JP3073847B2 - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP3073847B2
JP3073847B2 JP05011237A JP1123793A JP3073847B2 JP 3073847 B2 JP3073847 B2 JP 3073847B2 JP 05011237 A JP05011237 A JP 05011237A JP 1123793 A JP1123793 A JP 1123793A JP 3073847 B2 JP3073847 B2 JP 3073847B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、スロットマシンやパ
チンコ機などの遊技機に関し、特にシンボルマークを液
晶画面に表示するようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】従来、スロットマシン等の遊技機では、
回転ドラムを横3列に並列し、各回転ドラムの外周に
は、表面に複数のシンボルマークが所定間隔で印刷され
たリールテープを貼り、各回転ドラムを回転すること
で、その表面に表示されたシンボルマークが移動表示さ
れるようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
の遊技機では、回転ドラムを使用するので、スロットマ
シンの筐体の厚みが厚くなるという問題点があった。ま
た、従来の遊技機では、シンボルマークの形や並びがリ
ールテープにより予め決まってしまうので、変化に乏し
いという問題点があった。
【0004】そこで、本発明は、上記した従来の技術の
有する問題点に鑑みてなされたものであり、その目的と
するところは、液晶表示装置を利用し、薄型で、しかも
液晶画面に表示されるシンボルマークの形や並びを自由
に変更できるようにしたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記した目的
を達成するためのものであり、以下にその内容を図面に
示した実施例を用いて説明する。請求項1記載の発明
は、フロントパネル(30)に表示窓(31〜33)を形成し、こ
の表示窓(31〜33)に横並びに3個の液晶表示装置(40・・
・)の各液晶画面を臨ませ、各液晶画面には、上下方向に
3個のシンボルマークを所定間隔で表示させ、各液晶画
面に表示された3個のシンボルマークの種類を順次、高
速で移動表示できるようにし、前記3個の液晶表示装置
(40・・)は、フロントパネル(30)に対して開口を向けて
取り付けられる枠状のユニットケース(50)内に横並びに
個々に格納され、前記ユニットケース(50)には、各液晶
表示装置(40・・)を各々挿入するために等しい幅で分割
形成された3つの仕切室を備え、前記各仕切室(A〜C)
には、フロントパネル(30)への反取付側の開口から押し
込まれた液晶表示装置(40・・)の下端に当接し、液晶表
示装置(40・・)の下端のフロントパネル(30)の取付側の
開口への移動を阻止する当接片(54・・)と、前記当接片
(54・・)に当接状態で押し込まれる液晶表示装置(40・
・)の上端に押圧されて上方に撓み、挿入完了時には元
位置に復元することで、液晶表示装置(40・・)を下方に
押圧しながらユニットケース(50)内に保持するストッパ
(56)とが各々形成されていることを特徴とする。
【0006】
【作用】したがって、請求項1記載の発明によれば、3
個の液晶表示装置(40)を利用しているので、その液晶画
面に表示されるシンボルマークの形や並びを自由に変更
することができる。また、液晶表示装置(40)をユニット
ケース(50)に保持させるには、液晶表示装置(40)の下端
を仕切室(A)に各々挿入し当接片(54)に当接させる。
して、液晶表示装置(40)を当接片(54)に当接させた状態
で液晶表示装置(40)の上端を仕切室(A)内に押し入れる
と、液晶表示装置(40)の上端は、自身でストッパ(56)を
外側に撓ませながら仕切室(A)に挿入される。 仕切室
(A)内への液晶表示装置(40)挿入が完了すると、ストッ
パ(56)は再び元位置に復元して、液晶表示装置(40)を保
持するので、ネジや工具などを用いることなく、仕切室
(A)内への挿入作業のみで、ユニットケース(50)への液
晶表示装置(40)の取り付けを迅速かつ容易に行うことが
できる。 また、上記のように3個の液晶表示装置(40・
・)を各々別個の仕切室(A〜C)内に個別に保持させる
ように形成したことから、例えば1つの液晶表示装置(4
0)が壊れてたときでも、ユニットケース(50)の全体を交
換することなく、壊れた液晶表示装置(40)のみを取り外
し、ユニットケース(50)をフロントパネル(30)から取り
外すことなく、フロントパネル(30)側とは反対側のユニ
ットケース(50)の開口から新たな液晶表示装置(40)を挿
入して交換することで足りるので、ユニットケース(50)
をフロントパネル(30)から取り外して液晶表示装置(40
・・)の全てを交換するよりも、故障の際の費用や作業
の時間を節約することができる。
【0007】
【実施例】図1〜6は、本発明の一実施例を示すもので
あり、図1はスロットマシンの正面図、図2は液晶ユニ
ットの分解斜視図、図3は液晶表示装置の分解斜視図、
図4はユニットケースのの斜視図、図5はユニットケー
スの正面図、図6はユニットケースの縦断面図を各々示
す。
【0008】図1中、10は、遊技機としてのスロットマ
シンを示し、このスロットマシン10は、前扉20の表面に
フロントパネル30を設けている。上記フロントパネル30
のほぼ中央部には、図1に示すように、3個の表示窓31
〜33を横並びに形成している。各表示窓31〜33には、液
晶表示装置40・・・の各液晶画面をそれぞれ臨ませてい
る。そして、各液晶画面には、上下方向に3個のシンボ
ルマークを所定間隔で表示させ、各液晶画面に表示され
た3個のシンボルマークの種類を順次、高速で移動表示
できるようにしている。
【0009】上記スロットマシン10の前面には、図1に
示すように、表示窓31〜33の向かって右斜め下方に、メ
ダルを投入するメダル投入口21を設けている。また、メ
ダル投入口21のさらに下方には、向かって左側から順
に、各表示窓31〜33に表示されるシンボルマークの移動
表示を開始させるためのレバー状のスタートスイッチ22
と、各表示窓31〜33の下方に位置するとともに、各表示
窓31〜33に移動表示されるシンボルマークの移動表示を
個別に停止させるためのボタン状の3個のストップスイ
ッチ23〜25と、クレジットメダルを投入するためのボタ
ン状のクレジットメダル投入スイッチ26、クレジットメ
ダルを排出させるためのボタン状の清算スイッチ27と
が、スロットマシン10の前面に配置されている。
【0010】また、前記スロットマシン10の前面下方に
は、図1に示すように、排出されたメダルが溜まり込む
メダル排出皿28が設けられている。前記3個の液晶表示
装置40は、図2に示すように、ユニット化されてスロッ
トマシン10の内部に収納されている。すなわち、3個の
液晶表示装置40は、図2に示すように、ユニットケース
50内に横並びに個々に格納され、3個の液晶表示装置40
及びユニットケース50を含めて液晶ユニット60を構成し
ている。そして、液晶ユニット60は、図1,4に示すよ
うに、そのユニットケース50を、スロットマシン10の前
扉20に裏側から固定することで、3個の液晶表示装置40
の各液晶画面を、前扉20に形成された窓部29を介して、
フロントパネル30の3個の表示窓31〜33にそれぞれ臨ま
せている。
【0011】上記各液晶表示装置40は、図3に示すよう
に、液晶本体41と、この液晶本体41を裏側から照明する
バックライトユニット42と、前記液晶本体41及びバック
ライトユニット42を包み込むシールドケース43と、前記
液晶本体41の表側に取り付けられる額縁状の表ケース44
等とを備えている。上記液晶本体41は、図3に示すよう
に、液晶表示素子(LCD)パネル45と、LCDパネル
を保持するフレーム46等とを備えている。そして、LC
Dパネル45は、フルカラー表示可能なアクティブ・マト
リックス型液晶ディスプレイ・モジュールを使用してい
る。
【0012】前記バックライトユニット42は、図3に示
すように、蛍光管保持基板47と、この基板47に保持され
た蛍光管48と、この蛍光管48の光を反射する反射板49等
とを備えている。前記ユニットケース50は、図3〜6に
示すように、断面ロ字形の枠形を成し、その中空内部を
縦方向に2枚の仕切壁51,51で等分に仕切り、3個の液
晶表示装置40を個々に収納できる大きさの3室の仕切室
A〜Cを備えている。そして、ユニットケース50は、適
度な弾性と剛性とを有するプラスチックで一体的に形成
されている。
【0013】上記ユニットケース50の前縁部には、図3
〜6に示すように、その上下縁から上下方向に互いに背
向して断面L字形に延びた複数の取付片52・・・を形成し
ている。そして、各取付片52には、取付孔53・・・をそれ
ぞれ形成し、各取付孔53を通して前扉20の背面にねじ止
めされる。前記ユニットケース50の各仕切室A〜Cの下
面前方には、図3〜6に示すように、液晶表示装置40の
表ケース44の下部前面が当接するとともに、下面から上
方に向かって短く延びた当接片54・・・がそれぞれ形成さ
れている。また、ユニットケース50の下面後端には、液
晶表示装置40のシールドケース43の下部後面が当接する
とともに、上方に向かって断面L字形に延びた複数の係
止片55・・・がそれぞれ形成されている。そして、当接片5
4と係止片55との前後方向の間隔は、図6に示すよう
に、液晶表示装置40の前後方向の厚みにほぼ一致させて
いる。
【0014】また、ユニットケース50の上壁は、図3〜
6に示すように、下壁よりその前後方向の幅を短く設定
し、その後端部には、各仕切室A〜Cのほぼ中央にそれ
ぞれ位置するとともに、後ろ向きに舌片状に延びた3個
のストッパー56が形成されている。上記各ストッパー56
の先端部下面には、図3〜6に示すように、下方に向か
って断面鋸歯状に突出した爪部57がそれぞれ形成されて
いる。各爪部57は、図6に示すように、その垂直な内面
を仕切室A〜Cに臨ませるとともに、前記係止片55の前
面と一致させている。また、各爪部57の斜めに傾斜した
後面を、図6に示すように、後方ないしは外方に臨ませ
ている。
【0015】また、前記各ストッパー56の左右両側に
は、図3に示すように、ユニットケース50の上壁に向か
って切り込まれた一対のスリット58,58をそれぞれに形
成し、各ストッパー56が上下方向にそれぞれたわみ易く
している。上記した各構成を備えたユニットケース50
に、3個の液晶表示装置40をそれぞれ取り付けるには、
まず、図6に示すように、各液晶表示装置40を仕切室A
〜Cに向かって斜め上方から傾斜させながら差し込めば
よい。
【0016】すなわち、各液晶表示装置40の下端部を、
図6に示すように、ユニットケース50の下面の当接片54
と係止片55との間隔内に位置させる。つぎに、液晶表示
装置40の上端部を、図6に示すように、ユニットケース
50の仕切室A〜Cに向かって押し込めばよい。このと
き、液晶表示装置40の表ケース44の前面が、ユニットケ
ース50のストッパー56の先端の爪部57に当接し、さらに
液晶表示装置40が強く押し込まれると、爪部57の斜めに
傾斜した後面が表ケース44の前面に押されて、ストッパ
ー56が上方に向かってたわむ。このため、ユニットケー
ス50の下面とストッパー56との上下方向の間隔が広がる
ことで、両者の間隔内を液晶表示装置40が通って、仕切
室A〜Cの内部にはまりこむ。
【0017】そして、液晶表示装置40がユニットケース
50の仕切室A〜Cの内部にはまり込むと、ストッパー56
が樹脂の弾性復元力により下方に向かってパチンと復元
して、その先端の爪部57の垂直な面が、液晶表示装置40
のシールドケース43の上部後面に弾性的に当接する。こ
のとき、液晶表示装置40の下部前面がユニットケース50
の当接片54に、また、下部後面が係止片55にそれぞれ当
接する。このため、ユニットケース50の仕切室A〜C内
での液晶表示装置40の前後方向のガタ付きが防止され
る。また、仕切室A〜Cの左右両側の側面により、液晶
表示装置40の左右方向のガタ付きも防止される。
【0018】こうして、3個の液晶表示装置40を、上記
した手順で、ユニットケース50の各仕切室A〜Cにそれ
ぞれ装着して液晶ユニット60を組み立てる。そして、組
み立てた液晶ユニット60は、図1,4に示すように、そ
のユニットケース50を、スロットマシン10の前扉20に裏
側から固定することで、3個の液晶表示装置40の各液晶
画面を、前扉20に形成された窓部29を介して、フロント
パネル30の3個の表示窓31〜33にそれぞれ臨ませる。
【0019】また、メンテナンス等に際して液晶表示装
置40の交換・修理を要する場合には、ユニットケース50
のストッパー56を上方にたわませて、各仕切室A〜Cか
ら斜め上方に抜き取ることで、液晶表示装置40を簡単に
取り外すことができる。なお、図面に示した実施例で
は、ユニットケース50をプラスチックで一体的に形成し
たが、これに限らずに、金属製として、シールドケース
を兼ねるようにしてもよい。
【0020】また、ユニットケース50の下方に当接片54
と係止片55とを、また、上方にストッパー56をそれぞれ
設けたが、これに限らずに、下方にストッパー56を、上
方の当接片54と係止片55とをそれぞれ設け、液晶表示装
置40を下方から差し込むようにしてもよい。さらに、遊
技機としてのスロットマシン10を例に挙げて説明した
が、これに限らず、パチンコ機であってもよい。
【0021】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成されている
ので、以下に記載されるような効果を奏する。請求項1
記載の発明によれば、液晶表示装置を利用しているの
で、従来の回転ドラムを使用するものに比べ、薄型で、
しかも液晶画面に表示されるシンボルマークの形や並び
を自由に変更でき、変化に富んだ遊技機を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】スロットマシンの正面図である。
【図2】液晶ユニットの分解斜視図である。
【図3】液晶表示装置の分解斜視図である。
【図4】ユニットケースの斜視図である。
【図5】ユニットケースの正面図である。
【図6】ユニットケースの縦断面図である。
【符号の説明】
10 遊技機としてのスロットマシン 20 前扉 21 メダル投入口 22 スタート
スイッチ 23〜25 ストップスイッチ 26 クレジッ
トメダル投入スイッチ 27 メダル清算スイッチ 28 メダル排
出皿 29 窓部 30 フロント
パネル 31〜33 表示窓 40 液晶表示
装置 41 液晶本体 42 バックラ
イトユニット 43 シールドケース 44 表ケース 45 液晶表示素子(LCD)パネル 46 フレーム 47 蛍光管保持基板 48 蛍光管 49 反射板 50 ユニット
ケース 51 仕切壁 52 取付片 53 取付孔 54 当接片 55 係止片 56 ストッパ 57 爪部 58 スリット A〜C 仕切室 60 液晶ユニ
ット

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フロントパネルに表示窓を形成し、この
    表示窓に横並びに3個の液晶表示装置の各液晶画面を臨
    ませ、各液晶画面には、上下方向に3個のシンボルマー
    クを所定間隔で表示させ、各液晶画面に表示された3個
    のシンボルマークの種類を順次、高速で移動表示できる
    ようにし、前記3個の液晶表示装置は、フロントパネルに対して開
    口を向けて取り付けられる枠状のユニットケース内に横
    並びに個々に格納され、 前記ユニットケースには、各液晶表示装置を各々挿入す
    るために等しい幅で分割形成された3つの仕切室を備
    え、 前記各仕切室には、フロントパネルへの反取付側の開口
    から押し込まれた液晶表示装置の下端に当接し、液晶表
    示装置の下端のフロントパネルの取付側の開口への移動
    を阻止する当接片と、前記当接片に当接状態で押し込ま
    れる液晶表示装置の上端に押圧されて上方に撓み、挿入
    完了時には元位置に復元することで、液晶表示装置を下
    方に押圧しながらユニットケース内に保持するストッパ
    ーとが各々形成されている ことを特徴とする遊技機。
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