JP3074305U - コネクタ用被覆部材 - Google Patents

コネクタ用被覆部材

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JP3074305U
JP3074305U JP2000004400U JP2000004400U JP3074305U JP 3074305 U JP3074305 U JP 3074305U JP 2000004400 U JP2000004400 U JP 2000004400U JP 2000004400 U JP2000004400 U JP 2000004400U JP 3074305 U JP3074305 U JP 3074305U
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覚志 水口
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株式会社コペック ジャパン
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 伝送ケーブルを切り離すことなく、増締作業
等における被覆作業を可能にすること。 【解決手段】 熱収縮性部材によって形成されたコネク
タ用被覆部材100は、断面がU字状に形成された所定
長さの被覆部本体101と、被覆部本体101の長さ方
向全域に沿って、被覆部本体101の両端部に一体に設
けられた一対の合わせ部102、102とを備え、被覆
部本体101及び一対の合わせ部102、102は熱収
縮性の材料によって形成されると共に少なくとも被覆部
本体101の内側には熱溶融性の接着剤104が被着さ
れている。被覆部本体101内にコネクタを収容した状
態で、一対の合わせ部102、102を相互に当接さ
せ、ホッチキス留めや加熱処理を行うことにより、コネ
クタを被覆する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、ケーブルテレビ(CATV)の信号伝送ケーブルや電力の伝送ケー ブル等の伝送ケーブルの接続に使用するコネクタを被覆するためのコネクタ用被 覆部材に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、ケーブルテレビ(CATV)の信号伝送ケーブル、電力を伝送する ための電力伝送ケーブル等の各種伝送ケーブルを、相互接続、あるいは各種機器 に接続するために、コネクタが使用されている。前記コネクタは、防水あるいは コネクタの緩み防止等のために、防水性の被覆部材を用いて被覆している。
【0003】 前記被覆部材は、熱収縮性の円筒型チューブによって構成されており、被覆に 際しては、コネクタと前記コネクタに連結されるコネクタあるいは、コネクタと 前記コネクタが接続される接続機器(CATVの場合には、例えば分配器、分岐 器、タップオフ、保安器等)とを切り離した状態で、前記コネクタを前記円筒型 チューブに挿入する。次に、コネクタ同士、あるいはコネクタと接続機器とを連 結した後、前記被覆部材を加熱して収縮させ、これにより、コネクタを被覆する 。その後、前記収縮した被覆部材に防水性の接着テープを巻回被着することによ り、防水等を実現している。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
従来の円筒型チューブの被覆部材を用いてコネクタを被覆する場合には、コネ クタ同士、あるいはコネクタと接続機器とが連結された状態では、被覆すること が不可能であり、これらを一旦切り離す必要がある。 一方、ケーブルテレビ等の設備の保守・点検時には、コネクタに緩みがないか 否かを確認して締め直す作業(増締作業)が必要となる場合がある。 したがって、前記従来の被覆部材を用いて、増締作業時にコネクタを再度被覆 するためには、コネクタ(即ち、伝送ケーブル)を一旦切り離す必要が生じ、信 号や電力の供給を一時停止せざるを得なくなる。
【0005】 よって、信号や電力の伝送を一時停止しても良いような深夜に増締作業を行わ ざるを得ないという問題がある。 また、コネクタ切り離して作業を行うため、被覆作業が極めて煩雑になるとい う問題がある。
【0006】 本考案は上記問題点に鑑み成されたもので、伝送ケーブルを切り離すことなく 、増締作業等における被覆作業を可能にすることを課題としている。また、被覆 作業を容易に行えるようにすることを課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案によれば、断面がU字状に形成された所定長さの被覆部本体と、前記被 覆部本体の長さ方向全域に沿って、前記被覆部本体の両端部に一体に設けられた 一対の合わせ部とを備え、前記被覆部本体及び一対の合わせ部は熱収縮性材料に よって形成されると共に少なくとも前記被覆部本体の内側には熱溶融性の接着剤 が被着されて成るコネクタ用被覆部材が提供される。
【0008】 ここで、前記一対の合わせ部を相互に当接させることにより、前記被覆部本体 で円筒を形成するように構成することが好ましい。 また、前記一対の合わせ部は、前記被覆部本体の両端部を外側に折り曲げるこ とによって形成されているように構成することが好ましい。 さらに、前記被覆部本体と少なくとも一方の前記合わせ部との境界近傍に、ホ ッチキス留め位置を表示する表示部が設けられているように構成することが好ま しい。
【0009】
【考案の実施の形態】
図1は、本考案の実施の形態に係るコネクタ用被覆部材を示す斜視図で、図2 はその背面図である。 図1及び図2において、コネクタ用被覆部材100は、その断面がU字状に形 成された所定長さの被覆部本体101と、被覆部本体101の長さ方向全域に沿 って、被覆部本体101の両端部に一体に設けられた一対の合わせ部102、1 02とを備え、被覆部本体101及び一対の合わせ部102、102は熱収縮性 の材料によって形成されており又、少なくとも被覆部本体101の内側には熱溶 融性の接着剤104が被着されている。ここで、一対の合わせ部102、102 を相互に当接させることにより、被覆部本体101で円筒を形成するように構成 することが好ましいが、一対の合わせ部102、102を相互に当接させること により、一対の合わせ部102、102と被覆部本体101とによって、円筒を 形成するように構成してもよい。
【0010】 尚、本実施の形態に係るコネクタ用被覆部材100は、内面に熱溶融性の接着 剤104が被着され熱収縮性部材によって構成された円筒型チューブを、所定長 さに切断すると共に、前記円筒型チューブを長さ方向に切断し、該切断部の両側 を外側に折り曲げることによって一対の合わせ部102、102を形成すること により容易に製造できる。即ち、一対の合わせ部102、102は、被覆部本体 101の両端部を、折り目103から外側に折り曲げることによって形成するこ とができる。
【0011】 また、被覆部本体101と一対の合わせ部102、102は、別部材を一体に することによっても構成することが可能である。 さらに、熱溶融性の接着剤104は、被覆部本体101の内側のみならず、一 対の合わせ部102、102が相互に当接する面にも被着するようにしてもよい 。
【0012】 一方、コネクタ用被覆部材100の外面105側には、被覆部本体101と合 わせ部102、102との折り目(境界)103、103の近傍に、コネクタ用 被覆部材100の長さ方向に沿って、ホッチキス留めする箇所を表示する線(表 示部)201が破線で描かれている。尚、前記表示部は、一方の合わせ部102 の前記境界近傍に設けるようにしてもよい。
【0013】 図3は、本実施の形態に係るコネクタ用被覆部材100の使用方法の概要を説 明するための図である。 図3において、コネクタ用被覆部材100によってコネクタ(図示せず)を被 覆する場合には、図3に示すように、先ず、前記コネクタを被覆部本体101の 内面で包むように、一対の合わせ部102、102を当接させる。これによって 、被覆部本体101に形成された円筒部302内に前記コネクタを収容する。次 に、一対の合わせ部102、102を、表示部201に沿ってホッチキス針30 1で留め、その後、後述するように、加熱等の処理を施して、前記コネクタを被 覆する。
【0014】 図4〜図6は、コネクタ用被覆部材100の使用方法を詳細に説明するための 図で、図4はコネクタ用被覆部材100によって未だ被覆されていない状態の接 続機器(CATVの場合には、例えば分配器、分岐器、タップオフ、保安器等) 401及びコネクタ402、405を示す斜視図、図5はコネクタ用被覆部材1 00でコネクタ402を被覆した状態を示す正面図、図6はコネクタ402の被 覆処理が完了した状態を示す正面図である。
【0015】 図4において、伝送ケーブルを接続するための接続機器401には、伝送ケー ブル404を接続するためのコネクタ402が着脱可能に設けられ又、伝送ケー ブル407を接続するためのコネクタ405が着脱可能に設けられている。コネ クタ402、405は、各々、ネジ403、406によって接続機器401と着 脱自在に構成されている。
【0016】 ネジ403、406を弛めて、コネクタ402、405を接続機器401から 取り外すことによって、コネクタ402、405に一体に取り付けられた伝送ケ ーブル404、407が接続機器401から切り離される。ネジ403、406 を締めることによって、コネクタ402、405を接続機器401に取付け、コ ネクタ402、405に一体に取り付けられた伝送ケーブル404、407が接 続機器401に接続される。
【0017】 次に、図4に示す状態において、コネクタ用被覆部材100を用いて、コネク タ402を被覆する場合の処理を説明する。 先ず、図5に示すように、被覆部本体101の内面をコネクタ402に当接さ せ、この状態で一対の合わせ部102、102を相互に当接させる(図3参照) 。これにより、被覆部本体101によって形成された円筒部302内にコネクタ 402が収容される。
【0018】 次に、表示部201に沿って、複数の箇所をホッチキス針301により留める 。このとき、図5に示すように、必要に応じて部分的に、表示部201に沿わず に、コネクタ402の形状に沿ってホッチキス針301で留めるようにしてもよ い。これによって、より効果的な被覆が可能になる。
【0019】 この状態で、工業用ドライヤやガストーチ等の加熱用機器を使用して、コネク タ用被覆部材100を加熱処理する。加熱処理は、先ず、コネクタ用被覆部材1 00の長さ方向中央部A(合わせ部102、102の反対側)を加熱して均一に 収縮させた後、端部B、Cに向かって加熱して端部B、Cを収縮させる。最後に 、ホッチキス針301で留めた部分を加熱し、液状化した熱溶融性接着剤を排出 させて加熱処理を終了する。前記加熱処理が完了すると、液状化した熱溶融性接 着剤が冷えて固まる。
【0020】 以上の処理により、熱収縮性材料によって構成されたコネクタ用被覆部材10 0が収縮して、コネクタ用被覆部材100がコネクタ402に密着した状態でコ ネクタ402を被覆すると共に、熱溶融性接着剤によってコネクタ用被覆部材1 00がコネクタ402に強固に被着する。これにより、コネクタ402の緩み等 が防止される。 その後、図6に示すように、コネクタ用被覆部材100の外側から、防水性接 着テープ601を巻回することにより、コネクタ402の被覆作業が終了し、防 水、緩み防止等が可能になる。コネクタ405の被覆処理も前記同様にして行な う。
【0021】 以上のように、本実施の形態に係るコネクタ用被覆部材100を用いることに より、コネクタ402、405の被覆処理は、コネクタ402、405を接続機 器401から取り外すことなく行うことが可能になる。したがって、伝送ケーブ ル404、407を接続機器401から切り離すことなく被覆処理が行えるため 、信号や電力の供給を停止することなく、増締作業を行うことが可能になる。よ って、増締作業を、信号や電力等の利用の少ない深夜に行う必要はなくなり、こ れらの利用が多い昼間等の時間帯においても行うことが可能になる。
【0022】 また、コネクタ402、405を接続機器401から取り外して作業を行う必 要がないため、被覆作業を極めて容易に行うことが可能になる。 さらに、本実施の形態に係るコネクタ用被覆部材100は構成が簡単であるた め、廉価に構成することが可能になる。 尚、本実施の形態においては、増締作業を行う場合の例で説明したが、新規に 設備を設ける場合のコネクタの被覆処理も同様にして効果的に行うことが可能に なる。
【0023】
【考案の効果】
本考案によれば、簡単な構成で、伝送ケーブルを切り離すことなく増締作業等 におけるコネクタの被覆作業を行うことが可能になる。また、被覆作業を容易に 行うことが可能になる。さらに、構成が簡単であるため、廉価に構成することが 可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の実施の形態に係るコネクタ用被覆部
材を示す斜視図である。
【図2】 本考案の実施の形態に係るコネクタ用被覆部
材を示す背面図である。
【図3】 本考案の実施の形態に係るコネクタ用被覆部
材の使用方法の概要を説明するための図である。
【図4】 本考案の実施の形態に係るコネクタ用被覆部
材の使用方法の詳細を説明するための斜視図である。
【図5】 本考案の実施の形態に係るコネクタ用被覆部
材の使用方法の詳細を説明するための正面図である。
【図6】 本考案の実施の形態に係るコネクタ用被覆部
材の使用方法の詳細を説明するための正面図である。
【符号の説明】
100・・・コネクタ用被覆部材 101・・・被覆部本体 102・・・合わせ部 103・・・折り目 104・・・接着剤 105・・・外面 201・・・表示部 301・・・ホッチキス針 302・・・円筒部 401・・・接続機器 402、405・・・コネクタ 404、407・・・伝送ケーブル 601・・・接着テープ

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断面がU字状に形成された所定長さの被
    覆部本体と、前記被覆部本体の長さ方向全域に沿って、
    前記被覆部本体の両端部に一体に設けられた一対の合わ
    せ部とを備え、前記被覆部本体及び一対の合わせ部は熱
    収縮性材料によって形成されると共に少なくとも前記被
    覆部本体の内側には熱溶融性の接着剤が被着されて成る
    コネクタ用被覆部材。
  2. 【請求項2】 前記一対の合わせ部を相互に当接させる
    ことにより、前記被覆部本体で円筒を形成するようにし
    たことを特徴とする請求項1に記載のコネクタ用被覆部
    材。
  3. 【請求項3】 前記一対の合わせ部は、前記被覆部本体
    の両端部を外側に折り曲げることによって形成されてい
    ることを特徴とする請求項1又は2に記載のコネクタ用
    被覆部材。
  4. 【請求項4】 前記被覆部本体と少なくとも一方の前記
    合わせ部との境界近傍に、ホッチキス留め位置を表示す
    る表示部が設けられていることを特徴とする請求項1〜
    3のいずれか一に記載のコネクタ用被覆部材。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011233453A (ja) * 2010-04-30 2011-11-17 Sumitomo Wiring Syst Ltd コネクタの保護構造およびその製造方法

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