JP3076776B2 - パフの製造方法 - Google Patents
パフの製造方法Info
- Publication number
- JP3076776B2 JP3076776B2 JP09218510A JP21851097A JP3076776B2 JP 3076776 B2 JP3076776 B2 JP 3076776B2 JP 09218510 A JP09218510 A JP 09218510A JP 21851097 A JP21851097 A JP 21851097A JP 3076776 B2 JP3076776 B2 JP 3076776B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ribbon
- puff
- welding
- main body
- ultrasonic
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、パフの製造方法、
詳しくは、パフ本体に把持用リボンの両端部が溶着され
た化粧用パフの製造方法に関する。
詳しくは、パフ本体に把持用リボンの両端部が溶着され
た化粧用パフの製造方法に関する。
【０００２】
【従来の技術と課題】従来、化粧用パフとしては、ウレ
タンフォームに微細なナイロン糸粉を植毛（フロッキー
加工）したパフ本体の両側に把持用リボンの両端部を高
周波で溶着したものが提供されていた。これまで、リボ
ンをパフ本体に縫い付けていたのであるが、縫製は面倒
であり、人件費も向上するため、量産性、コストダウン
を図るため、高周波溶着処理を施すに到ったのである。
タンフォームに微細なナイロン糸粉を植毛（フロッキー
加工）したパフ本体の両側に把持用リボンの両端部を高
周波で溶着したものが提供されていた。これまで、リボ
ンをパフ本体に縫い付けていたのであるが、縫製は面倒
であり、人件費も向上するため、量産性、コストダウン
を図るため、高周波溶着処理を施すに到ったのである。
【０００３】ところで、高周波溶着は、高周波の誘電発
熱作用により、パフ本体及びリボンに内部発熱させる。
そのため、溶着部分が焼けて焦げ付き、不良品の発生率
が高いという問題点を有していた。
熱作用により、パフ本体及びリボンに内部発熱させる。
そのため、溶着部分が焼けて焦げ付き、不良品の発生率
が高いという問題点を有していた。
【０００４】そこで、本発明の目的は、リボン溶着部分
に焼き焦げが生じるおそれがなく、かつ、生産効率の良
好なパフの製造方法を提供することにある。
に焼き焦げが生じるおそれがなく、かつ、生産効率の良
好なパフの製造方法を提供することにある。
【０００５】
【発明の要旨及び効果】以上の目的を達成するため、本
発明に係るパフの製造方法は、パフ本体とリボンとを重
ね合わせ、該リボンとパフ本体の両側に形成した突部と
に超音波を作用させて両者を溶着させることを特徴とす
る。
発明に係るパフの製造方法は、パフ本体とリボンとを重
ね合わせ、該リボンとパフ本体の両側に形成した突部と
に超音波を作用させて両者を溶着させることを特徴とす
る。
【０００６】超音波溶着と同時にあるいはその後、前記
リボンは両端不要部分をカットされ、パフ本体を反転さ
せることで化粧用パフとして完成する。パフ本体を１個
づつ溶着処理してもよいが、本発明では、複数個同時に
処理するために効率的である。即ち、超音波溶着台の所
定箇所に、長尺のリボンと該リボンに沿って複数のパフ
本体を重ねてセットし、各パフ本体の突部とリボンとを
同時に超音波を作用させて溶着し、その後リボンをカッ
トする。
リボンは両端不要部分をカットされ、パフ本体を反転さ
せることで化粧用パフとして完成する。パフ本体を１個
づつ溶着処理してもよいが、本発明では、複数個同時に
処理するために効率的である。即ち、超音波溶着台の所
定箇所に、長尺のリボンと該リボンに沿って複数のパフ
本体を重ねてセットし、各パフ本体の突部とリボンとを
同時に超音波を作用させて溶着し、その後リボンをカッ
トする。
【０００７】本発明で使用される超音波溶着は、超音波
振動による摩擦発熱で溶融／圧着するものであり、従来
の高周波とは異なって熱可塑性プラスチックであれば種
類を問わず溶着が可能であり、溶着部分が焼けて焦げ付
くという不具合はない。
振動による摩擦発熱で溶融／圧着するものであり、従来
の高周波とは異なって熱可塑性プラスチックであれば種
類を問わず溶着が可能であり、溶着部分が焼けて焦げ付
くという不具合はない。
【０００８】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るパフの製造方
法について添付図面を参照して説明する。図１（Ａ），
（Ｂ）は完成された製品としてのパフを示し、パフ本体
１の両側に形成した突部２、２に把持用リボン５の両端
部を超音波溶着したものである。符号Ａは溶着部分を示
す。溶着は図１（Ｃ）に示すように、リボン５をパフ本
体１の一面１ａに沿わした状態で行われ、その後パフ本
体１を反転させる。これにて、リボン５が他面１ｂ側に
沿うことになる。
法について添付図面を参照して説明する。図１（Ａ），
（Ｂ）は完成された製品としてのパフを示し、パフ本体
１の両側に形成した突部２、２に把持用リボン５の両端
部を超音波溶着したものである。符号Ａは溶着部分を示
す。溶着は図１（Ｃ）に示すように、リボン５をパフ本
体１の一面１ａに沿わした状態で行われ、その後パフ本
体１を反転させる。これにて、リボン５が他面１ｂ側に
沿うことになる。
【０００９】パフ本体１はウレタンフォーム７に微細な
ナイロン糸粉８を植毛（フロッキー加工）したもので、
両側に突部２、２を有する円形上に打ち抜かれている。
リボン５はナイロン製である。
ナイロン糸粉８を植毛（フロッキー加工）したもので、
両側に突部２、２を有する円形上に打ち抜かれている。
リボン５はナイロン製である。
【００１０】図２は超音波溶着台１０を示す。この溶着
台１０は３個のパフを同時に溶着するように構成され、
三つのパフ収容凹所１１、リボン逃げ凹部１２、押さえ
片ガイド溝１３が形成されている。溶着台１０の一辺に
は３本の押さえ片１５ａを有する押さえ具１５がヒンジ
金具１６（図３参照）によって取り付けられている。ま
た、溶着台１０の上方には超音波発振器２０が上下動自
在に設置されている。
台１０は３個のパフを同時に溶着するように構成され、
三つのパフ収容凹所１１、リボン逃げ凹部１２、押さえ
片ガイド溝１３が形成されている。溶着台１０の一辺に
は３本の押さえ片１５ａを有する押さえ具１５がヒンジ
金具１６（図３参照）によって取り付けられている。ま
た、溶着台１０の上方には超音波発振器２０が上下動自
在に設置されている。
【００１１】次に、前記溶着台１０及び超音波発振器２
０を用いた溶着方法について説明する。まず、図３
（Ａ）に示すように、長尺のリボン５を凹所１１上にセ
ットする。次に、押さえ具１５を反転させて各押さえ片
１５ａをリボン５上に重ねる（図３（Ｂ）参照）。これ
にてリボン５が凹部１２に押し込まれて弛みが形成され
る。次に、押さえ片１５ａ上であって凹所１１にパフ本
体１をセットする（図３（Ｃ）参照）。パフ本体１は突
部２、２をリボン５上に揃えてセットされる。
０を用いた溶着方法について説明する。まず、図３
（Ａ）に示すように、長尺のリボン５を凹所１１上にセ
ットする。次に、押さえ具１５を反転させて各押さえ片
１５ａをリボン５上に重ねる（図３（Ｂ）参照）。これ
にてリボン５が凹部１２に押し込まれて弛みが形成され
る。次に、押さえ片１５ａ上であって凹所１１にパフ本
体１をセットする（図３（Ｃ）参照）。パフ本体１は突
部２、２をリボン５上に揃えてセットされる。
【００１２】その後、図２（Ｂ）に示した超音波発振器
２０を下降させ、突部２、２を押圧しつつ超音波を発振
する。これにて突部２、２とリボン５とが溶着する。溶
着と同時にあるいは溶着後、リボン５を図３（Ｃ）に示
す一点鎖線でカットし、さらに、パフ本体１を反転させ
て図１（Ａ），（Ｂ）に示す状態とする。
２０を下降させ、突部２、２を押圧しつつ超音波を発振
する。これにて突部２、２とリボン５とが溶着する。溶
着と同時にあるいは溶着後、リボン５を図３（Ｃ）に示
す一点鎖線でカットし、さらに、パフ本体１を反転させ
て図１（Ａ），（Ｂ）に示す状態とする。
【００１３】なお、本発明に係るパフの製造方法は前記
実施形態に限定するものではなく、その要旨の範囲内で
種々に変更することができる。特に、パフ本体やリボン
の材質は超音波溶着が可能なものであれば任意である。
また、パフ本体の形状は円形、楕円形、方形のいずれで
あってもよい。
実施形態に限定するものではなく、その要旨の範囲内で
種々に変更することができる。特に、パフ本体やリボン
の材質は超音波溶着が可能なものであれば任意である。
また、パフ本体の形状は円形、楕円形、方形のいずれで
あってもよい。
【図１】本発明に係る方法で製造されたパフを示し、
（Ａ）は平面図、（Ｂ）は断面図、（Ｃ）は反転前の断
面図。
（Ａ）は平面図、（Ｂ）は断面図、（Ｃ）は反転前の断
面図。
【図２】超音波溶着台を示し、（Ａ）は平面図、（Ｂ）
は断面図。
は断面図。
【図３】パフ本体とリボンの超音波溶着方法を工程順に
示す平面図。
示す平面図。
１…パフ本体 ２…突部 ５…リボン １０…超音波溶着台 ２０…超音波発振器 Ａ…溶着部分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) A45D 33/34
Claims (1)
- 【請求項１】 パフ本体の両側に形成した突部にリボン
の両端部を溶着したパフの製造方法において、超音波溶着台の所定箇所に、長尺のリボンと該リボンに
沿って複数のパフ本体を重ねてセットし、各パフ本体の
突部とリボンとに同時に超音波を作用させて溶着し、そ
の後リボンをカットすること、 を特徴とするパフの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP09218510A JP3076776B2 (ja) | 1997-08-13 | 1997-08-13 | パフの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP09218510A JP3076776B2 (ja) | 1997-08-13 | 1997-08-13 | パフの製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1156458A JPH1156458A (ja) | 1999-03-02 |
| JP3076776B2 true JP3076776B2 (ja) | 2000-08-14 |
Family
ID=16721064
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP09218510A Expired - Lifetime JP3076776B2 (ja) | 1997-08-13 | 1997-08-13 | パフの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3076776B2 (ja) |
-
1997
- 1997-08-13 JP JP09218510A patent/JP3076776B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH1156458A (ja) | 1999-03-02 |
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