JP3074926U - レースの着順を予想させる遊戯装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 実際のレース場に近い臨場感を与える。 【解決手段】 レース開始前に、勝率決定手段２４０に
よって、各出場馬の勝率を計算する。初期配当率決定手
段２３０は、この勝率に基づいて初期配当率を決定し、
配当率記憶手段２１０に格納する。配当率記憶手段２１
０内の配当率は、配当率表示部１１０に表示される。プ
レーヤがいずれかの端末装置から、コインを投入してベ
ットを行うと、このベットの内容に基づいて、配当率変
更手段２５０が配当率の変更を行う。配当率の変更は、
配当率表示部１１０に逐次表示される。ベット受付終了
後、レース実行手段２２０によりレースが実行され、そ
の経過がレース表示部１２０に表示される。着順予想が
的中したプレーヤには、端末装置から、最終配当率に基
づく配当がコインで払い出される。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、レースの着順を予想させる遊戯装置に関し、特に、ゲームセンター などに配置され、複数のプレーヤからコインによるベットを受け付けるタイプの 遊戯装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】

ゲームセンターなどでは、種々のレースの着順を予想させる遊戯装置が人気を 博している。たとえば、競馬のシミュレーションゲームでは、レースの開始前に 、各プレーヤがコインを投入することにより特定の馬の着順に対してベットを行 い、競馬場の模型の上で馬の人形を走らせたり、大型ディスプレイ装置の画面上 に馬の競争シーンを表示したりして、レースの結果をプレーヤに提示し、着順予 想が的中したプレーヤに対して所定のコインを払い出すことにより遊戯が行われ る。このような遊戯装置では、通常、個々の競争馬の能力、天候、コースの状態 などのパラメータを考慮して各競争馬の勝率を算出し、この勝率に応じて配当率 が設定される。各プレーヤはこの配当率を参考にしながらベットを行うことがで きる。もちろん、勝率の高い馬ほど配当率は低くなるので、プレーヤは低くても よいからできるだけ堅実な配当をもらえるようなベットを行うか、的中する可能 性は低いかもしれないが大きな配当をもらえるようなベットを行うか、を選択し て、好みのベットを行うことになる。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

上述した競馬のシミュレーションゲームなどでは、できるだけ本物の競馬に近 い遊戯形態を提供できるように、配当率を設定するなどの種々の趣向を凝らして いる。しかしながら、あくまでもゲームセンターで行われるシミュレーションで あるため、「機械相手にプレイを行っている」との印象をプレーヤに与えてしま う弊害が生じ、実際のレース場における臨場感が損なわれてしまう。

【０００４】 そこで本考案は、実際のレース場における臨場感を与えることができるレース の着順を予想させる遊戯装置を提供することを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

(1) 本考案の第１の態様は、複数の対象物にレースを行わせ、その着順を予 想させることにより遊戯を行うレースの着順を予想させる遊戯装置において、 各対象物ごとにそれぞれ勝率を定める勝率決定手段と、 個々の着順予想ごとの配当率を記憶する配当率記憶手段と、 定めた勝率に基づいて、個々の着順予想ごとの初期配当率を決定し、これを配 当率記憶手段に初期配当率として記憶させる初期配当率決定手段と、 ベット受付期間中に、遊戯を行うプレーヤから所定の着順予想を指定したベッ トを受け付けるベット受付手段と、 各ベットに基づいて、配当率記憶手段内の各配当率を変更する配当率変更手段 と、 配当率記憶手段に記憶されている各着順予想ごとの最新の配当率を表示する配 当率表示手段と、 ベット受付終了後、各勝率に基づいて各対象物のレースを実行するレース実行 手段と、 実行されたレースの途中経過および最終結果を表示するレース表示手段と、 着順予想が的中したベットに対して、ベット受付終了時における最終配当率に 基づく配当を行う配当手段と、 を設けるようにしたものである。

【０００６】 (2) 本考案の第２の態様は、上述の第１の態様に係るレースの着順を予想さ せる遊戯装置において、 特定の着順予想を指定したベットが受け付けられた場合に、当該特定の着順予 想についての配当率が、他の着順予想についての配当率よりも、相対的に低下す るような配当率の変更が行われるようにしたものである。

【０００７】 (3) 本考案の第３の態様は、上述の第１または第２の態様に係るレースの着 順を予想させる遊戯装置において、 配当率表示手段に、各着順予想ごとの配当率とともに当該着順予想に対するベ ットの総額を表示させるようにしたものである。

【０００８】 (4) 本考案の第４の態様は、上述の第１〜第３の態様に係るレースの着順を 予想させる遊戯装置において、 個々のプレーヤによって操作される端末装置を複数台設置し、各端末装置には 、プレーヤからコインの投入を受け入れるコイン投入機能、プレーヤから着順予 想の指定を入力する指定入力機能、プレーヤに対してコインを払い出すコイン払 出機能を設けておき、コイン投入機能および指定入力機能を利用して端末装置が ベット受付手段として動作し、コイン払出機能を利用して端末装置が配当手段と して動作するように構成したものである。

【０００９】 (5) 本考案の第５の態様は、上述の第４の態様に係るレースの着順を予想さ せる遊戯装置において、 各端末装置を操作する複数のプレーヤから見ることができる位置に大型ディス プレイ装置を設け、配当率表示手段およびレース表示手段による表示が、この大 型ディスプレイ装置の画面に対して行われるように構成したものである。

【００１０】

【考案の実施の形態】

以下、本考案を図示する実施形態に基づいて説明する。図１は、本考案の一実 施形態に係るレースの着順を予想させる遊戯装置の基本構成を示すブロック図で ある。ここに示す遊戯装置は、競馬のシミュレーションを行う装置であり、競争 馬をレースの対象物として、その着順を予想させることにより遊戯を行う装置で ある。

【００１１】 この遊戯装置の大きな構成要素は、大型ディスプレイ装置１００、制御装置２ ００、各端末装置３１０，３２０，３３０である。はじめに、これら各装置のハ ードウエア的な構成について説明する。大型ディスプレイ装置１００は、全プレ ーヤから見える場所に設置された大型表示画面をもった装置であり、この例では 、配当率表示部１１０、レース表示部１２０、補助情報表示部１３０の３つの表 示部を有している。制御装置２００は、コンピュータによって構成され、この遊 戯装置の中枢として機能する部分である。構造上は、大型ディスプレイ装置１０ ０内に制御装置２００を組み込んだ形にしてもかまわない。端末装置３１０，３ ２０，３３０は、個々のプレーヤによって操作される装置であり、小型のモニタ 装置と、種々の操作ボタン（モニタ装置の画面上に取り付けられたタッチパネル で構成しても良い）と、コインの受け払いを行う機構とが備わっており、制御装 置２００と信号のやり取りを行うことができる。実用上は、各端末装置３１０， ３２０，３３０の前方に椅子などを配置し、各プレーヤが着席しながら端末装置 に対する操作を行うことができるようにするのが好ましい。また、大型ディスプ レイ装置１００は、これら端末装置の近傍に着席した全プレーヤから見えるよう な位置に設置するようにする。なお、図示の例では、３台の端末装置しか描かれ ていないが、実際にはより多数の端末装置を設けるようにし、より多数のプレー ヤによって同時に遊戯が行えるようにするのが好ましい。

【００１２】 続いて、この遊戯装置のソフトウエア的な構成について説明する。まず、端末 装置３１０は、その機能的な観点からは、ベット受付手段３１１と配当手段３１ ２とによって構成されている。ベット受付手段３１１は、各レースごとのベット 受付期間中に、遊戯を行うプレーヤから所定の着順予想を指定したベットを受け 付ける機能を有する。プレーヤが端末装置３１０に対して、着順予想を指定する 操作と、ベット対象となるコインを投入する操作とを行うことによりベットが行 われる。端末装置３１０には、プレーヤからコインの投入を受け入れるコイン投 入機能と、プレーヤから着順予想の指定を入力する指定入力機能（たとえば、モ ニタ装置に着順予想の選択画面を表示させ、いずれかを選択させる入力を行えば よい）とが備わっており、ベット受付手段３１１は、これらの各機能によりベッ トの受け付けを行うことになる。また、端末装置３１０には、プレーヤに対して コインを払い出すコイン払出機能が設けられており、配当手段３１２は、このコ イン払出機能を利用して、所定枚数のコインを配当として払い出すことになる。 端末装置３２０はベット受付手段３２１および配当手段３２２を有し、端末装置 ３３０はベット受付手段３３１および配当手段３３２を有しているが、その機能 は、端末装置３１０と同じである。

【００１３】 一方、制御装置２００は、その機能的な面に着目すると、配当率記憶手段２１ ０、レース実行手段２２０、初期配当率決定手段２３０、勝率決定手段２４０、 配当率変更手段２５０なる各構成要素の集合によって構成されている。勝率決定 手段２４０は、各競争馬ごとにそれぞれ勝率を定める機能をもった構成要素であ る。各競争馬の勝率は、個々の馬自身の能力、天候、コースの状態などのパラメ ータを考慮して、各レースごとに決定される。勝率決定手段２４０には、予め複 数の競争馬について、馬名、種々の能力、天候やコースなどに対する適性などの 情報がデータとして用意されており、個々のレースごとに天候やコースを定め、 これらを総合的に考慮して各競争馬の勝率を計算する処理が行われる。図２は、 こうして決定された勝率の一例を示すテーブルである。この例では、４頭の競走 馬が出場する第３レースについて、各競争馬のコース、馬名、勝率が示されてい る。

【００１４】 初期配当率決定手段２３０は、このような勝率に基づいて、個々の着順予想ご との初期配当率を決定し、これを配当率記憶手段２１０に初期配当率として記憶 させる。図２に示すような４頭の競争馬が出場する単勝式のレースであれば、い ずれの馬が１着になるかを示す４通りの着順予想が定義され、各着順予想ごとに それぞれ初期配当率が決定されることになる。また、４頭の競争馬が出場する連 勝複式のレースであれば、４頭の馬のうちのどの２頭が１着および２着になるか を示す６通りの着順予想が定義され、各着順予想ごとにそれぞれ初期配当率が決 定されることになる。もちろん、各競走馬の勝率に基づいて算出される的中率の 低い着順予想ほど、より高い初期配当率が与えられるようにする。

【００１５】 配当率記憶手段２１０には、こうして初期配当率決定手段２３０によって決定 された初期配当率が格納されることになる。本考案の特徴は、この配当率を、プ レーヤのベットによって逐次変化させる点にある。すなわち、端末装置３１０， ３２０，３３０内のベット受付手段３１１，３２１，３３１によって特定の着順 予想を指定したベットが受け付けられると、配当率変更手段２５０は、当該ベッ トに基づいて、配当率記憶手段２１０内の配当率に対する変更を行う。より具体 的には、特定の着順予想を指定したベットが受け付けられた場合に、当該特定の 着順予想についての配当率が、他の着順予想についての配当率よりも、相対的に 低下するような配当率の変更が行われる。このような変更は、ベット対象となっ た着順予想についての配当率を下げるような方法で行ってもよいし、逆に、ベッ ト対象となった着順予想以外の着順予想についての配当率を上げるような方法で 行ってもよい。もちろん、両者を組み合わせた方法で行ってもかまわない。

【００１６】 かくして、ベットが行われるたびに、配当率変更手段２５０によって配当率記 憶手段２１０内の各配当率が更新されることになるが、配当率表示部１１０は、 配当率記憶手段２１０に記憶されている各着順予想ごとの最新の配当率を表示す る配当率表示手段として機能し、常に最新の配当率の表示が行われる。また、配 当率表示部１１０には、各着順予想ごとの配当率とともに当該着順予想に対する ベットの総額も表示される。したがって、各プレーヤは、配当率表示部１１０を 見れば、現時点における各着順予想についての配当率およびベットの状態を直ち に知ることができる。図３は、４頭の競争馬が出場する連勝複式のレースについ ての配当率の表示例を示す図である。この例では、領域１１１〜１１６までの６ つの領域にそれぞれ数値が表示されているが、これら６つの領域は、それぞれ６ 通りの着順予想に対応している。たとえば、領域１１１は、「１−２」なる着順 予想（図２に示す例と対応させた場合、１コースを走行する「○○○エース」な る馬と、２コースを走行する「×××キング」なる馬により、１，２着が占めら れる旨の予想）に対応する領域であり、左上欄の「１−２」は着順予想を示し、 左下欄の「０」は当該着順予想に対するベットの総額（この例では、まだ当該着 順予想に対するベットはなし）を示し、右欄の「００９」は当該着順予想の配当 率（コイン１枚のベットに対して配当されるコインの枚数）を示している。

【００１７】 レース実行手段２２０は、個々のレースについてのベット受付終了後、勝率決 定手段２４０によって決定された勝率に基づいて、各競争馬のレースを実行する 。レース表示部１２０は、この実行されたレースの途中経過および最終結果を表 示するレース表示手段として機能する。すなわち、レースの進展状態はレース表 示部１２０に逐次表示され、最終結果もここに表示される。レースの最終結果が 決まったら、配当手段３１２，３２２，３３２は、着順予想が的中したベットに 対して、ベット受付終了時における最終配当率に基づく配当を行う。

【００１８】 最後に、本実施形態に係る遊戯装置を用いた遊戯の典型的な進行例を述べてお く。この遊戯装置では、一定時間ごとの周期でレースが開催されることになる。 たとえば、これから「本日の第３レース」が開催される時刻になったとしよう。 これから行われるレースの内容は、図１に示す補助情報表示部１３０に表示され る。図示の例では、「本日の第３レース」がこれから開催され、コースは「芝」 、天候は「晴れ」という情報が示されている。このとき、勝率決定手段２４０に よって、たとえば、図２に示すような各競争馬についての勝率が決定され、この ような勝率の情報は、たとえば、レース表示部１２０にレース前の情報として提 示される。一方、初期配当率決定手段２３０は、このような勝率に基づいて初期 配当率を計算し、これを配当率記憶手段２１０に格納する。その結果、配当率表 示部１１０には、たとえば、図３に示すような初期配当率が表示されることにな る。この時点では、各着順予想についてのベットはまだ行われておらず、各着順 予想のベット総額はいずれも「０」になっている。

【００１９】 この状態から、「本日の第３レース」についてのベット受け付けが始まる。プ レーヤは任意の端末装置を用いて、好みの着順予想に対するベットを行うことに なる。このとき、配当率表示部１１０に表示されている図３に示すような配当率 を参考にして、どの着順予想に対して、何枚のコインをベットするかを決めれば よい。たとえば、あるプレーヤが、「１−２」なる着順予想に対して、コイン５ 枚をベットしたとする。すると、配当率変更手段２５０は、この「１−２」なる 着順予想の配当率が、他の着順予想の配当率よりも相対的に低くなるように、各 配当率に対する変更を行う。最も簡単な変更方法は、「１−２」なる着順予想の 配当率のみを下げる方法である。図３に示す例では、「１−２」なる着順予想の 初期配当率は「００９（９倍）」となっているが、これをたとえば「００８（８ 倍）」に変更する処理を行えばよい。その結果、図３の表示は、領域１１１の左 下欄が「５（ベット総額）」となり、右欄が「００８」となる。

【００２０】 このように、ある１人のプレーヤがいずれかの端末装置からベットを行うと、 その都度、配当率変更手段２５０による配当率の変更処理が行われ、変更後の配 当率が配当率表示部１１０に表示される。したがって、これからベットを行うプ レーヤは、配当率表示部１１０の変化状況を見ながら、最も得になりそうな着順 予想を選択してベットを行うことになり、既にベットを完了したプレーヤは、他 のプレーヤがこれからどのようなベットを行うかにより、自分のベットの配当率 が左右されるため、レース開始まで、配当率表示部１１０の変化に注目すること になる。このように、本遊戯装置では、常に、他のプレーヤの動向に注意が向く ことになり、「機械相手のプレイ」というよりも、むしろ「人間相手のプレイ」 に近くなり、実際のレース場に近い臨場感がプレーヤに伝わってくることになる 。

【００２１】 以上、本考案を図示する実施形態に基づいて説明したが、本考案はこの実施形 態に限定されるものではなく、この他にも種々の態様で実施可能である。特に、 上述の実施形態では、競争馬をレースの対象物とする競馬シミュレーションゲー ムの例を示したが、本考案は、競馬レースに限定されるものではなく、種々の対 象物についてのレースに広く適用可能なものである。

【００２２】

【考案の効果】

以上のとおり本考案に係るレースの着順を予想させる遊戯装置によれば、各プ レーヤのベットにより配当率が変わるようにしたため、実際のレース場に近い臨 場感を与えることができるようになる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案を競馬レースに適用した遊戯装置の基本
構成を示すブロック図である。

【図２】図１に示す遊戯装置における勝率決定手段２４
０で決定された勝率の一例を示す図である。

【図３】図１に示す遊戯装置における初期配当率決定手
段２３０で決定された初期配当率の一例を示す図であ
る。

【符号の説明】

１００…大型ディスプレイ装置 １１０…配当率表示部 １１１〜１１６…表示部の各領域 １２０…レース表示部 １３０…補助情報表示部 ２００…制御装置 ２１０…配当率記憶手段 ２２０…レース実行手段 ２３０…初期配当率決定手段 ２４０…勝率決定手段 ２５０…配当率変更手段 ３１０…端末装置 ３１１…ベッド受付手段 ３１２…配当手段 ３２０…端末装置 ３２１…ベッド受付手段 ３２２…配当手段 ３３０…端末装置 ３３１…ベッド受付手段 ３３２…配当手段

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (73)実用新案権者 500419791 ５Ｆ Ｐｒｉｍｅ Ｃｅｎｔｅｒ， 546 −４， Ｇｕｕｉ−Ｄｏｎｇ， Ｋｗａｎ ｇｊｉｎ−Ｇｕ， 143−200 Ｓｅｏｕ ｌ， Ｋｏｒｅａ

Claims (5)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 複数の対象物にレースを行わせ、その着
   順を予想させることにより遊戯を行う装置であって、 各対象物ごとにそれぞれ勝率を定める勝率決定手段と、 個々の着順予想ごとの配当率を記憶する配当率記憶手段
   と、 前記勝率に基づいて、個々の着順予想ごとの初期配当率
   を決定し、これを前記配当率記憶手段に初期配当率とし
   て記憶させる初期配当率決定手段と、 ベット受付期間中に、遊戯を行うプレーヤから所定の着
   順予想を指定したベットを受け付けるベット受付手段
   と、 前記ベットに基づいて、前記配当率記憶手段内の各配当
   率を変更する配当率変更手段と、 前記配当率記憶手段に記憶されている各着順予想ごとの
   最新の配当率を表示する配当率表示手段と、 ベット受付終了後、前記勝率に基づいて各対象物のレー
   スを実行するレース実行手段と、 実行されたレースの途中経過および最終結果を表示する
   レース表示手段と、 着順予想が的中したベットに対して、ベット受付終了時
   における最終配当率に基づく配当を行う配当手段と、 を備えることを特徴とするレースの着順を予想する遊戯
   装置。
2. 【請求項２】 請求項１に記載の遊戯装置において、 特定の着順予想を指定したベットが受け付けられた場合
   に、当該特定の着順予想についての配当率が、他の着順
   予想についての配当率よりも、相対的に低下するような
   配当率の変更が行われるようにしたことを特徴とするレ
   ースの着順を予想させる遊戯装置。
3. 【請求項３】 請求項１または２に記載の遊戯装置にお
   いて、 配当率表示手段に、各着順予想ごとの配当率とともに当
   該着順予想に対するベットの総額を表示させるようにし
   たことを特徴とするレースの着順を予想させる遊戯装
   置。
4. 【請求項４】 請求項１〜３のいずれかに記載の遊戯装
   置において、 個々のプレーヤによって操作される端末装置を複数台設
   置し、各端末装置には、プレーヤからコインの投入を受
   け入れるコイン投入機能、プレーヤから着順予想の指定
   を入力する指定入力機能、プレーヤに対してコインを払
   い出すコイン払出機能を設けておき、前記コイン投入機
   能および前記指定入力機能を利用して前記端末装置がベ
   ット受付手段として動作し、前記コイン払出機能を利用
   して前記端末装置が配当手段として動作するように構成
   したことを特徴とするレースの着順を予想させる遊戯装
   置。
5. 【請求項５】 請求項４に記載の遊戯装置において、 各端末装置を操作する複数のプレーヤから見ることがで
   きる位置に大型ディスプレイ装置を設け、配当率表示手
   段およびレース表示手段による表示が、この大型ディス
   プレイ装置の画面に対して行われるように構成したこと
   を特徴とするレースの着順を予想させる遊戯装置。