JP3076978U - インクジェット装置 - Google Patents

インクジェット装置

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JP3076978U
JP3076978U JP2000007325U JP2000007325U JP3076978U JP 3076978 U JP3076978 U JP 3076978U JP 2000007325 U JP2000007325 U JP 2000007325U JP 2000007325 U JP2000007325 U JP 2000007325U JP 3076978 U JP3076978 U JP 3076978U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】スターホイールを支持するバネ部材によるイン
クの尾引きと、スターホイールの空回りとを防止するこ
とが可能なインクジェット装置を提供する。 【解決手段】排紙ローラ10に用紙7を押圧するための
スターホイール3と、スターホイール3の軸としてスタ
ーホイール3に取り付けられた密着コイルバネ4と、密
着コイルバネ4の両端部を持ち上げて支持するための押
さえ部材6aおよび6bと、固定部材5aおよび5bと
を備えている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、インクジェット装置に関し、より特定的には、スターホイールが 用紙を排紙ローラに押圧して排紙するインクジェット装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、プリンタやプロッター、複写機などのインクジェット装置が知られてい る。これらの従来のインクジェット装置は、用紙を排出する機構として、スター ホイールが用紙を排紙ローラに押圧して排出する機構を有するのが一般的である 。
【0003】 図7は、従来のスターホイールハウジング周辺部の構成を示した斜視図である 。図7を参照して、従来のスターホイールハウジング周辺部の構成について説明 する。スターホイール103は、バネ部材104を軸として、スターホイールハ ウジング101に装着されている。スターホイールハウジング101は、フロン トカバー102に、ねじなどにより取り付けられている。また、スターホイール 103は、排紙ローラに用紙を押圧するように、バネ部材104によって付勢さ れている。
【0004】 図8は、排紙ローラが取り付けられていない状態でのスターホイールの状態を 示した正面図であり、図9は、排紙ローラが取り付けられている状態(通常の使 用状態)でのスターホイールの状態を示した正面図である。図8および図9に示 すように、バネ部材104の両端部は、スターホイールハウジング101に設け られた固定部材105aおよび105bによって固定されている。なお、図8お よび図9におけるバネ部材104は、簡略的に示している。
【0005】 排紙ローラが取り付けられていない状態では、図8に示すように、バネ部材1 04は、スターホイール103を支持するのみで、スターホイール103を付勢 していない。
【0006】 また、図9に示すように、排紙ローラ108が取り付けられた状態では、バネ 部材104がスターホイール103を排紙ローラ108に付勢している。この場 合、スターホイール103は、排紙ローラ108の反発力によって、上方に移動 する。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
上記した従来のインクジェット装置では、スターホイールハウジング101と フロントカバー102とが別体に形成されていたので、スターホイールハウジン グ101をフロントカバー102へ取り付ける作業が必要となる。このため、ス ターホイールハウジングの取り付け作業を簡略化するのが困難であるという問題 点があった。
【0008】 また、この取り付け時に、スターホイールハウジング101の取り付け位置が 上方にずれる場合があった。この場合、スターホイール103の位置も上方にず れることになる。このように、スターホイール103が上方にずれると、スター ホイールが用紙を排紙ローラに押圧するのが困難になるので、スターホイールが 空回りするとともに、用紙が浮いてしまうという不都合があった。その結果、印 字が乱れるなど、印字品質に悪影響を及ぼすという問題点があった。
【0009】 また、スターホイールハウジング101の取り付け位置が下方にずれた場合に は、スターホイール103の取り付け位置も下方にずれることになる。このよう に、スターホイール103が下方にずれると、スターホイール103が用紙を排 紙ローラに押圧する際に、バネ部材104の両端部付近が用紙に近づきすぎるこ とになる。そして、バネ部材104の両端部がインクで印字された用紙に接触す ると、バネ部材104の両端部付近でインクの尾引きが発生するという不都合が 生じる。その結果、用紙を汚すなど印字品質に悪影響を及ぼすという問題点があ った。
【0010】 上記したような、インクの尾引きを防止するため、従来では、バネ部材104 の両端部付近が用紙に近づきすぎないように、スターホイール103が排紙ロー ラに接触する際のスターホイール103の上方への移動量(可動幅)(図8およ び図9参照)を小さくしていた。このため、スターホイールハウジング101の 取り付け位置が、少しでも上方にずれた場合には、上記したように、スターホイ ール103の空回りが発生するという問題点があった。
【0011】 ところで、従来では、たとえば、特開平6−210916号公報において、ス ターホイールの取り付け作業の効率を改善するために、スターホイールの取り付 け時に、排紙ローラの取り付けが完了するまでスターホイールをねじりバネによ って仮固定することが提案されている。しかし、このように仮固定することによ って、さらに部品点数が増加し、組立工程が増加するという問題点があった。ま た、この従来例では、スターホイールが空回りするという問題点を解決するのは 困難であった。
【0012】 また、従来、たとえば、実開平7−40143号公報や特開平7−89193 号公報において、スターホイールの空回りを改善するため、板バネを用いてスタ ーホイールを排紙ローラに押圧する方法が提案されている。しかし、この方法に おいても板バネが追加されているので、部品点数は削減されておらず、その結果 、組立作業も複雑であるという問題点があった。
【0013】 また、従来、たとえば、特開平9−278221号公報において、段形状を有 する密着コイルバネを軸として、スターホイールを支持することによって、固定 部材からの密着コイルバネの脱落を防止する方法が提案されている。しかし、こ の場合にも、スターホイールを支持する密着コイルバネによるインクの尾引きや 、固定部材の取り付け位置にずれによるスターホイールの空回りなどの問題点を 解決するのは困難であった。
【0014】 この考案は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、 この考案の一つの目的は、スターホイールを支持するバネ部材によるインクの 尾引きを防止することが可能なインクジェット装置を提供することである。
【0015】 この考案のもう一つの目的は、スターホイールの空回りを防止することが可能 なインクジェット装置を提供することである。
【0016】 この考案のさらにもう一つの目的は、スターホイールハウジング部分の組み立 て作業を簡略化することが可能なインクジェット装置を提供することである。
【0017】
【課題を解決するための手段】
請求項1におけるインクジェット装置は、排紙ローラに用紙を押圧するための スターホイールと、スターホイールの軸としてスターホイールに取り付けられた バネ部材と、バネ部材の両端部を持ち上げて支持するための押さえ部材および固 定部材とを備えている。
【0018】 請求項1では、上記のように、スターホイールに軸としてバネ部材を取り付け 、押さえ部材および固定部材によって、バネ部材の両端部を持ち上げて固定する ことによって、バネ部材における押さえ部材と固定部材との間の部分(バネ部材 の両端部付近)が、バネ部材の他の部分よりも上方向に持ち上げられる。これに より、バネ部材における押さえ部材と固定部材との間の部分を用紙から遠ざける ことができる。その結果、インクの尾引きが発生する可能性のある部分の面積を 減少させることができる。また、インクの尾引きが発生する可能性のある部分の 面積を減少させることができるので、スターホイールが排紙ローラに接触する際 の上方への移動量(上下方向の可動幅)を増加させることが可能となる。それに より、スターホイールハウジングの取り付け位置が多少上方にずれた場合にも、 スターホイールが空回りするのを防止することができる。
【0019】 請求項2におけるインクジェット装置は、請求項1の構成において、固定部材 は、スターホイールハウジングに設けられており、スターホイールハウジングは 、フロントカバーと一体的に形成されている。
【0020】 請求項2では、上記のように、固定部材が設けられたスターホイールハウジン グをフロントカバーと一体的に形成することによって、スターホイールハウジン グのフロントカバーへの取り付け工程を省くことができる。それにより、作業工 程を削減することができ、その結果、組立作業を簡略化することができる。また 、部品点数の削減を行うことができる。
【0021】 請求項3におけるインクジェット装置は、請求項1または2の構成において、 バネ部材は中心から両端部に向かって細くなる形状を有する。
【0022】 請求項3では、上記のように、バネ部材を中心から両端部に向かって細くなる 形状にする。このように、中心部を太くすることによって、スターホイールを安 定に支持することができる。また、両端部を細くすることによって、用紙に接触 しにくくなり、インクが尾引きする可能性のある部分の面積を減少させることが できる。その結果、インクの尾引きをより減少させることができる。また、イン クが尾引きする可能性のある部分の面積を減少させることによって、スターホイ ールが排紙ローラに接触する際の上方への移動量(上下方向の可動幅)が増加す る。それにより、スターホイールハウジングの取り付け位置が多少上方へずれた 場合にも、スターホイールが空回りするのを防止することができる。
【0023】 請求項4におけるインクジェット装置は、請求項1〜3のいずれかの構成にお いて、バネ部材の両端部を支持する固定部材は、棒状に形成されており、また、 小径部を有する。
【0024】 請求項4では、上記のように、バネ部材の両端部を支持する固定部材を棒状に 形成し、さらに、小径部を有するように形成することによって、バネ部材の両端 部を固定部材の径の細い小径部で固定すれば、径の太い部分によってバネ部材が 固定部材から抜けるのを有効に防止することができる。その結果、バネ部材を固 定部材に安定して固定することができる。
【0025】 請求項5におけるインクジェット装置は、請求項1〜3のいずれかの構成にお いて、バネ部材の両端部を支持する固定部材は、棒状に形成されており、また、 湾曲部を有する。
【0026】 請求項5では、上記のように、バネ部材の両端部を支持する固定部材を棒状に 形成し、さらに、湾曲部を有するように形成することによって、バネ部材の両端 部が固定部から抜けにくくなる。その結果、バネ部材を固定部材に安定に固定す ることができる。
【0027】 請求項6におけるインクジェット装置は、請求項1〜3のいずれかの構成にお いて、バネ部材の両端部を支持する固定部材は、棒状に形成されており、また、 小径部および湾曲部を有する。
【0028】 請求項6では、上記のように、バネ部材の両端部を支持する固定部材を棒状に 形成し、さらに、小径部および湾曲部を有するように形成することによって、バ ネ部材の両端部が固定部材から抜けにくくなる。その結果、バネ部材を固定部材 に安定に固定することができる。
【0029】 請求項7におけるインクジェット装置は、排紙ローラに用紙を押圧するための スターホイールと、スターホイールの軸としてスターホイールに取り付けられた バネ部材とを備え、バネ部材は、両端部を持ち上げて固定されている。
【0030】 請求項7では、上記のように、スターホイールに軸としてバネ部材を取り付け 、バネ部材の両端部を持ち上げて固定することによって、その持ち上げられたバ ネ部材の両端部を用紙から遠ざけることができる。その結果、インクの尾引きが 発生する可能性のある部分の面積を減少させることができる。また、インクの尾 引きが発生する可能性のある部分の面積を減少させることができるので、スター ホイールの上下方向の可動幅を増加させることが可能となる。それにより、スタ ーホイールハウジングの取り付け位置が多少上方にずれた場合にも、スターホイ ールが空回りするのを防止することができる。
【0031】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0032】 (第1実施形態) 図1は、本考案の第1実施形態によるインクジェットプリンタにおけるスター ホイールハウジング周辺部の構成を示した分解斜視図である。図2は、排紙ロー ラが取り付けられていない状態での、第1実施形態によるスターホイールの状態 を示した正面図である。図3は、排紙ローラが取り付けられている状態(通常の 使用状態)での、第1実施形態によるスターホイールの状態を示した正面図であ る。図4は、図3に示したスターホイールの斜視図である。なお、図4における バネ部材4は、簡略的に示している。
【0033】 まず、図1を参照して、第1実施形態におけるスターホイールハウジング周辺 部の構成について説明する。第1実施形態におけるスターホイールハウジング1 は、フロントカバー2と一体的に形成されている。スターホイール3は、密着コ イルバネ4を軸としてスターホイールハウジング1に装着されている。密着コイ ルバネ4は、スターホイール3が用紙を排紙ローラ10(図3参照)に押圧する ように、スターホイール3を排紙ローラ10に付勢している。なお、密着コイル バネ4は、本考案の「バネ部材」に相当する。
【0034】 次に、図2〜図4を参照して、第1実施形態によるスターホイール3の取り付 け状態について説明する。密着コイルバネ4の両端部は、スターホイールハウジ ング1(図1参照)に設けられた棒状の固定部材5aおよび5bによって固定さ れている。また、密着コイルバネ4の両端部近傍は、押さえ部材6aおよび6b によって押圧されている。固定部材5aおよび5bは、押さえ部材6aおよび6 bよりも上部に設けられている。これによって、密着コイルバネ4は、押さえ部 材6aおよび6bを支点として、両端を持ち上げた構造になっている。密着コイ ルバネ4において、持ち上げられた部分、すなわち、固定部材5aと押さえ部材 6aとの間の部分、および固定部材5bと押さえ部材6bとの間の部分を、持ち 上げ部分4aとする。また、密着コイルバネ4において、持ち上げ部分4a以外 の部分を可動部分4bとする。
【0035】 排紙ローラ10が取り付けられていない状態では、図2に示すように、密着コ イルバネ4における可動部分4bは、スターホイール3を支持するのみで、スタ ーホイール3を付勢していない。
【0036】 また、図3および図4に示すように、排紙ローラ10が取り付けられた状態( 通常の使用状態)では、密着コイルバネ4がスターホイール3を排紙ローラ10 に付勢している。この場合、スターホイール3は、排紙ローラ10の反発力によ って、上方に移動する。
【0037】 第1実施形態では、上記のように、スターホイール3は、密着コイルバネ4を 軸としてスターホイールハウジング1に装着されている。このとき、密着コイル バネ4は、固定部材5aおよび5bにおいて両端部を固定され、押さえ部材6a および6bを支点として、両端部を持ち上げた構造となる。このように、密着コ イルバネ4の両端部を持ち上げることによって、用紙7と、持ち上げ部分4aと の距離を遠ざけることができる。その結果、密着コイルバネ4において、インク の尾引きが発生する可能性のある部分の面積を減少させることができる。また、 インクの尾引きが発生する可能性のある部分の面積を減少させることによって、 スターホイール3の上下方向の可動幅(上方向への移動量)を増加させることが できる。それにより、スターホイールハウジング1の取り付け位置が多少上方に ずれた場合にも、スターホイール3が空回りするのを防止することができる。
【0038】 また、スターホイールハウジング1とフロントカバー2を一体的に形成するこ とによって、高い取り付け精度を要求されるスターホイールハウジング1のフロ ントカバー2への取り付け工程を省くことができる。それにより、作業工程を削 減することができ、その結果、組立作業を簡略化することができる。また、部品 点数の削減を行うことができる。
【0039】 また、図4に示すように、第1実施形態では、棒状の固定部材5aおよび5b には小径部8と湾曲部9とが設けられている。小径部8に、密着コイルバネ4の 端部が取り付けられており、径の太い湾曲部9は、小径部8から上向きに湾曲し て形成されている。なお、図4に示した密着コイルバネ4は、簡略化して図示し ている。
【0040】 第1実施形態では、上記のように、固定部材5aおよび5bに小径部8を設け 、径の太い部分を湾曲させて、湾曲部9を設けることによって、密着コイルバネ 4の両端部が固定部材5aおよび5bから抜けるのを有効に防止することができ る。その結果、密着コイルバネ4を軸として、スターホイール3をスターホイー ルハウジング1に安定に装着することができる。
【0041】 (第2実施形態) 図5は、排紙ローラが取り付けられていない状態での、第2実施形態によるス ターホイールの状態を示した正面図であり、図6は、排紙ローラが取り付けられ ている状態(通常の使用状態)での、第2実施形態によるスターホイールの状態 を示した正面図である。なお、図5および図6におけるバネ部材14は、簡略的 に示している。
【0042】 まず、図5および図6を参照して、第2実施形態による密着コイルバネ14の 取り付け状態について説明する。第2実施形態による密着コイルバネ14は、中 心が太く、中心から両端部に向かって細くなる形状を有する。密着コイルバネ1 4の径の太さ以外の部分の構成は、第1実施形態と同様である。この第2実施形 態による密着コイルバネ14は、第1実施形態と同様、スターホイールハウジン グ1に設けられた固定部材5aおよび5bによって両端部を固定されている。ま た、密着コイルバネ14の両端部近傍は、押さえ部材6aおよび6bによって押 圧されている。固定部材5aおよび5bは、押さえ部材6aおよび6bよりも上 部に設けられている。これによって、密着コイルバネ14は、押さえ部材6aお よび6bを支点として、両端を持ち上げた構造になっている。密着コイルバネ1 4において、持ち上げられた部分、すなわち、固定部材5aと押さえ部材6aと の間の部分、および固定部材5bと押さえ部材6bとの間の部分を、持ち上げ部 分14aとする。また、密着コイルバネ14において、持ち上げ部分14a以外 の部分を可動部分14bとする。なお、図5および図6に示す密着コイルバネ1 4は、簡略化して図示している。
【0043】 排紙ローラ10が取り付けられていない状態では、図5に示すように、密着コ イルバネ14における可動部分14bは、スターホイール3を支持するのみで、 スターホイール3を付勢していない。
【0044】 また、図6に示すように、排紙ローラ10が取り付けられた状態(通常の使用 状態)では、密着コイルバネ14がスターホイール3を排紙ローラ10に付勢し ている。この場合、スターホイール3は、排紙ローラ10の反発力によって、上 方に移動する。
【0045】 第2実施形態では、上記のように、スターホイール3を支持する密着コイルバ ネ14を、中心部の径が太くなるように形成することによって、スターホイール 3を第1実施形態に比べて、より安定的に支持することができる。また、密着コ イルバネ14の径を中心から両端部に向かって細くなる形状にすることによって 、押さえ部材6aおよび6b付近の密着コイルバネ14の径が細くなる。このた め、持ち上げ部分14aを第1実施形態に比べ、より用紙7から遠ざけることが できる。それにより、密着コイルバネ14において、インクの尾引きが発生する 可能性のある部分の面積を、第1実施形態に比べ、より減少させることができる 。また、インクの尾引きが発生する可能性のある部分の面積を減少させることに よって、スターホイール3の上下方向の可動幅(上方向への移動量)をさらに増 加させることができる。それにより、スターホイールハウジング1の取り付け位 置が多少上方にずれた場合にも、スターホイール3が空回りするのを防止するこ とができる。
【0046】 また、第2実施形態では、第1実施形態と同様に、スターホイールハウジング 1とフロントカバー2を一体的に形成することによって、高い取り付け精度を要 求されるスターホイールハウジング1のフロントカバー2への取り付け工程を省 くことができる。それにより、作業工程を削減することができ、その結果、組立 作業を簡略化することができる。また、部品点数の削減を行うことができる。
【0047】 なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なもので はないと考えられるべきである。本考案の範囲は、上記した実施形態の説明では なく実用新案登録請求の範囲によって示され、さらに実用新案登録請求の範囲と 均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
【0048】 たとえば、上記したように、第1および第2実施形態では、固定部材5aおよ び5bには、径大部を湾曲させることによって、湾曲部9が形成されているが、 固定部材5の径大部を直線的に上向きに形成する場合、または、直線的に斜め上 向きに形成する場合やフック状に形成する場合にも、同様の効果を得ることがで きる。
【0049】
【考案の効果】
以上のように、本考案によれば、スターホイールを支持するバネ部材によるイ ンクの尾引きと、スターホイールの空回りとを防止することができる。また、ス ターホイールハウジング部分の組み立て作業を簡略化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施形態によるスターホイールハ
ウジング周辺部の構成を示した概略図である。
【図2】排紙ローラが取り付けられていない状態での本
考案の第1実施形態によるスターホイールの状態を示し
た正面図である。
【図3】排紙ローラが取り付けられている状態(通常の
使用状態)での本考案の第1実施形態によるスターホイ
ールの状態を示した正面図である。
【図4】図3に示したスターホイールの斜視図である。
【図5】排紙ローラが取り付けられていない状態での本
考案の第2実施形態によるスターホイールの状態を示し
た正面図である。
【図6】排紙ローラが取り付けられている状態(通常の
使用状態)での本考案の第2実施形態によるスターホイ
ールの状態を示した正面図である。
【図7】従来のスターホイールハウジング周辺部の構成
を示した概略図である。
【図8】排紙ローラが取り付けられていない状態での従
来のスターホイールの状態を示した正面図である。
【図9】排紙ローラが取り付けられている状態(通常の
使用状態)での従来のスターホイールの状態を示した正
面図である。
【符号の説明】
1 スターホイールハウジング 3 スターホイール 4、14 バネ部材 5a、5b 固定部材 6a、6b 押さえ部材 7 用紙 8 小径部 9 湾曲部 10 排紙ローラ

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排紙ローラに用紙を押圧するためのスタ
    ーホイールと、 前記スターホイールの軸として前記スターホイールに取
    り付けられたバネ部材と、 前記バネ部材の両端部を持ち上げて支持するための押さ
    え部材および固定部材とを備えた、インクジェット装
    置。
  2. 【請求項2】 前記固定部材は、スターホイールハウジ
    ングに設けられており、 前記スターホイールハウジングは、フロントカバーと一
    体的に形成されている、請求項1に記載のインクジェッ
    ト装置。
  3. 【請求項3】 前記バネ部材は、中心から両端部に向か
    って細くなる形状を有する、請求項1または2に記載の
    インクジェット装置。
  4. 【請求項4】 前記バネ部材の両端部を支持する前記固
    定部材は、棒状に形成されており、 前記固定部材は、小径部を有する、請求項1〜3のいず
    れか1項に記載のインクジェット装置。
  5. 【請求項5】 前記バネ部材の両端部を支持する前記固
    定部材は、棒状に形成されており、 前記固定部材は、湾曲部を有する、請求項1〜3のいず
    れか1項に記載のインクジェット装置。
  6. 【請求項6】 前記バネ部材の両端部を支持する前記固
    定部材は、棒状に形成されており、 前記固定部材は、小径部および湾曲部を有する、請求項
    1〜3のいずれか1項に記載のインクジェット装置。
  7. 【請求項7】 排紙ローラに用紙を押圧するためのスタ
    ーホイールと、 前記スターホイールの軸として前記スターホイールに取
    り付けられたバネ部材とを備え、 前記バネ部材は、両端部を持ち上げて固定されている、
    インクジェット装置。
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