JP3075826B2 - 空気調和機の制御装置 - Google Patents

空気調和機の制御装置

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JP3075826B2 JP04056991A JP5699192A JP3075826B2 JP 3075826 B2 JP3075826 B2 JP 3075826B2 JP 04056991 A JP04056991 A JP 04056991A JP 5699192 A JP5699192 A JP 5699192A JP 3075826 B2 JP3075826 B2 JP 3075826B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空気調和機の制御装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、空気調和されたオーディオルー
ム内で音楽を鑑賞する際には、音楽の曲構成に応じて音
量が小さくなった場合に、室内送風機のモータ音が不協
和音となって聞える場合がある。
【0003】これを解消するために、従来、室内機にマ
イクロフォンを内蔵し、このマイクロフォンによりオー
ディオルーム内の音響を検出して、この検出された音響
の値が予め設定された音響の設定値よりも大きいとき
は、室内送風機のモータの回転数を現状のまゝ維持する
と共に、検出された音響の値が音響設定値よりも小さい
ときは、モータの回転数を減少させるようにしたものが
提案されている(例えば、特開昭60−4741号公
報)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
構成は、いわゆる音響優先の空調であり、空調本来の機
能を犠牲にした上で成り立つ空調制御になっている。
【0005】即ち、この種の従来の空気調和機では、室
内送風機を駆動するモータの回転数を、室内熱交換器温
度情報や室内温度情報や室内湿度情報などに基づいて制
御しており、これらの情報を無視して、いわゆる音響優
先の空調に切替えると様々な問題が発生する。
【0006】例えば、冷房運転時に上記の各種情報を無
視して、音響優先の空調に切替え、モータの回転数を減
少させて、ずっと低い回転数のまゝ制御したりすると、
室内熱交換器の温度が異常に低下して、この室内熱交換
器を内蔵した機体の表面にドレン付着し易くなるし、暖
房運転時に、ずっと低い回転数のまゝ制御したりする
と、冷凍サイクルの冷媒圧力が上昇して、高負荷が発生
し易くなるという問題がある。
【0007】そこで、本発明の目的は、上述した従来の
技術が有する問題点を解消し、室内機が設置されている
室内の音響値の大きさに応じて室内送風機のモータの回
転数を制御しても、冷房運転時における機体の表面にド
レンを付着しにくくし、又暖房運転時における冷凍サイ
クルの高負荷などの発生を抑えられる空気調和機の制御
装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、室内送風機が機体に内蔵された空気調和
機の制御装置において、機体が設置されている室内の音
の周波数を検出する音響検出手段と、この音響検出手段
で検出された音の周波数が所定値以上か以下かを識別す
る音響識別手段と、音の周波数が所定値以下のときの送
風機の回転数の減少率を、音の周波数が所定値以上のと
きの送風機の回転数の減少率よりも小さくする制御手段
とを備えたことを特徴とするものである。
【0009】
【作用】上記構成において、室内に発生した音響は、音
響検出手段によって検出され、この検出された音響は、
その大きさに応じた電気信号として音響識別手段に出力
される。この音響検出手段によって、室内で発生してい
る音響が所定周波数以上か以下かが識別される。ここ
で、所定周波数の音響としては、例えば、室内送風機を
駆動するモータを発生源とするような低い周波数(1例
として2KHz以下)の音響が挙げられる。これによれ
ば、室内に発生している音響が、低い周波数(所定周波
数:2KHz以下)の音響だけであると識別された場合
には、室内送風機のモータ音は、低い周波数の音響の中
に掻き消されて気にならなくなるので、この場合は、モ
ータの回転数の減少率を小さく抑える。これによってモ
ータの回転数がいわゆる空調優先で制御される。
【0010】その反対に高い周波数(所定周波数以上)
の音響だけであると識別された場合には、当然モータ音
のような低い周波数(所定周波数以下)が気になるの
で、この場合は、モータの回転数の減少率を大きくす
る。これによってモータの回転数が低下していわゆる音
響優先で制御される。従って、いわゆる空調優先で制御
されている際は、モータの回転数の減少が抑制されるの
で、その分だけ、冷房運転時における機体の表面のドレ
ン付着や、暖房運転時における冷凍サイクルの高負荷の
発生が抑制される。
【0011】
【実施例】以下、本発明による一実施例を添付図面を参
照して説明する。
【0012】図2及び図3において、1は室内機を示し
ており、この室内機1は、室内機本体3の前面に蓋部5
を開閉自在に設けて構成されている。
【0013】この室内機本体3の内部には、図4に示す
ように、室内送風機7が設けられており、この室内送風
機7がモータ(図示せず)により駆動された場合には、
蓋部5の吸込グリル9を通じて室内空気が吸込まれ、こ
の空気は、室内熱交換器11を介して熱交換された後
に、吹出口13を通じて室内に吹出される構成になって
いる。また吹出口13の近傍には、垂直羽根15が設け
られると共に、複数の水平羽根17が設けられ、これに
より吹出し方向が設定される。
【0014】室内機本体3の内部上方には、室内熱交換
器温度センサ19、室内温度センサ21、及び室内湿度
センサ23が設けられている。また、室内機本体3の下
方前面には、図3に示すように、表示部25が設けら
れ、この表示部25には受信部27が設けられ、この受
信部27には、図2に示すように、リモートコントロー
ル装置29の送信部37から無線送信された指令信号が
受信される。なお、39は運転スイッチ、41は静音ス
イッチ、43は風速切換ボタン、45は設定温度切換ボ
タンである。
【0015】しかして、この表示部25には、本実施例
に斯るマイクロフォン31が設けられている。このマイ
クロフォン31は、図2に示すように、オーディオ装置
32から発生する音響の大きさを検出するものであり、
吹出口13から吹出される空気の音を余り検出しないよ
うな位置に設けることが望ましく、また室内機1の内部
ではなく、その外部に設けることが望ましい。又マイク
ロフォン31はリモートコントロール装置29に設けて
も良い。
【0016】オーディオ装置32に出力ジャック(音響
出力端子)47が設けられている場合には、マイクロフ
ォン31の代りに、出力ジャック47から信号線49を
引出して、これを室内機1に接続してもよい。またリモ
ートコントロール装置29に信号線49を接続してもよ
く、この場合には、出力ジャック47から取出される音
響信号は、リモートコントロール装置29の送信部37
から送信される制御信号に乗せて送信される。
【0017】図1は、本発明の一実施例に係る空気調和
機、及び本発明の一実施例に従う空気調和機の制御装置
のブロック図である。
【0018】同図において、本発明の一実施例に係る空
気調和機は、室内機1と、室外機55とで構成されてい
る。室内機1側には、後述する制御系(制御装置)、室
内送風機7及び室内熱交換器11が設けられており、室
外機55側には、上記の制御系の制御下に置かれるイン
バーター57、圧縮機59、アキュムレータ61、四方
弁63、室外熱交換器65、室外送風機67及び電動式
膨張弁69が設けられている。これらは冷媒循環系統を
構成する。
【0019】本発明の一実施例に従う空気調和機の制御
装置は、フィルタ71、第1増幅器73、第1積分回路
75、第2増幅器80、第2積分回路81、マイクロコ
ンピュータ77(これは第1演算処理部82、第2演算
処理部83を内蔵する)、及び室内送風機7の駆動モー
タ制御回路(以下、モータ制御回路という)79を備え
ている。
【0020】図1において、室内機1が設置されている
室内の音響の大きさは、マイクロフォン31によって検
出され、この音響の大きさに見合った電気信号として、
マイクロフォン31からフィルタ71、第2増幅器80
へ並列に入力される。ここで、フィルタ71には、図5
に示すように、複数の抵抗素子R1 ,R2 と、コンデン
サC1 ,C2 と、演算増幅器とから成る、いわゆるハイ
パスフィルタ(HPF)が用いられている。
【0021】このハイパスフィルタは、図6に示すよう
に、周波数2KHz以下の阻止帯域Sを有し、周波数が
2KHz以上の電気信号成分のみを通過(OUT)させ
るように構成されている。
【0022】従って、図1に示すように、マイクロフォ
ン31から出力される電気信号成分(例えば、オーディ
オ装置から発せられる音響)中に、周波数2KHz以上
の電気信号成分(例えば、室内送風機7のモータ音に近
似する音響以外の音響)が含まれていれば、この電気信
号成分のみがハイパスフィルタ71を通って、出力(O
UT)されて第1増幅器73、第1積分回路75を通っ
てマイクロコンピュータ77に与えられる。
【0023】これと同時にマイクロフォン31から出さ
れる電気信号はハイパスフィルタ71と並列に第2増幅
器80へ入力され、第2積分回路81を通ってマイクロ
コンピュータ77に与えられる。
【0024】マイクロコンピュータ77の第1演算処理
部82は第1積分回路75、及び第2積分回路81から
の出力を受け、又第2演算処理部83は第2積分回路8
1からのみの出力を受ける。第1演算処理部82からの
出力は第2演算処理部83からの出力よりも優先的にモ
ータ制御回路79へ与えられる。
【0025】両演算処理部82,83は、室内送風機7
の回転数の減少率を決めるもの(制御手段)であり、そ
の減少率は第2演算処理部83よりも第1演算処理部8
2の方が大きくなるように設定されている。即ち、第1
演算処理部82に入力されたということは、室内の音響
の周波数が高いということであり、この時には、室内送
風機7の回転数の減少率が大きくされる。又、第2演算
処理部83に入力されたということは、室内の音響の周
波数が低いということであり、この時には、室内送風機
7の回転数の減少率が小さくされる。
【0026】図7のフローチャートを参照して説明する
と、運転開始の後には(S1)、室内熱交換器温度や、
室内温度や、室内湿度などが検出され(S2)、これら
各種情報に基づいて室内送風機7のモータの回転数が決
定される(S3)。
【0027】ここで本実施例に斯る制御を実施すべく静
音スイッチ41(リモートコントロール装置29に付設
されている)をオンにすると(S4)、その後、マイク
ロフォン31からの音響の大きさを示す電気信号の周波
数が、2KHzを超えているか否かが識別され(S
5)、ここで周波数2KHz以上の電気信号成分を含む
と判断されると、その電気信号の値の大きさに応じて、
室内送風機7のモータの回転数の減少率を大きくする
(S6)。一方周波数2KHz以下の電気信号のみであ
ると判断されると、その電気信号の値の大きさに応じ
て、室内送風機7のモータの回転数の減少率は、上述の
S6の減少率よりも小さくされる(S7)。
【0028】しかして、この実施例によれば、周波数2
KHz以上の電気信号成分が出力されない場合には、い
わゆる空調優先の制御が行われ、周波数2KHz以上の
電気信号成分が出力された場合に限り、いわゆる音響優
先の制御が行われるように構成されているので、室内の
音響の種類に応じて、モータの回転数の減少が抑えられ
ることになるので、その分だけ、冷房運転時の機体の表
面のドレン付着や、暖房運転時の冷凍サイクルの高負荷
の発生を抑制することができる。
【0029】例えば、周波数2KHz以下の低周波の音
響としては、室内送風機7を駆動するモータ音に類似す
る音響などが挙げられる。即ち、オーディオ装置32か
ら発生する音響が、室内送風機7のモータを発生源とす
る音響に類似しているような場合には、モータ音はそれ
程気にならないので、この場合には、室内の音響値の大
きさに応じて室内送風機7のモータの回転数を決定する
ような制御は不要になるので、この場合に限って、いわ
ゆる空調優先の空調を行なう。
【0030】一方、室内の音響が周波数2KHz以上の
場合は、室内送風機7のモータ音が周波数2KHz以下
であるため気になるので、この場合は、室内送風機7の
回転数の減少率を大きく、即ち、回転数を大きく低下さ
せて、いわゆる音響優先の空調を行なう。
【0031】
【発明の効果】以上述べたように、空気調和機が設置さ
れている室内の音の周波数が、所定値以上の場合は、そ
の周波数が所定値以下の場合よりも室内送風機の回転数
の減少率を大きくしたので、室内の音響値の大きさに応
じてモータの回転数を制御したとしても、冷房運転時の
機体の表面のドレン付着や、暖房運転時の冷凍サイクル
の高負荷などを充分に抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す空気調和機の制御装置
のブロック図である。
【図2】図1に示した空気調和機の室内機を示す斜視図
である。
【図3】図2に示した空気調和機の室内機の要部斜視図
である。
【図4】図2に示した空気調和機の室内機を示す側断面
図である。
【図5】図1に示した空気調和機の制御装置のフィルタ
の回路構成図である。
【図6】図5にて示したフィルタの特性図である。
【図7】図1に示した空気調和機の制御装置のフローチ
ャートである。
【符号の説明】
7 室内送風機 31 マイクロフォン 71 フィルタ(音響検出手段) 77 マイクロコンピュータ(制御手段) 79 モータ制御回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大桑 祐治 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 川口 昌治 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三 洋電機株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24F 11/04

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室内熱交換器、室内送風機を機体に内蔵
    した空気調和機の制御装置において、 機体が設置されている室内の周波数を検出する音響検出
    手段と、 この音響検出手段で検出した周波数が所定値以上か以下
    かを識別する音響識別手段と、 前記周波数が所定値以上のときの送風機の回転数の減少
    率を、前記周波数が所定値以下のときの送風機の回転数
    の減少率よりも大きくする制御手段とを備えたことを特
    徴とする空気調和機の制御装置。
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