JP3073732U - カーナビゲーション機能を有した車両走行記録装置 - Google Patents

カーナビゲーション機能を有した車両走行記録装置

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JP3073732U
JP3073732U JP2000003722U JP2000003722U JP3073732U JP 3073732 U JP3073732 U JP 3073732U JP 2000003722 U JP2000003722 U JP 2000003722U JP 2000003722 U JP2000003722 U JP 2000003722U JP 3073732 U JP3073732 U JP 3073732U
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一八 星山
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一八 星山
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 カーナビゲーション機能を有すると共に、車
両走行時の前方及び後方に対する撮影手段によって取得
された撮影データを記録・再生可能な装置を提供する。 【構成】 車両の走行状況を記録するために当該車両の
前方及び後方に対する撮影手段としてビデオカメラ1
9、20と車両内の音声を録音する録音手段としてマイ
ク21、22を備え、ビデオカメラ19、20によって
取得された画像データと上記マイク21、22による録
音データをビデオテープに記録するビデオデッキ7、8
を具備し、CPU14、、GPS信号受信回路18、地
図データベースとしてのCD−ROM16、CD−RO
M制御回路15、ディスプレイ制御回路17、及び地図
データまたは上記記録装置部によって記録された撮影デ
ータを表示するディスプレイ2、スピーカ3から構成さ
れる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、カーナビゲーション機能を有すると共に、車両走行時の前方及び後 方に対する撮影手段によって取得された画像データを記録・再生できるようにし た装置に関するものであり、走行車両の衝突事故をはじめとする各種の車両事故 の際の事故状況を記録することができる有用な記録装置である。
【0002】
【従来の技術】
近年、女性ドライバーの急速な増加にも伴って国内の車両登録台数が急速に伸 びた。一方、統計的には死亡事故などの重大な交通事故は下降傾向にあるものの 、車両同士の追突事故、横断中の歩行者との軽度の人身事故等は増加の傾向にあ るとの結果が示されている。ここで、通常車両同士の側面からの追突事故や信号 待ちで停車中の前方車両への追突事故などは、十字路などの交差点の信号の変わ りばななどに多く発生していると言われているし、正面衝突は対向車線の走行車 両のドライバーの居眠り運転、わき見運転などが原因でセンターラインを超えた 走行による場合などが多いと言われている。しかしながら、実際に衝突事故の当 事者となった場合には、事故に対する過失責任の割合について当事者同士の言い 分が食い違って遅々として事故の解決を見ないということが多い。
【0003】 これは、事故の当事者にとって見れば、突発的な事故の発生によって当事者同 士は気が動転している状況であって、冷静な観察や判断で事故原因を究明するこ とについては無理があろうし、かといって事故の目撃者の話を絶対的に信用して 原因を判断することも事故解決の公正さを欠く場合もあると考えられる。と言う のも、事故の目撃者であってもその目撃位置によっては、事故の確信が見て取れ ないこともあるだろうし、当事者間の過失の判断についても見解が異なる可能性 がある。従って、このような場合には、車両保険会社の保険員間で事故の過失割 合について話し合いが付けられ、当事者同士は真実の過失割合とは違う可能性が ある、その話し合いの結果に従って過失割合を負担せざるを得ないのである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
而して、上記従来の技術の項に記載のように、従来より車両事故に係る当事者 間の過失割合については、保険会社の代理人間での話し合いに委ねられることが 多く、正当な判断が下し難いという欠点があった。また、実際には事故関連に精 通した当事者側の意見に押し切られてしまい、ほぼ一方的な主観的判断で解決が 図られてしまうなど欠点もあった。そこで本考案は、上記のような欠点に鑑み成 されたものであって、カーナビゲーション機能を有すると共に、車両走行時の前 方及び後方に対する撮影手段によって取得された撮影データを記録・再生可能な 装置を車両装備することによって、万一事故が発生した場合には、上記装置によ って記録された記録データを再生して当該事故の発生原因並びに過失割合を判断 するための真正な事実証拠を提供することが可能となることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案に係るカーナビゲーション機能を有した車両 走行記録装置は、車両の走行状況を記録するために当該車両の前方及び後方に対 する撮影手段と車両内の音声を録音する録音手段と、上記撮影手段によって取得 された画像データと上記録音手段によって録音データを所望の記録媒体に記録す る記録手段を具備した記録装置部と、汎用マイクロプロセッサによるCPU、G PS衛星からのGPS信号受信回路、地図データベースとしてのCD−ROM、 当該CD−ROM制御回路、ディスプレイ制御回路、及び地図データまたは上記 記録装置によって記録された撮影データを表示するディスプレイ、スピーカより 成るカーナビゲーション装置部から構成されることを要旨とするものである。ま た、前記記録装置部にはロック手段を具備して格納された記録媒体を真正な使用 者以外が取り出せないようにすることもできる。
【0006】
【作用】
本考案に係るカーナビゲーション機能を有した車両走行記録装置においては、 汎用マイクロプロセッサによるCPUによって、ディスプレイに表示する表示内 容をGPS信号受信回路、地図データベースCD−ROMによって検出された現 在位置に基づくナビゲーション内容、車両の走行状況を記録するための撮影手段 からの画像データにおける前方画像内容又は後方画像内容を選択的に表示実行で きる。
【0007】
【考案の実施の形態】
以下、考案の実施の形態に基づき更に本考案について詳説するものとする。
【0008】 先ず、図1は本考案に係るカーナビゲーション機能を有した車両走行記録装置 システムのハードウェア構成を示したブロック図である。ここで、符号1は、本 考案に係るカーナビゲーション機能を有した車両走行記録装置1、符号2はディ スプレイ2、符号3はスピーカ3、符号7はビデオデッキ部7、符号8はビデオ デッキ部8、符号14はCPU14、符号15はCD−ROM制御回路15、符 号16は地図データを収録したCD−ROM16、符号17はディスプレイ制御 回路17、符号18はGPS受信回路18、符号19は前方撮影用のビデオカメ ラ19、符号20は後方撮影用のビデオカメラ20、符号21はビデオカメラ1 9に内蔵されているマイク21、そして、符号22はビデオカメラ20に内蔵さ れているマイク22である。
【0009】 上記のような、本考案に係るカーナビゲーション機能を有した車両走行記録装 置1においては、以下のような作動が行われる。図示のように、本考案に係るカ ーナビゲーション機能を有した車両走行記録装置1は、人工衛星からのGPS信 号をGPS受信回路1が検出すると、その検出データはCPU14に送り出され る。ここで、CPU14はCD−ROM制御回路15を使用してCDドライブに 装填されている地図データ・CD−ROM16を検索して、上記検出データに基 づく地図データを道路案内情報などとして抽出し、ディスプレイ制御回路17を 介してディスプレイ2に画像情報として表示することができる。一方、走行車両 内のルームミラーの裏面などの運転手の視界を妨げることのない箇所に取り付け られるビデオカメラ19は車両走行中の前方の映像を撮像すると共に、上記ビデ オカメラ19に内蔵されているマイク21は車両内フロント部を中心に音声を録 音して、これにより前方映像データとフロント側音声データがビデオデッキ部4 に収録されるようになる。続いて、車両内の最後部に取り付けられるビデオカメ ラ20は車両走行中の後方の映像を撮像すると共に、上記ビデオカメラ20に内 蔵されているマイク22は車両内後部座席を中心に音声を録音して、これにより 後方映像データと後部側音声データがビデオデッキ部5に録音されるようになる 。またここで、上記前方映像データとフロント側音声データ、並びに上記後方映 像データと後部側音声データは、本考案に係るカーナビゲーション機能を有した 車両走行記録装置1のスイッチ切り替えによって、上記収録と同時にディスプレ イ2にモニター表示及びスピーカ3によって音声出力できる。
【0010】 更にまた、上記のように、ビデオデッキ部4及びビデオデッキ部5に収録され た各映像データ及び音声データは、事後14、ディスプレイ制御回路17、ビデ オデッキ部7またはビデオデッキ部8の関連によって、必要によりディスプレイ 2及びスピーカ3により再生表示できる。
【0011】 続いて、図2は本考案に係るカーナビゲーション機能を有した車両走行記録装 置1のパネル表示を示した正面図である。図示のように、カーナビゲーション機 能を有した車両走行記録装置1の正面上方には液晶表示部2が当てはめられ、下 方にはビデオデッキ部4及びビデオデッキ部5が配置され、中間部にはCD−R OMドライブ13が配置されている。また、上記CD−ROMドライブ13の左 右両側に配置されている符号3はスピーカ3である。一方、カーナビゲーション 機能を有した車両走行記録装置1の右側に構成されているスイッチ・摘みにおい て、符号9はGPS信号に基づく道路案内情報などをディスプレイ表示させるた めの選択スイッチ9であり、符号10は上記ビデオカメラ19、20によって撮 像されているモニター表示内容、またはビデオデッキ部4またはビデオデッキ部 5から再生された再生表示内容をディスプレイ表示させるための選択スイッチ1 0である。符号11はディスプレイ表示の輝度調整摘み11、符号12はスピー カ3の音量調整摘み12である。更に、符号7及び符号8は各ビデオデッキ部の ビデオテープ装填扉7、8であるが、各ビデオデッキ部にはキーロック部6が具 備されており、施錠すると上記装填扉7、8がロックされエジェクトボタンを押 しても装填中のビデオテープを取り出すことができなくなるものである。
【0012】 更に、上述の実施の形態においては、ビデオカメラによって撮影した映像デー タ及びマイクによって録音した音声データを、記録媒体としてのビデオテープに 記録するものについて例示したが、本考案はこれに限定されることなく、デジタ ルアナログ変換回路、アナログデジタル変換回路を適宜組み合わせるようにすれ ば上記ビデオカメラは、CCDカメラ、暗視用の赤外線デジタルCCDカメラ、 撮影方向が移動できると共にズーム機能を有したCCDカメラなどでも良いし、 映像データをデジタル化するために記録媒体をCD、MD、メモリーカード、ハ ードディスク、DAT、DVDなどを選択することもできる。
【0013】
【考案の効果】
本考案に係るカーナビゲーション機能を有した車両走行記録装置は上記詳述の ように構成されていることから、以下の効果を奏す。
【0014】 第一に、本考案に係るカーナビゲーション機能を有した車両走行記録装置は、 カーナビゲーション機能を有すると共に、車両走行時の前方及び後方に対する撮 影手段によって取得された撮影データを記録・再生可能な装置を車両装備してい るので、万一事故が発生した場合には、上記装置によって記録された記録データ を再生して当該事故の発生原因並びに過失割合を判断するための真正な事実証拠 を提供することが可能となるという効果がある。
【0015】 第二に、本考案に係るカーナビゲーション機能を有した車両走行記録装置にお いて、車両内最後部に取り付けられるカメラを撮影方向が移動できると共にズー ム機能を有したデジタルカメラにすれば、例えば車両の後退時などの際の安全確 認に有効であるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案に係るカーナビゲーション機能を有し
た車両走行記録装置システムのハードウェア構成を示し
たブロック図である。
【図2】 本考案に係るカーナビゲーション機能を有し
た車両走行記録装置1のパネル表示を示した正面図であ
る。
【符号の説明】
1 本考案に係るカーナビゲーション機能を有した
車両走行記録装置 2 ディスプレイ 3 スピーカ 4、5 ビデオデッキ部 6 キーロック部 7、8 装填扉 9 GPS信号に基づく道路案内情報などをディス
プレイ表示させるための選択スイッチ 10 ビデオカメラによって撮像されているモニター
表示内容、またはビデオデッキ部から再生された再生表
示内容をディスプレイ表示させるための選択スイッチ 11 ディスプレイ表示の輝度調整摘み 12 スピーカの音量調整摘み 13 CD−ROMドライブ 14 CPU 15 CD−ROM制御回路 16 地図データ・CD−ROM 17 ディスプレイ制御回路 18 GPS受信回路 19 前方撮影用のビデオカメラ 20 後方撮影用のビデオカメラ 21 前方撮影用のビデオカメラに内蔵されているマ
イク 22 後方撮影用のビデオカメラに内蔵されているマ
イク

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の走行状況を記録するために当該車
    両の前方及び後方に対する撮影手段と車両内の音声を録
    音する録音手段と、上記撮影手段によって取得された画
    像データと上記録音手段によって録音データを所望の記
    録媒体に記録する記録手段を具備した記録装置部と、汎
    用マイクロプロセッサによるCPU、GPS衛星からの
    GPS信号受信回路、地図データベースとしてのCD−
    ROM、当該CD−ROM制御回路、ディスプレイ制御
    回路、及び地図データまたは上記記録装置によって記録
    された撮影データを表示するディスプレイ、スピーカよ
    り成るカーナビゲーション装置部から構成されることを
    特徴とする、カーナビゲーション機能を有した車両走行
    記録装置。
  2. 【請求項2】 前記記録装置部にロック手段を具備した
    ことを特徴とする、請求項1記載のカーナビゲーション
    機能を有した車両走行記録装置。
JP2000003722U 2000-06-01 2000-06-01 カーナビゲーション機能を有した車両走行記録装置 Expired - Lifetime JP3073732U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005159622A (ja) * 2003-11-25 2005-06-16 Yamaha Corp 自動車動画伝送システム
US8665099B2 (en) 2007-10-16 2014-03-04 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Inattentive state determination device and method of determining inattentive state

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