JP3073290U - コイルばね用消音スパイラルチューブ - Google Patents

コイルばね用消音スパイラルチューブ

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Publication number
JP3073290U
JP3073290U JP2000003278U JP2000003278U JP3073290U JP 3073290 U JP3073290 U JP 3073290U JP 2000003278 U JP2000003278 U JP 2000003278U JP 2000003278 U JP2000003278 U JP 2000003278U JP 3073290 U JP3073290 U JP 3073290U
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JP
Japan
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coil spring
spiral tube
coil
tube
wire
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JP2000003278U
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English (en)
Inventor
基行 佐藤
正樹 高橋
実康 加賀
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Mitsubishi Steel Mfg Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Steel Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コイルばねに装着して、コイルばねの線
間接触もしくは相互衝突に基づく打音の発生を防止す
る。 【解決手段】 リボン状の高分子材を小巻径の螺旋状に
成形してなる消音チューブ2で、コイル1に間隙3を残
しあるいは残ることなく巻付けて、コイル1の線材同士
の直接接触を避け、同時に受け座に対しても線材と受け
座の地金とが直接当接することを避ける。

Description

【考案の詳細な説明】 【考案の属する技術分野】
【0001】 本考案は、コイルばねに装着して、コイルばねの線間接触もしくは相互衝突に 基づく打音の発生を防止するチューブに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、コイルばねを使用しているばね装置においては、コイルばねが圧縮され て変位をすると、線間衝突をする箇所が発生し、その際に打音や衝撃音が発生す ることはよく知られている。
【0003】 それを防止する目的で、コイルばねの衝突する箇所、例えばコイルばねの巻始 めや巻終りのエンド部分は局部的に軟弾性材料で作られた管状体(以下消音チュ ーブという)を挿入する方法があった。そして、消音チューブの軸線方向に沿っ てチューブの全長にわたって連続した開口部を設け、その開口部を拡開してコイ ルばねの線材部分に押し込んで容易に装着組込みをする方法が多く取られている 。
【0004】 しかし、かかる方法ではコイルばねの線径が異なる毎に、その線径に合った径 の消音チューブを用意する必要があった。又、消音チューブの軸線方向に連続し た開口部つまりは断面形状がC字状を呈するような開口部を有しているので、使 用中に該開口部がコイルばねの接近方向に向いてしまった場合には、消音効果が 十分に発揮できないことがある。さらには、コイルばね両端面の受け座に対して 偶々消音チューブの開口部が回転移動をし、線材部分が直接にばね端面で当る受 け座の地金と当接し、コイルばねの接触衝突による衝撃振動が直接受け座に伝達 されて、不快な衝撃音を発生することもあった。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
そこで、本考案では、コイルばねの全ての線径のものに対して適用でき、装着 も容易であり、コイルばねの線材全周にわたって巻付け得るようにし、かつ、製 造費用も廉価な消音チューブを提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、リボン状の高分子材を小巻径の螺旋状に成形してなることを特徴と するコイルばね用消音スパイラルチューブである。
【0007】 高分子材としてはゴム又は合成樹脂が用いられる。螺旋の径は利用が想定され るコイルばねの線径の最低の線径よりやや小さくして、コイルに巻回したときに 把持力が働くようにするとよい。
【0008】 このような消音スパイラルチューブをコイルばねの線材の所要部分に巻付け、 巻付け部分では全周に巻付けて線材同士の直接接触を避け、同時に受け座に対し ても線材と受け座の地金とが直接当接することを避ける。
【0009】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
【0010】 図1は本考案の消音スパイラルチューブ2をコイルばね1に装着した状態の外 観図である。消音スパイラルチューブ2は図からも理解される通り軟弾性の高分 子材料をリボン状に裁断し、さらに小巻径の螺旋状に成形してなるものである。
【0011】 かかる消音スパイラルチューブ2はコイルばね1の端部から中程に向かって螺 条に巻込んで装着する。あるいは装着部分が短い場合は簡単にコイルばね1の端 部から挿入してもよい。図1における3は螺旋状の条間であるが、これはスパイ ラルチューブ同士が密着して巻かれて条間のないことが望ましいが、条間3が多 少大きくても接触する消音スパイラルチューブ2がコイルばね1表面にお互いに 斜めに装着されているので、コイルばね1の1ピッチの内でスパイラルチューブ 2が略等しい条間で複数回巻かれていれば、隣り合うコイルばね1の表面同士の 直接当接による衝撃音の発生は激減する。また、コイルばねの線材が受け座の地 金と直接当接をしないので、線材同士の衝撃音を受け座に直接伝達することがな い。
【0012】 また、消音スパイラルチューブ2の内径面のコイルばね1との接触面に接着剤 を塗布し、消音スパイラルチューブ2とコイルばね1との密着面間を相互接着し て置くのもよい。
【0013】
【考案の効果】
以上説明したとおり、この考案による消音スパイラルチューブを用いれば、コ イルばねのすべての線径に対して適用することができ、装着も容易となり、線間 同士での衝撃音や線材と受け座との間で伝達される衝撃音が激減し、かつ、製造 費用も廉価である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の消音スパイラルチューブをコイルばね
に装着した外観図を示す。
【符号の説明】
1 コイルばね 2 消音スパイラルチューブ 3 間隙

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リボン状の高分子材を小巻径の螺旋状に
    成形してなることを特徴とするコイルばね用消音スパイ
    ラルチューブ。
JP2000003278U 2000-05-17 2000-05-17 コイルばね用消音スパイラルチューブ Expired - Lifetime JP3073290U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021230196A1 (ja) * 2020-05-11 2021-11-18 ミツエム株式会社 巻き径が一定でありピッチに疎密を有し容器内を自由に移動可能なコイルばねを有する泡立て器及び使用方法

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