JP3073361B2 - 管内清掃装置 - Google Patents

管内清掃装置

Info

Publication number
JP3073361B2
JP3073361B2 JP05089195A JP8919593A JP3073361B2 JP 3073361 B2 JP3073361 B2 JP 3073361B2 JP 05089195 A JP05089195 A JP 05089195A JP 8919593 A JP8919593 A JP 8919593A JP 3073361 B2 JP3073361 B2 JP 3073361B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
cleaning device
propeller
wall surface
conduit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP05089195A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06277640A (ja
Inventor
善吾 相沢
豊彦 石丸
敏彦 園山
悟 竹田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Electric Power Co Inc
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Tokyo Electric Power Co Inc
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Electric Power Co Inc, Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Tokyo Electric Power Co Inc
Priority to JP05089195A priority Critical patent/JP3073361B2/ja
Publication of JPH06277640A publication Critical patent/JPH06277640A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3073361B2 publication Critical patent/JP3073361B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、発電プラント等の冷却
用海水管のような管路の清掃装置に関し、特に管路の内
面に付着する海生物除去用や、各種プラントにおける
各種配管の内壁清掃用にも適用可能管内清掃装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来よりこの種管内清掃装置として、自
走車輪並びに動力旋回ブラシ又は回転ブラシを有するも
の、スラスターによる推力移動機構並びに回転ブラシを
有するもの、あるいは管路内水流を利用したピグ等
々の型式のものが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来の各形式の管内清掃装置には、それぞれ次の様な欠
点が有る。 (1)自走車輪、動力旋回ブラシ又は回転ブラシ形式の
もの車輪及びブラシを駆動させるアクチュエータ及びそ
の動力装置、制御装置等を内蔵させる必要が有り、その
ため装置が複雑となりかつ制御も難かしく、価格も高く
なる。 (2)スラスター移動、回転ブラシ形式のもの 清掃時の反力をスラスター推力で支持させる構成である
ため、極めて軽作業用にしか使えない。また装置の位置
保持が難かしい。(3)ピグ方式のもの 管内の屈曲部等でピグが詰まり易く又、海生物のうちフ
ジツボ等強固に付着するものの除去は困難で、その部分
で詰まってしまう恐れが有る。
【0004】本発明は、従来装置のこのような問題点の
解決をはかろうとするもので、管路内の水流を利用して
プロペラを回転させ、この回転力でブラシ等の清掃具を
回転駆動させるようにして、装置の簡素化をはかった、
管内清掃装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本発明の管内清掃装置は、円形断面の管路の内壁面
を清掃するための管内清掃装置において、同管内清掃装
置が、筒型に形成された胴体と、同胴体の後端部に回転
可能に取付けられ上記管路の中を流れる水流によって回
転駆動されるプロペラと、上記胴体の前方部に回転可能
に取付けられるとともに上記プロペラにより回転駆動さ
れて上記管路の内壁面の清掃を行なう清掃具と、上記胴
体の外周部に取付けられ上記管路の内壁面に押圧状態で
転接して上記胴体を上記管路の内部に移動可能に保持
る複数個の従動車輪と、上記胴体に基端部取付けられ
他端側が上記管路の外部に設置された制動ウインチ等
制動手段に連結される制動索とをそなえ、上記胴体には
同管内清掃装置を水中無重量化する浮力体が取付けられ
ていることを特徴としている。
【0006】
【作用】上述の本発明の管内清掃装置では、流れのある
管内にプロペラを置き、プロペラが流れにより押し流さ
れるのを制動索を介し陸上等に設置の制動ウィンチ等に
より制動させると、流れの速度とプロペラ移動速度(管
内清掃装置の移動速度)との差により、プロペラに回転
力が生じる。そしてこの回転力により清掃具を回転して
管路の内壁面の清掃を行なう。この場合、管内清掃装置
の主要部を構成する胴体が、筒型に形成されるととも
に、筒型の胴体にプロペラが取付けられているため、管
内の水流を効率よくプロペラに導入できる。胴体の外周
部に取付けられた従動車輪が管路の内壁面に接し、転動
しながら制動速度(水流により押し流されるのを制動ウ
ィンチにて制御している速度)で管内清掃装置を管路内
に移動させる。管内清掃装置を水中無重量化させたこと
で、各従動車輪の管壁面迄の距離を等しくできて装置を
管路の中心に保つことが出来る。
【0007】
【実施例】以下、図面により本発明の一実施例としての
管内清掃装置について説明すると、図1は一部を切断し
て示す側面図、図2は図1のA−A矢視断面図、図3は
使用状態の一部を切断して示す側面図である。この実施
例の管内清掃装置も、円形断面の管路10の内壁面の清
掃に用いられるもので、符号3は胴体を示している。胴
体3は管内清掃装置21の主要部を構成するもので、全
体形状円筒形に形成されるとともに、後部(図1にお
ける左端部)が、水流9を効率よく受け入れることがで
きるように、ノズル状に形成されている。
【0008】胴体3の内部に、2本の支柱3aが前後方
向に間隔をあけて立設され、両支柱3aに取付けられた
軸受3bに軸2が回転可能に保持されている。軸2の後
端部にプロペラ1が取付けられ、また軸2の前端側は胴
体3の前縁部より外方に延出され、その端部に、一対の
アーム4が互いに対向するように取付けられている。ア
ーム4は、いずれも円筒体で構成され、円筒体製のアー
ム4に杆体4bが出没可能に挿着されている。さらに、
アーム4の内部にコイルバネ4aが装着されている。こ
のコイルバネ4aは杆体4bを常に外方へ付勢する機能
をそなえている。杆体4bの先端部にピン11を介して
ブラシ保持体5が揺動可能に取付けられている。
【0009】また、アーム4の内部に装着されたコイル
バネ4aによる押圧力を支持しながら管路10の内壁面
に沿って矢印12の方向(図2参照)に旋回できるよう
に、ブラシ保持体5の杆体4bの出没(伸縮)方向の延
長線上の位置に、ローラ5aが取付けられている。符号
5bはブラシ支持体5に取付けられた清掃具としてのブ
ラシを示している。さらに、胴体3の外周部に、管路1
0の内壁面を転接する従動車輪6が前後にそれぞれ3個
づつ等間隔に取付けられている。各従動車輪6を胴体3
の外周部に取付けるためにパンタグラフ型リンク6aが
用いられている。そして、パンタグラフ型リンク6aに
従動車輪6を外方(管路10の内壁面)にむかって押圧
するためのコイルバネ6bが装着されている。従動車輪
6は胴体3に取付けられる構成であるため、従動車輪6
の取付け構造を簡素化できる。
【0010】次に、上述の構成の管内清掃装置21によ
る管路10の内壁面の清掃手順について説明する。図3
に示すように、管内清掃装置21が管路10内に設置さ
れる。このとき、管内清掃装置21の各従動車輪6はそ
れぞれコイルバネ6bの作用により、管路10の内壁面
に押圧される。したがって、管内清掃装置21は走行可
能状態で管路10内に設置されることになる。一方、管
内清掃装置21に取付けられた制動索8がガイドシーブ
22を介して管路10外に設置された制動ウィンチ23
に連結される。したがって、制動ウィンチ23を操作す
ることにより、管内清掃装置21が水流9により押し流
されるのを制動することができ、また管内清掃装置21
を水流9より遅い任意の速度で移動させることもでき
る。そしてこの状態のとき、水流9の速度と管内清掃装
置21の移動速度との差により、プロペラ1を水流9の
作用で回転させることができる。管内清掃装置21の主
要部が筒型の胴体3で構成されるとともに、胴体3にプ
ロペラ1が取付けられているため、管路10内の水流を
効率よくプロペラに導入することができ、水流のエネル
ギーの利用効率が向上する。
【0011】プロペラ1のこの回転が軸2を介してアー
ム4に伝えられてアーム4が回転し、アーム4の先端に
取付けられたブラシ5bにより、管内10の内壁面の清
掃が行なわれる。この清掃を、管内清掃装置21をゆっ
くりと前進させながら行なうことにより、管路10の長
い区間にわたる内壁面の清掃を行なうことができる。こ
こで、水流の流速をV、管内清掃装置21の進行速度を
Uとすると、プロペラ1が回転力を発生するための有効
水頭Hは、[数1]式で与えられる。
【数1】H=k(V2−U2)/(2g)
【0012】これにより、プロペラ水車の理論により、
プロペラ回転数や出力等を容易に推定することができ
る。なお、水流9により得られるプロペラ1の回転数
が、管路10の内壁面をブラシ5bが清掃するのに適し
ていないブラシ旋回速度となる場合、軸2を前後の支柱
3a間で分断し、その間に増(減)速装置(図示せず)
を介設して、ブラシ旋回速度を調整する手段を講じれば
よい。また、胴体3に浮力体7を取付けて管内清掃装置
1を水中無重量化させているので、従動車輪6の支持
部に設けられたコイルバネ6bの圧縮がなくなり、各従
動車輪6の管路10の内壁面までの距離が等しくなっ
て、アーム4の回転中心、すなわち胴体3の中心を、管
路10の中心に保つことができる。また、ブラシ5bに
代えて、清掃具としてスクレーパを取付けても、同様の
作用効果が保られる。
【0013】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の管内清掃
装置によれば、次のような効果ないし利点が得られる。 (1)自走式清掃機に比べ、水流エネルギーを利用する
構成としたため、装置の機構が簡単となり、コンパクト
かつ廉価となる。 (2)操作が、制動ウィンチ等のくり出し速度を調節す
るだけなため、取扱いが非常に簡単である。 (3)陸上の付帯設備も少なく、廉価となる。 (4)管内清掃装置の主要部を構成する胴体が筒型に形
成されるとともに、この筒型の胴体にプロペラが取付け
られているため、管内の水流を効率よくプロペラに導入
できる。 (5)従動車輪を胴体に取付ける構成としたため、従動
車輪の取付け構造が簡素となり、製作コストの低減化が
可能となる。 (6)胴体に取付けた浮力体により管内清掃装置を水中
無重量化させているので、胴体の中心を管路の中心に保
つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例として管内清掃装置を一部切
断して示す側面図。
【図2】図1のA−A矢視断面図。
【図3】同使用状態を一部切断して示す側面図。
【符号の説明】
1 プロペラ 2 軸 3 胴体 3a 支柱 3b 軸受 4 アーム 4a コイルバネ 4b 杆体 5 ブラシ保持体 5a ローラ 5b 清掃具としてのブラシ 6 従動車輪 6a パンタグラフ型リンク 6b コイルバネ 7 浮力体 8 制動索 9 水流 10 管路 11 ピン 12 ブラシ旋回方向 21 管内清掃装置 22 ガイドシーブ 23 制動ウィンチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 園山 敏彦 東京都千代田区内幸町1丁目1番3号 東京電力株式会社内 (72)発明者 竹田 悟 神戸市兵庫区和田崎町一丁目1番1号 三菱重工業株式会社 神戸造船所内 (56)参考文献 特開 昭62−224798(JP,A) 特開 昭61−149283(JP,A) 特開 平6−182307(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B08B 9/04

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円形断面の管路の内壁面を清掃するため
    の管内清掃装置において、同管内清掃装置が、筒型に形
    成された胴体と、同胴体の後端部に回転可能に取付けら
    れ上記管路の中を流れる水流によって回転駆動されるプ
    ロペラと、上記胴体の前方部に回転可能に取付けられる
    とともに上記プロペラにより回転駆動されて上記管路の
    内壁面の清掃を行なう清掃具と、上記胴体の外周部に取
    付けられ上記管路の内壁面に押圧状態で転接して上記胴
    体を上記管路の内部に移動可能に保持る複数個の従動
    車輪と、上記胴体に基端部取付けられ他端側上記管
    路の外部に設置された制動ウインチ等の制動手段に連結
    される制動索とをそなえ、上記胴体には同管内清掃装置
    を水中無重量化する浮力体が取付けられていることを特
    徴とする、管内清掃装置。
JP05089195A 1993-03-24 1993-03-24 管内清掃装置 Expired - Lifetime JP3073361B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05089195A JP3073361B2 (ja) 1993-03-24 1993-03-24 管内清掃装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05089195A JP3073361B2 (ja) 1993-03-24 1993-03-24 管内清掃装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06277640A JPH06277640A (ja) 1994-10-04
JP3073361B2 true JP3073361B2 (ja) 2000-08-07

Family

ID=13963939

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP05089195A Expired - Lifetime JP3073361B2 (ja) 1993-03-24 1993-03-24 管内清掃装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3073361B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20060243303A1 (en) * 2003-06-06 2006-11-02 Harr Technologies, Llc Drainage structure cleaning tool and method
KR100957910B1 (ko) * 2007-11-23 2010-05-13 주식회사 포스코 파이프 내면 연마장치
KR20090095229A (ko) * 2008-03-05 2009-09-09 이현철 물 소독용 자외선램프가 삽입되는 석영관청소장치 및 이를이용한 물 소독장치
CN106311689B (zh) * 2016-08-29 2018-10-09 山东胜伟盐碱地科技有限公司 一种排盐管道清垢装置
CN110131175A (zh) * 2019-05-24 2019-08-16 高邮环流泵业有限公司 一种带过滤清扫功能的轴流泵
CN114704372B (zh) * 2022-03-25 2023-06-09 宁波铭发汽车部件有限公司 一种基于流速感应排污的汽车下水室

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06277640A (ja) 1994-10-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4084535A (en) Apparatus for cleaning submerged surfaces
US4011100A (en) Pipe cleaning method and apparatus
JP3073361B2 (ja) 管内清掃装置
WO2018086188A1 (zh) 船体清刷监测水下机器人
JP2001096246A (ja) 管路内の清掃方法及び装置
JP2003112137A (ja) 水中清掃ロボット
JPH06134422A (ja) 管内走行装置
CN214393824U (zh) 管道内壁除锈系统
JP3004559B2 (ja) 異物除去装置
SU1136861A1 (ru) Устройство дл очистки внутренней поверхности трубопровода
JP2631205B2 (ja) 排水パイプ内付着物除去装置
JP2003040194A5 (ja)
JPH06285450A (ja) 水中清掃回収ロボット
CN220410849U (zh) 船底清洗机器人
JPH06121972A (ja) 管用ロボットの走行装置
JP3124195B2 (ja) 異物除去装置
JPH0889909A (ja) 水中円柱構造物清掃ロボット
JPH06182307A (ja) 管内清掃装置
JP2820834B2 (ja) 管内面への異物付着防止装置
FR2923166A1 (fr) Robot de nettoyage en particulier pour cages et stalles d'elevage
JPH0814124B2 (ja) 吸引式清掃作業車
JPH0833878A (ja) 水路の異物除去装置
JPH057073B2 (ja)
RU1801629C (ru) Устройство дл очистки внутренней поверхности труб
JPH0444227Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19990901

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20000509

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090602

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100602

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100602

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110602

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110602

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120602

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130602

Year of fee payment: 13