JP3076230U - ハッチエンド構造 - Google Patents

ハッチエンド構造

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JP3076230U
JP3076230U JP2000006558U JP2000006558U JP3076230U JP 3076230 U JP3076230 U JP 3076230U JP 2000006558 U JP2000006558 U JP 2000006558U JP 2000006558 U JP2000006558 U JP 2000006558U JP 3076230 U JP3076230 U JP 3076230U
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義雄 田中
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Shin Kurushima Dockyard Co Ltd
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Shin Kurushima Dockyard Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ハッチエンドコーミングにかかる力を上甲板
上ではハッチエンドコーミング自体およびコーミングト
ップを設け、上甲板下にハッチエンドビームおよびビー
ムフェイスを設け、さらに、上甲板に分布し、略同じ板
厚の鋼板を使用するのが一般的であり、上甲板上のハッ
チコーミングだけでは強度不足であり、ハッチコーミン
グの直下にハッチエンドビームを設けて補強を行ってい
たが、バラ積み貨物は、ホールドの最上部の隅まで積め
なく、また、パッケージなどを積載する場合、ハッチエ
ンドビームが邪魔になり、ホールドの最上端まで積載で
きないという荷役効率が悪かった。 【解決手段】 コ字形の構造をもちいて、ハッチエンド
コーミング7並びにそれに連続するコーミングトップ1
1および上甲板5の一部を増厚することにより、ハッチ
エンドコーミング7としての強度を保ち、ハッチエンド
ビームを撤去し、荷役効率の向上を図ろうとするもので
ある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、貨物船の上甲板におけるハッチのハッチエンド部の構造に関するも のである。
【0002】
【従来の技術】
従来の技術を図4、図5および図6で示すように、船体30の貨物区域を横置隔 壁31により、数個の貨物艙に区画され、近年は縦通方向に外板33に沿って縦 通隔壁32を設け、ダブルハル構造とし、スクエアのホールド34を荷役の効率 上設けるようになってきた。
【0003】 該ホールド34の貨物の出し入れにために、上甲板35にハッチオープニング3 9が設けられ、該上甲板35から舷側部は所定の高さのハッチサイドコーミング 36が縦通隔壁32と一致して立設されており、前後方向は、横置隔壁31から 内側のハッチオープニング39のエンド端に所定の高さのハッチエンドコーミン グ37が立設され、上部にハッチカバー38が設けられていた。
【0004】 図4を用いて、ハッチオープニング39のエンド端について説明すると、両舷の 縦通隔壁32間の、上甲板35上にハッチエンドコーミング37が設けられ、上 甲板35下にハッチエンドビーム40が設けられていた。
【0005】 ハッチエンドコーミング37の上端には、コーミングトップ41がフレームとし て設けられ、該ハッチエンドコーミング37の両サイドにはサイドコーミングス ティ42が設けられ、ハッチエンドコーミング37自体にはエンドコーミングス ティ43とスティフナ44によって格子状に組まれハッチエンドコーミング37 を補強していた。
【0006】 ハッチエンドビーム40の下端には、ビームフェイス45が設けられ、該ハッチ エンドビーム40の両サイドにはブラケット46が設けられ、また、縦通隔壁3 2を介した裏面にはバックブラケット47が設けられ、さらに、ハッチエンドビ ーム40自体にはエンドビームスティ48によって補強していた。
【0007】 図6に示すように、ハッチエンドビーム40を設けることにより、バラ積み貨物 は、ホールド34の最上部の隅まで積めなく、図4に示すように、ハッチエンド ビーム40に強度が低下しない程度に適当数のフィーダーホール49を設けてい たが、十分効を奏しなかった。また、図6に示すように、パッケージなどを積載 する場合、ハッチエンドビームが邪魔になり、ホールド34の最上端まで積載で きなかった。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
従来の技術で述べたように、ハッチエンドコーミングにかかる力を上甲板上では ハッチエンドコーミング自体およびコーミングトップを設け、上甲板下にハッチ エンドビームおよびビームフェイスを設け、さらに、上甲板に分布し、略同じ板 厚の鋼板を使用するのが一般的であり、上甲板上のハッチコーミングだけでは強 度不足であり、ハッチコーミングの直下にハッチエンドビームを設けて補強を行 っていたが、バラ積み貨物は、ホールドの最上部の隅まで積めなく、また、パッ ケージなどを積載する場合、ハッチエンドビームが邪魔になり、ホールドの最上 端まで積載できないという荷役効率が悪いという問題点を有していた。
【0009】 この考案は、従来の技術の有するこのような不十分な点に鑑みてなされたもので あり、その目的とするところは、局部的に、ハッチエンドコーミング並びにそれ に連続するコーミングトップおよび上甲板の一部を増厚することにより、ハッチ エンドコーミングとしての強度を保ち、ハッチエンドビームを撤去し、荷役効率 の向上を図ろうとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、この考案は、貨物船の上甲板におけるハッチのハッ チエンド部の構造において、上甲板にハッチオープニングが設けられ、該上甲板 から舷側部は所定の高さのハッチサイドコーミンが縦通隔壁と一致して立設され ており、前後方向は、横置隔壁から内側に所定の高さのハッチエンドコーミング が立設され、該ハッチエンドコーミングの上端には、コーミングトップが設けら れ、ハッチエンドコーミングおよびコーミングトップの部材の板厚は増厚され、 さらに、上甲板においても、ハッチオープニングの幅bの略b/10の長さ分だけ の部材を増厚し、コ字形の構造をもちいて、ハッチエンドコーミングの補強を行 おうとするものである。
【0011】 上甲板の増厚部分は、ハッチオープニングの幅bの略b/10の長 さ分の部材を含む鋼板単位で増厚しようとするものである。
【0012】
【考案の実施の形態】
この考案は、ハッチエンドコーミングにかかる負荷をコーミングトップおよびハ ッチエンドコーミング自体の板厚を増し、並びに、上甲板の一部を局部増厚する ことにより、部材の削減化することにより、荷役の効率化を図ろうとするもので ある。
【0013】
【実施例】
この考案の技術を図1、図2および図3で示すように、船体30の貨物区域を横 置隔壁1により、数個の貨物艙に区画され、近年は縦通方向に外板3に沿って縦 通隔壁2を設け、ダブルハル構造とし、スクエアのホールド4を荷役の効率上設 けるようになっている。
【0014】 該ホールド4の貨物の出し入れにために、上甲板5にハッチオープニング9が設 けられ、該上甲板5から舷側部は所定の高さのハッチサイドコーミン6が縦通隔 壁2と一致して立設されており、前後方向は、横置隔壁1から内側のハッチオー プニング9のエンド端に所定の高さのハッチエンドコーミング7が立設され、上 部にハッチカバー8が設けられている。
【0015】 図1を用いて、ハッチオープニング9のエンド端について説明すると、両舷の縦 通隔壁2間の、上甲板5上にハッチエンドコーミング7が設けられている。
【0016】 ハッチエンドコーミング7の上端には、コーミングトップ11がフレームとして 設けられ、該ハッチエンドコーミング7の両サイドにはサイドコーミングスティ 12が設けられ、ハッチエンドコーミング7自体にはエンドコーミングスティ1 3とスティフナ14によって格子状に組まれハッチエンドコーミング7を補強し ていた。
【0017】 ハッチエンドコーミング7は上甲板5を介して、該ハッチエンドコーミング7の 裏面の両サイドにはブラケット16が設けられ、また、縦通隔壁2を介した裏面 にはバックブラケット17が設けられている。
【0018】 ハッチエンドコーミング7およびコーミングトップ11の板厚は、増厚され、上 甲板5においても、ハッチオープニング9の幅bのハッチオープニング9のエン ド端から略b/10の長さ分だけの部材を増厚し、または、その増厚部分を含む鋼 板を増厚し、コ字形の構造をもちいて、ハッチエンドコーミング7の補強を行っ ている。
【0019】 図3に示すように、バラ積み貨物は、ホールド4の最上部の隅まで積め、パッケ ージなどを積載する場合においてもホールド4の最上端まで積載できる。
【0020】
【考案の効果】
この考案は、上述のとおり構成されているので、次に記載する効果を奏する。こ の考案は、局部的に、ハッチエンドコーミング並びにそれに連続するコーミング トップおよび上甲板の一部を増厚することにより、ハッチエンドコーミングとし ての強度を保ち、ハッチエンドビームを撤去し、バラ積み貨物は、ホールドの最 上部の隅まで積め、パッケージなどを積載する場合においてもホールドの最上端 まで積載できるという荷役効率の向上を図ろうとするものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案のハッチコーミングエンドを横断面で
略示したものである。また、ハッチコーミングエンドの
断面を一部示したものである。
【図2】この考案のホールドを平面図で略示したもので
ある。
【図3】この考案のホールドを側面図で略示したもので
ある。
【図4】従来のハッチコーミングエンドを横断面で略示
したものである。また、ハッチコーミングエンドの断面
を一部示したものである。
【図5】従来のホールドを平面図で略示したものであ
る。
【図6】従来のホールドを側面図で略示したものであ
る。
【符号の説明】
1 横置隔壁 2 縦通隔壁 3 外板 4 ホールド 5 上甲板 6 ハッチサイドコーミング 7 ハッチエンドコーミング 8 ハッチカバー 9 ハッチオープニング 11 コーミングトップ 12 サイドコーミングスティ 13 エンドコーミングスティ 14 スティフナ 16 ブラケット 17バックブラケット 30 船体

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貨物船の上甲板におけるハッチのハッチ
    エンド部の構造において、上甲板にハッチオープニング
    が設けられ、該上甲板から舷側部は所定の高さのハッチ
    サイドコーミンが縦通隔壁と一致して立設されており、
    前後方向は、横置隔壁から内側に所定の高さのハッチエ
    ンドコーミングが立設され、該ハッチエンドコーミング
    の上端には、コーミングトップが設けられ、ハッチエン
    ドコーミングおよびコーミングトップの部材の板厚は増
    厚され、さらに、上甲板においても、ハッチオープニン
    グの幅bの略b/10の長さ分だけの部材を増厚し、コ字
    形の構造をもちいて、ハッチエンドコーミングの補強を
    行うことを特徴とするハッチエンド構造。
  2. 【請求項2】 上甲板の増厚部分は、ハッチオープニン
    グの幅bの略b/10の長さ分の部材を含む鋼板単位で増
    厚する請求項1記載のハッチエンド構造。
JP2000006558U 2000-09-08 2000-09-08 ハッチエンド構造 Expired - Lifetime JP3076230U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100580741B1 (ko) * 2001-11-21 2006-05-15 현대중공업 주식회사 선박의 해치 코밍과 종통 격벽 구조의 일체화에 의한 상부갑판 구조의 슬릿 조립 방법

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