JP3073810B2 - トラフ - Google Patents

トラフ

Info

Publication number
JP3073810B2
JP3073810B2 JP03263035A JP26303591A JP3073810B2 JP 3073810 B2 JP3073810 B2 JP 3073810B2 JP 03263035 A JP03263035 A JP 03263035A JP 26303591 A JP26303591 A JP 26303591A JP 3073810 B2 JP3073810 B2 JP 3073810B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
parts
trough
oxide
manufactured
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP03263035A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0595617A (ja
Inventor
義昭 三浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Idemitsu Petrochemical Co Ltd
Original Assignee
Idemitsu Petrochemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Idemitsu Petrochemical Co Ltd filed Critical Idemitsu Petrochemical Co Ltd
Priority to JP03263035A priority Critical patent/JP3073810B2/ja
Publication of JPH0595617A publication Critical patent/JPH0595617A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3073810B2 publication Critical patent/JP3073810B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Laying Of Electric Cables Or Lines Outside (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鉄道周辺のケーブル敷
設用等に用いられるトラフに関し、さらに詳しくは、低
温衝撃性、耐候性、剛性、難燃性に優れた樹脂製のトラ
フに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
鉄道周辺のケーブル敷設用のトラフとしてはコンクリー
ト製のものが多用されているが、コンクリート製トラフ
は高重量のため取扱性、作業性が悪く、施工期間、施工
費用、生産性の点で不利であるという欠点がある。これ
に対し、プラスチック製トラフは軽量であるため上記の
問題は解消できるが、衝撃特性、剛性、耐候性、難燃性
の点でケーブル防護の機能を十分に果たすことができ
ず、安全面で問題があった。本発明は、上記事情に鑑み
なされたもので、低温衝撃性、耐候性、剛性、難燃性に
優れたプラスチック製トラフの提供を目的とする。
【0003】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明者は、コ
ンクリート製ケーブルトラフをプラスチックに置き換え
るためには、低温衝撃性、耐候性、剛性に優れ、かつ成
形性が良好なプラスチックが必要であるという観点か
ら、材料としてポリエチレンを選定して検討を行なっ
た。しかしながら、単にポリエチレンを用いた場合はト
ラフの低温衝撃性や難燃性が不十分なものとなり、実用
に供し得なかった。そこで、さらに研究を行なった結
果、後述するようにポリエチレンに難燃剤、金属酸化
物、耐光安定剤、カーボンブラックなどを配合し、この
成形材料を用いてトラフを成形した場合、低温衝撃性、
耐候性、剛性、難燃性に優れたプラスチック製トラフが
得られることを見出し、本発明をなすに至った。
【0004】従って、本発明は、下記成分(A),
(B)及び(C)を配合した成形材料からなるトラフ、
又は下記成分(A),(B),(C)及び(D)を配合
した成形材料からなるトラフを提供する。 (A)ポリエチレン100重量部 (B)粒径6μm以下の難燃剤(ただし、デカブロモジ
フェニルオキシドを除く。)1〜25重量部 (C)金属酸化物0.2〜15重量部 (D)耐光安定剤0.001〜3重量部及び/又はカー
ボンブラック0.0001〜3重量部
【0005】以下、本発明を更に詳しく説明する。ま
ず、各成分について説明する。(A)ポリエチレン ポリエチレンの種類に特に制限はないが、MI(メルト
インデックス)が0.01〜5.5g/10分であるも
のが好ましい。ここで、MIはJIS−K7210にし
たがい190℃、2.16Kg荷重の条件で測定した値
である。MIが0.01g/10分未満であると押出成
形性が悪化し、5.5g/10分を超えると剛性、低温
衝撃性が低下する上、押出成形性も悪化する。また、ポ
リエチレンとしては、密度が0.940〜0.969g
/cm3であるものが好ましい。ここで、密度はJIS
−K7112にしたがい120℃、アニーリング1時間
の条件で測定した値である。密度が0.940g/cm
3未満であると剛性が低下し、0.969g/cm3を超
えると低温衝撃性が低下する。なお、MIのより好まし
い値は0.02〜2.0g/10分、特に0.03〜
1.0g/10分であり、密度のより好ましい値は0.
945〜0.965g/cm3、特に0.948〜0.
963g/cm3である。
【0006】(B)難燃剤 難燃剤としては、粒径6μm以下の難燃剤(ただし、デ
カブロモジフェニルオキシドを除く。)を用いる。
【0007】平均粒径が6μm以下の難燃剤としては、
特に限られないが、例えば、デカブロモジフェニルエー
テル、デカブロモジフェニル、エチレンビステトラブロ
モフタルイミド、パークロロシクロペンタデカン、水酸
化マグネシウム等が挙げられる。なお、上記難燃剤は1
種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
【0008】この場合、融点又は軟化点が230℃を超
える難燃剤であっても平均粒径が6μm以下のものであ
れば使用できる。なお、平均粒径のより好ましい範囲は
0.1〜5μm、融点又は軟化点のより好ましい範囲は
40〜220℃である。
【0009】粒径6μm以下の難燃剤(ただし、デカブ
ロモジフェニルオキシドを除く。)の配合量は、ポリエ
チレン100重量部に対し1〜25重量部、好ましくは
3〜17重量部である。1重量部未満では難燃性や低温
衝撃性が不十分となり、25重量部を超えると低温衝撃
性が低下する。なお、粒径6μm以下の難燃剤(ただ
し、デカブロモジフェニルオキシドを除く。)を、融点
あるいは軟化点が230℃以下である難燃剤とを併用す
ることもできるが、この場合には合計配合量が上記範囲
に入るようにする。
【0010】(C)金属酸化物 金属酸化物としては、特に限定されないが、アンチモン
酸化物、チタン酸化物、亜鉛酸化物、モリブデン酸化
物、錫酸化物、ジルコニウム酸化物等の1種又は2種以
上を好適に用いることができる。これらの中で、特に好
ましいのはアンチモン酸化物、チタン酸化物、亜鉛酸化
物であり、中でも酸化アンチモン、酸化チタン、酸化亜
鉛である。金属酸化物としては、平均粒径が0.01〜
8μm、特に0.2〜1μmのものを用いることが低温
衝撃性を向上させる点で好ましい。金属酸化物の合計配
合量は、ポリエチレン100重量部に対し0.2〜15
重量部、好ましくは1〜10重量部である。0.2重量
部未満であると難燃性や耐候性が不十分となり、15重
量部を超えると低温衝撃性が低下する。
【0011】(D)耐光安定剤,カーボンブラック 耐光安定剤としては、特に限定されないが、例えば、ベ
ンゾフェノン系、サリチル酸系、ベンゾトリアゾール
系、ヒンダートアミン系、ニッケル系、シアノアクリレ
ート系の耐光安定剤の一種又は二種以上を用いることが
できる。このような耐光安定剤としては、融点が40〜
220℃の範囲にあるものが好ましく、具体的には、チ
ヌビンP、チヌビン326、チヌビン327、チヌビン
770(チバガイギー社製商品名)、スミソーブ110
(住友化学(株)製商品名)などを挙げることができ
る。これらの中で、特に好ましいのは、ベンゾトリアゾ
ール系紫外線吸収剤である。耐光安定剤の配合量は、ポ
リエチレン100重量部に対し0.001〜3重量部、
好ましくは0.01〜1.5重量部、特に好ましくは
0.1〜1.0重量部である。0.001重量部未満で
は耐候性や低温衝撃性が低下し、3重量部を超えると低
温衝撃性や難燃性の低下、更には黄変、ブリードといっ
た表面外観悪化の問題が生じる。
【0012】また、カーボンブラックの種類にも制限は
なく、例えばチャンネルブラック、ファーネスブラッ
ク、サーマルブラック、アセチレンブラック等のいずれ
のものでも使用することができるが、ファーネス法によ
り得られたものを用いることがが剛性向上,低温衝撃性
向上,耐候性向上の点で好ましい。さらに、カーボンブ
ラックとしては、粒子径が10〜30mμ、特に15〜
25mμのものを用いることが、剛性向上,低温衝撃性
向上,耐候性向上の点で望ましい。カーボンブラックの
配合量は、ポリエチレン100重量部に対し0.000
1〜3重量部、好ましくは0.001〜2重量部、特に
好ましくは0.01〜1重量部である。0.0001重
量部未満では耐候性が低下し、3重量部を超えると低温
衝撃性や難燃性が低下する。
【0013】なお、耐光安定剤及びカーボンブラックは
その一方のみ用いてもよく、両方を用いてもよい。両方
を併用する場合、合計配合量はポリエチレン100重量
部に対し0.001〜5重量部、特に0.1〜2重量部
とすることが好ましい。0.001重量部未満では耐候
性が低下し、5重量部を超えると低温衝撃性や難燃性が
低下する。
【0014】任意成分 本発明で用いる成形材料には、上記(A)〜(D)成分
以外に、必要に応じて着色剤、充填剤、酸化防止剤、滑
剤等の他の添加剤を配合することができる。例えば、炭
酸カルシウム、硫酸カルシクム、硫酸マグネシウム、硫
酸バリウム、タルク、マイカ、シリカ、アスベスト、ガ
ラスビーズ、ガラスフレーク、石英粉、金属粉などの無
機充填剤、ガラス繊維、炭素繊維、金属繊維、金属ウイ
スカーなどの補強剤、酸化防止剤、他の耐光安定剤、熱
安定剤、シリコンオイル、ワックスなどの離型剤、滑
剤、リン系、無機系の難燃剤、帯電防止剤、着色剤など
の添加剤、さらには他の熱可塑性樹脂やゴム、エラスト
マーなどを添加することができる。
【0015】成形材料の製造方法 本発明で用いる成形材料の製造方法に限定はないが、例
えば前記(A)〜(C)成分又は前記(A)〜(D)成
分と任意成分とをリボンブレンダー、タンブルミキサ
ー、ヘンシェルミキサー、オーブンロール、バンバリミ
キサー、単軸スクリュー押出機、二軸スクリュー押出
機、単軸往復動スクリュー混練機などを用いて溶融混練
することにより、良好に製造することができる。
【0016】トラフの成形方法 本発明のトラフは、公知の成形法で製造することがで
き、例えば押出成形法、ブロー成形法、射出成形法、プ
レス成形法等によって製造することができるが、特に異
形押出成形法やブロー成形法が適当である。この場合、
本発明のトラフの形状に限定はなく、従来の種々のトラ
フと同様の形状に成形することができる。
【0017】本発明のトラフは、例えば図1に示すよう
に、胴部1及びこの胴部1の開口部を閉塞する蓋部2か
らなるトラフ本体3と、このトラフ本体3の周辺部材、
例えば継手、支持架台等(図示せず)とを包含するもの
である。この場合、本発明で用いる成形材料は低温衝撃
性、剛性に優れているため、トラフ本体3の胴部1及び
蓋部2の壁部を薄肉中空化して二重壁構造とすることに
より、軽量化を図ることが可能である(図1に中空部4
を示す)。
【0018】
【実施例】次に、実施例及び比較例により本発明を具体
的に示すが、本発明は、下記実施例に限定されるもので
はない。 実施例8、10、12、16、比較例1〜9および参考
例1〜7、11、13〜15 表1〜3に示す各成分とポリエチレン100重量部に対
して0.05重量部の酸化防止剤(チバガイギー社製イ
ルガノックス1010)とをドライブレンドし、50m
mφ単軸混練機を用いて温度200℃、スクリュー回転
数80rpmの条件で混練することによりペレット(成
形材料)を得た。その後、得られたペレットを用い、射
出成形(成形温度230℃)により各種試験片を作製し
た。そして、各成形材料の低温衝撃性、難燃性、引張強
度、耐候性(引張衝撃強度)、剛性を測定した。結果を
表4,5に示す。
【0019】表1〜3中の成分としては下記のものを用
いた。 (A)ポリエチレン A1)MI=0.26g/10分、密度=0.964g/cm3(出光石油
化学社製520MB) A2)MI=0.24g/10分、密度=0.949g/cm3
〃 550P) A3)MI=0.03g/10分、密度=0.950g/cm3
〃 750LB) A4)MI=5.3 g/10分、密度=0.968g/cm3
〃 210J) A5)MI=11.0g/10分、密度=0.956g/cm3
〃 130J) A6)MI=4.0 g/10分、密度=0.935g/cm3 A7)MI=5.0 g/10分、密度=0.970g/cm3
【0020】(B)難燃剤 B1)デカブロモジフェニルオキシド(マナック社製EB-
10WS) 融点304℃、平均粒径3〜5μm、分子量959 B2)臭素化ビスフェノールA型エポキシ重合体 (大日本インキ化学工業社製プラサームEC-14) 軟化点99℃、分子量1400 B3)臭素化ビスフェノールA型エポキシ重合体 (大日本インキ化学工業社製プラサームEC-20) 融点115℃、分子量2000 B4)臭素化ビスフェノールA型エポキシ重合体 (大日本インキ化学工業社製プラサームEP-200) 融点197℃、分子量20000 B5)エチレンビステトラブロモフタルイミド (エチル・コーポレーション社製BT-93) 融点445℃、平均粒径5μm、分子量952 B6)含臭素脂肪族リン酸エステル(第八化学工業所社
製CR-900) 融点181℃、分子量1019 B7)パークロロシクロペンタデカン (オキシデンタルケミカルズ社製デクロラン35) 融点350℃、平均粒径2μm、分子量626
【0021】B8)塩素化パラフィン(Dover Chemical
Corporation社製クロレッツ700-SS) 融点105℃、分子量1060 B9)水酸化マグネシウム(協和化学工業社製キスマ5
B) 平均粒径1μm以下 B10)トリフェニルホスフェート(第八化学工業所社製
TPP) 融点50℃、分子量326 B11)ビストリブロモフェノキシエタン (グレートレークスケミカルコーポレーション社製FF-6
80) 融点224℃、分子量656 B12)テトラブロモビスフェノールS(マナック社製TB
S) 融点290℃、平均粒径15μm、分子量566 B13)テトラデカブロモジフェノキシベンゼン (エチル・コーポレーション社製ゼイテックス120) 融点370℃、平均粒径7μm B14)カルシウム・アルミネート水和物(日本軽金属社
製NCA-103) 平均粒径10μm
【0022】(C)金属酸化物 C1)三酸化アンチモン(日本精鉱社製ATOX-S) 平均粒径0.5μm C2)酸化チタン(タイオキサイドグループ社製R-TC3
0) 平均粒径0.2μm
【0023】(D)耐光安定剤,カーボンブラック D1)ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤(日本チバガ
イギー社製チヌビン326) D2)カーボンブラック(キャボット社製バルカン9A-3
2)
【0024】また、測定は下記方法で行なった。低温衝撃性 デュポン衝撃試験(関連規格JIS−K7211)によ
り測定した。この場合、測定機としてデュポン衝撃試験
機(東京試験機製作所製)、試験片として230℃の温
度で射出成形した70×70×3mmの角板を用い、温
度−15℃(冷却時間1時間以上)、試験板押え圧力4
〜5Kg/cm2、アンビル2”φの条件下で、任意の
高さより2Kgの荷重を試験片上に自然落下させ、試験
片中央部の衝撃芯(1/2”φ)を打撃したときに、試
験片の50%が破壊する高さを求めた。
【0025】難燃性 (A)厚さ1/8インチの試験片を使用し、米国UL9
4規格に準拠して測定した。 (B)米国UL94規格試験片(厚さ1/8インチ)を
使用し、水平燃焼試験を行なった。1インチのメタンガ
スの青色炎を30秒間接触させた後、試験片から炎を取
り去り、残炎時間(秒)を測定した。
【0026】引張強度(降伏) JIS−K7113に準拠して引張強度を測定した。た
だし、試験片はJIS2号ダンベルとした。
【0027】耐候性(引張衝撃強度) 試験機としてサンシャインカーボンアーク燈式ウェザー
メーター(JIS−B7753に準拠、スガ試験機社
製)、試験片として230℃の温度でプレス成形した1
50×150×1.6mmの板から引張衝撃S型ダンベ
ルを打抜き刃で打抜いたものを用い、温度63℃(ブラ
ックパネル)、 湿度50%RH、降水12分/60分の試験
条件でテストを行なった。700時間テスト後に試験片
を取り出し、ASTM−D1822に準拠して23℃で
引張衝撃試験を行ない、引張衝撃強度を求めた。
【0028】剛性 JIS−K7113に準拠して引張弾性率を測定した。
ただし、試験片はJIS2号ダンベル、1%割線とし
た。
【0029】参考例17〜18、比較例10〜11 表3に示す各成分を表示の割合でドライブレンドし、5
0mmφ単軸混練機を用いて温度200℃、スクリュー
回転数80rpmの条件で混練することによりペレット
(成形材料)を得た。その後、得られたペレットを用
い、異形押出成形(成形温度200℃)によりトラフを
作製し、下記方法で試験を行なった。トラフ本体の形状
(図1参照)は、深さ150mm,幅150mm,長さ
2000mmの胴部1と、高さ60mm,幅165m
m,長さ2000mmの蓋部2とを有するものとした。
また、胴部1及び蓋部2の壁部を薄肉中空化し、厚み
3.0mmの二重壁構造を有するものとした。結果を表
5に示す。
【0030】低温衝撃性 トラフの蓋部上面から試験片(70×70×3mmの角
板)を切り出し、前記試験法で評価した。難燃性 トラフの蓋部上面から試験片(厚み3.0mm,幅12
mm,長さ127mm)を切り出し、前記試験法で評価
した。
【0031】引張強度(降伏) トラフの蓋部上面、胴部側面から試験片(JIS2号ダ
ンベル)を打抜きいて切り出し、JIS−K7113に
準拠して引張弾性率を測定した。耐候性(引張衝撃強度) トラフの蓋部を長さ150mmに切断したものをサンプ
ルとし、前記と同様の試験法で評価した。ただし、照射
面はトラフ蓋部上面とし、700時間でサンプルを取り
出し、引張衝撃S型ダンベルを打抜いて、引張衝撃試験
を行なった。剛性 トラフの蓋部上面、胴部側面から試験片(JIS2号ダ
ンベル)を打抜き、JIS−K7113に準拠(1%割
線)して引張弾性率を測定した。
【0032】
【表1】
【0033】
【表2】
【0034】
【表3】
【0035】
【表4】
【0036】
【表5】
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のトラフ
は、優れた低温衝撃性、耐候性、剛性、難燃性を有する
樹脂により形成されているので、軽量で取扱性、作業性
が良く、施工期間、施工費用の削減、生産性の向上に大
きく寄与すると共に、十分なケーブル防護機能を有し、
安全面にも寄与するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明トラフの一実施例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 胴部 2 蓋部 3 トラフ本体 4 中空部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−59241(JP,A) 特開 昭51−41041(JP,A) 特開 昭60−1241(JP,A) 特開 平4−38112(JP,A) 特開 平5−93098(JP,A) 特開 昭57−109216(JP,A) 特開 平3−172334(JP,A) 実開 平3−40827(JP,U) 実公 昭51−633(JP,Y1) 実公 昭49−17996(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02G 9/00 - 9/12 C08L 23/04 - 23/06 C08K 3/04 - 3/28

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記成分(A),(B)及び(C)を配
    合した成形材料からなることを特徴とするトラフ。 (A)ポリエチレン100重量部 (B)粒径6μm以下の難燃剤(ただし、デカブロモジ
    フェニルオキシドを除く。)1〜25重量部 (C)金属酸化物0.2〜15重量部
  2. 【請求項2】 下記成分(A),(B),(C)及び
    (D)を配合した成形材料からなることを特徴とするト
    ラフ。 (A)ポリエチレン100重量部 (B)粒径6μm以下の難燃剤(ただし、デカブロモジ
    フェニルオキシドを除く。)1〜25重量部 (C)金属酸化物0.2〜15重量部 (D)耐光安定剤0.001〜3重量部及び/又はカー
    ボンブラック0.0001〜3重量部
  3. 【請求項3】 (C)金属酸化物が、アンチモン酸化
    物、チタン酸化物及び亜鉛酸化物の中から選ばれた少な
    くとも1種である請求項1または2に記載のトラフ。
JP03263035A 1991-09-13 1991-09-13 トラフ Expired - Fee Related JP3073810B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP03263035A JP3073810B2 (ja) 1991-09-13 1991-09-13 トラフ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP03263035A JP3073810B2 (ja) 1991-09-13 1991-09-13 トラフ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0595617A JPH0595617A (ja) 1993-04-16
JP3073810B2 true JP3073810B2 (ja) 2000-08-07

Family

ID=17383971

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP03263035A Expired - Fee Related JP3073810B2 (ja) 1991-09-13 1991-09-13 トラフ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3073810B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4651214B2 (ja) * 2001-03-28 2011-03-16 旭化成ケミカルズ株式会社 高耐候性ポリアミド樹脂組成物
GB0914458D0 (en) * 2009-08-19 2009-09-30 Thermoplastic Composites Uk Ltd Cable troughs
KR101135925B1 (ko) * 2011-04-21 2012-04-13 합자회사 거광산업 트랜치형 케이블 트로프 설치공법
JP5788072B1 (ja) * 2014-09-18 2015-09-30 古河電気工業株式会社 難燃性樹脂組成物およびその組成からなる成形体

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0595617A (ja) 1993-04-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU625413B2 (en) Low toxicity, fire retardant thermoplastic material
US20070155883A1 (en) Crosslinked flame-retardant resin composition, and an insulated wire and a wiring harness using the same
AU740250B2 (en) Flame retardant polyolefin compositions
AU637151B2 (en) Molding compositions
US20130059956A1 (en) Flame retardant polyolefin composition
JP3073810B2 (ja) トラフ
US5420183A (en) Flame retardant polypropylene composition
EP0993475A1 (en) Polyolefin compositions
US6518344B1 (en) Flame retarded polyolefin composition
JP2937579B2 (ja) 難燃性樹脂組成物
JP2004517170A (ja) 難燃性ポリプロピレン樹脂組成物
JP2916526B2 (ja) ポリエチレン樹脂組成物
JP2893284B2 (ja) 屋外用トラフ
WO1996025460A1 (fr) Composition de resine de polyolefine cristalline et pieces d'isolation electrique fabriquees a partir de celle-ci
JP3028450B2 (ja) ポリエチレン樹脂組成物
KR20060124346A (ko) 내후성이 우수한 난연성 폴리프로필렌 수지 조성물
JPH10195254A (ja) 難燃性ポリオレフィン組成物
JPS5918743A (ja) 難燃性組成物
US5266621A (en) Polymethylpentene compositions
JPH04298551A (ja) 難燃性ポリエチレン系樹脂組成物および押出被覆用材料
EP0618255B1 (en) Flame-resistant propylene polymer compositions containing bismuth carbonate and a brominated aromatic compound
JP2004099780A (ja) 難燃性ポリオレフィン系樹脂組成物
JPS638445A (ja) ポリエチレン樹脂組成物
JP3240590B2 (ja) 難燃性コルゲートチューブ
JP2003268250A (ja) ノンハロゲン難燃性組成物および難燃性電源コード

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees