JP3074547B2 - 集塵電極 - Google Patents
集塵電極Info
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- JP3074547B2 JP3074547B2 JP04111508A JP11150892A JP3074547B2 JP 3074547 B2 JP3074547 B2 JP 3074547B2 JP 04111508 A JP04111508 A JP 04111508A JP 11150892 A JP11150892 A JP 11150892A JP 3074547 B2 JP3074547 B2 JP 3074547B2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、塵埃を帯電させて集塵
する空気清浄機の集塵電極に関するものである。
する空気清浄機の集塵電極に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】図２は従来の空気清浄機の集塵電極の構
造を示したものである。図２において、長い帯状の第１
の導電材13の両面を絶縁材12で被覆した絶縁被覆導電材
11と帯状の第２の導電材14を一定の間隔をおいて順次重
ねて配置した集塵電極において、前記第１の導電材13と
前記第２の導電材14の間に数ｋＶの直流高電圧を印加す
ることにより帯電された粉塵粒子をクーロン力により捕
集する構造としている。また、長い帯状の第１の導電材
13の両面を絶縁材で被覆した絶縁被覆導電材11と帯状の
第２の導電材14を一定の間隔をおいて順次重ねて配置し
た１組の構造物を構成し、この構造物を積層して形成す
る集塵電極では、前記絶縁被覆導電材11を一定の長さで
切断し、その切断面部の第１の導電材13が露出している
部分および部分群と、前記帯状の第２の導電材14の端部
および端部群に、導電性を有する弾力材15を各々接触さ
せることで集電していた。
造を示したものである。図２において、長い帯状の第１
の導電材13の両面を絶縁材12で被覆した絶縁被覆導電材
11と帯状の第２の導電材14を一定の間隔をおいて順次重
ねて配置した集塵電極において、前記第１の導電材13と
前記第２の導電材14の間に数ｋＶの直流高電圧を印加す
ることにより帯電された粉塵粒子をクーロン力により捕
集する構造としている。また、長い帯状の第１の導電材
13の両面を絶縁材で被覆した絶縁被覆導電材11と帯状の
第２の導電材14を一定の間隔をおいて順次重ねて配置し
た１組の構造物を構成し、この構造物を積層して形成す
る集塵電極では、前記絶縁被覆導電材11を一定の長さで
切断し、その切断面部の第１の導電材13が露出している
部分および部分群と、前記帯状の第２の導電材14の端部
および端部群に、導電性を有する弾力材15を各々接触さ
せることで集電していた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構造では、長い帯状の第１の導電材の両面を絶縁材
で被覆した絶縁被覆導電材と帯状の第２の導電材を一定
の間隔をおいて順次重ねて配置した集塵電極において、
前記絶縁被覆導電材を一定の長さで切断し、その切断面
部の第１の導電材が露出している部分および部分群と、
前記帯状の第２の導電材の端部および端部群に、導電性
を有する弾力材を各々接触させることで集電する場合
に、前記絶縁被覆導電材の切断面部の第１の導電材が露
出している部分および部分群と、前記帯状の第２の導電
材の端部および端部群に、導電性を有する弾力材を各々
確実に接触させるために、長手方向に圧接する必要があ
る。この長手方向に圧接させる圧縮力のために、前記帯
状の絶縁被覆導電材および前記帯状の第２の導電材に変
形が起こり、前記帯状の絶縁被覆導電材と前記帯状の第
２の導電材との一定の間隔を保つことが困難となり、集
塵効率の低減の原因となるとういう問題があった。本発
明は上記従来の問題を解決するものであり、製造方法が
簡単で高集塵効率が得られ、かつコストの低い集塵電極
を提供することを目的とするものである。
来の構造では、長い帯状の第１の導電材の両面を絶縁材
で被覆した絶縁被覆導電材と帯状の第２の導電材を一定
の間隔をおいて順次重ねて配置した集塵電極において、
前記絶縁被覆導電材を一定の長さで切断し、その切断面
部の第１の導電材が露出している部分および部分群と、
前記帯状の第２の導電材の端部および端部群に、導電性
を有する弾力材を各々接触させることで集電する場合
に、前記絶縁被覆導電材の切断面部の第１の導電材が露
出している部分および部分群と、前記帯状の第２の導電
材の端部および端部群に、導電性を有する弾力材を各々
確実に接触させるために、長手方向に圧接する必要があ
る。この長手方向に圧接させる圧縮力のために、前記帯
状の絶縁被覆導電材および前記帯状の第２の導電材に変
形が起こり、前記帯状の絶縁被覆導電材と前記帯状の第
２の導電材との一定の間隔を保つことが困難となり、集
塵効率の低減の原因となるとういう問題があった。本発
明は上記従来の問題を解決するものであり、製造方法が
簡単で高集塵効率が得られ、かつコストの低い集塵電極
を提供することを目的とするものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の集塵電極は、帯状の第１の導電材の長手方向
の両端部を除き絶縁材で被覆した絶縁被覆導電材と、帯
状の第２の導電材とを一定の間隔をおいてそれぞれ順次
重ねて配置した集塵電極において、前記絶縁被覆導電材
の一端の角部を角状に切欠き、この切欠いた部分に沿っ
て前記第１の導電材が露出する露出部と、前記第２の導
電材の短手方向における一端部とに、それぞれ導電性を
有する弾力材を圧接触させ、一方の弾力材の長手方向に
沿って複数の絶縁被覆導電材の各面が平行となるように
各絶縁被覆導電材を順次配置し、かつ他方の弾力材の長
手方向に沿って第２の導電材の各面が平行となるように
各第２の導電材を順次配置したものである。
に本発明の集塵電極は、帯状の第１の導電材の長手方向
の両端部を除き絶縁材で被覆した絶縁被覆導電材と、帯
状の第２の導電材とを一定の間隔をおいてそれぞれ順次
重ねて配置した集塵電極において、前記絶縁被覆導電材
の一端の角部を角状に切欠き、この切欠いた部分に沿っ
て前記第１の導電材が露出する露出部と、前記第２の導
電材の短手方向における一端部とに、それぞれ導電性を
有する弾力材を圧接触させ、一方の弾力材の長手方向に
沿って複数の絶縁被覆導電材の各面が平行となるように
各絶縁被覆導電材を順次配置し、かつ他方の弾力材の長
手方向に沿って第２の導電材の各面が平行となるように
各第２の導電材を順次配置したものである。
【０００５】
【作用】上記本発明の構造により、帯状の第１の導電材
の長手方向の両端部を除き絶縁材で被覆した絶縁被覆導
電材と、帯状の第２の導電材とに対して、導電性を有す
る弾力材を各々短手方向に圧接触させることで集電する
ために、前記帯状の絶縁被覆導電材および前記帯状の第
２の導電材に変形が起こらず、前記帯状の絶縁被覆導電
材と前記帯状の第２の導電材との一定の間隔を保つこと
が可能となり、高集塵効率の集塵電極を得ることが可能
である。
の長手方向の両端部を除き絶縁材で被覆した絶縁被覆導
電材と、帯状の第２の導電材とに対して、導電性を有す
る弾力材を各々短手方向に圧接触させることで集電する
ために、前記帯状の絶縁被覆導電材および前記帯状の第
２の導電材に変形が起こらず、前記帯状の絶縁被覆導電
材と前記帯状の第２の導電材との一定の間隔を保つこと
が可能となり、高集塵効率の集塵電極を得ることが可能
である。
【０００６】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。図１は本発明の一実施例における集塵電極の構造を
示したものである。図１において、長い帯状の第１の導
電材３の両面を絶縁材２で被覆した絶縁被覆導電材１
と、帯状の第２の導電材４を一定の間隔をおいて順次重
ねて配置し、前記絶縁被覆導電材１を絶縁被覆導電材の
切断形状７に示すような一定の形状，長さで切断し、そ
の切断面部の短手方向の第１の導電材が露出している部
分および部分群６と、前記帯状の第２の導電材４の短手
方向の端部および端部群に、導電性を有する弾力材５を
圧接触させることで集電し、集塵電極を形成している。
また、絶縁被覆導電材１の切断面部の第１の導電材３を
短手方向を確実に露出させる方法には、工法的に被覆絶
縁材を剥離させる方法や、熱収縮性の被覆絶縁材を使用
し、熱を加えることで切断面部の被覆絶縁材を熱収縮さ
せ、絶縁被覆導電材１の切断面部の第１の導電材３を短
手方向に確実に露出させる方法等が考えられる。
る。図１は本発明の一実施例における集塵電極の構造を
示したものである。図１において、長い帯状の第１の導
電材３の両面を絶縁材２で被覆した絶縁被覆導電材１
と、帯状の第２の導電材４を一定の間隔をおいて順次重
ねて配置し、前記絶縁被覆導電材１を絶縁被覆導電材の
切断形状７に示すような一定の形状，長さで切断し、そ
の切断面部の短手方向の第１の導電材が露出している部
分および部分群６と、前記帯状の第２の導電材４の短手
方向の端部および端部群に、導電性を有する弾力材５を
圧接触させることで集電し、集塵電極を形成している。
また、絶縁被覆導電材１の切断面部の第１の導電材３を
短手方向を確実に露出させる方法には、工法的に被覆絶
縁材を剥離させる方法や、熱収縮性の被覆絶縁材を使用
し、熱を加えることで切断面部の被覆絶縁材を熱収縮さ
せ、絶縁被覆導電材１の切断面部の第１の導電材３を短
手方向に確実に露出させる方法等が考えられる。
【０００７】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
集塵電極を構成する第１の導電材および第２の導電材の
集電方法に導電性を有する弾力材を使用し、この弾性材
を各導電材の短手方向に各々圧接触させることで集電す
るために、導電材に変形が起こらず、各導電材間の一定
の間隔を保つことが可能となり、高集塵効率の集塵電極
が実現し、構造および製造方法が簡単で、かつ材料コス
トの低い集塵電極を提供することができるという効果を
有する。
集塵電極を構成する第１の導電材および第２の導電材の
集電方法に導電性を有する弾力材を使用し、この弾性材
を各導電材の短手方向に各々圧接触させることで集電す
るために、導電材に変形が起こらず、各導電材間の一定
の間隔を保つことが可能となり、高集塵効率の集塵電極
が実現し、構造および製造方法が簡単で、かつ材料コス
トの低い集塵電極を提供することができるという効果を
有する。
【図１】本発明の一実施例における集塵電極の構造図で
ある。
ある。
【図２】従来の集塵電極の構造図である。
１，11…絶縁被覆導電材、 ２，12…絶縁材、 ３，13
…第１の導電材、 ４，14…第２の導電材、 ５，15…
導電性を有する弾力材、 ６…第１の導電材が露出して
いる部分および部分群、 ７…絶縁被覆導電材の切断形
状。
…第１の導電材、 ４，14…第２の導電材、 ５，15…
導電性を有する弾力材、 ６…第１の導電材が露出して
いる部分および部分群、 ７…絶縁被覆導電材の切断形
状。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) B03C 3/00 - 3/88
Claims (1)
- 【請求項１】 帯状の第１の導電材の長手方向の両端部
を除き絶縁材で被覆した絶縁被覆導電材と、帯状の第２
の導電材とを一定の間隔をおいてそれぞれ順次重ねて配
置した集塵電極において、前記絶縁被覆導電材の一端の
角部を角状に切欠き、この切欠いた部分に沿って前記第
１の導電材が露出する露出部と、前記第２の導電材の短
手方向における一端部とに、それぞれ導電性を有する弾
力材を圧接触させ、一方の弾力材の長手方向に沿って複
数の絶縁被覆導電材の各面が平行となるように各絶縁被
覆導電材を順次配置し、かつ他方の弾力材の長手方向に
沿って第２の導電材の各面が平行となるように各第２の
導電材を順次配置したことを特徴とする集塵電極。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04111508A JP3074547B2 (ja) | 1992-04-30 | 1992-04-30 | 集塵電極 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04111508A JP3074547B2 (ja) | 1992-04-30 | 1992-04-30 | 集塵電極 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05305252A JPH05305252A (ja) | 1993-11-19 |
| JP3074547B2 true JP3074547B2 (ja) | 2000-08-07 |
Family
ID=14563089
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP04111508A Expired - Fee Related JP3074547B2 (ja) | 1992-04-30 | 1992-04-30 | 集塵電極 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3074547B2 (ja) |
-
1992
- 1992-04-30 JP JP04111508A patent/JP3074547B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05305252A (ja) | 1993-11-19 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |