JP3074886B2 - 増幅器 - Google Patents

増幅器

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JP3074886B2
JP3074886B2 JP03356072A JP35607291A JP3074886B2 JP 3074886 B2 JP3074886 B2 JP 3074886B2 JP 03356072 A JP03356072 A JP 03356072A JP 35607291 A JP35607291 A JP 35607291A JP 3074886 B2 JP3074886 B2 JP 3074886B2
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transistor
resistor
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裕 山口
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  • Control Of Amplification And Gain Control (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は増幅器に関し、特に利得
を微調整できる増幅器に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は従来の増幅器の一例を示す。図3
において、1は入力端子、2は出力端子、3,4,5は
出力端子、7,9は接地端子、10,12,14はNP
N型バイポーラトランジスタ、15,16,17,1
9,20は抵抗をそれぞれ示している。
【0003】次に回路動作について説明する。入力端子
1からの信号は、トランジスタ10のベースに入力し、
トランジスタ10で増幅した信号をコレクタから取り出
し、さらにその取り出した信号はトランジスタ14のベ
ースに入力し、トランジスタ14で増幅した信号がコレ
クタから出力端子に取り出される。
【0004】この時、出力信号の一部はトランジスタ1
2及び抵抗17を介してトランジスタ10のエミッタに
負帰還されている。
【0005】この従来の増幅器の利得をAVとすると、
寄生容量等の影響を無視し、簡略化すると(1)式とな
る。 AV≒R16+R17/R16 (式1) ここでR16は抵抗16の抵抗値、R17は抵抗17の抵抗
値である。式1は抵抗16と抵抗17で増幅器の利得が
ほぼ決定されることを示している。半導体集積回路とし
て製造できる抵抗体としては、拡散抵抗体とポリシリコ
ン層抵抗体がある。拡散抵抗体は精度よくできる反面、
半導体基板との間の寄生容量が大きく、一方、ポリシリ
コン抵抗体は寄生容量が少ない反面、精度が低い。しか
しながら、高周波特性の良いトランジスタを用いて安定
な動作を期待する場合、ポリシリコン抵抗体を使う方が
好ましい。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
増幅器では、抵抗体16,17の抵抗値R16,R17が半
導体集積回路製造工程のパラメータのばらつきにより変
動し、増幅器の利得が設計値どおりに得られないという
問題点があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願発明の要旨は第1固
定電源(3)に接続された第1抵抗(R15)と、接地
線(7/8/9)に並列に接続された第2抵抗(R1
6)、第3抵抗(R18)及び第4抵抗(R20)と、
第2固定電源(5)に接続された第5抵抗(R19)
と、コレクタが前記第1抵抗に接続されエミッタが前記
第2抵抗に接続されベースが入力端子に接続された第1
トランジスタ(10)と、コレクタが前記第5抵抗と出
力端子に接続されエミッタが前記第4抵抗に接続されベ
ースが前記第1トランジスタのコレクタに接続された第
2トランジスタ(14)と、コレクタが第3固定電源
(4)に接続されベースが前記出力端子に接続された第
3トランジスタ(12)と、コレクタが前記第3トラン
ジスタのエミッタに接続されエミッタが前記第3抵抗に
接続されベースが可変電源(6)に接続された第4トラ
ンジスタ(13)と、コレクタが前記第1トランジスタ
のコレクタに接続されエミッタが第6抵抗(17)を介
して前記第2抵抗に接続されベースが前記第4トランジ
スタのエミッタに接続された第5トランジスタ(11)
とを備えたことである。
【0008】
【発明の作用】前記可変電源で前記第4トランジスタの
ベース電圧を変更すると、前記第5トランジスタを流れ
る電流の増加/減少が前記第1トランジスタを流れる電
流の減少/増加となり、増幅器の利得を変化させること
ができる。
【0009】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。図1は本発明の第1実施例の構成を示す回路図であ
る。従来例の構成に対応する構成は同一符号を付してあ
る。すなわち、トランジスタ10のコレクタは抵抗15
を介して電源3に接続され、ベースには入力端子1が接
続され、エミッタは抵抗16を介して接地されている。
トランジスタ14のコレクタは出力端子2に接続され、
かつ抵抗19を介して電源5に接続され、ベースはトラ
ンジスタ10のコレクタに接続され、エミッタは抵抗2
0を介して接地されている。トランジスタ11のコレク
タはトランジスタ10のコレクタに接続され、ベースは
トランジスタ13のエミッタに接続され、エミッタは抵
抗17を介してトランジスタ10のエミッタに接続され
ている。トランジスタ12のコレクタは電源4に接続さ
れ、ベースはトランジスタ14のコレクタに接続され、
エミッタはトランジスタ13のコレクタに接続されてい
る。トランジスタ13のベースは電源6に接続され、エ
ミッタは抵抗18を介して接地されている。
【0010】このように構成された本実施例の増幅器は
トランジスタ13のベースに接続した電源6の電位を高
くすると、トランジスタ11のベース電位が高くなり、
トランジスタ11に流れる電流が増加する。この時、ト
ランジスタ10に流れる電流は逆に減少し、増幅器の利
得は減少する。
【0011】一方、電源6の電位を低くするとトランジ
スタ11のベース電位が低くなり、トランジスタ11に
流れる電流が減少する。この時、トランジスタ10に流
れる電流は増加し増幅器の利得は増加する。このように
トランジスタ13のベースに接続された電源6の電位も
変更することにより、増幅器の利得を調整することがで
きる。図4は第1実施例のシミュレーション結果を示
す。
【0012】図2は本発明の第2実施例の構成を示す回
路図である。第1実施例の構成にバイポーラトランジス
タ21と抵抗体22で構成された並列電流帰還回路を追
加した構成としている。
【0013】抵抗22は期間抵抗、トランジスタ21は
レベルシフト用に使用している。この場合にも、第1実
施例と同様に増幅器の利得は電源端子6の電圧で調整で
き、さらに、並列電流帰還を追加したことにより、広帯
域化が可能となった。図5は第2実施例のシミュレーシ
ョン結果を示す。
【0014】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明では、第
4,第5のトランジスタで第1のトランジスタを通過す
る電流を制御できるので、増幅器の利得を微調整できる
という効果を得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す回路図である。
【図2】本発明の第2実施例を示す回路図である。
【図3】従来例を示す回路図である。
【図4】第1実施例のAC解析のシミュレーション結果
を示すグラフである。
【図5】第2実施例のAC解析のシミュレーション結果
を示すグラフである。
【符号の説明】
1 入力端子 2 出力端子 3,4,5 固定電源 6 可変電源 7,8,9 接地 10 NPNバイポーラトランジスタ(第1のトランジ
スタ) 14 NPNバイポーラトランジスタ(第2のトランジ
スタ) 12 NPNバイポーラトランジスタ(第3のトランジ
スタ) 13 NPNバイポーラトランジスタ(第4のトランジ
スタ) 11 NPNバイポーラトランジスタ(第5のトランジ
スタ) 15,16,17,18,19,20,22 抵抗
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−7210(JP,A) 特開 平4−360405(JP,A) 特開 平5−160648(JP,A) 特開 平3−106106(JP,A) 特開 平1−212907(JP,A) 実開 昭62−21622(JP,U) 実開 昭60−30624(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03G 1/00 - 3/10

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1固定電源(3)に接続された第1抵
    抗(R15)と、接地線(7/8/9)に並列に接続さ
    れた第2抵抗(R16)、第3抵抗(R18)及び第4
    抵抗(R20)と、第2固定電源(5)に接続された第
    5抵抗(R19)と、コレクタが前記第1抵抗に接続さ
    れエミッタが前記第2抵抗に接続されベースが入力端子
    に接続された第1トランジスタ(10)と、コレクタが
    前記第5抵抗と出力端子に接続されエミッタが前記第4
    抵抗に接続されベースが前記第1トランジスタのコレク
    タに接続された第2トランジスタ(14)と、コレクタ
    が第3固定電源(4)に接続されベースが前記出力端子
    に接続された第3トランジスタ(12)と、コレクタが
    前記第3トランジスタのエミッタに接続されエミッタが
    前記第3抵抗に接続されベースが可変電源(6)に接続
    された第4トランジスタ(13)と、コレクタが前記第
    1トランジスタのコレクタに接続されエミッタが第6抵
    抗(17)を介して前記第2抵抗に接続されベースが前
    記第4トランジスタのエミッタに接続された第5トラン
    ジスタ(11)とを備えたことを特徴とする増幅器。
  2. 【請求項2】 コレクタとベースが前記第2トランジス
    タのエミッタに接続されエミッタが前記第4抵抗に接続
    された第6トランジスタ(21)と、前記入力端子と前
    記第6トランジスタのエミッタとの間に接続された第7
    抵抗(R22)とを更に備えた請求項1に記載された増
    幅器。
JP03356072A 1991-12-20 1991-12-20 増幅器 Expired - Lifetime JP3074886B2 (ja)

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JPH05175760A JPH05175760A (ja) 1993-07-13
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