JP3075015U - 歩行補助具 - Google Patents
歩行補助具Info
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- JP3075015U JP3075015U JP2000005157U JP2000005157U JP3075015U JP 3075015 U JP3075015 U JP 3075015U JP 2000005157 U JP2000005157 U JP 2000005157U JP 2000005157 U JP2000005157 U JP 2000005157U JP 3075015 U JP3075015 U JP 3075015U
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- JP
- Japan
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- walking
- grip
- auxiliary
- walking aid
- main bodies
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 脚力の弱い老人や身体障害者が着座した状態
から歩行補助具に立ち上がる場合や、立ち上がり状態か
ら着座する場合の容易性を向上させる。 【解決手段】 歩行補助具11のほぼ逆U字状に折曲形
成された左右一対の両パイプ状本体12,13の両脚部
16,17間には、上下の補助バー18,19が取り付
けられている。この下側の前記各補助バーに19は上方
に膨出変形した円弧状に形成されていると共に、両端部
23,24の外周縁25,26が、両脚部16,17の
内周面16a,17aに固定されている。また、下側の
前記各補助バーに19の中央外周面22には、補助グリ
ップ21が固着されている。この補助グリップ21は、
両パイプ状本体12,13の上端部に取り付けられた各
歩行用グリップ15と上下に同列平行に配置されてい
る。
から歩行補助具に立ち上がる場合や、立ち上がり状態か
ら着座する場合の容易性を向上させる。 【解決手段】 歩行補助具11のほぼ逆U字状に折曲形
成された左右一対の両パイプ状本体12,13の両脚部
16,17間には、上下の補助バー18,19が取り付
けられている。この下側の前記各補助バーに19は上方
に膨出変形した円弧状に形成されていると共に、両端部
23,24の外周縁25,26が、両脚部16,17の
内周面16a,17aに固定されている。また、下側の
前記各補助バーに19の中央外周面22には、補助グリ
ップ21が固着されている。この補助グリップ21は、
両パイプ状本体12,13の上端部に取り付けられた各
歩行用グリップ15と上下に同列平行に配置されてい
る。
Description
【0001】
本考案は、脚力の弱い老人や身体障害者の歩行時に使用される歩行補助具に関 する。
【0002】
周知のように、脚力の弱い老人や身体障害者は、独力での歩行が困難なため、 種々の歩行補助具が提案されている。
【0003】 一般的には、この種の歩行補助具1は、図4に示すように、ほぼ逆U字状に折 曲形成された左右一対の両パイプ状本体2,3と、該両パイプ状本体2,3とを 互いに連結する連結部4と、前記各パイプ状本体2,3の上端部に水平に取り付 けられた歩行用グリップ5と、該各歩行用グリップ5の前後端部から下方向に延 設した両脚部6,7間に取り付けられた上下の補助バー8,9と、上側の前記各 補助バー8間に取り付けられた連結バー10とを備えている。
【0004】 前記両補助バー8,9は、直線状に形成されていると共に、上下に平行に取り 付けられて、前記両脚部6,7の開きを規制するようになっている。
【0005】 そして、脚力の弱い老人や身体障害者などの利用者が、前記各歩行用グリップ 5を握った状態で、前記両パイプ状本体2,3を持ち上げて、前方に押し出しな がら、身体を少しづつ前方に移動して歩行するようになっている。
【0006】 また、歩行補助具1を便座の前方に配置した場合には、前記各歩行用グリップ 5がトイレ用の手摺りとしても使用可能になっている。
【0007】
しかしながら、前記歩行補助具1は、利用者が畳みや椅子などに着座した状態 から歩行補助具1を用いてに立ち上がる場合や、立ち上がった状態から着座する 場合のおける無理のない動作ついては何ら考慮されていない。
【0008】 すなわち、各歩行用グリップ5のが比較的高い位置にあるため、利用者が、各 歩行用グリップ5を握って立ち上がる場合、腕力を思うように利用することがで きず、主として脚力により立ち上がらなければならない。したがって、脚力の弱 い利用者とっては、各歩行用グリップ5を利用して、容易に立ち上がることがで きないおそれがある。
【0009】 また、利用者が、各歩行用グリップ5を握って着座する場合、腰高の位置から そのまま着座姿勢をとらなければならないため、利用者に不安感を与え、これに より容易に着座できないおそれもある。
【0010】
本考案は、前記従来の実情に鑑み案出されたもので、請求項1記載の考案は、 ほぼ逆U字状に折曲形成された左右一対の両パイプ状本体と、該両パイプ状本体 とを互いに連結する連結部と、前記各パイプ状本体の上端部に取り付けられた歩 行用グリップと、該各歩行グリップの前後端部から下方向に延設した両脚部間に 取り付けられて該両脚部の開きを規制する補助バーとを備えた歩行補助具におい て、前記補助バーに補助グリップを設けたことを特徴としている。
【0011】 本考案によれば、補助グリップと歩行用グリップとを持ち替えて、無理のない 動作で容易に立ち上がり及び着座することができる。
【0012】 すなわち、立ち上がり時に、まず補助グリップから歩行用グリップに順次持ち 替えれば、歩行用グリップが胸の付近に位置するため、腕力により脚力を補って 、立ち上がることができる。また、着座時に歩行用グリップから補助グリップに 順次持ち替えれば、中腰状態になるため、腰高の位置からそのまま着座姿勢をと る必要がない。
【0013】 請求項2記載の考案は、前記歩行用グリップを水平に取り付けると共に、前記 歩行用グリップと前記補助グリップとを上下に同列平行に配置したことを特徴と している。
【0014】 したがって、立ち上がり時及び着座時に補助グリップと歩行用グリップとを、 容易に持ち替えることができる。
【0015】 請求項3記載の考案は、前記補助グリップを前記補助バーの中央外周面に設け たことを特徴としている。
【0016】 したがって、立ち上がり時及び着座時に補助グリップに体重をかけた場合であ っても、重心が安定し、これによりバランスを崩すことない。
【0017】 請求項4記載の考案は、前記補助バーが、上方に膨出変形した円弧状に形成さ れていることを特徴としている。
【0018】 したがって、上方向からの荷重に対する補助バーの曲げ強度が向上し、これに より立ち上がり時及び着座時に補助グリップに体重をかけた場合に、補助バーの 曲げ変形が防止される。
【0019】
図1〜図3は、本考案の一実施形態に係る歩行補助具を示している。この歩行 補助具11は、図1に示すように、脚力の弱い老人や身体障害者などの歩行の際 に使用されている。
【0020】 前記歩行補助具11は、図1及び図2に示すように、ほぼ逆U字状に折曲形成 された左右一対の両パイプ状本体12,13と、該両パイプ状本体12,13と を互いに連結する連結部14と、前記各パイプ状本体12,13の上端部に水平 に取り付けられた円筒状の歩行用グリップ15と、該各歩行用グリップ15の前 後端部から下方向に延設した両脚部16,17間に取り付けられた上下の補助バ ー18,19と、上側の前記各補助バー18間に取り付けられた連結バー20と 、下側の前記各補助バーに19に取り付けられた補助グリップ21とにより構成 されている。
【0021】 そして、上側の前記各補助バー18は、直線状に形成されている一方、下側の 前記各補助バー19は、上方に膨出変形した円弧状に形成され、この上下の各補 助バー18,19により前記両脚部16,17の開きを規制するようになってい る。また、下側の前記各補助バー19は、互いに平行に取り付けられていると共 に、両端部23,24の外周縁25,26が、ボルトとナットにより、前記両脚 部16,17の内周面16a,17aに固定されている。
【0022】 前記各補助グリップ21は、例えば合成ゴム,ウレタンゴムなどの弾性体によ り構成されている。また、前記各補助グリップ21は、軸方向に貫通孔を有する 円筒状に形成されていると共に、図2に示すように、内周面が下側の前記各補助 バー21の中央外周面22に固着され、両側の前記各補助グリップ21は、互い に平行に配置されている。このとき前記各補助グリップ21は、前記各歩行用グ リップ15と上下に同列平行に配置され、上側に前記各歩行用グリップ15が配 置されている一方、その下側の直下に前記各補助グリップ21が配置され、これ により上下二段のグリップタイプとなっている。
【0023】 したがって、本実施形態に係る歩行補助具11によれば、図3に示すように、 上下二段に配置された各補助グリップ21と各歩行用グリップ15とを持ち替え て、無理のない動作で容易に立ち上がり及び着座することができる。
【0024】 すなわち、利用者が畳みや椅子などに着座した状態から立ち上がる場合には、 まず、身体を歩行補助具11の正面に向けて、前傾姿勢を取りながら、各補助グ リップ21を両手で握って、歩行補助具11内に身体を収める。
【0025】 つぎに、一方側の補助グリップ21を一方側の歩行用グリップ15に持ち替え 、続いて他方側の補助グリップ21を他方側の歩行用グリップ15に順次持ち替 える。このとき各補助グリップ21と各歩行用グリップ15とは、上下に同列平 行に配置されているため、利用者は上体を起こすだけで、両グリップ21,15 を持ち替えることができ、持ち替え動作が容易である。
【0026】 この持ち替え後は、各歩行用グリップ15が利用者の胸の付近に位置するため 、腕力により脚力を補って立ち上がることができる。したがって、脚力に対する 負荷が減少し、この結果、脚力の弱い利用者でも歩行補助具11に容易に立ち上 がることができる。
【0027】 また、利用者が歩行状態から畳みや椅子などに着座する場合には、まず、身体 を歩行補助具11の正面に向けて、両側の歩行用グリップ15を握った状態で前 傾姿勢をとりながら、一方側の歩行用グリップ15を一方側の補助グリップ21 に持ち替え、続いて他方側の歩行用グリップ15を他方側の補助グリップ21に 順次持ち替えて着座することができる。
【0028】 この持ち替え後は、中腰状態になるため、従来のように、腰高の状態からその まま着座姿勢をとる必要がなく、これにより利用者の不安感が解消され、容易に 着座することができる。
【0029】 ここで、各補助グリップ21は、下側の各補強バー19の中央外周面22に固 着されているため、立ち上がり時及び着座時に体重をかけた場合であっても、重 心が安定し、これによりバランスを崩すことがない。したがって、立ち上がり時 及び着座時の転倒が防止され、安全性が向上する。
【0030】 また、下側の前記各補助バー19が、上方に膨出変形した円弧状に形成されて いるため、上方向からの荷重に対する曲げ強度が強い。したがって、立ち上がり 時及び着座時に各補助グリップ21に体重をかけた場合に、各補強バー21が折 れ曲がることがなく、この点でも安全性が向上する。
【0031】 さらに、各補助グリップ21は、弾性体により構成されているため、立ち上が り時及び着座時に掴み易く、かつ円筒状に形成されているため、掴む位置の目安 ともなる。
【0032】 なお、本考案は、上記実施形態に限定されるものはなく、例えば前記両パイプ 状本体12,13の両脚部16,17の下端部にストッパー付のキャスターを取 り付けた歩行補助具にも適用することができる。
【0033】
以上の説明で明らかなように、請求項1記載の考案によれば、立ち上がり時に 、補助グリップから歩行用グリップに順次持ち替えると、胸の付近に歩行用グリ ップが位置するため、腕力により脚力を補って立ち上がることができる。したが って、脚力に対する負荷が少なく、これにより脚力の弱い利用者でも歩行補助具 に無理のない動作で容易に立ち上がることができる。
【0034】 また、着座時に歩行用グリップから補助グリップに順次持ち替えると、中腰状 態になるため、従来のように、腰高の位置からそのまま着座姿勢をとる必要がな く、これにより利用者の不安感が解消され、畳みなどに無理のない動作で容易に 着座することができる。
【0035】 請求項2記載の考案によれば、補助グリップと歩行用グリップとを、容易に持 ち替えることができる。特に、立ち上がり時には、上体を起こすだけで、両グリ ップを持ち替えることができる。
【0036】 請求項3記載の考案によれば、立ち上がり時及び着座時に補助グリップに体重 をかけた場合でも、重心が安定するため、バランスを崩すことない。したがって 、立ち上がり時及び着座時の転倒が防止され、これにより安全性が向上する。
【0037】 請求項4記載の考案によれば、立ち上がり時及び着座時に補助グリップに体重 をかけた場合に、補強バー2の曲げ変形が防止され、この点でも安全性が向上す る。
【図1】 本考案の実施形態に係る歩行補助具の歩行状
態図
態図
【図2】 同斜視図
【図3】 同立ち上がる時及び着座時の動作を示す斜視
図。
図。
【図4】 従来例の斜視図。
11…歩行補助具 12,13…パイプ状本体 14…第1連結部 15…歩行用グリップ 16,17…脚部 18…上側の補助バー 19…下側の補助バー 21…補助グリップ 22…下側の補助バーの中央外周面 23,24…下側の補助バーの両端部 25,26…下側の補助バーの両端部の外周縁
Claims (4)
- 【請求項1】 ほぼ逆U字状に折曲形成された左右一対
の両パイプ状本体と、該両パイプ状本体とを互いに連結
する連結部と、前記各パイプ状本体の上端部に取り付け
られた歩行用グリップと、該各歩行グリップの前後端部
から下方向に延設した両脚部間に取り付けられて該両脚
部の開きを規制する補助バーとを備えた歩行補助具にお
いて、 前記補助バーに補助グリップを設けたことを特徴とする
歩行補助具。 - 【請求項2】 前記歩行用グリップを水平に取り付ける
と共に、前記歩行用グリップと前記補助グリップとを上
下に同列平行に配置したことを特徴とする請求項1記載
の歩行補助具。 - 【請求項3】 前記補助グリップを前記補助バーの中央
外周面に設けたことを特徴する請求項1〜2記載の歩行
補助具。 - 【請求項4】 前記補助バーが、上方に膨出変形した円
弧状に形成されていることを特徴とする請求項1〜3記
載の歩行補助具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000005157U JP3075015U (ja) | 2000-07-21 | 2000-07-21 | 歩行補助具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000005157U JP3075015U (ja) | 2000-07-21 | 2000-07-21 | 歩行補助具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3075015U true JP3075015U (ja) | 2001-02-09 |
Family
ID=43208151
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000005157U Expired - Lifetime JP3075015U (ja) | 2000-07-21 | 2000-07-21 | 歩行補助具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3075015U (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010017440A (ja) * | 2008-07-14 | 2010-01-28 | Yuuba Sangyo Kk | 歩行補助具 |
JP2010017441A (ja) * | 2008-07-14 | 2010-01-28 | Yuuba Sangyo Kk | 歩行補助具 |
KR200463663Y1 (ko) | 2012-05-04 | 2012-11-21 | 권용범 | 보행 보조기 |
JP2020092881A (ja) * | 2018-12-13 | 2020-06-18 | ユーバ産業株式会社 | 歩行補助器 |
-
2000
- 2000-07-21 JP JP2000005157U patent/JP3075015U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010017440A (ja) * | 2008-07-14 | 2010-01-28 | Yuuba Sangyo Kk | 歩行補助具 |
JP2010017441A (ja) * | 2008-07-14 | 2010-01-28 | Yuuba Sangyo Kk | 歩行補助具 |
KR200463663Y1 (ko) | 2012-05-04 | 2012-11-21 | 권용범 | 보행 보조기 |
US8733379B2 (en) | 2012-05-04 | 2014-05-27 | Yongbeom KWON | Walking supporter |
JP2020092881A (ja) * | 2018-12-13 | 2020-06-18 | ユーバ産業株式会社 | 歩行補助器 |
JP7142913B2 (ja) | 2018-12-13 | 2022-09-28 | ユーバ産業株式会社 | 歩行補助器 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |