JP3190597U - 検針作業用具 - Google Patents

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JP3190597U
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益見 黒川
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黒川製鏡有限会社
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Abstract

【課題】電力量計やガスメータの数値表示部に表示された数値の誤読を無くすことができ、比較的軽量で検針作業時に取り扱い易く、プリズムを用いた用具に比べて安価に製作することができる検針作業用具を提供する。
【解決手段】光学系本体10、および、光学系本体10が先端部に取着された伸縮可能な捧げ桿を備えて検針作業用具を構成し、側面視で直角三角形の三角柱形状であるケーシング16の前面に、下半部内面側が再反射平面鏡28とされた透明ガラス板24を装着し、ケーシング16の背面に平面鏡26を配設し、ケーシング16の底面に透明ガラス板30を装着して、光学系本体10を構成する。
【選択図】図1

Description

この考案は、電力やガス流量を積算し計量する電力量計やガスメータなどの計器の検針作業を行う際に使用される検針作業用具に関する。
一般住宅や事業所などにおける電気やガスの使用量は、電力量計やガスメータなどの計器によって電力やガス流量が積算・計量され、その計量値が計器前面の表示小窓に数値で示される。計器に表示される数値は、電力やガスの供給会社から定期的に派遣される検針作業員によって目視で読み取られ、それに基づいて毎月の電気やガスの使用量が算出され決定される。計器、例えば電力量計は、通常、住宅等の外壁面の比較的高所に設置されており、このため、検針作業は特別な用具を用いて行われる。この種の検針作業用具としては、基端側に握り部を有し使用長さに応じて所望の長さ寸法に変化させることができる伸縮桿の先端側に、継手部材を介して平面鏡を揺動可能に取り付けた点検ミラーが一般に使用されている。この点検ミラーは、検針すべき検針メータ(計器)の高さに合わせて伸縮桿を適宜伸縮させ、継手部材によって伸縮桿に対する平面鏡の角度を調整して使用される。そして、検針メータの目盛や数値を平面鏡に映し出して、伸縮桿の基端側でその目盛や数値を目視にて読み取るようにする(例えば、特許文献1参照。)。また、検針作業用具として、基端側に握り部を有する伸縮桿の先端部に、継手部材を介して三角柱状のプリズムを揺動可能に取り付けた検針用具も使用されている。この検針用具を使用すると、比較的高所に設置された検針メータの目盛や数値を反転させずに映し出すことができる(例えば、特許文献2参照。)。
特開平11−250732号公報(第3頁、図3、図5) 特開平8−286142号公報(第3−4頁、図1、図2)
特許文献1に記載された点検ミラーのように、計器の表示小窓に表示される数値を平面鏡に映し出してその数値を目視で読み取るものでは、平面鏡に映る数字が上・下逆さまの倒立した像となり、検針作業員はその数字を目視することになる。このため、数値の読み取りミスを生じる可能性があり、特に数字の「2」と「5」や「6」と「9」を取り違えて誤読する、といった可能性がある。一方、特許文献2に記載された検針用具のように、断面が三角形状をなすプリズムを用いたものでは、光の反射でなく屈折を利用して、計器の表示小窓に表示される数値がプリズムの入射面を通して出射面に映し出されるようにする。したがって、検針作業員は正立したままの数字を目視することになる。このため、検針値を誤読する心配は無くなる。しかしながら、伸縮桿の先端部にプリズムを取り付けた検針用具では、平面鏡を用いた用具に比べて重くなり、特に伸縮桿を大きく伸長させたときには先端側が重くなって不安定となる。このため、プリズムを計器の表示小窓に接近させて対向させる操作が少し遣り難くなる、といった問題点がある。また、プリズムを取り付けた検針用具は、平面鏡を用いた用具に比べてコスト高となることもあり、それ程一般に普及していないのが実情である。
この考案は、以上のような事情に鑑みてなされたものであり、計器の数値表示部に表示された数値の誤読を無くすことができ、比較的軽量で検針作業時に取り扱い易く、プリズムを用いた用具に比べて安価に製作することができる検針作業用具を提供することを目的とする。
請求項1に係る考案は、光学系本体、および、この光学系本体が先端部に取着された捧げ桿を備え、前記捧げ桿を検針作業員が把持して前記光学系本体を、検針しようとする計器の数値表示部に接近させて対向させ、計器の数値表示部に表示された数値を、光学系本体の内部を通して検針作業員が読み取るようにする検針作業用具において、前記光学系本体を次のように構成したことを特徴とする。すなわち、少なくとも、側面視で互いに三角形をなす3つの平面を有するケーシングと、前記3つの平面のうち第1の平面を上・下2つの区画に分割してそのうちの下側の区画に配設され、内面側が鏡面とされた再反射平面鏡と、前記3つの平面のうち前記第1の平面の上側の区画に近い第2の平面に配設され、内面側が鏡面とされた平面鏡とを備えて検針作業用具を構成し、前記第1の平面のうちの上側の区画および前記3つの平面のうち残りの第3の平面をそれぞれ光透過面として、第1の平面の上側の区画を通して入射した光が前記平面鏡で反射され、その反射光が前記再反射平面鏡でさらに反射され、その反射光が第3の平面を通して出射され、その出射光を検針作業員が視認するようにした。
請求項2に係る考案は、請求項1に記載の検針作業用具において、前記ケーシングの前記第1の平面に、その下側の区画に相当する部分を鏡面形成材で製鏡した透明ガラス板を装着し、前記ケーシングの前記第3の平面に透明ガラス板を装着したことを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1または請求項2に記載の検針作業用具において、前記ケーシングを側面視で直角三角形の三角柱形状としたことを特徴とする。
請求項1に係る考案の検針作業用具においては、検針しようとする計器に光学系本体を接近させて、ケーシングの第1の平面の上側の区画を計器の数値表示部に対向させると、数値表示部に表示された数値が、第1の平面の上側の区画を通して、ケーシングの第2の平面に配設された平面鏡に上・下逆さまの倒立像として映り、その平面鏡に倒立して映った数値が、ケーシングの第1の平面の下側の区画に配設された再反射平面鏡に、倒立した数値の倒立像、すなわち正立した像として映り、その再反射平面鏡に正立して映った数値を、ケーシングの第3の平面を通して検針作業員が目視することになる。このため、計器の数値表示部に表示された数値を検針作業員が読み取りミスすることが防止される。
したがって、請求項1に係る考案の検針作業用具を使用すると、計器の数値表示部に表示された数値の誤読を無くすことができる。そして、この用具は、比較的軽量で検針作業時に取り扱い易く、また、プリズムを用いた用具に比べて安価に製作することができる。
請求項2に係る考案の検針作業用具では、ケーシングの内側を閉塞状態にして、ケーシング内部に塵埃や水滴などが入り込むことを防止することができるので、平面鏡の表面および再反射平面鏡の表面を清浄に保つことができる。
請求項3に係る考案の検針作業用具は、コンパクトな形状で設計・製作も比較的簡単になる。
この考案の実施形態の1例を示し、検針作業用具の光学系本体を部分的に断面で表した側面図である。 図1に示した検針作業用具の光学系本体を示す斜視図である。 図1に示した検針作業用具の光学系本体の機能を説明するための断面図である。 図1に示した光学系本体を備えた検針作業用具を使用して電力量計の検針作業を行う様子を示す側面図である。 この考案の別の実施形態を示し、検針作業用具の光学系本体の機能を説明するための断面図である。
以下、この考案の最良の実施形態について図面を参照しながら説明する。
この検針作業用具は、図4に示すように光学系本体10と捧げ桿12とを備えて構成されている。捧げ桿12は、詳細を図示していないが、基端側に握り部を有し、径が異なる複数本のパイプを順次嵌挿し繋ぎ合わせて構成されており、伸長および収縮して全体の長さを変化させることができる。この捧げ桿12の先端側に玉継手14を介して光学系本体10が取着されており、光学系本体10は、捧げ桿12に対し揺動可能であって適当な向きに保持可能である。
光学系本体10は、図1および図2に示すように、側面視で直角三角形の三角柱形状をなすケーシング16、および、ケーシング16の背面側に一体的に装着された保持部材18を備え、保持部材18の背面中央部に、玉継手14の球状部20が形設された連接用突起22が固着されている。ケーシング16は、左右両側面が閉塞され、底面に対して鋭角をなす前面(第1の平面)、底面に対して直角をなす背面(第2の平面)および底面(第3の平面)がそれぞれほぼ全面開口した形状を有している。図1上で傾斜した前面の開口部には、裏面側(ケーシング16の内面側)の下半部を鏡面形成材で製鏡して平面鏡(再反射平面鏡)28とした透明ガラス板24が装着されている。したがって、ケーシング16の前面は、その上半部が光透過面で、下半部の内面側が鏡面となっている。背面の開口部には、表面側(ケーシング16の内面側)が鏡面とされた平面鏡26が保持部材18に支持されて配設されている。また、底面の開口部には、透明ガラス板30が装着されている。
以上のように構成された検針作業用具を使用して、例えば電力量計の検針作業を行うときは、図4に示すように、検針作業者が捧げ桿12の基端側の握り部を把持し(図示せず)、光学系本体10の前面の向きを調整するとともに捧げ桿12を適当な長さに伸長させて、光学系本体10を、検針しようとする電力量計32の表示小窓(数値表示部)に接近させる。そして、光学系本体10前面の透明ガラス板24の上半部(光透過面)を表示小窓に対向させると、図3に示すように(図3ではケーシング16の図示を省略)、光学系本体10の前面をなす透明ガラス板24の上半部を通して入射した光は、背面側の平面鏡26で反射され、その反射光が透明ガラス板24の下半部内面側の再反射平面鏡28でさらに反射され、その反射光が底面の透明ガラス板30を通して出射される。このため、電力量計32の表示小窓に表示された数値は、平面鏡26に上・下逆さまの倒立像として映り、その平面鏡26に倒立して映った数値が、再反射平面鏡28に倒立した数値の倒立像、すなわち正立した像として映り、その再反射平面鏡28に正立して映った数値が、検針作業員の目に入ることになる。したがって、検針作業員は、電力量計32の表示小窓に表示された数字を、光学系本体10を通して見ることにより、正立像として目視することになる。このため、電力量計32の表示小窓に表示された数字を検針作業員が間違って読み取る、といったことが防止される。
図5は、この考案の別の実施形態を示す。
この光学系本体34では、ケーシング(図示せず)の前面(第1の平面)が底面に対して鋭角をなし、背面(第2の平面)が底面に対して直角をなすように設定している。そして、ケーシングの前面の開口部に、裏面側(ケーシングの内面側)の下半部を鏡面形成材で製鏡して平面鏡(再反射平面鏡)40とした透明ガラス板36を装着し、背面の開口部に、表面側(ケーシングの内面側)が鏡面とされた平面鏡38を配設し、また、底面の開口部に透明ガラス板42を装着している。このような構成の光学系本体34においても、図1ないし図3に示した光学系本体10と同様の作用効果が奏される。
なお、上記した実施形態では、光学系本体のケーシングを、側面視で直角三角形の三角柱形状としたが、側面視で直角三角形以外の三角形としてもよい。また、側面視で互いに三角形をなす3つの平面を有しておれば、ケーシングの側面視での形状は三角形以外、例えば台形等であってもよい。また、上記した実施形態では、ケーシングの前面の開口部に、ケーシングの内面側の下半部を鏡面形成材で製鏡して平面鏡とした透明ガラス板を装着するようにしたが、透明ガラス板の下半部に平面鏡を貼り付けたものを前面の開口部に装着するようにしてもよい。さらに、ケーシングの前面の開口部の下半部に、ケーシングの内面側が鏡面とされた平面鏡を装着するだけで、前面の開口部の上半部には何も装着せずに開口窓とし、また、底面の開口部にも透明ガラス板を装着せずに単に開口窓としてもよい。また、ケーシングの前面における上側の光透過区画と下側の鏡面区画との面積比は、特に限定されず適当に設定すればよい。
この考案に係る検針作業用具は、取り扱い易く比較的安価でもあるので、電力量計やガスメータなどの検針作業を行う現場への普及を期待することができ、検針作業用具を製造・販売する産業分野において大いに利用し得るものである。
10、34 光学系本体
12 捧げ桿
14 玉継手
16 ケーシング
18 保持部材
24、36 透明ガラス板(第1の平面)
26、38 平面鏡(第2の平面)
28、40 再反射平面鏡
30、42 透明ガラス板(第3の平面)

Claims (3)

  1. 光学系本体、および、この光学系本体が先端部に取着された捧げ桿を備え、前記捧げ桿を検針作業員が把持して前記光学系本体を、検針しようとする計器の数値表示部に接近させて対向させ、計器の数値表示部に表示された数値を、光学系本体の内部を通して検針作業員が読み取るようにする検針作業用具において、
    前記光学系本体を、
    少なくとも、側面視で互いに三角形をなす3つの平面を有するケーシングと、
    前記3つの平面のうち第1の平面を上・下2つの区画に分割してそのうちの下側の区画に配設され、内面側が鏡面とされた再反射平面鏡と、
    前記3つの平面のうち前記第1の平面の上側の区画に近い第2の平面に配設され、内面側が鏡面とされた平面鏡と、
    を備えて構成し、
    前記第1の平面のうちの上側の区画および前記3つの平面のうち残りの第3の平面をそれぞれ光透過面として、第1の平面の上側の区画を通して入射した光が前記平面鏡で反射され、その反射光が前記再反射平面鏡でさらに反射され、その反射光が第3の平面を通して出射され、その出射光を検針作業員が視認するようにしたことを特徴とずる検針作業用具。
  2. 前記ケーシングの前記第1の平面に、その下側の区画に相当する部分を鏡面形成材で製鏡した透明ガラス板が装着され、前記ケーシングの前記第3の平面に透明ガラス板が装着された請求項1に記載の検針作業用具。
  3. 前記ケーシングは、側面視で直角三角形の三角柱形状である請求項1または請求項2に記載の検針作業用具。
JP2014000996U 2014-02-27 検針作業用具 Expired - Lifetime JP3190597U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016184055A (ja) * 2015-03-26 2016-10-20 黒川製鏡有限会社 検針用反射体および検針用作業用具

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