JP3075881U - 反射シート装置 - Google Patents

反射シート装置

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JP3075881U
JP3075881U JP2000006153U JP2000006153U JP3075881U JP 3075881 U JP3075881 U JP 3075881U JP 2000006153 U JP2000006153 U JP 2000006153U JP 2000006153 U JP2000006153 U JP 2000006153U JP 3075881 U JP3075881 U JP 3075881U
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reflection sheet
reflection
sheet
center
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英明 西川
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株式会社ソキア
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 非常に簡潔な構造で、ポールに対し反射シー
トをスライドできるとともに、任意の位置に反射シート
を固定保持できる反射シート装置の提供。 【解決手段】 測量機と正対する正面側に反射シートを
配置する面11aが形成されたポール10と、ポール長
手方向に反射シート配置用の面11a上をスライド可能
で、ポール長手方向所定位置に固定保持されるプレート
状の反射シート20とを備え、ポール10の少なくとも
反射シート当接面を磁性材で構成し、反射シート20の
表面側に、ターゲットである反射面26の中心Cを示す
指標(十字線27)を設け、反射シート20の裏面側
に、ポールに磁気吸着するとともに、反射面26の中心
Cをポール10の中心軸線Lに平行にライドさせるスラ
イドガイドとして機能する、永久磁石23を設けた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、ポールに装着された反射ターゲットである反射シートがポールに沿 ってスライド可能に設けられた反射シート装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
光波を利用した測距は、測距測角儀から発せられる光波を測点に設置されてい るリフレクタにより反射し、該反射光と測距測角儀の基準信号との位相差により 測定する。また、パルスを発し、反射して帰ってくるまでの時間から距離を正確 に求めるパルス方式の距離計も知られている。
【0003】 そして、従来のリフレクタ装置としては、反射プリズム(コーナーキューブ) がアタッチメントを介してポールに装着された反射プリズム装置が知られている 。即ち、プリズムはアタッチメントに固定されており、アタッチメントは、ポー ルを挟持する板ばね式のクランプレバーを備えている。そして、例えば親指と人 差し指でつまんだクランプレバーをばね力に抗して揺動させてポールへの挟持を 解除すれば、アタッチメントはポールに対しスライドできる。そして、指を離せ ばクランプレバーがばね力で元の位置に復帰してポールを挟持する形態となり、 アタッチメントがポールに対し固定される。また、アタッチメントに設けた固定 つまみによって、アタッチメントとポール間が固定される構造のものもある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来技術では、反射プリズムが大きくて嵩張る上に重く、 しかもガラス製であるため落とすと割れるおそれがあり、取り扱いが不便であっ た。
【0005】 また、板ばね式クランプ機構を備えたアタッチメントは複雑な構造で、コスト がかさむという問題もあった。
【0006】 そこで、本考案は、上記従来技術を解決するべく案出されたものであり、その 目的は、コーナキューブに代えて軽量かつコンパクトな反射シートをリフレクタ として用いるとともに、非常に簡潔な構造でポールに対し反射シートをスライド でき、しかも任意の位置に反射シートを簡単に固定保持できる反射シート装置を 提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る反射シート装置においては、測量機と正対する正面側に反射シ ートを配置する面が形成されたポールと、前記ポール長手方向に反射シート配置 用の面上をスライド可能で、ポール長手方向所定位置に固定保持されるプレート 状の反射シートとを備え、 前記ポールの少なくとも反射シートが当接する面を磁性材で構成し、前記反射 シートの表面側には、ターゲットである反射面の中心を示す指標を設け、前記反 射シートの裏面側には、前記ポールに磁気吸着するとともに、前記反射シートの 反射面の中心を前記ポールの中心軸線に平行にスライドさせるスライドガイドと して機能する永久磁石を設けるようにした。 (作用)反射シートは、軽量かつコンパクトで、取り扱いが容易で、落下によ る破損のおそれもない。 また、一方の手でポールを持ち、他方の手で反射シートを持って、永久磁石に 作用する磁気吸着力以上の力で反射シートをポール長手方向に押圧すれば、永久 磁石が反射シートのスライドガイドとして機能し、反射面の中心がポールの中心 軸線と平行した状態で反射シートが反射シート配置用の面上をスライドする。そ して、反射シートから手を離せば、永久磁石とポール間に作用する磁気吸着力に より、反射シートはその位置に固定保持される。また、永久磁石に作用する磁気 吸着力以上の力で反射シートをポールから離れる方向に引っ張れば、反射シート とポールを簡単に分離できる。 請求項2においては、請求項1に記載の反射シート装置において、前記ポール の反射シート配置用の面に、ポールを正面から見たときに前記ポールの中心軸線 と前後に一致する平行な視準基準線を設けるように構成した。 (作用)視準基準線は、ポールの前面にポールに沿って設けられているので、 遠方から認識しやすい。 請求項3においては、請求項1または2に記載の反射シート装置において、前 記ポールの下端部に、前記反射シートが配置される面に配置した前記反射シート の仮想反射面と一致するように、前記ポールの中心軸線に対し前方にオフセット させた石突きを設けるようにした。 (作用)測点に立てたポールを鉛直に支持すれば、石突き先端(測点)の真上 に反射シートの仮想反射面が正確に位置する。 請求項4おいては、請求項1〜3のいずれかに記載の反射シート装置において 、前記ポールの側面に、前記反射シートの高さを示すための目盛りを設けるとと もに、前記反射シートの裏側に、前記反射面の中心と同一レベル位置を示すため の表示線を設けるようにした。 (作用)反射シート裏側の中心レベル位置表示線をポールの側面に設けられて いる目盛りに合わせることで、目盛りに対応する高さ位置に反射シート(の反射 面の中心)を正確に調整できる。 また、ポールの側面に設けられている目盛りを読みとることで、反射シート( の反射面の中心)の高さが一目でわかる。 請求項5においては、請求項1〜4のいずれかに記載の反射シート装置におい て、前記ポールの少なくとも反射シートが配置される面領域および前記反射シー ト前面の反射面を除く領域を、光反射効率の低い暗色系の色で構成するようにし た。 (作用)反射シートを配置したポールが測量機(測距測角儀)に正対した形態 において、測量機から出射されてポールの反射シート配置用の面領域や反射シー ト前面の反射面以外の領域で反射した光は、外乱の要因となる光であるが、ポー ルの反射シート配置用の面領域や反射シート前面の反射面以外の領域は、光反射 効率の低い暗色系の色で構成されているため、これらの領域では光がほとんど吸 収されて反射されないため、これらの領域での反射光が外乱光となるおそれがな い。 請求項6においては、請求項1〜5のいずれかに記載の反射シート装置におい て、前記ポール本体の全体を磁性材で構成するようにした。 (作用)ポール本体の全体が単一の磁性材で構成されており、複数の素材で構 成する場合に比べて、製造が容易である。また、磁性材(鉄合金)は重量がある ため、測点に立てた際のポールの安定性がよい。 請求項7においては、請求項1〜6のいずれかに記載の反射シート装置におい て、前記ポール本体の主要部を軽量材で構成するとともに、前記ポール本体にお ける前記永久磁石との摺接面を磁性材で構成するようにした。 (作用)ポールの主要部がアルミニウムやエンジニアリングプラスチックなど の軽量材で構成されており、それだけポールの重量が軽量化される。 請求項8においては、請求項4に記載の反射シート装置において、前記反射シ ートは、プレート状の枠体の前面中央に形成された凹部に合成樹脂製の薄厚の反 射シート本体が接着固定されて構成されるとともに、前記枠体の裏面に前記永久 磁石が接着固定され、前記枠体および前記ポールの外周面がそれぞれ黒色に構成 され、前記ポールに設けられた視準基準線と反射シートの高さ表示用の目盛りお よび前記枠体の裏側に設けられた反射面の中心と同一レベル位置を示す表示線を 白色に構成するようにした。 (作用)反射シート本体は、薄厚で破損しやすいが、一回り大きいプレート状 の固い枠体によって包囲一体化されて周縁および背面が保護されているため、破 損しにくく、また枠体はつかみやすい分、反射シートをスライドさせやすい。 また、黒色は、光をよく吸収して光反射効率の非常に低い特性をもつ色である ので、測距光以外の外乱光が発生するおそれは少なくなるし、ポール側の視準基 準線と目盛りおよび反射シート側の中心レベル位置表示線の白色は、黒色の中で 目立ち、見やすい。特に、ポールの黒色の前面に設けられた白色の視準基準線は 、遠方からも十分に目立つ。
【0008】
【考案の実施の形態】
次に、本考案の好適な実施形態を実施例に基づいて説明する。
【0009】 図1〜図5は、本考案の第1の実施例を示し、図1は、本考案の第1の実施例 である反射シート装置の斜視図で、(a)は反射シート装置を前面側から見た斜 視図、(b)は同反射シート装置を背面側から見た斜視図、図2は反射シートの 拡大分解斜視図、図3は反射シート本体の拡大断面図、図4は反射シートの拡大 水平断面図(図1(a)に示す線IV-IVに沿う断面図)、図5は石突き先端のオ フセットを示す図である。
【0010】 これらの図において、反射シート装置は、測量機と正対する正面側に反射シー ト配置用の平坦面11aが形成されたポール10と、ポール長手方向に反射シー ト配置用の平坦面11a上をスライド可能で、ポール長手方向所定位置に固定保 持されるプレート状の反射シート20と、ポール10に取着された気泡管30と から構成されている。
【0011】 ポール10は、8mm×16mmの矩形断面で全体が磁性体である鉄合金で長 尺状(長さ50cm)に構成されたポール本体11の下端部に、測点Pに位置精 度よくポール10を立てるための円錐形状の石突き18がブラケット17によっ て固定一体化されている。
【0012】 ポール10の平坦面11a(の左右方向中央位置)には、ポール10の中心軸 線L(図5参照)と平行で、ポール10を正面から見たときに前後に一致する視 準基準線12が設けられており、ポール10下端のブラケット17の前面にも、 ポール10の中心軸線Lと平行で、ポール10を正面から見たときに前後に一致 する視準基準線13が設けられており、ポール10を正面から見たときに、これ らの視準基準線12、13が連続して1本に見える。この視準基準線12、13 は、遠方から視準する際に、反射シート20の概略位置を示す目標となる。
【0013】 また、石突き18は、図5に示すように、ポール10の中心軸線Lに対し前方 に所定量δ1だけオフセットした位置に設けられて、石突き先端18aを通る軸 線L1は、ポール10の視準基準線12、13と平行に構成されるとともに、ポ ール10の平坦面11aに配置された反射シート20の仮想反射面F1と一致す るように構成されている。
【0014】 また、ポール10の一方の側面には、反射シート20の高さ位置を示すための 目盛り14が5cm間隔で設けられており、この目盛り14を読みとることでポ ール下端から反射シート20(の反射面の中心C)までの距離(高さ)が一目で わかる。
【0015】 ポール10の石突18を除いた領域は、全て黒色に塗装されるとともに、視準 基準線12および目盛り14は、白色に塗装されて、視準基準線12および目盛 り14が非常に見やすい。特に、白色の上下に長い視準基準線12、13は、遠 方から視準する際に、黒色のポール前面に対して目立ち、非常に視準し易い。
【0016】 また、これらの視準基準線12および目盛り14は、U字溝内に白色塗装が施 された構造で、長期の使用にも白色塗装がはがれ難い。
【0017】 反射シート20は、図2に示すように、正方形状のプレート状枠体21の前面 中央に正方形状の浅い凹部22が形成され、この凹部22に薄片状の反射シート 本体24が接着固定一体化された構造である。薄厚で破損しやすい反射シート本 体24が一回り大きいプレート状の固い枠体21によって包囲一体化されて保護 されているため、反射シート本体24は破損しにくい。枠体21は、硬質合成樹 脂や金属などで構成されるが、反射シート20の軽量化を図るには、合成樹脂製 が望ましい。
【0018】 反射シート本体24は、従来公知の構造で、図3に拡大して示すように、厚さ 0.2mm程度の薄片状のもので、基材25と、この基材25の一方の面に形成 された反射面26と、反射面26上に形成されたシルク印刷層とから構成されて いる。基材25としては、紙、軟質合成樹脂などの可撓性のある材質からなり、 反射面26としては、アクリル、ポリカーボネイトあるいはポリエステルなどの 透明樹脂を基材とするプリズム反射面となっている。
【0019】 そして、プリズム反射面26と基材25との接合面は、十分な反射強度が得ら れるように、特殊な凹凸状に形成されている。また、プリズム反射面26の表面 に形成されているシルク印刷層は、反射面26の中心Cを示す指標として、十字 線27および円28が描かれており、十字線27および円28は、いずれも黒色 で構成されている。
【0020】 また、枠体21の背面には、矩形棒状の永久磁石23が接着により固定されて おり、図1(b)に示すように、反射シート20を平坦面11aに配置した時に 、永久磁石23がポール10(ポール本体11)の側面に磁気吸着して、反射シ ート20がポール10(ポール本体11)の長手方向所定位置に固定保持された 形態となる。
【0021】 また、永久磁石23は、反射シート20を平坦面11aに配置した時に、反射 シート20の十字線27の縦線27a(反射面26の中心C)がポールの中心軸 線Lと平行で、ポールを正面から見たときに前後に一致するように、枠体21の 中心から左右方向所定位置にオフセット(オフセット量δ2)して設けられてい る。このため、測点Pに立てたポール10を鉛直に支持すれば、測点Pの真上に ターゲットである反射シート20の反射面26の中心Cがくる。 また、一方の手でポール10を持ち、他方の手で反射シート20を持って、永久 磁石23に作用する磁気吸着力以上の力で反射シート20をポール長手方向に押 圧すれば、永久磁石23が反射シート20のスライドガイドとして機能し、反射 面26の中心Cがポール10の中心軸線Lと平行状態を保持しつつ反射シート2 0が反射シート配置用の平坦面11a上をスライドする。 そして、反射シート20から手を離せば、永久磁石23とポール10側面間に作 用する磁気吸着力により、反射シート20はその位置に固定保持される。また、 永久磁石23に作用する磁気吸着力以上の力で永久磁石23がポール10から離 れる方向に反射シート20を引っ張れば、反射シート20とポール10を簡単に 分離できる。
【0022】 また、反射シート20の枠体21の裏側には、反射面26の中心Cの上下方向 の位置を示すための中心レベル位置表示線21aが設けられており、この表示線 21aをポール10の目盛り14に合わせるように反射シート20を配置するこ とで、目盛り14に対応する高さに反射シート20(の反射面26の中心C)を 正確に位置調整できる。なお、枠体21は、黒色の樹脂で構成され、U字溝内に 白色塗料が施されることで、レベル位置表示線21aが構成されている。
【0023】 また、前記したように、ポール10(ポール本体11)および反射シート20 の枠体21は、光反射効率の低い黒色で構成されているため、これらの領域では 光がほとんど吸収されて反射されず、これらの領域での反射光が測距する上での 外乱光となるおそれがない。
【0024】 気泡管30は、ポール10に組み付けて使用し、ポール10が鉛直であること を確認するためのもので、L字ブラケット32に埋設一体化されている。ブラケ ット32には、ポール10の厚さ(8mm)に整合する二股部33,33が形成 されており、二股部33,33をポール10に組み付けた形態のまま、ブラケッ ト32(気泡管30)をポール10に沿ってスライドできる。符号34は、二股 部33,33の一方を貫通するように螺着された固定ねじであり、この固定ねじ 34を締め付けることで、ブラケット32(気泡管30)をポール長手方向所定 位置に固定できるし、緩めることで、ブラケット32(気泡管30)をポール1 0から分離できる。
【0025】 図6は本発明の第2の実施例である反射シート装置の要部である反射シートの 拡大水平断面図である。
【0026】 この第2の実施例では、反射シート20を構成する枠体21の背面側に永久磁 石23Aが2個並行に設けられて、磁性材で構成されたポール10(ポール本体 11)の左右両側面に磁気吸着されるので、それぞれの永久磁石23A,23A の磁力は前記実施例の場合に比べて小さくてよい。
【0027】 その他は、前記第1の実施例と同一であり、同一の符号を付すことで、その重 複した説明は省略する。
【0028】 図7は本発明の第3の実施例である反射シート装置の要部である反射シートの 拡大水平断面図である。
【0029】 この第3の実施例におけるポール10は、アルミニウムやエンジニアリングプ ラスチックなどの軽量な素材から構成されたポール本体11の一側面に、鉄合金 製の板材11Aが積層一体化された構造となっている。ポール10の一部がアル ミニウムなどの軽量材で構成されていることから、それだけポール10の重量が 軽量化されている。
【0030】 その他は、前記第1の実施例と同一であり、同一の符号を付すことで、その重 複した説明は省略する。
【0031】 図8は本発明の第4の実施例である反射シート装置の要部である反射シートの 拡大水平断面図である。
【0032】 この第4の実施例では、ポール10(ポール本体11)が平坦面11aを形成 した円形断面で構成され、永久磁石23のポール側面との摺接面がポールの外周 面(凸曲面)に整合する凹曲面23aに形成されている。
【0033】 その他は、前記第1の実施例と同一であり、同一の符号を付すことで、その重 複した説明は省略する。
【0034】 図9は、本考案の第5の実施例である反射シート装置の要部である反射シート の拡大水平断面図である。
【0035】 この第5の実施例では、磁性材で構成されたポール10(ポール本体11)の 前面幅方向中央部には、V溝112がポール10に沿って形成され、一方、枠体 21の背面側の左右方向中央部には、V溝112に係合して反射シートのスライ ドガイドとして機能する、断面山形の永久磁石23が接着固定されている。
【0036】 また、V溝112を含むポール10(ポール本体11)全体が黒色に構成され るとともに、V溝112の底に施された白色塗装によって、視準基準線12が構 成されている。
【0037】 なお、V溝112に係合する断面山形の凸状部を一体に形成した枠体全体21 を、永久磁石で構成するようにしてもよい。
【0038】 その他は、前記第1の実施例と同一であり、同一の符号を付すことで、その重 複した説明は省略する。
【0039】 図10は、本考案の第6の実施例である反射シート装置の要部である反射シー トの拡大水平断面図である。
【0040】 枠体21の背面側には、反射シート20のスライドガイドとして機能するコ字 型溝211が形成されている。溝211の底面には、板状の永久磁石23が固定 一体化されている。
【0041】 なお、板状の永久磁石23を設けることなく、枠体21そのものを永久磁石で 構成するようにしてもよい。
【0042】 その他は、前記第1の実施例と同一であり、同一の符号を付すことで、その重 複した説明は省略する。
【0043】 図11は、本考案の第7の実施例である反射シート装置の要部である反射シー トの正面図である。
【0044】 この実施例では、反射シート20の枠体21表面側の周縁部に、十字線27に 対応する、中心Cを示す白色の三角指標29が設けられて、遠方からの視認性が 高められている。従って、三角指標29が設けられた反射シートを用いる場合に は、ポール10(ポール本体11)に視準基準線12が設けられていなくてもよ い。
【0045】 なお、前記実施例では、いずれの場合もポール10(ポール本体11)が中実 体で構成されているが、矩形パイプや円形パイプのように、ポール10(ポール 本体11)を中空体で構成してもよい。
【0046】 また、前記実施例における反射シート20は、反射シート本体24が枠体21 に一体化されて保護された構造として説明されているが、反射シート本体24そ のものを幾分厚くかつ大きく形成し、反射シート本体24に直接永久磁石を接着 固定一体化するようにしてもよい。
【0047】 また、前記実施例では、外乱光の発生防止のために、ポール10および反射シ ート20の枠体21全体が黒色で構成されているが、少なくともポール10の平 坦面11aおよび枠体21の前面を黒色や光反射効率の低い暗色系の色で構成す ればよい。
【0048】 また、前記実施例では、反射シート20の反射面がプリズム反射面26で構成 されているが、ガラスビーズや光反射率の高い紙等を用いた反射面で構成しても よい。
【0049】
【発明の効果】 請求項1に係る反射シート装置によれば、従来のガラス製のコーナーキューブ に代わり、軽量かつコンパクトな反射シートをリフレクタとして用いているため 、取り扱いが容易である。 また、永久磁石の磁力の作用によって反射シートをポール長手方向任意の位置 に固定保持できるとともに、反射シートを押圧スライドさせて反射シートの高さ を簡単に調整できるので、装置構造が非常に簡潔な上に、測定作業をスムーズに 遂行することができる。 請求項2によれば、視準基準線が遠方から見やすいので、それだけ反射シート を準し易く、測定作業が迅速になる。 請求項3によれば、測点と反射シートの仮想反射面とが正確に一致するので、 誤差のない正確な測定が可能となる。 請求項4によれば、ポールに対し反射シートを簡単かつ正確に目的とする高さ に配置できるとともに、巻き尺を用いるまでもなく、反射シートの正確な高さが わかるので、測定作業を正確かつスムーズに遂行できる。 請求項5によれば、反射シートの反射面で反射される測距光以外の外乱光につ ながるような反射光がないので、正確な測定が可能となる。 請求項6によれば、ポールの製造が容易であるため、それだけ反射シート装置 を安価に提供できる。 また、三脚を用いたポール支持具を用いてポールを支持させて、作業者一人で 測定を行う場合には、ポールは重量があって安定するため、風でポールが倒され るような不具合がなく、安心して一人で測定作業を遂行できる。 請求項7によれば、ポールの重量が軽量である分、ポールの取り扱いが容易で ある。 請求項8によれば、多少手荒に扱っても反射シート本体が破損しないので、反 射シートの取り扱いに注意を払うことなく測定作業を遂行できる。 また、測距光以外の外乱光が発生が抑制されるとともに、ポール側の視準基準 線、目盛りおよび反射シート側の中心レベル表示線が見やすいので、正確な測定 をスムーズに遂行できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本考案の第1の実施例である反射シート
装置の前面側の斜視図 (b)同反射シート装置の背面側の斜視図
【図2】反射シートの拡大分解斜視図
【図3】反射シート本体の拡大断面図
【図4】反射シートの拡大水平断面図(図1(a)に示
す線IV-IVに沿う断面図)
【図5】石突き先端のオフセットを示す図
【図6】本考案の第2の実施例である反射シート装置の
要部である反射シートの拡大水平断面図
【図7】本考案の第3の実施例である反射シート装置の
要部である反射シートの拡大水平断面図
【図8】本考案の第4の実施例である反射シート装置の
要部である反射シートの拡大水平断面図
【図9】本考案の第5の実施例である反射シート装置の
要部である反射シートの拡大水平断面図
【図10】本考案の第6の実施例である反射シート装置
の要部である反射シートの拡大水平断面図
【図11】本考案の第7の実施例である反射シート装置
の要部である反射シートの正面図
【符号の説明】
10 ポール 11 ポール本体 11a 反射シート配置用の平坦面 12 視準基準線 14 反射シートの高さを示すための目盛り 18 石突き 20 反射シート 21 プレート状の枠体 21a 反射シートの中心レベル位置表示線 23,23A 永久磁石 24 反射シート本体 26 反射面 27 反射面の中心を示す指標である十字線 P 測点 C 反射面の中心 F1 反射シートの仮想反射面 L ポールの中心軸線 L1 石突き先端を通る軸線

Claims (8)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測量機と正対する正面側に反射シートを
    配置する面が形成されたポールと、前記ポール長手方向
    に反射シート配置用の面上をスライド可能で、ポール長
    手方向所定位置に固定保持されるプレート状の反射シー
    トとを備え、 前記ポールの少なくとも反射シートが当接する面が磁性
    材で構成され、前記反射シートの表面側には、ターゲッ
    トである反射面の中心を示す指標が設けられ、前記反射
    シートの裏面側には、前記ポールに磁気吸着するととも
    に、前記反射シートの反射面の中心を前記ポールの中心
    軸線に平行にスライドさせるスライドガイドとして機能
    する永久磁石が設けられたことを特徴とする反射シート
    装置。
  2. 【請求項2】 前記ポールの反射シート配置用の面に
    は、ポールを正面から見たときに前記ポールの中心軸線
    と前後に一致する平行な視準基準線が設けられたことを
    特徴とする請求項1記載の反射シート装置。
  3. 【請求項3】 前記ポールの下端部には、前記反射シー
    トを配置する面に配置された前記反射シートの仮想反射
    面と一致するように、前記ポールの中心軸線に対し前方
    にオフセットした石突きが設けられたことを特徴とする
    請求項1または2に記載の反射シート装置。
  4. 【請求項4】 前記ポールの側面には、前記反射シート
    の高さを示すための目盛りが設けられるとともに、前記
    反射シートの裏側には、前記反射面の中心と同一レベル
    の位置を示すための表示線が設けられたことを特徴とす
    る請求項1〜3のいずれかに記載の反射シート装置。
  5. 【請求項5】 前記ポールの少なくとも反射シートを配
    置する面領域および前記反射シート前面の反射面を除く
    領域は、光反射効率の低い暗色系の色で構成されたこと
    を特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の反射シー
    ト装置。
  6. 【請求項6】 前記ポール本体の全体が磁性材で構成さ
    れたことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の
    反射シート装置。
  7. 【請求項7】 前記ポール本体の主要部は、軽量材で構
    成されるとともに、前記ポール本体における前記永久磁
    石との摺接面が磁性材で構成されたことを特徴とする請
    求項1〜6のいずれかに記載の反射シート装置。
  8. 【請求項8】 前記反射シートは、プレート状の枠体の
    前面中央に形成された凹部に合成樹脂製の薄厚の反射シ
    ート本体が接着固定されて構成されるとともに、前記枠
    体の裏面に前記永久磁石が接着固定され、前記枠体およ
    び前記ポールの外周面がそれぞれ黒色に構成され、前記
    ポールに設けられた視準基準線と反射シートの高さ表示
    用の目盛りおよび前記枠体の裏側に設けられた反射面の
    中心と同一レベル位置を示す表示線がそれぞれ白色に構
    成されたことを特徴とする請求項4に記載の反射シート
    装置。
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