、ある閾値以上のものを矛盾とするもの
である。
が対応すると仮定し、以下の矩形の対応するものどおし
で、大きさ、縦横比、隣接矩形との距離の差をもとめそ
れの総和を求め、ある閾値以上のものを矛盾とするもの
である。
【0023】そうして得られた矩形の組合せパターンが
lつであれば、それが正しいと考えられるが、複数存在
する場合には、同一であると判断した矩形に対して、マ
ッチング演算を行って同一の矩形を判断する。マッチン
グ演算とは、たとえば図6に示しているように、対応し
ていると思われる2つの矩形a1,b1またはa2,b
2を縦横同じ個数で分割し、その分割された領域内で黒
画素および白画素の比を数値化したもので相関演算する
ことである。
lつであれば、それが正しいと考えられるが、複数存在
する場合には、同一であると判断した矩形に対して、マ
ッチング演算を行って同一の矩形を判断する。マッチン
グ演算とは、たとえば図6に示しているように、対応し
ていると思われる2つの矩形a1,b1またはa2,b
2を縦横同じ個数で分割し、その分割された領域内で黒
画素および白画素の比を数値化したもので相関演算する
ことである。
【0024】図6は、「本」と「日」という文字を矩形
抽出した例であるが、左の画像70aの第1矩形a1に
対し、右側70bの第1矩形b1と第2矩形b2の間で
上記相関演算を行う。この場合は右側70bの第1矩形
b1と左側70aの第1矩形a1の演算結果が小さくな
るのは明らかで、同一矩形であると判断できる。このよ
うにすれば対応する矩形を一意に決定することができ、
2枚の画像におけるそれぞれの矩形位置の差を求めるこ
とで2枚の画像の移動距離が求められる。
抽出した例であるが、左の画像70aの第1矩形a1に
対し、右側70bの第1矩形b1と第2矩形b2の間で
上記相関演算を行う。この場合は右側70bの第1矩形
b1と左側70aの第1矩形a1の演算結果が小さくな
るのは明らかで、同一矩形であると判断できる。このよ
うにすれば対応する矩形を一意に決定することができ、
2枚の画像におけるそれぞれの矩形位置の差を求めるこ
とで2枚の画像の移動距離が求められる。
【0025】なお、矩形の選び方として、隣接する矩形
を統合し一つの矩形として扱ってもよい。この場合は画
像の掠れによって重複する領域において、本来対応する
べき矩形がみつからないといった問題を事前に解消する
ことになる。
を統合し一つの矩形として扱ってもよい。この場合は画
像の掠れによって重複する領域において、本来対応する
べき矩形がみつからないといった問題を事前に解消する
ことになる。
【0026】上述のように、重複する箇所において着目
領域を囲む矩形を抽出する矩形抽出手段と、抽出した矩
形の大きさおよび相対位置および、縦横比を用いて演算
を行う矩形演算手段を用いることで、抽出した矩形情報
の相対位置や、大きさ縦横比などの情報より重複位量を
求めることにより、高速な処理が実現できる。
領域を囲む矩形を抽出する矩形抽出手段と、抽出した矩
形の大きさおよび相対位置および、縦横比を用いて演算
を行う矩形演算手段を用いることで、抽出した矩形情報
の相対位置や、大きさ縦横比などの情報より重複位量を
求めることにより、高速な処理が実現できる。
【0027】従来の、通常のブロックマッチングを用い
る場合、ある一定の大きさの面積の参照領域と同じ大き
さの領域を重複する領域で探さなければならない。上述
では、着目領域を決定することによって、重複する領域
の一部で所望の結果が得られるため、演算量ははるかに
少なくできる。
る場合、ある一定の大きさの面積の参照領域と同じ大き
さの領域を重複する領域で探さなければならない。上述
では、着目領域を決定することによって、重複する領域
の一部で所望の結果が得られるため、演算量ははるかに
少なくできる。
【0028】実施例2 実施例2について、図面を参照して以下に説明する。
【0029】図7は実施例2を説明するブロック図であ
り、図中1は分割撮像するための撮像部、2は重複領域
を含むように撮像する重複領域推定部、3は部分画像を
格納するための部分画像メモリ、4は矩形抽出部、5は
矩形抽出部4で求めた矩形情報を格納する矩形情報メモ
リ、6は合成位量および合成時に補正される角度や大き
さを検出する矩形情報演算部、7は合成画像を生成する
ための合成画像生成部、8は合成した画像を格納する合
成画像格納部、9は矩形情報演算部6で抽出した対応矩
形情報から補正角度を検出する補正角度検出部、10は
部分画像の角度を変換する角度補正部である。実施例1
と同一符合部はほぼ同一構成、機能を有しているもので
あり、以下では、特に補正角度検出部9の動作について
詳細に説明する。
り、図中1は分割撮像するための撮像部、2は重複領域
を含むように撮像する重複領域推定部、3は部分画像を
格納するための部分画像メモリ、4は矩形抽出部、5は
矩形抽出部4で求めた矩形情報を格納する矩形情報メモ
リ、6は合成位量および合成時に補正される角度や大き
さを検出する矩形情報演算部、7は合成画像を生成する
ための合成画像生成部、8は合成した画像を格納する合
成画像格納部、9は矩形情報演算部6で抽出した対応矩
形情報から補正角度を検出する補正角度検出部、10は
部分画像の角度を変換する角度補正部である。実施例1
と同一符合部はほぼ同一構成、機能を有しているもので
あり、以下では、特に補正角度検出部9の動作について
詳細に説明する。
【0030】実施例1で示したように、対応する矩形の
距離で移動距離が求められる。これをすべての矩形に対
して行なうとする。そうした時、2枚の画像が平行に移
動し撮影されたものであるとすると、対応する矩形の距
離は一定となるはずである。
距離で移動距離が求められる。これをすべての矩形に対
して行なうとする。そうした時、2枚の画像が平行に移
動し撮影されたものであるとすると、対応する矩形の距
離は一定となるはずである。
【0031】図8(a)の画像のなかで、十分に大きい
矩形で最も左上のものをR1、右上のものをR2、左下
のものをR3、右下のものをR4とする。図8(b)の
画像で、図8(a)にそれぞれ対応する矩形をS1、S
2、S3、S4とする。R1,・・・,R4のx座標,
y座標をR1x,R1y,・・・R4x,R4yする
と、図8(a),(b)の様に、撮像面が平行に移動し
た場合は(R1x−S1x)と(R3x−S3x)はほ
ぼ等しくなるはずである。
矩形で最も左上のものをR1、右上のものをR2、左下
のものをR3、右下のものをR4とする。図8(b)の
画像で、図8(a)にそれぞれ対応する矩形をS1、S
2、S3、S4とする。R1,・・・,R4のx座標,
y座標をR1x,R1y,・・・R4x,R4yする
と、図8(a),(b)の様に、撮像面が平行に移動し
た場合は(R1x−S1x)と(R3x−S3x)はほ
ぼ等しくなるはずである。
【0032】しかしながら、半時計周りに数度傾いてい
るとすると、これは図8(c)の様に下側の矩形S3が
右よりになる。すなわち、図8(a)と図8(c)とか
ら明らかなように、(R1x−S1x)>(R3x−R
3x)であれば、時計回りに傾いていると予測できる。
また角度は(S3y−S1y)と(R3x−S3x)と
(R1x−S1x)の長さで三角関数により容易に求め
られる。つまり、非常に容易に角度や大きさの補正が可
能になるのである。
るとすると、これは図8(c)の様に下側の矩形S3が
右よりになる。すなわち、図8(a)と図8(c)とか
ら明らかなように、(R1x−S1x)>(R3x−R
3x)であれば、時計回りに傾いていると予測できる。
また角度は(S3y−S1y)と(R3x−S3x)と
(R1x−S1x)の長さで三角関数により容易に求め
られる。つまり、非常に容易に角度や大きさの補正が可
能になるのである。
【0033】このように本例においては、重複する箇所
において着目領域を囲む矩形を抽出する矩形抽出手段
と、抽出した矩形の大きさおよび相対位置および、縦横
比を用いて演算を行う矩形演算手段を用い、抽出した矩
形情報の相対位置などの情報により重複位置を複数箇所
で求め、さらに重複画像の相対角度や長さを補正するた
めの情報を得ることにより、より滑らかな合成が可能に
なる。従来では、補正角度を検出するためにあらかじめ
画像を回転し、複数の画像を用意する方式であったが、
本例では、文字領域から抽出される4つの矩型情報を用
いるのみであるので処理演算量がはるかに少なくなる。
において着目領域を囲む矩形を抽出する矩形抽出手段
と、抽出した矩形の大きさおよび相対位置および、縦横
比を用いて演算を行う矩形演算手段を用い、抽出した矩
形情報の相対位置などの情報により重複位置を複数箇所
で求め、さらに重複画像の相対角度や長さを補正するた
めの情報を得ることにより、より滑らかな合成が可能に
なる。従来では、補正角度を検出するためにあらかじめ
画像を回転し、複数の画像を用意する方式であったが、
本例では、文字領域から抽出される4つの矩型情報を用
いるのみであるので処理演算量がはるかに少なくなる。
【0034】実施例3 実施例3について以下に説明する。
【0035】図9は実施例3を説明するためのブロック
図であり、図中1は分割撮像するための撮像部、2は重
複領域を含むように撮像する垂複領域推定部、3は部分
画像を格納するための部分画像メモリ、4は矩形抽出
部、5は矩形抽出部4で求めた矩形情報を格納する矩形
情報メモリ、6は合成位量および合成時に補正される角
度や大きさを検出する矩形情報演算部、7は合成画像を
生成するための合成画像生成部、8は合成した画像を格
納する合成画像格納部、11は矩形抽出部4で得られた
矩形を部分画像から切り取る矩形画像切り出し部、10
は切り出した矩形画像を矩形情報演算部6で得られた補
正角度情報から画像変換する角度補正部である。なお、
実施例1、2とほぼ同一構成、機能部分については同一
符号を付して示している。
図であり、図中1は分割撮像するための撮像部、2は重
複領域を含むように撮像する垂複領域推定部、3は部分
画像を格納するための部分画像メモリ、4は矩形抽出
部、5は矩形抽出部4で求めた矩形情報を格納する矩形
情報メモリ、6は合成位量および合成時に補正される角
度や大きさを検出する矩形情報演算部、7は合成画像を
生成するための合成画像生成部、8は合成した画像を格
納する合成画像格納部、11は矩形抽出部4で得られた
矩形を部分画像から切り取る矩形画像切り出し部、10
は切り出した矩形画像を矩形情報演算部6で得られた補
正角度情報から画像変換する角度補正部である。なお、
実施例1、2とほぼ同一構成、機能部分については同一
符号を付して示している。
【0036】実施例1では、画像の重複領域内の矩形か
ら2枚の画像の相対位置がわかることを示した。
ら2枚の画像の相対位置がわかることを示した。
【0037】そこで抽出された矩形情報を用いて部分画
像から切り出し、合成画像に張り付ける処理によっても
所望の結果が得られ、高速に画像の合成が可能となる。
像から切り出し、合成画像に張り付ける処理によっても
所望の結果が得られ、高速に画像の合成が可能となる。
【0038】さらに実施例2では、角度などの補正が可
能になることを示した。一般的に画像の角度補正は非常
に大きな演算量を有する。そこで、実施例1、2で得ら
れた矩形の位量情報をもとに、矩形単位で補正した座標
に複写するという方法で角度補正を実現する。図10の
画像例に従って説明する。
能になることを示した。一般的に画像の角度補正は非常
に大きな演算量を有する。そこで、実施例1、2で得ら
れた矩形の位量情報をもとに、矩形単位で補正した座標
に複写するという方法で角度補正を実現する。図10の
画像例に従って説明する。
【0039】これは矩形画像切り出し部11によって切
り出された画像が、合成画像生成部7によって合成メモ
リ8に複写される様子を示すものである。
り出された画像が、合成画像生成部7によって合成メモ
リ8に複写される様子を示すものである。
【0040】図10に示すように2枚の画像70a,7
0bの角度が異なる場合には、角度を補正しない場合は
行が折れ曲がってしまっているので合成位量をどこでと
っても、一行が折れ曲がってしまう。そこで2枚の画像
70a,70bを合成する際に、同図の画像70cに示
すように、白紙画像に該当する矩形を該当する補正量を
考慮した位置p1,p2,p3,・・・に、複写するこ
とで見かけ上合成された画像を得ることができる。
0bの角度が異なる場合には、角度を補正しない場合は
行が折れ曲がってしまっているので合成位量をどこでと
っても、一行が折れ曲がってしまう。そこで2枚の画像
70a,70bを合成する際に、同図の画像70cに示
すように、白紙画像に該当する矩形を該当する補正量を
考慮した位置p1,p2,p3,・・・に、複写するこ
とで見かけ上合成された画像を得ることができる。
【0041】すなわち、図10の画像70aにおけるs
1,s2,・・・s5までの矩形は、画像70bにおけ
る矩形r1,r2,・・・r5と共通であるので、画像
70cの位置p1,p2,・・・p5に改めて配置する
必要はない。しかし、画像70bにおけるs5の右側の
矩形s7,s8,・・・については、実施例2の方式で
角度を求める。つまり、矩形r5及びr1の位置及び距
離によって求められる変化量を加えればよい。そうして
求めた位置p6,p7,・・・に矩形s6,s7,・・
・を複写してやれば、図10の下側の画像70cように
同一行の文字が整列する。本例では、説明の都合上かな
り角度に変化をつけているが実際は角度のずれは、一文
字単位ではわからない程度であるので本変換で十分であ
る。
1,s2,・・・s5までの矩形は、画像70bにおけ
る矩形r1,r2,・・・r5と共通であるので、画像
70cの位置p1,p2,・・・p5に改めて配置する
必要はない。しかし、画像70bにおけるs5の右側の
矩形s7,s8,・・・については、実施例2の方式で
角度を求める。つまり、矩形r5及びr1の位置及び距
離によって求められる変化量を加えればよい。そうして
求めた位置p6,p7,・・・に矩形s6,s7,・・
・を複写してやれば、図10の下側の画像70cように
同一行の文字が整列する。本例では、説明の都合上かな
り角度に変化をつけているが実際は角度のずれは、一文
字単位ではわからない程度であるので本変換で十分であ
る。
【0042】さらに、傾いた画像にたいして、実際角度
補正を行うのは矩形内だけで良く、直像全体の面積より
あきらかに小さい領域で、演算量がはるかに減少するこ
とは明らかである。
補正を行うのは矩形内だけで良く、直像全体の面積より
あきらかに小さい領域で、演算量がはるかに減少するこ
とは明らかである。
【0043】このように、重複する箇所において着目領
域を囲む矩形を抽出する矩形抽出手段と、抽出した矩形
の大きさおよび相対位量および、縦横比を用いて演算を
行う矩形演算手段を用い抽出した矩形情報によって矩形
単位に、別の画像に複写することで、画像の傾き補正な
どの負荷の高い手法を用いることなく高品質な画像を生
成することが可能になる。また矩形内に傾き補正処理を
限定することで従来方式より高速な処理が可能となる。
従来では、画像の合成は部分画像をすべて用いて処理を
行う方式であったが、本例によれば、抽出された矩型内
のみの処理であるため、空白や背景が多い画像に対して
は演算量がはるかに少なくできる。
域を囲む矩形を抽出する矩形抽出手段と、抽出した矩形
の大きさおよび相対位量および、縦横比を用いて演算を
行う矩形演算手段を用い抽出した矩形情報によって矩形
単位に、別の画像に複写することで、画像の傾き補正な
どの負荷の高い手法を用いることなく高品質な画像を生
成することが可能になる。また矩形内に傾き補正処理を
限定することで従来方式より高速な処理が可能となる。
従来では、画像の合成は部分画像をすべて用いて処理を
行う方式であったが、本例によれば、抽出された矩型内
のみの処理であるため、空白や背景が多い画像に対して
は演算量がはるかに少なくできる。
【0044】
【発明の効果】以上のように本発明は、画像を2値化し
て矩形を抽出し画像の持っている特徴を簡潔に表現する
ことを手段として、回転や大きさの変動を推定しそれら
を補正することを実現するものであり、演算量をはるか
に少なくできる有用な画像合成装置が提供できる。
て矩形を抽出し画像の持っている特徴を簡潔に表現する
ことを手段として、回転や大きさの変動を推定しそれら
を補正することを実現するものであり、演算量をはるか
に少なくできる有用な画像合成装置が提供できる。
【図1】本発明の実施例1を説明するためのブロック図
である。
である。
【図2】本発明の実施例1における矩形抽出を説明する
図である。
図である。
【図3】本発明の実施例1における重複部分における矩
形抽出結果を示した図である。
形抽出結果を示した図である。
【図4】図3の破線部分を拡大して示した図である。
【図6】本発明の実施例1における2値画像のマッチン
グを行っている状態を示す図である。
グを行っている状態を示す図である。
【図7】本発明の実施例2を説明するためのブロック図
である。
である。
【図8】本発明の実施例2において、矩形抽出から補正
すべき角度を求めることを解説した図である。
すべき角度を求めることを解説した図である。
【図9】本発明の実施例3を説明するためのブロック図
である。
である。
【図10】本発明の実施例において、別の画像イメージ
に矩形単位で複写して合成する様子を示した図である。
に矩形単位で複写して合成する様子を示した図である。
1 撮像部 2 重複領域推定部 3 部分画像メモリ 4 矩形抽出部 5 矩形情報メモリ 6 矩形情報演算部 7 合成画像生成装置 8 合成画像メモリ 9 補正角度検出部 10 角度補正部 11 矩形画像切り出し部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年11月18日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1を説明するためのブロック図
である。
である。
【図2】本発明の実施例における矩形抽出を説明する図
である。
である。
【図3】本発明の実施例1における重複部分における矩
形抽出結果を示した図である。
形抽出結果を示した図である。
【図4】図3の破線部分を拡大して示した図である。
【図5】本発明の実施例1の矩形情報メモリへの情報格
納例を示した図である。
納例を示した図である。
【図6】本発明の実施例1における2値画像のマッチン
グを行なっている状態を行っている状態を示す図であ
る。
グを行なっている状態を行っている状態を示す図であ
る。
【図7】本発明の実施例2にを説明するためのブロック
図である。
図である。
【図8】本発明の実施例2において、矩形抽出から補正
すべき角度を求めることを解説した図である。
すべき角度を求めることを解説した図である。
【図9】本発明の実施例3を説明するためのブロック図
である。
である。
【図10】本発明の実施例において、別の画像イメージ
に矩形単位で複写して合成する様子を示した図である。
に矩形単位で複写して合成する様子を示した図である。
【符号の説明】 1 撮像部 2 重複領域推定部 3 部分画像メモリ 4 矩形抽出部 5 矩形情報メモリ 6 矩形情報演算部 7 合成画像生成装置 8 合成画像メモリ 9 補正角度検出部 10 角度補正部 11 矩形画像切り出し部
Claims (4)
- 【請求項1】 被写体を分割撮像するための撮像手段
と、重複領域を含む様に分割撮像するための撮像手段を
2次元に移動させる移動手段または、撮像手段よりえら
れる画像より重複部分を推定する手段と、被写体の一部
を撮影した部分画像を格納する部分画像格納手段と、前
記部分画像を合成した画像を格納する合成画像格納手段
と、合成位置に応じて前記合成画像格納部に書き込む画
像合成手段を有する画像合成装置において、重複する領
域において矩形を抽出する矩形抽出手段と、抽出した矩
形の大きさ、抽出した矩形の縦横比、抽出した矩形と隣
接する矩形までの距離、の少なくとも一つを含む矩形情
報により合成位置の検出を行なう合成位置検出手段とを
備えてなることを特徴とする画像合成装置。 - 【請求項2】 前記合成位置検出手段は、更に、抽出し
た矩形間でマッチング演算を施し対応する矩形を決定す
る手段を設けてなることを特徴とする請求項1に記載の
画像合成装置。 - 【請求項3】 被写体を分割撮像するための撮像手段
と、重複領域を含む様に分割撮像するための撮像手段を
2次元に移動させる移動手段または、撮像手段よりえら
れる画像より重複部分を推定する手段と、被写体の一部
を撮影した部分画像を格納する部分画像格納手段と、前
記部分画像を合成した画像を格納する合成画像格納手段
と、合成位置に応じて前記合成画像格納部に書き込む画
像合成手段を有する画像合成装置において、重複する箇
所において着目領域を囲む矩形を抽出する矩形抽出手段
と、抽出した矩形の大きさ、抽出した矩形の縦横比、抽
出した矩形と隣接する矩形までの距離、の少なくとも一
つを含む矩形情報により合成位置の検出を行なう合成位
置検出手段と、前記矩形情報に基づき合成画像を生成す
る際の角度および大きさの補正量を演算する補正量演算
手段とを備えてなることを特徴とする画像合成装置。 - 【請求項4】 被写体を分割撮像するための撮像手段
と、重複領域を含む様に分割撮像するための撮像手段を
2次元に移動させる移動手段または、撮像手段よりえら
れる画像より重複部分を推定する手段と、被写体の一部
を撮影した部分画像を格納する部分画像格納手段と、前
記部分画像を合成した画像を格納する合成画像格納手段
と、合成位量に応じて前記合成画像格納部に書き込む画
像合成手段を有する画像合成装置において、重複する箇
所において着目領域を囲む矩形を抽出する矩形抽出手段
と、抽出した矩形の大きさ、抽出した矩形の縦横比、抽
出した矩形と隣接する矩形までの距離、の少なくとも一
つを含む矩形情報により合成位置の検出を行なう合成位
置検出手段と、該矩形位置検出手段により求めた合成位
置において、抽出した矩形内の画像を矩形単位で複写す
ることで画像を生成する画像生成手段とを備えてなるこ
とを特徴とする画像合成装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8226372A JPH1069536A (ja) | 1996-08-28 | 1996-08-28 | 画像合成装置 |
DE1997137388 DE19737388A1 (de) | 1996-08-28 | 1997-08-27 | Versatzerfassungsvorrichtung und Bildsynthesevorrichtung |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8226372A JPH1069536A (ja) | 1996-08-28 | 1996-08-28 | 画像合成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1069536A true JPH1069536A (ja) | 1998-03-10 |
Family
ID=16844107
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8226372A Pending JPH1069536A (ja) | 1996-08-28 | 1996-08-28 | 画像合成装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1069536A (ja) |
DE (1) | DE19737388A1 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003050714A1 (fr) * | 2001-12-10 | 2003-06-19 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Systeme de traitement d'image de terminal cellulaire, terminal cellulaire et serveur |
US6885776B2 (en) | 2001-04-05 | 2005-04-26 | Fujitsu Limited | Image merging apparatus |
JPWO2021153148A1 (ja) * | 2020-01-30 | 2021-08-05 |
-
1996
- 1996-08-28 JP JP8226372A patent/JPH1069536A/ja active Pending
-
1997
- 1997-08-27 DE DE1997137388 patent/DE19737388A1/de not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6885776B2 (en) | 2001-04-05 | 2005-04-26 | Fujitsu Limited | Image merging apparatus |
WO2003050714A1 (fr) * | 2001-12-10 | 2003-06-19 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Systeme de traitement d'image de terminal cellulaire, terminal cellulaire et serveur |
JPWO2021153148A1 (ja) * | 2020-01-30 | 2021-08-05 | ||
WO2021153148A1 (ja) * | 2020-01-30 | 2021-08-05 | Necソリューションイノベータ株式会社 | 判定装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
DE19737388A1 (de) | 1998-03-12 |
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