JP3074049U - 合成樹脂ファスナー成型機 - Google Patents
合成樹脂ファスナー成型機Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 型から出されたくずを効率良く排除すること
ができ、しかも高品質の成型品を製作することの可能な
合成樹脂ファスナー成型機を提供すること。 【解決手段】 本考案の成型機は、固定ユニット、発射
ユニット、くずだしユニット、繰り出しユニットからな
る。そのうち、固定ユニットは、自動的にファスナーテ
ープを正確に挟み固定し、ファスナーテープの中央が隆
起するのを防ぐ。発射ユニットは、ファスナーテープに
上下の「止まり」を発射成型し、発射後の「くず」を自
動的に排除して上下の「型」の成型作業を妨げることな
く、自動化の目的が達成できる。そして、繰り出しユニ
ットは、伝導モーターによって動き、大きなファスナー
の引き手も三日月型ブロックがあることで、スムーズに
通過することができ、生産の能率がはかれる。
ができ、しかも高品質の成型品を製作することの可能な
合成樹脂ファスナー成型機を提供すること。 【解決手段】 本考案の成型機は、固定ユニット、発射
ユニット、くずだしユニット、繰り出しユニットからな
る。そのうち、固定ユニットは、自動的にファスナーテ
ープを正確に挟み固定し、ファスナーテープの中央が隆
起するのを防ぐ。発射ユニットは、ファスナーテープに
上下の「止まり」を発射成型し、発射後の「くず」を自
動的に排除して上下の「型」の成型作業を妨げることな
く、自動化の目的が達成できる。そして、繰り出しユニ
ットは、伝導モーターによって動き、大きなファスナー
の引き手も三日月型ブロックがあることで、スムーズに
通過することができ、生産の能率がはかれる。
Description
【0001】
本考案は合成樹脂ファスナー成型機、とりわけ合成樹脂閉口ファスナー成型機 に関わる。
【0002】 本考案の合成樹脂閉口ファスナー成型機は、ファスナーテープを自動的に挟み 固定し、スムーズに発射成型を促し、成型後のくずも自動的に排除されるという 特徴を持つ。さらに、本考案の繰り出しユニットは大型のファスナーの引き手も スムーズに通過させることができるので、途中で生産ラインがストップすること はない。
【0003】
従来の合成樹脂閉口ファスナー成型機は、半自動で、ファスナーテープが進入 すると、固定ユニットによって固定され、後部にある発射ユニットで発射成型さ れる。
【0004】
しかしながら、従来の方法では、固定ユニットがファスナーテープを挟んだ時 ファスナーテープの左右両側は中央に向かって押されるので、ファスナーテープ の中央が隆起し、ファスナーの歯が正確に取り付けられず、発射成型後上下の位 置が食い違い、品質が落ちることになる。
【0005】 また、成型後、上の「型」にはじき出された「くず」は機械自身では排除でき ないため、人の手を借りることになり、時間、コストの無駄を生ずることになる 。
【0006】 また、ファスナーテープが繰り出しローラーを通過する際は、通常ローラーの 中央の溝を通るが、大きなファスナー引き手は幅が広いため、うまく通過せず、 人の手を借りることになり、自動的に繰り出すことはできない。
【0007】 本考案は上記従来の問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、型から出 されたくずを効率良く排除することができ、しかも高品質の成型品を製作するこ との可能な合成樹脂ファスナー成型機を提供することである。
【0008】
本考案の成型機は、固定ユニット、発射ユニット、くずだしユニット、繰り出 しユニットからなる。そのうち、固定ユニットは、自動的にファスナーテープを 正確に挟み固定し、ファスナーテープの中央が隆起するのを防ぐ。発射ユニット は、ファスナーテープに上下の「止まり」を発射成型し、発射後の「くず」を自 動的に排除して上下の「型」の成型作業を妨げることなく、自動化の目的が達成 できる。そして、繰り出しユニットは、伝導モーターによって動き、大きなファ スナーの引き手も三日月型ブロックがあることで、スムーズに通過することがで き、生産の能率がはかれる。
【0009】
図1に示したのは、本考案のファスナー成型機の立方図である。本考案のファ スナー成型機は、固定ユニット20、発射ユニット10、くずだしユニット70 、繰り出しユニット80からなる。固定ユニット20には、発射ユニット10を 取り付ける前に、先端の入り口からファスナーテープ100(図2参照)をはめ 込む。やや前に送った後、固定ユニット20で挟んで固定する。発射ユニット1 0の中に入ったファスナーテープは、正確に下の「型」12の中に入っていきフ ァスナーの成型を促す。
【0010】 図2、図3を参照してさらに説明する。固定ユニット20は、底盤21、底盤 21の上に異なった間隔で設けられた3つの支えブロック22〜24、支えブロ ック22と23の間のウィンチ装置25、及びその左右にあるウィンチ26、底 盤21の後部の伝導シリンダー27、支えブロック22〜24の上にある導板2 8、導板28の左右に設けられた2つの押さえ板29、ウィンチ装置25の左右 にある2組の支柱30、及び、基座31、支柱30の上にある2つの固定ブロッ ク32、そして、2つの押さえ板29の後部にある固定装置50からなる。
【0011】 底盤21の上に固定された3つの支えブロック22〜24のうち、前の2つの 支えブロック22、23の下には、2つの溝221、231がある。そして、も う一つの支えブロック24には大きい溝241がある。ウィンチ装置25の下に ある溝251は、2つの溝221、231に前後に対応する。また、底盤21の 前後には2つの溝211があり、溝221、231、251と上下に対応して、 伝導シリンダー27の前部にある押し出しブロック271が移動できるようにな っている。押し出しブロック271はピストン軸272によって溝211の内部 を移動する。また、押し出しブロック271の後ろにある滑動ブロック274は 、押し出しブロックが移動するのを助けている。
【0012】 押し出しブロック271の前部には、斜めの穴273があって、ウィンチ装置 25の穴250と対応して、くさび33が挿入できるようになっている。ウィン チ装置25の両側には支柱30がネジ34で固定されている。支柱30の両側に は基座31が数個のネジ35で固定されている。基座31は上下2つの31aと 31bからなり、上の基座31aの後部には感応スイッチ36がある。また、固 定ブロック32の端は、くさび42で支柱30の上に固定されている。固定ブロ ックの端に近い部分は押さえ板29の前部の突起291に対応していて、くさび 37で固定されている。
【0013】 導板28上にはくぼんだファスナーを載せるための溝283がある。溝283 の中央には、さらに、くぼんだ、ファスナーの歯が通るための、溝284がある 。導板28の左右はそれぞれ押さえ板29に固定されている。押さえ板29の後 部には固定装置50が取り付けられている。固定装置50は、押さえ板29の上 に固定した左右の支え51、支え51の間に固定された、接触バー521のある 上板52、支え51の側面上部の横バー54、横バー54の末端にあって、上板 52の上端に位置する感応スイッチ53からなっている。上板52の前部には接 触バー521があるので、重心は前にある。したがって、接触バー521は自然 と下に下がる。後ろは自ずから上がり、感応スイッチ53の接触点531は常に 「クローズ」の状態になる。
【0014】 ウィンチ装置25は左右に2ヶ所の空洞部分252があり、中央にはしきり2 53があって、支えブロック22と23の間に置かれている。左右2ヶ所の空洞 部分252にはウィンチ26が入っていて、空心軸39が挿入されている。空心 軸39にはネジ38が挿入され、しきり253の穴に固定される。ウィンチ26 の溝264内にはコイル状になったバネ260があり、バネ264の一端はウィ ンチ26の中にはめ込んである。もう一端はウィンチ装置25の側壁の穴254 にはめ込まれている。ウィンチ26が動くと、バネ260の力で自動的にもどる のである。また、ウィンチ装置25の一端が歯車261に、もう一方が2つの突 き出た柱262、263になっている。2つの突き出た柱の角度とファスナーテ ープ100が発射ユニットに進入する角度は関係がある。そして、繰り出しユニ ット80のモーターを停止させるのに用を成す。この部分に関しては、後で詳し く説明する。この他、ウィンチ装置25のしきり253の上端に溝255があり 、しきり40がはめ込まれた後、ネジ41を下から上に締めて固定する。しきり 40の前部は支えブロック22の中央にあるくぼみ222中にはまり込む。しき り40は導板28の前部中央の切れ込み281にはめ込まれ、上下運動をする。 また、切れ込み281の両側には空洞部分282があって、2つのウィンチ26 の歯車261を収容し、上下に動くようになっている。しきり40が上に上がる と、2列のファスナーの歯101は左右に分かれる。(図4参照)そして、ウィ ンチ26が上に上がると、歯車261はファスナーの歯101の間に入り込み( 図11、図12参照)、移動中のファスナーテープ100を動かすのである。
【0015】 図4に示したのは、ファスナーテープ100が固定ユニット20の中に進入し た様子を表した図である。ファスナーテープ100は、繰り出しユニット80に よって前に送られる。上板52の接触バー521がファスナーの歯101に触れ る前は何の動作もない(図2参照)。そして、ファスナーの歯101に触れると 、そのわずかな凹凸によって接触バー521が少し持ちあがる。すると、上板5 2は後ろが少し下がり、感応スイッチ53の接触点531がはずれ、感応スイッ チが働き、伝導シリンダー27が戻る動作を始める。図5示すように、押し出し ブロック271がシリンダーの軸272によって引き戻されると、斜めの穴27 3はくさび33を下から上に上げ、ウィンチ装置25も一緒に上がる。支柱30 、基座31がウィンチ装置25に固定されていることにより、ウィンチ装置25 が上がると、支柱30、基座31も同じように上がる。逆に、伝導シリンダー2 7が進む動作をすると、図6示すように、押し出しブロック271はシリンダー の軸272によって前に押し出され、くさび33は斜めの穴273の中で上から 下に下げられる。したがって、ウィンチ装置25が下がり、支柱30、基座31 も同様にウィンチ装置25と共に下がるのである。
【0016】 図7は本考案の固定ブロックが挟んでいない状態を示した図である。この図に おいて、支柱30が上昇すると、固定ブロック32はくさび37を中心に回転す る。そして、前部に固定アーム321は下に降り、ファスナーの歯101を押さ えて、ファスナーテープ100の中央が隆起することはない。図8に示すように 、逆に、支柱30が下降すると、固定ブロック32の固定アーム321は上昇し て、ファスナーの歯101を押さえることはない。
【0017】 図9〜図12は本考案の固定ユニットの作業工程図である。まず、図9〜図1 0を参照して本考案の動作をさらに説明する。図9に示したのは、上板52の接 触バー521の下部が前進するファスナーの歯101に触れる前で、上板52の 後部の感応スイッチ53が「クローズ」の状態を表している。この時、伝導シリ ンダー27は何ら動作をしない。したがって、ウィンチ装置25と支柱30は上 昇しない。固定ブロック32も回転して下降することはない。そして、ウィンチ 26、しきり40も上昇しない。図10に示したのは、接触バー521の下部が ファスナーの歯101に触れた時、上板52の後部と感応スイッチ53の接触点 531がはなれ、感応スイッチが働き、伝導シリンダー27は戻る動作をする( 図5ですでに説明している)。さらに、ウィンチ装置25と支柱30、基座31 は同時に上昇し、支柱30の上昇は固定ブロック32を回転させ、ファスナーの 歯101を押さえ、ウィンチ装置25の上昇はしきり40とウィンチ26を共に 上昇させる。しかし、ファスナーの歯101はまだ、しきり40、歯車261の 上部に移動せず、したがって、しきりと歯車は何ら動作しない。この時、繰り出 しユニット80はまだ停止していないので、ファスナーテープ100は前に送ら れ続ける。
【0018】 図11を参照すると、ファスナーの歯101が歯車261の上部に移動した時 、しきり40が上昇してファスナーの歯を左右に分け、歯車261はファスナー の歯101の中にはまり込む。ウィンチ26はファスナーテープ100の動きに つれて動き、ウィンチ26側壁の2つの突き出た柱262、263も、一緒に回 転する。回転する前は突き出た柱262は、基座31a内の横軸311をしっか り押さえている(図13参照)。横軸311は基座31aの横穴310の中にあ って、たてのくさび312で固定されている。そして、横軸311は上軸313 と触れ合っている。上軸313は基座31aのたて穴314の中にある。もう一 方の端と感応スイッチ36の接触点361は接触しているので、感応スイッチ3 6は指令を出すことはない。図12を参照いただきたい。ファスナーテープ10 0が前進を続けると、第一の突き出た柱262はウィンチ26につれて回転を続 け、もう一本の突き出た柱263が横軸311に接触した時(図14参照)、上 軸313を圧迫する。そして、圧迫された上軸313は接触点361に接触する 。感応スイッチ36はプログラミング制御装置(PLC)を繰り出しユニット8 0をモーターのクラッチ板から分離させて、ファスナーテープ100の動きを停 止させる。この時、発射ユニット10の上下の「型」11、12(図1参照0は 、合わさってファスナーテープ100の成型を行う。発射と同時にプログラミン グ制御装置(PLC)は、伝導シリンダー27に進む動作をさせて(図6参照) 、押し出しブロック271を前進させる。そして、ウィンチ装置25、支柱30 、基座31は一緒に下降する。この時、ウィンチ装置25の2つのウィンチ26 はバネ260の力で元に戻り(図13参照)、突き出た柱262はまた横軸31 1に接触する。そして、上軸313は感応スイッチ36の接触点361には触れ ないので、ファスナーは再び進入状態になる(図2参照)。
【0019】 前にも述べたが、ウィンチ26の2つの突き出た柱262、263の角度と位 置は、ファスナーテープ100が侵入して、上下の「型」11、12内の上下の 「止まり」位置によって決まる。ファスナーの規格は多種あるので、ファスナー によって「型」を変える必要があり、ウィンチ26の2つの突き出た柱も調整が 必要になる。
【0020】 図15に示したのは、本考案の発射ユニット10とくずだしユニット70の立 体図である。発射ユニット10は上の「型」11と下の「型」12をはじめとし 、上の「型」11には、「型」頂上部13と頂上部台座14がある。頂上部台座 14は昇降台15の底面に固定されている。上の「型」11と頂上部台座14の 間には4本の柱141、2つのくさび142があって、つながっている。「型」 頂上部13と頂上部台座14の間にはバネ132のついた、2本の頂上部針13 1がある。また、昇降台15の上には発射ヘッド16が設けられている。発射ヘ ッド16は昇降台15の穴151を貫いて、頂上部台座14の穴143、「型」 頂上部13の穴133、そして、合成樹脂材料を注入した上の「型」11の注ぎ 口111内に出ている。さらに、注ぎ口両端の注入穴112から下の「型」12 の注ぎ道121の中に入っている。注ぎ道両端の上穴止122と下穴止123を 含めて、上下穴止構造となっている。
【0021】 昇降台15と底台17は、4本の柱171によって支えられている。下の「型 」12は「型」底部18の上に固定されている。下の「型」12の後部には弾力 性を持つ支え19がある。「型」底部18の側面には、前後2つの支柱61、6 2があり、この2つの支柱はそれぞれ上部に磁石611、621が固定されてい る。ただし、磁石621の高さは、もう一つの磁石611よりやや高い。昇降台 15の後部には、前後に、接近感応スイッチ152、153が設けられていて、 前述の磁石611、621が接近すると感応するようになっている。
【0022】 昇降台15の後部には、くずだしユニット70が固定されている。図16に示 すように、その構造は、昇降台15の側壁に固定された支え板71、支え板の後 ろのシリンダー72、シリンダーと対称で平行に設けられた、平衡バー73、ピ ストン軸721と平衡バー73の前部に取り付けられた受け台74、そして、支 え板71の正面に取りつけられた、楔形の板75からなる。そのうち、受け台7 4は、シリンダー72のピストン運動によって、前後に伸縮運動する。受け台7 4の中央には溝741があって、楔形の板75の下部がはまるようになっている 。受け台74の前部は弧を描いた受け皿742になっている。シリンダー72の 前後には感応スイッチ76、77が固定されている。図17は、ファスナーテー プが成型具の中に送られた様子を示している。ファスナーテープ100は、固定 ユニット20に挟まれている。上下の「型」11、12の間にあるファスナーテ ープ100は、歯のないファスナー布である。歯のないファスナー布の一端は、 上の「止まり」が発射され、もう一方の端には左右二個の下の「止まり」が発射 される。下の「型」12の後部は弾力性のある支え19で、この支えのクッショ ン191と固定ユニット20の底部は下の「型」12の面より高くなっていて、 ファスナーテープ100を持ち上げる。このため、上下の「型」11、12が合 わさる時、上の「型」11の底部前後、及び、中央にあるクッション113は、 ファスナーテープを下に押すことになる。上の「型」11はしっかりと下の「型 」12を押さえる。逆に、発射成型が完了すると、上下の「型」が離れ、クッシ ョン191と固定ユニット20の底盤21は、再びファスナーテープを下の「型 」12から持ち上げ、繰り出しユニット80の動きによって、上下の「止まり」 を速やかに「型」からはずす。
【0023】 図からもわかるように、くずだしユニット70は、昇降台15の後部にあり、 昇降台15の昇降につれて上下する。受け台74は、「型」頂上部13と上の「 型」11の間にある。昇降台15が下降すると、上下の「型」11、12、「型 」頂上部13、頂上部台座14は重なって一つになる(図18参照)。発射成型 後、プログラミング制御装置(PLC)は、昇降台15、頂上部台座14、「型 」頂上部13に、シリンダーの動きによって、第一段階の上昇をさせる(図19 参照)。この時、昇降台後部の第一感応スイッチ152と磁石611が接近し、 感応して、くずだしユニットのシリンダー72を作動させる。そして、ピストン 軸721によって、受け台74を「型」頂上部13の真下まで進ませる。この時 、「型」頂上部13内の頂上部針131は、バネ132のはねかえりによって( 図20参照)、くず200を押し出し、受け台74の上に落とす。シリンダー7 2のピストン軸721が受け台74を押し出すと、第2感応スイッチ76が触発 し、上の「型」11を上昇させる。同時に、昇降台15を含めた装置を第二段階 上昇させる。昇降台15が上昇して第三感応スイッチ153と磁石621(図2 1参照)に接近して、感応すると、シリンダー72はもどり始め、受け台74を 後退させる。受け台74の前端には、弧を描いた受け皿742(図22参照)が あるので、その上に落ちたくず200は、もどる工程の時も落ちてくることはな い。くずだしユニット70の真下には、くずいれ78があり、受け台74が戻る 際、受け台上のくず200は楔形の板75によって、受け台74からくずいれ7 8内に落とされる。くず入れにたまったくずは、リサイクルとして処理すればよ い。
【0024】 図23、図24に示したのは、繰り出しユニットの立体組立図、及び、分解図 である。繰り出しユニット80は、基台81、基台81の前後に取りつけられた 2組の固定ローラー台82、及び、固定ローラー821、基台81に設けられた 2組の固定ローラー台82の後方にある、繰り出しローラー台83と繰り出しロ ーラー84、基台81の下にある伝導モーター87、伝導ローラーユニット88 からなる。その特徴は、シリンダーピストン軸861の下に連なる、ローラー台 862で、ローラー台の内側には一対の三日月型のブロック89があって、少し 間隔を置いて、繰り出しローラー84の上に対称に置かれていて、その間をファ スナーテープ100が通過するようになっていることである。
【0025】 伝導ローラーユニット88は、モーター87のベルトローラー881によって 、ベルト883をもう一つのベルトローラー882と連動させている。ベルトロ ーラー882と繰り出しローラー84は同軸である。この他、歯車やチェーンで 連動させることも可能である。
【0026】 図25はファスナーテープ100が、三日月型のブロック89と繰り出しロー ラー84を通過する様子を示した図である。ファスナーテープ100の歯101 は、繰り出しローラー84の中央の溝841を通過する。歯の両側のファスナー 布部分102は、繰り出しローラー84と三日月型のブロック89のあいだの隙 間を通過する。同時にファスナーの布は繰り出しローラー83によって前に送り 出される。図26を参照いただきたい。ファスナーの引き手103の引っ張り部 分103bの幅は2つの三日月型をしたブロック89の間隔より大きい。したが って、引っ張り部分103bが三日月型のブロックに触れている間は、ファスナ ーヘッド104を中心に回転して上がる。つまり、ファスナーの引き手の引っ張 り部分103bは、三日月型のブロック89の表面89aに沿って回転するので ある。また、引き手の首103bは、一つの軸があるかのように、ファスナーヘ ッド104と引っ張り部分103aに沿って移動し、2つの三日月型ブロックの 間を通過する。
【0027】 図28、図29は、本考案の、もう一つの三日月型ブロックの立体図と側面図 である。ここで示す三日月型ブロックの前述との違いは、前端に切り込み891 がある点である。この切り込みはちょうど繰り出しローラーの水平線上にある。 この切り込みがあることで、移動中のファスナーの布102は水平に繰り出しロ ーラー84の中へ入ってくるので、よりスムーズに送り出すことができる。
【0028】 図29を参照すると、三日月型のブロック89のシリンダー台85は、繰り出 しローラー台83の後部に水平に置かれている。そして、繰り出しローラー台8 3の上に垂直に置かれているのは、従来の繰り出し装置300である。そのシリ ンダー台304は、繰り出しローラー台83の上方に固定されていて、下部には 2つのローラー308と繰り出しローラー309が上下に組み合わされている。 この方式は、従来の繰り出し装置300をそのまま使用し、本考案の繰り出しユ ニット80をプラスしたものである。この方式を利用すると、一般の伝統的なフ ァスナー引き手が繰り出し装置を通過する際、従来の繰り出し装置300に繰り 出しローラー台83を組み合わせることができる。ただし、大型のファスナー引 き手が繰り出し装置を通過する際は、本考案の繰り出しユニットに繰り出しロー ラー台83を組み合わせればよい。本考案を実施する際は、シリンダー台85の 上の手動スイッチ311をOFFの状態にする。こうすれば、本考案のシリンダ ー86が空気を送り、三日月型のブロック89を押し動かし、繰り出しローラー 84と接近し、隙間を保ちながらファスナーを通過させる。繰り出しローラー8 4は、ファスナーテープ100を前進させる。一方、従来のローラー308と繰 り出しローラー84が接近すれば、三日月型のブロックは後退し、ローラー30 8、309が回転することで、ファスナーテープ100は前進する。
【0029】 同様に、本考案の繰り出しユニット80を垂直に繰り出しローラー台83の上 方に設置し、従来の繰り出し装置300を、繰り出しローラー台83の後方に水 平に設置してもよい。
【0030】
以上説明したように、本考案の成型機は、固定ユニット、発射ユニット、くず だしユニット、繰り出しユニットからなる。そのうち、固定ユニットは、自動的 にファスナーテープを正確に挟み固定し、ファスナーテープの中央が隆起するの を防ぐ。発射ユニットは、ファスナーテープに上下の「止まり」を発射成型し、 発射後の「くず」を自動的に排除して上下の「型」の成型作業を妨げることなく 、自動化の目的が達成できる。そして、繰り出しユニットは、伝導モーターによ って動き、大きなファスナーの引き手も三日月型ブロックがあることで、スムー ズに通過することができ、生産の能率がはかれる。
【0031】 また、本考案によれば、固定ユニットがファスナーテープを挟んだ時、ファス ナーテープの左右両側は中央に向かって押されることはなく、ファスナーテープ の中央が隆起しないため、ファスナーの歯が正確に取り付けられ、発射成型後上 下の位置が食い違いも起こらず、高品質の成型製品が得られる。
【0032】 また、本考案によれば、成型後、上の「型」にはじき出された「くず」は機械 自身で自動的に排除でき、時間、コストの無駄を省くことができる。
【0033】 また、本考案によれば、ファスナーテープが繰り出しローラーを正しく、且つ 自動的に繰り出されて通過することができ、人の手を借りる必要がなくなってコ ストの軽減を図ることが可能となる。
【図1】本考案のファスナー成型機の立体図である。
【図2】本考案の固定ユニットの立体組み立て図で、挟
んでいない状態を示している。
んでいない状態を示している。
【図3】本考案の固定ユニットの立体分解図である。
【図4】本考案の固定ユニットの立体組み立て図で、挟
んだ状態を示している。
んだ状態を示している。
【図5】本考案の伝導シリンダーの戻り工程の作業図で
ある。
ある。
【図6】本考案の伝導シリンダーの進み工程の作業図で
ある。
ある。
【図7】本考案の固定ブロックが挟んでいない状態を示
した図である。
した図である。
【図8】本考案の固定ブロックが挟んでいる状態を示し
た図である。
た図である。
【図9】本考案の固定ユニットの作業工程図である。
【図10】本考案の固定ユニットの作業工程において図
9の工程に引き続いて実行される作業工程図である。
9の工程に引き続いて実行される作業工程図である。
【図11】本考案の固定ユニットの作業工程において図
10の工程に引き続いて実行される作業工程図である。
10の工程に引き続いて実行される作業工程図である。
【図12】本考案の固定ユニットの作業工程において図
11の工程に引き続いて実行される作業工程図である。
11の工程に引き続いて実行される作業工程図である。
【図13】本考案のウィンチが微動スイッチに触れる前
の図である。
の図である。
【図14】本考案のウィンチが微動スイッチに触れた後
の図である。
の図である。
【図15】本考案の発射ユニット、くずだしユニット組
み立て図である。
み立て図である。
【図16】本考案のくずだしユニットの立体図である。
【図17】本考案の、ファスナーテープを送る時の
「型」を開いた図である。
「型」を開いた図である。
【図18】本考案の、上下の「型」が合わさった様子を
示した図である。
示した図である。
【図19】本考案のくずだしユニットの進み工程を示し
た図である。
た図である。
【図20】本考案のくずだしユニットの、くずを受ける
動作を示した図である。
動作を示した図である。
【図21】本考案のくずだしユニットがもどる工程を示
した図である。
した図である。
【図22】本考案のくずだしユニットがくずを排除する
ようすを示した図である。
ようすを示した図である。
【図23】本考案の繰り出し装置の立体組み立て図であ
る。
る。
【図24】本考案の繰り出し装置の立体分解図である。
【図25】本考案の、ファスナーテープが三日月型のブ
ロックと繰り出しローラーの間を通過するようすを示し
た図である。
ロックと繰り出しローラーの間を通過するようすを示し
た図である。
【図26】本考案の三日月型のブロックがファスナーの
引き手を導いて、回転通過するようすを示した図であ
る。
引き手を導いて、回転通過するようすを示した図であ
る。
【図27】本考案の、もう一つの三日月型ブロックの立
体図である。
体図である。
【図28】図27の三日月型ブロックの側面図である。
【図29】本考案の繰り出し装置のもう一つの実施例で
ある。
ある。
100 ファスナーテープ 101 ファスナーの歯 102 ファスナーの布部分 103 ファスナーの引き手 103a 引っ張り部分 103b 引き手の首 104 ファスナーヘッド 10 発射ユニット 11 上の「型」 111 注ぎ道 112 注入口 12 下の「型」 121 注ぎ道 122 上穴止 123 下穴止 13 「型」頂上部 14 頂上部台座 141 柱 142 くさび 15 昇降台 151 穴 152 感応スイッチ 153 感応スイッチ 131 頂上部針 132 バネ 133 穴 16 発射ヘッド 17 底台 171 支柱 18 「型」底部 19 弾力性のある支え 191 クッション 20 固定ユニット 21 底盤 211 溝 22〜24 支えブロック 221、231 溝 222 くぼみ 241 大きい溝 25 ウィンチ 250 穴 251 溝 252 空洞部分 253 しきり 254 切り込み 255 くぼみ 26 ウィンチ 260 バネ 261 歯車 262、263 突き出た柱 264 溝 27 伝導シリンダー 271 押し出しブロック 272 ピストン軸 273 斜めの穴 274 滑動ブロック 28 導板 281 切り込み 282 空洞部分 283 溝 284 溝 29 押さえ板 291 突起 30 支柱 31 基座 310 横穴 311 横軸 312 たてのくさび 313 上軸 314 たて穴 32 固定ブロック 321 固定アーム 33 くさび 34 ネジ 35 ネジ 36 感応スイッチ 361 接触点 37 くさび 38 ネジ 39 空心軸 40 しきり 41 ネジ 42 柱 50 固定装置 51 支え 52 上板 521 接触バー 53 感応スイッチ 531 接触点 54 横バー 61、62 支柱 611、621 磁石 70 くずだし装置 71 支え板 72 シリンダー 721 ピストン軸 73 平衡バー 74 受け台 741 溝 742 弧を描いた受け皿 75 楔形の板 76、77 感応スイッチ 78 くずいれ 200 くず 80 繰り出し装置 81 基台 82 固定ローラー台 821 固定ローラー 83 繰り出しローラー台 84 繰り出しローラー 85 シリンダー台 851 手動スイッチ 86 シリンダー 861 ピストン軸 862 ローラー台 87 伝導モーター 88 伝導ローラーユニット 881 ベルトローラー 882 ベルトローラー 883 ベルト 89 三日月型ブロック 89a 三日月型ブロックの表面 891 切り込み
Claims (10)
- 【請求項1】 固定ユニット(20)、発射ユニット
(10)、くずだしユニット(70)、繰り出しユニッ
ト(80)からなり、その固定ユニットの前端入り口か
らファスナーテープが進入し、ある間隔まで前進すると
挟まれ固定され、発射ユニット内のファスナーテープは
正確に下の「型」(12)の位置に置かれ、発射ユニッ
トによって発射成型され、 固定ユニット(20)は底盤(21)、底盤の前部に不
等間隔で設置された3っつの支えブロック(22〜2
4)、前の2つの支えブロック(22、23)の間にあ
るウィンチ装置(25)及び、ウィンチ装置の左右両端
のウィンチ(26)、底盤(21)、後部の伝導シリン
ダー(27)、3つの支えブロック(22〜24)に固
定された導板(28)、導板左右両側の押さえ板(2
9)、ウィンチ両端の支柱(30)、及び基座(3
1)、支柱(30)上の2つの固定ブロック(32)、
押さえ板(29)の後部の固定装置(50)からなり、 固定装置(50)がファスナーテープ(100)のファ
スナーテープの歯(101)が通過したことを感応する
と、伝導シリンダー(27)が作動を始め、ウィンチ装
置(25)と支柱(30)、基座(31)が一緒に上が
り、支柱(30)が上昇すると固定ブロック(32)の
固定アーム(321)が下がり、ファスナーの歯(10
1)を挟んで固定し、ウィンチ装置(25)上昇後、上
端のしきり(40)がファスナーの歯(101)を左右
に分け、同時に内部のウィンチ((26)が上昇して、
歯車(261)とファスナーの歯(101)を噛み合わ
せて回転させ、感応スイッチ(36)を触発させて、プ
ログラミング制御装置(PLC)に命令を出させて繰り
出しユニット(80)を停止させることで、ファスナー
テープ(100)の前進を止めることができ、これによ
って、固定ユニット(20)がファスナーの歯(10
2)を正確に固定し、ファスナーの歯を左右に分け、自
動的に機械を停止する時刻を計算し、ファスナーテープ
(100)を正確に「型」の中に置き、確実に上下の
「止まり」を発射することを特徴とする合成樹脂ファス
ナー成型機。 - 【請求項2】 3つの支えブロックのうち、前の2つ
(22、23)には、溝(221、231)が2つあ
り、後ろの支えブロック(24)には、大きい溝(24
1)があって、 ウィンチ装置(25)の下には溝(251)が2つあっ
て、前述の溝(221、231)と前後に対応し、 底盤(21)前部には溝(211)が2つあって、前述
の溝(221、231)と上下に対応し、シリンダー
(27)前部の押し出しブロック(271)が通れるよ
うになっていて、押し出しブロックはピストン軸(27
2)の動きによって、溝(211)内を前後し、押し出
しブロック(271)の前部には斜めの穴(273)が
あって、ウィンチ装置(25)の穴(250)と対応
し、さや(33)が挿入して結合し、ウィンチ装置(2
5)の両側はそれぞれネジ(34)で支柱(30)に固
定されていて、さらに、支柱(30)の両側はネジ(3
5)で上下2つの部分(31a、31b)からなる基座
(31)に固定されていて、そのうち、上部基座(31
a)の後部には感応スイッチ(36)があることを特徴
とする請求項1記載の合成樹脂ファスナー成型機。 - 【請求項3】 ウィンチ装置(25)は左右2つの空洞
部分(252)を持ち、中央にはしきり(253)があ
り、左右2つの空洞部分にはウィンチ(26)が入って
いて、ウィンチはネジ(38)によって空心軸(39)
を経て、しきり(253)の壁に固定されていて、ウィ
ンチ(26)の溝(264)内にはコイル状のバネ(2
60)があって、バネの一端はウィンチ(26)の中に
はめ込まれていて、もう一端はウィンチ装置(25)の
側壁の切り込み(254)内に、はめ込まれていて、 さらに、ウィンチ(26)の一端は歯車(261)、も
う一端は2つの突き出た柱(262、263)になって
いて、2つの突き出た柱の角度とファスナーテープ(1
00)の進入発射「型」内にある上下の「止まり」の位
置は関係があり、繰り出しユニット(80)のモーター
を停止させる際のコントロールに関係して、 前述の2つの突き出た柱と上部基座(31a)内の横軸
(311)に接触し、その横軸は上部基座の横穴(31
0)内にあって、くさび(312)で固定させていて、
横軸(311)は上軸(313)と垂直に触れ合ってい
て、その上軸は上部基座のたて穴(314)内にあっ
て、もう一端は感応スイッチ(36)の接点(361)
と接触することを特徴とする請求項2記載の合成樹脂フ
ァスナー成型機。 - 【請求項4】 ウィンチ装置(25)のしきり(25
3)の上部にはくぼみ(255)があって、しきり(4
0)をはめ込むことができて、ネジ(41)を下から上
に向かってしめ、固定されていて、しきり(40)の前
部は支えブロック(22)の中央上部のくぼみ(22
2)にはめ込まれていて、さらに、支えブロックは導板
(28)前部中央のきれこみ(281)を貫き、上下に
動き、 切れ込み(281)の両側は空洞部分になっていて、2
つのウィンチの歯車(261)が上下できるようになっ
ていることを特徴とする請求項3記載の合成樹脂ファス
ナー成型機。 - 【請求項5】 固定装置は押さえ板(29)の上に固定
された2つの支え(51)、支えの間に固定された、接
触バーを持つ上板(52)、支えの側面に連なる横バー
(54)、横バー(54)の末端にある、上板(52)
後部上端の感応スイッチ(53)からなることを特徴と
する請求項4記載の合成樹脂ファスナー成型機。 - 【請求項6】 固定ユニット(20)、発射ユニット
(10)、くずだしユニット(70)、繰り出しユニッ
ト(80)からなり、そのうち、発射ユニット(10)
は固定ユニット(20)の後ろ、そして、繰り出しユニ
ット(80)の前にあり、くずだしユニット(70)は
発射ユニット(10)の後ろ側にあって、 くずだしユニット(70)は昇降台(15)後部の壁に
固定された支え板(71)、支え板(71)の背中に固
定されたシリンダー(72)、シリンダー(72)と平
行に取り付けられた平衡バー(73)、ピストン軸(7
21)と平衡バー(73)の前部に固定された受け台
(74)、及び、支え板正面の楔形の板(75)からな
り、 これによって、自動的にファスナーの上下の「止まり」
を発射成型し、くずを排除するようにしたことを特徴と
する合成樹脂ファスナー成型機。 - 【請求項7】 「型」底部(18)の後部に前後2つの
支柱(61、62)があり、両支柱の高所には磁石(6
11、621)が固定されていて、 昇降台(15)の左右には2組の感応スイッチ(15
2、153)があって、それぞれ、前述の磁石(61
1、621)に接近すると感応し、くずだしユニット
(70)のシリンダー(72)を進め、戻す動作をコン
トロールすることができるようにしたことを特徴とする
請求項6記載の合成樹脂ファスナー成型機。 - 【請求項8】 シリンダーの前後に感応スイッチ(7
6、77)が固定されていて、前スイッチ(76)は発
射ユニット(10)の昇降台(15)をはじめとした装
置を上昇させ、後ろスイッチ(77)は機械を停止させ
るよにしたことを特徴とする請求項7記載の合成樹脂フ
ァスナー成型機。 - 【請求項9】 固定ユニット(20)、発射ユニット
(10)、くずだしユニット(70)、繰り出しユニッ
ト(80)からなり、そのうち、繰り出しユニット(8
0)はファスナー製造機の後ろに設置され、基台(8
1)、基台上にあって、前後に2組ある固定ローラー台
(82)と固定ローラー(821)、基台上にあって、
2組の固定ローラー台(82)の後方にある、繰り出し
ローラー台(83)と繰り出しローラー(84)、繰り
出しローラー台(83)の上のシリンダー台(85)と
シリンダー(86)、基台の下の伝導モーター(8
7)、モーターによって回転する伝導ローラーユニット
(88)からなり、 そのうち、シリンダーピストン軸の下に接続されたロー
ラー台(862)はシリンダー(86)を上下させ、 ローラー台(862)には一対の三日月型のブロック
(89)があり、間隔を空けて対称に設置されていて、
繰り出しローラー(84)との間は隙間があり、ファス
ナーテープ(100)が通過しやすいようになってい
て、 ファスナーテープが前進する時、ファスナーの引き手
(103)の幅が2つの三日月型のブロック(89)の
間より大きければ、ファスナーの引き手(103)が三
日月型のブロックに接触した後、ファスナーヘッド(1
04)は回転の中心になり、引き手の首(103b)を
軸にして、引っ張る部分(103a)は三日月型のブロ
ックの表面(89a)を回転して通過し、引き手の首
(103b)はファスナーヘッド、引っ張る部分と共に
移動し、三日月型のブロック(89)の間を通過するこ
とにより、大型のファスナーの引き手をスムーズに送り
出すことを可能にしたことを特徴とする合成樹脂ファス
ナー成型機。 - 【請求項10】 三日月型のブロック(89)の前部に
切り込み(891)があり、この切り込みは繰り出しロ
ーラー(84)のほぼ水平線上に位置し、移動中のファ
スナーテープを水平に繰り出しローラー(84)内に導
入することができるようにしたことを特徴とする請求項
9記載の合成樹脂ファスナー成型機。
Applications Claiming Priority (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
TW88209299 | 1999-06-04 | ||
TW88209150U TW459650U (en) | 1999-06-04 | 1999-06-04 | Positioning mechanism of plastics close zipper injection molding machine |
TW88209300 | 1999-06-04 | ||
TW88209150 | 1999-06-04 | ||
TW88209299U TW454691U (en) | 1999-06-07 | 1999-06-07 | Injecting and material dropping mechanism of injection molding machine for plastic closed zipper |
TW88209300U TW427122U (en) | 1999-06-07 | 1999-06-07 | Output device for zipper production machine |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3074049U true JP3074049U (ja) | 2000-12-19 |
Family
ID=43207241
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000002895U Expired - Lifetime JP3074049U (ja) | 1999-06-04 | 2000-05-01 | 合成樹脂ファスナー成型機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3074049U (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106868900A (zh) * | 2017-03-10 | 2017-06-20 | 鹤壁海昌专用设备有限公司 | 一种新型高速绞线机构 |
CN112793174A (zh) * | 2021-01-06 | 2021-05-14 | 谢昌杰 | 一种手机后盖点胶后的压合设备 |
CN116076839A (zh) * | 2023-01-12 | 2023-05-09 | 晋江市盈兴机械制造有限公司 | 树脂注塑开口拉链前码为斜边的自动穿拉头合拉链机器 |
CN116278018A (zh) * | 2023-02-02 | 2023-06-23 | 江苏盛业拉链科技有限公司 | 一种拉链贴胶冲孔设备 |
CN117637336A (zh) * | 2024-01-26 | 2024-03-01 | 淄博宇星慧科电子科技有限公司 | 一种软磁铁氧体磁芯元件压制成型设备及其方法 |
-
2000
- 2000-05-01 JP JP2000002895U patent/JP3074049U/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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