JP3073173B2 - 誘導加熱式炊飯器 - Google Patents
誘導加熱式炊飯器Info
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- JP3073173B2 JP3073173B2 JP09086847A JP8684797A JP3073173B2 JP 3073173 B2 JP3073173 B2 JP 3073173B2 JP 09086847 A JP09086847 A JP 09086847A JP 8684797 A JP8684797 A JP 8684797A JP 3073173 B2 JP3073173 B2 JP 3073173B2
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- Japan
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- induction heating
- ferrite
- rice cooker
- container body
- induction
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Description
器、特に、内鍋の底面中央部を適切に加熱することがで
きる構造を備えた誘導加熱式炊飯器に関するものであ
る。
内に保護枠を設け、この保護枠の内方に内鍋を配設し、
底面に内鍋を誘導加熱するための誘導加熱コイルを設け
るようにしている。そして、前記保護枠は取付状態を安
定させるため、容器本体の底側から、外周側の複数箇所
と、中心部とでねじ止め固定するようにしている。
を容器本体の中心部でねじ止めする場合、誘導加熱によ
り、このねじ止めに利用するねじ自身が加熱されること
がある。このため、他の部分のねじに比べて寸法の短い
ものを使用することにより発熱を抑制する必要がある。
このように、長さの異なるねじを使用する場合、管理が
面倒で、組立時に誤って使用される恐れもあり、作業性
の悪化をもたらすという問題がある。
は、内鍋の底面中央部での加熱を十分に行う必要がある
が、環状に巻回した誘導加熱コイルではその加熱が不十
分になりやすいという問題がある。特に、底面が球状の
内鍋では、加熱時の対流の影響で、この問題が顕著とな
るため、その改善が望まれている。
止めする構造を採用しても、このねじが異常加熱される
ことのない誘導加熱式炊飯器を提供することを第1の課
題とする。
行うことのできる誘導加熱式炊飯器を提供することを第
2の課題とする。
を達成するため、本発明では、容器本体内に設けた保護
枠の内方に内鍋を取出可能に収容し、保護枠の底面に前
記内鍋を誘導加熱する誘導加熱コイルを配設した誘導加
熱式炊飯器において、前記保護枠を容器本体の略中央部
に固定するねじの周囲にリング状のフェライトを配設し
たものである。
することにより発生した磁束は、中央部のねじには至ら
ず、透磁率の高いフェライトに集中するので、中央部の
ねじが異常加熱されることがない。
発明では、容器本体内に設けた保護枠の内方に内鍋を取
出可能に収容し、保護枠の外方に前記内鍋を誘導加熱す
る誘導加熱コイルを配設した誘導加熱式炊飯器におい
て、前記誘導加熱コイルの内周側にフェライトを配設
し、該フェライトの外周にコイルを巻回したものであ
る。
することにより磁界が発生すると、フェライトに巻回し
たコイルに誘導起電力が発生することにより、その周囲
に磁界が発生する。これにより、内鍋の底面中央部で磁
束密度が増大し、該底面中央部を十分に加熱することが
できる。
は、前記フェライトを、前記保護枠の上方側に配設し、
被覆部材によって覆うように構成してもよい。
器では、前記フェライトを、容器本体と保護枠との間に
保持するのが好ましい。この場合、容器本体又は保護枠
のいずれか一方又は両方に延設部を形成し、容器本体に
保護枠を取り付けた際、延設部がフェライトに当接する
ようにすれば、簡単にフェライトを保持することができ
る。
図面に従って説明する。
断面図である。この誘導加熱式炊飯器は、大略、容器本
体1、その内部に設けられる保護枠2、その内部に取出
可能に収容される内鍋3、容器本体1の上方を覆う蓋体
4で構成される。
口部に底体6を一体化したものである。底体6の上面中
央部には、図2に示すように、環状突出部7が形成さ
れ、その中心にはねじ孔8が穿設されている。ねじ孔8
の周囲から環状突出部7の内面に向かって4箇所等分で
放射状に延びるリブ9が形成されている。
ねじ止め部10が突設され、その外周には所定間隔で環
状突部11が形成されている。図3に示すように、ねじ
止め部10と環状突部11の間には、リング状フェライ
ト12が配設され、前記容器本体1のリブ9によって保
持されている。また、保護枠2の外周側には、図1に示
すように、センサ孔13とガイド筒部14からなるセン
サ取付部15が形成されている。サイドセンサ16は、
ガイド筒部14にガイドされた状態で、先端部分がセン
サ孔13から突出し、下記する内鍋3の側面に当接する
ようになっている。さらに、保護枠2の底面には、前記
環状突部11の外周側に誘導加熱コイル17が内外周2
箇所でそれぞれ連続的に巻回されている。誘導加熱コイ
ル17は、棒状フェライト18を保持するフェライト保
持部19を保護枠2にねじ止めすることにより位置決め
されている。
らねじ20を保護枠2のねじ止め部10に螺合すること
により固定される。ねじ20の位置は、保護枠2の外周
側複数箇所と中心部である。外周のねじ(図示せず)
は、保護枠2から延びる突出部(図示せず)に螺合され
ている。中心部のねじ20は、前記ねじ孔8を介してね
じ止め部10に螺合されている。使用するねじの長さは
全て同一である。また、保護枠2の上方開口部と容器本
体1の上方開口部との間には、内胴21が配設されてい
る。
にして組み立てる。
で、予め内外周2箇所に連続巻回した誘導加熱コイル1
7を配設する。そして、この誘導加熱コイル17を、棒
状フェライト18を保持したフェライト保持部19を保
護枠2の底面にねじ止めすることにより固定する。続い
て、外胴5に内胴21及び前記保護枠2を取り付ける。
外胴5は、上下逆にし、その内方に内胴21、次いで保
護枠2を配設する。この段階では、内胴21及び保護枠
2は、外胴5の上方開口内縁に順次載置されただけの状
態である。次に、保護枠2のセンサ取付部15にサイド
センサ16を装着し、ねじ止め部10と環状突部11の
間にリング状フェライト12を配設する。最後に、外胴
5の開口部に底体6を嵌合し、底体6の底面側から外周
4箇所で保護枠2を挟んで底体6と外胴をねじ止めす
る。このとき、保護枠2は、外周側のみならず、中心部
でもねじ止めされるため、変形が防止される。また、底
体6に形成したリブ9によってリング状フェライト12
が保護枠2との間に保持される。
する。
と、その周囲に磁界が発生する。このとき、保護枠2の
中央部に配設されているリング状フェライト12によ
り、保護枠2の中央部に磁束が引き寄せられ、中央部の
磁束が強くなり、内鍋3の底面中央部も比較的強く誘導
加熱することができる。また、フェライト部に磁束が集
中するため、ねじ20は逆に加熱されにくくなる。この
結果、誘導加熱式炊飯器では、ねじ20を加熱すること
なく、不足しがちである内鍋3の底面中央部での加熱を
効果的に行うことができ、好ましい炊飯状態を得ること
が可能である。
に構成してもよい。
4(a)及び(b)に示すように、上面又は下面を段付
き形状とし、この段部22にコイル23を巻回したり、
図4(c)に示すように、両端部に鍔部24を形成して
両鍔部24間にコイル23を巻回するようにしてもよ
い。この場合、コイル23の両端部を溶接等で連結して
おく。これにより、誘導加熱コイル17に通電して磁界
が発生すると、前記コイル23にも逆起電力による誘導
電流が流れ、磁界が発生する結果、内鍋3の底面中央部
をより強く誘導加熱できる。
5に示すように、保護枠2の底部上面側に配設するよう
にしてもよい。すなわち、保護枠2の底部上面に凹部2
5を形成し、この凹部25にリング状フェライト12を
収容して蓋部26で閉塞する。この場合、リング状フェ
ライト12には、前述のように、コイル23を巻回して
おくのが好ましい。また、蓋部26を透明とすることに
より、ユーザーにフェライト12の存在を視覚的に訴え
るようにすることもできる。
鍋3を使用するようにしたが、底面が球状の丸鍋を使用
するようにしてもよい。丸鍋では、内容物の対流が外周
の回りで起こりやすいが、前述のようなリング状フェラ
イト12を設けることにより中心部から外周側に向かう
対流を起こさせることができ、良好な炊飯状態を得るこ
とが可能である。
に係る誘導加熱式炊飯器によれば、誘導加熱コイルの内
周にフェライトを配設するようにしたので、内鍋の底面
中央部に磁束を集中させることができ、好ましい炊飯状
態を得ることが可能となる。
めしても、このねじが誘導加熱されにくくなり、寸法の
長いねじを使用することができるので、保護枠の取付状
態を安定させることができる。
回したので、さらに内鍋の底面中央部を集中的に加熱す
ることができ、より一層好ましい炊飯状態を得ることが
可能となる。
護枠との間に保持したので、フェライトの取付状態を安
定させることができる。
面図である。
る。
面図である。
である。
Claims (4)
- 【請求項1】 容器本体内に設けた保護枠内に内鍋を取
出可能に収容し、保護枠の底面に前記内鍋を誘導加熱す
る誘導加熱コイルを配設した誘導加熱式炊飯器におい
て、 前記保護枠を容器本体の略中央部に固定するねじの周囲
にリング状のフェライトを配設したことを特徴とする誘
導加熱式炊飯器。 - 【請求項2】 容器本体内に設けた保護枠内に内鍋を取
出可能に収容し、保護枠の底面に前記内鍋を誘導加熱す
る誘導加熱コイルを配設した誘導加熱式炊飯器におい
て、 前記誘導加熱コイルの内周側にフェライトを配設し、該
フェライトの外周にコイルを巻回したことを特徴とする
誘導加熱式炊飯器。 - 【請求項3】 前記フェライトを、前記保護枠の上方側
に配設し、被覆部材によって覆ったことを特徴とする請
求項1又は2に記載の誘導加熱式炊飯器。 - 【請求項4】 前記フェライトを、容器本体と保護枠と
の間に保持したことを特徴とする請求項1又は2に記載
の誘導加熱式炊飯器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09086847A JP3073173B2 (ja) | 1997-04-04 | 1997-04-04 | 誘導加熱式炊飯器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09086847A JP3073173B2 (ja) | 1997-04-04 | 1997-04-04 | 誘導加熱式炊飯器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10276898A JPH10276898A (ja) | 1998-10-20 |
JP3073173B2 true JP3073173B2 (ja) | 2000-08-07 |
Family
ID=13898216
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP09086847A Expired - Lifetime JP3073173B2 (ja) | 1997-04-04 | 1997-04-04 | 誘導加熱式炊飯器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3073173B2 (ja) |
-
1997
- 1997-04-04 JP JP09086847A patent/JP3073173B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10276898A (ja) | 1998-10-20 |
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