JP3073561B2 - 自動演奏装置 - Google Patents

自動演奏装置

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JP3073561B2
JP3073561B2 JP03224021A JP22402191A JP3073561B2 JP 3073561 B2 JP3073561 B2 JP 3073561B2 JP 03224021 A JP03224021 A JP 03224021A JP 22402191 A JP22402191 A JP 22402191A JP 3073561 B2 JP3073561 B2 JP 3073561B2
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明央 山本
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Roland Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の曲目にそれぞれ
対応する複数の音楽データを順次再生して自動演奏する
自動演奏装置、例えば所定の時刻になるとその時刻を知
らせるためにチャイムや音楽等をスピーカから発生させ
る自動演奏装置に関し、さらに詳しくは、例えばテンポ
の異なる音楽を順次演奏することにより単調さを防止す
る自動演奏装置に関する。
【0002】
【従来の技術】所定の時刻になるとチャイムや音楽等を
流して所定の時刻に達したことを知らせることが広く行
なわれている。この所定の時刻に達したときに音楽を流
す装置としては、1つ又は複数の所定の曲に対応する音
楽データ記憶しておいてその音楽データに基づいて所定
の曲を自動演奏する自動演奏装置と、所定の時刻に達し
た際にこの自動演奏装置に自動演奏の開始と終了を指示
するプログラムタイマとを組み合わせたものが考えられ
る。
【0003】ここでプログラムタイマは自動演奏の開始
と終了を設定するのみであって演奏する曲目の選定は自
動演奏装置側に委ねられることとなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この曲目の選定に際
し、1曲のみを繰り返し演奏するのでは、自動演奏の開
始時刻と終了の時刻との間に何曲も演奏することのでき
る時間がある場合、極めて単調なものとなってしまう。
また記憶された多数の音楽データに対応する多数の曲目
の中から自動演奏装置がランダムに選曲して演奏するラ
ンダム演奏モードを備えた自動演奏装置を用いることが
考えられる。しかしこの場合であっても例えばテンポの
速い曲のみが続いたり多数のジャンル(クラシック、民
謡、イメージ音楽、ポピュラー、演歌、歌謡曲等)の曲
が記憶されているにも拘らず同種ジャンルの曲のみが続
いたりする場合があり、変化に富んだ自動演奏を行うに
はまだ不満が残るという問題がある。
【0005】また、演奏する曲目を人間が設定するので
は大変に煩わしいという問題がある。本発明は、上記問
題を解決し、特に人手を煩わせることなく、変化に富ん
だ自動演奏を行なうことのできる自動演奏装置を提供す
ることを課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の問題を解
決するものであり、記録された、複数の曲目にそれぞれ
対応する複数の音楽データを順次再生して自動演奏する
自動演奏装置に適用され、次の技術手段を採った。すな
わち、(1)音楽データの曲目を所定の基準に基づいて
複数のグループに分類する分類手段と、(2)各グルー
プに属する曲目の中からランダムに選曲すると共に互い
に異なるグループに属する曲目を循環的に選曲する手段
と、を備えたことを特徴とする自動演奏装置である。
【0007】ここで、上記所定の基準としては、例えば
曲のテンポが選択される。
【0008】
【作用】本発明は上述のように構成したので、分類のた
めの所定の基準を適切に設定することにより、単調でな
く多彩な内容の音楽を、リスナーの要望に応えて長時間
演奏することができる。
【0009】
【実施例】本発明の一実施例を図1に示す。図1は構成
を示すブロック図であり、設定手段1、自動演奏手段
2、タイマ3、CPUを備えた制御手段4、表示手段5
から構成され、制御手段4は内部に記憶手段を備え、こ
の記憶手段に記憶された動作プログラムに従ってこの自
動演奏装置を作動させる。
【0010】タイマ3は時間を計数する所謂時計であ
り、表示手段5は設定したプログラムや時刻を表示する
ものである。設定手段1はプログラムや時刻を設定する
操作機能を備えている。自動演奏手段2は制御手段4か
ら入力された音楽データに従って自動演奏しその出力は
アナログ信号に変換され、例えば増幅器を介してスピー
カから楽音として放音される。
【0011】タイマ3はプログラム可能に構成されてお
り、設定手段1を操作して、演奏内容(チャイム、音楽
等)、演奏開始時刻、演奏終了時刻等を表示手段5で確
認しながら設定しておくことによって、所定の内容をプ
ログラムの通り自動演奏するものである。本実施例の特
徴は、図3に示すように、各曲をジャンル(クラシッ
ク、民謡、イメージ音楽等)別に分類したものをさらに
テンポによって3分類しておき、曲のジャンルを指定し
ておけば、指定ジャンルの音楽が演奏されるが、曲が変
わる毎に、テンポによって分類された3つのグループ間
では、各グループ内の曲が一曲ずつ循環的に演奏され、
しかも各グループに属する多数の曲の内からはランダム
に一曲ずつ取り出されて演奏されるようにプログラムさ
れていることである。
【0012】すなわち、演奏させる音楽のジャンルが指
定されると、先ず最初そのジャンル中のスローテンポ群
の中から1曲がランダムに選曲されて演奏される。次い
でそのジャンル中のミドルテンポ群の中から1曲がラン
ダムに選曲されて演奏され、その次に、そのジャンル中
のファーストテンポ群の中から1曲がランダムに選曲さ
れて演奏され、これを繰返すものである。
【0013】本実施例の演奏順序を示すフローチャート
を図4により説明する。図2は記憶された音楽データの
ヘッダを表わしており、各ヘッダには音楽のタイトル、
ジャンル、テンポ情報、演奏データのアドレス等が記憶
されている。この自動演奏装置の電源がオンされると、
図示しないイニシャルプログラムが起動され、このイニ
シャルプログラムにより、この自動演奏装置内部のRO
Mに記憶された各音楽データのヘッダ(図2参照)に記
憶されているデータ、及びこの自動演奏装置にROMカ
ード等のメモリが増設されていたときは、その増設メモ
リに記憶された各音楽データの各ヘッダ部分に記憶され
ているデータが参照され、それぞれ各ジャンル別にテン
ポ情報が判断され、図3に示すようにスローテンポ群、
ミドルテンポ群およびファーストテンポ群に分類されて
制御手段4内の記憶手段に記憶される。その後、演奏す
る音楽ジャンルが指定され、音楽のランダム演奏モード
が指定されると図4のフローチャートにしたがって演奏
処理が行なわれる。
【0014】(ステップ1)S1 レジスタFを0
(スローテンポ)に設定する。 (ステップ2)S2 レジスタFの値を判断する。 (ステップ3)S3 S2で判断された値Fに応じ
て読み出すべきメモリを選択する。 (ステップ4)S4 選択したメモリに記憶されて
いる曲数Nをレジスタに格納する。
【0015】(ステップ5)S5 ランダム関数を
用いて曲数Nの中からランダムに1数値を選択しその数
値をレジスタAに格納する。 (ステップ6)S6 レジスタAに記憶された数値
に対応する曲の演奏開始が自動演奏手段に命令される。 (ステップ7)S7 設定手段の操作機能を用いた
操作、或は演奏終了時刻となったことにより発生された
演奏の終了指令があるか否かの判断を行う。演奏の終了
指令があった場合はS12にジャンプする。
【0016】(ステップ8)S8 現在演奏してい
る曲が終了したか否かの判断を行う。終了していない場
合はS7へ戻る。 (ステップ9)S9 Fの値をインクリメント。 (ステップ10)S10 Fの値が3となった場合はS
11へ、0〜2の場合はS2へジャンプする。
【0017】(ステップ11)S11 Fの値を0に設
定し、S2へジャンプする。 (ステップ12)S12 自動演奏を終了する。 図4に示すプログラムが実行されることにより、テンポ
によって分類された3つの各グループ内からランダムに
取り出された曲が一曲ずつ3つの各グループにまたがっ
て循環的に演奏される。
【0018】本実施例では、分類基準を演奏データのテ
ンポとしているが、本発明はこれに限定されるものでは
なく、音楽の他の要素、例えばジャンルを分類基準とし
て設定し、多数のジャンルにまたがって順次演奏するこ
と等により多彩な音楽を自動演奏してもよい。
【0019】
【発明の効果】本発明は、多彩な音楽を連続自動演奏す
ることが可能となるので、TPOに応じて最適な音楽を
演奏することが可能となり、単調さが防止され、リスナ
ーの気分転換或はリスナーをリラックスさせること等が
可能となり、精神衛生上優れた効果が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のブロック図である。
【図2】記憶された音楽データのヘッダである。
【図3】図2のヘッダがジャンル及びテンポによって分
類され、記憶手段に記憶されたテーブルである。
【図4】本発明の自動演奏装置の演奏順序を制御するフ
ローチャートである。
【符号の説明】
1 設定手段 2 自動演奏手段 3 タイマ 4 制御手段 5 表示手段
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G10H 1/00 101 - 102 G10H 1/36 - 1/42 G10K 15/04 302 G11B 27/10

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録された、複数の曲目にそれぞれ対応
    する複数の音楽データを順次に再生して自動演奏する自
    動演奏装置において、 該音楽データの曲目を所定の基準に基づいて複数のグル
    ープに分類する分類手段と、 各グループに属する曲目の中からランダムに選曲すると
    共に互いに異なるグループに属する曲目を循環的に選曲
    する選曲手段とを備えたことを特徴とする自動演奏装
    置。
  2. 【請求項2】 前記所定の基準が前記曲目のテンポであ
    ることを特徴とする請求項1記載の自動演奏装置。
JP03224021A 1991-09-04 1991-09-04 自動演奏装置 Expired - Lifetime JP3073561B2 (ja)

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JP03224021A JP3073561B2 (ja) 1991-09-04 1991-09-04 自動演奏装置

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JPH0561463A JPH0561463A (ja) 1993-03-12
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ID=16807346

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JPH0561463A (ja) 1993-03-12

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