JP3074056B2 - 蒸着Znめっき鋼板の製造方法 - Google Patents

蒸着Znめっき鋼板の製造方法

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JP3074056B2
JP3074056B2 JP04041894A JP4189492A JP3074056B2 JP 3074056 B2 JP3074056 B2 JP 3074056B2 JP 04041894 A JP04041894 A JP 04041894A JP 4189492 A JP4189492 A JP 4189492A JP 3074056 B2 JP3074056 B2 JP 3074056B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高速生産ラインに組み
込むことが可能な鋼板,鋼帯等の鋼材を蒸着Znめっき
する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】鋼板に蒸着Znめっきを施す際、還元ガ
ス雰囲気中における加熱で表面の酸化皮膜を還元除去
し、鋼板表面を活性化している。還元ガスを使用した活
性化処理は、還元反応が遅く、高速で走行する連続鋼帯
を処理する場合に炉長の長いガス還元炉を必要とする。
そのため、製造コスト及び設備負担が増大する。
【0003】また、還元ガスを使用する活性化処理で
は、ガス還元による鋼板表面の活性化を迅速に行い、良
好な密着性を示す蒸着めっき層を形成するため、蒸着直
前の鋼板温度が200℃以上の高温に保持される。鋼板
温度は、真空蒸着中に蒸発金属の凝縮熱等によって更に
上昇する。鋼板温度の上昇は、めっき金属の蒸着に悪影
響を与える。
【0004】たとえば、Znの真空蒸着で鋼板温度が2
50℃を超えると、蒸着したZnの再蒸発が生じる。そ
の結果、鋼板温度を200℃以上にすることが必要な還
元ガスを使用した活性化処理では、Znの付着量を大き
くすることが困難であり、厚目付けのZnめっき鋼板の
製造には不向きであった。
【0005】鋼板温度を過度に上昇させることなく、鋼
板表面を活性化する手段として、スパッタエッチングが
有望視されている。プラズマを使用したスパッタエッチ
ングは、一般的な真空蒸着の前処理として古くから知ら
れているものであり、Ar等のプラズマ中で基板をスパ
ッタエッチングすることにより基板表面を活性化し、金
属,セラミックス等を蒸着させる。また、最近では、プ
ラズマに替え、イオンビームを使用したスパッタエッチ
ングによる活性化処理も行われている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】プラズマを使用したス
パッタエッチングにおいてエッチング速度を上昇させる
ためには、高密度のプラズマを使用することが必要にな
る。そのため、プラズマ発生空間に強い磁界を印加しな
ければならない。
【0007】しかし、被めっき材料である鋼板は、オー
ステナイト系ステンレス鋼を除き、強磁性体であること
が通常である。強磁性体の鋼板に強い磁界を作用させる
と、走行中の鋼板にバタツキ,吸引等の不規則な動きが
発生する。その結果、操業が不安定になり、良好な蒸着
めっき層を形成することができない。
【0008】すなわち、鋼板に対する磁気的な影響を抑
える上から印加する磁界の強度に制約が加わり、高密度
のプラズマを得ることができない。そのため、スパッタ
エッチング速度が低く、鋼板表面を高速に活性化するこ
とができないのが現状である。この点、高速ラインへの
適用に関しては、還元ガスによる活性化処理と同様な問
題を抱えている。
【0009】他方、イオンビームを使用したスパッタエ
ッチング法は、還元ガスやプラズマを使用した活性化処
理に比較して高速処理が可能であり、高速で走行する連
続鋼帯の処理ラインに適している。しかし、イオンビー
ム照射装置は、イオンビームエッチング処理速度の上昇
に伴って大きなイオン源及び電源が必要とされ、設備負
担が極端に大きくなる。
【0010】また、蒸着時の鋼板温度を更に高く設定
し、鋼板表面にある吸着物を蒸発させることによってエ
ッチングすべき表面層を少なくし、活性化の処理速度を
大きくすることも考えられる。しかし、鋼板を高温に保
持することから、蒸着したZnの再蒸発がみられ、厚目
付けのめっき層を形成することができない。しかも、高
温加熱のための設備コストの負担が大きくなる。
【0011】本発明は、このような問題を解消すべく案
出されたものであり、イオンビームの必要照射量を鋼材
に易酸化元素を含ませることによって低下させ、鋼材温
度を100℃以下に維持したままで十分な活性化処理を
迅速に行い、且つ密着性に優れた蒸着Znめっき層を形
成することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、その目的を達
成するため、蒸着Znめっき層の形成に先立って鋼板の
表面をイオンビームによりスパッタエッチングする際、
前記鋼材にSi:0.4〜1.45重量%,Cr:2〜
19.65重量%,Al:1.5〜3.95重量%から
選ばれた1種又は2種以上の易酸化元素を含む鋼材を、
Zn蒸着前の鋼材温度が100℃以下に維持される照射
量のイオンビームで照射することを特徴とする。
【0013】イオンビームの照射量は、0.4重量%以
上のSiを含有する鋼材に対し0.04クーロン/m2
以上,0.3重量%以上のSi及び0.5重量%以上の
Mnを含有する鋼材に対し0.03クーロン/m2
上,2重量%以上で11.5重量%未満のCrを含有す
る鋼材に対し0.04クーロン/m2 以上,11.5重
量%以上のCrを含有する鋼材に対し0.004クーロ
ン/m2 以上,1.5重量%以上のAlを含有する鋼材
に対し0.03クーロン/m2 以上とする。
【0014】
【作 用】Si,Cr,Al等は、何れもFeよりも酸
化し易い易酸化元素である。Si,Cr,Al等の1種
又は2種以上を所定量含んでいる鋼材にあっては、表面
に緻密な薄い酸化皮膜が形成されている。この酸化皮膜
は、大気中に鋼材が長期間放置されても、緻密構造のた
めH2 OやO2 等のガス吸着が少なく、厚く成長するこ
とがない。そして、薄い酸化皮膜に対しイオンビーム照
射によるエッチングが行われるため、表面活性化に必要
なイオンビーム照射量を低下させることができる。
【0015】必要イオンビーム照射量の低下は、イオン
源及びその電源の小型化を可能とし設備負担が軽減され
ることは勿論、イオンビーム照射によるエッチング時間
の短縮が図られる。そのため、エッチングが高速化さ
れ、鋼帯等の通板速度を高めた生産ラインが実現化され
る。
【0016】また、蒸着Znめっきゾーンに導入される
鋼材が100℃以下の低温であると、蒸着によって鋼材
表面に形成されたZnめっき層の再蒸発が完全に抑えら
れる。そのため、従来に比較して厚目付けの蒸着亜鉛め
っき鋼材を高速で生産することが可能となる。また、鋼
材温度の昇温が抑えられることから、たとえば高張力鋼
板等にあっては、その組織に熱的な悪影響を与えること
が無く、本来の機械的性質が維持される。
【0017】
【実施例】被めっき材料として、次の組成を持つ3種類
の鋼板を使用した。 (1)Si含有量及びMn含有量を変化させた鋼板 Si:0.008〜1.45重量%,Mn:0.09〜
1.58重量%,C:0.04〜0.05重量%,P:
0.012〜0.019重量%,S:0.010〜0.
018重量%,Cr:0.016〜0.041重量%,
Al:0.046〜0.068重量%,残部Fe及び不
可避的不純物
【0018】(2)Cr含有量を変化させた鋼板 Cr:0.004〜19.65重量%,C:0.03〜
0.05重量%,P:0.02〜0.026重量%,
S:0.031〜0.042重量%,Si:0.01〜
0.05重量%,Mn:0.13〜0.20重量%,A
l:0.033〜0.058重量%,残部Fe及び不可
避的不純物
【0019】(3)Al含有量を変化させた鋼板 Al:0.024〜3.95重量%,C:0.03〜
0.05重量%,P:0.021〜0.025重量%,
S:0.031〜0.046重量%,Si:0.02〜
0.03重量%,Mn:0.11〜0.18重量%,C
r:0.012〜0.033重量%,残部Fe及び不可
避的不純物
【0020】連続蒸着装置としては、図1に概略を示し
た設備構成をもつ装置を使用した。被めっき材料である
鋼帯10は、ペイオフリール11から送り出され、デフ
レクターロール12,13及び入側真空シール装置20
を経て真空室30に導入される。入側真空シール装置2
0は、多数のシールロール21,22・・・を備えてお
り、各シールロール間の空間が段階的に減圧されてい
る。
【0021】真空室30は、真空ポンプ31,32によ
って真空排気され、減圧雰囲気に保持される。真空室3
0の内部には、鋼帯10の搬送方向に沿ってイオンビー
ム照射装置40及びZn蒸着装置50が配置されてい
る。イオンビーム照射装置40及びZn蒸着装置50と
しては、従来の設備が使用され、それぞれ一対として鋼
帯10の両面に対向させている。
【0022】イオンビーム照射装置40から出射された
Arイオンビーム41が鋼帯10の表面に照射され、真
空室30内を走行している鋼帯10の表面が活性化され
る。活性化された鋼帯10の表面に、Zn蒸着装置50
のZn源51から蒸発したZnが蒸着し、蒸着Znめっ
き層が形成される。
【0023】Znが蒸着された鋼帯10は、出側真空シ
ール装置60を経て巻取りリール14に巻き取られる。
出側真空シール装置60も、入側真空シール装置20と
同様に複数のシールロール61,62・・・を備えてお
り、各シールロール間の空間が出側に向け段階的に増圧
されている。
【0024】イオンビームエッチング及びZn蒸着は、
表1に示す条件で行った。なお、蒸着前の鋼帯温度を5
0℃以下に保持し、鋼帯の加熱は特に行わなかった。
【0025】
【表1】
【0026】イオンビームエッチングの処理量、すなわ
ち照射される単位面積当りのArイオンの電気量は、イ
オン源(イオンビーム照射装置40)から鋼帯に到達す
るまでに中性化するArイオンの電気量及びイオンとし
て鋼帯に到達するArイオンの電気量を合計したもので
表した。すなわち、イオン源から照射されるイオンが全
く中性化しないと仮定して、計測したArイオンの電気
量である。
【0027】また、以下の各実施例では、蒸着Znめっ
きされた鋼帯から試験片を切り出し、180度曲げで完
全に密着するように試験片を折り曲げ、折曲げ部に粘着
テープを貼り付け、次いで粘着テープをはがすことによ
り蒸着Znめっき層の密着性を調べた。そして、粘着テ
ープを引き剥した後で蒸着Znめっき層に全く剥離が生
じていないものを、良好な密着性があるものと評価し
た。
【0028】実施例1:Mn含有量が0.09〜0.1
2重量%で前掲鋼種(1)の鋼帯を被めっき材料として
使用し、良好な密着性をもった蒸着Znめっき層を形成
するために必要なイオンビームエッチング処理量とSi
含有量との関係を調査した。調査結果を図2に示す。
【0029】図2から明らかなように、鋼帯のSi含有
量が0.4重量%以上になると、良好な密着性をもった
蒸着Znめっき層を形成するために必要なイオンビーム
照射量が低下しはじめている。そして。Si0.5重量
%以上では、必要照射量の下限が0.04クーロン/m
2 まで低下している。これに対し、Si含有量0.4重
量%未満の鋼帯では、イオンビームの必要照射量が0.
10クーロン/m2 以上と大きなものであった。
【0030】実施例2:前掲した鋼種(1)の鋼帯(M
n含有量:0.45〜0.54重量%)を被めっき材料
として使用し、イオンビームの照射によって活性化した
後、蒸着Znめっき層を形成した。そして、鋼帯のSi
含有量と良好な密着性が得られるイオンビームエッチン
グ処理量との関係を調査した。
【0031】調査結果を示した図3から明らかなよう
に、鋼帯のSi含有量が0.3重量%以上になると、密
着性が良好な蒸着Znめっき層を形成するために必要な
イオンビームの照射量が低下していることが判る。そし
て、照射量0.03クーロン/m2 のイオンビームエッ
チングにより、密着性に優れた蒸着Znめっき層が形成
されている。これに対し、Si含有量が0.3重量%未
満の鋼帯では、照射量0.10クーロン/m2 以上の照
射量で初めて密着性の改善がみられる。
【0032】実施例3:前掲した鋼種(1)の鋼帯(M
n含有量:1.5〜1.58重量%)を被めっき材料と
して使用し、イオンビームの照射によって活性化した
後、蒸着Znめっき層を形成した。そして、鋼帯のSi
含有量と良好な密着性が得られるイオンビームエッチン
グ処理量との関係を調査した。
【0033】調査結果を示した図4から明らかなよう
に、鋼帯のSi含有量が0.3重量%以上になると、密
着性が良好な蒸着Znめっき層を形成するために必要な
イオンビームの照射量が低下していることが判る。そし
て、照射量0.03クーロン/m2 のイオンビームエッ
チングにより、密着性に優れた蒸着Znめっき層が形成
されている。
【0034】図3及び図4と図2とを対比するとき、M
nの含有によって必要な照射量が低下していることが判
る。必要なイオンビーム照射量の低下は、その分だけイ
オンビームによるエッチングを迅速にする。
【0035】実施例4:前述した鋼種(2)の鋼帯を被
めっき材料として使用し、イオンビームの照射によって
活性化した後、蒸着Znめっき層を形成した。そして、
鋼帯のCr含有量と良好な密着性が得られるイオンビー
ムエッチング処理量との関係を調査した。
【0036】調査結果を、図5に示す。図5から明らか
なように、鋼帯のCr含有量が2重量%以上になると、
密着性が良好な蒸着Znめっき層を形成するために必要
なイオンビームの照射量が低下していることが判る。そ
して、Cr含有量が11.5重量%未満の領域では、照
射量0.04クーロン/m2 のイオンビームエッチング
により、密着性に優れた蒸着Znめっき層が形成されて
いる。更にCr含有量が11.5重量%以上になると、
照射量0.004クーロン/m2 のイオンビームエッチ
ングにより、密着性に優れた蒸着Znめっき層が形成さ
れている。
【0037】これに対し、Cr含有量が2重量%未満の
鋼帯では、Cr含有による影響が現れず、照射量0.1
0クーロン/m2 以上の照射量で初めて密着性の改善が
みられる。
【0038】実施例5:前述した鋼種(3)の鋼帯を被
めっき材料として使用し、イオンビームの照射によって
活性化した後、蒸着Znめっき層を形成した。そして、
鋼帯のAl含有量と良好な密着性が得られるイオンビー
ムエッチング処理量との関係を調査した。
【0039】調査結果を示した図6から明らかなよう
に、鋼帯のAl含有量が1.5重量%以上になると、密
着性が良好な蒸着Znめっき層を形成するために必要な
イオンビームの照射量が低下しはじめている。そして、
照射量0.03クーロン/m2のイオンビームエッチン
グにより、密着性に優れた蒸着Znめっき層が形成され
ている。これに対し、Al含有量が1.5重量%未満の
鋼帯では、Al含有による影響が現れず、密着性改善の
ために照射量0.10クーロン/m2 以上が必要であっ
た。
【0040】以上の実施例1〜5の何れにおいても、イ
オンビームの照射量を低下させることによって、真空室
30のZn蒸着装置50に導入される鋼帯10の温度
は、確実に100℃以下に保持された。したがって、Z
n蒸着に晒された鋼帯10が200℃以上に昇温するこ
とがなくなり、蒸着したZnの再蒸発は全く検出されな
かった。その結果、従来に比較して厚目付けの蒸着Zn
めっき層を迅速に形成することが可能となった。
【0041】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明において
は、被めっき材料としてSi,Cr,Al等の易酸化元
素を含有する鋼材を使用することにより、鋼材表面を活
性化させて密着性に優れた蒸着Znめっき層を形成する
ために必要なイオンビームの照射量を低下させている。
これにより、イオン源及び電源が小型化され設備負担が
軽減されることは勿論、高速且つ低コストで蒸着Znめ
っき鋼材を製造することが可能となる。しかも、Si及
びMnを含有する鋼材にあっては、高強度の製品が得ら
れる。更に、鋼材加熱を必要とせず高速の表面活性化が
行われることから、脆い金属間化合物の生成に起因した
加工性の劣化や、加熱による鋼材の強度,伸び等の機械
的特性の劣化が生じることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明実施例で使用した連続Zn蒸着装置
【図2】 蒸着Znめっき層の密着性に与える鋼材のS
i含有量及びイオンビーム照射量の関係を示したグラフ
【図3】 蒸着Znめっき層の密着性に与える鋼材のS
i,Mn含有量及びイオンビーム照射量の関係を示した
グラフ
【図4】 蒸着Znめっき層の密着性に与える鋼材のS
i,Mn含有量及びイオンビーム照射量の関係を示した
グラフ
【図5】 蒸着Znめっき層の密着性に与える鋼材のC
r含有量及びイオンビーム照射量の関係を示したグラフ
【図6】 蒸着Znめっき層の密着性に与える鋼材のA
l含有量及びイオンビーム照射量の関係を示したグラフ
【符号の説明】
10 鋼帯 30 真空室 40 イオ
ンビーム照射装置 50 Zn蒸着装置
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭64−56862(JP,A) 日本学術振興会製鋼第19委員会編「鉄 鋼と合金元素(下)」(昭41−3−25) 誠文堂新光社p.318 日本学術振興会製鋼第19委員会編「鉄 鋼と合金元素(上)」(昭41−2−28) 誠文堂新光社p.74 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C23C 14/00 - 14/58 C23F 4/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蒸着Znめっき層の形成に先立って鋼板
    の表面をイオンビームによりスパッタエッチングする
    際、前記鋼材にSi:0.4〜1.45重量%,Cr:
    2〜19.65重量%,Al:1.5〜3.95重量%
    から選ばれた1種又は2種以上の易酸化元素を含む鋼材
    を、Zn蒸着前の鋼材温度が100℃以下に維持される
    照射量のイオンビームで照射することを特徴とする蒸着
    Znめっき鋼板の製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のイオンビームの照射量
    は、0.4重量%以上のSiを含有する鋼材に対し0.
    04クーロン/m2 以上,0.3重量%以上のSi及び
    0.5重量%以上のMnを含有する鋼材に対し0.03
    クーロン/m2以上,2重量%以上で11.5重量%未
    満のCrを含有する鋼材に対し0.04クーロン/m2
    以上,11.5重量%以上のCrを含有する鋼材に対し
    0.004クーロン/m2 以上,1.5重量%以上のA
    lを含有する鋼材に対し0.03クーロン/m2 以上で
    あることを特徴とする蒸着Znめっき鋼板の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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日本学術振興会製鋼第19委員会編「鉄鋼と合金元素(上)」(昭41−2−28)誠文堂新光社p.74
日本学術振興会製鋼第19委員会編「鉄鋼と合金元素(下)」(昭41−3−25)誠文堂新光社p.318

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