JP3076918B2 - シリンダ錠 - Google Patents

シリンダ錠

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JP3076918B2
JP3076918B2 JP02311343A JP31134390A JP3076918B2 JP 3076918 B2 JP3076918 B2 JP 3076918B2 JP 02311343 A JP02311343 A JP 02311343A JP 31134390 A JP31134390 A JP 31134390A JP 3076918 B2 JP3076918 B2 JP 3076918B2
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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、例えば、自動車、オ−トバイなどの車輌に
備えるシリンダ錠に関する。
「従来の技術」 自動車のドアに備えられているシリンダ錠は第13図及
び第14図に示した構造のものが多い。
すなわち、ロ−タケ−ス11に回転自在に内挿されたロ
−タ12がカバ−13によって抜け止めされている。このロ
−タ12の内部には、スプリングによって一方向(第13図
において上方向)に押動勢力を与えた複数のロックプレ
−ト14と、同様にスプリングによって他方向(第13図に
おいて下方向)に押動勢力を与えた複数のロックプレ−
ト15とが交互に設けられている。そして、ロックプレ−
ト14、15はロ−タケ−ス11内面にケ−ス筒軸方向に沿っ
て形成されている凹条溝16、17に突入して施錠状態とな
っている。
正規キ−をロ−タ12のキ−孔18に挿入すると、ロック
プレ−ト14、15がキ−山によりスプリングの押動勢力に
抗して強制的にロ−タ12内に没入され各々の凹状溝16、
17から抜け出る。
この結果、ロ−タ12が回動自在となり、正規キ−によ
ってロ−タ12を回動させれば、このロ−タ12に取付けら
れている連動レバ−19が旋回し、この連動レバ−19に連
結されたロッドが移動してドアロックをアンロックとす
るように解放し解錠動作する。
なお、このシリンダ錠はステアリングロック装置に使
用することが可能で、この場合、ロ−タ12の回動がステ
アリングロック機構とスタ−タスイッチとに伝達される
構成となつており、ロ−タ12の回動によって、ステアリ
ングをロックするロツクボルトがアンロック位置に後退
すると共に、スタ−タスイッチの動作によりエンジンが
始動する。
「発明が解決しようとする課題」 上記したシリンダ錠の場合、不正キ−やドライバなど
の工具をロ−タ12のキ−孔18に差し入れ、無理にロ−タ
12を回動し、解錠されることがあった。
つまり、ドライバをロ−タ12のキ−孔18に挿入してロ
ックプレ−ト14、15が没入したか否かに関係なくロ−タ
12を強引に回動させ、或いは、不正キ−をキー孔18に挿
入してロックプレ−ト14、15のうちいくつかを没入させ
た状態でロ−タ12を強引に回動させる。このようにし
て、没入していないロックプレ−ト14、15がロ−タケ−
ス11の凹条溝16、17に突入している状態でロ−タ12が無
理に回動されて解錠されることがある。このため、この
ような不正行為によりシリンダ錠が破壊する。
一方、ロ−タ12のキ−孔に金属線などを差し込み、ロ
−タ12に一方向の回動勢力を加えながらロックプレ−ト
14、15各々をロ−タ12内に一枚づつ没入させて解錠させ
てしまう、いわゆるピッキングによって不正解錠される
ことがあった。
本発明は上記したような不正解錠を確実に防止し、自
動車や車内搭載物の盗難を未然に防ぐことができるシリ
ンダ錠を開発することを目的とする。
「課題を解決するための手段」 上記した目的を達成するため、本発明では、ロ−タ内
に設け、正規キ−挿入によってロ−タ回転軸方向に一列
に整列する凹形部を各々に設けた複数のロックプレ−ト
と、上記凹形部の不整列下に各ロックプレ−トの一部が
入り込むロック溝を有し、上記凹形部の整列によって各
ロックプレ−トの凹形部がロック溝に対向してロ−タ回
転軸方向に進出可能となるようにロ−タに備えたサイド
バ−と、このサイドバ−に正規キ−挿入方向への進出勢
力を与える付勢部材と、正規キ−による上記ロ−タの回
動に伴なってサイドバ−が旋回したとき、このサイドバ
−の進出を許容すると共に、進出したサイドバ−が当接
し、このサイドバ−と一体的に旋回するカム部を有し、
進出したサイドバ−により上記ロ−タと連繋するリアロ
−タとより構成したことを特徴とするシリンダ錠を提案
する。
「作用」 正規キ−を挿入しない通常状態では、各ロックプレ−
トの凹形部が不整列となっており、サイドバ−のロック
溝内に各ロックプレ−トが入り込んでいる。この状態で
はサイドバ−とリアロ−タとの連繋が絶たれており、ま
た、ロ−タの回動が自在となっている。
正規キ−を挿入すると、各ロックプレ−トの凹形部が
ロ−タの回転軸方向に一列に整列する。この結果、各々
のロックプレ−トの凹形部がサイドバ−の各ロック溝に
対向し、このサイドバ−が付勢部材の進出勢力を受けて
進出可能となるが、リアロ−タのカム部によって後退位
置を保つている。
上記の状態下にロ−タを正規キ−によって回動する
と、サイドバ−がロ−タの回転軸心回り方向に旋回する
ため、このサイドバ−がリアロ−タのカム部に沿って進
出してリアロ−タと連繋する。
このように連繋したときは、正規キ−によるロ−タの
回動がサイドバ−を介してリアロ−タに伝達され、リア
ロ−タに連動されるドアロック機構などの連動機構が動
作して解錠となる。
上記したシリンダ錠は、不正キ−やドライバ等の工具
をロ−タに挿入して解錠を企てた場合には、サイドバ−
が進出しないため、サイドバ−を伴ってロ−タが空転す
るだけとなり、解錠が防止される。
また、ロックプレ−トがサイドバ−のロック溝に入っ
たままでロ−タが空転するので、ロックプレ−ト等が変
形することがなくシリンダ錠も破壊されない。
ピッキングによって解錠が企てられた場合は、ロック
プレ−トを没入させて係止させる部所がないため、各ロ
ックプレ−トの凹形部を整列させることが不可能とな
り、解錠が防止される。
「実施例」 次に、本発明の一実施例について図面に沿って説明す
る。
第1図は本発明に係るシリンダ錠の縦断側面図、第2
図はロ−タカバ−を部分的に切欠いて内部構造を示した
同シリンダ錠の側面図、第3図は第1図上のB−B線断
面図、第4図は第1図上のC−C線断面図である。
これらの図において、21はロ−タケ−ス22に回転自在
に内挿したロ−タで、カバ−23によって抜け出しが防止
されている。
このロ−タ21にはキ−孔24を設けると共に、このキ−
孔24を横切るように配置した複数のロックプレ−ト25が
備えてある。
ロックプレ−ト25は各々の側部に設けたスプリングに
よって一方向(第3図において上方向)の押動勢力を与
え、各々ロツクプレ−ト25の一端部をロ−タケ−ス22の
内面に当接させてある。
各々のロックプレ−ト25に形成した凹形部26は、ロ−
タ21のキ−孔24に正規キ−が挿入されることによりロ−
タ21の回転軸方向に一列に整列する構成となっている。
また、上記ロ−タ21の側部には回転軸方向に沿った細
幅溝27を形成し、この細幅溝27内にサイドバ−28が備え
てある。
このサイドバ−28は第12図に斜視図をもって示した如
く、キ−孔24側の側面に複数のロック溝29を一列に配置
形成すると共に、その長手方向一端部(第1図において
上端部)とロ−タ21の一部との間に設けた拡圧作用のス
プリング30によって常時進出勢力(第1図において下方
向)を受けている。
また、このサイドバ−28のロック溝29は、細幅溝27の
底部にはみ出させた各々のロックプレ−ト25の側部が入
り込む複数のロック溝となっている。
なお、各ロックプレ−ト25の凹形部26は正規キ−が挿
入されたとき、上記の細幅溝27の底部位置で整列するよ
うになっており、凹形部26がこのように整列したとき、
サイドバ−28の各ロック溝29が上記の各凹形部26に対向
し、サイドバ−28の進出を許すようになる。
一方、上記サイドバ−28の他端部(第1図において下
端部)はリアロ−タ31のカム部32に当接して後退位置を
保っている。この後退位置では、各ロックプレ−ト25の
側部がサイドバ−28の各ロック溝29に余裕をもって入
り、ロック溝29の形成面に接しない状態となっている。
リアロ−タ31はロ−タケ−ス22に内装した筒状部31a
と、ロ−タケ−ス22の底面外に突出させた連動部31bと
を一体形成した形状のもので、この筒状部31a内にロ−
タ21の細径先端部(第1図において下方部)が突入して
いる。また、この筒状部31aの一部分には第2図及び第1
1図より分かる如く、頂部をサイドバ−28に対向させた
山形のカム部32を形成すると共に、このカム部32の両側
に当る切欠縁33、34がサイドバ−28に連動される駆動部
となっている。
また、リアロ−タ31の筒状部31a内面には、第4図及
び第11図に示した如く、緩やかな下り勾配とした堀下部
35をカム部32に対向させるように形成すると共に、この
堀下部35に圧接させた小球36をロ−タ21の細径先端部に
設けた小孔内のスプリングによって突出勢力を与え、こ
れら堀下部35と小球36等によってサイドバ−28の復動機
構が構成してある。
上記した構成のシリンダ錠は、正規キ−を挿入して回
動しないかぎり、サイドバ−28がカム部32の頂部に当接
し、第1図〜第3図に示す如く、サイドバ−28が後退し
た位置となっている。
この状態ではサイドバ−28とリアロ−タ31とが非連繋
となっている。
正規キ−をロ−タ21に挿入すると、ロックプレ−ト25
各々の凹形部26がロ−タ21の回転軸方向に一列に整列す
る。したがって、各ロックプレ−ト25の凹形部26とサイ
ドバ−28のロック溝29とが対向し、このサイドバ−28が
スプリング30の拡圧勢力によって進出可能となる。た
だ、この動作段階では、サイドバ−28の他端部がリアロ
−タ31のカム部32の頂部に圧接しているため、サイドバ
−28は進出しない。
この状態で、正規キ−によってロ−タ21を回動させ
る。例えば、正規キ−によってロ−タ21に右回動させる
と、ロ−タ21の初期の回動に伴ってサイドバ−28が同方
向に旋回し、この動作により、サイドバ−28の他端部が
カム部32を滑り下り切欠縁33に当接する。第5図〜第7
図はこの初期回動の動作段階を示している。なお、これ
らの図面に示した参照符号40は正規キ−である。
正規キ−によって更にロ−タ21を回動させれば、サイ
ドバ−28がリアロ−タ31の切欠縁33を押し回すため、ロ
−タ21の回動によりリアロ−タ31が右方向に回動駆動さ
れる。
なお、リアロ−タ31には従来例同様に連動レバ−を取
付けると共に、この連動レバ−とドアロック機構とをロ
ッドによって連結する。これより、リアロ−タ31が右回
動に駆動されると、連動レバ−の旋回によってロッドが
移動しドアロック機構がアンロックとなり、解錠動作と
なる。
正規キ−の回動操作力を解放させると、リアロ−タ31
が公知のスプリング復動機構によって元位置まで戻り回
動する。
このとき、サイドバ−28がリアロ−タ31の切欠縁33に
より押し戻されるからロ−タ21も戻り回動するが、リア
ロ−タ31が元位置に復動した時点で、ロ−タ21は初期回
動の位置となっており、元位置には戻りきっていない。
つまり、第5図〜第7図に示す動作状態まで戻る。
この動作過程では復動機構の小球36が堀下部35に転入
する直前の位置に移動しており、リアロ−タ31が元位置
に戻ることに続いて、その小球36が堀下部35の最深部に
向かって転入する。
この結果、ロ−タ21がこの復動機構によって第4図に
示すθの範囲で戻り回動勢力を受けるため、サイドバ
−28をカム部32に沿って後退させながらロ−タ21が元位
置まで戻り回動する。
ロ−タ21が元位置に復動してから正規キ−を引き抜け
ば、ロックプレ−ト25の側部がサイドバ−28のロック溝
29に入り込み第1図〜第4図の動作状態に戻る。
また、リアロ−タ31にはスプリング復動機構を備えな
いドアロック機構がある。この場合には、回動駆動され
たリアロ−タ31が自動的に戻り回動しない。したがっ
て、正規キ−を戻り回動し、ロ−タ21を逆転させる。
ロ−タ21の逆転によって、サイドバ−28がカム部32を
乗り越えて切欠縁34に当接し、続いてリアロ−タ31がサ
イドバ−28により押し回されて元位置に戻る。ただ、リ
アロ−タ31が元位置に戻った時点では正規キ−が元位置
を通り過ぎているが、回動操作力を解放させれば、小球
36と堀下部35との復動機構の作用を受けてサイドバ−28
が切欠縁34から離れてカム部32にしたがって後退するか
ら、正規キ−が(第4図に示すθの範囲で元位置に自
動的に戻る。
また、解錠しているドアロックを施錠するときは、正
規キ−をキー孔24に挿入して左回動させる。このときリ
アロ−タ31が左回動してドアロック機構が施錠するよう
に連動される。その他は上記同様の動作となる。
一方、不正キ−をロ−タ21に挿入した場合は、各ロッ
クプレ−ト25の凹形部26が整列しないため、各ロックプ
レ−ト25の凹形部26がサイドバ−28のロック溝29に対向
しなく、ロ−タ21の回動によってそのロック溝29がロッ
クプレ−ト25によって係止され、サイドバ−28が進出せ
ず、リアロ−タ31に連繋しない。
したがって、不正キ−ではロ−タ21がサイドバ−28を
伴って空転し、リアロ−タ31に連動されるドアロック機
構が動作しないため、施錠が保たれ、また、ロ−タ21が
空転するとき、ロックプレ−ト25がサイドバ−28のロッ
ク溝29に入り込んでいるだけであるから、ロックプレ−
ト25等も破壊されない。
第8図〜第10図は不正キ−50を挿入してロ−タ21が回
動された状態を示している。
上記のような不正な解錠行為は、ドライバなどの工具
を使用しても、また、ピッキングによっても上記同様に
ロ−タ21が空転するだけで解錠が確実に防止される。
上記したように不正解錠の防止機能を備えた本発明の
シリンダ錠は、サイドバ−28が後退しているとき、この
ロック溝29に余裕をもってロックプレ−ト25の側部が入
り込んでいるので、正規キ−の挿入と引き抜きにサイド
バ−の影響がなく、正規キ−の挿入と引き抜きが円滑と
なる。
また、正規キ−を挿入して回動させた以後は、進出し
たサイドバ−28によってロックプレ−ト25の突出が阻止
されるため、正規キ−が抜け出ることがない。
以上、ドアロック機構を連動するシリンダ錠の実施例
について説明したが、本発明はリアロ−タに連動させる
ようにしたステアリングロック機構のシリンダ錠等とし
ても実施することができる。
「発明の効果」 上記した通り、本発明のシリンダ錠は、正規キ−を挿
入して回動操作したときのみ進出するサイドバ−がリア
ロ−タに連繋する構成であるので、正規キ−使用の場合
は、ロ−タの回動がサイドバ−を介してリアロ−タに伝
達されて解錠となり、不正キ−やドライバなどの工具を
使用して解錠されようとしたときは、ロックプレ−トの
全部または一部の凹形部が不整列となり、サイドバ−が
進出しない。また、ピッキングによる場合は、凹形部を
整列させるためのロックプレ−トの係止ができない。こ
のため、ロ−タの回動がリアロ−タに伝達されず、ロ−
タが空転し施錠のままとなる。
この結果、不正な解錠行為があってもシリンダ錠が破
壊されずに確実に不正解錠を阻止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すシリンダ錠の縦断側面
図、第2図はカバ−を部分的に切欠いて内部構造を示し
た同シリンダ錠の側面図、第3図は第1図上のB−B線
断面図、第4図は第1図上のC−C線断面図、第5図〜
第7図は正規キ−を使用した解錠動作を示し、第5図は
ロ−タを初期回動させた動作段階を示すシリンダ錠の縦
断側面図、第6図は第5図上のD−D線断面図、第7図
は第5図上のE−E線断面図、第8図〜第10図は不正キ
−を使用した解錠動作を示し、第8図はシリンダ錠の縦
断側面図、第9図は第8図上のF−F線断面図、第10図
は第8図上のG−G線断面図、第11図は上記シリンダ錠
に備えたリアロ−タの斜視図、第12図は上記シリンダ錠
に備えたサイドバ−の斜視図、第13図及び第14図は従来
例を示し、第13図は第14図上のA−A線断面図、第14図
はシリンダ錠の縦断側面図である。 21……ロ−タ 24……キ−孔 25……ロックプレ−ト 26……凹形部 28……サイドバ− 29……ロック溝 31……リアロ−タ 32……カム部 35、36……復動機構を構成する堀下部と小球
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E05B 29/00 E05B 29/02 E05B 29/04 E05B 29/06 E05B 29/08 E05B 29/10

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ロ−タ内に設け、正規キ−挿入によってロ
    −タ回転軸方向に一列に整列する凹形部を各々に設けた
    複数のロックプレ−トと、上記凹形部の不整列下に各ロ
    ックプレ−トの一部が入り込むロック溝を有し、上記凹
    形部の整列によって各ロックプレ−トの凹形部がロック
    溝に対向してロ−タ回転軸方向に進出可能となるように
    ロ−タに備えたサイドバ−と、このサイドバ−に正規キ
    −挿入方向への進出勢力を与える付勢部材と、正規キ−
    による上記ロ−タの回動に伴なってサイドバ−が旋回し
    たとき、このサイドバ−の進出を許容すると共に、進出
    したサイドバ−が当接し、このサイドバ−と一体的に旋
    回するカム部を有し、進出したサイドバ−により上記ロ
    −タと連繋するリアロ−タとより構成したことを特徴と
    するシリンダ錠。
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