JP3076558B1 - 有機廃材再利用品の成形装置、その製造方法 - Google Patents
有機廃材再利用品の成形装置、その製造方法Info
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- JP3076558B1 JP3076558B1 JP13131199A JP13131199A JP3076558B1 JP 3076558 B1 JP3076558 B1 JP 3076558B1 JP 13131199 A JP13131199 A JP 13131199A JP 13131199 A JP13131199 A JP 13131199A JP 3076558 B1 JP3076558 B1 JP 3076558B1
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- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W30/00—Technologies for solid waste management
- Y02W30/50—Reuse, recycling or recovery technologies
- Y02W30/62—Plastics recycling; Rubber recycling
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- Separation, Recovery Or Treatment Of Waste Materials Containing Plastics (AREA)
- Floor Finish (AREA)
- Press Drives And Press Lines (AREA)
- Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
【要約】
【課題】有機廃材の成形品の物性を生かして付加価値を
高め、且つ、成形コストを低減することが。 【解決手段】第2型9とでキャビティ14を形成する第
1型8にヒータ25をビルトインさせる。キャビティ1
4には2種以上の有機廃材品が挿入される。2種以上の
有機廃材品の利用による再成形品41は、局所的に、又
は、大域的に層状化して、元の樹脂が固有に持つ強度よ
りも大きい強度を持つ。局所的に複雑に無数に発生する
クラスタ81,82どうしが、キャビティ14を形成す
る境界面を境界条件として熱的振動を受け、複雑な層、
網を微視的に形成する。表層には、摩擦層43が形成さ
れている。
高め、且つ、成形コストを低減することが。 【解決手段】第2型9とでキャビティ14を形成する第
1型8にヒータ25をビルトインさせる。キャビティ1
4には2種以上の有機廃材品が挿入される。2種以上の
有機廃材品の利用による再成形品41は、局所的に、又
は、大域的に層状化して、元の樹脂が固有に持つ強度よ
りも大きい強度を持つ。局所的に複雑に無数に発生する
クラスタ81,82どうしが、キャビティ14を形成す
る境界面を境界条件として熱的振動を受け、複雑な層、
網を微視的に形成する。表層には、摩擦層43が形成さ
れている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、有機廃材再利用品
の成形装置、その製造方法に関する。
の成形装置、その製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】プラスティックスのような有機廃材の再
利用が望まれている。多種・多様の有機化合物が用いら
れている多種・多様な有機成形品は、その分別が困難で
ある。熱処理により溶融させて金属その他の溶融しない
物質から分離されたさまざまな有機化学物質からなる有
機廃材は、その再生利用がほとんど行われていない。
利用が望まれている。多種・多様の有機化合物が用いら
れている多種・多様な有機成形品は、その分別が困難で
ある。熱処理により溶融させて金属その他の溶融しない
物質から分離されたさまざまな有機化学物質からなる有
機廃材は、その再生利用がほとんど行われていない。
【0003】コンクリートよりも強度が大きく粘りがあ
って亀裂が生じにくい有機廃材物が再利用されているも
のとして、コンクリートに代わる建設用資材、煉瓦に代
わる塀用ブロック、側溝蓋などが知られている。有機廃
材再成形品の物性が生かしきれていないこのような再成
形品は、その再利用が強く制限されている。
って亀裂が生じにくい有機廃材物が再利用されているも
のとして、コンクリートに代わる建設用資材、煉瓦に代
わる塀用ブロック、側溝蓋などが知られている。有機廃
材再成形品の物性が生かしきれていないこのような再成
形品は、その再利用が強く制限されている。
【0004】有機廃材の再利用品の物性が生かされ付加
価値が高い成形品の提供が望まれる。そのような成形品
の成形コストを低減することが望まれる。
価値が高い成形品の提供が望まれる。そのような成形品
の成形コストを低減することが望まれる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、有機
廃材の成形品の物性を生かして付加価値を高めることに
より有機廃材品の再利用を促進させることができる有機
廃材再利用品の成形装置、その製造方法を提供すること
にある。本発明の他の課題は、有機廃材の再利用品の物
性が生かされ付加価値が高い再成形品の成形コストを低
減することができる有機廃材再利用品の成形装置、その
製造方法を提供することにある。
廃材の成形品の物性を生かして付加価値を高めることに
より有機廃材品の再利用を促進させることができる有機
廃材再利用品の成形装置、その製造方法を提供すること
にある。本発明の他の課題は、有機廃材の再利用品の物
性が生かされ付加価値が高い再成形品の成形コストを低
減することができる有機廃材再利用品の成形装置、その
製造方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】その課題を解決するため
の手段が、下記のように表現される。その表現中の請求
項対応の技術的事項には、括弧()つきで、番号、記号
等が添記されている。その番号、記号等は、請求項対応
の技術的事項と実施の複数・形態のうちの少なくとも1
つの形態の技術的事項との一致・対応関係を明白にして
いるが、その請求項対応の技術的事項が実施の形態の技
術的事項に限定されることを示すためのものではない。
の手段が、下記のように表現される。その表現中の請求
項対応の技術的事項には、括弧()つきで、番号、記号
等が添記されている。その番号、記号等は、請求項対応
の技術的事項と実施の複数・形態のうちの少なくとも1
つの形態の技術的事項との一致・対応関係を明白にして
いるが、その請求項対応の技術的事項が実施の形態の技
術的事項に限定されることを示すためのものではない。
【0007】本発明による有機廃材再利用品の成形装置
は、第1型(8)と、第1型(8)に対して移動自在で
あり第1型(8)とでキャビティ(14)を形成するた
めの第2型(9)とからなり、第1型(8)はヒータ
(25)を備え、ヒータ(25)は第1型(8)にビル
トインされている。キャビティ(14)には2種以上の
有機廃材品の樹脂材料が挿入される。このような2種以
上の有機廃材品の利用による成形品(41)は、局所的
に、又は、大域的に層状化して、元の樹脂が固有に持つ
強度よりも大きい強度を持つ。2種以上の有機廃材品を
溶融して成形前に十分に混合した場合には、成形品(4
1)は局所的に層状化、網の目状化する。
は、第1型(8)と、第1型(8)に対して移動自在で
あり第1型(8)とでキャビティ(14)を形成するた
めの第2型(9)とからなり、第1型(8)はヒータ
(25)を備え、ヒータ(25)は第1型(8)にビル
トインされている。キャビティ(14)には2種以上の
有機廃材品の樹脂材料が挿入される。このような2種以
上の有機廃材品の利用による成形品(41)は、局所的
に、又は、大域的に層状化して、元の樹脂が固有に持つ
強度よりも大きい強度を持つ。2種以上の有機廃材品を
溶融して成形前に十分に混合した場合には、成形品(4
1)は局所的に層状化、網の目状化する。
【0008】局所的に複雑に無数に発生するクラスタ
(81,82)どうしが、キャビティ(14)を形成す
る境界面を境界条件として熱的振動を受け、複雑な層、
網を微視的に形成する。このような物性を持つ再成形品
(41)の強度は、硬さに粘りが加わって、独自の強度
を発揮する。そのような熱的振動を与えるためには、成
形中、キャビティ(14)中の樹脂をある温度に維持す
ることが重要である。成形中の異種の樹脂に、型(8)
にビルトインされているヒータ(25)により適正な熱
的振動のエネルギーが与えられる。
(81,82)どうしが、キャビティ(14)を形成す
る境界面を境界条件として熱的振動を受け、複雑な層、
網を微視的に形成する。このような物性を持つ再成形品
(41)の強度は、硬さに粘りが加わって、独自の強度
を発揮する。そのような熱的振動を与えるためには、成
形中、キャビティ(14)中の樹脂をある温度に維持す
ることが重要である。成形中の異種の樹脂に、型(8)
にビルトインされているヒータ(25)により適正な熱
的振動のエネルギーが与えられる。
【0009】第1型(8)は、プレス機械の本体(3)
に接合される接合面(11)を有し、1回の成形の度に
本体(3)から離脱されることは、成形のコストを削減
することができる。成形機から離脱しない型(7)を冷
却する場合は、その冷却時間が成形サイクルを長くす
る。第1型(8)は、成形機から成形の度に取り外され
て、他の場所で冷却され、その成形機には他の第1型
(8)をセットすることは、成形コストを低減させるた
めに好ましい。このような再生利用の成形は、大企業向
きではなく、中小零細企業により行われる。多数の成形
機を導入することが難しい零細企業にとって、このよう
なコストダウンの方法は有効である。単色成形用に設計
されている市販の射出成形機は、複合・混合された樹脂
の成形には向かない。資本投入が可能であるなら、特殊
な射出成形機の開発は当然に好ましい。
に接合される接合面(11)を有し、1回の成形の度に
本体(3)から離脱されることは、成形のコストを削減
することができる。成形機から離脱しない型(7)を冷
却する場合は、その冷却時間が成形サイクルを長くす
る。第1型(8)は、成形機から成形の度に取り外され
て、他の場所で冷却され、その成形機には他の第1型
(8)をセットすることは、成形コストを低減させるた
めに好ましい。このような再生利用の成形は、大企業向
きではなく、中小零細企業により行われる。多数の成形
機を導入することが難しい零細企業にとって、このよう
なコストダウンの方法は有効である。単色成形用に設計
されている市販の射出成形機は、複合・混合された樹脂
の成形には向かない。資本投入が可能であるなら、特殊
な射出成形機の開発は当然に好ましい。
【0010】ヒータ(25)は、第1型(8)が本体
(3)に接合される度に発熱動作することが、成形サイ
クルを短縮させるために好ましい。キャビティ(14)
に予め加熱された樹脂を投入すること、半固体・半液体
状態で第1型(8)に投入すること、溶融樹脂を注入す
ること、溶融樹脂を第1型(8)に投入した後に閉型す
ること等は、資本投入の程度、樹脂の性質、工場の人員
配置などの要因により採択される段取りの問題である。
(3)に接合される度に発熱動作することが、成形サイ
クルを短縮させるために好ましい。キャビティ(14)
に予め加熱された樹脂を投入すること、半固体・半液体
状態で第1型(8)に投入すること、溶融樹脂を注入す
ること、溶融樹脂を第1型(8)に投入した後に閉型す
ること等は、資本投入の程度、樹脂の性質、工場の人員
配置などの要因により採択される段取りの問題である。
【0011】第1型(8)はヒータ(25)に接続する
第1電極(26)を備え、本体(3)は第2電極(2
8)を備え、第1型(8)が本体(3)に接合する度
に、第1電極(26)と第2電極(28)とが互いに接
続することは、電熱費用を削減し、人の手間を削減する
点で好ましい。作業員が、第2電極(28)に挟み電極
を接続することはある。この場合は、プレス機は用いら
れず、第2型(9)の重さで成形する。
第1電極(26)を備え、本体(3)は第2電極(2
8)を備え、第1型(8)が本体(3)に接合する度
に、第1電極(26)と第2電極(28)とが互いに接
続することは、電熱費用を削減し、人の手間を削減する
点で好ましい。作業員が、第2電極(28)に挟み電極
を接続することはある。この場合は、プレス機は用いら
れず、第2型(9)の重さで成形する。
【0012】本発明による有機廃材再利用品の製造方法
は、第1型(8)と、第1型(8)に対して移動自在で
あり第1型(8)とでキャビティー(14)を形成する
ための第2型(9)とからなり、第1型(8)にはヒー
ター(25)がビルトインされている成形器具(7)を
用いて有機廃材再利用品を成形するための有機廃材再利
用品の成形方法であり、下記複数ステップ:キャビティ
ー(14)に2種以上の有機廃材品の樹脂を挿入するこ
と、ヒーター(25)に発熱動作させること、第1型
(8)に第2型(9)を接合して樹脂をそれの溶融状態
で成形すること、ヒーター(8)の発熱動作を停止させ
ること、第1型(8)を冷却することとからなる。ここ
で、複数ステップの時間的順序は不同である。
は、第1型(8)と、第1型(8)に対して移動自在で
あり第1型(8)とでキャビティー(14)を形成する
ための第2型(9)とからなり、第1型(8)にはヒー
ター(25)がビルトインされている成形器具(7)を
用いて有機廃材再利用品を成形するための有機廃材再利
用品の成形方法であり、下記複数ステップ:キャビティ
ー(14)に2種以上の有機廃材品の樹脂を挿入するこ
と、ヒーター(25)に発熱動作させること、第1型
(8)に第2型(9)を接合して樹脂をそれの溶融状態
で成形すること、ヒーター(8)の発熱動作を停止させ
ること、第1型(8)を冷却することとからなる。ここ
で、複数ステップの時間的順序は不同である。
【0013】更に、第1型(8)を移動させること、移
動した第1型(8)を強制的に冷却することとが付加さ
れることがある。更に、第1型(8)と第2型(9)が
接合した状態で両型(7)を移動させること、移動した
両型(7)を強制的に冷却することとが付加されること
がある。このような移動は、型(7)を成形機から離脱
させて別の場所に設置されている水槽(38)に型
(7)を沈めることによる冷却を可能にする。このよう
な冷却の間に、他の型(7)を用いて成形を行う。型
(7)の移動には、ロボットが用いられ得る。
動した第1型(8)を強制的に冷却することとが付加さ
れることがある。更に、第1型(8)と第2型(9)が
接合した状態で両型(7)を移動させること、移動した
両型(7)を強制的に冷却することとが付加されること
がある。このような移動は、型(7)を成形機から離脱
させて別の場所に設置されている水槽(38)に型
(7)を沈めることによる冷却を可能にする。このよう
な冷却の間に、他の型(7)を用いて成形を行う。型
(7)の移動には、ロボットが用いられ得る。
【0014】本発明による有機廃材再利用品は、2種以
上の有機廃材品の複数種の樹脂が溶融されて混合されて
形成される第1層(41)と、第1層(41)に接合す
る第2層(43)とからなり、第2層(43)の表面の
摩擦係数が積極的に大きくされている。有機廃材品の複
数種の樹脂を溶融させて成形した再成形品(41)は、
その表面の摩擦係数が小さい。表面摩擦係数が小さいこ
とは、その再成形品(41)の利用範囲を狭めることに
なる。第2層(43)は、第1層(41)の表層部とし
て形成することができる。その表層部の表面には凹凸面
(44,61,63)が形成される。
上の有機廃材品の複数種の樹脂が溶融されて混合されて
形成される第1層(41)と、第1層(41)に接合す
る第2層(43)とからなり、第2層(43)の表面の
摩擦係数が積極的に大きくされている。有機廃材品の複
数種の樹脂を溶融させて成形した再成形品(41)は、
その表面の摩擦係数が小さい。表面摩擦係数が小さいこ
とは、その再成形品(41)の利用範囲を狭めることに
なる。第2層(43)は、第1層(41)の表層部とし
て形成することができる。その表層部の表面には凹凸面
(44,61,63)が形成される。
【0015】このような巨視的な凹凸又は凹凸面(4
4,61,63)が形成された再成形品は、水路形成品
(68)として用いられることが望ましい。その凹凸面
(69)は、流体に関する摩擦性を強め、その水路の水
流の勢いを弱めて、小魚の生態系にふさわしいものにす
る。その凹凸面は、接合相手に対して接合摩擦性を強め
る。異種の複数樹脂の組合せ又はその混合比率が不確定
であるので、接合相手に対する第1層(41)の接合性
が不定であるが、第2層(43)の形成により接合相手
に対する接合性を均質化することができる。このような
再成形品は、塀の基礎体に接合するブロックとして好適
である。
4,61,63)が形成された再成形品は、水路形成品
(68)として用いられることが望ましい。その凹凸面
(69)は、流体に関する摩擦性を強め、その水路の水
流の勢いを弱めて、小魚の生態系にふさわしいものにす
る。その凹凸面は、接合相手に対して接合摩擦性を強め
る。異種の複数樹脂の組合せ又はその混合比率が不確定
であるので、接合相手に対する第1層(41)の接合性
が不定であるが、第2層(43)の形成により接合相手
に対する接合性を均質化することができる。このような
再成形品は、塀の基礎体に接合するブロックとして好適
である。
【0016】第2層(43)は、第1層(41)の表層
部であり、表層部はスラグで形成されることも好まし
い。ここで、スラグは消却炉で排出される排出物であ
り、スラグを固形化したものは、表面がもともとざらざ
らであり、その摩擦係数が大きい。この場合、スラグの
再利用が同時に可能である。摩擦係数が大きいものは、
人がその上を歩く物品として好適である。そのような再
成形品は、側溝蓋形成品(65)、畦道形成品が好適で
ある。畦道形成品は、畦上の歩行を容易にすると同時
に、その田んぼの漏水を防止することができる。
部であり、表層部はスラグで形成されることも好まし
い。ここで、スラグは消却炉で排出される排出物であ
り、スラグを固形化したものは、表面がもともとざらざ
らであり、その摩擦係数が大きい。この場合、スラグの
再利用が同時に可能である。摩擦係数が大きいものは、
人がその上を歩く物品として好適である。そのような再
成形品は、側溝蓋形成品(65)、畦道形成品が好適で
ある。畦道形成品は、畦上の歩行を容易にすると同時
に、その田んぼの漏水を防止することができる。
【0017】再成形品は、単位品(図10)として用い
られ、単位品には他の単位品が連結される連結部(4
5,46)が形成されている。この場合、その単位品
は、軽量化のための孔(47)が開けられていることが
好ましい。このような再成形品は、コンクリート型枠面
連結、側溝面連結、舗装面連結などのために都合がよ
い。
られ、単位品には他の単位品が連結される連結部(4
5,46)が形成されている。この場合、その単位品
は、軽量化のための孔(47)が開けられていることが
好ましい。このような再成形品は、コンクリート型枠面
連結、側溝面連結、舗装面連結などのために都合がよ
い。
【0018】本発明による有機廃材再利用品の成形方法
は、成形型(7)のキャビティ(14)に第1有機廃材
品樹脂(81)を挿入すること、第1有機廃材品樹脂
(81)に第2有機廃材品樹脂(82)を挿入するこ
と、第1有機廃材品樹脂(81)と第2有機廃材品樹脂
(82)とを同一時間帯で溶融して成形型で成形するこ
と、成形の時に第1有機廃材品樹脂(81)の塊状領域
の中に第2有機廃材品樹脂(82)の塊状領域を介在さ
せることとからなる。このような成形によれば、両樹脂
が大域的・空間的に分散し、大理石のような表面模様
(図26)を形成する。第1有機廃材品樹脂(81)の
塊状領域の中への第2有機廃材品樹脂(82)の塊状領
域の介在による表面模様は、その成形の度に異なり、同
じ模様が形成されることがない。
は、成形型(7)のキャビティ(14)に第1有機廃材
品樹脂(81)を挿入すること、第1有機廃材品樹脂
(81)に第2有機廃材品樹脂(82)を挿入するこ
と、第1有機廃材品樹脂(81)と第2有機廃材品樹脂
(82)とを同一時間帯で溶融して成形型で成形するこ
と、成形の時に第1有機廃材品樹脂(81)の塊状領域
の中に第2有機廃材品樹脂(82)の塊状領域を介在さ
せることとからなる。このような成形によれば、両樹脂
が大域的・空間的に分散し、大理石のような表面模様
(図26)を形成する。第1有機廃材品樹脂(81)の
塊状領域の中への第2有機廃材品樹脂(82)の塊状領
域の介在による表面模様は、その成形の度に異なり、同
じ模様が形成されることがない。
【0019】このような再成形品は、天然石模様、木目
模様を表面に持ち、且つ、表面摩耗によりその模様が消
えることがなく、舗装形成品(庭の踏石)、壁形成品
(塀用ブロック)に好適である。このような模様を際だ
たせるためには、第1有機廃材品樹脂(81)と第2有
機廃材品樹脂(82)との色を積極的に異ならせること
が好ましい。第1有機廃材品樹脂(81)と第2有機廃
材品樹脂(82)とが形成する天然石模様、木目模様で
ある層は、視力1.0の人の肉眼により見分けがつく程
度又はそれ以上である。
模様を表面に持ち、且つ、表面摩耗によりその模様が消
えることがなく、舗装形成品(庭の踏石)、壁形成品
(塀用ブロック)に好適である。このような模様を際だ
たせるためには、第1有機廃材品樹脂(81)と第2有
機廃材品樹脂(82)との色を積極的に異ならせること
が好ましい。第1有機廃材品樹脂(81)と第2有機廃
材品樹脂(82)とが形成する天然石模様、木目模様で
ある層は、視力1.0の人の肉眼により見分けがつく程
度又はそれ以上である。
【0020】
【発明の実施の形態】図に一致対応して、本発明による
有機廃材再利用品の成形装置の実施の形態は、プレス機
械とともに成形器具が提供されている。そのプレス機械
は、図1に示されるように、プレス基台1を備えてい
る。プレス基台1のベッド2の上面に、プレス機器ポジ
ショナー3が設けられている。プレス機器ポジショナー
3は、複数ボルト4によりベッド2に固定されている。
有機廃材再利用品の成形装置の実施の形態は、プレス機
械とともに成形器具が提供されている。そのプレス機械
は、図1に示されるように、プレス基台1を備えてい
る。プレス基台1のベッド2の上面に、プレス機器ポジ
ショナー3が設けられている。プレス機器ポジショナー
3は、複数ボルト4によりベッド2に固定されている。
【0021】プレス機器ポジショナー3には、上面側で
開放された円錐穴6が形成されている。円錐穴6は、下
方側の径が上方側の径よりも小さい。円錐穴6に、上方
からプレス機器7が装着される。プレス機器7は、下方
側金型8と上方側金型9とを備えている。下方側金型8
は、円錐穴6に合致する円錐面11を有している。
開放された円錐穴6が形成されている。円錐穴6は、下
方側の径が上方側の径よりも小さい。円錐穴6に、上方
からプレス機器7が装着される。プレス機器7は、下方
側金型8と上方側金型9とを備えている。下方側金型8
は、円錐穴6に合致する円錐面11を有している。
【0022】下方側金型8の凹部には、上面側で開放さ
れた凹面12が形成されている。上方側金型9は、下方
部として凸部を有し、その凸部は凸面13を有してい
る。凹面12は凸面13に概ね合致している。その凸部
はその凹部に侵入し、下方側金型8と上方側金型9との
間には閉じられたキャビティ14が形成されている。
れた凹面12が形成されている。上方側金型9は、下方
部として凸部を有し、その凸部は凸面13を有してい
る。凹面12は凸面13に概ね合致している。その凸部
はその凹部に侵入し、下方側金型8と上方側金型9との
間には閉じられたキャビティ14が形成されている。
【0023】上方側金型9は、複数・押しピン15を備
えている。押しピン15は、上方側金型9の中に形成さ
れている空洞16に挿入されている。押しピン15は、
鍔17を有している。鍔17は、空洞16の内周面に摺
動して昇降することができる。空洞16の一部は、押し
ばね18を装着するための装着穴19として形成されて
いる。押しピン15は、押しばね18に押されて下方に
バイアスされている。
えている。押しピン15は、上方側金型9の中に形成さ
れている空洞16に挿入されている。押しピン15は、
鍔17を有している。鍔17は、空洞16の内周面に摺
動して昇降することができる。空洞16の一部は、押し
ばね18を装着するための装着穴19として形成されて
いる。押しピン15は、押しばね18に押されて下方に
バイアスされている。
【0024】押しピン15は、鍔17と一体にピストン
ロッド部21を有している。ピストンロッド部21の下
面と下方側金型8の上面との間には、押しばね18のば
ね力が作用している。上方側金型9は、プレス機械の押
し部22により下方に押圧される。押し部22の最下降
位置は、概ね定められている。
ロッド部21を有している。ピストンロッド部21の下
面と下方側金型8の上面との間には、押しばね18のば
ね力が作用している。上方側金型9は、プレス機械の押
し部22により下方に押圧される。押し部22の最下降
位置は、概ね定められている。
【0025】上方側金型9には、逆ゲート23が設けら
れている。逆ゲート23の一端はキャビティ14で開放
されている。逆ゲート23の他端には、逆止弁24が接
続している。逆止弁24は、上方側金型9の上面に固着
されている。逆止弁24は、キャビティ14の中の一定
以上の圧力の余分な流体をキャビティ14から外部に排
出することができる。
れている。逆ゲート23の一端はキャビティ14で開放
されている。逆ゲート23の他端には、逆止弁24が接
続している。逆止弁24は、上方側金型9の上面に固着
されている。逆止弁24は、キャビティ14の中の一定
以上の圧力の余分な流体をキャビティ14から外部に排
出することができる。
【0026】下方側金型8の中にヒータ25がビルトイ
ンされている。ヒータ25は、キャビティ14に近接し
てキャビティ14を囲むように立体的に配置されてい
る。ヒータ25に代えて、下方側金型8を形成する金属
体を高周波加熱するための発振器が用いられ得る。正負
電極又は交流電極26が、下方側金型8の下方部に固着
されて設けられている。交流電極26は、下方側金型8
の下面から下方に突出している。
ンされている。ヒータ25は、キャビティ14に近接し
てキャビティ14を囲むように立体的に配置されてい
る。ヒータ25に代えて、下方側金型8を形成する金属
体を高周波加熱するための発振器が用いられ得る。正負
電極又は交流電極26が、下方側金型8の下方部に固着
されて設けられている。交流電極26は、下方側金型8
の下面から下方に突出している。
【0027】プレス機器ポジショナー3に、電極用空洞
27が形成されている。電極用空洞27の中にピストン
様電極28が挿入されている。ピストン様電極28は、
電極用空洞27に摺動して鉛直方向に昇降する。ピスト
ン様電極28の周囲は、絶縁層として形成されている。
電極用空洞27の下方部に電極支持用ばね29が挿入さ
れている。
27が形成されている。電極用空洞27の中にピストン
様電極28が挿入されている。ピストン様電極28は、
電極用空洞27に摺動して鉛直方向に昇降する。ピスト
ン様電極28の周囲は、絶縁層として形成されている。
電極用空洞27の下方部に電極支持用ばね29が挿入さ
れている。
【0028】ピストン様電極28は、上方にバイアスさ
れている。交流電極26は、プレス機器ポジショナー3
の上面からプレス機器ポジショナー3に侵入してピスト
ン様電極28を押し下げる。交流電極26の下面は、ピ
ストン様電極28の上面に接触する。交流電極26とピ
ストン様電極28とは一対の電気接触子を構成してい
る。ピストン様電極28に接続する一対のフレキシブル
な電線31は、プレス機器ポジショナー3とベッド2を
貫通して制御電源(図示せず)に接続されている。その
制御電源として、高周波発生用電源(マグネトロン)を
用いることができる。
れている。交流電極26は、プレス機器ポジショナー3
の上面からプレス機器ポジショナー3に侵入してピスト
ン様電極28を押し下げる。交流電極26の下面は、ピ
ストン様電極28の上面に接触する。交流電極26とピ
ストン様電極28とは一対の電気接触子を構成してい
る。ピストン様電極28に接続する一対のフレキシブル
な電線31は、プレス機器ポジショナー3とベッド2を
貫通して制御電源(図示せず)に接続されている。その
制御電源として、高周波発生用電源(マグネトロン)を
用いることができる。
【0029】図2に示されるように、下方側金型8と上
方側金型9には、これらの側方に下方側取っ手32と上
方側取っ手33とがそれぞれに取り付けられている。上
方側取っ手33は、図3に示されるように、水平方向に
長く延びている。下方側取っ手32も同様に延びてい
る。ハンドル34の末端部は、鈎部35に形成されてい
る。
方側金型9には、これらの側方に下方側取っ手32と上
方側取っ手33とがそれぞれに取り付けられている。上
方側取っ手33は、図3に示されるように、水平方向に
長く延びている。下方側取っ手32も同様に延びてい
る。ハンドル34の末端部は、鈎部35に形成されてい
る。
【0030】ハンドル34の基端部は、握り部36に形
成されている。ハンドル34を用いて、下方側金型8を
単独に、又は、上方側金型9を単独に持ち運ぶことがで
きる。図2は、ハンドル34を用いて下方側金型8を持
ち運んでいる移動状態を示している。上方側金型9は、
下方側金型8の上に載せられたままで移動している。
成されている。ハンドル34を用いて、下方側金型8を
単独に、又は、上方側金型9を単独に持ち運ぶことがで
きる。図2は、ハンドル34を用いて下方側金型8を持
ち運んでいる移動状態を示している。上方側金型9は、
下方側金型8の上に載せられたままで移動している。
【0031】図4に示されるように、下方側金型8は単
独で載せ台37に載せられている。上方側金型9は、下
方側金型8から離脱している。下方側金型8の凹部に適
量の溶融有機液が多い目に注がれる。ハンドル34を用
いて、上方側金型9を下方側金型8の上に載せる。上方
側金型9の自重により昇圧した有機液は、逆止弁24か
ら溢れる。このように溢れる有機液は、有機液タンクに
戻される。
独で載せ台37に載せられている。上方側金型9は、下
方側金型8から離脱している。下方側金型8の凹部に適
量の溶融有機液が多い目に注がれる。ハンドル34を用
いて、上方側金型9を下方側金型8の上に載せる。上方
側金型9の自重により昇圧した有機液は、逆止弁24か
ら溢れる。このように溢れる有機液は、有機液タンクに
戻される。
【0032】ハンドル34を用いて、下方側金型8を持
ち上げて、図1に示されるように、下方側金型8と上方
側金型9とからなるプレス機器7をプレス機器ポジショ
ナー3にセットする。押し部22を降下させて所定位置
に停止させる。ピストンロッド部21は上方側金型9に
対して相対的に上昇し押しばね18を縮める。上方側金
型9は、押しばね18の弾発力により下方側金型8に支
持される。キャビティ14の容積は概ね一定である。プ
レス機器7は、1回の成形の度にプレス機械に対する離
脱と接合を繰り返し、その度に、プレス機器7とプレス
機械の相対的位置が変化するが、押しばね18は、その
位置変化を吸収して、許容範囲内でキャビティの容積を
概ね一定に維持することができる。
ち上げて、図1に示されるように、下方側金型8と上方
側金型9とからなるプレス機器7をプレス機器ポジショ
ナー3にセットする。押し部22を降下させて所定位置
に停止させる。ピストンロッド部21は上方側金型9に
対して相対的に上昇し押しばね18を縮める。上方側金
型9は、押しばね18の弾発力により下方側金型8に支
持される。キャビティ14の容積は概ね一定である。プ
レス機器7は、1回の成形の度にプレス機械に対する離
脱と接合を繰り返し、その度に、プレス機器7とプレス
機械の相対的位置が変化するが、押しばね18は、その
位置変化を吸収して、許容範囲内でキャビティの容積を
概ね一定に維持することができる。
【0033】このように容積が一定のキャビティ14が
形成された時には、交流電極26はピストン様電極28
に接触している。下方側金型8は、下方に押し下げら
れ、電極支持用ばね29は縮む。上方側金型9の自重に
よりキャビティ14中の有機液は圧縮を受ける。ヒータ
25により下方側金型8の内周面側の温度が上昇する。
多種・多様な化学物質の混合液である有機液は、キャビ
ティ14の中で対流し、種別ごとにさまざまに長短が異
なる繊維様に分布する。
形成された時には、交流電極26はピストン様電極28
に接触している。下方側金型8は、下方に押し下げら
れ、電極支持用ばね29は縮む。上方側金型9の自重に
よりキャビティ14中の有機液は圧縮を受ける。ヒータ
25により下方側金型8の内周面側の温度が上昇する。
多種・多様な化学物質の混合液である有機液は、キャビ
ティ14の中で対流し、種別ごとにさまざまに長短が異
なる繊維様に分布する。
【0034】一般的には、異種の樹脂どうしの化学的反
応による融着・接着は起こらない。しかし、異種の樹脂
どうしは、閉じられ固定された境界条件の中で熱的振動
を受けた場合には、巨視的クラスタとしてそれぞれに相
手側に互いに囲まれて取り込まれ、物理的に機械構造的
に接合する。異種の樹脂どうしは、その接合の面で接着
・融着しなくても、砂利を含むコンクリートのように、
単一の強力な力学的構造体を形成する。樹脂の種類数が
増加すれば、更に強い構造体が形成される。
応による融着・接着は起こらない。しかし、異種の樹脂
どうしは、閉じられ固定された境界条件の中で熱的振動
を受けた場合には、巨視的クラスタとしてそれぞれに相
手側に互いに囲まれて取り込まれ、物理的に機械構造的
に接合する。異種の樹脂どうしは、その接合の面で接着
・融着しなくても、砂利を含むコンクリートのように、
単一の強力な力学的構造体を形成する。樹脂の種類数が
増加すれば、更に強い構造体が形成される。
【0035】一定時間後に、押し部22を上昇させて、
ハンドル34を用いて下方側金型8を上方側金型9と一
体にプレス機器ポジショナー3から離して、図5に示さ
れるように、下方側金型8を載せ台37に載せる。この
場合は、載せ台37が水タンク38の底に沈められてい
る。水タンク38の水中で、下方側金型8と上方側金型
9が速やかに冷却される。有機液は、既述の繊維様分布
をそのままに保持しながら、温度降下する。固体化した
有機再成形品41は、図6に示されるように、空孔率が
極めて低く、さまざまな繊維が絡み合った立体的網目構
造42を形成してる。その表面は微視的・局所的にはざ
らざらであるが、全体的には滑らかな表面を形成してい
て、その摩擦係数はコンクリートに比べて極めて小さ
く、型のキャビティ形成面の平滑度をそのまま再現して
いる。
ハンドル34を用いて下方側金型8を上方側金型9と一
体にプレス機器ポジショナー3から離して、図5に示さ
れるように、下方側金型8を載せ台37に載せる。この
場合は、載せ台37が水タンク38の底に沈められてい
る。水タンク38の水中で、下方側金型8と上方側金型
9が速やかに冷却される。有機液は、既述の繊維様分布
をそのままに保持しながら、温度降下する。固体化した
有機再成形品41は、図6に示されるように、空孔率が
極めて低く、さまざまな繊維が絡み合った立体的網目構
造42を形成してる。その表面は微視的・局所的にはざ
らざらであるが、全体的には滑らかな表面を形成してい
て、その摩擦係数はコンクリートに比べて極めて小さ
く、型のキャビティ形成面の平滑度をそのまま再現して
いる。
【0036】1つのプレス機械に対応して、複数のプレ
ス機器7が用いられる。ここで、複数は、20〜30で
ある。冷却・固化の時間は、既述の立体的網目構造の最
適化のために最適な時間が必要である。この時間より
も、プレス工程の時間の方が短い。プレス機器7の個数
を多くすることにより、1成形品の製造時間をプレス工
程の時間に概ね一致させることができる。
ス機器7が用いられる。ここで、複数は、20〜30で
ある。冷却・固化の時間は、既述の立体的網目構造の最
適化のために最適な時間が必要である。この時間より
も、プレス工程の時間の方が短い。プレス機器7の個数
を多くすることにより、1成形品の製造時間をプレス工
程の時間に概ね一致させることができる。
【0037】プレス機器7の移動は、手動によらずマニ
ピュレータ・ロボットなどにより自動工程化することが
できる。下方側金型8の中に冷却管を設けてプレス機器
7を強制冷却することは好ましい。
ピュレータ・ロボットなどにより自動工程化することが
できる。下方側金型8の中に冷却管を設けてプレス機器
7を強制冷却することは好ましい。
【0038】図7は、本発明による有機廃材再利用品の
実施の形態を示している。図7は、成形品(第1層)4
1の1つの表面に噴霧によって第2層である薄い表層膜
43を形成した製品を示している。噴霧液は、合成ゴム
液、エラストマー溶液、その他の各種のエンジニアリン
グ・プラスティックスのうちで摩擦係数が大きい材料が
用いら得る。薄いフィルムを接着性樹脂を介して貼りつ
けることもできる。噴霧により有機再成形品41の表面
にさまざまな絵模様を施すことができる。大理石模様
化、カラー化、タイル模様化などにより、多様な装飾が
施される。
実施の形態を示している。図7は、成形品(第1層)4
1の1つの表面に噴霧によって第2層である薄い表層膜
43を形成した製品を示している。噴霧液は、合成ゴム
液、エラストマー溶液、その他の各種のエンジニアリン
グ・プラスティックスのうちで摩擦係数が大きい材料が
用いら得る。薄いフィルムを接着性樹脂を介して貼りつ
けることもできる。噴霧により有機再成形品41の表面
にさまざまな絵模様を施すことができる。大理石模様
化、カラー化、タイル模様化などにより、多様な装飾が
施される。
【0039】図8は、本発明による有機廃材再利用品の
実施の他の形態を示している。有機再成形品41の1面
側に凹凸模様44が形成されている。凹凸模様44は、
その上に圧接する靴、自動車のタイヤに対して摩擦抵抗
を増大させる。このような2層化再成形品は、人がその
上を歩く側溝蓋、舗装材料に好適である。
実施の他の形態を示している。有機再成形品41の1面
側に凹凸模様44が形成されている。凹凸模様44は、
その上に圧接する靴、自動車のタイヤに対して摩擦抵抗
を増大させる。このような2層化再成形品は、人がその
上を歩く側溝蓋、舗装材料に好適である。
【0040】図9は、本発明による有機廃材再利用品の
実施の更に他の形態を示している。図9は、図7の2層
化再成形品を改変した実施の形態を示している。有機再
成形品41は、図7の有機再成形品41の底側の一部が
削除されている。その削除分だけ軽量化されている。内
部に中空部を形成して軽量化することもできる。内部に
格子状部、蜂の巣状部を形成すれば、強度を維持しなが
ら軽量化することができる。
実施の更に他の形態を示している。図9は、図7の2層
化再成形品を改変した実施の形態を示している。有機再
成形品41は、図7の有機再成形品41の底側の一部が
削除されている。その削除分だけ軽量化されている。内
部に中空部を形成して軽量化することもできる。内部に
格子状部、蜂の巣状部を形成すれば、強度を維持しなが
ら軽量化することができる。
【0041】成形時に有機液に発泡剤を注入しておくこ
とにより高い空孔率の製品を提供することができる。空
孔率を高めて、強度を維持しながら、断熱壁用資材を生
産することができる。多種多様な有機混合液では、蒸発
温度が低いものが発砲剤になり得る。断熱壁用資材とし
て用いる時は、第2層43は壁の基材に対して接合力を
持つ。第2層43の材料としては、消却炉、ガス化炉か
ら排出される消却灰(スラグ)が好適である。
とにより高い空孔率の製品を提供することができる。空
孔率を高めて、強度を維持しながら、断熱壁用資材を生
産することができる。多種多様な有機混合液では、蒸発
温度が低いものが発砲剤になり得る。断熱壁用資材とし
て用いる時は、第2層43は壁の基材に対して接合力を
持つ。第2層43の材料としては、消却炉、ガス化炉か
ら排出される消却灰(スラグ)が好適である。
【0042】図10は、本発明による有機廃材再利用品
の実施の更に他の形態を示している。有機再成形品41
は、1側面に逆テーパ状凸部45が形成され、反対側の
1側面に逆テーパ状凹部46が形成されている。図11
に示されるように、逆テーパ状凸部45と逆テーパ状凹
部46は有機再成形品41の幅に等しい長さで形成され
ている。樹脂製の有機再成形品41は粘りがあり、その
角部47で亀裂が入りにくい。炭素繊維のような強化繊
維、鉄筋を積極的に混入させることは好ましい。
の実施の更に他の形態を示している。有機再成形品41
は、1側面に逆テーパ状凸部45が形成され、反対側の
1側面に逆テーパ状凹部46が形成されている。図11
に示されるように、逆テーパ状凸部45と逆テーパ状凹
部46は有機再成形品41の幅に等しい長さで形成され
ている。樹脂製の有機再成形品41は粘りがあり、その
角部47で亀裂が入りにくい。炭素繊維のような強化繊
維、鉄筋を積極的に混入させることは好ましい。
【0043】このような逆テーパ状凸部45は、煉瓦、
コンクリートでは強度上の点で形成することはできな
い。2つの有機再成形品41は、図12に示されるよう
に、連結されて使用され得る。逆テーパ状凸部45と逆
テーパ状凹部46の逆テーパは、2つの有機再成形品4
1の抜けを有効に防止することができる。このような2
層化再成形品は、床材として好適である。
コンクリートでは強度上の点で形成することはできな
い。2つの有機再成形品41は、図12に示されるよう
に、連結されて使用され得る。逆テーパ状凸部45と逆
テーパ状凹部46の逆テーパは、2つの有機再成形品4
1の抜けを有効に防止することができる。このような2
層化再成形品は、床材として好適である。
【0044】図13,14は、積極的に軽量化孔47を
形成した実施の形態を示している。軽量化孔47は、水
はけ効果を有している。このような有機再成形品41
は、植木鉢の底に入れられる。図15は、骨材48が有
機再成形品41に混入された実施の形態を示している。
骨材としては、コンクリート廃材、砂利、小石等が一定
の割合で混入される。この実施の形態は、有機廃材の量
を少なくして有機廃材の将来の高騰に対処することがで
きる。
形成した実施の形態を示している。軽量化孔47は、水
はけ効果を有している。このような有機再成形品41
は、植木鉢の底に入れられる。図15は、骨材48が有
機再成形品41に混入された実施の形態を示している。
骨材としては、コンクリート廃材、砂利、小石等が一定
の割合で混入される。この実施の形態は、有機廃材の量
を少なくして有機廃材の将来の高騰に対処することがで
きる。
【0045】図16は、植木鉢49を示し、図17はコ
ンクリート用型枠52を示し、図18はパイプ53(物
干し竿)を示している。コンクリート用型枠52はその
まま壁として用いることができる。
ンクリート用型枠52を示し、図18はパイプ53(物
干し竿)を示している。コンクリート用型枠52はその
まま壁として用いることができる。
【0046】図19は、有機再成形品41の一体化2層
構造を示している。有機再成形品41の表層部分は、凹
凸が形成され、その凸部61は逆テーパー状側面62を
有している。図20に示されるように、その凹部63に
逆テーパー状側面64を与えることができる。このよう
な有機再成形品41は、接合する相手側の部材に噛みこ
んで楔効果により抜け出しが強力に防止される。逆テー
パは、有機再成形品41がまだ柔らかい間に型から無理
抜きすることによりその形成が可能である。
構造を示している。有機再成形品41の表層部分は、凹
凸が形成され、その凸部61は逆テーパー状側面62を
有している。図20に示されるように、その凹部63に
逆テーパー状側面64を与えることができる。このよう
な有機再成形品41は、接合する相手側の部材に噛みこ
んで楔効果により抜け出しが強力に防止される。逆テー
パは、有機再成形品41がまだ柔らかい間に型から無理
抜きすることによりその形成が可能である。
【0047】図21は、本発明による実施の更に他の形
態を示している。この実施の形態は、側溝に関する。1
つの有機再成形品41は、側溝として用いられている。
側溝41の上面である開放面が側溝蓋65により閉ざさ
れる。側溝蓋65は、他の有機再成形品41と第2層4
3とから形成される2層化再成形品である。この場合の
側溝蓋65の上面は、平坦であり、その上を人が歩くこ
とができる。
態を示している。この実施の形態は、側溝に関する。1
つの有機再成形品41は、側溝として用いられている。
側溝41の上面である開放面が側溝蓋65により閉ざさ
れる。側溝蓋65は、他の有機再成形品41と第2層4
3とから形成される2層化再成形品である。この場合の
側溝蓋65の上面は、平坦であり、その上を人が歩くこ
とができる。
【0048】図22は、本発明による実施の更に他の形
態を示している。この実施の形態も、水路に関する。1
つの有機再成形品41は、水路蓋66として用いられ
る。水路68は、有機再成形品41と第2層43から形
成されている。この場合、第2層43は、図23に示さ
れるように、凹凸面69として有機再成形品41と一体
に成形されている。凹凸面69は、既述の通り、小魚の
環境を整備する。水路68を形成する有機再成形品41
には、その側壁に小さい孔71が開けられている。孔7
1は、周囲の土壌から微生物が流れ込むために設けられ
ている。水路蓋66は、コンクリート製に変えることが
できる。
態を示している。この実施の形態も、水路に関する。1
つの有機再成形品41は、水路蓋66として用いられ
る。水路68は、有機再成形品41と第2層43から形
成されている。この場合、第2層43は、図23に示さ
れるように、凹凸面69として有機再成形品41と一体
に成形されている。凹凸面69は、既述の通り、小魚の
環境を整備する。水路68を形成する有機再成形品41
には、その側壁に小さい孔71が開けられている。孔7
1は、周囲の土壌から微生物が流れ込むために設けられ
ている。水路蓋66は、コンクリート製に変えることが
できる。
【0049】図24は、本発明による有機廃材再利用品
の成形方法の実施の形態を示している。下方側金型8に
挿入される有機廃材樹脂は、第1樹脂群81と第2樹脂
群82である。第1樹脂群81は、第1複数種・有機廃
材品から採取された樹脂材料から形成されている。第2
樹脂群82は、第2複数種・有機廃材品から採取された
樹脂材料から形成されている。第1複数種・有機廃材品
は、第2複数種・有機廃材品に同じであってよいが、そ
の場合は、第1樹脂群81と第2樹脂群82とでは着色
が異なっている。
の成形方法の実施の形態を示している。下方側金型8に
挿入される有機廃材樹脂は、第1樹脂群81と第2樹脂
群82である。第1樹脂群81は、第1複数種・有機廃
材品から採取された樹脂材料から形成されている。第2
樹脂群82は、第2複数種・有機廃材品から採取された
樹脂材料から形成されている。第1複数種・有機廃材品
は、第2複数種・有機廃材品に同じであってよいが、そ
の場合は、第1樹脂群81と第2樹脂群82とでは着色
が異なっている。
【0050】第1樹脂群81が、まず下方側金型8に挿
入される。次に、第2樹脂群82が第1樹脂群81の上
に載せられて下方側金型8に挿入される。第2樹脂群8
2は、半溶融状態即ち固融体状態の第1樹脂群81には
そのままでは混合せず、第1樹脂群81から分離されて
いる。次に、図25に示されるように、上方側金型9が
下方側金型8に挿入される。この時に、ヒータ25(図
1参照)が発熱動作して、第1樹脂群8と第2樹脂群8
2が溶融する。
入される。次に、第2樹脂群82が第1樹脂群81の上
に載せられて下方側金型8に挿入される。第2樹脂群8
2は、半溶融状態即ち固融体状態の第1樹脂群81には
そのままでは混合せず、第1樹脂群81から分離されて
いる。次に、図25に示されるように、上方側金型9が
下方側金型8に挿入される。この時に、ヒータ25(図
1参照)が発熱動作して、第1樹脂群8と第2樹脂群8
2が溶融する。
【0051】第1樹脂群81と第2樹脂群82は、互い
に入れ子状になって相手側に入りこみ、縦長又は横長に
多層化する。成形品の断面は、既述の通り図26に示さ
れるように、、大理石模様、木目模様に形成される。こ
のような模様は、成形の度に異なり、同一模様が形成さ
れることはない。両樹脂群により粘り強度が付加され強
度が著しく増大する。第1樹脂群第1樹脂群81は、第
1塊状領域(第1クラスタ)を形成し、第2樹脂群82
は第2塊状領域(第2クラスタ)を形成する。樹脂群の
数を増加することは自由である。
に入れ子状になって相手側に入りこみ、縦長又は横長に
多層化する。成形品の断面は、既述の通り図26に示さ
れるように、、大理石模様、木目模様に形成される。こ
のような模様は、成形の度に異なり、同一模様が形成さ
れることはない。両樹脂群により粘り強度が付加され強
度が著しく増大する。第1樹脂群第1樹脂群81は、第
1塊状領域(第1クラスタ)を形成し、第2樹脂群82
は第2塊状領域(第2クラスタ)を形成する。樹脂群の
数を増加することは自由である。
【0052】
【実施例】有機廃材から取得した有機液は、その成分が
定かでなく、その混合比率が一定でない。できるだけ多
くの量の有機液を確保することにより、確率統計的に均
質な有機混合液を得ることができる。試作品は、通常の
コンクリート製品に比べて、引っ張り強度は2.5〜1
0倍であり、重量は半分程度である。粘り強度は、煉
瓦、コンクリートに比べて非常に高い。リサイクル・プ
ラスティックスとして、ペットボトル(ポリエチレン・
テレフタレート)、灯油缶(高密度ポリエチレン)、卵
パック(ポリ塩化ビニール)、自動車部品・浴槽(ポリ
プロピレン)、キャビネット・トイレ・おもちゃ(ポリ
スチレン)、看板・哺乳びん・ボールペンの軸(熱硬化
性樹脂)が用いられる。
定かでなく、その混合比率が一定でない。できるだけ多
くの量の有機液を確保することにより、確率統計的に均
質な有機混合液を得ることができる。試作品は、通常の
コンクリート製品に比べて、引っ張り強度は2.5〜1
0倍であり、重量は半分程度である。粘り強度は、煉
瓦、コンクリートに比べて非常に高い。リサイクル・プ
ラスティックスとして、ペットボトル(ポリエチレン・
テレフタレート)、灯油缶(高密度ポリエチレン)、卵
パック(ポリ塩化ビニール)、自動車部品・浴槽(ポリ
プロピレン)、キャビネット・トイレ・おもちゃ(ポリ
スチレン)、看板・哺乳びん・ボールペンの軸(熱硬化
性樹脂)が用いられる。
【0053】樹脂廃材品は、その材料が知られている。
ペットボトルの有機材料は、ポリエチレン・テレフタレ
ートである。将来は、全ての樹脂製品にその材料が明記
されるはずである。樹脂廃材品ごとに回収廃品の分別が
行われ得るので、複合樹脂材料の混合比率を一定にする
ことは困難ではない。
ペットボトルの有機材料は、ポリエチレン・テレフタレ
ートである。将来は、全ての樹脂製品にその材料が明記
されるはずである。樹脂廃材品ごとに回収廃品の分別が
行われ得るので、複合樹脂材料の混合比率を一定にする
ことは困難ではない。
【0054】
【発明の効果】本発明による有機廃材再利用品の成形装
置、その製造方法は、粘りがあって高強度の再成形品の
利用分野を拡大することができる。更に、その量産効果
により廃材品に付加価値をつけることができる。多色成
形、異材質インサート成形により、強度を増強しながら
半永久的模様をつけることができる。
置、その製造方法は、粘りがあって高強度の再成形品の
利用分野を拡大することができる。更に、その量産効果
により廃材品に付加価値をつけることができる。多色成
形、異材質インサート成形により、強度を増強しながら
半永久的模様をつけることができる。
【図1】図1は、本発明による有機廃材再利用品の成形
装置の実施の形態を示す断面図である。
装置の実施の形態を示す断面図である。
【図2】図2は、図1の一部の成形用機器(器具)を示
す正面図である。
す正面図である。
【図3】図3は、図2の平面図である。
【図4】図4は、図1の成形器具を用いた本発明による
有機廃材再利用品の成形方法の実施の形態を示す断面図
である。
有機廃材再利用品の成形方法の実施の形態を示す断面図
である。
【図5】図5は、図4の次のステップを示す断面図であ
る。
る。
【図6】図6は、再成形樹脂製品を示す射軸投影図であ
る。
る。
【図7】図7は、本発明による有機廃材再利用品の実施
の形態を示す正面図である。
の形態を示す正面図である。
【図8】図8は、本発明による有機廃材再利用品の実施
の他の形態を示す正面図である。
の他の形態を示す正面図である。
【図9】図9は、本発明による有機廃材再利用品の実施
の更に他の形態を示す正面断面図である。
の更に他の形態を示す正面断面図である。
【図10】図10は、本発明による有機廃材再利用品の
実施の更に他の形態を示す正面断面図である。
実施の更に他の形態を示す正面断面図である。
【図11】図11は、図10の平面図である。
【図12】図12は、本発明による有機廃材再利用品の
実施の更に他の形態を示す正面断面図である。
実施の更に他の形態を示す正面断面図である。
【図13】図13は、本発明による有機廃材再利用品の
実施の更に他の形態を示す正面断面図である。
実施の更に他の形態を示す正面断面図である。
【図14】図14は、図13の底面図である。
【図15】図15は、本発明による有機廃材再利用品の
実施の更に他の形態を示す正面断面図である。
実施の更に他の形態を示す正面断面図である。
【図16】図16は、本発明による有機廃材再利用品の
実施の更に他の形態を示す正面断面図である。
実施の更に他の形態を示す正面断面図である。
【図17】図17は、本発明による有機廃材再利用品の
実施の更に他の形態を示す射軸投影図である。
実施の更に他の形態を示す射軸投影図である。
【図18】図18は、本発明による有機廃材再利用品の
実施の更に他の形態を示す射軸投影図である。
実施の更に他の形態を示す射軸投影図である。
【図19】図19は、本発明による有機廃材再利用品の
実施の更に他の形態を示す正面断面図である。
実施の更に他の形態を示す正面断面図である。
【図20】図20は、本発明による有機廃材再利用品の
実施の更に他の形態を示す正面断面図である。
実施の更に他の形態を示す正面断面図である。
【図21】図21は、本発明による有機廃材再利用品の
実施の更に他の形態を示す正面断面図である。
実施の更に他の形態を示す正面断面図である。
【図22】図22は、本発明による有機廃材再利用品の
実施の更に他の形態を示す正面断面図である。
実施の更に他の形態を示す正面断面図である。
【図23】図23は、図22の側面断面図である。
【図24】図24は、本発明による有機廃材再利用品の
成形方法の実施の更に他の形態を示す正面図である。
成形方法の実施の更に他の形態を示す正面図である。
【図25】図25は、図24の次のステップを示す断面
図である。
図である。
【図26】図26は、本発明による有機廃材再利用品の
実施の更に他の形態を示す断面図である。
実施の更に他の形態を示す断面図である。
【符号の説明】 3…本体 7…型(成形器具、成形機器) 8…第1型 9…第2型 11…接合面 14…キャビティ 25…ヒータ 26…第1電極 28…第2電極 38…水槽 41…再成形品(第1層) 43…第2層(表層、表層膜) 44,61,63…凹凸又は凹凸面 47…孔 65…側溝蓋形成品 68…水路形成品 69…凹凸面 81…第1有機廃材品樹脂(塊状領域、クラスタ) 82…第2有機廃材品樹脂(塊状領域、クラスタ)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 33/00 - 33/76
Claims (5)
- 【請求項1】第1型と、 前記第1型に対して移動自在であり前記第1型とでキャ
ビティを形成するための第2型とからなり、 前記第1型はヒータを備え、前記ヒータは前記第1型に
ビルトインされ、 前記キャビティには2種以上の有機廃材品の樹脂が挿入
され、 前記第1型は、プレス機械の本体に接合される接合面を
有し、1回の成形の度に前記本体から離脱され、 前記ヒータは、前記第1型が前記本体に接合される度に
発熱動作し、 前記第1型は前記ヒータに接続する第1電極を備え、 前記本体は第2電極を備え、 前記第1型が前記本体に接合する度に、前記第1電極と
前記第2電極とが互いに接続する有機廃材再利用品の成
形装置。 - 【請求項2】請求項1に記載される有機廃材再利用品の
成形装置を用いて有機廃材再利用品を製造するための有
機廃材再利用品の製造方法であり、下記複数ステップ: 前記キャビティに2種以上の有機廃材品の樹脂を挿入す
ること、 前記ヒータに発熱動作させること、 前記第1型に前記第2型を接合して前記樹脂をそれの溶
融状態で成形すること、 前記ヒータの発熱動作を停止させること、 前記第1型を冷却することとからなり、 前記複数ステップの時間的順序は順不同である有機廃材
再利用品の製造方法。 - 【請求項3】請求項2において、更に、 前記第1型を移動させること、 移動した前記第1型を強制的に冷却することとからなる
有機廃材再利用品の製造方法。 - 【請求項4】請求項2において、更に、 前記第1型と前記第2型が接合した状態で前記両型を移
動させること、 移動した前記両型を強制的に冷却することとからなる有
機廃材再利用品の製造方法。 - 【請求項5】請求項3又は4において、更に、 前記移動した型を冷却用液の中に挿入することからなる
有機廃材再利用品の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13131199A JP3076558B1 (ja) | 1999-05-12 | 1999-05-12 | 有機廃材再利用品の成形装置、その製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13131199A JP3076558B1 (ja) | 1999-05-12 | 1999-05-12 | 有機廃材再利用品の成形装置、その製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3076558B1 true JP3076558B1 (ja) | 2000-08-14 |
JP2000317944A JP2000317944A (ja) | 2000-11-21 |
Family
ID=15055000
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13131199A Expired - Fee Related JP3076558B1 (ja) | 1999-05-12 | 1999-05-12 | 有機廃材再利用品の成形装置、その製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3076558B1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103818663A (zh) * | 2014-03-05 | 2014-05-28 | 郑全成 | 制造运输用稳固挡块的模具、稳固挡块及其生产方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6323487B2 (ja) * | 2016-03-31 | 2018-05-16 | マツダ株式会社 | 射出成形装置および射出成形方法 |
-
1999
- 1999-05-12 JP JP13131199A patent/JP3076558B1/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN103818663A (zh) * | 2014-03-05 | 2014-05-28 | 郑全成 | 制造运输用稳固挡块的模具、稳固挡块及其生产方法 |
CN103818663B (zh) * | 2014-03-05 | 2017-04-19 | 郑全成 | 一种稳固挡块的生产方法 |
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Publication number | Publication date |
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JP2000317944A (ja) | 2000-11-21 |
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