JP2514548B2 - 電子式漏電遮断器 - Google Patents
電子式漏電遮断器Info
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- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 9
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- Emergency Protection Circuit Devices (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は電子式漏電遮断器に関
し、特に、電路に漏電電流が流れたことを検出して、電
路を遮断し、漏電および感電事故を防止するような電子
式漏電遮断器に関する。
し、特に、電路に漏電電流が流れたことを検出して、電
路を遮断し、漏電および感電事故を防止するような電子
式漏電遮断器に関する。
【0002】
【従来の技術】図2は電子式漏電遮断器が介挿された電
路を示す概略図である。図2において、電源Eは中点接
地抵抗Rを介して中性点が接地されている。電路は分岐
され、分岐されたそれぞれの主回路2d,3dには電子
式漏電遮断器2,4と負荷3,5が接続されている。電
子式漏電遮断器2は主回路接点2aと変流器2bと漏電
電流継電器2cとを含み、電子式漏電遮断器4は主回路
接点4aと変流器4bと漏電電流継電器4cとを含む。
路を示す概略図である。図2において、電源Eは中点接
地抵抗Rを介して中性点が接地されている。電路は分岐
され、分岐されたそれぞれの主回路2d,3dには電子
式漏電遮断器2,4と負荷3,5が接続されている。電
子式漏電遮断器2は主回路接点2aと変流器2bと漏電
電流継電器2cとを含み、電子式漏電遮断器4は主回路
接点4aと変流器4bと漏電電流継電器4cとを含む。
【0003】今、負荷3側の主回路2dにおいて漏電が
発生すると、中点接地抵抗Rを介して漏電点に漏電電流
I0 が流れる。この漏電電流I0 は変流器2bによって
検出され、漏電電流継電器2cが動作し、主回路接点2
aが開放される。
発生すると、中点接地抵抗Rを介して漏電点に漏電電流
I0 が流れる。この漏電電流I0 は変流器2bによって
検出され、漏電電流継電器2cが動作し、主回路接点2
aが開放される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述の図2に示した漏
電電流継電器2c,4cにはそれぞれ主回路2d,3d
から制御電源が供給されている。このため、たとえば主
回路2dのx点で欠相を生じると、漏電電流継電器2c
の制御電源が供給されなくなり、漏電保護および感電保
護ができないという欠点があった。
電電流継電器2c,4cにはそれぞれ主回路2d,3d
から制御電源が供給されている。このため、たとえば主
回路2dのx点で欠相を生じると、漏電電流継電器2c
の制御電源が供給されなくなり、漏電保護および感電保
護ができないという欠点があった。
【0005】それゆえに、この発明の主たる目的は、電
路が欠相しても、その欠相回路に発生した漏電および感
電事故を防止できるような電子式漏電遮断器を提供する
ことである。
路が欠相しても、その欠相回路に発生した漏電および感
電事故を防止できるような電子式漏電遮断器を提供する
ことである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は中性点が接地
された電源の主回路に使用され、かつ、主回路より制御
電源を得る漏電検出回路を有する電子式漏電遮断器にお
いて、接地端子と、比較器と、比較器と接地端子との間
に直列に接続される高抵抗とを設け、漏電検出回路に
は、常時は主回路から比較器を介して制御電源が供給さ
れ、比較器は主回路の電圧に関して中性電位点を有し、
中性電位点の電位と接地電位とを比較して、中性電位点
の電位が接地電位より上昇したことを検知した場合に
は、高抵抗を短絡するとともに、漏電検出回路に、主回
路のうちの高電位の電圧線と接地端子から制御電源を供
給するように構成される。
された電源の主回路に使用され、かつ、主回路より制御
電源を得る漏電検出回路を有する電子式漏電遮断器にお
いて、接地端子と、比較器と、比較器と接地端子との間
に直列に接続される高抵抗とを設け、漏電検出回路に
は、常時は主回路から比較器を介して制御電源が供給さ
れ、比較器は主回路の電圧に関して中性電位点を有し、
中性電位点の電位と接地電位とを比較して、中性電位点
の電位が接地電位より上昇したことを検知した場合に
は、高抵抗を短絡するとともに、漏電検出回路に、主回
路のうちの高電位の電圧線と接地端子から制御電源を供
給するように構成される。
【0007】
【作用】この発明に係る電子式漏電遮断器は、主回路が
欠相して中性電位点の電位が接地電位に対して上昇した
ことを検知した場合には比較器と接地端子との間に接続
されている高抵抗を短絡し、主回路のうち高電位の電圧
線と接地端子から制御電源を漏電検出回路に供給し、欠
相が生じても、漏電および感電事故に対して保護を図
る。
欠相して中性電位点の電位が接地電位に対して上昇した
ことを検知した場合には比較器と接地端子との間に接続
されている高抵抗を短絡し、主回路のうち高電位の電圧
線と接地端子から制御電源を漏電検出回路に供給し、欠
相が生じても、漏電および感電事故に対して保護を図
る。
【0008】
【実施例】図1はこの発明の一実施例を示す図である。
図1において、主回路2dには、前述の図2と同様にし
て、負荷3が接続されるとともに、主回路接点2aと変
流器2bとが挿入されている。漏電電流継電器2cは変
流器2bの検出出力を増幅するアンプ2eと、主回路接
点2aを開くための電磁石2fとを含み、さらに比較器
6と抵抗rと接点7と接地端子8とを含む。比較器6は
主回路2dの中性点と接地端子の電位を比較し、中性点
電位が基準値よりも上昇したことを検出する。抵抗rは
10〜20MΩの抵抗値を有する高抵抗であり、接地端
子8を介して接地されている。接点7は抵抗rに並列接
続されている。
図1において、主回路2dには、前述の図2と同様にし
て、負荷3が接続されるとともに、主回路接点2aと変
流器2bとが挿入されている。漏電電流継電器2cは変
流器2bの検出出力を増幅するアンプ2eと、主回路接
点2aを開くための電磁石2fとを含み、さらに比較器
6と抵抗rと接点7と接地端子8とを含む。比較器6は
主回路2dの中性点と接地端子の電位を比較し、中性点
電位が基準値よりも上昇したことを検出する。抵抗rは
10〜20MΩの抵抗値を有する高抵抗であり、接地端
子8を介して接地されている。接点7は抵抗rに並列接
続されている。
【0009】欠相を生じていないときには、接点7が開
かれており、比較器6の出力は抵抗rを介して接地端子
8に接続されている。抵抗rは高抵抗であるため、配電
の接地方式に影響を与えることはない。
かれており、比較器6の出力は抵抗rを介して接地端子
8に接続されている。抵抗rは高抵抗であるため、配電
の接地方式に影響を与えることはない。
【0010】主回路2dのいずれか一方が欠相すると、
主回路の中性点が大地に対して上昇する。比較器6は主
回路2dの間の電位差を比較し、中性点の電位が大地に
対して上昇したことを検知すると、接点7を閉じ、抵抗
rを短絡し、主回路2dのうちの欠相していない高電位
の電圧線と接地端子8とから制御電源をアンプ2eに供
給する。したがって、主回路2dが欠相しても、アンプ
2eには制御電源が供給されるので、漏電事故および感
電事故に対して保護を図ることができる。
主回路の中性点が大地に対して上昇する。比較器6は主
回路2dの間の電位差を比較し、中性点の電位が大地に
対して上昇したことを検知すると、接点7を閉じ、抵抗
rを短絡し、主回路2dのうちの欠相していない高電位
の電圧線と接地端子8とから制御電源をアンプ2eに供
給する。したがって、主回路2dが欠相しても、アンプ
2eには制御電源が供給されるので、漏電事故および感
電事故に対して保護を図ることができる。
【0011】なお、図1および図2は直流回路で表わさ
れているが、交流回路においても適用できることは明ら
かである。
れているが、交流回路においても適用できることは明ら
かである。
【0012】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、主回
路の中性点が大地に対して上昇したとき、それを検出
し、比較器の出力側に接続されている高抵抗を短絡し、
欠相していない主回路の電圧線と大地との間より電源を
漏電検出回路に与えることにより、欠相を生じても、漏
電および感電保護を可能にすることができる。
路の中性点が大地に対して上昇したとき、それを検出
し、比較器の出力側に接続されている高抵抗を短絡し、
欠相していない主回路の電圧線と大地との間より電源を
漏電検出回路に与えることにより、欠相を生じても、漏
電および感電保護を可能にすることができる。
【図1】この発明の一実施例を示す図である。
【図2】電子式漏電遮断器が挿入された電路を示す概略
図である。
図である。
2a 主回路接点 2b 変流器 2c 電子式漏電遮断器 2e アンプ 2f 電磁石 3 負荷 6 比較器 7 接点 8 接地端子 r 高抵抗
Claims (1)
- 【請求項1】 中性点が接地された電源の主回路に使用
され、かつ、前記主回路より制御電源を得る漏電検出回
路を有する電子式漏電遮断器において、 接地端子と、比較器と、前記比較器と前記接地端子との
間に直列に接続される高抵抗とを含み、 前記漏電検出回路には、常時は前記主回路から前記比較
器を介して制御電源が供給され、 前記比較器は、前記主回路の電圧に関して中性電位点を
有し、前記中性電位点の電位と接地電位とを比較して、
前記中性電位点の電位が接地電位より上昇したことを検
知した場合には、前記高抵抗を短絡するとともに、前記
漏電検出回路に、前記主回路のうちの高電位の電圧線と
前記接地端子から制御電源を供給することを特徴とす
る、電子式漏電遮断器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26869192A JP2514548B2 (ja) | 1992-10-07 | 1992-10-07 | 電子式漏電遮断器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26869192A JP2514548B2 (ja) | 1992-10-07 | 1992-10-07 | 電子式漏電遮断器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06121445A JPH06121445A (ja) | 1994-04-28 |
JP2514548B2 true JP2514548B2 (ja) | 1996-07-10 |
Family
ID=17462048
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26869192A Expired - Fee Related JP2514548B2 (ja) | 1992-10-07 | 1992-10-07 | 電子式漏電遮断器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2514548B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6932964B2 (ja) * | 2017-03-25 | 2021-09-08 | 東京電力ホールディングス株式会社 | 直流電源供給回路の断線判別装置及び配線判別装置 |
-
1992
- 1992-10-07 JP JP26869192A patent/JP2514548B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06121445A (ja) | 1994-04-28 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19960130 |
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R250 | Receipt of annual fees |
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