JP3076658B2 - 内視鏡用生検鉗子 - Google Patents

内視鏡用生検鉗子

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JP3076658B2
JP3076658B2 JP04041266A JP4126692A JP3076658B2 JP 3076658 B2 JP3076658 B2 JP 3076658B2 JP 04041266 A JP04041266 A JP 04041266A JP 4126692 A JP4126692 A JP 4126692A JP 3076658 B2 JP3076658 B2 JP 3076658B2
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sampling piece
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endoscope
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Inventor
浩 佐野
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旭光学工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、体腔内の生検組織を
採取するために内視鏡の鉗子チャンネルに挿通して用い
られる内視鏡用生検鉗子に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の内視鏡用生検鉗子は、一般に、嘴
状に開閉自在な一対の採取カップを先端に設け、採取カ
ップを開いて患部に押し付けてから閉じることによっ
て、生検組織を挟み切って採取カップ内に採取してい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のように採取カッ
プを嘴状に閉じることによって生検組織を挟み切るため
には、患部に対して採取カップを正面から押し当てる必
要がある。
【0004】しかし、内視鏡の先端をそのような好位置
に誘導するのが困難な場合が多くて、なかなか良い検査
標本になるような組織採取をすることができない。ま
た、患部の形状等によっては、採取カップを閉じても患
部に対して採取カップが滑って患部を挟み切ることがで
きない場合もある。
【0005】そこで一対の採取カップの間に針を設け
て、この針を患部に突き刺してから生検組織の採取を行
うようにした針付きの生検鉗子もある。しかし、針を付
けても上述のような不具合が大幅に改善されるものでも
なく、また、採取される組織部分を針で刺すことになる
ので、採取された生検組織に穴があいて検査標本として
の質が低下してしまったり、時として針が折れて体腔内
に落ちてしまう等の問題がある。
【0006】そこで本発明は、患部に対して正面から当
てなくても良質の検査標本になる生検組織を確実に採取
することができる内視鏡用生検鉗子を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の内視鏡用生検鉗子は、内視鏡用生検鉗子の
先端本体の前端部分に回動しないように設けられたスコ
ップの先状の舌片であってその前縁部分に前方に向けて
刃が形成された固定採取片と、上記固定採取片に対して
嘴状に開閉自在に上記先端本体に取り付けられたカップ
状の回動片であって上記固定採取片と対向する方に向け
て縁部に刃が形成された回動採取片と、遠隔操作によっ
て上記回動採取片を回動させて上記固定採取片に対して
嘴状に開閉させるための開閉機構とを有することを特徴
とする。
【0008】
【実施例】図面を参照して実施例を説明する。図2、3
及び4は内視鏡用生検鉗子の先端部分を示しており、図
2は側面図、図3は底面図、図4はIV−IV断面図であ
る。
【0009】図中1は、ステンレス鋼線を密着巻きして
形成された可撓性のあるコイルパイプであり、例えば直
径が約2mm、長さが約1.5m程度に形成されている。
コイルパイプ1の先端には、中央部分にスリット2が穿
設された先端本体3が連結固着されている。
【0010】先端本体3の前端部分には、スコップの先
状の舌片状に形成された固定採取片5が、先端本体3と
一体に固定的に形成されている。この固定採取片5は、
図4に示されるように円弧状の断面に形成されていて、
図2に示されるように、その前縁部分には前方に向けて
刃6が形成されている。
【0011】8は、固定採取片5に対して嘴状に開閉自
在に先端本体3に取り付けられたカップ状の回動片から
なる回動採取片であり、先端本体3にリベット止めされ
た軸9を中心に回動することができる。
【0012】図4に示されるように、回動採取片8に
は、固定採取片5と対向する方に向けて外縁部に刃10
が形成されており、その内部は、採取した組織片を収容
するための組織片収容室11になっている。
【0013】図2に示されるように、コイルパイプ1内
には、操作ワイヤ13が進退自在に挿通されている。こ
の操作ワイヤ13は、コイルパイプ1の他端側に取り付
けられた操作部(図示せず)からの遠隔操作によって進
退操作される。
【0014】操作ワイヤ13の先端に連結されたピン1
4と、回動採取片8の後側に延出形成されたアーム15
との間は、リンク16がリベット軸17,18によって
連結されている。これらは、先端本体3に形成されたス
リット2内に収められている。
【0015】したがって、操作ワイヤ13を操作部側か
ら先端側に押し込むと、図5に示されるようにピン14
に押されてリンク16とアーム15との連結角度が折れ
曲がり、回動採取片8が開き方向に回動して、固定採取
片5との間が嘴状に開く。
【0016】逆に、操作ワイヤ13を操作部側に引張る
と、図2に示されるように、回動採取片8が固定採取片
5に密接する閉じ状態になる。このように構成された内
視鏡用生検鉗子を使用する際には、回動採取片8を閉じ
た状態で、この生検鉗子を内視鏡の鉗子チャンネルに挿
通し、患部に向けて突き出す。
【0017】そして、回動採取片8を開いて、図1に示
されるように、生検鉗子の先端を患部100に押し付け
る。すると、固定採取片5の刃6が患部100に突き刺
さって、患部100の組織片がスコップですくわれるよ
うに固定採取片5の内側へ取り込まれる。
【0018】そこで次に操作ワイヤ13を牽引して、図
2に示されるように回動採取片8を閉じれば、固定採取
片5内に取り込まれた組織が回動採取片8外縁の刃10
によって周辺から切り取られて、組織片収容室11内に
収容される。
【0019】したがって、その状態のまま生検鉗子を内
視鏡の鉗子チャンネルから引き出せば、生検組織片の採
取が終了する。
【0020】
【発明の効果】本発明の内視鏡用生検鉗子によれば、前
方に向けて刃が形成された固定採取片を患部に突き刺す
ことによって、患部の組織片がスコップですくわれるよ
うに固定採取片の内側に取り込まれ、その取り込まれた
組織を回動採取片で周辺から切り取って採取するので、
患部に対して正対していなくても狙った位置の組織を容
易に採取することができ、しかも採取される組織に穴等
もあかず、良質の検査標本になる生検組織を確実に採取
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の使用状態を示す側面断面図である。
【図2】実施例の閉状態の側面断面図である。
【図3】実施例の閉状態の部分断面底面図である。
【図4】実施例のIV−IV断面図である。
【図5】実施例の開状態の側面断面図である。
【符号の説明】
3 先端本体 5 固定採取片 6 刃 8 回動採取片 10 刃 15 アーム 16 リンク

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内視鏡用生検鉗子の先端本体の前端部分に
    回動しないように設けられたスコップの先状の舌片であ
    ってその前縁部分に前方に向けて刃が形成された固定採
    取片と、 上記固定採取片に対して嘴状に開閉自在に上記先端本体
    に取り付けられたカップ状の回動片であって上記固定採
    取片と対向する方に向けて縁部に刃が形成された回動採
    取片と、 遠隔操作によって上記回動採取片を回動させて上記固定
    採取片に対して嘴状に開閉させるための開閉機構とを有
    することを特徴とする内視鏡用生検鉗子。
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