JP3074154B2 - 磁気共鳴測定装置 - Google Patents

磁気共鳴測定装置

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JP3074154B2
JP3074154B2 JP09256767A JP25676797A JP3074154B2 JP 3074154 B2 JP3074154 B2 JP 3074154B2 JP 09256767 A JP09256767 A JP 09256767A JP 25676797 A JP25676797 A JP 25676797A JP 3074154 B2 JP3074154 B2 JP 3074154B2
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哲彦 高橋
和美 西村
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気共鳴測定装置
に関し、特に、静磁場の不均一をシムコイルを用いるこ
となく補正するための技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の磁気共鳴測定装置の計測部は、被
検体の周囲に静磁場を印加する静磁場用磁石と、予め設
定したX,Y,Z軸方向の傾斜磁場を形成する傾斜磁場
コイルと、高周波パルスを被検体に照射する照射コイル
と、核磁気共鳴信号(以下、「NMR信号」と記す)を
検出する受信コイルと、静磁場の均一度を所定の範囲内
に補正するすなわち静磁場の不均一を補正するためのシ
ムコイルとから構成されていた。
【0003】ここで、磁気共鳴測定装置における被検体
の断層像の計測(撮像)において、たとえば、被検体の
磁気感受性の不均一に伴う1ppm以下の静磁場の不均
一があった場合であっても、再構成によって得られた画
像に歪みが生じることが知られている。このために、従
来の磁気共鳴測定装置では、たとえば、7〜18チャン
ネルのシムコイルに電流を流し、このシムコイルの発生
する磁界によって静磁場の不均一を補正するいわゆるシ
ミングを行っていた。このとき、各シムコイルからは、
たとえば、球面調和関数の各項に対応した磁場を発生さ
せていた。
【0004】このシミングにおいては、被検体を寝台に
設定した状態で磁場計測を行い、この計測結果から各シ
ムコイルに流す電流値の最適値を計算し、その計算値に
基づいた電流を各シムコイルに供給することによって、
静磁場不均一の補正を行っていた。なお、この詳細につ
いては、たとえば、特開平8−275929号公報を参
照されたい。
【0005】他の方法としては、特開平8−20609
4号公報に開示される、静磁場を撮影スライスに応じて
ダイナミックに変化させる方法(いわゆる、ダイナミッ
クシミング)があった。この方法では、シムコイルにダ
イナミックに変化する電流を供給することによって、静
磁場不均一を補正するというものであった。
【0006】その他の方法としては、たとえば、文献
「シンポジウム・オブ・マグネチック・レゾナンス・イ
ン・メディスン予稿集、1995年、652頁、D.ス
ピールマン ”DYNAMIC SHIMMING FOR MULTISLICE SPECT
ROSCOPY AND IMAGING”」に開示される方法があった。
この方法は、1次の磁場不均一を傾斜磁場コイルのオフ
セット電流値を調整することによって補正するというも
のであった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は、前記従来
技術を検討した結果、以下の問題点を見いだした。前述
した特開平8−206094号公報に開示される方法で
は、多数個のシムコイルを高速にスイッチングする必要
があるが、シムコイルのスイッチングに起因する渦電流
によって付加的な磁界が発生してしまい、シムコイルに
よって発生する磁場を容易かつ正確に制御できないとい
う問題があった。また、高速のスイッチングを行うため
には、シムコイルに電流を供給する電源が高価になって
しまうという問題もあった。
【0008】また、前述した傾斜磁場コイルのオフセッ
ト電流値を調整するという方法にあっては、この文献に
記載されるように、静磁場の不均一を1次元すなわち直
線である1次関数で補正する方法のみであった。一方、
静磁場の不均一は装置の設置環境のみならず被検体自身
によっても変化してしまうので、その補正を1次元関数
で表すことはできず、この文献に記載の方法では、高次
のすなわち2次元以上の関数で表された補正を行うこと
ができなかった。
【0009】本発明の目的は、傾斜磁場コイルで高次の
シミングを行うことが可能な技術を提供することにあ
る。
【0010】本発明の他の目的は、シムコイルを用いる
ことなく静磁場の補正を行うことが可能な技術を提供す
ることにある。
【0011】本発明のその他の目的は、再構成画像の画
質を向上することが可能な磁気共鳴測定装置を提供する
ことにある。本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述及び添付図面によって明らか
になるであろう。
【0012】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
下記のとおりである。 (1)測定対象となる断面の座標位置を特定する傾斜磁
場を発生し前記測定対象に照射する2以上の傾斜磁場コ
イルと、該傾斜磁場コイルに駆動電流を供給する傾斜磁
場コイル駆動手段とを有する磁気共鳴測定装置におい
て、前記各傾斜磁場コイルの内、少なくとも1以上の傾
斜磁場コイルは2以上の独立した部分コイルからなり、
前記傾斜磁場コイル駆動手段は前記部分コイル毎に独立
しており、当該傾斜磁場コイル駆動手段は各部分コイル
に所定の傾斜磁場パルスを供給すると共に、各部分コイ
ルごとに異なるオフセット信号を供給する手段を具備す
る。
【0013】(2)前述した(1)に記載の磁気共鳴測
定装置において、マルチスライス測定時には、前記傾斜
磁場コイル駆動手段は前記オフセット信号を各スライス
ごとに変化させる。
【0014】前述した(1)および(2)手段によれ
ば、傾斜磁場コイルの内で独立した2以上の部分コイル
からなる傾斜磁場コイルには、該部分コイル毎に独立し
た傾斜磁場コイル駆動手段を対応させ、たとえば、傾斜
磁場パルスの印加するサイクル、すなわち、励起用の高
周波磁場パルスの印加、スライス面を選択するスライス
選択傾斜磁場の印加、磁化の位相に位相エンコード方向
の位置情報を付加するための位相エンコード磁場の印加
および被検体にエコー信号を発生させるリードアウト磁
場の印加からなる一連の計測サイクルごとに、当該傾斜
磁場コイルにオフセット磁場を発生させるために必要な
オフセット電流をリードアウト傾斜磁場と共に印加する
ことによって、シムコイルを用いることなく、磁場不均
一を高速かつ高次で補正することが可能となる。したが
って、NMR画像特に再構成画像の画質を向上すること
ができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明について、発明の実
施の形態(実施例)とともに図面を参照して詳細に説明
する。なお、発明の実施の形態を説明するための全図に
おいて、同一機能を有するものは同一符号を付け、その
繰り返しの説明は省略する。
【0016】図1は本発明の一実施の形態の磁気共鳴測
定装置の概略構成を示すブロック図であり、101は寝
台、102は静磁場用磁石、103は傾斜磁場コイル、
104は照射コイル(RFコイル)、105は受信コイ
ル(RFプローブ)、106は信号検出手段、107は
信号処理手段、108は表示手段、109は傾斜磁場電
源(傾斜磁場コイル駆動手段)、110はRF送信手
段、111は制御手段、112は被検体を示す。ただ
し、本実施の形態において、ガントリは静磁場用磁石1
02、傾斜磁場コイル103、照射コイル104、およ
び、受信コイル105を収納する。
【0017】図1において、寝台101は被検体112
の撮像部位をガントリの開口部に設定する周知の寝台で
あり、撮像時の被検体112の体位は仰臥位とする。
【0018】静磁場用磁石102は周知の磁石であり、
本実施の形態においては、超伝導磁石を用いる。なお、
静磁場用磁石102としては、永久磁石もしくは常電導
磁石でもよいことは言うまでもない。ただし、この場合
において、静磁場の方向が被検体112と垂直な場合に
は、後述する受信コイル105の形状はソレノイド形を
用いる。
【0019】傾斜磁場コイル103は、たとえば、被検
体112の体軸方向(静磁場の方向)をZ軸、図1の紙
面上下方向をX軸、紙面垂直方向をY軸とする3方向に
それぞれ傾斜磁場を印加する3個の傾斜磁場コイルであ
り、被検体101の体軸方向に開口する円筒形の形状で
ある。本実施の形態においては、傾斜磁場コイル103
は4個の部分コイル(部分傾斜磁場コイル)から構成さ
れており、各部分傾斜磁場コイルはそれぞれ傾斜磁場電
源109に接続される。ただし、傾斜磁場コイル103
の詳細は、後述する。
【0020】照射コイル104は、被検体112に高周
波磁場を印加するための周知の照射コイルであり、RF
送信手段110から出力されるRF信号に基づいた高周
波磁場を発生する。
【0021】受信コイル105は、被検体112から放
出(照射)された電磁波を受信し電気信号に変換するた
めの周知の受信コイルであり、本実施の形態において
は、その受信信号を信号検出手段106に出力する。
【0022】信号検出手段106は、受信コイル105
から入力された受信信号を増幅した後、該受信信号の位
相検波を行って所望の信号を検出しデジタル信号に変換
する周知の信号検出手段であり、デジタルに変換した受
信信号を信号処理手段107に出力する。
【0023】信号処理手段107は、信号検出手段10
6から入力されたデジタルの受信信号に対して、周知の
フィルタ処理、再構成処理、再構成後の画像のフィルタ
処理および、受信信号あるいは画像ファイルの管理等を
行う手段であり、再構成後あるいはフィルタ処理後の画
像を表示手段108に出力する。また、信号処理手段1
07は、情報処理装置上で動作するプログラムによって
実現する。
【0024】表示手段108は、入力された画像を表示
する周知の表示手段であり、たとえば、周知のモニタを
用いる。
【0025】傾斜磁場電源109は、制御手段111の
制御出力に基づいて、X軸,Y軸,Z軸方向の各傾斜磁
場コイル103に駆動電流を供給する電流供給手段であ
り、特に、本実施の形態においては、各方向の傾斜磁場
コイル103が4個の部分傾斜磁場コイルから構成され
ているので、当該傾斜磁場電源109も各部分傾斜磁場
コイルに対応して、各軸方向毎に4個の電源より構成さ
れる。ただし、詳細については、後述する。
【0026】RF送信手段110は、たとえば、共鳴周
波数で発振する周波数の信号を変調し電力増幅した後、
RF信号として照射コイル104に供給する周知のRF
送信手段であり、制御手段111の制御信号に基づい
て、RF信号の出力を制御する。
【0027】制御手段111は、検者が予め設定した計
測パターンすなわちパルスシーケンスで超音波の出力お
よび受信信号の計測を行う手段であり、各軸方向毎に4
個の電源からなる傾斜磁場電源109を個別に制御する
以外は周知の制御手段と同様である。
【0028】次に、図1に基づいて、本実施の形態の磁
気共鳴測定装置の動作を被検体112の頭部の断層像を
撮像する場合について説明する。
【0029】検者は、まず、寝台101に仰臥位で設定
した被検体112の頭部をガントリ内に設定するため
に、図示しない操作卓から寝台101の移動を指示し、
寝台を移動させる。次に、検者が所定のパルスシーケン
スを選択し計測の開始を指示すると、制御手段111
は、検者が指示した計測条件に基づいて、RF送信手段
110および傾斜磁場電源109から、励起用の高周波
パルスおよび測定部位の断面を選択するためのスライス
傾斜磁場パルスを出力させる。パルス電流の供給によっ
て、照射コイル104およびZ軸方向の傾斜磁場コイル
103からはそれぞれRFパルスおよびスライス選択パ
ルスが照射され、被検体112に磁気共鳴現象が誘起さ
れる。次に、制御手段111は、傾斜磁場電源109か
ら傾斜磁場コイル103に位相エンコード傾斜磁場パル
スを出力させて、被検体112に位相エンコード傾斜磁
場を印加する。この後、制御手段111は、傾斜磁場電
源109からX軸方向の各部分傾斜磁場コイルに所定の
傾斜磁場パルスを出力させて、被検体112に読み出し
方向傾斜磁場(リードアウト傾斜磁場)を印加する。こ
こで、被検体112からはエコー信号が出力されるの
で、このエコー信号を受信コイル105で受信する。受
信されたエコー信号は、信号検出手段106で増幅され
た後、位相検波が行われて所望の信号が検出されデジタ
ル信号に変換されて信号処理手段107に出力される。
信号処理手段107では、制御手段111の指令に基づ
いて、入力されたデジタルの受信信号に対するフィルタ
処理、再構成処理、再構成後の画像のフィルタ処理等が
された後、表示手段108に出力され、所定の断層画像
が表示される。
【0030】図2に本実施の形態の傾斜磁場コイルの概
略構成を説明するためのブロック図を、図3に部分傾斜
磁場コイルと傾斜磁場電源との接続ブロック図を示し、
以下、図2および図3に基づいて、本実施の形態におけ
る傾斜磁場コイルと傾斜磁場電源の構成および動作を説
明する。ただし、図2,3に示す傾斜磁場コイルおよび
傾斜磁場電源は、X軸方向のもののみである。
【0031】本実施の形態における傾斜磁場コイルは、
この図2から明らかなように、2個のくら形コイルであ
る第1の部分傾斜磁場コイル201と第2の部分傾斜磁
場コイル202、および、第3の部分傾斜磁場コイル2
03と第4の部分傾斜磁場コイル204の2組のコイル
が、凹面側をそれぞれ向かい合わせに配置される。ま
た、各組の部分傾斜磁場コイルはその中心がZ軸方向に
平行となるように配置される。なお、図2に示す傾斜磁
場コイルの詳細については、たとえば、特開平1−22
7747号公報に記載の「核磁気共鳴を用いた検査装
置」を参照されたい。
【0032】また、第1〜4の部分傾斜磁場コイル20
1〜204には、図3に示すように、それぞれ第1〜4
の傾斜磁場電源301〜304が接続されており、それ
ぞれの傾斜磁場電源301〜304が各部分傾斜磁場コ
イル201〜204に独立して駆動パルスを供給する。
したがって、本実施の形態においても、前述した特開平
1−227747号公報に記載の装置と同様に、本実施
の形態の傾斜磁場電源は、従来の傾斜磁場電源と比較し
て各傾斜磁場電源の容量および大きさを小さくできるこ
とは言うまでもない。ただし、電源の容量および大きさ
は小さくなるが、電気信号パルスと共にオフセット値を
出力する各傾斜磁場電源301〜304の基本的な構成
は、前述した「シンポジウム・オブ・マグネチック・レ
ゾナンス・イン・メディスン予稿集、1995年、65
2頁、D.スピールマン ”DYNAMIC SHIMMING FOR MULT
ISLICE SPECTROSCOPY AND IMAGING”」に開示される傾
斜磁場電源と同様の構成である。
【0033】一方、本実施の形態の第1〜4の傾斜磁場
電源は、制御手段111によって制御されており、計測
時においては、この制御手段111からの駆動指示(同
期駆動指示)にもとづいてそれぞれ同期した電気信号パ
ルスを出力すると共に、各部分傾斜磁場コイル201〜
204毎に予め設定されたオフセット値を供給する。た
だし、このときのオフセット値は、まず、第1の部分傾
斜磁場コイル201に所定のオフセット磁場を発生させ
たときと、発生させないときとの2つの場合のファント
ム撮影を行い、その測定された画像の位相成分の差画像
から公知の方法により特性行列と呼ばれる磁場マップを
作成する。このときの計算においては、RFパルスの発
生時間とエコーの検出時間との差時間と、局所磁場の変
位との積が差分画像の位相になることを利用する。ま
た、この計算に先立って、位相画像の主値接続を自動補
正することが望ましい。なお、本明細書中においては、
磁場マップをたとえば単位電流当たりの磁場変位に変換
し、これを各コイル(チャンネル)ごとのオフセット磁
場としてまとめたものを特性行列と記す。以下、第2〜
4の部分傾斜磁場コイル202〜204に対しても、同
様の手順によって電流値を決定する。次に、撮影対象と
なる被検体112を撮像する際にも、前述と同様の手順
によって磁場マップを求める。次に、この磁場マップと
前述の特性行列とから公知の行列演算([ΔI]=
([A]t[A])~1[A]t[B])によって、各コイ
ルに印加する電流値[ΔI]すなわち静磁場を補正する
オフセット磁場を発生させるための電流値が決定され
る。ただし、[]は行列、[]tは転値行列、−1は逆
行列、[A]は特性行列、[B]は磁場マップを示す。
同様に、Y軸およびZ軸方向の傾斜磁場コイル103に
対しても、その分割数すなわち部分傾斜磁場コイルの数
に応じて前述する手順によって電流値を決定する。ここ
で、検者は、従来の手順によって決定されるシーケンス
の信号に前述の電流値(オフセット信号)を加算した計
測を行うことによって、静磁場の不均一を補正した計測
を行うことができる。ただし、このときの静磁場分布す
なわち磁場マップについては、後述する。
【0034】図4はグラディエントスピンエコー法によ
るパルスシーケンスを説明するための図であり、図5は
X−Z断面における磁場マップを示す図である。ただ
し、図4において、RFは高周波磁場、Gs(Gz)は
スライス選択傾斜磁場すなわち図5におけるZ軸方向の
傾斜磁場、Gp(Gy)はエンコード傾斜磁場すなわち
Y軸方向の傾斜磁場、Gr1(Gx1),Gr2(Gx
2),Gr3(Gx3),Gr4(Gx4)はそれぞれ
第1〜4の部分傾斜磁場コイル201〜204のX軸方
向の傾斜磁場すなわち読み出し方向の傾斜磁場を示して
いる。このときの傾斜磁場は空間的な傾斜磁場を意味し
ており、時間的には一定値が印加される。ただし、図4
中のX軸方向の傾斜磁場における点線は、オフセットが
ない(等しい)、すなわち、従来と同じパルスシーケン
スを示す。
【0035】このパルスシーケンスでは、まず、照射コ
イル104から被検体112に励起用の高周波磁場パル
スであるRFパルス401を印加し、被検体112の測
定部位に磁気共鳴現象を誘起する。このとき、RFパル
ス401の印加と同時に、Z軸方向の傾斜磁場コイル1
03にたとえば電流を流して、正負交互の符号を持つす
なわち極性を反転させたスライス選択傾斜磁場402を
印加し、被検体112の測定部位を観測する断面を選択
する。
【0036】次に、Y軸方向の傾斜磁場コイル103に
電流を流して、所定の値の位相エンコード傾斜磁場40
3を印加することにより、磁化の位相に位相エンコード
方向の位置情報を付加する。
【0037】この後、本実施の形態の磁気共鳴測定装置
においては、図4に示すように、各第1〜4の傾斜磁場
電源301〜304がそれぞれ接続される部分傾斜磁場
コイル201〜204に同期してたとえば電流を流すこ
とにより、第1〜4の部分傾斜磁場コイル201〜20
4から同期させた極性の反転するリードアウト傾斜磁場
404〜407を印加して、被検体112にグラディエ
ントエコーを発生させてこのエコー信号412をRFプ
ローブ105で計測する。このとき、本実施の形態の磁
気共鳴測定装置では、第1〜4の部分傾斜磁場コイル2
01〜204からリードアウト傾斜磁場404〜407
を照射する際に、オフセット値を加算することによっ
て、点線で示す値にそれぞれオフセット磁場408〜4
11を加算する。すなわち、第1の部分傾斜磁場コイル
201および第4の部分傾斜磁場コイル204からは、
正のオフセット磁場408を加算したリードアウト傾斜
磁場404,407が、第2の部分傾斜磁場コイル20
2および第3の部分傾斜磁場コイル203からは、負の
オフセット磁場を加算したリードアウト傾斜磁場40
5,406がそれぞれ照射される。ただし、このときの
オフセット磁場は、前述する手順によって決定された部
分傾斜磁場コイル201〜204に供給するパルス値に
よって決定される。
【0038】図5(b)は図4に示すパルスシーケンス
のオフセット磁場によるX−Z面の静磁場マップを示し
ており、この図から明らかなように、斜線の間隔が狭い
領域では静磁場の強度が強く、間隔が広い領域では静磁
場の強度が弱いことが分かる。この図5(b)から明ら
かなように、正のオフセット磁場408,411を印加
した領域501,504では静磁場の強度は強く、一
方、負のオフセット磁場409,410を印加した領域
502,503では静磁場の強度が弱いことが分かる。
【0039】図5(a)は、第1および第3の部分傾斜
磁場コイル201,203に正のオフセット値を供給す
ることにより、この部分傾斜磁場コイル201,203
から正のオフセット磁場を印加すると共に、第2および
第4の部分傾斜磁場コイル202,204に負のオフセ
ット値を供給することにより、この部分傾斜磁場コイル
202,204から負のオフセット磁場を印加した場合
の静磁場マップであり、この図から明らかなように、第
1および第3の部分傾斜磁場コイル201,203に近
接する領域501,503は静磁場の強度が強く、第2
および第4の部分傾斜磁場コイル202,204に近接
する領域502および領域504は強度が弱くなってい
る。また、図5(c)は、第1〜4の部分傾斜磁場コイ
ル201〜204の全てに正のオフセット値を供給する
ことにより、各部分傾斜磁場コイル201〜204の全
てから正のオフセット磁場を印加した場合の静磁場マッ
プであり、この図5から明らかなように、各部分傾斜磁
場コイル201〜204に近接する各領域501〜50
4においては静磁場の強度が強くなっている。さらに
は、図5(d)は第1,第3および第4の部分傾斜磁場
コイル201,203,204に正のオフセット値を供
給することにより、第1,第3および第4の部分傾斜磁
場コイル201,203,204から正のオフセット磁
場を印加すると共に、第2の部分傾斜磁場コイル202
に負のオフセット値を供給することにより、第2の部分
傾斜磁場コイル202から負のオフセット磁場を印加し
た場合の静磁場マップであり、この図から明らかなよう
に、第1,第3および第4の部分傾斜磁場コイル20
1,203,204に近接する領域501,503,5
04は静磁場の強度が強く、第2の部分傾斜磁場コイル
202に近接する領域502では強度が弱くなってい
る。図5(e)は、第1および第2の部分傾斜磁場コイ
ル201,202に負のオフセット値を供給することに
より、この部分傾斜磁場コイル201,202から負の
オフセット磁場を印加すると共に、第3および第4の部
分傾斜磁場コイル203,204に正のオフセット値を
供給することにより、この部分傾斜磁場コイル203,
204から正のオフセット磁場を印加した場合の静磁場
マップであり、この図から明らかなように、第1および
第2の部分傾斜磁場コイル201,202に近接する領
域501,502は静磁場の強度が弱く、第3および第
4の部分傾斜磁場コイル203,204に近接する領域
503および領域504は強度が強くなっている。
【0040】この図5(a)〜(e)から明らかなよう
に、X軸方向の傾斜磁場コイル103の各部分傾斜磁場
コイル201〜204に所定のオフセット電流をそれぞ
れ印加することによって、X−Z面における静磁場の強
度を多次元に変化させることができることが分かる。す
なわち、各部分傾斜磁場コイル201〜204に印加す
るオフセット値を制御することによって、静磁場の不均
一を多次元に補正できる。また、この場合のオフセット
値の制御は、RFパルス401の印加からリードアウト
傾斜磁場404〜407の印加、すなわち、一回の信号
計測毎に変化させれば十分であり、したがって、マルチ
スライス撮影においても十分適用できる。
【0041】図6は本実施の形態の磁気共鳴測定装置に
おけるマルチスライスのパルスシーケンスを示す図であ
り、以下、図6に基づいて、本実施の形態の磁気共鳴測
定装置におけるマルチスライス撮影動作を説明する。た
だし、本計測は、図7に示すように、被検体の測定部位
701をZ軸方向に所定の間隔Lで3スライス分の撮像
を行うものである。このとき、第1〜3番目のスライス
702,703,704に対応するシーケンスは、それ
ぞれ第1〜3番目のシーケンス601,602,603
である。
【0042】第1番目のシーケンス601において、ま
ず、照射コイル104からRFパルス604が被検体1
12に印加されると、当該被検体112の測定部位70
1に磁気共鳴現象が誘起される。このとき、RFパルス
604と同時にZ軸方向の傾斜磁場コイル103から
は、極性が反転したスライス選択傾斜磁場605が照射
され、被検体112の測定部位の内の第1のスライス7
02が選択される。
【0043】次に、Y軸方向の傾斜磁場コイル103か
ら位相エンコード傾斜磁場606を印加することによっ
て、磁化の位相に位相エンコード方向の位置情報を付加
する。
【0044】この後、リードアウト傾斜磁場としてX軸
方向の傾斜磁場コイル103(第1〜4の部分傾斜磁場
コイル201〜204)から同期させた極性の反転する
読み出し方向傾斜磁場を印加する。このとき、X軸方向
の傾斜磁場コイル103の内、第1および第4の部分傾
斜磁場コイルからは正のオフセット磁場611,614
を加算したリードアウト傾斜磁場607,610が、第
2および第3の部分傾斜磁場コイル202,203から
は、負のオフセット磁場612,613を加算したリー
ドアウト傾斜磁場608,609がそれぞれ照射され
る。
【0045】このリードアウト傾斜磁場によって、被検
体112にはグラディエントエコーが発生するので、R
Fプローブ105がこのエコー信号615を計測する。
【0046】第2番目のシーケンス602でも前述のシ
ーケンス601と同様に、照射コイル104からRFパ
ルス616が被検体112に印加されると、当該被検体
112の測定部位701に磁気共鳴現象が誘起される。
このとき、RFパルス616と同時にZ軸方向の傾斜磁
場コイル103からは、極性が反転したスライス選択傾
斜磁場617が照射され、被検体112の測定部位の内
の第2のスライス703が選択される。
【0047】次に、Y軸方向の傾斜磁場コイル103か
ら位相エンコード傾斜磁場618を印加することによっ
て、磁化の位相に位相エンコード方向の位置情報を付加
する。
【0048】この後、リードアウト傾斜磁場としてX軸
方向の傾斜磁場コイル103(第1〜4の部分傾斜磁場
コイル201〜204)から同期させた極性の反転する
読み出し方向傾斜磁場を印加する。このとき、X軸方向
の傾斜磁場コイル103の内、第3および第4の部分傾
斜磁場コイル203,204からは正のオフセット磁場
625,626を加算したリードアウト傾斜磁場62
1,622が、第1および第2の部分傾斜磁場コイル2
01,202からは、負のオフセット磁場623,62
4を加算したリードアウト傾斜磁場619,620がそ
れぞれ照射される。
【0049】このリードアウト傾斜磁場によって、被検
体112にはグラディエントエコーが発生するので、R
Fプローブ105がこのエコー信号627を計測する。
【0050】第3番目のシーケンス603でも前述のシ
ーケンス601,602と同様に、照射コイル104か
らRFパルス628が被検体112に印加されると、当
該被検体112の測定部位701に磁気共鳴現象が誘起
される。このとき、RFパルス628と同時にZ軸方向
の傾斜磁場コイル103からは、極性が反転したスライ
ス選択傾斜磁場629が照射され、被検体112の測定
部位の内の第3のスライス704が選択される。
【0051】次に、Y軸方向の傾斜磁場コイル103か
ら位相エンコード傾斜磁場630を印加することによっ
て、磁化の位相に位相エンコード方向の位置情報を付加
する。
【0052】この後、リードアウト傾斜磁場としてX軸
方向の傾斜磁場コイル103(第1〜4の部分傾斜磁場
コイル201〜204)から同期させた極性の反転する
読み出し方向傾斜磁場を印加する。このとき、X軸方向
の傾斜磁場コイル103の内、第1の部分傾斜磁場コイ
ル201からは正のオフセット磁場635を加算したリ
ードアウト傾斜磁場631が、第2〜3の部分傾斜磁場
コイル202〜204からは、負のオフセット磁場63
6〜638を加算したリードアウト傾斜磁場632〜6
34がそれぞれ照射される。
【0053】このリードアウト傾斜磁場によって、被検
体112にはグラディエントエコーが発生するので、R
Fプローブ105がこのエコー信号639を計測する。
【0054】以上に示す第1〜3のシーケンスを繰り返
して実行し、第1〜3のスライス702〜704を構成
するために必要となるデータを順次計測するいわゆるマ
ルチスライス撮影を行うことができる。このとき、各ス
ライスごとの計測時間は約10〜100ms程度となる
ので、各部分傾斜磁場コイル201〜204のオフセッ
ト磁場を変化させるに十分な時間となるので、特殊なシ
ムコイルを用いることなく高速かつ高次のシミングを行
うことができる。
【0055】以上説明したように、本実施の形態の磁気
共鳴測定装置では、第1〜4の部分傾斜磁場コイル20
1〜204から構成されるX軸方向の傾斜磁場コイル1
03に、当該第1〜4の部分傾斜磁場コイル201〜2
04のそれぞれに電源(第1〜4の傾斜磁場電源301
〜304)を設け、各電源301〜304にスライスご
とに静磁場の不均一を補正させる互いに異なるオフセッ
ト磁場を発生させるための値を加算したリードアウト傾
斜磁場を印加させることによって、静磁場の不均一を補
正するための特殊なシムコイルを用いることなく、静磁
場不均一を高速かつ高次に補正することができる。した
がって、NMR画像特に再構成画像の画質を向上するこ
とができる。
【0056】また、本願発明は、特に、医療用の核磁気
共鳴診断装置に適用して有効である。ただし、本実施の
形態の磁気共鳴測定装置においては、X軸方向のみを分
割した場合について説明したが、これに限定されること
はなく、たとえば、Y軸およびZ軸方向についても適用
可能なことはいうまでもない。
【0057】また、本実施の形態の磁気共鳴測定装置に
おいては、傾斜磁場コイルとしてX軸、Y軸およびZ軸
方向の3つの傾斜磁場コイルを用いる構成としたが、こ
れに限定されることはなく、2以上の傾斜磁場コイルの
磁気共鳴測定装置にも適用可能なことはいうまでもな
い。
【0058】以上、本発明者によってなされた発明を、
前記発明の実施の形態に基づき具体的に説明したが、本
発明は、前記発明の実施の形態に限定されるものではな
く、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能で
あることは勿論である。
【0059】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記の通りである。 (1)傾斜磁場コイルで高次のシミングを行うことがで
きる。 (2)特殊なシムコイルを用いることなく高速かつ高次
の静磁場の補正を行うことができる。 (3)再構成画像の画質を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一本実施の形態の磁気共鳴測定装置の
概略構成を示すブロック図である。
【図2】本実施の形態の傾斜磁場コイルの概略構成を説
明するためのブロック図である。
【図3】部分コイルと傾斜磁場電源との接続ブロック図
である。
【図4】グラディエントスピンエコー法による計測信号
シーケンスを説明するための図である。
【図5】X−Z断面における磁場マップを示す図であ
る。
【図6】本実施の形態の磁気共鳴測定装置におけるマル
チスライスのパルスシーケンスを示す図である。
【図7】本実施の形態の磁気共鳴測定装置におけるマル
チスライスのスライス位置を説明するための図である。
【符号の説明】
101…寝台、102…静磁場用磁石、103…傾斜磁
場コイル、104…照射コイル、105…受信コイル、
106…信号検出手段、107…信号処理手段、108
…表示手段、109…傾斜磁場電源、110…RF送信
手段、111…制御手段、112…被検体、201〜2
04…第1〜4の部分傾斜磁場コイル、301〜304
…第1〜4の傾斜磁場電源。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−90745(JP,A) 特開 平6−133945(JP,A) 特開 昭63−271910(JP,A) 特開 平1−227747(JP,A) 特開 昭60−224045(JP,A) 特開 昭63−84537(JP,A) 特公 平5−28135(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61B 5/055 JICSTファイル(JOIS)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測定対象となる断面の座標位置を特定す
    る傾斜磁場を発生し前記測定対象に照射する2以上の傾
    斜磁場コイルと、該傾斜磁場コイルに駆動電流を供給す
    る傾斜磁場コイル駆動手段とを有する磁気共鳴測定装置
    において、 前記各傾斜磁場コイルの内、少なくとも1以上の傾斜磁
    場コイルは2以上の独立した部分コイルからなり、前記
    傾斜磁場コイル駆動手段は前記部分コイル毎に独立して
    おり、当該傾斜磁場コイル駆動手段は各部分コイルに所
    定の傾斜磁場パルスを供給すると共に、各部分コイルご
    とに異なるオフセット信号を供給する手段を具備するこ
    とを特徴とする磁気共鳴測定装置。
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