JP3074118B2 - 電子回路 - Google Patents
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- JP3074118B2 JP3074118B2 JP07013740A JP1374095A JP3074118B2 JP 3074118 B2 JP3074118 B2 JP 3074118B2 JP 07013740 A JP07013740 A JP 07013740A JP 1374095 A JP1374095 A JP 1374095A JP 3074118 B2 JP3074118 B2 JP 3074118B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、過電圧保護回路を有す
るDC/DCコンバータ等の電子回路の改良に関するも
のである。
るDC/DCコンバータ等の電子回路の改良に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、電子回路における過電圧保護対象
回路に対する過電圧保護回路として、構造が簡単で効果
的なものとして、図2に示すようにサイリスタを用いた
ものが知られている。
回路に対する過電圧保護回路として、構造が簡単で効果
的なものとして、図2に示すようにサイリスタを用いた
ものが知られている。
【0003】図2において、10は、例えばDC/DC
コンバータを構成する電子回路で、DC/DCコンバー
タ回路本体11、平滑及びノイズ除去用のコンデンサ1
2、過電圧保護回路13及びヒューズ14から構成され
ている。また、20は入力電源である。
コンバータを構成する電子回路で、DC/DCコンバー
タ回路本体11、平滑及びノイズ除去用のコンデンサ1
2、過電圧保護回路13及びヒューズ14から構成され
ている。また、20は入力電源である。
【0004】DC/DCコンバータ回路本体11の入力
端子11aはヒューズ14を介して入力端子10aに接
続され、出力端子11bは出力端子10bに接続されて
いる。また、DC/DCコンバータ回路本体11の入力
端子11aと接地端子10cとの間にはコンデンサ12
及び過電圧保護回路13が接続されている。
端子11aはヒューズ14を介して入力端子10aに接
続され、出力端子11bは出力端子10bに接続されて
いる。また、DC/DCコンバータ回路本体11の入力
端子11aと接地端子10cとの間にはコンデンサ12
及び過電圧保護回路13が接続されている。
【0005】過電圧保護回路13は、サイリスタ131 、
ツェナーダイオード132,133 、抵抗器134,135 及びコン
デンサ136 から構成されている。サイリスタ131 のアノ
ードはDC/DCコンバータ回路本体11の入力端子1
1aに接続され、カソードは接地端子10cに接続され
ている。ツェナーダイオード132,133 は直列接続されて
ツェナーダイオード132 のカソードは入力端子11aに
接続され、ツェナーダイオード133 のアノードは直列接
続された抵抗器134,135 を介して接地端子10cに接続
されている。また、抵抗器134,135 の接続点はサイリス
タ131 のゲートに接続されると共にコンデンサ136 を介
して接地端子10cに接続されている。
ツェナーダイオード132,133 、抵抗器134,135 及びコン
デンサ136 から構成されている。サイリスタ131 のアノ
ードはDC/DCコンバータ回路本体11の入力端子1
1aに接続され、カソードは接地端子10cに接続され
ている。ツェナーダイオード132,133 は直列接続されて
ツェナーダイオード132 のカソードは入力端子11aに
接続され、ツェナーダイオード133 のアノードは直列接
続された抵抗器134,135 を介して接地端子10cに接続
されている。また、抵抗器134,135 の接続点はサイリス
タ131 のゲートに接続されると共にコンデンサ136 を介
して接地端子10cに接続されている。
【0006】前述の構成によれば、DC/DCコンバー
タ回路本体11に入力される電圧が規定値以上の過電圧
となったときに、この過電圧によりサイリスタ131 をオ
ンさせて、DC/DCコンバータ回路本体11への入力
をショートし、入力ラインに介在されているヒューズ1
4を溶断させ、入力電源20とDC/DCコンバータ回
路本体11とが切り放される。これにより、DC/DC
コンバータ回路本体11が過電圧保護回路13によって
保護される。
タ回路本体11に入力される電圧が規定値以上の過電圧
となったときに、この過電圧によりサイリスタ131 をオ
ンさせて、DC/DCコンバータ回路本体11への入力
をショートし、入力ラインに介在されているヒューズ1
4を溶断させ、入力電源20とDC/DCコンバータ回
路本体11とが切り放される。これにより、DC/DC
コンバータ回路本体11が過電圧保護回路13によって
保護される。
【0007】また、前述した電子回路によれば、検査の
際は、入力電源20にカレントリミットをかけ、サイリ
スタ131 がオンしてもヒューズ14を切らずに過電圧保
護回路13の動作だけを確認することができる。
際は、入力電源20にカレントリミットをかけ、サイリ
スタ131 がオンしてもヒューズ14を切らずに過電圧保
護回路13の動作だけを確認することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来の電子回路においては、DC/DCコンバータ回
路本体11の入力側に平滑及びノイズ除去用のコンデン
サ12が接続されているので、過電圧保護回路13の動
作電圧をコンデンサ12の耐圧に近い電圧に設定した場
合、過電圧保護回路13の検査の際に、コンデンサ12
を耐圧付近まで充電した状態でのサイリスタ131 による
急放電が発生し、コンデンサ12が劣化する恐れがあっ
た。
た従来の電子回路においては、DC/DCコンバータ回
路本体11の入力側に平滑及びノイズ除去用のコンデン
サ12が接続されているので、過電圧保護回路13の動
作電圧をコンデンサ12の耐圧に近い電圧に設定した場
合、過電圧保護回路13の検査の際に、コンデンサ12
を耐圧付近まで充電した状態でのサイリスタ131 による
急放電が発生し、コンデンサ12が劣化する恐れがあっ
た。
【0009】過去においては、25V耐圧のコンデンサ
12を使用し、過電圧保護回路13の設定電圧を約23
Vとしたとき、出荷検査の際に上記急放電によりコンデ
ンサ12の劣化、例えばコンデンサ12のリーク電流が
増加する現象が発生した。
12を使用し、過電圧保護回路13の設定電圧を約23
Vとしたとき、出荷検査の際に上記急放電によりコンデ
ンサ12の劣化、例えばコンデンサ12のリーク電流が
増加する現象が発生した。
【0010】本発明の目的は上記の問題点に鑑み、回路
の劣化を生じること無く過電圧保護回路のみを試験でき
る電子回路を提供することにある。
の劣化を生じること無く過電圧保護回路のみを試験でき
る電子回路を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために請求項1では、過電圧保護対象回路におけ
る過電圧検出対象電圧印加端子に入力される電圧が規定
値以上になったときに前記過電圧保護対象回路を保護す
る過電圧保護回路を備えた電子回路において、前記過電
圧保護回路のみに前記規定値以上の電圧を印加できる過
電圧保護検査回路を設け、前記過電圧検出対象電圧印加
端子にアノードが接続され且つ前記過電圧保護回路の電
圧検出端子にカソードが接続された第1のダイオード
と、前記電圧検出端子にカソードが接続された第2のダ
イオードと、前記第2のダイオードのアノードに接続さ
れた試験電圧印加端子とから前記過電圧保護検査回路を
構成した電子回路を提案する。
成するために請求項1では、過電圧保護対象回路におけ
る過電圧検出対象電圧印加端子に入力される電圧が規定
値以上になったときに前記過電圧保護対象回路を保護す
る過電圧保護回路を備えた電子回路において、前記過電
圧保護回路のみに前記規定値以上の電圧を印加できる過
電圧保護検査回路を設け、前記過電圧検出対象電圧印加
端子にアノードが接続され且つ前記過電圧保護回路の電
圧検出端子にカソードが接続された第1のダイオード
と、前記電圧検出端子にカソードが接続された第2のダ
イオードと、前記第2のダイオードのアノードに接続さ
れた試験電圧印加端子とから前記過電圧保護検査回路を
構成した電子回路を提案する。
【0012】
【0013】
【0014】
【作用】本発明の請求項1によれば、過電圧保護検査回
路によって、過電圧保護回路のみに前記規定値以上の電
圧を印加することができ、これにより前記過電圧保護回
路以外の回路に前記規定値以上の電圧の印加がなされる
ことがない。
路によって、過電圧保護回路のみに前記規定値以上の電
圧を印加することができ、これにより前記過電圧保護回
路以外の回路に前記規定値以上の電圧の印加がなされる
ことがない。
【0015】さらに、前記過電圧保護検査回路は、前記
過電圧検出対象電圧印加端子にアノードが接続され、且
つ前記過電圧保護回路の電圧検出端子にカソードが接続
された第1のダイオードと、前記過電圧保護回路の電圧
検出端子にカソードが接続され試験電圧印加端子にアノ
ードが接続された第2のダイオードとからなり、前記過
電圧保護回路の検査時においては、前記試験電圧印加端
子に所定の試験電圧が印加される。これにより、前記過
電圧保護回路には前記第2のダイオードを介して前記試
験電圧が印加されるが、前記過電圧保護対象回路には前
記第1のダイオードによって通電が阻止され、前記過電
圧保護対象回路に対する前記試験電圧の印加はなされな
い。
過電圧検出対象電圧印加端子にアノードが接続され、且
つ前記過電圧保護回路の電圧検出端子にカソードが接続
された第1のダイオードと、前記過電圧保護回路の電圧
検出端子にカソードが接続され試験電圧印加端子にアノ
ードが接続された第2のダイオードとからなり、前記過
電圧保護回路の検査時においては、前記試験電圧印加端
子に所定の試験電圧が印加される。これにより、前記過
電圧保護回路には前記第2のダイオードを介して前記試
験電圧が印加されるが、前記過電圧保護対象回路には前
記第1のダイオードによって通電が阻止され、前記過電
圧保護対象回路に対する前記試験電圧の印加はなされな
い。
【0016】
【0017】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の一実施例を説
明する。図1は、本発明の第1の実施例におけるDC/
DCコンバータ回路を示す構成図である。図において、
前述した従来例と同一構成部分は同一符号をもって表
す。
明する。図1は、本発明の第1の実施例におけるDC/
DCコンバータ回路を示す構成図である。図において、
前述した従来例と同一構成部分は同一符号をもって表
す。
【0018】即ち、10はDC/DCコンバータ回路
で、DC/DCコンバータ回路本体11、平滑及びノイ
ズ除去用のコンデンサ12、過電圧保護回路13、ヒュ
ーズ14、及び過電圧保護検査回路15から構成されて
いる。また、20は入力電源である。
で、DC/DCコンバータ回路本体11、平滑及びノイ
ズ除去用のコンデンサ12、過電圧保護回路13、ヒュ
ーズ14、及び過電圧保護検査回路15から構成されて
いる。また、20は入力電源である。
【0019】DC/DCコンバータ回路本体11の入力
端子11aはヒューズ14を介して入力端子10aに接
続され、出力端子11bは出力端子10bに接続されて
いる。また、DC/DCコンバータ回路本体11の入力
端子11aと接地端子10cとの間にはコンデンサ1
2、過電圧保護回路13、及び過電圧保護検査回路15
が接続されている。
端子11aはヒューズ14を介して入力端子10aに接
続され、出力端子11bは出力端子10bに接続されて
いる。また、DC/DCコンバータ回路本体11の入力
端子11aと接地端子10cとの間にはコンデンサ1
2、過電圧保護回路13、及び過電圧保護検査回路15
が接続されている。
【0020】過電圧保護回路13は、サイリスタ131 、
ツェナーダイオード132,133 、抵抗器134,135 及びコン
デンサ136 から構成されている。また、過電圧保護検査
回路15は、ダイオード151,152 及び試験電圧入力端子
153 から構成されている。
ツェナーダイオード132,133 、抵抗器134,135 及びコン
デンサ136 から構成されている。また、過電圧保護検査
回路15は、ダイオード151,152 及び試験電圧入力端子
153 から構成されている。
【0021】過電圧保護回路13におけるサイリスタ13
1 のアノードはDC/DCコンバータ回路本体11の入
力端子11aに接続され、カソードは接地端子10cに
接続されている。ツェナーダイオード132 のアノードは
ツェナーダイオード133 のカソードに接続され、ツェナ
ーダイオード132 のカソードは、過電圧保護検査回路1
5のダイオード151,152 の双方のカソードに接続されて
いる。また、ツェナーダイオード133 のアノードは直列
接続された抵抗器134,135 を介して接地端子10cに接
続されている。さらに、抵抗器134,135 の接続点はサイ
リスタ131 のゲートに接続されると共にコンデンサ136
を介して接地端子10cに接続されている。
1 のアノードはDC/DCコンバータ回路本体11の入
力端子11aに接続され、カソードは接地端子10cに
接続されている。ツェナーダイオード132 のアノードは
ツェナーダイオード133 のカソードに接続され、ツェナ
ーダイオード132 のカソードは、過電圧保護検査回路1
5のダイオード151,152 の双方のカソードに接続されて
いる。また、ツェナーダイオード133 のアノードは直列
接続された抵抗器134,135 を介して接地端子10cに接
続されている。さらに、抵抗器134,135 の接続点はサイ
リスタ131 のゲートに接続されると共にコンデンサ136
を介して接地端子10cに接続されている。
【0022】過電圧保護検査回路15のダイオード151
のアノードはDC/DCコンバータ回路本体11の入力
端子11aに接続され、ダイオード152 のアノードは試
験電圧入力端子153 に接続されている。
のアノードはDC/DCコンバータ回路本体11の入力
端子11aに接続され、ダイオード152 のアノードは試
験電圧入力端子153 に接続されている。
【0023】前述の構成よりなるDC/DCコンバータ
回路10によれば、DC/DCコンバータ回路本体11
の入力端子11aに入力される電圧が規定値以上の過電
圧となったときに、この過電圧はダイオード151 を介し
て過電圧保護回路13のツェナーダイオード131 のアノ
ードに印加される。これにより、抵抗器135 の端子間電
圧が規定値以上となってサイリスタ131 のゲート電圧が
上昇し、サイリスタ131 がオン状態となる。
回路10によれば、DC/DCコンバータ回路本体11
の入力端子11aに入力される電圧が規定値以上の過電
圧となったときに、この過電圧はダイオード151 を介し
て過電圧保護回路13のツェナーダイオード131 のアノ
ードに印加される。これにより、抵抗器135 の端子間電
圧が規定値以上となってサイリスタ131 のゲート電圧が
上昇し、サイリスタ131 がオン状態となる。
【0024】従って、サイリスタ131 がオンすることに
より、DC/DCコンバータ回路本体11への入力がシ
ョートされ、入力ラインに介在されているヒューズ14
を溶断させ、入力電源20とDC/DCコンバータ回路
本体11とが切り放される。これにより、DC/DCコ
ンバータ回路本体11が過電圧保護回路13によって保
護される。
より、DC/DCコンバータ回路本体11への入力がシ
ョートされ、入力ラインに介在されているヒューズ14
を溶断させ、入力電源20とDC/DCコンバータ回路
本体11とが切り放される。これにより、DC/DCコ
ンバータ回路本体11が過電圧保護回路13によって保
護される。
【0025】また、過電圧保護回路13の検査の際は、
入力端子10aと接地端子10c間に通常動作時の電圧
を印加すると共に、過電圧保護検査回路15の試験電圧
入力端子153 に試験電圧を印加する。この試験電圧はダ
イオード152 を介して過電圧保護回路13のツェナーダ
イオード131 のアノードに印加される。これにより、抵
抗器135 の端子間電圧が規定値以上となってサイリスタ
131 のゲート電圧が上昇し、サイリスタ131 がオン状態
となる。この状態で入力端子10aと接地端子10cと
の間がショート(短絡)されていることを確認すること
によって過電圧保護回路13の試験を行うことができ
る。また、試験電圧入力端子153 に試験電圧が印加され
た際、ダイオード151 によってDC/DCコンバータ回
路本体11への通電が阻止されると共にコンデンサ12
への充電が阻止される。
入力端子10aと接地端子10c間に通常動作時の電圧
を印加すると共に、過電圧保護検査回路15の試験電圧
入力端子153 に試験電圧を印加する。この試験電圧はダ
イオード152 を介して過電圧保護回路13のツェナーダ
イオード131 のアノードに印加される。これにより、抵
抗器135 の端子間電圧が規定値以上となってサイリスタ
131 のゲート電圧が上昇し、サイリスタ131 がオン状態
となる。この状態で入力端子10aと接地端子10cと
の間がショート(短絡)されていることを確認すること
によって過電圧保護回路13の試験を行うことができ
る。また、試験電圧入力端子153 に試験電圧が印加され
た際、ダイオード151 によってDC/DCコンバータ回
路本体11への通電が阻止されると共にコンデンサ12
への充電が阻止される。
【0026】従って、過電圧保護回路13の検査時にサ
イリスタ131 がオンした場合、コンデンサ12において
急放電を生じるが、耐圧付近まで充電した状態からの急
放電ではなく、耐圧に対して余裕のある通常動作時の印
加電圧からの放電となり、DC/DCコンバータ回路本
体11及びコンデンサ12が劣化する恐れはなくなる。
イリスタ131 がオンした場合、コンデンサ12において
急放電を生じるが、耐圧付近まで充電した状態からの急
放電ではなく、耐圧に対して余裕のある通常動作時の印
加電圧からの放電となり、DC/DCコンバータ回路本
体11及びコンデンサ12が劣化する恐れはなくなる。
【0027】次に、本発明の第2の実施例を説明する。
図3は、第2の実施例におけるDC/DCコンバータ回
路を示す構成図である。図において、前述した第1の実
施例と同一構成部分は同一符号をもって表しその説明を
省略する。また、第1の実施例と第2の実施例との相違
点は、過電圧保護検査回路15のダイオード152 を除去
したことにある。即ち、ダイオード151のカソードは試
験電圧入力端子153 に接続されると共に過電圧保護回路
13のツェナーダイオード132 のカソードに接続されて
いる。
図3は、第2の実施例におけるDC/DCコンバータ回
路を示す構成図である。図において、前述した第1の実
施例と同一構成部分は同一符号をもって表しその説明を
省略する。また、第1の実施例と第2の実施例との相違
点は、過電圧保護検査回路15のダイオード152 を除去
したことにある。即ち、ダイオード151のカソードは試
験電圧入力端子153 に接続されると共に過電圧保護回路
13のツェナーダイオード132 のカソードに接続されて
いる。
【0028】前述した構成によっても、過電圧保護回路
13の検査のときに、過電圧保護検査回路15の試験電
圧入力端子153 に試験電圧を印加した際に、この試験電
圧は過電圧保護回路13のツェナーダイオード131 のア
ノードに印加される。
13の検査のときに、過電圧保護検査回路15の試験電
圧入力端子153 に試験電圧を印加した際に、この試験電
圧は過電圧保護回路13のツェナーダイオード131 のア
ノードに印加される。
【0029】これにより、抵抗器135 の端子間電圧が規
定値以上となってサイリスタ131 のゲート電圧が上昇
し、サイリスタ131 がオン状態となる。この状態で入力
端子10aと接地端子10cとの間がショート(短絡)
されていることを確認することによって過電圧保護回路
13の試験を行うことができる。
定値以上となってサイリスタ131 のゲート電圧が上昇
し、サイリスタ131 がオン状態となる。この状態で入力
端子10aと接地端子10cとの間がショート(短絡)
されていることを確認することによって過電圧保護回路
13の試験を行うことができる。
【0030】また、試験電圧入力端子153 に試験電圧が
印加された際、ダイオード151 によってDC/DCコン
バータ回路本体11への通電が阻止されると共にコンデ
ンサ12への充電が阻止される。
印加された際、ダイオード151 によってDC/DCコン
バータ回路本体11への通電が阻止されると共にコンデ
ンサ12への充電が阻止される。
【0031】従って、過電圧保護回路13の検査時にサ
イリスタ131 がオンしても、コンデンサ12は耐圧付近
まで充電した状態からの急放電を生じることがなく、D
C/DCコンバータ回路本体11及びコンデンサ12が
劣化する恐れはなくなる。
イリスタ131 がオンしても、コンデンサ12は耐圧付近
まで充電した状態からの急放電を生じることがなく、D
C/DCコンバータ回路本体11及びコンデンサ12が
劣化する恐れはなくなる。
【0032】尚、本実施例ではDC/DCコンバータ回
路10を一例として説明したが、これに限定されること
はなく、過電圧保護回路を備えた電子回路であれば、例
えば混成集積回路などであっても本発明を適用して同様
の効果を得ることができることは言うまでもないことで
ある。
路10を一例として説明したが、これに限定されること
はなく、過電圧保護回路を備えた電子回路であれば、例
えば混成集積回路などであっても本発明を適用して同様
の効果を得ることができることは言うまでもないことで
ある。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1に
よれば、過電圧保護検査回路を設けたことによって、過
電圧保護回路の動作試験時に該過電圧保護回路のみに規
定値以上の電圧を印加することができ、これにより前記
過電圧保護回路以外の回路に前記規定値以上の電圧が印
加されることがないので、前記過電圧保護回路以外の回
路及び素子を前記過電圧によって劣化させたり破壊した
りする恐れが無くなる。さらに、前記過電圧保護検査回
路をダイオードのみによって構成できるので、回路構成
を非常に簡略化することができる。
よれば、過電圧保護検査回路を設けたことによって、過
電圧保護回路の動作試験時に該過電圧保護回路のみに規
定値以上の電圧を印加することができ、これにより前記
過電圧保護回路以外の回路に前記規定値以上の電圧が印
加されることがないので、前記過電圧保護回路以外の回
路及び素子を前記過電圧によって劣化させたり破壊した
りする恐れが無くなる。さらに、前記過電圧保護検査回
路をダイオードのみによって構成できるので、回路構成
を非常に簡略化することができる。
【0034】
【0035】
【図1】本発明の第1の実施例におけるDC/DCコン
バータ回路を示す構成図
バータ回路を示す構成図
【図2】従来例を示す構成図
【図3】本発明の第2の実施例におけるDC/DCコン
バータ回路を示す構成図
バータ回路を示す構成図
10…DC/DCコンバータ回路、10a…入力端子、
10b…出力端子、10c…接地端子、11…DC/D
Cコンバータ回路本体、11a…入力端子、11b…出
力端子、12…コンデンサ、13…過電圧保護回路、13
1 …サイリスタ、132,133 …ツェナーダイオード、134,
135 …抵抗器、136 …コンデンサ、14…ヒューズ、1
5…過電圧保護検査回路、151,152 …ダイオード、153
…試験電圧入力端子、20…入力電源。
10b…出力端子、10c…接地端子、11…DC/D
Cコンバータ回路本体、11a…入力端子、11b…出
力端子、12…コンデンサ、13…過電圧保護回路、13
1 …サイリスタ、132,133 …ツェナーダイオード、134,
135 …抵抗器、136 …コンデンサ、14…ヒューズ、1
5…過電圧保護検査回路、151,152 …ダイオード、153
…試験電圧入力端子、20…入力電源。
Claims (1)
- 【請求項1】 過電圧保護対象回路における過電圧検出
対象電圧印加端子に入力される電圧が規定値以上になっ
たときに前記過電圧保護対象回路を保護する過電圧保護
回路を備えた電子回路において、 前記過電圧保護回路のみに前記規定値以上の電圧を印加
できる過電圧保護検査回路を設け、 前記過電圧検出対象電圧印加端子にアノードが接続され
且つ前記過電圧保護回路の電圧検出端子にカソードが接
続された第1のダイオードと、前記電圧検出端子にカソードが接続された第2のダイオ
ードと、 前記第2のダイオードのアノードに接続された試験電圧
印加端子とから前記過電圧保護検査回路を構成したこと
を特徴とする電子回路。
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