JP3073274B2 - Ａｔｍ交換機におけるシグナリング処理方式 - Google Patents
Ａｔｍ交換機におけるシグナリング処理方式Info
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は非同期転送モード（ＡＴ
Ｍ）セルを交換するＡＴＭ交換機における信号の処理方
式に係わり、さらに詳しくは加入者線路とＡＴＭ交換機
のスイッチ部の間に設けられる加入者インタフェースか
ら、ＡＴＭセルに格納されているオフフック、オンフッ
ク信号、音声、画像等のデータ種別を示す信号等のシグ
ナリング情報を抽出してＡＴＭ交換機の中央制御装置に
送るための、ＡＴＭ交換機におけるシグナリング処理方
式に関する。
Ｍ）セルを交換するＡＴＭ交換機における信号の処理方
式に係わり、さらに詳しくは加入者線路とＡＴＭ交換機
のスイッチ部の間に設けられる加入者インタフェースか
ら、ＡＴＭセルに格納されているオフフック、オンフッ
ク信号、音声、画像等のデータ種別を示す信号等のシグ
ナリング情報を抽出してＡＴＭ交換機の中央制御装置に
送るための、ＡＴＭ交換機におけるシグナリング処理方
式に関する。
【０００２】
【従来の技術】近年データ通信の普及に伴い、従来の音
声ばかりでなく重要なデータも公衆回線を使用して通信
されるようになってきたため、将来の通信網では高品質
の転送、交換が要求される。音声や低速データばかりで
なく動画像等の高速度データを提供できる通信サービス
用のネットワークとして、広帯域ＩＳＤＮ（Ｂ−ＩＳＤ
Ｎ）が実用段階を迎え、各種インタフェースにおける標
準化が行われている。Ｂ−ＩＳＤＮでは従来の交換方式
と異なり、非同期転送モード（ＡＴＭ）を用いることに
よって音声、低速データと動画像などの異なった速度の
情報を同じように扱い、しかも連続情報とバースト情報
を一元化することができる。
声ばかりでなく重要なデータも公衆回線を使用して通信
されるようになってきたため、将来の通信網では高品質
の転送、交換が要求される。音声や低速データばかりで
なく動画像等の高速度データを提供できる通信サービス
用のネットワークとして、広帯域ＩＳＤＮ（Ｂ−ＩＳＤ
Ｎ）が実用段階を迎え、各種インタフェースにおける標
準化が行われている。Ｂ−ＩＳＤＮでは従来の交換方式
と異なり、非同期転送モード（ＡＴＭ）を用いることに
よって音声、低速データと動画像などの異なった速度の
情報を同じように扱い、しかも連続情報とバースト情報
を一元化することができる。
【０００３】ＡＴＭ網では帯域の異なった情報が、従来
のパケット通信と区別する意味でセルと呼ばれる一定長
の単位に収容されて転送、交換される。セル単位で回線
データとパケットデータを区別することなく多重化する
ことから、異なる転送速度を要求するサービスを柔軟に
転送でき、転送路を効率的に利用できる。
のパケット通信と区別する意味でセルと呼ばれる一定長
の単位に収容されて転送、交換される。セル単位で回線
データとパケットデータを区別することなく多重化する
ことから、異なる転送速度を要求するサービスを柔軟に
転送でき、転送路を効率的に利用できる。
【０００４】ＡＴＭ網においては、ユーザ情報はその長
さに応じていくつかに分別され、ヘッダが付加されてセ
ル化される。セルのヘッダ部は例えば数バイト、データ
部は３２〜１２０バイト程度である。ヘッダにはＶＰ
Ｉ、ＶＣＩと呼ばれる仮想パス識別子、仮想チャネル識
別子があり、これで例えばどのユーザからの情報かが区
別される。ユーザ情報はセル化された後ＡＴＭハイウェ
イ（回線）上で多重され、転送、交換される。この交換
は、例えば交換機のスイッチ内でどのバッファにそのセ
ルデータがライトされるべきかがチャネル番号で交換機
のプロセッサから指定され、セルデータは自律的にネッ
トワーク内を流れていくため、自己ルーチングと呼ばれ
る。受信側ではＡＴＭハイウェイからチャネル識別子
（ＶＣＩ）を基にして必要とするセルを抽出し、ヘッダ
を取り除いてユーザ情報を再生する。
さに応じていくつかに分別され、ヘッダが付加されてセ
ル化される。セルのヘッダ部は例えば数バイト、データ
部は３２〜１２０バイト程度である。ヘッダにはＶＰ
Ｉ、ＶＣＩと呼ばれる仮想パス識別子、仮想チャネル識
別子があり、これで例えばどのユーザからの情報かが区
別される。ユーザ情報はセル化された後ＡＴＭハイウェ
イ（回線）上で多重され、転送、交換される。この交換
は、例えば交換機のスイッチ内でどのバッファにそのセ
ルデータがライトされるべきかがチャネル番号で交換機
のプロセッサから指定され、セルデータは自律的にネッ
トワーク内を流れていくため、自己ルーチングと呼ばれ
る。受信側ではＡＴＭハイウェイからチャネル識別子
（ＶＣＩ）を基にして必要とするセルを抽出し、ヘッダ
を取り除いてユーザ情報を再生する。
【０００５】前述のＶＰＩ、ＶＣＩは交換機内でのセル
のスイッチングの制御にも用いられるが、ハイウェイ上
での伝送ビット数を減らすために、例えば交換機のスイ
ッチ部に設けられる加入者インタフェース内でＶＰＩ、
ＶＣＩの付け替えが行われる。
のスイッチングの制御にも用いられるが、ハイウェイ上
での伝送ビット数を減らすために、例えば交換機のスイ
ッチ部に設けられる加入者インタフェース内でＶＰＩ、
ＶＣＩの付け替えが行われる。
【０００６】図８はＡＴＭ交換機におけるシグナリング
処理方式の従来例の構成ブロック図である。同図におい
て、従来例はＡＴＭ交換機のスイッチ部１、加入者線路
とスイッチ部１とのインタフェースとしての加入者イン
タフェース２ａ，・・・・・，２ｎ，交換機の中央制御
装置（ＣＣ）３スイッチ部１に入力されたＡＴＭセルか
らシグナリング情報を抽出するＡＴＭアダプタ（ＡＤ
Ｐ）４、ＡＤＰ４の出力するシグナリング情報のフォー
マットをＣＣ３が認識できるフォーマットに変換するシ
グナルコントロール（ＳＧＣ）５、及びスピーチパスと
してのスイッチ部１、及び加入者インタフェース２ａ，
・・・・・，２ｎと中央制御装置３とのインタフェース
としてのセントラルコントロール−スピーチパス（ＣＣ
−ＳＰ）インタフェース６から構成されている。
処理方式の従来例の構成ブロック図である。同図におい
て、従来例はＡＴＭ交換機のスイッチ部１、加入者線路
とスイッチ部１とのインタフェースとしての加入者イン
タフェース２ａ，・・・・・，２ｎ，交換機の中央制御
装置（ＣＣ）３スイッチ部１に入力されたＡＴＭセルか
らシグナリング情報を抽出するＡＴＭアダプタ（ＡＤ
Ｐ）４、ＡＤＰ４の出力するシグナリング情報のフォー
マットをＣＣ３が認識できるフォーマットに変換するシ
グナルコントロール（ＳＧＣ）５、及びスピーチパスと
してのスイッチ部１、及び加入者インタフェース２ａ，
・・・・・，２ｎと中央制御装置３とのインタフェース
としてのセントラルコントロール−スピーチパス（ＣＣ
−ＳＰ）インタフェース６から構成されている。
【０００７】図８において、加入者側から入力されるＡ
ＴＭセルに対して、加入者インタフェース２ａ，・・・
・・，２ｎによってスイッチ部１内で交換が可能なよう
に、例えばＶＰＩ及びＶＣＩの変換が行われ、変換後の
セルはスイッチ部１に入力される。また加入者インタフ
ェース２ａ，・・・・・，２ｎは加入者側端末と加入者
インタフェースとの間、及び加入者インタフェースとス
イッチ部との間の回線、加入者インタフェース内のハー
ドウエア自体のメンテナンスを行い、メンテナンス情報
としてこれらの回線状態やハードウエア状態を示す情報
をＣＣ−ＳＰインタフェース６を介してＣＣ３に送出す
る。
ＴＭセルに対して、加入者インタフェース２ａ，・・・
・・，２ｎによってスイッチ部１内で交換が可能なよう
に、例えばＶＰＩ及びＶＣＩの変換が行われ、変換後の
セルはスイッチ部１に入力される。また加入者インタフ
ェース２ａ，・・・・・，２ｎは加入者側端末と加入者
インタフェースとの間、及び加入者インタフェースとス
イッチ部との間の回線、加入者インタフェース内のハー
ドウエア自体のメンテナンスを行い、メンテナンス情報
としてこれらの回線状態やハードウエア状態を示す情報
をＣＣ−ＳＰインタフェース６を介してＣＣ３に送出す
る。
【０００８】ＡＴＭアダプタ４は、スイッチ部１に入力
されたセルの例えば、先頭から数ビット目以降に格納さ
れているシグナリング情報を抽出し、抽出されたシグナ
リング情報は、ＡＴＭセルのフォーマットから、例えば
Ｄチャネル上のリンクアクセスプロトコルとしてのＬＡ
ＰＤ（64Kbps) のフォーマットにＳＧＣ５によって変換
され、中央制御装置３に送られる。
されたセルの例えば、先頭から数ビット目以降に格納さ
れているシグナリング情報を抽出し、抽出されたシグナ
リング情報は、ＡＴＭセルのフォーマットから、例えば
Ｄチャネル上のリンクアクセスプロトコルとしてのＬＡ
ＰＤ（64Kbps) のフォーマットにＳＧＣ５によって変換
され、中央制御装置３に送られる。
【０００９】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図８に
示したような従来のシグナリング処理方式では、多数の
加入者から送られるＡＴＭセル内に格納されているシグ
ナリング情報を抽出するＡＴＭアダプタ４、及びシグナ
ルコントロール５がそれぞれ１台しかないために、これ
らのうちのいずれかが故障するとシグナリング情報の処
理が全くできなくなるという問題点があった。
示したような従来のシグナリング処理方式では、多数の
加入者から送られるＡＴＭセル内に格納されているシグ
ナリング情報を抽出するＡＴＭアダプタ４、及びシグナ
ルコントロール５がそれぞれ１台しかないために、これ
らのうちのいずれかが故障するとシグナリング情報の処
理が全くできなくなるという問題点があった。
【００１０】また図８においては、シグナリング情報を
ＣＣ−ＳＰインタフェース６を介して送られるメンテナ
ンス情報とは全く別の経路によって中央制御装置３に送
るために、必要なケーブル数が多くなるという問題点も
あった。
ＣＣ−ＳＰインタフェース６を介して送られるメンテナ
ンス情報とは全く別の経路によって中央制御装置３に送
るために、必要なケーブル数が多くなるという問題点も
あった。
【００１１】本発明は、装置の故障によるシグナリング
情報の処理不能状態をできるだけ回避することと、必要
なケーブル数を少なくすることを目的とする。
情報の処理不能状態をできるだけ回避することと、必要
なケーブル数を少なくすることを目的とする。
【００１２】
【課題を解決するための手段】図１は本発明の原理ブロ
ック図である。同図は、加入者から入力される非同期転
送モード（ＡＴＭ）セルを交換機のスイッチ部１０に入
力させる、各加入者線に対応して設けられる、１つ以上
の加入者インタフェース１１を備えたＡＴＭ交換システ
ムにおけるシグナリング処理方式の原理ブロック図であ
る。
ック図である。同図は、加入者から入力される非同期転
送モード（ＡＴＭ）セルを交換機のスイッチ部１０に入
力させる、各加入者線に対応して設けられる、１つ以上
の加入者インタフェース１１を備えたＡＴＭ交換システ
ムにおけるシグナリング処理方式の原理ブロック図であ
る。
【００１３】図１（ａ）は第１の発明の原理ブロック図
である。同図において、シグナリング情報抽出手段１２
はそれぞれの加入者インタフェース１１内に設けられ、
入力ＡＴＭセルに格納されている、例えばオンフック、
オフフック信号等のシグナリング情報をＡＴＭセルから
抽出する。またフォーマット変換手段１３も同様に各加
入者インタフェース１１内に設けられ、シグナリング情
報抽出手段１２によって抽出されたシグナリング情報の
フォーマットを、ＡＴＭ交換機の中央制御装置用のフォ
ーマットに変換する。
である。同図において、シグナリング情報抽出手段１２
はそれぞれの加入者インタフェース１１内に設けられ、
入力ＡＴＭセルに格納されている、例えばオンフック、
オフフック信号等のシグナリング情報をＡＴＭセルから
抽出する。またフォーマット変換手段１３も同様に各加
入者インタフェース１１内に設けられ、シグナリング情
報抽出手段１２によって抽出されたシグナリング情報の
フォーマットを、ＡＴＭ交換機の中央制御装置用のフォ
ーマットに変換する。
【００１４】図１（ｂ）は第２の発明の原理ブロック図
である。同図においては、第１の発明の原理を示す図１
（ａ）とは異なって、シグナリング情報抽出手段１７と
フォーマット変換手段１８のうちで、シグナリング情報
抽出手段１７のみが各加入者インタフェース１６内に設
けられ、シグナリング情報抽出手段１７は前述と同様に
入力ＡＴＭセルに格納されているシグナリング情報を抽
出する。フォーマット変換手段１８は、例えば各加入者
インタフェース１６とＡＴＭ交換機の中央制御装置との
間に設けられ、シグナリング情報抽出手段１７が出力す
るシグナリング情報のフォーマットを中央制御装置用の
フォーマットに変換する。
である。同図においては、第１の発明の原理を示す図１
（ａ）とは異なって、シグナリング情報抽出手段１７と
フォーマット変換手段１８のうちで、シグナリング情報
抽出手段１７のみが各加入者インタフェース１６内に設
けられ、シグナリング情報抽出手段１７は前述と同様に
入力ＡＴＭセルに格納されているシグナリング情報を抽
出する。フォーマット変換手段１８は、例えば各加入者
インタフェース１６とＡＴＭ交換機の中央制御装置との
間に設けられ、シグナリング情報抽出手段１７が出力す
るシグナリング情報のフォーマットを中央制御装置用の
フォーマットに変換する。
【００１５】
【作用】第１の発明の原理を示す図１（ａ）において
は、加入者インタフェース１１内でシグナリング情報の
抽出と、抽出された情報のフォーマット交換が行われ、
フォーマット変換後のシグナリング情報は、例えば加入
者インタフェース１１のメンテナンスデータと多重さ
れ、図８のセントラルコントロール−スピーチパスイン
タフェース６を介して交換機の中央制御装置３に送られ
る。これによって、シグナリング情報抽出手段１２とし
ての、例えばＡＴＭアダプタとフォーマット変換手段１
３としてのシグナルコントロールとが、各加入者インタ
フェース内で各加入者線対応に設けられることになる。
また図８におけるようなスイッチ部１からＡＴＭアダプ
タ４、及びシグナルコントロール５を介して中央制御装
置３へのケーブルが不要となる。
は、加入者インタフェース１１内でシグナリング情報の
抽出と、抽出された情報のフォーマット交換が行われ、
フォーマット変換後のシグナリング情報は、例えば加入
者インタフェース１１のメンテナンスデータと多重さ
れ、図８のセントラルコントロール−スピーチパスイン
タフェース６を介して交換機の中央制御装置３に送られ
る。これによって、シグナリング情報抽出手段１２とし
ての、例えばＡＴＭアダプタとフォーマット変換手段１
３としてのシグナルコントロールとが、各加入者インタ
フェース内で各加入者線対応に設けられることになる。
また図８におけるようなスイッチ部１からＡＴＭアダプ
タ４、及びシグナルコントロール５を介して中央制御装
置３へのケーブルが不要となる。
【００１６】第２の発明の原理を示す図１（ｂ）におい
ては、加入者インタフェース１６内で抽出されたシグナ
リング情報が、各加入者インタフェースと中央制御装置
との間に設けられたフォーマット変換手段１８として
の、例えばシグナルコントロールに送られ、フォーマッ
ト変換された後に中央制御装置に転送される。
ては、加入者インタフェース１６内で抽出されたシグナ
リング情報が、各加入者インタフェースと中央制御装置
との間に設けられたフォーマット変換手段１８として
の、例えばシグナルコントロールに送られ、フォーマッ
ト変換された後に中央制御装置に転送される。
【００１７】図１（ａ）に示した第１の発明において
は、シグナリング情報が各加入者インタフェースのメン
テナンス情報と多重され、例えば図８のＣＣ−ＳＰ６を
介して中央制御装置３に転送されるために、中央制御装
置３がＣＣ−ＳＰインタフェース６から受け取るデータ
量が多くなり、中央制御装置の処理量が多くなるが、図
１（ｂ）においては、図８の従来例と同様に、シグナリ
ング情報はＳＧＣを介して異なる経路から中央制御装置
に送られるために、中央制御装置の処理負担が軽減され
る。
は、シグナリング情報が各加入者インタフェースのメン
テナンス情報と多重され、例えば図８のＣＣ−ＳＰ６を
介して中央制御装置３に転送されるために、中央制御装
置３がＣＣ−ＳＰインタフェース６から受け取るデータ
量が多くなり、中央制御装置の処理量が多くなるが、図
１（ｂ）においては、図８の従来例と同様に、シグナリ
ング情報はＳＧＣを介して異なる経路から中央制御装置
に送られるために、中央制御装置の処理負担が軽減され
る。
【００１８】
【実施例】図２は第１の発明の実施例の構成ブロック図
である。同図を図８の従来例と比較すると、シグナリン
グ情報を抽出するためのＡＴＭアダプタ（ＡＤＰ）と、
抽出されたシグナリング情報のフォーマットを交換機の
中央制御装置（ＣＣ）２５用のインタフェースに変換す
るシグナルコントロール（ＳＧＣ）とが各加入者線に対
して設けられている加入者インタフェース２１ａ，・・
・・・，２１ｎの内部にそれぞれ設けられ、ＡＤＰ＋Ｓ
ＧＣ２２ａ，・・・・・，２２ｎによって抽出され、フ
ォーマット変換されたシグナリング情報は、後述するよ
うに加入者インタフェースのメンテナンス情報と多重さ
れ、セントラルコントロール−スピーチインタフェース
２４を介して中央制御装置（ＣＣ）２５に送られる。シ
グナリング情報が抽出されたセルは、加入者インタフェ
ース２１ａ，・・・・・・，２１ｎからスイッチ２３に
入力される。
である。同図を図８の従来例と比較すると、シグナリン
グ情報を抽出するためのＡＴＭアダプタ（ＡＤＰ）と、
抽出されたシグナリング情報のフォーマットを交換機の
中央制御装置（ＣＣ）２５用のインタフェースに変換す
るシグナルコントロール（ＳＧＣ）とが各加入者線に対
して設けられている加入者インタフェース２１ａ，・・
・・・，２１ｎの内部にそれぞれ設けられ、ＡＤＰ＋Ｓ
ＧＣ２２ａ，・・・・・，２２ｎによって抽出され、フ
ォーマット変換されたシグナリング情報は、後述するよ
うに加入者インタフェースのメンテナンス情報と多重さ
れ、セントラルコントロール−スピーチインタフェース
２４を介して中央制御装置（ＣＣ）２５に送られる。シ
グナリング情報が抽出されたセルは、加入者インタフェ
ース２１ａ，・・・・・・，２１ｎからスイッチ２３に
入力される。
【００１９】図３は、図２において各加入者インタフェ
ース２１ａ，・・・・・，２１ｎからＣＣ−ＳＰインタ
フェース２４を介してＣＣ２５に送られる加入者インタ
フェースのメンテナンスデータ送信信号の実施例であ
る。同図において、メンテナンスデータを送るための１
フレームのフレーム長は例えば4msecとされるが、この
周期はメンテナンスデータを格納してもなお余りの領域
があるような長さであり、空き領域にＡＴＭアダプタに
よって抽出されたシグナリングデータを入れることによ
って、図８の従来例における各加入者インタフェース２
ａ，・・・・・，２ｎからＣＣ−ＳＰインタフェース６
への信号線をそのまま活用して、シグナリング情報を送
ることが可能となる。
ース２１ａ，・・・・・，２１ｎからＣＣ−ＳＰインタ
フェース２４を介してＣＣ２５に送られる加入者インタ
フェースのメンテナンスデータ送信信号の実施例であ
る。同図において、メンテナンスデータを送るための１
フレームのフレーム長は例えば4msecとされるが、この
周期はメンテナンスデータを格納してもなお余りの領域
があるような長さであり、空き領域にＡＴＭアダプタに
よって抽出されたシグナリングデータを入れることによ
って、図８の従来例における各加入者インタフェース２
ａ，・・・・・，２ｎからＣＣ−ＳＰインタフェース６
への信号線をそのまま活用して、シグナリング情報を送
ることが可能となる。
【００２０】
【００２１】
【００２２】図４は、図２における各加入者インタフェ
ース２１ａ，・・・・・，２１ｎの詳細構成ブロック図
である。同図において、加入者インタフェース２１は加
入者端末との間の回線、スイッチ部２３との間の回線、
およびインタフェース自体のハードウェアの状態を示す
メンテナンス情報３１を持っており、また入力ＡＴＭセ
ルからシグナリング情報を抽出するためのＡＴＭアダプ
タ３２、抽出されたシグナリング情報のフォーマット変
換を行うシグナルコントロール（ＳＧＣ）３３、メンテ
ナンス情報３１を一時格納するメモリ３４、フォーマッ
ト変換されたシグナリング情報を一時格納するためのメ
モリ３５、メモリ３４、３５の格納内容を切り替えて出
力するためのセレクタ３６、および図３に示したメンテ
ナンスデータとシグナリングデータとの多重化信号を作
るためのコントローラ３７から構成されている。なお図
４において、加入者インタフェース２１内で本発明と直
接関係のない部分、例えばＶＰＩやＶＣＩの付け替えを
行う部分等は省略されている。
ース２１ａ，・・・・・，２１ｎの詳細構成ブロック図
である。同図において、加入者インタフェース２１は加
入者端末との間の回線、スイッチ部２３との間の回線、
およびインタフェース自体のハードウェアの状態を示す
メンテナンス情報３１を持っており、また入力ＡＴＭセ
ルからシグナリング情報を抽出するためのＡＴＭアダプ
タ３２、抽出されたシグナリング情報のフォーマット変
換を行うシグナルコントロール（ＳＧＣ）３３、メンテ
ナンス情報３１を一時格納するメモリ３４、フォーマッ
ト変換されたシグナリング情報を一時格納するためのメ
モリ３５、メモリ３４、３５の格納内容を切り替えて出
力するためのセレクタ３６、および図３に示したメンテ
ナンスデータとシグナリングデータとの多重化信号を作
るためのコントローラ３７から構成されている。なお図
４において、加入者インタフェース２１内で本発明と直
接関係のない部分、例えばＶＰＩやＶＣＩの付け替えを
行う部分等は省略されている。
【００２３】図５は、図２におけるセントラルコントロ
ール−スピーチパスインタフェース２４の詳細構成ブロ
ック図である。同図において、ＣＣ−ＳＰインタフェー
ス２４は、スイッチ部２３からのメンテナンス情報を一
時格納するためのエラスティックメモリ４０、各加入者
インタフェース２１ａ，・・・，２１ｎからのメンテナ
ンスデータとシグナリングデータとの多重化情報を一時
格納するためのエラスティックメモリ４１、２つのエラ
スティックメモリ４０，４１の出力を切り替えるための
セレクタ４２、中央制御装置２５からのデータ転送要求
に応じてセレクタ４２から多重化信号を出力させるため
のコントローラ４３から構成されている。これにより、
スイッチ部２３から転送されるメンテナンスデータ、お
よび各加入者インタフェースから転送されるメンテナン
スデータとシグナリングデータとの多重化信号は中央制
御装置２５側のビットレートに合わせて多重されて伝送
されることになる。
ール−スピーチパスインタフェース２４の詳細構成ブロ
ック図である。同図において、ＣＣ−ＳＰインタフェー
ス２４は、スイッチ部２３からのメンテナンス情報を一
時格納するためのエラスティックメモリ４０、各加入者
インタフェース２１ａ，・・・，２１ｎからのメンテナ
ンスデータとシグナリングデータとの多重化情報を一時
格納するためのエラスティックメモリ４１、２つのエラ
スティックメモリ４０，４１の出力を切り替えるための
セレクタ４２、中央制御装置２５からのデータ転送要求
に応じてセレクタ４２から多重化信号を出力させるため
のコントローラ４３から構成されている。これにより、
スイッチ部２３から転送されるメンテナンスデータ、お
よび各加入者インタフェースから転送されるメンテナン
スデータとシグナリングデータとの多重化信号は中央制
御装置２５側のビットレートに合わせて多重されて伝送
されることになる。
【００２４】図６は第２の発明の実施例の構成ブロック
図である。同図を第１の発明の実施例を示す図２と比較
すると、各加入者インタフェース４４ａ，・・・，４４
ｎの内部にはＡＴＭアダプタ４５ａ，・・・，４５ｎの
みが設けられ、シグナリング情報のフォーマット変換を
行うシグナルコントロール４７は、図８の従来例におけ
ると同様に、各加入者インタフェースの外部に設けられ
る。そして各加入者インタフェース内部のＡＴＭアダプ
タ４５ａ，・・・，４５ｎによって抽出されたシグナリ
ング情報は、図３におけると同様に、加入者インタフェ
ースのメンテナンスデータと多重され、シグナルコント
ロール４７を介して中央制御装置４８に送られる。
図である。同図を第１の発明の実施例を示す図２と比較
すると、各加入者インタフェース４４ａ，・・・，４４
ｎの内部にはＡＴＭアダプタ４５ａ，・・・，４５ｎの
みが設けられ、シグナリング情報のフォーマット変換を
行うシグナルコントロール４７は、図８の従来例におけ
ると同様に、各加入者インタフェースの外部に設けられ
る。そして各加入者インタフェース内部のＡＴＭアダプ
タ４５ａ，・・・，４５ｎによって抽出されたシグナリ
ング情報は、図３におけると同様に、加入者インタフェ
ースのメンテナンスデータと多重され、シグナルコント
ロール４７を介して中央制御装置４８に送られる。
【００２５】図２に実施例を示した第１の発明において
は、各加入者インタフェースからのメンテナンス情報と
シグナリング情報との多重化信号、スイッチ部２３から
のメンテナンス情報が、全てＣＣ−ＳＰインタフェース
２４を介して中央制御装置２５に送られる。ＣＣ−ＳＰ
インタフェース２４とＣＣ２５との間には、更に例えば
スイッチ部２３のスイッチングのための制御信号等も伝
送されるために、この間での信号量の増大のために、Ｃ
Ｃ２５による処理が困難になるという問題点がある。こ
れに対して、図６においては加入者インタフェース４４
ａ，・・，４４ｎからのインタフェースのメンテナンス
情報とシグナリング情報との多重化信号は、ＳＧＣ４７
を経由する異なる経路によってＣＣ４８に送られるため
に、この問題点は解決される。
は、各加入者インタフェースからのメンテナンス情報と
シグナリング情報との多重化信号、スイッチ部２３から
のメンテナンス情報が、全てＣＣ−ＳＰインタフェース
２４を介して中央制御装置２５に送られる。ＣＣ−ＳＰ
インタフェース２４とＣＣ２５との間には、更に例えば
スイッチ部２３のスイッチングのための制御信号等も伝
送されるために、この間での信号量の増大のために、Ｃ
Ｃ２５による処理が困難になるという問題点がある。こ
れに対して、図６においては加入者インタフェース４４
ａ，・・，４４ｎからのインタフェースのメンテナンス
情報とシグナリング情報との多重化信号は、ＳＧＣ４７
を経由する異なる経路によってＣＣ４８に送られるため
に、この問題点は解決される。
【００２６】図７は図６の第２の発明の実施例の詳細構
成ブロック図である。同図においては、簡単のために加
入者インタフェース４４は１個のみが示されている。加
入者インタフェース４４内にはメンテナンス情報５１が
保持されており、このメンテナンス情報とＡＴＭアダプ
タ４５によって抽出されたシグナリング情報とが、図４
におけると同様にコントローラ５２の制御によってセレ
クタ５３によって多重され、多重化信号はＳＧＣ４７に
送られる。ＳＧＣ４７は、フォーマット変換を行うフォ
ーマット変換部５４、およびフォーマット変換後の多重
化信号を一時格納し、ＣＣ４８側との間で実質的にビッ
トレートの変換を行うためのエラスティックメモリ５５
から構成されている。またスイッチ部４６にはメンテナ
ンス情報５６が保持されており、このメンテナンス情報
はＣＣ−ＳＰインタフェース４９内のエラスティックメ
モリ５７に一時格納され、ビットレート変換が行われて
ＣＣ４８に出力される。
成ブロック図である。同図においては、簡単のために加
入者インタフェース４４は１個のみが示されている。加
入者インタフェース４４内にはメンテナンス情報５１が
保持されており、このメンテナンス情報とＡＴＭアダプ
タ４５によって抽出されたシグナリング情報とが、図４
におけると同様にコントローラ５２の制御によってセレ
クタ５３によって多重され、多重化信号はＳＧＣ４７に
送られる。ＳＧＣ４７は、フォーマット変換を行うフォ
ーマット変換部５４、およびフォーマット変換後の多重
化信号を一時格納し、ＣＣ４８側との間で実質的にビッ
トレートの変換を行うためのエラスティックメモリ５５
から構成されている。またスイッチ部４６にはメンテナ
ンス情報５６が保持されており、このメンテナンス情報
はＣＣ−ＳＰインタフェース４９内のエラスティックメ
モリ５７に一時格納され、ビットレート変換が行われて
ＣＣ４８に出力される。
【００２７】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、シグナリング情報を抽出するためのＡＴＭアダプ
タが各加入者線に対応して設けられるために、１つのＡ
ＴＭアダプタが故障してもシステム全体のダウンを防止
することができる。また、第１の発明においては、シグ
ナリング情報もセントラルコントロール−スピーチパス
インタフェースを介して伝送されるために、中央制御装
置へのケーブルを減らすことができ、また第２の発明に
おいては、このインタフェースから中央制御装置への転
送データ量が減少するために、中央制御装置の処理負担
を軽減することが可能となる。
れば、シグナリング情報を抽出するためのＡＴＭアダプ
タが各加入者線に対応して設けられるために、１つのＡ
ＴＭアダプタが故障してもシステム全体のダウンを防止
することができる。また、第１の発明においては、シグ
ナリング情報もセントラルコントロール−スピーチパス
インタフェースを介して伝送されるために、中央制御装
置へのケーブルを減らすことができ、また第２の発明に
おいては、このインタフェースから中央制御装置への転
送データ量が減少するために、中央制御装置の処理負担
を軽減することが可能となる。
【図１】本発明の原理ブロック図である。
【図２】第１の発明の実施例の構成を示すブロック図で
ある。
ある。
【図３】各加入者インタフェースからのメンテナンスデ
ータ送信信号の実施例を示す図である。
ータ送信信号の実施例を示す図である。
【図４】図２における加入者インタフェースの詳細構成
を示すブロック図である。
を示すブロック図である。
【図５】図２におけるセントラルコントロール−スピー
チパスインタフェースの詳細構成を示すブロック図であ
る。
チパスインタフェースの詳細構成を示すブロック図であ
る。
【図６】第２の発明の実施例の構成を示すブロック図で
ある。
ある。
【図７】図６の実施例の詳細構成を示すブロック図であ
る。
る。
【図８】ＡＴＭ交換機におけるシグナリング処理方式の
従来例の構成を示すブロック図である。
従来例の構成を示すブロック図である。
１０，２３，４６ スイッチ部 １１，１６，２１，４４ 加入者インタフェース １２，１７ シグナリング情報抽出手段 １３，１８ フォーマット変換手段 ２２ ＡＴＭアダプタ＋シグナルコントロ
ール ２４，４９ セントラルコントロール−スピーチ
パスインタフェース ２５，４８ 中央制御装置（ＣＣ） ４５ ＡＴＭアダプタ ４７ シグナルコントロール（ＳＧＣ）
ール ２４，４９ セントラルコントロール−スピーチ
パスインタフェース ２５，４８ 中央制御装置（ＣＣ） ４５ ＡＴＭアダプタ ４７ シグナルコントロール（ＳＧＣ）
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平２−140037（ＪＰ，Ａ) 特開 平３−106247（ＪＰ，Ａ) 特開 平４−100349（ＪＰ，Ａ) 特開 平１−218253（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) H04L 12/56 H04L 12/28
Claims (2)
- 【請求項１】 加入者から入力される非同期転送モード
（ＡＴＭ）セルを交換機のスイッチ部に入力させる１つ
以上の加入者インタフェースを備えたＡＴＭ交換システ
ムにおいて、 該加入者インタフェース内に、 入力ＡＴＭセルに格納されているシグナリング情報を抽
出するシグナリング情報抽出手段と、 該シグナリング情報のフォーマットを前記交換機の中央
制御装置用のフォーマットに変換するフォーマット変換
手段を備え、 前記加入者インタフェースから、前記中央制御装置と、
該加入者インタフェースおよびスイッチ部との間のイン
タフェースとしてのセントラルコントロール−スピーチ
パスインタフェースを介して、該加入者インタフェース
のメンテナンスデータと前記フォーマット変換後のシグ
ナリング情報とを多重して、前記中央制御装置に送る こ
とを特徴とするＡＴＭ交換機におけるシグナリング処理
方式。 - 【請求項２】 前記セントラルコントロール−スピーチ
パスインタフェースが、前記加入者インタフェースから
送られるフォーマット変換後のシグナリング情報とメン
テナンスデータとの多重化情報を格納する第１のエラス
ティックメモリと、 前記スイッチ部から送られるメンテナンスデータを格納
する第２のエラスティックメモリと、 該第１、第２のエラスティックメモリの出力を、前記中
央制御装置側におけるデータ転送速度に合わせて多重す
るセレクタおよびコントローラとを備えた ことを特徴と
する請求項１記載のＡＴＭ交換機におけるシグナリング
処理方式。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20604091A JP3073274B2 (ja) | 1991-08-16 | 1991-08-16 | Ａｔｍ交換機におけるシグナリング処理方式 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20604091A JP3073274B2 (ja) | 1991-08-16 | 1991-08-16 | Ａｔｍ交換機におけるシグナリング処理方式 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0548639A JPH0548639A (ja) | 1993-02-26 |
| JP3073274B2 true JP3073274B2 (ja) | 2000-08-07 |
Family
ID=16516901
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20604091A Expired - Lifetime JP3073274B2 (ja) | 1991-08-16 | 1991-08-16 | Ａｔｍ交換機におけるシグナリング処理方式 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3073274B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH08167907A (ja) * | 1994-12-15 | 1996-06-25 | Nec Corp | Ａｔｍセル交換装置 |
| JP3014080B2 (ja) * | 1994-12-28 | 2000-02-28 | 三菱電機株式会社 | 交換機アダプタ及び汎用計算機 |
| JPH10262066A (ja) | 1997-03-19 | 1998-09-29 | Fujitsu Ltd | コネクション確立方式 |
-
1991
- 1991-08-16 JP JP20604091A patent/JP3073274B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0548639A (ja) | 1993-02-26 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
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