JP3076232B2 - 配線・配管材の保持具 - Google Patents

配線・配管材の保持具

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JP3076232B2
JP3076232B2 JP07291977A JP29197795A JP3076232B2 JP 3076232 B2 JP3076232 B2 JP 3076232B2 JP 07291977 A JP07291977 A JP 07291977A JP 29197795 A JP29197795 A JP 29197795A JP 3076232 B2 JP3076232 B2 JP 3076232B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電線や信号線束等
の配線材,電線管や給排水湯管・ガス管・エアコン用冷
媒管等の配管材を、建築構造物等に固定すべく保持する
配線・配管材の保持具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の配線・配管材の保持
具として、実開昭57−159321号,特開平6−3
37081号等に示されるものがある。これら従来の配
線・配管材の保持具は、両端部に透孔が穿設された金属
製の帯状体で構成されてなり、内面で配線・配管材を挟
持すべく両端部が重り合うよう該帯状体を湾曲変形させ
た状態で、釘等の固定部材を両端部の透孔内に貫通させ
て建築構造物等へ固定することにより、配線・配管材を
保持し得るものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記従来
の配線・配管材の保持具にあっては、作業者が一方の手
で、配線・配管材を挟持すべく、両端部が重り合うよう
帯状体を湾曲変形させた状態を維持しながら、他方の手
で、固定部材を両端部の透孔内に貫通させて建築構造物
等に固定しなければならないため、作業が非常に困難で
あった。
【0004】また実開昭57−159321号に係る保
持具にあっては、径の異なる配線・配管材の保持を可能
とするため一端部の透孔が長孔に形成されているが、前
述同様、作業者は一方の手で、配線・配管材を挟持すべ
く両端部が重り合うよう帯状体を適した湾曲状態に維持
しながら、他方の手で、固定部材を構造物に固定しなけ
ればならず、作業が困難であった。
【0005】本発明は上記従来の問題点に鑑み、配線・
配管材の保持及び構造物への固定が極めて簡単に行え、
施工作業性に優れた配線・配管材の保持具を提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る配
線・配管材の保持具は、内面で配線・配管材を保持すべ
く湾曲変形可能な帯状部と、該帯状部の両端に、相互に
重ねられた状態で固定部材が貫通されて固定される開放
端部とを備え、両開放端部は、相互に重ねられた際、離
間することなく互いに係合し合うように形成され、前記
係合し合う状態で、帯状部の湾曲を変移させるべく互い
に摺動自在であることを特徴とするものである。
【0007】請求項2の発明に係る配線・配管材の保持
具は、開放端部は、上方に配置される上方端部の両側に
先端鈎形状の一対の係合片が下方に向けて延設され、下
方に配置される下方端部の両側下面に前記係合片が嵌合
し得る切欠が形成されてなり、前記係合片と切欠との嵌
合により互いに係合し合うことを特徴とするものであ
る。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図に基づ
いて詳細に説明する。配線・配管材の保持具1は、全体
が合成樹脂で作製され、図1及び図2に示すように、内
面で配線・配管材を挟持すべく予め湾曲形成された帯状
部11と、該帯状部11の両端に形成された開放端部1
2とから構成されている。
【0009】この帯状部11は自身の可撓性により湾曲
変形が可能であり、当該変形により両開放端部12相互
の拡開又は密接が可能となっている。また、両開放端部
12は共に剛性を有する板状体で構成されてなり、下方
に配置される下方端部12bが、上方に配置される上方
端部12aより長く設けられるとともに、上方端部12
aには一の透孔13aが、下方端部12bには所定間隔
をおいて複数の透孔13bが各々穿設されている。そし
て上方端部12aの両側端には、先端鈎形状の一対の係
合片14aが下方に向けて延設され、下方端部12bの
両側下面には、前記係合片14aが嵌合し得る切欠14
bが形成されている。而して両開放端部12は、図3に
示すように、相互に密接すべく重ね合わせられた際、前
記係合片14aが外方に拡開すべく弾性変形して切欠1
4bに嵌合することにより、相互に離間することなく係
合し合うよう構成されている。
【0010】また開放端部12は、前記係合し合った状
態において上方端部12aが下方端部12bに沿って摺
動し得るようになっており、当該摺動により、開放端部
12どうしの密接状態を維持した状態で、帯状部11の
湾曲を容易に変移させることができるようになってい
る。これにより保持具1は、径や形状の異なる多種の配
線・配管材の挟持にも容易に対応ができると共に、帯状
部11による配線・配管材の挟持力の微調整が簡単に行
える利点がある。そして、相互に重ね合わせられた両開
放端部12は、透孔13a及び透孔13bを貫通する釘
やビス等の固定部材により、建物の壁面等に固定される
ようになっている。
【0011】次いで、前記実施例の保持具1を使用し
て、エアコン用冷媒管、及びエアコン室内機内で発生す
る水を排出するドレンチュ−ブを建物の壁面に固定すべ
く保持する方法について説明する。まず、粘着テ−プ6
により巻回されて建物の外壁4に沿って配管されるエア
コン用冷媒管2及びドレンチュ−ブ3の外周を、帯状部
11で包むよう保持具1を配置し、図4に示すように、
該冷媒管2及びドレンチュ−ブ3を挟持すべく帯状部1
1を湾曲させて、両開放端部12を相互に密接させて重
ね合わせる。ここで、相互に重ね合わされた両開放端部
12は、係合片14aと切欠14bとの嵌合により互い
に係合し合い、離間することなく密接状態に維持され
る。その後、固定部材である釘5を、透孔13a及び1
3bに挿通し、両開放端部12を貫通させて壁面4に固
定することにより、エアコン用冷媒管2及びドレンチュ
−ブ3を該壁面4に固定すべく保持する。
【0012】従って相互に係合すべく重ね合わせられた
両開放端部12は、作業者が手で保持していなくとも密
接状態が維持されるため、保持具1を壁面4に固定する
際、前記釘5等の固定部材を壁面に打込む作業を極めて
簡単に行うことができる。
【0013】また両開放端部12は、相密接すべく係合
し合った状態で相互に摺動自在であるため、必要に応じ
て上方端部12aを下方端部12bに沿って摺動させる
ことにより、冷媒管2を挟持している帯状部11の湾曲
を適宜変移させて、冷媒管2の挟持力の調整を簡単に行
うことができる。
【0014】また本実施例の如く、両開放端部12が相
互に摺動自在な保持具1によれば、まず、冷媒管2を挟
持することなく該冷媒管2との間に余空間を設けるよう
帯状部11を湾曲させ、両開放端部12どうしを係合さ
せるべく密接させた後、開放端部12を相互に摺動さ
せ、帯状部11の湾曲径を縮径させることにより冷媒管
2を挟持するよう使用することができる。
【0015】尚、本実施例の保持具1は、図5及び図6
に示すように、冷媒管の外径に応じて帯状部11の湾曲
を変移させることにより、複数種類の冷媒管の保持が可
能であり、該帯状部11の湾曲変移は、相係合し合う両
開放端部12を相互に摺動させることにより簡単に行う
ことができる。
【0016】ここで、前記実施例において保持具1は合
成樹脂により作製されるが、本発明では金属により作製
してもよい。また帯状部は予めC形に湾曲形成されてい
なくともよく、屈曲自在なテ−プの如く構成してもよ
い。また本発明において両開放端部12は、相重ね合わ
された際に離間することなく係合し合うものであれば相
互に摺動自在でなくともよく、例えば図7に示すよう
に、下方端部12bの切欠14bを不連続にして複数形
成してもよい。この場合、保持する配線・配管材の径や
形状に応じて、上方端部12aの係合片14aを適した
切欠14bに嵌合させることができる。
【0017】また本発明の保持具にあっては、特に径の
異なる多種の配線・配管材を保持し得るものでなくとも
よく、例えば図8に示すように、係合片14aと切欠1
4bとが同じ長さで、係合片14aが一の切欠14bに
のみ嵌合するよう構成されたものであってもよい。
【0018】また前記実施例において両開放端部12
は、係合片14aと切欠14bとの嵌合により相互に係
合し得るよう構成されるが、本発明において係合方法は
当該構成に何等限定されない。また前記実施例において
下方端部12bの透孔13bは所定間隔で複数設けられ
ているが、これに限らず長孔に形成してもよい。
【0019】
【発明の効果】以上に述べたように、請求項1の発明に
係る保持具によれば、相互に係合すべく重ね合わせられ
た両開放端部は、作業者が手で保持していなくとも密接
状態が維持されるため、保持具を構造物に固定する際、
固定部材を壁面に打込む作業が簡単に行え、施工が極め
て容易である。また、両開放端部は相密接すべく係合し
合った状態で相互に摺動自在であるため、必要に応じて
両者を摺動させることにより、帯状部の湾曲を適宜変移
させて配線・配管材の挟持力を簡単に調整することがで
きる。
【0020】また請求項2の発明に係る保持具によれ
ば、前記効果に加えて、両開放端部を密接させるだけで
該端部どうしを簡単に係合させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の配線・配管材の保持具の実施
例を示す斜視図である。
【図2】図2は、図1の保持具の正面図である。
【図3】図3は、図1の保持具の両開放端部を相互に係
合させた状態を示す右側面図である。
【図4】図4は、図1の保持具を使用して、エアコン用
冷媒管及びドレンチュ−ブを保持する方法を示す正面図
である。
【図5】図5は、図1の保持具の他の使用状態を示す正
面図である。
【図6】図6は、図1の保持具のさらに他の使用状態を
示す正面図である。
【図7】図7は、本発明の配線・配管材の保持具の他の
実施例を示す正面図である。
【図8】図8は、本発明の配線・配管材の保持具のさら
に他の実施例を示す正面図である。
【符号の簡単な説明】
1 保持具 2 エアコン用冷媒管 3 ドレンチュ−ブ 11 帯状部 12 開放端部 12a 上方端部 12b 下方端部 13a 透孔 13b 透孔 14a 係合片 14b 切欠

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内面で配線・配管材を保持すべく湾曲変
    形可能な帯状部と、該帯状部の両端に、相互に重ねられ
    た状態で固定部材が貫通されて固定される開放端部とを
    備え、 両開放端部は、相互に重ねられた際、離間することなく
    互いに係合し合うように形成され、前記係合し合う状態
    で、帯状部の湾曲を変移させるべく互いに摺動自在であ
    ることを特徴とする配線・配管材の保持具。
  2. 【請求項2】 開放端部は、上方に配置される上方端部
    の両側に先端鈎形状の一対の係合片が下方に向けて延設
    され、下方に配置される下方端部の両側下面に前記係合
    片が嵌合し得る切欠が形成されてなり、前記係合片と切
    欠との嵌合により互いに係合し合うことを特徴とする
    求項1に記載の配線・配管材の保持具。
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