JP4176893B2 - 波形再生装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、記憶された波形を読み出して波形再生を行う波形再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、CMの映像やプレゼンテーション用の映像のように決まった長さの映像時間を持つ映像に、その映像時間とは異なる長さの演奏時間を持つ音楽を、バックグラウンド音楽として当てはめて再生を行いたいという要求がある。このような音楽の再生は、記憶手段を有してその記憶手段にその音楽を表す波形を記憶しておきその波形を読み出してその波形の表す音楽を再生する波形再生装置を利用して行うことができる。その際、読み出し速度を調整することによりこの音楽を再生する速度が変わり、結果として上記演奏時間分の音楽を再生する時間長が調整されるので、この音楽は上記映像時間で再生され、上記映像に当てはめられる。
【0003】
しかし、上述したような圧縮伸長の方法では、読み出し速度が変化することにより、例えば磁気記録テープを早送りしながら音声を再生するときのように、上記波形再生装置によって再生される音楽のピッチ(音高)も変化する。これに対し、ピッチを保ったまま音楽の再生速度を変える圧縮伸長方法も知られている。上記記憶手段に記憶されている波形がこの圧縮伸長方法により時間軸方向に圧縮伸長されることにより、その波形が表す音楽はその音楽のピッチを変えることなく上記映像時間で再生され、上記映像に当てはめられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の波形再生装置において、圧縮伸長されて再生される音楽のテンポは、以下のように、その処理が施される前の波形が表す音楽のテンポとは異なる。例えば、1分間に120ビートのテンポを持つ音楽は、その音楽の演奏時間の1.5倍の長さの映像時間を持つ映像に当てはめるために伸長されて遅い速度で再生されると1分間に80ビートのテンポを持つ間延びした音楽になる。また、逆にその音楽の演奏時間の3分の2倍の長さの映像時間を持つ映像に当てはめるために圧縮されて速い速度で再生されると1分間に180ビートの間が詰まりすぎたテンポを持つ音楽になる。このように、上記音楽の演奏時間が上記映像の映像時間と大きく異なるとき、従来の波形再生装置により圧縮伸長されて映像に当てはめられた音楽のテンポは、上記記憶部に記憶されている波形の音楽のテンポとは大きく異なり不自然であるという問題がある。
【0005】
さらには、圧縮または伸長の度合いが大きくなると、再生される波形の音質が劣化するという問題がある。つまり、従来の圧縮伸長処理において圧縮または伸長の度合いが大きくなると、圧縮の場合は波形を表す一連のデータをより多く間引いて読み出すこととなり、また伸長の場合は波形の一連のデータをより多く重複して読み出すこととなるからである。
【0006】
本発明は、上記事情に鑑み、再生時間を大きく調整しても、記憶されている波形を、テンポが自然な波形として再生する波形再生装置を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明の波形再生装置は、
(1)複数の時間領域に区分けされてなる波形を記憶する記憶手段
(2)上記波形から、区分けされた時間領域のうちのいずれかの時間領域を省略しあるいはいずれかの時間領域を複数回繰り返すことにより再構成波形を生成する再構成手段
(3)波形の各時間領域内を時間軸方向に圧縮あるいは伸長する圧縮伸長手段
(4)波形の再生時間を設定する再生時間設定手段
(5)再構成手段に、記憶手段に記憶された波形から、再生時間設定手段により設定された再生時間に応じた再構成波形を生成させるとともに、圧縮伸長手段に、再生時間設定手段により設定された再生時間と同一の再生時間で波形再生が行われるように上記再構成波形を圧縮あるいは伸長させる制御手段
とを備えることを特徴とする。
【0008】
本発明の波形再生装置は、上記(1)の記憶手段に複数の時間領域に区分けされてなる波形を記憶する。以下では、この波形は音楽を表すとともに、上述した時間領域は小節や拍のように音楽的にまとまった意味を持つ場合を想定する。
【0009】
本発明の波形再生装置は、上記(2)の再構成手段により、上記波形から、上述した時間領域のいずれかの時間領域を省略しあるいは複数回繰り返すことにより再構成波形を生成する。上述したようにこれらの時間領域は小節や拍のように音楽的にまとまった意味を持つ。そのため本発明の波形再生装置により再生される波形は音楽的に自然な構造を持つ。
【0010】
本発明の波形再生装置は、上記(2)の再構成手段により波形を再構成し、また、上記(3)の圧縮伸長手段により波形の各時間領域内を時間軸方向に圧縮伸長する。ピッチが変わらない圧縮伸長を施す場合、波形の再構成及び、時間軸方向の圧縮伸長によってその波形のピッチは変わらないので、上記(5)に示したように再生させられる波形は上記(1)の記憶手段に記憶されている波形と同じピッチを持つ。そのため、本発明の波形再生装置により再生される波形が表す音楽のピッチは聴感上自然である。
【0011】
本発明の波形再生装置は、上記(3)の圧縮伸長手段により上記再生時間で波形再生が行われるように上記再構成波形が圧縮伸長される。その再構成波形が圧縮伸長される時間長は、仮に上記(1)の記憶部に記憶されている波形が上記再生時間で再生されるように圧縮伸長された際に圧縮伸長される時間長より短い。このように圧縮伸長される時間長が短いと圧縮伸長された波形が表す音楽のテンポは聴感上自然である。また、圧縮伸長される時間長が短いと圧縮伸長の度合いが小さくなり、圧縮または伸長の処理による音質の劣化が軽減される。そのため、本発明の波形再生装置により再生される波形が表す音楽のテンポは聴感上自然である。
【0012】
本発明の波形再生装置は、記憶手段が、複数の時間領域に区分けされるとともに各時間領域に複数回繰り返す場合、あるいは各時間領域を省略する場合の優先順位が付されてなる波形を記憶するものであって、
再構成手段が記憶手段に記憶された波形から時間領域を繰り返して、あるいは時間領域を省略して再構成波形を生成するにあたり、制御手段が、各時間領域に付された優先順位に従って繰り返す時間領域あるいは省略する時間領域を決定するものであることが好ましい。
【0013】
この構成を有する波形再生装置において、上記優先順位には繰返しに対する優先順位と省略に対する優先順位があり、これらの優先順位は、各時間領域の繰返しあるいは省略が自然な順に各時間領域にそれぞれ付される。上記(5)の制御手段はこのような優先順位に従って繰り返す時間領域あるいは省略する時間領域の決定を行い、その決定に従って上記(2)の再構成手段により再構成波形が再構成される。そのため、本発明の波形再生装置により再生される波形が表す音楽は自然な構造を持つ。
【0014】
本発明の波形再生装置は、制御手段が、再構成手段に、圧縮伸長手段により圧縮あるいは伸長が所定の圧縮伸長率の範囲内で行われることによって再生時間設定手段により設定された再生時間と同一の再生時間で波形再生を行うことのできる再構成波形を生成させるものであることが好ましい。
【0015】
ここで圧縮伸長率は、波形の時間長に対する、その波形を時間軸方向に圧縮伸長して生成された波形の時間長の比をいう。
【0016】
この構成を有する波形再生装置は、上記(3)の圧縮伸長手段により圧縮あるいは伸長が所定の圧縮伸長率の範囲内で行われるように上記(2)の再構成手段により再構成波形が生成される。上記範囲は、この範囲内の圧縮伸長率で圧縮伸長された波形が表す音楽のテンポは聴感上自然であるように設定されている。
【0017】
また、この構成を有する波形再生装置では、上記範囲と上記優先順位とが併せて採用されることにより、上記(5)に示される、上記波形のうちの繰り返される時間領域とその繰返しの回数あるいは省略される時間領域及び、上記圧縮伸長率とが簡単なアルゴリズムにより決定される。
【0018】
【発明の実施形態】
以下、本発明の波形再生装置の実施形態について説明する。
【0019】
本実施形態の波形再生装置は、決まった時間長の音楽を表す波形(原波形)を、外部から設定された再生時間長と同じ時間長を持つ波形に変換してその波形を再生するものである。以下では、はじめにこの波形再生装置の基本的なアイディアを説明し、そのアイディアに基づいて、設定された再生時間に合わせて波形の時間長が変えられるにもかかわらず、その波形が表す音楽はピッチ及び、テンポが自然である理由について説明する。その後、波形再生装置の具体的な実施形態について説明する。
【0020】
まず、この波形再生装置の基本的なアイディアを図1と図2により説明する。
【0021】
図1は原波形とこの原波形を元にして再構成された波形とその波形が伸長されて生成された波形の構成の一例を示す図である。
【0022】
図2は原波形とこの原波形を元にして再構成された波形とその波形が圧縮されて生成された波形の構成の一例を示す図である。
【0023】
図1(A)は原波形の構成の一例を表す図である。
【0024】
図2(A)は図1(A)と同じ図である。図1(A)と図2(A)では、横方向が時間を表す。図中の4つのブロックの全体が原波形を表す。4つのブロックの各々が原波形の時間領域aと時間領域bと時間領域cと時間領域dという4つの時間領域それぞれを表す。この原波形は上述したように音楽を表し、そして、その原波形は小節や拍のように音楽的な意味を持つ単位の時間領域で区切られている。ここでは、時間領域aはイントロを表し、時間領域bはメロディ1を表し、時間領域cはメロディ2を表し、時間領域dはエンディングを表す。この原波形がそのまま再生されるときには、その再生は、左端の、時間領域aの先頭から時刻00:00:00に始められ、イントロ、メロディ1、メロディ2、エンディングの順に進み、時刻00:00:30に右端の、時間領域dの最後尾で終わる。つまりこの原波形は30秒の時間長を持つ。なお、以下では、本発明の実施形態の波形再生装置を使用するユーザにとってメロディ1を繰り返す方がメロディ2を繰り返すよりも音楽的に好ましいものであり、かつ、メロディ2を省略する方がメロディ1を省略するより音楽的に好ましいものであると想定する。
【0025】
さて、原波形を設定された再生時間長で再生する、本発明の波形再生装置の基本的なアイディアとは、原波形から、その原波形の区分けされた時間領域のうちいずれかの時間領域を複数回繰り返すかもしくは省略して新しく波形を再構成し、その再構成された波形(再構成波形)を時間軸方向に圧縮伸長するというものである。まず、30秒の時間長を持つ原波形を45秒の再生時間長で再生させる場合を考える。この場合、原波形を元にして波形は図1(B)に示されるように再構成される。
【0026】
図1(B)は、原波形を元にして再構成された、原波形の時間長より長い時間の波形の構成の一例を表す図である。
【0027】
ここでは、原波形から、時間領域bが繰り返されたa,b,b,c,dの順に並ぶ各時間領域で表される再構成波形が再構成されている。このように時間領域bが繰り返されているので、原波形に基づいてこのように再構成された波形の時間長は、原波形の30秒と比べて45秒の再生時間長により近づいている。さらに、この波形は図1(C)に示されるように圧縮伸長が施される。
【0028】
図1(C)は、原波形を元にして再構成された波形が圧縮伸長により伸長された波形の構成の一例を表す図である。
【0029】
ここでは、上記再構成波形の各時間領域が各々伸長されて全体で目的とする45秒の時間長の波形が生成されている。本発明の実施形態の波形再生装置は、上記原波形から図1(C)に示す構成を持つ波形を再生する。
【0030】
この波形の再生においては時間領域bを繰り返すという再構成の過程を含むため、以下に示すように、この波形再生装置により自然なテンポを持つ音楽を表す波形が再生される。まず、上記再構成の過程が含まれない場合を想定する。その場合には、原波形にそのまま圧縮伸長を施して45秒の時間長の波形を生成するために原波形の時間長は全体で15秒伸長されなくてはならない。一方、本実施形態では、まず原波形を元にして再構成波形を再構成することにより時間領域単位で波形全体の時間長が伸ばされる。そのため、圧縮伸長により波形が伸長される時間は15秒より短い。このように、波形が伸長される時間が短くなることにより、再構成されかつ圧縮伸長された波形が表す音楽のテンポの間延びはそれほど大きくはなく聴感上自然な程度におさまる。
【0031】
また、ピッチが変化しない圧縮伸長を施す場合、波形は上述した、再構成と圧縮伸長のいずれが行われてもその波形が表す音楽の各音のピッチは変わらない。そのため、上記波形再生装置により再生される波形が表す音楽のピッチは自然である。
【0032】
また、上記波形再生装置により再生される波形は上述したように再構成された波形であるにもかかわらず、原波形の区分けされた時間領域のうち、メロディ1を表す時間領域bが繰返しの対象として選ばれており、この時間領域bが繰り返されて生成された波形は音楽的に自然な構造を持つ。
【0033】
次に、30秒の時間長を持つ原波形を20秒の再生時間長で再生させる場合を考える。この場合、波形は図2(B)に示されるように再構成される。
【0034】
図2(B)は、原波形を元にして再構成された、原波形の時間長より短い時間の波形の構成の一例を表す図である。
【0035】
ここでは、時間領域cを省略して原波形をa,b,dの順に並べたブロックで表される波形が再構成されている。このように時間領域cが省略されているので、原波形に基づいてこのように再構成された波形の時間長は、原波形の30秒と比べて20秒の再生時間長により近い。さらに、この波形は図2(C)に示されるように時間軸方向に圧縮伸長が施される。
【0036】
図2(C)は、原波形を元にして再構成された波形が圧縮伸長により圧縮された波形の構成の一例を表す図である。
【0037】
ここでは、再構成された波形の各時間領域が各々圧縮されて全体で目的とする20秒の時間長の波形が生成されている。本発明の実施形態の波形再生装置は、上記原波形からこの波形と同じ構成を持つ波形を再生する。
【0038】
この波形の再生においても上記再構成の過程が含まれるため、上記再構成された波形が圧縮される時間長は、この再構成の過程が含まれない場合に原波形が圧縮される時間長と比較して短い。そのため、この波形再生装置により再生される波形が表す音楽のテンポは間が詰まりすぎることなく自然である。
【0039】
また、上記波形再生装置により再生される波形が表す音楽のピッチは、ピッチが変わらない圧縮伸長を施す場合、上記45秒の再生時間で再生される波形のピッチと同様に、再構成と圧縮伸長により変わらないため自然である。
【0040】
また、原波形の時間領域のうち、イントロを表す時間領域a及びエンディングを表す時間領域dではなく、省略されても自然なメロディ2を表す時間領域cが省略の対象として選ばれるため、上記波形再生装置によりこの時間領域cが省略されて生成された波形は音楽的に自然な構造を持つ。
【0041】
以上が本発明の基本アイディアであり、以下では、この基本アイディアを実現する、波形再生装置の具体的な実施形態について説明する。ここでは、上記基本アイディアで述べた、時間長が30秒の4つの時間領域に区分けされた原波形を用いて、特に断りが無ければ図1に示された再生時間が45秒に設定された場合について説明し、適宜、図2に示された再生時間が20秒に設定された場合について説明する。
【0042】
図3は本発明の波形再生装置の一実施形態を示すブロック図である。
【0043】
波形再生装置1はRAM(Random Access Memory)2とユーザ・インターフェース3とCPU(Central ProcessingUnit)4とDSP5(Digital Signal Processor)とを備えている。RAM2は本発明にいう記憶部に相当し、上述した原波形のデータを記憶する。また、ユーザ・インターフェース3は本発明にいう再生時間設定手段に相当し、ここで再生時間が設定される。また、CPU4は本発明にいう制御手段に相当し、上記再構成において原波形の各時間領域のうちいずれの時間領域を繰返しあるいは省略をさせるか、また繰返しの際には何回繰り返させるかを決定する。また、DSP5は本発明にいう再構成手段と圧縮伸長手段に相当し、実際に上記時間領域の繰返しあるいは省略を行って波形を再構成し、さらに再構成された波形を時間軸方向に圧縮伸長する。
【0044】
以下では、図3の他、適宜図4〜図10を用いて、RAM2、ユーザ・インターフェース3、CPU4、DSP5の順に詳細な説明を進める。
【0045】
RAM2に記憶される原波形のデータの詳細について説明する。
【0046】
各種の波形のデータがCD−ROMに格納されている。ユーザは波形再生装置1で再生を希望する音楽を表す波形のデータをCD−ROMから選択することができる。ここでは上記原波形のデータが選択されたものとする。その選択されたデータは波形再生装置1に備わるCD−ROM制御回路6と波形再生装置1に備わるバス7を経由してRAM2に送られる。
【0047】
このようにしてRAM2に格納された、原波形のデータのフォーマットが図4に示される。
【0048】
図4はRAMに格納された、原波形のデータのフォーマットを示す図である。
【0049】
このフォーマットで表されるデータは5つの領域に分かれている。図の最上部の領域が全体のヘッダを表し、図の最底部の領域が原波形の波形データ本体を表す。残りの3つの領域に格納されるデータは原波形の特性を表し、図の上から2番目と3番目の領域がそれぞれ、圧縮伸長率の規定最大値と圧縮伸長率の規定最小値とを表す。圧縮伸長率の規定最大値は、伸長される波形に許される最大の圧縮伸長率を表し、圧縮伸長率の規定最小値は、圧縮される波形に許される最小の圧縮伸長率を表す。この圧縮伸長率の規定最小値と規定最大値は、上記原波形の各時間領域がこの規定最小値以上かつこの規定最大値以下の圧縮伸長率で圧縮伸長を施されたときにその圧縮伸長が施された波形が表す音楽のテンポが自然であるように、あらかじめ設定されている。上から4番目の領域は原波形から区分けされた各時間領域に関する情報を表す。この各時間領域に関する情報の内容を図5を用いて以下に説明する。
【0050】
図5はRAMに格納された各時間領域に関する情報を表すデータのフォーマットを示す図である。
【0051】
このフォーマットで表されるデータは各時間領域特性を表す各データ領域に大きく分かれており、その各データ領域はさらに4つの領域に分かれている。図の最上部の領域が上記波形データ本体における時間領域aのデータの先頭位置を示すスタート・アドレスを表す。次の領域が時間領域aのサンプル数を表す。この時間領域aのサンプル数は上記波形データ本体における時間領域aのデータの長さを示し、この長さは時間領域aの時間長を表す。
【0052】
その次の領域は時間領域aの繰返しに対する柔軟性を表し、さらにその次の領域は時間領域aの省略に対する柔軟性を表す。ある時間領域の繰返し、省略に対する柔軟性とは、その時間領域の繰返し、省略によって波形の時間長を変えることが許される度合いを数字で表したものである。その柔軟性は1が最も高く、1の柔軟性を持つ時間領域は最も優先して繰り返され、あるいは省略される。また、その柔軟性は0が最も低く、0の柔軟性を持つ時間領域は繰返し、省略が許されない。ここでは、時間領域a,b,c,dそれぞれに対して、それぞれ0と1と0.5と0という、繰返しに対する柔軟性と、それぞれ0と0.5と1と0という、省略に対する柔軟性とが設定されている。
【0053】
以上の領域が時間領域aに関する情報を表す。図の、この時間領域aに関する情報を表す領域の下に、時間領域b,c,dに関する情報を表す領域が続く。
【0054】
上述した圧縮伸長率の規定最大値と圧縮伸長率の規定最小値及び各時間領域に関する情報が原波形の特性を表す。この原波形の特性を表すデータはCPU4により読み込まれる。この段階でユーザはLCD3_1と各種スイッチ3_2とからなるユーザ・インターフェース3により、最終的に波形再生装置1により再生される波形の再生時間長を希望する時間長に設定し、再生の開始を指示する。
【0055】
図6はユーザ・インターフェースを示す図である。
【0056】
ユーザ・インターフェース3の上部には、LCD3_1が備えられている。また、ユーザ・インターフェース3にはその他にスタート・キー3_2_1とストップ・キー3_2_2とカーソル・キー3_2_3とテン・キー3_2_4からなる各種スイッチ3_2が備えられている。図6のLCD3_1には、RAM2に格納されている原波形の時間長(30秒)と、その原波形を構成する小節の数(16)とが示されている。ユーザはこれらの情報を見ながら、カーソル・キー3_2_3とテン・キー3_2_4を用いて数値を入力することにより、上述した再生時間長を希望する時間長(45秒)に設定する。LCD3_1と各種スイッチ3_2それぞれは、それぞれ波形再生装置1に備わるLCDI/F回路9とスイッチ制御回路10とを経由してさらにバス7を経由してお互いに、またCPU4とつながっている。そして、上記再生時間長を表すデータはLCD3_1及びCPU4に伝えられる。そして、図6に示されるようにLCD3_1に再生時間(45秒)が表示される。
【0057】
CPU4はこの再生時間長を読みとった段階で、この再生時間長と原波形の特性を表すデータとに基づいて、原波形のどの時間領域が何回繰り返しDSP5により読み込まれるのが適切であるかの決定、及び原波形のどの時間領域がDSP5により読み込みを省略されるのが適切であるかの決定をしてその決定された情報をDSP5に送りDSP5を制御する。この決定と制御の詳細は図7に示される。
【0058】
図7はCPUのメインルーチンのフローチャートである。
【0059】
ここでは、このメインルーチンで使用されるサブルーチンの説明のために適宜図8と図9と図10とを交えて説明する。
【0060】
このメインルーチンにおいて、原波形を原波形の時間長より時間の長い波形に変換する際には時間領域の繰返しの処理が実行され、原波形を原波形の時間長より時間の短い波形に変換する場合には時間領域の省略の処理が実行される。なお、以下で波形の省略に対して繰り返し回数を定義する場合があり、その場合には繰り返し回数が0の時間領域は省略される時間領域を表す。
【0061】
このメインルーチンのステップS1において、各種スイッチ3_2で設定された再生時間がCPU4に入力される。その後、ステップS2に進む。
【0062】
ステップS2において、繰返しあるいは省略の柔軟性についてのソートが行われ、各々の時間領域に対して柔軟性の低い順に番号を付与する。具体的には、繰り返しに対しては時間領域a,d,c,bの順に、省略に対しては時間領域a,d,b,cの順に、それぞれi=1,2,3,4の番号が付けられる。このソートを前処理として、次のステップS3に進む。
【0063】
ステップS3〜ステップS5において、上述した基本的なアイディアの説明において述べた、波形の再構成のパターンと波形の圧縮伸長率との双方が決定される。ステップS3ではサブルーチンSB3に進み、サブルーチンSB3で波形の圧縮伸長率の計算が行われる。例えば、再生時間が45秒の場合に、このメインルーチン中でステップS3に最初に入ったときには、原波形が圧縮伸長の対象となるので、設定された再生時間45秒に対する原波形の時間長30秒の比がとられて1.5という圧縮伸長率が計算される。この計算のサブルーチンの詳細については後に説明する。
【0064】
次にこの計算された圧縮伸長率が、圧縮伸長率の規定最小値以上かつ規定最大値以下という規定された範囲におさまるかどうかを判断する。
上記圧縮伸長率がこの規定された範囲内におさまるときにはステップS3〜ステップS5のループから抜け出てステップS6に進む。一方、上記圧縮伸長率がこの規定された範囲外にあるときにはステップS4に進む。
【0065】
ステップS4において、上記圧縮伸長率が限界か否か、つまり上記再構成のパターンをどのように変えてもこの圧縮伸長率を上記規定された範囲内におさめることができないのかできるのかを判断する。このステップS4は極端な再生時間が設定された場合に対処するためのものである。例えば、設定された再生時間が非常に短い時間である場合を考える。このとき、ステップS3〜ステップS5のループで省略が進められて時間領域aと時間領域dとが1つづつ残る波形が設定される。この2つの時間領域は省略に対する柔軟性が0であるので省略され得ない。この状態でなお上記圧縮伸長率が上記規定された範囲外にある場合には、正規の手続きでは目的とする再生時間長を持つ波形を設定できない。そこで、上記圧縮伸長率が限界であるときには、ステップS3〜ステップS5のループから抜け出てステップS6に進む。この圧縮伸長率は上記規定された範囲外にあるが、上記設定された再生時間に合わせて強制的に圧縮伸長が行われるよう設定される。一方、上記圧縮伸長率が上記規定された範囲内にあるときには、次のステップS5に進む。
【0066】
ステップS5においては、1つの時間領域に着目しその時間領域の繰返し回数あるいはその時間領域の省略の有無を設定し直す。この設定を行うサブルーチンSB5のフローチャートについては後に説明する。このメインルーチンのステップS5のサブルーチンSB5で各時間領域の繰返しの回数あるいは省略の有無が設定されて、再びステップS3に戻る。そして、圧縮伸長量が上述したような限界に達しない限り、ステップS3〜S5のループを回り、CPU4により計算された時間軸の圧縮伸長率が上記規定された範囲内に入るよう、波形が繰り返される時間領域とその繰返し回数あるいは省略される時間領域の設定を行い続けて、最終的にそれらの時間領域と繰り返し回数とを決定する。この決定がなされた後ステップS6に進む。
【0067】
ステップS6では、サブルーチンSB6に入って上記決定を元にCPU4がDSP5を制御する。このサブルーチンSB6の詳細については後に述べる。
【0068】
先に説明を省略したサブルーチンSB3について図8を使用して説明する。
【0069】
図8は波形の圧縮伸長率の計算をするサブルーチンのフローチャートである。
【0070】
このサブルーチンのステップS31、ステップS32において、積算時間=0からスタートし、順に各時間領域での繰返し回数×各時間領域の時間長を計算して、その積が積算時間に加算される。具体的には、最初に繰り返し、及び省略のいずれの設定もされていない場合には、1×時間領域aの時間長+1×時間領域bの時間長+1×時間領域cの時間長+1×時間領域dの時間長の30秒が計算される。その後、再生時間長が45秒に設定された場合、最終的には、メインルーチンのステップS3〜ステップS5のループにおいて、上述したような、時間領域bが繰り返される再構成のパターンが選択される。その場合には、1×時間領域aの時間長+2×時間領域bの時間長+1×時間領域cの時間長+1×時間領域dの時間長が計算される。また、再生時間長が20秒に設定された場合、最終的には、時間領域cが省略される再構成のパターンが選択される場合には、1×時間領域aの時間長+1×時間領域bの時間長+0×時間領域cの時間長+1×時間領域dの時間長が計算される。この積算時間の計算が終了すると、次のステップS33に進む。
【0071】
ステップS33において、上記設定された再生時間の、前ステップで計算された積算時間に対する比がとられて圧縮伸長量率が計算される。この計算の後、図7に示すメインルーチンのステップS3に戻る。
【0072】
次に、先に説明を省略したサブルーチンSB5について図9を使用して説明する。
【0073】
図9は波形の再構成のパターンを設定するサブルーチンのフローチャートである。
【0074】
まず、時間領域の繰り返しによる再構成のパターンを設定する場合について説明する。このサブルーチンSB5のステップS51において、ステップS2でソートされて番号iが付与された1つの時間領域に対してその時間領域の繰返しが可能かどうかが判断される。この判断は番号iが大きい順に行われるので、最初は最も繰返しの柔軟性の高い時間領域bに対して繰返しが可能かどうかが判断される。時間領域bは上述したように柔軟性が1であるので繰返しが可能である。このように繰返しが可能であると判断されれば次のステップS52に進む。しかし、仮にこのステップS51での判断が時間領域aに対する判断であるときには、時間領域aに対する繰返しの柔軟性は0である。このときには、繰返しは不可能であると判断され、ジャンプしてステップS55に進むことになる。
【0075】
次のステップS52〜ステップS54では、番号iの時間領域に対して繰返しを設定し、番号iを1つ小さくする。そして、i=0かどうかを判断し、i=0でなければメインルーチンに戻り、i=0ならばステップS55に進む。
【0076】
ステップS55では、番号iを最大値に、すなわち原波形を構成する時間領域の数である4に設定する。これにより、再び繰返しの柔軟性が最高である時間領域に対してさらに繰返しの設定が考慮される。例えば、仮に再生時間が45秒よりかなり長い場合には、まず、ステップS52でi=4の番号を付与された時間領域bに対して繰返しが設定され、メインルーチンのループを経由して次にこのステップS52を訪れるときには、i=3の番号を付与された時間領域cに対して繰返しが設定される。その次にメインルーチンのループを経由するとステップS51でi=2の番号を付与された時間領域aに対する繰返しが不可能と判断されるので、ステップS55で再びi=4に設定される。このようにしてステップS52において以後時間領域b、時間領域c、時間領域b、時間領域cのように繰返しが設定されて、時間領域bと時間領域cに対する繰返し回数が増えていく。このステップS55において番号iの設定が終了するとサブルーチンSB5を抜けてメインルーチンのステップS5に戻る。
【0077】
次に、時間領域の省略による再構成のパターンを設定する場合について説明する。この場合には、cから順に省略が可能かどうか判断され、省略が可能であるので次のステップS52に進む。また、繰返しによる再構成のパターンを設定する場合と同様に、仮にこのステップS51での判断が時間領域aに対する判断であるときには、時間領域aに対する省略の柔軟性は0であるので省略は不可能であると判断され、ジャンプしてステップS55に進む。
【0078】
次のステップS52〜ステップS54では、番号iの時間領域に対してくり返しの代わりに省略を設定する他は、繰返しによる再構成のパターンを設定する場合と同様に進む。
【0079】
ステップS55では、番号iを最大値に、すなわち原波形を構成する時間領域の数である4に設定する。しかし、省略による再構成のパターンを設定する場合には、単に設定されるだけであり、再び時間領域が省略されるということはない。このため、最終的には、全くどの時間領域も省略されないか、時間領域cのみが省略されるか、時間領域cと時間領域bのみが省略されるかの3通りの再構成のパターンのみが実現される。このステップS55において番号iの設定が終了するとサブルーチンSB5を抜けてメインルーチンのステップS5に戻る。
【0080】
先に説明を省略したサブルーチンSB6について図10を使用して説明する。ここではサブルーチンSB6についての説明に加えてDSP5により波形が再構成されて圧縮伸長される様子についても並行して説明する。
【0081】
図10は、CPUがDSPを制御するサブルーチンのフローチャートである。
【0082】
このサブルーチンSB6のステップS61のループにおいて、CPU4はスタート・キー3_2_1からの再生開始の指示を待ち、ユーザがスタート・キー3_2_1により再生開始を指示すると、CPU4はその指示を受け取って次のステップS62に進む。
【0083】
ステップS62〜S63において、上記ステップS3〜S5のループで決定された波形の各時間領域の繰返し回数と圧縮伸長率とをDSP5に伝達する。その後ステップS64に進み、再生開始の指示をDSP5に伝達して、ステップS65のループに進む。
【0084】
以下、このステップS65におけるDSP5の再生処理について説明する。DSP5はこの再生開始の指示を受けるとRAM2に格納されている原波形の本体のデータを読み込みを始める。DSP5はその波形データを上述した読み込み方に従って順に時間領域aのデータの先頭から読み込み始め、時間領域bのデータを最後まで読み込み終わると、再び時間領域bのデータの先頭のアドレスに戻り、時間領域bのデータを順に読み始める。次に時間領域bのデータを読み込み終わると、今度は時間領域cのデータの先頭から読み込みを始め、時間領域dのデータを最後まで読み込む。このようにDSP5に読み込まれた波形データは、読み込まれたから順に、CPU4によって決定された圧縮伸長率でDSP5により時間軸方向に伸長されて45秒の再生時間長の波形が生成される。
【0085】
一方、目的とする再生時間が20秒である場合には、DSP5は時間領域bのデータをとばして、時間領域a、時間領域b、時間領域cのデータを順に読み込む。この波形データは、DSP5により時間軸方向に圧縮されて20秒の再生時間長の波形が生成される。
【0086】
DSP5が波形を再生している間、CPU4はステップS65のループで待機してストップ・キー3_2_2からの再生終了の指示を待つ。そして、その再生終了の指示がなければ上記設定された再生時間が経過するとそのループを抜けて次のステップS66へ進む。もしくはストップ・キー3_2_2から再生終了の指示があるとそのループを抜けて次のステップS66に進む。ステップS66ではDSP5に再生終了の指示を伝達し、DSP5は再生を中止する。その後、このサブルーチンSB6を抜け、メインルーチンを終了する。
【0087】
このように、このフローチャートに従って繰返しの柔軟性と省略の柔軟性を通して音楽的に自然な構造を持つ波形の再構成のパターンが自動的に決定され、さらに波形の圧縮伸長率が計算される。そして、この再構成のパターンと圧縮伸長率とに従ってDSP5によりテンポに関して聴感上自然な波形が再生される。
【0088】
なお、本実施形態では、1つの時間領域のみが1回繰返されるかあるいは省略される場合を扱ったが、本発明の波形再生装置では、複数の時間領域が繰り返されるかあるいは省略されてもよいし、複数回繰り返されても良い。
【0089】
なお、本実施形態では、各種スイッチ3_2において再生時間の設定が行われたが、本発明の波形再生装置では、各種スイッチ3_2によりその他に、圧縮伸長率の最小値及び、圧縮伸長率の最大値及び、原波形からの各時間領域の切り出し方及び、各時間領域の時間軸伸長時の柔軟性及び、各時間領域の時間軸圧縮時の柔軟性等の設定がされるものであってもよい。
【0090】
なお、本実施形態では波形の再構成がどのように行われても上記圧縮伸長率が上記規定された範囲外にあるときには、波形はDSP5により強制的に圧縮伸長されたが、本発明の波形再生装置では警告を表示してユーザに指示を仰ぐなど様々な方法が考えられる。
【0091】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、再生時間を大きく調整しても、記憶されている波形を、テンポが自然な波形として再生する波形再生装置が構成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】原波形とこの原波形を元にして再構成された波形とその波形が伸長されて生成された波形の構成の一例を示す図である。
【図2】原波形とこの原波形を元にして再構成された波形とその波形が圧縮されて生成された波形の構成の一例を示す図である。
【図3】本発明の波形再生装置の一実施形態を示すブロック図である。
【図4】RAMに格納された、原波形のデータとその原波形の特性を表すデータの両データのフォーマットを示す図である。
【図5】RAMに格納された各時間領域に関する情報を表すデータのフォーマットを示す図である。
【図6】ユーザ・インターフェースを示す図である。
【図7】CPUのメインルーチンのフローチャートである。
【図8】波形の圧縮伸長率の計算をするサブルーチンのフローチャートである。
【図9】波形の再構成のパターンを設定するサブルーチンのフローチャートである。
【図10】CPUがDSPを制御するサブルーチンのフローチャートである。
【符号の説明】
1 波形再生装置
2 RAM
3 ユーザ・インターフェース
3_1 LCD
3_2 各種スイッチ
4 CPU
5 DSP
6 CD−ROM制御回路
7 バス
8 ROM
9 LCDのI/F回路
10 スイッチ制御回路
11 D/A変換器
12 増幅回路
3_2_1 スタート・キー
3_2_2 ストップ・キー
3_2_3 カーソル・キー
3_2_4 テン・キー

Claims (2)

  1. 複数の時間領域に区分けされてなる波形を記憶する記憶手段と、
    前記波形から、区分けされた時間領域のうちのいずれかの時間領域を省略しあるいはいずれかの時間領域を複数回繰り返すことにより再構成波形を生成する再構成手段と、
    波形の各時間領域内を時間軸方向に圧縮あるいは伸長する圧縮伸長手段と、
    波形の再生時間を設定する再生時間設定手段と、
    前記再構成手段に、前記記憶手段に記憶された波形から、前記圧縮伸長手段により圧縮あるいは伸長が所定の圧縮伸長率の範囲内で行われることによって前記再生時間設定手段により設定された再生時間と同一の再生時間で波形再生を行うことのできる再構成波形を生成させるとともに、前記圧縮伸長手段に、前記再生時間設定手段により設定された再生時間と同一の再生時間で波形再生が行われるように前記再構成波形を圧縮あるいは伸長させる制御手段とを備えたことを特徴とする波形再生装置。
  2. 前記記憶手段が、複数の時間領域に区分けされるとともに各時間領域に複数回繰り返す場合、あるいは各時間領域を省略する場合の優先順位が付されてなる波形を記憶するものであって、
    前記再構成手段が前記記憶手段に記憶された波形から時間領域を繰り返して、あるいは時間領域を省略して再構成波形を生成するにあたり、前記制御手段が、各時間領域に付された優先順位に従って繰り返す時間領域あるいは省略する時間領域を決定するものであることを特徴とする請求項1記載の波形再生装置。
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