JP6037650B2 - 遠隔視認装置 - Google Patents

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本発明は、離れた場所にある見たい対象物を見るために使用される遠隔視認装置であって、例えば電気、ガス、水道等の検針メーターに表示される数字や目盛等を見たい場合に使用される遠隔視認装置に関する。
一般的に電気、ガス、水道等の検針メーターは建物の高所や検針員が進入し難い場所に設置されていることが多い。このため、検針員が検針する場合に前記検針メーターに表示される数字や目盛等を直接見ることができないという不具合がある。
そこで、検針員が見難い場所に設置された検針メーターに表示される数字や目盛等を見易くする装置として検針装置が提案されている(特許文献1)。
この検針装置は把持棒の先端に鏡やプリズムを取り付けて、これら鏡やプリズムを検針メーターの正面に対応させて鏡やプリズムを介して前記検針メーターに表示された数字や目盛等を見ることができるようになっている。従って、前記検針装置を使用すれば検針メーターが建物の高所や検針員が進入し難い場所に設置されていても前記検針装置を利用して検針メーターに表示される数字や目盛を見ることができる。
しかし、この検針装置は把持棒の先端に取り付けられている鏡やプリズムをそのまま利用して成る装置であるため、電気、ガス、水道等の検針メーターの数字や目盛を見る場合に太陽光等の外光が反射すると検針メーターの数字や目盛等が見難いという不具合がある。
また、前記電気、ガス、水道等の検針メーターが暗所に設置されている場合や夜間に前記検針メーターの数字や目盛を見る場合は従来の検針装置では数字や目盛等を見難いという不具合がある。
特開平8−286142号公報
本発明は、上記事実に鑑みなされたものであり、外光や暗さ等の影響を受けないで離れた場所にある見たい対象物を見ることができる遠隔視認装置を提供するものである。
請求項1の発明は、中空立体形状に形成された遮光ケースカバーと、この遮光ケースカバーの正面に形成された第1開口部と、前記遮光ケースカバーの底面に形成された第2開口部と、前記遮光ケースカバーの内側に遮光ケースカバーのカバー底面の延長線に対して傾斜角度93°〜100°で遮光ケースカバーの正面と反対側の遮光ケースカバーの背面に向かって後傾状態に配設されると共に拡大鏡で形成された第1鏡と、前記遮光ケースカバーの内側で前記第1鏡の正面側斜め下方に設けられると共に遮光ケースカバーのカバー底面の延長線に対して傾斜角度123°〜130°で遮光ケースカバーの正面と反対側の遮光ケースカバーの背面に向かって後傾状態に配設された第2鏡と、前記遮光ケースカバーの内側に設けられた照明装置と、有してなることを特徴としている。
請求項2の発明は、側面視略三角形状に形成された遮光ケースカバーと、この遮光ケースカバーを構成する側面視略三角形状のカバー第1側面及びカバー第2側面と、前記遮光ケースカバーをカバー第1側面とカバー第2側面と共に構成すると共にカバー第1側面とカバー第2側面を連結するカバー背面と、前記遮光ケースカバーに形成されたプリズム収容部と、このプリズム収容部に配設されると共に第1面と第2面と第3面を備え第1面と第2面の内角を60°,第2面と第3面の内角を90°,第1面と第3面の内角を30°にした側面視直角三角形状のプリズムと、前記プリズムの第3面と前記カバー背面との間に設けられた拡大鏡と、前記カバー第1側面又は前記カバー第2側面の少なくとも一方に形成された照明装置収容部と、この照明装置収容部に収容された照明装置と、有してなることを特徴としている。
本発明の遠隔視認装置は、遮光ケースカバーが設けられているので、見たい対象物を見る場合に太陽光等の外光に影響されずに見ることができるというという優れた効果を有する。
本発明の遠隔視認装置は、遮光ケースカバーに照明装置が設けられているので、見たい対象物が暗所に設置されている場合や夜間に見たい場合であっても、前記照明装置を点灯させることにより見たい対象物を見ることができるという優れた効果を有する。
請求項3、請求項7の遠隔視認装置は、上記効果の他に見たい対象物を拡大した状態で見ることができるので、確認作業等の作業を正確かつ迅速に行うことができるという優れた効果を有する。
第1実施例の遠隔視認装置の全体斜視図である。 第1実施例の遠隔視認装置の遮光ケースカバー周辺の拡大斜視図である。 第1実施例の遠隔視認装置の遮光ケースカバーの断面側面図である。 第1実施例の遠隔視認装置の遮光ケースカバー周辺の側面図である。 第1実施例の遠隔視認装置の使用状態を示す斜視図である。 第2実施例の遠隔視認装置の遮光ケースカバー周辺の一部断面図である。 第2実施例の遠隔視認装置の遮光ケースカバーの斜視図である。 第3実施例の遠隔視認装置の遮光ケースカバー周辺の一部断面図である。 第3実施例の遠隔視認装置の遮光ケースカバーの斜視図である。
発明を実施するために最良の形態の例として以下のような実施例を示す。
図1〜図5には本発明に係る遠隔視認装置の第1実施例が示されている。第1実施例の遠隔視認装置は2枚の鏡を使用した遠隔視認装置である。なお、実施例では高所に設置されている電気の検針メーターの検針をする場合を例にして本発明の遠隔視認装置を説明する。
図1には第1実施例の遠隔視認装置10の全体斜視図が示されている。この遠隔視認装置10の遮光ケースカバー12はカバー正面12A、カバー背面12B、カバー天面12C、カバー底面12D、カバー第1側面12E、カバー第2側面12Fを備え、中空で立体的に形成されている。この実施例では前記遮光ケースカバー12は黒色の合成樹脂材で形成されている。
前記遮光ケースカバー12のカバー正面12Aの上部には第1開口部14が開口形成されている。
図3に示されるように、前記カバー底面12Dには第2開口部16が開口形成されている。
前記遮光ケースカバー12のカバー背面12Bの内側面近傍には電気の検針メーター1(図5参照)の数字や目盛等の対象物を直接映す第1鏡20が設けられている。この第1鏡20は表面が凹状にされており拡大鏡となっている。前記第1鏡20は前記遮光ケースカバー12のカバー底面12Dの延長線Xに対して傾斜角度Aが95°に設定された状態で傾斜して設けられている。
前記遮光ケースカバー12の斜め下方には検針員が直接見る第2鏡22が設けられている。この第2鏡22は前記遮光ケースカバー12のカバー底面12の延長線Xに対して傾斜角度Bが125°に設定された状態で設けられている。
前記第1鏡20と前記第2鏡22は遮光ケースカバー12のカバー第1側面12E及びカバー第2側面12Fに傾斜した状態で刻設された鏡取付溝24(図3にはカバー第2側面12Fに設けられた鏡取付溝24のみを示す)に両端部が差し込まれた状態で接着剤によって固定されている。
図1〜図3に示されるように、前記遮光ケースカバー12のカバー第2側面12Fの内側には照明装置としてのLEDライト装置26が取り付けられている。なお、このLEDライト装置26の取付方法は固定でも着脱可能でもよい。
図2に示されるように、このLEDライト装置26は円盤状のライトカバー26Aに内蔵されたLEDランプ26Bと電池(図示せず)とスイッチ26Cを備え、スイッチ26Cを操作することによりLEDランプ26Bを点灯させたり消灯させたりすることができるようになっている。
図4に示されるように、前記遮光ケースカバー12のカバー背面12Bには取付フレーム28が突設されている。
図1及び図2に示されるように、遮光ケースカバー12には棒状保持体30が公知の自在継手32を介して取り付けられている。
図1に示されるように、前記棒状保持体30の円筒状の把持部34には伸縮自在の円筒状のポール36が複数連続して伸縮可能に設けられている。このため、これらポール36を伸ばせば棒状保持体30は長くなり、これらポール36を縮ませれば棒状保持体30は短くなるようになっている。
従って、図5に示されるように前記棒状保持体30を長く伸ばすことにより検針メーター1が高所に設けられていても検針メーター1の数字や目盛を見て読むことができるようになっている。
図4に示されるように、前記棒状保持体30の先端に位置したポール36と前記取付フレーム28との間には前記自在継手32が配設されている。この自在継手32は前記取付フレーム28と固定された第1ジョイント棒40と、前記ポール36に固定された第2ジョイント棒42と、第1ジョイント棒40と第2ジョイント棒42を接続させる接続体44とから構成されている。
図2に示されるように、前記第1ジョイント棒40の先端にはボール部40Aが一体形成され第2ジョイント棒42の先端にもボール部42Aが一体形成されている。これらボール部40A、ボール部42Aは前記接続体44の凹部44A,44Aに収容されている。
従って、前記遮光ケースカバー12は前記自在継手32を介して棒状保持体30に対して曲げたり回動させたりすることができるようになっている。
第1実施例の遠隔視認装置10の作用について説明する。
図5に示されるように、検針員が遠隔視認装置10を使用して高所に設置されている電気の検針メーター1の検針をする場合は、遠隔視認装置10の棒状保持体30を長く伸ばして遮光ケースカバー12に形成された第1開口部14を検針メーター1に対応させる。これにより、第1開口部14を通して第1鏡20には検針メーター1に表示された数字や目盛が拡大された状態で映され、しかも第1鏡20を介して第2鏡22に映し出されるので第2鏡22に映し出される検針メーター1の数字や目盛は反転していない状態で第2鏡22に映し出される。
従って、検針員は第2開口部16を通して第2鏡22に映し出された検針メーター1の数字や目盛を拡大した状態で見ることができるので、見間違えを防ぐことができると共に迅速に見て読み取ることができる。
また、前記第1鏡20及び第2鏡22は遮光ケースカバー12に内設されているので、太陽光等の外光が第1鏡20や第2鏡22に乱反射することを防止できるので、外光の影響を受けることなく検針メーター1の数字や目盛を見ることができる。
しかも、検針メーター1の前面に設けられた透明プラスチック板(図示せず)に太陽光等の外光が反射して検針メーター1の数字や目盛が見難い場合は遮光ケースカバー12の正面12Aを検針メーター1の透明プラスチック板に当接すれば透明プラスチック板による外光の乱反射を抑えることができ、検針メーター1の数字や目盛が見難くなることを防ぐことができる。
また、暗所に設置されている検針メーター1を検針する場合や夜間に検針メーター1を検針する場合はLEDライト装置26のスイッチ26CをオンにしてLEDランプ26Bを点灯させる。これにより、LEDライト装置26のLEDランプ26Bで検針メーター1を照らすことができるので暗所や夜間等でも検針メーター1の数字や目盛を正確に見て読み取ることができる。
図6及び図7には本発明に係る遠隔視認装置の第2実施例が示されている。第2実施例の遠隔視認装置は鏡の代わりにプリズムを使用した遠隔視認装置である。なお、第1実施例の遠隔視認装置10と同一の構成は同一の符号を用いてその説明を省略する。
図6に示されるように、第2実施例の遠隔視認装置50の遮光ケースカバー52には棒状保持体30が自在継手32を介して取り付けられている。
図7に示されるように、前記遮光ケースカバー52は縦長で側面視略直角三角形状に形成されている。この遮光ケースカバー52は側面視略直角三角形状のカバー第1側面52Aと側面視略直角三角形状のカバー第2側面52Bと、カバー第1側面52Aとカバー第2側面52Bを連結するカバー背面52Cとから構成されている。また、遮光ケースカバー52は黒色の合成樹脂材で形成されている。
前記遮光ケースカバー52にはプリズム収容部54が形成され、このプリズム収容部54には側面視直角三角形状で三角柱状のプリズム56が収容されている。このプリズム56は接着剤等の適宜固定手段で遮光ケースカバー52に固定されている。
図6に示されるように、このプリズム56にはプリズム56の三辺で傾斜した一番長い第1面56Aとプリズム56の三辺で一番短い第2面56Bが形成されると共に前記遮光ケースカバー52のカバー背面52と対応すると共にプリズム56の三辺で中間長さの第3面56Cが形成されている。なお、前記プリズム56の第1面56Aと第2面56Bの内角Cは60°、第2面56Bと第3面56Cの内角Dは90°、第1面56Aと第3面56Cの内角Eは30°、にそれぞれ設定されている
前記遮光ケースカバー52のカバー背面52Cとプリズム56の第3面56Cとの間には拡大鏡58が挟まれた状態で配設されている。
図7に示されるように、前記カバー第1側面52Aの肉厚は前記カバー第2側面52Bの肉厚よりも厚く形成されている。このカバー第1側面52Aの傾斜面には照明装置収容部60が形成されている。この照明装置収容部60には前記LEDライト装置26が収容されて取り付けられている。なお、前記カバー第1側面52Aにはスイッチ用孔52Dが形成され、LEDライト装置26を照明装置収容部60に取り付けた場合にLEDライト装置26のスイッチ26Cと対応するようになっている。従って、スイッチ用孔52Dを介してLEDライト装置26のスイッチ26Cを操作できるようになっている。
なお、前記LEDライト装置26はカバー第2側面52Bの肉厚を厚くしてカバー第2側面52Bの傾斜面に照明装置収容部60し、照明装置収容部60にLEDライト装置26を取り付けるようにしてもよい。
第2実施例の遠隔視認装置50を使用して電気の検針メーター1の検針をする場合は遮光ケースカバー52に収容されたプリズム56の第1面56Aを電気の検針メーター1に対応させる。これにより、プリズム56の第2面56Bには検針メーター1に表示された数字や目盛が拡大鏡58で拡大されて映し出される。
しかも、プリズム56の第2面56Bには検針メーター1に表示された数字や目盛が反転せずに映し出されるので、検針員は数字や目盛の見間違えを防ぐことができる。
また、前記プリズム56は遮光ケースカバー52にカバーされているので、太陽光等の外光の影響を受けることを防止できる。
また、暗所に設置された電気の検針メーター1を検針する場合や夜間に検針する場合はLEDライト装置26を点灯させることにより、LEDライト装置26のLEDランプ26Bで検針メーター1を照らすことができるので検針メーター1の数字や目盛を正確に見て読み取ることができる。
さらに、第2実施例の遠隔視認装置50は1つのプリズム56を使用するものであるため、第1鏡20と第2鏡22の2つの鏡を使用した第1実施例の遠隔視認装置10に比べて製造が簡単であると共に製品価格を抑えて提供することができる。
なお、他の構成及び作用、効果は第1実施例の遠隔視認装置10と同一であるので、その説明は省略する。
図8及び図9には本発明に係る遠隔視認装置の第3実施例が示されている。第3実施例の遠隔視認装置は第2実施例の遠隔視認装置の変形例であり第2実施例の遠隔視認装置と同様に鏡の代わりにプリズムを使用した遠隔視認装置である。なお、第1実施例の遠隔視認装置10及び第2実施例の遠隔視認装置50と同一の構成は同一の符号を用いてその説明を省略する。
図8に示されるように、第3実施例の遠隔視認装置70の遮光ケースカバー72には棒状保持体30が自在継手32を介して取り付けられている。
図9に示されるように、前記遮光ケースカバー72は横長で側面視略直角三角形状に形成されている。この遮光ケースカバー72は側面視略直角三角形状のカバー第1側面72Aと側面視略直角三角形状のカバー第2側面72Bと、カバー第1側面72Aとカバー第2側面72Bを連結するカバー背面72Cとから構成されている。
前記遮光ケースカバー72にはプリズム収容部74が形成されている。このプリズム収容部74には側面視直角三角形状のプリズム56が収容されている。このプリズム56は接着剤で遮光ケースカバー72に固定されている。
図8に示されるように、前記遮光ケースカバー72のカバー背面72Cとプリズム56の第3面56Cとの間には拡大鏡58が挟まれた状態で配設されている。
前記カバー第1側面72Aの肉厚は前記カバー第2側面72Bの肉厚よりも厚く形成されている。このカバー第1側面72Aの垂直面には照明装置収容部76が形成されている。この照明装置収容部76には前記LEDライト装置26が取り付けられている。なお、前記カバー第1側面72Aにはスイッチ用孔72Dが形成され、LEDライト装置26を照明装置収容部76に取り付けた場合にLEDライト装置26のスイッチ26Cと対応するようになっている。従って、スイッチ用孔72Dを介してLEDライト装置26のスイッチ26Cを操作できるようになっている。
第3実施例の遠隔視認装置70を使用して電気の検針メーター1の検針をする場合は遮光ケースカバー72に収容されたプリズム56の第2面56Bを検針メーター1に対応させる。これにより、プリズム56の第1面56Aには検針メーター1に表示された数字や目盛が拡大鏡58で拡大されて映し出される。
従って、検針員の目には前記検針メーター1の数字や目盛が拡大された状態で見ることができる。また、前記プリズム56は遮光ケースカバー72に内設されているので、太陽光等の影響を受けることを防止すると共に遮光ケースカバー72が検針メーター1の透明プラスチック板が反射するのを防ぐことができる。
また、暗所に設置された電気の検針メーター1を検針する場合や夜間に検針する場合はLEDライト装置26を点灯させることにより、LEDライト装置26のLEDランプ26Bで検針メーター1を照らすことができるので検針メーター1の数字や目盛を正確に見て読み取ることができる。
なお、他の構成及び作用、効果は第1実施例の遠隔視認装置10及び第2実施例の遠隔視認装置50と同一であるので、その説明は省略する。
なお、実施例では遮光ケースカバー12、52、72を自在継手32を介して棒状保持体30で保持したが、これに限定するのもではなく、例えば自在継手32に磁石やクリップ等を取り付けて遮光ケースカバー12、52を保持するようにしてもよいし、あるいは遮光ケースカバー12、52、72に直接磁石やクリップ等を設けて磁石やクリップ等を介して遮光ケースカバー12、52、72を取り付けるようにしてもよい。
この場合、前記磁石や前記クリップ等を遠隔視認装置10、50,70で見たい対象物の近傍に取り付けることにより遠隔視認装置10、50,70を固定することができる。
なお、第1実施例では遠隔視認装置10では第1鏡20を拡大鏡で形成したが、拡大鏡の構造は実施例に示した構造に限定されないことは勿論である。
また、第1実施例では遠隔視認装置10では第1鏡20の傾斜角度Aを95°に設定し、第2鏡22の傾斜角度Bを125°に設定したが、第1鏡20の傾斜角度A及び第2鏡22の傾斜角度Bは実施例の傾斜角度に限定されるもので無いが、一般的に第1鏡20の傾斜角度Aは93°〜100°、第2鏡22の傾斜角度Bは123°〜130°の傾斜角度範囲にするのが見易いため好ましい。
なお、第1実施例の遠隔視認装置10では照明装置としてLEDライト装置26を前記遮光ケースカバー12のカバー第2側面12Fの内側に取り付けたが、LEDライト装置26の取付箇所はカバー第1側面12E、カバー天面12Cの内側に取り付けても良いことは勿論である。また、前記照明装置としてLEDライト装置26は遮光ケースカバーに対して固定でも着脱自由に取り付けられるタイプでもよい。
また、第2実施例の遠隔視認装置50では照明装置としてLEDライト装置26を遮光ケースカバー52のカバー第1側面52Aに形成された照明装置収容部60に設けたが、照明装置収容部60はカバー第2側面52Bに形成してもよい。
また、第3実施例の遠隔視認装置70では照明装置としてLEDライト装置26を遮光ケースカバー72のカバー第1側面72Aに形成された照明装置収容部76に設けたが、照明装置収容部76はカバー第2側面72Bに形成してもよい。
なお、実施例では遮光ケースカバー12、52、72を合成樹脂材で形成したが遮光ケースカバー12、52、72の材料は合成樹脂材に限定されるものでなく、例えば金属や木材等他の材料で形成してもよいことは勿論である。
また、実施例では照明装置としてLEDライト装置26を使用したが、照明装置はLEDライト装置26以外の電球等の照明でもよく、照明装置の構成も実施例で示したLEDライト装置26の構成に限定されるものでないことは勿論である。
本発明の遠隔視認装置10,50,70は電気、ガス、水道等の検針メーター等の検針作業以外にも使用することができる。例えば、車両のエンジンルーム、水道管、下水管、マンホール等をはじめとして見たい対象物が見難い場所等にある場合にも使用することができる。
10 遠隔視認装置
12 遮光ケースカバー
14 第1開口部
16 第2開口部
20 第1鏡
22 第2鏡
24 鏡取付溝
26 LEDライト装置
28 取付フレーム
30 棒状保持体
32 自在継手
34 把持部
36 ポール
40 第1ジョイント棒
42 第2ジョイント棒
44 接続体

Claims (2)

  1. 中空立体形状に形成された遮光ケースカバーと、この遮光ケースカバーの正面に形成された第1開口部と、前記遮光ケースカバーの底面に形成された第2開口部と、前記遮光ケースカバーの内側に遮光ケースカバーのカバー底面の延長線に対して傾斜角度93°〜100°で遮光ケースカバーの正面と反対側の遮光ケースカバーの背面に向かって後傾状態に配設されると共に拡大鏡で形成された第1鏡と、前記遮光ケースカバーの内側で前記第1鏡の正面側斜め下方に設けられると共に遮光ケースカバーのカバー底面の延長線に対して傾斜角度123°〜130°で遮光ケースカバーの正面と反対側の遮光ケースカバーの背面に向かって後傾状態に配設された第2鏡と、前記遮光ケースカバーの内側に設けられた照明装置と、有してなることを特徴とする遠隔視認装置。
  2. 側面視略三角形状に形成された遮光ケースカバーと、この遮光ケースカバーを構成する側面視略三角形状のカバー第1側面及びカバー第2側面と、前記遮光ケースカバーをカバー第1側面とカバー第2側面と共に構成すると共にカバー第1側面とカバー第2側面を連結するカバー背面と、前記遮光ケースカバーに形成されたプリズム収容部と、このプリズム収容部に配設されると共に第1面と第2面と第3面を備え第1面と第2面の内角を60°,第2面と第3面の内角を90°,第1面と第3面の内角を30°にした側面視直角三角形状のプリズムと、前記プリズムの第3面と前記カバー背面との間に設けられた拡大鏡と、前記カバー第1側面又は前記カバー第2側面の少なくとも一方に形成された照明装置収容部と、この照明装置収容部に収容された照明装置と、有してなることを特徴とする遠隔視認装置。
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